「好きだけど無理…!」22歳女性がドン引きした彼氏の「NG習慣」
「シュートだ、美里さん!」
ルイくんのパスをもらって見事シュート! 満面の笑みでハイタッチして、この日から考えるのはルイくんのことばかり。恋しちゃったモード突入だ。
3か月後、美里のアタックの甲斐あって、交際スタート。でも、気がついた。ルイくんの爪、いつもちょっと長くて汚い。
8度目のデートの夜、ルイくんの部屋。爪のことは気になったけど、やっぱ掃除とか苦手なんだ。床もソファも薄汚れてるぞ。
そういえば、スマホも拭いてないのか、油っぽい色してる。もしかして不衛生系男子か。
そんなことを考えながらも軽いチューしたりして次第にいいムードに。
「ねえ、みーちゃん」
ルイくんが手を伸ばし、美里の首筋に触れてきた。でも、美里はキュっと体をこわばらせてしまう。
「…っ。ごめんね、ルイくん」
「どうしたのなんか嫌なこと、したかな?」と、ルイくんはしょんぼり顔。
(ルイくん、長い爪を気にしないってことは、しばらく女の子とはご無沙汰なのかな)
言えない。
爪の長さを気にする、めんどくさい女だって思われたくない。でも、視線の先が指だって気づかれてる。苦し紛れに尋ねた。
「ね、ねぇルイくんってネイルとかするの?」