●組み込み向けのハイエンドプロセッサ「Cortex-M7」英ARMは、Cortex-A72の詳細情報などと合わせて、組み込み系プロセッサやmbed OSなどについても情報のアップデートを行った。ここでは、それらをいくつかまとめて紹介する。○組み込み向けのハイエンドプロセッサ「Cortex-M7」ARM系のプロセッサは、大きくアプリケーションプロセッサ、組み込み系、リアルタイム系と分かれていて、前回紹介したCortex-A72は、アプリケーションプロセッサの1つ。このクラスは仮想記憶や仮想マシン、情報保護といった機能を備え、高度な機能を持つOSと組み合わせてスマートフォンやタブレットなどに使われる。これに対して組み込み向けはCortex-M系列のプロセッサが対応する。このクラスは仮想記憶などを行うMMU(メモリ管理ユニット)がなく、命令体系もシンプルものになっている(Thumb-2 短縮命令セット)。わずか0.08ミリ角になるCortex-M0から、スーパースケーラー構造で浮動小数点演算も可能なCortex-M7まで5種のプロセッサをそろえる。このうち、Cortex-M7は、組み込み向けの「ハイエンド」プロセッサ。プロセッサのおおまかな構造は(図2)のようになる。PC用などの一般的なプロセッサで見慣れないのが「TCM:Tightly Coupled Memory」だ。これは、プロセッサ外部に置くスタティックメモリ(同期SRAMを最大16メガバイトまでサポート)で、命令コード用(64bit幅)とデータ用(32bit幅×2、アドレスの下位3ビット目で切り替え)がある。組み込み系では、プログラムの格納にフラッシュメモリを使うことが多いが、その読み書きの速度に対して、組み込み系のプロセッサは高速になりつつある。以前は、プログラムはNOR型フラッシュ、データストレージはNAND型といった使い分けもあったが、速度が出ないNAND型のみが大容量化したためにコストが下がったという状況もある。高速なプロセッサであるCortex-M7ともなれば、そのメモリとの速度差はかなり大きくなる。そこで、割り込みなど高速に対応するプログラムや必要なデータなどをTCMに置いておき、必要に応じて利用するわけだ。また、TCMは設定でメモリ空間に割り当てることができるため、見かけ上はプログラムやデータへのアクセスが高速化したようになり、アクセスに専用の命令を使う必要もない。ただし、事前にプログラムやデータをTCMに入れておくという処理は必要となる。また、TCMに使うSRAMが不揮発性の場合、ここから起動する機能もあるようだ。TCMはオプションの機能ではあるが、Cortex-M7を高いクロックで実行させる場合には重要となるだろう。一般に組み込み系では、フラッシュメモリなどに書き込まれた命令やデータをメインメモリに展開して実行する(アプリケーションプロセッサなどはこのようにして高速なメインメモリをアクセスする)ことはあまり行われない。その理由としては、電源オンやリセット後のシステム起動の仕組みが複雑になり時間がかかること、メインメモリ量が増えコストが上がることに加えて、用途によってはノイズによる影響の可能性や、メモリが書き換えられてしまうというセキュリティ的なリスクなども挙げられる。ただし、Cortex-M7はTCMのほか、オプションで命令用やデータ用のキャッシュを装備することも可能だ。キャッシュの場合、初回にメモリからキャッシュに取り込む時間はかかるが、1回キャッシュに入ってしまうと、高速化が期待できる。組み込み系では、あまり大きなプログラムを使うことはないため、使い方に対して適切なキャッシュを装備することで、フラッシュメモリとの速度差の問題はある程度防ぐことができる。また、キャッシュの場合、TCMのように事前にプログラムやデータをロードしておく必要はない。○Cortex-M7のさらなる詳細さて、肝心のCortex-M7のパイプラインだが、(図4)のようになる。フェッチされた命令はInstraction Buffer(写真左端のグレーのボックス)、Instruction Decorder、Intenger Register Fileを経て、9つの実行ポートへと発行される。実行ポートは、2つの32bitロードパイプ2つの整数演算ALUパイプ積和パイプストアパイプブランチ浮動小数点用演算パイプ浮動小数点、乗算、除算、ルートパイプとなっている。2つの32bitロードパイプは、組み合わせて使うことで64bitデータのロードに対応できる。また、2つの整数演算パイプは、それぞれ構造が異なり、シフトと演算が別ステージになっているものと、1ステージ分処理を遅らせてシフトまたは演算のどちらかを行うものになっている。これはロード命令と組み合わされる演算命令の処理を考慮したものだ。メモリからロードされたデータは、レジスタファイルへの書き込みとは別のパスを使って整数演算パイプに渡すことができ、このとき、1ステージずらした演算パイプだと、パイプラインをストールせずに演算に入ることができる。また、浮動小数点命令も開始を1ステージずらしてあり、ロードして演算という命令の組み合わせに対応できる。浮動小数点演算は、加算などの単純演算用と乗算、除算、ルート演算用の2つに分かれており、浮動小数点の積和演算の場合には2つのパイプをつなげて演算を行う。倍精度浮動小数点演算も可能だが、Cortex-M7は、単精度浮動小数点演算に最適化されている。なお、Cortex-M7は、スーパースケーラー構造だが、実行はインオーダーで、特定の条件(整数演算と浮動小数点演算など)でのみ2命令を同時に発行できる。整数演算などは4ステージ、ストアや浮動小数点パイプは5ステージとなっている。Cortex-M7は、組み込み系にしては「リッチ」な内部構造を持つも、回路構成からするとかなり高速で、逆にフラッシュメモリとの速度差が大きく、この点ではTCMなどを使わないと高速化できないことがある。用途としては、ディスプレイを備え、タッチ操作や音声操作などが可能なものや、通信機能を持つもの、多数のモーターなどを同時制御する組み込み機器などが想定されている。家庭内でいえば、高性能な白物家電などが相当する。また、映像関連の組み込み機器(テレビやレコーダー)は、もはやCortex-Aの領域だが、オーディオ機器などのほか、工作機械や自動車の機能モジュール、ドローンといった、ある程度の性能が要求されるが高性能なOSを動かさない組み込み機器もCortex-M7の対象となる。組み込み機器でも年々、プロセッサに求められる性能は上がっており、IoTではさらに多数の組み込み機器が登場することを考えると、高性能なものはM7が使われることになると想定されている。●mbed OSのセキュリティ○mbed OSのセキュリティ続いてはmbed OSのセキュリティについて。ARMは、2014年11月に米国で開催したTechConで、IoTデバイスのための組み込みOSであるmbed OSを発表した。これは現在開発中で、特定開発者向けのプレビューが行われているところだが、2015年11月のTechConのタイミングで、Ver.3.0として正式公開される予定だ。mbed OSはイベント駆動型のOSで、基本はオープンソース(一部、外部ライセンスなどの関係でバイナリ提供のみになる部分を含む)だ。また、IoT向けの通信スタックを持ち、さまざまな物理層の上で複数のIoT向けのプロトコルが利用できる。インターネット接続が可能な機器と通信可能な無線LANといったの汎用的な物理層を持つ機器や、BluetoothなどでスマートフォンやPCを中継に利用できる機器が構築可能だ。こうしたIoT機器の管理用にARMは、mbed Device Serverを用意している。こちらは、Linuxなどの汎用OSの上で動作する。今回のアップデートでは、これらに対して、Linuxなどの上で動作し、mbed OSアプリケーションを実行可能なmbed Clientが加わった。これは、LinuxやリアルタイムOSなどの上でmbedアプリケーションを実行可能なライブラリ、ランタイムのようなもの。これを使うことで、既存のLinuxなどを使った組み込み機器をmbed対応とすることも可能になる。また、mbed Device Serverと接続が可能であり、mbed OS機器と合わせて同じように管理が可能だ。ARMは、IoTの時代では、組み込み系のセキュリティが重要であるとし、mbed OSに組み込まれたセキュリティ機能の説明を行った。簡易なリアルタイムOSなどを使ったこれまでの組み込み系アプリケーションは、通信関連の機能をアプリケーション内に含んでいるため、開発者のノウハウや技量がセキュリティ強度に大きく関係しており、一部の開発者だけが高度なセキュリティを実現できていたという。これに対してmbed OSは、通信部分をOS内に持つだけでなく、暗号化や暗号化通信などの機能を持つ。これにより、アプリケーション側は、セキュリティ関連のコードを開発したり、他社から購入して組み込む必要がなくなったという。