「もう別れるしかないか…」彼氏がドン引きした「彼女の理解しがたいNG行動」
体調不良って、もしかしたら風邪じゃなくて生理とかか。
「生理、重いとか?」
「ううん、そうじゃなくて」
小声でうつむく様子も、普段と雰囲気が違ってなんか可愛い。体調が悪いと知りながら、思わずパジャマのズボンに手を入れてしまう。
「タツくん…」
龍の手首を、ぎゅっと握って止めようとする真琴。けれど、その力は本気とは思えない。本当は真琴もしたいんじゃないか?
そう思ったら止まらなくて、手を進めてしまった。
龍は「体調悪いのにゴメン」と反省したけど、真琴はまんざらでもない。こんなふうに求められて大満足。
か弱いアピール、効果抜群じゃん!と。
余命系映画のヒロインになりきる味をしめた真琴は、次々に嘘を重ねていく。
「微熱があって今日は一日寝てた…」「帰り道、クラっと倒れかけて」
しかーし!それらは嘘だと即バレしていたのだ。
龍は、真琴のSNSアカを知っていて真琴が楽しそうに渋谷や恵比寿で遊ぶ姿をしっかりチェックしていたからだ。真琴は遊び一番なので、バイトも仮病で休みがちになり、バ先にも迷惑かけまくり。
龍は考える。なぜ、こんな嘘をつくのか。虚言癖オンナってやつ?嘘一色のオンナは信用できないよな。