「目に見えるだけが障害じゃない」ADHDのパートナーをもつ妻が“今のまま仲良し夫婦で”と言う理由
ーーBさんのお話をどう感じましたか?
カップルセラピスト坂崎さん:結婚10年目で、「今のまま仲が良い夫婦のままがいい」と言えるのは素晴らしいと思います。
その言葉が言えるまでになった背景には、「その都度伝えて、パートナー自身に気づかせる」という努力の賜物だと思いますし、辛かったことも葛藤もあったことでしょう。
ADHDといっても、もちろん人それぞれで、共通点はあるものの、性格も違えば必要な対応も違っていきます。
決定的に改善が難しいものもあれば、工夫次第で改善可能なことも多いです。
片づけはその中でも、工夫してきたが諦めることやむなしと思っておられる部分なのかもしれませんが、その工夫をお互いの協力で見出していくことが重要ですね。
向き合うことの大切さ
ADHDのパートナーをもつと大変な面ばかりがクローズアップされがちです。
しかし、実際のパートナーをもつ当事者Bさんからは、お互いに症状と向き合うことで、素敵な関係性を築けることが伝わってきました。
ADHDといってもひとくくりにはできず、個人と個人として向き合う中で見えてくる解決策があるのではないでしょうか。
みなさんは、この記事を読んでどのように感じましたか?
コメント・監修者:坂﨑 崇正(さかざき たかまさ)