mbed OSを使った機器のセキュリティは、 「デバイス」自体のセキュリティ、「通信」のセキュリティ、そして、ファームウェアアップデートなどの「ライフサイクル」のセキュリティに分類できる。「通信」に関するセキュリティは、mbed OSが備える通信機能と、TLS(Transport Layer Security。SSLをベースに定義されたプロトコル)のmbd TLSライブラリによって保たれる。デバイスに関するセキュリティだが、mbed OSでは、「パブリック」部分と、外部からはアクセスできない「プライベート」部分が分離されているため、従来の組み込み系デバイスに比べると攻撃に対する耐性が高い。mbed OSでのセキュリティは、内部にある「μvisor」が制御を行う。ハードウェアには、「特権アクセス制御」(特権を持つコードのみがアクセスできる)、メモリ分割(他のプログラムからアクセスできないメモリ領域を作る。ただし、メモリ保護ユニットはハードウェアオプションであるため、これを持たないプロセッサもある)、暗号化ハードウェア(構成による)などがあり、μvisorがこれを利用してプライベート領域を保護する。μvisorは、割り込みの応答速度などを考慮し、低遅延でシステム負荷が高くならないように作られている。また、mbed OSは、このμvisorを利用して、安全な「鍵」保管領域や暗号化機能、乱数発生などの機能を提供している。これにより、デバイス自体のデッドコピーを防ぎ、サーバーなどから受け取るセキュリティ関連の情報(アクセストークンなど)を保護する。また、通信に利用するTLS関連の機能もμvisorにより保護される。さらに、IoTではソフトウェアの複雑化から、ユーザーによるファームウェアアップデートが不可避だとして、フラッシュメモリのアップデートに対するセキュリティ機能を持つ。これは、mbed Device Serverと組み合わせて行われる「ライフサイクル」のセキュリティだ。mbed OS側には、フラッシュアップデートセキュリティレイヤーがあり、電子署名のあるコードのみを受け付ける。また、こうしたアップデート作業は、mbed device Serverが管理を行う。mbed Device Serverは、デバイス制御のアプリケーションとIoTデバイスの間に入ることで、セキュリティを確保する。mbed Device Serverには、webインターフェース(HTTPSサーバー機能)があり、エンドユーザーアプリ、JavaSDKにより開発されたアプリやユーティリティなどは、ここに接続してmbed Device Server経由でデバイスを管理する。高性能なシステムで実行されるmbed Device Serverであれば、セキュリティの負荷は問題にならない。mbed Device Serverは、mbed OS搭載デバイス(IoTデバイス)とは、データグラムTLS(UDPなどのデータグラム型プロトコル上のTLS)を使うCoAPトランスポート(Constrained Application Protocol:機械同士の通信を想定したHTTPを簡易化したプロトコル)を利用する。mbed OSは、2015年11月に正式出荷予定だが、すでに特定開発者向けのプレビューは開始されている。いまのところ、まだmbed OSを搭載したIoTデバイスは登場していおらず、当初は開発ボードのみだろうが、2016年ぐらいからは、搭載製品が登場するのではないかと考えられる。ただ、mbed OSの対応範囲は多岐にわたるため、必ずしもコンスーマー製品とは限らず、目にする機会も少ないかもしれない。
2015年05月07日2015年4月28日、カザフスタン共和国にあるバイカヌール宇宙基地から、無人補給船「プラグリェースM-27M」を積んだ「サユース2.1a」ロケットが打ち上げられた。プラグリェースM-27Mには国際宇宙ステーション(ISS)に補給するための物資が満載されており、打ち上げから約6時間後にISSにドッキングする計画だった。だが、地球をまわる軌道に到達した直後、プラグリェースM-27Mに何らかの問題が発生し、制御不能に陥った。ISSにドッキングすることは叶わず、このまま軌道を下げ、5月8日前後に地球の大気圏に落ちる予定だ。○プラグリェース「プラグリェース」補給船は、宇宙ステーションに補給物資を輸送するために開発された無人の補給船である。船の基本的な構造は、有人宇宙船「サユース」を基にしているが、人を乗せたり、地球に帰還させたりすることを考えていないため、生命維持システムや、大気圏への再突入に耐える能力などは省略され、その分物資をより多く載せられるようになっている。プラグリェース補給船の1号機は1978年に打ち上げられ、当時ソヴィエト連邦が運用していた「サリュート6」に物資を輸送し、その後も「サリュート7」や「ミール」といったソ連の宇宙ステーションに向けて打ち上げられ、2000年からは「国際宇宙ステーション」(ISS)へも物資を運んでいる。今回のプラグリェースM-27Mは、ISSに向けて打ち上げられたものとしては59機目、1978年の1号機から数えると通産150機目となるプラグリェース補給船であった。また、打ち上げたロケットの側面には、対ドイツ戦勝70周年を記念したロゴも入れられていた。しかし、その記念すべき飛行は、一転して悲劇となった。○ロスト・イン・スペースプラグリェースM-27Mを載せた「サユース2.1a」ロケットは、カザフスタン時間2015年4月28日13時9分(日本時間2015年4月28日16時9分)、カザフスタン共和国にあるバイカヌール宇宙基地の31/6発射台から離昇した。プラグリェースM-27Mには、ISSに補給するための水や食料、日用品、燃料や酸素など、2357kgの物資が搭載されていた。当初、ロケットは順調に飛行し、予定通りの軌道にプラグリェースM-27Mを乗せ、打ち上げは成功したかに思われた。しかしその直後、プラグリェースM-27Mに装備されているいくつかのアンテナが展開しないという問題が報告された。もともとの予定では、プラグリェースM-27Mは打ち上げから約6時間後にISSに到着する予定だったが、この問題により2日後へと延期された。ところが実際は、アンテナの問題がかすんで見えるほど、もっと悪い状況に陥っていた。まず地上とプラグリェースM-27Mとの通信が断片的にしか取れず、船の状態がどうなっているか十分に把握できない状態にあった。やがて、その断片的な情報から、エンジンなどのシステムが壊れていること、そして、通常ではありえない向きと速度で回転をしていることが判明した。回転を止めるべく指令が送られたが反応はなく、その後通信も完全に途絶えた。プラグリェースM-27Mは完全に制御不能の状態に陥り、ISSとのドッキングは断念された。その後も機能回復に向けた努力が続けられているが、補給船は依然として沈黙を続けている。現在プラグリェースM-27Mは、大気との抵抗で徐々に高度を下げており、このままいくと、5月8日前後に地球の大気圏に再突入すると予測されている。○ISSへの衝突や地上への落下の可能性はプラグリェースM-27Mは制御不能の状態にあるとはいっても、暴走しているわけではなく、また軌道の高度が低いこともあって数日で地球の大気圏に落ちるため、ISSや、他の衛星に衝突するといった危険性はない。ただ、大気圏再突入後に、地表に破片が落下する可能性はゼロとはいえない。プラグリェースは有人のサユース宇宙船とは違い、大気圏再突入時の熱で燃え尽きるように造られているが、例えばチタン製のタンクなど、燃えにくい素材の部品が落下する可能性はある。また、通常であれば、ほぼ確実に燃え尽きるような角度で、なおかつ人家のない南太平洋上に落下するように制御して再突入が行われるが、制御不能の状態ではそれができない。地表の約70%が海であることや、陸地の中で人口密集地はまばらであることなどを考えると、破片が燃え残り、なおかつそれが人が住んでいるところに降ってくる可能性は、まずないと言ってよいが、それでも注意するのに越したことはない。衛星がまわる軌道がどのように減衰していくかは、大気の状態や、衛星の姿勢などによって変わってくる。しかし、大気の状態は太陽の活動などの関係しており、時々刻々と変わっているため、いつ、どこで大気圏に再突入するか、正確に予測することは難しい。○ISSの運用への影響はプラグリェースM-27MがISSに物資を送り届けられなくなったことで、最も心配されるのはISSに滞在している宇宙飛行士たちへの影響だろう。ISSは自給自足ができないため、定期的に物資を補給しなければならない。これについて、米国の宇宙開発ニュース・サイトである『Spaceflight now』は、「最低4か月間は正常な運用が可能なだけの量が蓄えてある」と報じている。また、宇宙航空研究開発機構(JAXA)も「数か月間は通常通り、食べる量を減らしたりなどの制限をすることなく、運用できるだけの量があると聞いている」としており、当面は問題なさそうである。