2023年11月10日 14:00
どっちが正しい? 「立ち会い」と「立ち合い」の使い分け方
出典:(『デジタル大辞泉』小学館)
「立ち合い」には、細かく見ると4つの意味があります。中でも一般的なのが、1の双方が向かい合って勝負するという意味です。主に相撲用語として用いられており、力士が試合を行うこと、また立ち上がりの瞬間を指す言葉として知られています。
また、相撲のみならず、田楽や猿楽などでの演技を競う表現として用いられる言葉です。さらに、江戸時代にあった、いわゆる裁判所・評定所の定期会合を表す意味もあります。
◇ビジネスシーンで用いられるのは「立ち会い」
「立ち会い」と「立ち合い」は一見すると同じように思えますが、詳しく見てみると全く異なる意味合いであると分かりました。「立ち会い」はその場に居合わせる・同席する、そして「立ち合う」は双方が勝負することを意味します。
言い換えると、「立ち合う」は、勝負や試合をするシーンにしか適していません。
その他の、人と人とが関係することを表す時は「立ち会い」を用いるのが適切です。ビジネスシーンにおいて使われるのは、主に「立ち会い」と覚えておいて良いでしょう。
▶次のページでは、「立ち会い」のビジネスシーンにおける使い方を例文と共にご紹介していきます。