■◇「おしゃれは自分のため」マジック
まだ、今ほど女性が自由じゃなかったころ「おしゃれは自分のためにするべき!」「男性のためにおしゃれをしているわけじゃない」と答えるのが流行ったような時期があった。
自立した大人の女性であるには、服装を男性の好みに合わせるなんてとんでもないナンセンス。「あなた”自分”ていうものがないの?!」なんて、詰め寄られたりした時代だ。
「おしゃれは自分のためだ」で言うことが”かっこいい”という風潮があったのは事実なんだけれど、大人になるにつれ思う。他人に合わせられるからこそ大人なんだと。
■◇おしゃれが不機嫌を生む
何も彼に限ったことではなく、一緒に並ぶ友人や、先輩、家族など、その瞬間の「時間(とき)」を一緒に過ごしている人が「この人目立ちすぎ」とか「一緒に歩くの嫌だな」て思ったら、楽しいはずの”おしゃれ”が不機嫌を生んでしまう。頭では「個人の好みだから」てわかってはいても、やっぱり「その恰好は・・・」という感情がわいてしまうときは絶対にあるのだ。
それがたまたま、彼にとっては「オフショルダー」だったわけで、せっかくの楽しいデートが喧嘩になってしまったわけだけれど。