ただ、今後打ち上げられる他の補給船にとっては、失敗が許されないということになる。6月には米スペースX社のドラゴン補給船運用7号機が、8月には日本の「こうのとり」5号機が打ち上げられる予定だが、これらも失敗することがあれば、ISSの運用はいよいよ危うくなる。○今後のサユース宇宙船やプラグリェース補給船の打ち上げへの影響は今回の事故でもうひとつ心配されるのは、今後のサユース宇宙船やプラグリェース補給船の打ち上げへの影響だろう。現時点ではISS内の物資は十分にあるものの、プラグリェース補給船の飛行停止が続くようなら、いずれは不足するものも生じてくるだろうから、一日でも早い飛行再開が望まれる。また5月27日には、JAXA所属の油井亀美也宇宙飛行士ら3人が乗ったサユースTMA-17M宇宙船の打ち上げが予定されている。今のところ打ち上げを延期するという話はないが、今回の事故の原因が判明し、対策が行われるまでは当然打ち上げはできないため、延期される可能性は十分にあるだろう。最初の事故の調査結果は、5月13日以降に発表される予定だが、5月5日現在、事故の原因は、ロケットの第3段にあったという見方が濃厚だ。今回プラグリェースM-27Mを打ち上げたサユース2.1aロケットと、サユースTMA-17Mを打ち上げるサユースFGロケットとは、同じ部分もあれば、異なる部分もある。今回の事故の原因がロケットの側にあったのであれば、それがロケットのどの部分で起きたのかが、延期するか否かを決めるにあたって重要となろう。参考までに、2011年8月24日にプラグリェースM-12Mがロケットの打ち上げ失敗によって墜落した際には、次のプラグリェースM-13Mが打ち上げられるまでに3か月がかかっている。このときの失敗の原因はロケット側の技術的な問題にあった。もし今回も同様にロケットの技術的な問題が原因であれば、打ち上げ再開までには数カ月かかると見てよいだろう。ちなみに5月15日には、今回プラグリェースM-27Mを打ち上げたのと同じ、サユース2.1aロケットが、軍事衛星を載せて打ち上げられる予定となっている。これも延期されるのか、されるとしたらどれぐらいの期間か、といった点も注目される。次回では、事故の経緯をもう少し詳しく紹介すると共に、その原因について推測してみたい。
2015年05月07日Tポイント・ジャパンとスルガ銀行は4月30日、5,304万人(3月末実績)が利用する共通ポイントサービス「Tポイント」と金融サービスを融合させたインターネット専業支店「スルガ銀行Tポイント支店」(以下Tポイント支店)を開設した。「Tポイント支店」では、T会員の人々の金融サービス面での利便性向上を図るとともに、「2つの日本初」を実現するという。○"日本初"その1Visaデビット機能を搭載したTカード「デビットTカードスルガバンク」の発行Visaデビットカードの利便性とTポイントを貯めて使う楽しさ。双方を兼ね備えた日本初のカードとなる○"日本初"その2Visaデビットカードの「即時発行サービス」申込んだカウンターで、即時に発行する。湘南T-SITE内「スルガ銀行d-labo湘南」にて実施○「デビットTカードスルガバンク」(愛称「VisaデビットTカード」)の特長Tポイント支店で取扱う「VisaデビットTカード」は、(1)Visaデビットカード機能、(2)銀行キャッシュカード、(3)自動貸越サービス機能、(4)Tカード、4つの機能が1枚となった邦銀初というカード(発行手数料・年会費無料)。「スルガ銀行Tポイント支店」の取引でTポイントが貯まる(給与振込・定期預金など)世界中で"現金感覚"でショッピングが楽しめる。Tポイントも貯まる。Visa加盟店でのショッピングにVisaデビットTカードで支払うと、支払200円(税込)につきTポイント1ポイントが貯まる世界200か国以上の国と地域のATMで現地通貨が引き出せるその他にも、Tポイントと金融サービスが融合した『Tポイント支店』ならではの、多彩な金融商品・サービスを実現し、提供するとしている。○「「Tポイント支店」オープン記念キャンペーン」を実施「Tポイント支店」オープンを記念して、7月31日(金)まで、「VisaデビットTカード」の申込みと利用で、Tポイント最大1,000ポイントをプレゼントするキャンペーンを実施する
2015年05月07日六本木ヒルズとJ-WAVEによるゴールデンウィークのフリーライブイベント、「TOKYO M.A.P.S KOICHI TSUTAYA EDITION」が今年も開催される。期間は5月5日と6日で、会場は六本木ヒルズアリーナとなる。今年で8回目となるライブのテーマは「MUSIC BRIDGE ~あなたに続く架け橋~」。プログラムオーガザイナーには、数々のチャートソングを手掛けてきた音楽プロデューサーの蔦谷好位置を迎える。当日は世代やジャンル、キャリアなどは問わず、様々なアーティストが登場しパフォーマンスを繰り広げる。タイムテーブルは5月5日が13時から田中茉裕、14時から東京カランコロン(いちろー&せんせい)、15時からさかいゆう、16時半からシシド・カフカ、17時半から福原美穂with藤井一彦(THE GROOVERS)&YANCY、19時からChara。さらに6日の13時からは藤原さくら、14時からcero、15時半からShiggy Jr.、16時半からCharisma.com、17時半から仲井戸“CHABO”麗市、19時からTHE BAWDIESとなっている。【イベント情報】TOKYO M.A.P.S KOICHI TSUTAYA EDITION■会場:六本木ヒルズアリーナ■住所:東京都港区六本木6-11-1■会期:5月5日、6日■料金:無料
2015年05月03日リコーは5月1日に、LED方式のA3カラープリンターの新製品として「RICOH SP C740」を5月13日より発売することを発表した。幅449×奥行552×高さ360mmのコンパクトな設計のため、オフィスのデスク周りや店舗の窓口などさまざまな場所へ設置することができる。連続プリント速度(A4横・毎分)はカラー/モノクロともに35枚、両面出力速度(A4横・毎分)はカラー/モノクロともに27ページとなっている。スリープモード時の消費電力は、0.7W以下とされており、オフィスの省エネ・低コスト化に対応。価格はオープン価格となっているが、14万円前後の市場価格と予測されている。
2015年05月01日M/M(Paris)は1992年に活動をスタートして以来、実にさまざまなブランドとの仕事をしている。アー・ペー・セー(A.P.C.)やルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)、ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)などのファッションブランドをはじめ、マドンナのアルバムジャケットやビョークのミュージックビデオを手がけるなど、ここでは書ききれないほどの幅広い活動を続けている。なぜ彼らはパリを拠点にしているのか。 「パリを拠点しているのは、すごくクリエイティブに向いている場所だからだと思うから。大きすぎないし、小さすぎない。視覚的にもおもしろい街なので、すごくいいインスピレーションをくれる場所なんだ。あとは単純にフランス人だから自分の国の方が落ち着くのかも」と話すマティアスは、元々、生物学を学んでおり、小さい頃からアーティストになろうとは特に思っていなかったという。ただ、絵を描くことは好きだったようで、自分の部屋で小さな展覧会を開き、彼の両親を招待したという微笑ましいエピソードも教えてくれた。その後、「流れに身を任せた(笑)」と名門、パリ国立高等美術学校に入学し、後のビジネスパートナーとなるミカエル・アムザラグと運命の出会いを果たす。そしてマティアスとミカエルはグラフィックスタジオとして「M/M(Paris)」を立ち上げた。アート、ファッション、エンターテイメントと縦横無尽に活動するからこそ、彼らの肩書きをひと言でまとめるのは難しいが、マティアスに今ならどんな肩書きがふさわしいか、尋ねてみた。「いつもぴったりと合う肩書きを見つけるのが難しいかな。特にグラフィックデザイナーとしてやってきているわけでもないし。だから、ユニット名も名前の頭文字をとって『M/M(Paris)』にしている。私たちは、物(作品)を作るのではなく、アイディアをプロデュースしているからね」とマティアス。また、ジャンルの垣根を超えた様々なプロジェクトに対するアプローチ方法も、特に振り分けておらず、同じ姿勢で挑むようにしているという。ヨウジヤマモトやのほか、福島発のアートマガジン『X MAGAZINE』のロゴ、パルコの広告キャンペーンなど、日本に関わる多くの仕事もこれまでに携わってきた2人。約10年前に初めて来日してから何度も日本に訪れているというが、そんな日本からも多くのインスピレーションを毎回得ているという。「日本で好きなものはたくさんあるけど、私たちを初めて日本に招待してくれたアート・ディレクターの浅葉克己さんのことは尊敬しているし、感謝している。