男性が恐れる「痴漢冤罪」…もしも故意にでっち上げていたらどんな罪になる?
もっとも、相談者が逮捕・勾留された状態で相談を受け、無罪を争う方針で進める場合、身柄拘束期間が長期化してしまうリスクがありますので、相談者とよく相談しながら進めます。
また、故意や過失で告訴をしたり、『目撃した』と述べたりした人に対して、損害賠償請求を行うこともあります。」(伊東弁護士)
混雑する電車内で「痴漢だ!」と犯人扱いされた時、痴漢を行っていないことを証明するにはいわゆる悪魔の証明のような難しさがあります。
精神的にも大変な苦痛ですし、パニックになって不適切な言動をとってしまうこともあるでしょう。こんな時こそ、冷静に状況を分析し、無実であることを一緒に証明してくれる弁護士が必要だと思われます。
*取材協力弁護士:伊東亜矢子(三宅坂総合法律事務所所属。 医療機関からの相談や、 人事労務問題を中心とした企業からの相談、離婚・ 男女間のトラブルに関する相談、 子どもの人権にかかわる相談を中心に扱う。)
*取材・文:フリーライター 岡本まーこ(大学卒業後、様々なアルバイトを経てフリーライターに。裁判傍聴にハマり裁判所に通っていた経験がある。
「法廷ライターまーこと裁判所へ行こう!」