2017年1月20日 12:00
西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第四十五回目。
先日行った映画の試写会で、私が一番デートをしたい有名人、手嶋龍一さんをお見かけしました。
手嶋さんは言わずと知れた外交ジャーナリストであります。
その手嶋さんをテレビで拝見するたびに、ああ素敵!デートしたい!と思うのです。
ワインを傾けながらあのソフトな語り口で、無知な私に世界のことを教えて欲しい。
試写会が終わり、私は手嶋さんに声をかけるべきか迷いました。
さすがにデートに誘うことはできないけれど、何か一言でもいいから手嶋さんと言葉を交わしたい。
あの穏やかな声を目の前で聞きたい。
あのとろんとした目で見つめられたい。
でも手嶋さんは芸能人ではないから「ファンです」って声をかけるのも変だし、スポーツ選手じゃないから「頑張ってください」ってのもなあ。
そんなことをうじうじ考えていた私は、結局手嶋さんの背中を見送ることしかできませんでした。
自分の勇気のなさにがっかりです。
この『勇気』というもの、これは潤い同様、加齢と共に減っていくものなのでしょうか。
なにしろここ最近の私は恋愛において、とんと勇気がありません。
昔は何度フラれても「了解!でも好き!」と半年ねばって(ストーカー気質)