彼はバランスのとれた素晴らしい方だと思うよ」。M/M(Paris)がロゴを手がけたという『X MAGAINE』は、福島出身の八木沢俊樹が、東日本大震災に対する文化支援的な意味合いで、2013年に立ち上げたプロジェクト。M/M(Paris)をかねてから敬愛していた八木沢がメールを通じて直接オファーしたことで、コラボレーションすることになったという。「どんな困難な状況であっても生きることに対する信念が感じられるのは、世界中を見ても日本しかないと思う。東日本大震災や原発の問題からも、復興に向けて力を合わせる姿は本当に素晴らしい。だからこそ、福島発のアートマガジン『X MAGAZINE』でロゴを手がけたことは、微力ながら協力できたと思っているよ」。グラフィックデザイン全盛期ともいえる1990年代に、視覚的に理解し合える“タイポグラフィ”を用い、そのミステリアスで暗号性のあるデザインでクリエイティブな表現方法を生み出したM/M(Paris)。そんな彼らがこれまでの20年にどのような道を歩んできたのか?その答えは、展覧会で見つけ出してほしい。【展覧会場法】M/M(PARIS)SUGOROKU DE L’OIE会期:4月20日18:00まで会場:パルコミュージアム住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ・パート1・3FTEL:03-3477-5873--【前編】「過去20年間のポスター作品からゲームのように紐解く、M/M(Paris)の軌跡」を読む。
2015年04月17日フランスを拠点に活動するクリエイティブデュオ、M/M(Paris)のポスター展「M/M(PARIS)SUGOROKU DE L’OIE(エムエムパリス スゴロク ドゥロア)」が4月20日まで、渋谷のパルコミュージアムにて開催中だ。2008年に行われた展覧会「The Theatre Posters」以来となる本展は、日本の“すごろく”に似たフランスの伝統的ボードゲーム「LE JEU DE L’OIE」を題材に、これまでに制作したポスターをマス目に見立てて展示するという、ユニークな内容。会場内はまるで迷路のように入り組んだ回廊で構成されている。どうしてこのようなポスター展を日本で行うことに決めたのか?今回、本展の開催に合わせて来日していたM/M(Paris)のマティアス・オグスティニアックに話を聞いた。2014年秋冬シーズンから、パルコの広告を手がけている「M/M(Paris)」だが、今回パルコで展覧会を行うことにしたのは「他よりもさまざまなトレンドがミックスされている場所なので、展示会のテーマにもふさわしいと思ったから」だそう。「展示会場も螺旋のようなレイアウトにし、ポスターもフランスのボードゲームである『LE JEU DE L’OIE』のマス数である、“63”に合わせてフランスからアーカイブの63枚の厳選されたポスターを運んできた」という言葉通り、まさにマティアスが話す“テリトリーがあってルールがある、ゲームのような感覚の展覧会”が創り上げられていた。ところで、どうしてマティアスは日本の「すごろく」を知っていたのだろうか。「もちろん、リサーチして見つけたんだよ。やったことはないけれど、だいたい、同じようなゲームが各国1つずつ存在するもの。それで『すごろく』が『LE JEU DE L’OIE』と同じような気がしたので、それらの名前を混ぜ合わせた展示会名にしたんだ」。展覧会の構成をゲーム仕立てにした理由について、「ゲームのように駒を進めていくようにするなかで、自分たちが決めたことがどのような運命を歩むことにつながったのか、ということを表現している。20年続けてきたポスター作りのアーカイブを並べることで、それを伝えることにもなる」と話す。つまり、ゲームというものは、サイコロを振ることでさまざまな人生が決まる。次にどんな目が出るか予想できないように、これまでM/M(Paris)が経験した出会いもまた偶然。彼らのクリエイションとゲームとを重ねる展示方法が、彼らの作品特有の神秘性や暗号性を現わしている。まさに「すごろく」のボードを彷彿とさせるレイアウトの展示会場では1996年に芸術センター「Le Theatre de Lorient」とのコラボレーションで制作したポスター作品「Brancusi contre Etats-Unis」から2014年に公開した最新作まで、順を追って展示している。その中には、M/M(Paris)がタッグを組むことが多いフォトグラファー、イネス・ ヴァン・ラムスウィールド&ヴィノード・ マタディンとのコラボレーション作品で、俳優のビル・マーレイをコラージュのように見せた「Opening Parenthese」、カール・ラガーフェルド、ビョークが登場するビジュアルなど、アーティストやクリエイターとの共同作品も展示。彼らのこれまでの“軌跡”とも呼べるマス目に見立てたポスターを、来場者が“コマ”を進むように1枚ずつ観ていく、ユニークな体験ができる会場になっている。--後編はM/M(Paris)と日本との繋がりについて。
2015年04月17日Tマネーは4月16日、インコム・ジャパンのPOSA技術を活用し、「Tマネー」をプレゼントできるPOSA型ギフトカード「Tマネーギフトカード」の提供を開始すると発表した。その第一弾として、同日より全国のTSUTAYA店頭で「マネーギフトカード」を販売する。「Tマネー」は、2014年11月、「Tカードが1枚あれば、Tポイントも貯まって支払いもできる」をコンセプトにTカードに追加されたプリペイド型の電子マネーサービス。特別な手続きは必要なく、Tカードにそのまま現金をチャージすることで利用可能で、チャージしたTマネーは加盟店にて活用することができる。今回新たに提供する「Tマネーギフトカード」は、3000円・5000円・1万円の3種類を用意し、パソコンやスマートフォン、タブレットからTサイトの「Tポイント/Tカード」を通じてチャージ手続きを行うことで、場所と時間を問わず、TカードにTマネーをチャージすることが可能だ。Tマネーでは今後、取り扱い店舗の拡大を図っていくほか、新しいギフトやノベルティとしてさまざまな場所で提供していくという。
2015年04月17日アスクは13日、SUNIX製のUSB 3.1対応インタフェースカード「USB2311C」と「USB2312」を発表した。いずれもASMedia製のコントローラーチップ「ASM1142」を採用している。4月下旬の発売予定で、価格はオープン、店頭予想価格は7,000円前後の見込み。○USB2311C - USB 3.1 Type-Cポートを増設USB2311Cは、PCにUSB 3.1 Type-Cポート(ダウンストリーム)×1基を増設するインタフェースカード。PCとの接続側はPCI Express 3.0 x1、電源供給としてSATA電源コネクタを備える。搭載USBポートの電源供給能力は最大3.0Aだ。製品にはロープロファイルブラケットやドライバCDが付属する。本体サイズは約W65.3×68.5mm、対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1、Linux 2.6.31以降。○USB2312 - USB 3.1 Type-Aポート×2基を増設USB2312は、PCにUSB 3.1 Type-Aポート×2基を増設するインタフェースカード。PCとの接続側はPCI Express 2.0 x2で、電源はPCI Expressバスパワーだ。搭載USBポートの電源供給能力は各ポート最大0.9Aとなっている。製品にはロープロファイルブラケットやドライバCDが付属。本体サイズは約W79.3×68.5mm、対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1、Linux 2.6.31以降。
2015年04月13日エアバス(本社: 仏トゥールーズ)は4月3日、最大離陸重量を242t増加させたA330-300が欧州航空安全庁(EASA)より型式証明を取得したことを発表した。今後、米連邦航空局(FAA)による型式証明も取得する。さらに、A330-200の最大離陸重量242t増加型も型式証明を取得する予定。すでに世界中の11社が最大離陸重量増加型タイプを選定している。今回型式証明を取得したA330-300重量増加型のエンジンはCF6-80E1エンジン。今後、そのほかのエンジン(PW4000とTrent 700)装備機の型式証明も取得する。飛行テストは2機のテスト機によって合計100飛行時間実施された。2機のテスト機のうちMSN0871が改良を施した空力性能の実証に使用され、MSN1628が中央翼タンクの使用に関する評価や全体の飛行性能の実証に使用された。離陸重量増加型A330の機体構造は、現在開発を進めるA330neoのベースとなっている。最大離陸重量が増加し、空力性能が改良されて燃料積載量が増えることによって、A330-300は最大15時間飛行することができるようになる。また、既存の路線でペイロードを増加することも可能となる。航続距離は既存の最大離陸重量235tのタイプよりも約500海里/926km延長される。これにより、欧州と東南アジアを結ぶ路線で直行便の運航が可能になる。双発のA330ファミリーは250席から300席を装備する世界中で高い支持を得ているワイドボディ機。これまでに約1,500機の受注を獲得し、世界中の100社以上によって約1,150機が運航されている。なお、派生機に貨物専用機、VIP用、軍用輸送機/タンカーがある。
