籍を入れないことで絆が弱まる?「事実婚」のメリデメとは
漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」
このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!
■第71回アクマの辞典ザ行
【ジ】
➤「事実婚」(じじつこん)
…免許類、口座名義を変えるため平日1日潰さなくても良いだけでもでかい
今回のテーマは「事実婚」である。
家族の在り方も多様化してきた、と言ってもわが国では未だに、夫婦別姓や同性婚は認められていない。
夫婦別姓を求める側が具体的な理由を述べる一方で、反対派が夫婦やその子どもが別の名字を名乗ることで家族の絆が弱まる、とお気持ちの問題を表明してしまったせいで「絆」のイメージがさらにダウンしてしまった。
夫婦別姓裁判の行く末も気になるところだが、それはそれとして絆さんはそろそろ訴訟のためのアップを始めたほうが良いと思う。
同性婚についても、同性愛者が同性と結婚できないのは不平等という訴えに対し「同性愛者も異性と結婚できるんだから平等」と返答したことがツイッターで話題になっているのを見かけた。
私程度の知能指数なら「もしかして、とんちがきいているのでは?」