連載記事:リアル・モンスターワイフ、再び

夫はATMか精子バンクか? 子どもを溺愛しすぎてセックスレス…【リアル・モンスターワイフ、再び 第35回】



■「俺は精子バンクか?」夫の怒りがついに爆発!

夫はATMか精子バンクか? 子どもを溺愛しすぎてセックスレス…【リアル・モンスターワイフ、再び 第35回】

ⓒ buritora-stock.adobe.com


そんなある日。敬二が寝室に入ると、いつもは先にひとりで寝ている亜由美が、珍しく起きて待っていた。

「どうしたんだよ」

敬二がいぶかしげにたずねると、亜由美は言った。

「ねえ、はるくんももう4歳でしょ。私、もう1人、子どもが欲しいの」

そして久しぶりに、本当に久しぶりに、敬二に向かって笑顔を見せた。

この笑顔を、俺はずっと待っていた。待っていたはずなのに…。敬二は自分が奥歯をかみしめているのに気づいた。


「ねえ、なんとか言って…」

亜由美が言い終わる前に、敬二が怒鳴り声を上げた。

「ふざけるな!」

一瞬にして亜由美の顔から笑顔が消え失せ、目が一気につり上がる。

「シッ! ちょっとなんなのよ、はるくんが起きちゃう…」

亜由美の言葉をさえぎって、敬二は怒鳴り続けた。

「おまえは俺のことなんか、精子バンクかATMとしか思ってないんだよな。さんざん俺を無視しやがって、欲しいものがある時だけ愛想よく笑ってみせて…もう、うんざりなんだよ!」


ようやく授かったわが子を溺愛する亜由美さん。母親としては完璧ですが、妻としては…夫に我慢を強要し続け、ついに沸点まで追いつめてしまいました。

母親の役目は、確かに大仕事。けれども妻の「完全ママ化」は、夫婦関係の悪化を招いてしまいます。
あなたも「母親」としての役割しか見えなくなって、夫を無視して暴走するモンスターに変身してしまう危険性を抱えてはいませんか?

幸せな子どもは、幸せな家庭から。幸せな家庭は、幸せな夫婦から。

愛するわが子のためにも、夫婦仲をもっと大切にしましょう。その第一歩として、まずは、次回ご紹介する「夫は邪魔者“子どもが恋人”ママ」チェックテストをお試しください。


新着まとめ
もっと見る

ウーマンエキサイトで人気のコミックが動画でも!

チャンネル登録よろしくお願いします!

記事配信社一覧 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.