という言葉は相手に対しての感謝の言葉ではなくて、自分自身に対するねぎらいの言葉でもあります。「ありがとう」と言えば相手は腰を低くするかと思えば現実はそうではありません。かたちだけの「ありがとう」が当り障りのない人間関係と自身の安寧のためであれば、あなたは大きな勘違いをしています。「ありがとう」を多言する人は謙虚を装う仮面の人かもしれません。
相手への「ありがとう」の言葉といっしょに、自分自身への「ありがとう」を意識すると、もっと世界の視野が広がるのかもしれません。霊的な世界へ通じる視野は、自分自身の意識の深さと気づきによるものだと思うからです。
(梶原まさゆめ/ハウコレ)