もっと大変な状況にある方々がいるのはわかっているけど、休日に家族で買い物したり、公園でパパと遊んでいるよその子を見ると、うらやましくて仕方がありません。ないものねだりだってわかってるし、最近は諦めもつきました。ちゃんと働いてお金を持ち帰ってくれる、それだけで十分ありがたいや、って。」
気を紛らわす、我慢する、諦める…なんだか涙が出ちゃいそう。寂しさと向き合うためには、やっぱり仕方のないことなんでしょうか。
「ひとりの時間を楽しみましょう」「趣味や習い事などに熱中して」みたいな優等生的な答えは、SさんもYさんも、そして私たちも頭ではわかっているし、Aさんなんかもう達観に至っちゃったみたいな感じがします。でも何でしょう、この空虚感。
孤独って、そう悪いものじゃない…そんなふうに思えるようになるまでには、やっぱりそれなりの人生経験も必要になってくるんじゃないでしょうか。その境地に至るまで耐えるしかないのはわかっているけれど、やっぱりまだまだ「一人になるのが怖い」「寂しいのはイヤ」なんて、心のどこかで思っちゃうんですよね。
美輪明宏さんはかつて、テレビ番組『オーラの泉』の中で、
「孤独とは深く物事を考えるチャンス。