好きな人が心を開いてくれる!『けもなれ』が行き着くべき会話の心理学
本音を置いてきぼりにしてしまう「頭でっかちなオトナ」は、今の時代、男女ともに多いのではないでしょうか。
今回はそんなオトナに送る、心を開いてもらうための会話のあり方を紹介します。
■私たちは何を恐れているのか
恋愛においてありのままの自分を見せられないのは、「恐い」から。では、いったい何を恐れているのでしょうか。
自分という人間が持つ「性格」や「特性」を、必ずしも相手が正しく認識してくれるとは限らないもの。
相手の中にある「自分の姿」と、己が認識している「自分」。ここに大きな差異があると、その人は「本当の自分をわかってもらえない」と落ち込み、心の距離を感じて傷ついてしまいます。
好きな人には「本来の性格」を正しく知ってもらいたいし、「本来の自分」を愛してもらいたいからです。
傷つくことは誰しもが恐いし、繊細な人は特にそうでしょう。だから、曖昧にしか自分を見せようとしなくなります。
相手が自分を理解しないのは「愛情が薄い」からではなく、「伝え下手」のせいだと思いたいから。深く関わることに対して、自らシャットアウトしてしまうんですね。
■受け入れてもらいたい私たち
世の中には、このように自分を理解されないまま傷つくのを恐がるあまり、獣になれない人が多くいます。