中庭を黒っぽい服の男性たちが大勢出入りしていました。スーツと迷彩服の中間みたいな服で、「なんの集団なのだろう?」と思っていると、普段から仲のよくない同僚の一人が私の前にやってきました。彼女の顔は驚いたことに完全に白目になっていてなにやらぶつぶつと私に文句を言っているようでした。「何言ってるの!」というと、彼女はふてくされたように一人で中庭から去っていきました。いっしょにいた同僚たちは心配そうに中庭の変な作業服の男たちを見ていましたが、私だけ余裕があって、「大丈夫、大丈夫」と言いながら上司に電話をかけようとしたところで目が覚めました。
これはある30代の女性会社員が見た夢です。それから数日後、会社の移転計画が発表され、それにともない夢に現われた白目の同僚の異動が決定されたそうです。予知夢になることの少ない制服のイメージの中には、思いがけない近未来の状況を暗示することがあります。
判断のポイントは異色なスーツと同僚の白目です。何かが決定されることを暗示する場合、このように黒と白の対比のイメージがあらわれることが多くあります。(梶原まさゆめ)
(ハウコレ編集部)