2015年04月07日●GeForce GTX 960Mを搭載した万能ノートの実力とは?マウスコンピューターの「MB-T710X」は、15.6型ディスプレイを採用したボディに「NVIDIA GeForce GTX 960M」という最新のGPUを組み合わせた、ハイスペックなノートPCだ。ゲームに特化したマシンが欲しいわけではないが、エンタメからビジネスまで幅広く対応できるものがいいという、大人のユーザー向けに作られたこのモデルを、早速試用してみた。○NVIDIA GeForce GTX 960Mを搭載し、ゲームハードな使い方にもバッチリ対応マウスコンピューターの製品は、一つのシリーズに同じデザインで構成が違う複数のベースモデルが用意され、さらに購入時にはBTOカスタマイズにも対応。自分好みのマシンを見つけやすいのが特徴だ。今回の「MB-T710X」は「m-Book T」シリーズに属している。その標準構成は、CPUにインテルCore i7-4710MQ(4コア、2.5GHz、ターボ・ブースト機能利用時最大3.5GHz)を採用し、16GBのメモリと1TBのHDDを搭載している。グラフィックス機能はCPU統合のインテルHDグラフィックス 4600と最新のGPU・NVIDIA GeForce GTX 960Mを、負荷が軽い場合は前者、高負荷の場合は後者というように利用状況に合わせて自動的に切り替わるシステム。これにより、消費電力を抑えつつ、ハイパフォーマンスを実現している。実際の使い勝手も非常にいい。Windowsの快適さを評価するプログラム「WinSAT」の実行結果を、「Windowsエクスペリエンス インデックス」の項目にあわせて紹介すると、以下のようになる。CPUとメモリの値は8.1と十分に高く、処理速度の速さを確認できる。一方、グラフィックスの評価が低めになっているのは、インテルHDグラフィックス 4600のほうが有効になっているからだろう。プライマリディスクの値はHDDとしては普通といえる。PCの総合的な力を見る「PCMark8」や3D処理性能を測る「3DMARK」の結果はかなりいい。ゲーム用として作られたマシンではないが、十分ゲーミングノートと名乗っていいだけの優秀な値が確認できた。ゲームに特化したモデルではないが、人気の「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」を3つのモードで動かしてみた。もちろんこの場合は、NVIDIA GeForce GTX 960Mが有効になっている。結果「最高品質」(1920×1080)でも「とても快適」となり、ゲームにも十分対応できることがわかった。ベンチマークでは、ノートPCとして上位クラスの性能を持っているといってよい結果が出た。しかし、その価格は119,800円(税別)に抑えられており、コストパフォーマンスも優れている。高性能をリーズナブルに手に入れたい人に、ピッタリのモデルといえるだろう。●落ち着いたデザインに充実のインタフェースを用意○紺色の採用などにより、ほかとちょっと違う落ち着いた雰囲気を演出本体のカラーは、PCとしてはちょっと変わった雰囲気の色だ。トップカバーはクリア層の下に格子状のパターンが描かれたもので、パターンのおかげかグレーがかって見える。しかし横から見たときにのぞく、パームレストやキーボード周りの部分は紺色だ。実際に開いてみると、紺色のマットな素材に、粗い布目のようなパターンが刻まれており、その感触はサラサラとしていて心地いい。汚れにくい加工が施されているようだ。黒やシルバーといったありきたりの色では物足りなく、派手な赤などは選びづらい。そんな大人のユーザーに好印象なデザインとなっている。本体サイズはW376×D252×H34.9mm(折り畳み時)。重量は約2.6kgで、見ためのボリュームから想像した重さより軽く感じられた。屋内でのちょっとした移動なら十分対応でき、据え置きで快適に利用しながら、ちょっとした自由度は確保したいという使い方に向いている。○充実したインタフェースとフルサイズキーボードを搭載ディスプレイは15.6型の1920×1080(フルHD)で、タッチ機能は搭載していない。表面は光沢のないノングレアタイプなので、長時間の利用でも目が疲れづらいというのがうれしいところだ。キーボードはアイソレーションタイプのものを搭載している。テンキー付きだから、表計算ソフトなどテキストや数字を本格的に入力する使い方にもしっかり対応。キーピッチは約19mmで、キーストロークは約2mmと深め。軽いタッチで快適に入力することができた。タッチパッドはバー型のボタンを採用したジェスチャー対応のもの。テンキー付きモデルではテンキーを除いた範囲の中央に配置されていることが多いが、このモデルは全体の中央にある。インタフェースは、本体右側面にマイクジャック、イヤフォンジャック、USB 2.0ポート×2、光学ドライブを搭載している。光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブだ。本体左側面には電源コネクタ、有線LANポート、HDMIポート、USB 3.0ポート×2を装備。手前側にはマルチメディアカードリーダーが搭載されている。オフィスや家庭内での通常利用ならまったく不足はないだろう。しかも、ポート同士も適切な距離をとって設置されており、利用しやすい点にも好感が持てる。○手ごろな価格で手に入る万能マシンPCを購入するとき、明確な目的を持っていない人も多いはず。毎日持ち運びたいからとにかく軽いものが欲しいならモバイルノートやタブレット、最新の超重量級ゲームで遊びたいならゲーミングマシンを選べばいい。しかしほとんどの人は、ピンポイントの目的のためではなく、オフィスやホームで毎日快適に使えるマシンを求めているというのが実情ではないだろうか。そうしたユーザーにこそ、「MB-T710X」をオススメしたい。15.6型フルHDのディスプレイとテンキー付きキーボードという組み合わせは、据え置きでの本格的な利用が可能で、2.6kgという重量はちょっとした移動なら無理なく行える。性能的にも、そこそこ負荷の高いゲームも遊べて、映像編集などにも十分対応できる。本機は何かがしたいと考えたときに、PCの性能のせいであきらめることが少ないモデルだ。それでいて手を出しやすい価格設定も大きな魅力。「あまりとがった使い方は考えていないが、なんでもできるPCをリーズナブルな価格で購入したい」、そんな多くのユーザーの要望に応えてくれる一台といえるだろう。○標準スペック上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。価格・構成については、2015/3/27(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
2015年03月31日次期iPhoneのラインナップとして、4インチサイズの「iPhone 6c」の存在が噂されるが、このほど、そのリーク画像なるものが登場した。背面はiPhone 5cとそっくりなものの、カメラ周りとマイク・スピーカーにこれまでとは違う特徴が見られるとしている。画像を公開したのは、スマートフォンのスペアパーツを扱う「Future Supplier」。同社の公式ブログ上に公開された画像には、iPhone 5cと比較したiPhone 6cの画像が掲載されている。画像からはiPhone 6cの背面はiPhone 5cのように金属ではなく、プラスチック素材を採用したものとなり、ほぼ同一のように見えるが、背面には2点、iPhone 5cとは異なる箇所が見受けられるとしている。ひとつは、カメラ周りで、フラッシュ要に設けられた穴がiPhone 5cでは正円だったのに対して、iPhone 6cではiPhone 5sと同様の楕円形状に変わっている(iPhone 6/6 Plusも正円)。もうひとつがマイクとスピーカーホールの数で、iPhone 5cではマイクが1つ、スピーカーが4つだったの対して、iPhone 6cではマイクが6つ、スピーカーには8つの穴が設けられている。iPhone 6ではマイクは1つ、スピーカーは6つ、iPhone 6 Plusではマイクが1つ、スピーカーは8つとなっている。iPhone 5cは在庫が潤沢に残ったと報じられ、多くの課題を残した端末と見るのが一般的。その理由として、プラスチックのケースが受け入れられなかったとされる指摘がある。仮にそれが正しい指摘であれば、iPhone 6cでは端末の魅力は変化しないことになる。今回のリーク画像は、今後、報じられるニュースとあわせた上で、真偽を見定めたほうがよさそうだ。
