6/29「星の王子さまの日」に“愛”を考える!なぜ人は好きなのに傷つけ合うの?
6月29日は「星の王子さまの日」。『星の王子さま』の著者アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの誕生日です。
彼はいくつもの名言を残していますが、その中でもよく知られているのは「愛、それはただ互いに見つめ合うことではなく、ふたりが同じ方向を見つめることである」。なんとも深いですよね…。
今回は『星の王子さま』のストーリーを振り返りつつ、「愛すること」について今一度、考えてみたいと思います。
■バラのモデルは作者の妻
まずは『星の王子さま』のお話を少し。
王子さまは自分の星に咲いた一輪のバラを大切に育てているのですが、このバラはわがままでプライドが高く女王さま気質。王子さまは愛想を尽かし、バラを残して違う星へと旅立ちます。
その後、さまざまな星を巡り、本当に大切で愛しているのは「あのバラだけ」だと気づいた王子さまは、自分の星に帰ろうと決心し…。
実は、このバラのモデルだと言われているのが、著者の妻コンスエロ。彼女は自由奔放でとってもわがまま。そして喘息持ち。物語の中のバラもよく咳をしているのです。
一方、妻から見たら夫は自己中で浮気者。ふたりの結婚生活は仲違いと仲直りの連続で、激しいケンカを繰り返していたと言います。