独身女性の半数が不倫経験アリ!? 弁護士が教える“不倫の代償”リアルな慰謝料の相場
アンケートの結果、不倫に対する抵抗感は、独身と既婚で差があるものの、多くの若い女性にとって、不倫という世界が、以前よりもハードルが低くなっていることが伺えます。しかし、不倫で忘れてはいけないのは、自分や相手の家族、周囲の人間を悲しませることはもちろん、さまざまなリスクがつきまとうこと。それでは、不倫がバレた場合、法的、金銭的な問題として、何が発生するのでしょうか。
●不倫をした人への法的罰則はあるのか?法的な不倫の境界線は?
――まず自分の不倫がバレた場合、法的にはどのような罰を受けるのでしょうか?
「肉体関係を持つ、手をつなぐ、2人だけで食事に行くなど、不倫の境界線は人それぞれですが、法律上問題になる不倫は「不貞行為」と呼ばれ、原則として既婚者が自由意思で配偶者以外の異性と肉体関係を持つこととされています。既婚者と知って、もしくは知り得たのに関係を持ったのなら、お互い割り切った遊びでも、本気の恋でも、不貞行為は不貞行為になります。
不貞行為は犯罪ではないので、刑罰を受けることはないですが、法律上、相手の妻が有する婚姻生活の平穏を維持する権利を侵害する不法行為になり、彼とともに奥さんに慰謝料を払う義務を負うという、経済的な代償があります。