2015年03月31日桐谷美玲がキュートなヴァンパイアに扮した映画『恋する・ヴァンパイア』の完成披露試写会が3月25日(水)に開催。桐谷さんを始め、共演の戸塚祥太(A.B.C-Z)、田辺誠一、大塚寧々、主題歌を歌う三戸なつめ、柄本明、鈴木舞監督が揃って舞台挨拶に登壇した。ヴァンパイアの一族に生まれ、親を亡くしてパン屋を営む叔母夫婦の家に身を寄せ、世界一のパン職人を夢見るキイラ。ある日、幼なじみで初恋の相手である哲と再会する。ヴァンパイアと人間の壁に悩むキイラだったが…。この日は、開演の数時間前から会場の入り口前には長い行列ができており、桐谷さんは「ずっと取材を受けていて、早くからみなさんが並んでくださっていて、お喋りの声とかが聞こえてきて嬉しかったです」と感激の面持ち。映画初出演となる戸塚さんは「念願かなって映画初出演で、特別な思いが入ってます!」と強い思いを口にする。キイラは初恋の相手への一途な思いを真っ直ぐに伝えようとするが、桐谷さんはどうやって好きな相手に想いを伝えるのか?桐谷さんは「頑張ります(笑)。頑張りますけど…最後の『好きだよ』とかそういう言葉は(相手に)言ってほしい。そうなるまでを頑張って、最後は待ってます!」と恋する乙女モードで語る。また哲を想うがゆえにある行動を選択するキイラにちなんで「好き過ぎて、やってしまったこと」を告白するコーナーでは桐谷さんはフリップに「アドレス」を記入。これは、あえてメールアドレスを変更し、その変更を伝える際に「普通は一斉送信ですけど、好きな人にだけは個別に送り『絶対に登録してね』と入れる」と好きな相手とのきっかけを手に入れるための高等テクニックを明かす。ちなみに戸塚さんは、同じように好きな女の子の気を引くために「(学校の教室の)ザリガニを(好きな女の子の)机に置いた」と告白。これには会場に詰めかけた戸塚さんのファンも引き気味…?桐谷さんからは「サイアクですね」と冷たい言葉を浴びせられ、戸塚さんは「(桐谷さんと)動機は一緒なんですけど…」と苦笑を浮かべ、会場は爆笑に包まれた。『恋する・ヴァンパイア』は4月17日(金)よりTOHOシネマズ新宿(オープニング作品)ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月25日三菱電機は、数値制御装置(CNC)の新製品として、普及性の高いグローバルスタンダードモデル「M800Sシリーズ」「M80シリーズ」を発売した。2014年12月に発売したグローバルフラッグシップモデル「M800Wシリーズ」に続き、製品ラインアップの拡充を通じて、多様化する機械制御ニーズに対応する。M800SシリーズおよびM80シリーズは、独自開発のCNC専用CPUを搭載し処理性能を高め、CNCの基本性能である微小線分処理能力とPLC(プログラマブルロジックコントローラ)演算処理能力を従来比1.6倍に向上した。CNCと駆動系ドライブユニット間の光通信ネットワークを高速化。サーボ指令・制御周期が従来比2倍となり、CNCシステム全体の応答性が改善し、工作機械の生産性を向上する。なお、M800Sシリーズの旋盤向けは最大8系統32軸8主軸の多軸多系統機制御に対応。旋削加工とセンタタップ加工を同時に可能とした「主軸重畳制御」によりアイドルタイムを削減する。ロボットや搬送装置など周辺機器との接続を容易にするフィールドネットワーク(CC-Link、EtherNet/IP、PROFIBUS-DP)に対応し、自動化システム構築を支援する。また、加工状況やアラーム履歴をMESインタフェース機能により上位システムのデータベースへ自動配信。稼働データ管理に基づく生産管理の強化・予防保全を実現する。加えて、表示器・キーボードを一新し、エスカッション(取付け部)では9.5mm(従来約20.0mm)の薄さを実現。10.4型以上の表示器にはタッチパネル方式を標準採用し、スマートフォン感覚の操作が可能となっている。
2015年03月24日富士通、沖電気工業(OKI)、日本大学(日大)、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)は3月20日、M2M技術を活用した住宅・公共施設などのスマートコミュニティにおけるエネルギーマネジメントの実証実験の結果を発表した。これは2013年7月から2015年1月まで、4者が関東から関西、北陸までの広域にわたる住宅(戸建、集合住宅)、小規模店舗、学校の計27施設に対して28種類800個以上のデバイスを接続し実施したもの。実験の結果、クラウド環境から様々な機器の情報を取得、制御できる環境を前提に、学校を中心とした住宅1000戸のコミュニティを想定した場合、約20%のエネルギーが削減可能なことをシミュレーションにより確認した。また、同実証実験ではさまざまなセンサーや機器のネットワーク接続を実施し、分野によって異なる通信インターフェースの機器を効率よく接続するアーキテクチャを開発。このアーキテクチャは建物内で機器を接続するゲートウェイそれらを集約するクラウド上のミドルウェアで構成されており、クラウド上のアプリケーションから建物内の機器を制御可能にする。建物内におけるネットワーク障害やデバイス障害を検出する機能の一部が備わっているため、利用者だけではなく、運用保守向けのM2Mプラットフォームとして活用することもできるという。。同アーキテクチャは、ITU-Tにおける国際標準Y.2070として標準化され、M2Mプラットフォームの障害検出機能については、デバイス、ネットワーク機器などの機能要件のガイドラインをベンダー各社の協力のもと作成し、情報通信技術委員会の技術レポートTR-1057として2015年3月に発行される。実験ではさらに、HEMSなどの普及により数量増大が見込まれる920MHz無線対応システム間における電波干渉を軽減する技術を開発し、住宅におけるデバイスとゲートウェイ間の通信技術として920MHz無線の有効性も検証したとのこと。4社は今後、実験成果を標準化文書、技術レポートとして発行し、シミュレーターの一部はフリーウェアとして広く公開していくとしている。
2015年03月20日ユニットコムは12日、NVIDIAのノートPC向け最新GPU、GeForce GTX 960M / 950M / 940Mを搭載した15.6型ノートPC新製品を発表した。各グラフィックスを搭載した3製品を用意し、いずれの製品にも通常モデルと即納モデルの2モデルを用意。同社が運営する「パソコン工房」などで販売し、価格は92,980円から(税別、以下同)。GeForce GTX 960M搭載モデルの主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4720HQ(2.6GHz)、チップセットがMobile Intel HM87 Express、メモリが8GB、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 960M 2GB、液晶が15.6型ワイド(1,920×1,080ドット)、光学ドライブがDVDスーパーマルチなど。OSはWindows 8.1 64bitもしくはWindows 7 Professional 64bitを選択可能。この構成で、価格は通常モデルが122,980円、即納モデルが129,980円。GeForce GTX 950M搭載モデルの主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4710MQ(2.5GHz)、チップセットがMobile Intel HM86 Express、メモリが8GB、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 950M 2GB、液晶が15.6型ワイド(1,920×1,080ドット)、光学ドライブがDVDスーパーマルチなど。OSは、同じくWindows 8.1 64bitもしくはWindows 7 Professional 64bitを選択可能。この構成で、価格は通常モデルが112,980円、即納モデルが119,980円。GeForce GTX 940M搭載モデルの主な仕様は、CPUがIntel Core i5-4210M(2.6GHz)、チップセットがMobile Intel HM86 Express、メモリが4GB、ストレージが500GB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 940M 2GB、液晶が15.6型ワイド(1,920×1,080ドット)、光学ドライブがDVDスーパーマルチなど。OSは、上記2モデル同様Windows 8.1 64bitもしくはWindows 7 Professional 64bitを選択できる。この構成で、価格は通常モデル/即納モデルともに92,980円。
