あきらめるのは女を捨てる第一歩…国際線CAに学ぶ美人力【辛酸なめ子の妄想レッスン】
声は聞き取れなかったので推測ですが、ひとりのCAが、紅茶が足りなくなったから補充させてほしいと頼むと、相手のCAは険しい顔で怒っているようでした。ちょっとした作業の合間にも、CA同士のマウンティング合戦が繰り広げられているのでしょうか。女王キャラが集まっていて大変そうです。
日本のCAは連携プレイが上手?
反対に日本のCAさんは調和を大切にしていました。「すみません、ちょっと離れます」「お砂糖ミルクお願いします」などと丁寧にやりとりしていました。
髪はスプレーで固めたおだんごヘアで一本も乱れていません。顔色を明るく見せる赤いリップが基本のようでした。
お客さんに対する気遣いにあふれていて、夜遅くなると声ではなくジェスチャーなどで注意喚起していました。
例えば、シートベルトを締めてほしいと言いたいときは、無言でシートベルトの模型を持って席を回ったり……。
朝から完璧な美貌に、完敗…
CAさんの本領が発揮されたのは夜明けでした。消灯し深夜の数時間はおそらくCAさんも秘密の小部屋で休まれていたのだと思います。明け方になってまた登場したCAさんは、朝から完璧で畏れ入りました。
自分を含め機内泊の女性客は、一様に化粧は落ちかけ、顔はむくみ、半分女を捨てたみたいな様相を呈しているのに……。