あのコの恋愛事情-ネイルサロンのないしょ話 #女はケダモノ 編
「じゃあ、そろそろ決めようかなぁ(笑)この辺で」
今日も彼は、サロンの前で彼女を待っている。遺伝子比べの話しをされていることなど知らずに、彼女の浮気も知らずに彼女を待っている。かわいい仮面の裏にある、彼女の「ケダモノ魂」を上手に隠して、彼女は今日も彼の為にかわいらしく笑うのだ。だって女優だからね。
オンナはケダモノ。化粧は薄くてもケダモノ性を隠す仮面はけっこう分厚いかもしれない。
■おわりに
「優秀な遺伝子」とやらの基準は、人それぞれなのだろうけれど、「この人の遺伝子残したい!」そう思う本能ってやっぱりあるらしい。筋肉質や、胸板や、背の高さ、頭の良さや、人の良さ、自分がどの遺伝子を「優秀」と感じるかは千差万別だと思うけれど、本能で求めてしまうならそれも仕方がないことにも思える。
とはいっても、ケダモノ認定よろしく全ての遺伝子を産み残すわけにはいかないわけで、そこは「理性」にも頑張ってもらうしかない。世の中には、男性であっても女性であっても「浮気はしない」派もいれば「浮気は仕方ない」派もいる。時々、論争をも生む「浮気問題」。浮気をしてしまう人、浮気を許してしまう人は本能が強くて、浮気をしない人は理性が強い人だとしたら、そりゃお互い分かり合えるわけがないな。