2015年03月12日●ラベル印刷のコストダウンとリードタイム短縮○高速性・高画質のC7500シリーズエプソンは3月10日、PrecisionCoreラインヘッドによって最大300mm/秒の高速・高画質印刷を実現した、フルカラーラベルプリンタ「ColorWorks TM-C7500/TM-C7500G」(以下、C7500シリーズ)を発表した。現在、小中ロットのカラーラベルは印刷業者に依頼するケースが主流だが、リードタイムとコストアップの要因となる。一方で、必要なカラー部分をまとめて印刷し、オンデマンドでモノクロ印刷する場合、多種類のプレプリントラベルをストックする必要があり、管理に問題があった。フルカラーをオンデマンド印刷すれば、真っ白なラベルストックのみで多種多様な要求に応えられる。従来、こうしたプリンタは印刷枚数の少ない製品ラインナップだったが、C7500シリーズは高速印字によって、これまでの製品では対応が難しい製造業や食品製造加工業のニーズに応えるという。製品発表会では、セイコーエプソンの深石明宏氏がラベルプリンタ市場に関して説明。広告宣伝に使われる商品ラベル「プライマリーラベル」市場が4兆円、情報表示や物流、小売、医療などで使われる「セカンダリーラベル」市場が1兆円と、合計5兆円規模で展開されている。また、嗜好の多様化による多品種小ロットと環境負荷の低減、および小ロットによるコストアップと長いリードタイムの改善、印刷損紙や廃液対応、在庫管理の効率化などには、オンデマンドプリンタが望まれているした。さらに法制度・基準に対応する、識別性を上げるためにカラー化がトレンドとなっているという。同社のラベルプリント事業に関しては、2つの事業部が関連している。1つは、極小~小ロットのインハウス・オンデマンドカラーラベル作成のための「ColorWorksシリーズ」を取り扱う、ビジネスシステム事業部だ。もう1つは、ラベル印刷業者向けの小~中ロットの商品ラベル生産を行う「SurePressシリーズ」を扱う、インダストリアル・ソリューションズ事業部である。今回発表となったC7500シリーズの「TM-C7500」「TM-C7500G」は、基本的なハードウェアは同じ。普通紙・マット紙・合成紙に適したマットインクを搭載するTM-C7500と、光沢紙に適したフォトインクを搭載するTM-C7500Gという違いだ。どちらも4色水性顔料インクを使用し、価格は748,000円だ。C7500シリーズの投入で印刷速度を重視した方向は満たされたとして、今後の製品戦略では高dpiの製品を提供する予定だという。●ColorWorksの販売戦略○オンデマンドカラーラベル市場促進のための各種の施策も続いて、エプソン販売の細川 雅弘氏がColorWorksの販売戦略について説明した。まず「カラープリンタは高い」というイメージ払しょくのため、C7500シリーズの発売とともに従来製品の価格を見直す。オープンプライスの従来機(3製品)に標準価格を設定して、価格を前面に出していく。価格改定は2015年4月から。また、元々フルカラーが当たり前の商品ラベルだけでなく、プレ印刷+モノクロの利用が多かった情報ラベルをフルカラーオンデマンドに、そしてモノクロ主体の識別ラベルのカラー化を促進する。C7500シリーズを市場投入によって、従来のエプソン製品では速度面で問題のあった業種にも対応できるとした。加えて、2014年8月から行ったC3500のモニターキャンペーンを紹介し、そこで出てきた課題と解決のための施策を紹介した。100件のモニターでまず出てきた意見は、自社でカラーラベルを作れることを知らなかったり、印字メディアの選択肢が少なかったりすること。そして、どうやってラベルを作るか分からないという課題。そこで「認知度アップ」「提供ラベル種拡大」「後加工機の提案」「コンサルティング」という4つの施策を行う。認知度アップに関してはワークショップや展示会への積極参加、ラベルに関しては1cm刻みの全面ラベルを含む31アイテムを追加、後加工はメーカー製品の提案、コンサルティングはWebサイト「MyEPSON」を利用した簡単印字ソフト、テンプレート提供と印刷業界とのビジネスマッチングを用意する。これらの施策と新製品投入による新業種へのアプローチを含め、来年以降65%の業界シェアを継続して確保。今後3年間における、C7500シリーズの販売台数の目標を1,400台とした。
2015年03月11日エアバス(本社: 仏トゥールーズ)は現地時間の3月9日、デルタ航空の最大離陸重量242t増加型A330が塗装を完了し、工場からロールアウトしたことを発表した。242tのA330はA330neoに向けたプラットホームであり、A330は最大離陸重量が242tに増加したことで、航続距離は最大500海里(926km)延長され、燃費性能を最大2%削減することができるという。
2015年03月10日4月3日(金)より京都・南座で上演される舞台『広島に原爆を落とす日』の制作発表が2月19日、都内で行なわれ、演出・脚色を務める少年隊の錦織一清、主演のA.B.C-Z、戸塚祥太らが出席した。同作は劇作家、つかこうへいが作・演出を手がけ、1979年に初演。以降、様々なカンパニーにより再演されている。第二次世界大戦を背景に、白系ロシアの血を引く日本海軍少佐のディープ山崎を主人公に、究極の愛を描いた作品。演出・錦織、主演・戸塚のコンビは、2013年の『熱海殺人事件』、2014年『出発』に続き、今回で3作目。錦織は「年に1度つかさんの作品をやらさせていただくというのは、ご褒美だと思っています。つかさんのお芝居は出演者の生身の力で作っていく力強い作品だと感じているので、諸先輩方、そして後輩のとっつー(戸塚)の力を借りて良い作品にしたい」とコメント。同作への印象については「つかさん版『ロミオとジュリエット』なんじゃないかと思っています。タイトルは『広島に原爆を落とす日』というタイトルで、第2次世界大戦を背景に、ということではありますが、必ずしも“戦争”ということだけではなく、そこを生きていく人間を描いていければと思います。そのうえで、今年で戦後70年という節目にこの作品を見ていただいて、当時の事を考え直すきっかけになれば」と語った。主演を務める戸塚については「昨年の『出発』では等身大で合っているお芝居だったと思っているんですが、この作品では今までにない狂気のとっつーが見たいですね。とっつーってこんな人だったのか、ってファンの方がちょっと引いてしまうくらいの演技が見たい」とリクエスト。ディープ山崎を演じる戸塚は「台本のセリフ量の多さに尻込みして弱気になっているんですが・・・(笑)、絶対にいけます!やります!」と自分に言い聞かせるようにコメント。同役は1997年に事務所の先輩でSMAPの稲垣吾郎も演じた役だが、「稲垣さんも自分自身のディープ山崎を見つけて演じていた筈なので、僕も全身全霊をかけて自分なりのディープ山崎を見つけるために、もっと台本を読み込みたい。つかさんの言葉を皆さんに伝えて行ければ」と意気込んだ。また錦織の演出については「稽古場では出演者の誰よりもエネルギッシュで、その場でアイデアがポンポンと出てきて凄い」と語った。舞台『広島に原爆を落とす日』は4月3日(金)から6日(月)に京都・南座、4月7日(火)に広島・アステールプラザ 中ホール、4月8日(水)に兵庫・神戸文化ホール 中ホール、4月11日(土)に静岡・静岡市清水文化会館(マリナート)大ホール、4月12日(日)に愛知・刈谷市総合文化センター、4月14日(火)から23日(木)に東京・サンシャイン劇場で上演。なお、京都公演は一般発売に先がけて、電話抽選先行を実施中。受付は2月23日(月)午後6時まで。電話番号は0570-02-9580。
2015年02月20日M-AUDIOは、プロレベルのパフォーマンスと快適さを提供する新たなモニタリングヘッドフォン「M40」および「M50」を発表した。価格は、M40が59.99ドル、M50は79.99ドル。2015年1月ごろ発売予定。「M50」は50mmドライバを搭載したオーバーイヤーモニタリングヘッドフォン。 付け心地の良さを追求したノイズアイソレーションオーバーイヤーデザインで、長時間のスタジオモニタリングにも適する。ワイドレンジな28~20kHzの再生周波数帯域は、ソースやジャンルを選ばず音楽を聴くことができる。レザークッションヘッドバンドおよびイヤーキャップにより長時間でも快適に使用可能で、1.8mの取り外し可能なケーブル、および1/4インチアダプタが付属する。一方、「M40」は40mmドライバを搭載したオンイヤーモニタリングヘッドフォン。36~20kHzの再生周波数帯域を実現した。M50同等のレザークッションヘッドバンドおよびイヤーキャップにより長時間でも快適に使用でき、1.8mの取り外し可能なケーブルが付属する。
