連載記事:リアル・モンスターワイフ、再び
夫はATMか精子バンクか? 子どもを溺愛しすぎてセックスレス…【リアル・モンスターワイフ、再び 第35回】
■「俺は精子バンクか?」夫の怒りがついに爆発!
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そんなある日。敬二が寝室に入ると、いつもは先にひとりで寝ている亜由美が、珍しく起きて待っていた。
「どうしたんだよ」
敬二がいぶかしげにたずねると、亜由美は言った。
「ねえ、はるくんももう4歳でしょ。私、もう1人、子どもが欲しいの」
そして久しぶりに、本当に久しぶりに、敬二に向かって笑顔を見せた。
この笑顔を、俺はずっと待っていた。待っていたはずなのに…。敬二は自分が奥歯をかみしめているのに気づいた。
「ねえ、なんとか言って…」
亜由美が言い終わる前に、敬二が怒鳴り声を上げた。
「ふざけるな!」
一瞬にして亜由美の顔から笑顔が消え失せ、目が一気につり上がる。
「シッ! ちょっとなんなのよ、はるくんが起きちゃう…」
亜由美の言葉をさえぎって、敬二は怒鳴り続けた。
「おまえは俺のことなんか、
精子バンクかATMとしか思ってないんだよな。さんざん俺を
無視しやがって、欲しいものがある時だけ愛想よく笑ってみせて…もう、うんざりなんだよ!」
ようやく授かったわが子を溺愛する亜由美さん。母親としては完璧ですが、妻としては…夫に我慢を強要し続け、ついに沸点まで追いつめてしまいました。
母親の役目は、確かに大仕事。けれども
妻の「完全ママ化」は、夫婦関係の悪化を招いてしまいます。
あなたも「母親」としての役割しか見えなくなって、夫を無視して暴走するモンスターに変身してしまう危険性を抱えてはいませんか?
幸せな子どもは、幸せな家庭から。幸せな家庭は、幸せな夫婦から。
愛するわが子のためにも、夫婦仲をもっと大切にしましょう。その第一歩として、まずは、次回ご紹介する「夫は邪魔者“子どもが恋人”ママ」チェックテストをお試しください。
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