2016年12月9日 13:26
西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第四十二回目。
以前、お寿司屋さんでデートをしていた時、美味しくて楽しくて興奮していた私は、伊勢海老でおだしをとった椀をひっくり返してしまいました。
白木のカウンターから彼の太腿に滴るお味噌汁。
ああ!もったいない!という思いを胸に秘め、店主と彼に謝ったのですが、彼は太腿を拭いながら苦笑いを浮かべ「これ、ドリス・ヴァン・ノッテンなんだけど」とぽつり。
「え?ばってん荒川?」
彼は冷たい目で「ドリス・ヴァン・ノッテン」ともう一度言いました。
もちろんお味噌汁をこぼした私が完全に悪いのですが、途端に「この人、無理」と思いました。
いや、もちろん向こうも無理と思ったでしょうけど。
これ以来、お洒落な人がますます苦手になった私なのでありました。
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