2023年11月10日 14:00
どっちが正しい? 「立ち会い」と「立ち合い」の使い分け方
現場での確認や出産の話題など、ビジネスシーンでも事あるごとに使う機会が出てくるのが「たちあい」という言葉です。
聞きなじみのある言葉ですが、いざメールや手紙に書こうとすると、「立ち会い」と「立ち合い」の表記で迷う方も多いのではないでしょうか。
ここでは、「立ち会い」と「立ち合い」の違いをひも解いていきます。正しく使い分けをして、スマートなビジネスコミュニケーションに役立ててくださいね。
■「立ち会い」と「立ち合い」の違いとは
「立ち会い」と「立ち合い」は、同じく「たちあい」と読む同音異義語として知られています。
人と人とが関わるという観点では同じですが、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか。それぞれの意味をチェックした上で、違いをひも解いていきましょう。
◇「立ち会い」はその場で見守ることを意味する
まず、「立ち会い」から見ていきましょう。「立ち会い」は、動詞の「立ち会う」を連用形にしたもので、次のような意味があります。
1 その場にいて物事の成り行きや結果を見守ること。また、その人。「関係者の―を求める」
2 取引所で、会員が集まって売買を行うこと。「後場の―」