彼氏がいるのになんとなく淋しい…その感情の正体は?【ひとみしょうの男子学入門】
どう重症かと言えば、常に心の中で過去と対話をしているという意味において重症です。
そういう人は、今、目の前にいる彼を見ているようで、じつは見ていないんですね。自分にとって「消したい過去」に心がつながれてしまっていて、それと常に対話しているのです。
だから「なぜか漠然と」淋しいんですね。過去とはすなわち記憶で、人の記憶なんてあいまいなもの(思い違いを多分に含んでいるもの)です。そういうあいまいなものと対話をする、つまり実態のないものと対話していたら、そりゃあ「なぜか」「漠然と」としか言い表しようのない淋しさに心を支配されますよね。
ということは、そのような人は、今この瞬間を感じることができれば、救われる可能性があります。要は、心を過去のある1点から解放してあげるといいのです。
今この瞬間とは、常に変化しているから言語化できない瞬間、結局のところ感じるしかない時制なので、とにかく五感を使ってなにかを感じることに意識的になるとわりと救われやすいでしょう。たとえば、花鳥風月を愛でる、でもいいんです。
■淋しさの正体を説いた「ある人」とは?
ネットの恋愛コラム業界では、女性の読者は自分が知らないものに拒否反応を起こす、と、言われています。