恋愛情報『「“一見まともに見られる既婚女性”にしがみつくしかない」雨宮まみの“穴の底でお待ちしています” 第24回』

「“一見まともに見られる既婚女性”にしがみつくしかない」雨宮まみの“穴の底でお待ちしています” 第24回

普通の幸せのようなものが手に入ったんだと勘違いしていました。
しかし、どんどん寒々とした現実が姿を現しました。

最初から感じてはいたものの、自分の家族含め夫の両親、親戚側からの私に対する白い目。元々の知り合いだとか長く交際してきた訳でもなく、付き合ってすぐ30代後半という年齢で出来婚、というのは印象が良くないのは当然ですが、私の地位はまるで無いかのような扱いです。また、仲良くなれたと思っていた年下ママ友に陰で馬鹿にされていた事も知りました。

でもここまでなら仕方がないと思えた気がします。問題は肝心のパートナーである夫。最初は子供という存在に慣れないのだと思っていましたが、違いました。
自分の子供にびっくりするほど興味が無い。そして私にも甘い愛情どころか関心も無くなったようです。

せめて、昔ながらの男性感覚で育児不参加なのだと思いたかったのですが、私や子供がひどい高熱を出しても、ただ面倒くさそうで、体の心配すらしないのです。譲歩して「~だけはして欲しい」といったようにお願いしても、一時変わるだけで意識の変化はほぼ無く、暖簾に腕押し。まるで、彼にとって私は出来の悪い家政婦であるかのような反応をされました。

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