キレイの大敵!眠りを妨げる「歯ぎしり」を防ぐには?
こんにちは。歯科医の中嶋麻優子です。
みなさん、歯ぎしりを指摘されたことはありませんか?
ある研究データによると、程度の差はありますが、成人の8割が歯ぎしりを行っているとのこと。しかし、無意識に行っているため、自覚している人は2割にも満たないとされています。
歯ぎしりは、女性がキレイでいるために大切な睡眠を妨げる原因となることも。
ということで、今回はキレイの大敵となる「歯ぎしり」についてお話ししていきたいと思います。
■1.歯ぎしりの原因は?
主な原因として考えられているのが、「噛み合わせの乱れ」と「ストレス」です。
噛み合わせの乱れが原因の歯ぎしりは、元々の歯並びが悪いために引き起こされることもありますが、抜けた歯や虫歯を放置することによって噛み合わせが悪くなり、顎の筋肉のバランスが崩れて引き起こされることが多いです。
また、ストレスが原因の歯ぎしりについては、起きている時に感じている過度のストレスを、寝ている間に歯ぎしりをすることで解消しているんだそうです。
■2.歯ぎしりによって引き起こされる症状
食事で硬いものを食べるときにかかる力はだいたい10~30Kgとされているのに対し、激しい歯ぎしりでは100kgにもなるそうです。