2015年02月16日●Cortex-M7の命令セットはCortex-M4と同じ2014年9月にARMはCortex-M7を発表し、早速AtmelとFreescale、STMicroelectronicsがライセンスを受けたことを発表したのは既報の通り。加えて11月にはSpansionもライセンスを取得しており、恐らくすでにCortex-M4のライセンスを受けているメーカーのほとんどはこれに追従するのではないかと思われる。そのCortex-M7、内部構造が2014年に行われたARM TechConで発表されているので、これを紹介しつつ、今後のMCUの動向についてちょっと考察してみたいと思う。○内部構造Cortex-M7そのものの命令セットはCortex-M4と完全に一緒である(Photo01)。恐らく次のARM v8Mが発表されるまで、これは変わりそうに無い。逆に言えば既存のCortex-M0~Cortex-M4のコードはそのまま完全に互換に動作することが保障されているわけでもあるが、ただし最適化に関してはちょっと話が面倒なことになりそうだ(これは後述)。さて、そのCortex-M7の内部構造はこんな具合である(Photo02)。直接比較できる図ではないが、Cortex-M4と比較した場合に、このレベルでの大きな違いは、当初からCacheとTCMが(オプション扱いながら)用意されていることだ。こちらにもちょっとあるが、Cortex-M7プロセッサは5 CoreMark/MHzの性能とされており、なので90nm世代で200MHz、40nm世代で400MHz、28nm世代では800MHzを狙えるという見積もりになっており、何をどうやってもEmbedded Flashでは絶対に追いつかないし、QuadSPIの外部Flashでも間に合いそうにない。なので命令キャッシュに加え、L2としても利用できるTCMの利用はまぁ必然になるのは当然であろう。さてそのパイプライン構造がこちら(Photo04)。ALU×2、Load/Store×1、MAC×1の4命令同時実行が可能で、さらにFPUがオプションで利用される。ただDec #2というかIssue unitはそこまでの命令幅はないと思われる。Cortex-M4の性能との比較で考えると、Issue unitは2命令の同時発行で、FPUが加わってもこれは変わらないものと思われる。これを3命令以上にしようとすると、命令Fetchの帯域もさることながらData Fetchの帯域も同時に増やさないとバランスが悪くなるし、一般論として3命令のIn-Order Superscalarがどこまで有効なのかは疑問で、そろそろOut-of-orderの実装が欲しくなるが、そこまでいくとMCUの枠をはみ出している気がする。バランスを考えれば2命令のIn-orderは悪くない選択だろう。これに組み合わされるのがTCM(Photo05)である。TCMそのものはCortex-M世代でもオプションでは使えた(最初に登場したのはARM9の世代で、ARM926EJ-Sあたりが実装を始めた走りだったと記憶している)はずだが、Cortex-M7ではこれを積極的に実装に利用している。Photo02を見直していただくと判るが、Instruction TCMはオプション扱いだが、Data TCMは標準装備扱いになっており、しかもわざわざTCM Arbitoration I/Fを標準装備しているあたりが従来と大きく異なるところだ。Instruction TCMがオプションなのは、Instruction Cacheを実装する方法も取れるからで、どちらを使うかはメーカーの好みで選べる事になる(両方実装するのは不可能ではないが、構造的には意味がなさそうだ)。TCMはメモリアドレス的にはAXI経由で接続される外部メモリと連続する空間にmappingできる(ので、アプリケーションから見るとどちらも同一の空間として扱える)が、外部I/Fは異なっており、専用のDMA Channelに繋がっているのが判る(Photo06)。これはどういうケースかというと、そもそもTCMはSRAMなどと比べてもずっとエリアサイズが大きくなるので、あまり大容量にするのはコストへのインパクトが大きい。そこでTCMの容量はそこそこにしておき、外部に専用SRAMを装備してDMAで繋ぐ、といった逃げ方が考えられる。実際Data TCMが32bit Block×2の構成になっているのは、Dual Bank的な使い方を想定していると考えられる。あるBankをCPUがアクセスしている間に、もう片方のデータを外部SRAMに退避、あるいは外部SRAMからデータを取り込みといった使い方で、この際にはDMAで高速転送を掛けるという形だ。Instruction TCMの方は(Photo02にもちらっと出てきているが)、Flash Accelerator的な使い方が主になるだろう。さてそれではキャッシュは? というとこんな感じ(Photo07)。サイズは最大64KBで、MCU向けとしては最大級ではあるが、下手なアプリケーションプロセッサ並みという性能を考えると、もう少し大きく取れても良い様な気もする。ちなみにTCMとCacheの使い分けとしては、トータルとしてどれだけ大きなメモリ量を扱うか次第である。TCMの場合、その領域はNon-Cachableであり、かつ入れ替えなどのメカニズムは用意されない。だからこそアクセス時間が一定のものとして扱えるという話であるが、逆に言えばTCMの容量より大きいデータやプログラムを扱うのは著しく困難になる。キャッシュの場合は当然Hit/Missに応じてアクセス時間が変わる一方、かなり大きなプログラム/データであっても相応の効果が期待できる。つまるところはどっちを狙うかという話で、原理的に両立は難しい(というか、両方装備しても構わないけど無駄が多い)。なので後はアプリケーション要件(リアルタイム性を狙う製品か、アプリケーション性能を狙う製品か)に応じて構成を選ぶ形になる。話を戻すと、D-CacheのControllerの方は、AXI Master以外にAHBのPeripheral Portも搭載されている(Photo08)。これは、大量のデータを扱う場合などに便利である。特にストリーミングデータを連続して処理、なんて場合にいちいちデバイス→メモリ→CPUコア→メモリなんて形でデータの移動を行っていると、こうしたデータの転送に要する時間が馬鹿にならない。ところがAHBP経由で直接データをD-Cacheに流し込み(この際にMemoryへのWritebackは行わない)、そのままMACユニットで処理、必要ならその結果を再びAHBP経由でデバイスに送り返すなんて事も可能であろう(この際もWritebackは行わない)。この動作は、あるメモリ領域をNon-shared cacheable memoryに指定しておくことで可能になるようだ。AHBPの話をしたついでに、システム構成について説明しておく。最小構成のCortex-M7ベースMCUはこんな形で構成できる(Photo09)。とりあえず余分なものが一切入らない分、シンプルではある。周辺回路はこの場合、AHBP経由でぶら下がる形になる。ただ、これだとInstruction TCMの容量を超えるサイズのプログラムでは急速に性能が低下するというか、Flash Memoryのサイズを相当小さくしておかないと、TCMが占めるエリアサイズが肥大しかねない。そこでこれを超えそうな場合はFlash Acceleratorを外部に接続することで、性能の低下をなるべく抑える必要がある(Photo10)。逆に拡張性やアプリケーション性能を重視するのであれば、むしろPhoto11の様にAXIを使って多くの周辺回路やFlashなどを繋ぐようにしたほうが楽である。このあたりは各メーカーの判断によるわけだが、例えばSTMicroelectronicsの「STM32F7」の場合はPhoto11の方式を選んだ様だ(Photo12)。もう一度コアに話を戻すと、設計時点で省電力に向けた設計もかなり盛り込まれている(Photo13)ほか、ECCの強化とLock Stepの対応が当初からなされているのは流石と言える(Photo14)。●Cortex-M7はCortex-M4に比べてどの程度性能が改善されるのか?○最適化技法まだ実際のプロセッサが世の中に出ていない状態ではあるが、すでにCortex-M7に向けたプログラミングマニュアルがリリースされている。最適化にというよりもコード移植に関しては、たとえばこちらのApplication Noteが参考になる。とはいっても、先に述べた通り基本的にはCortex-M4までとCortex-M7はバイナリ互換だから、既存のプログラムが動かないというケースはほとんど無い。もちろんMCUだから、実際にはI/O空間やら周辺回路やらの違いに起因する問題はあるが、それは別の議論なのでここでは措いておく。先のApplication Noteによれば、Cortex-M4までとCortex-M7の違いはまずFPUにあるとしている。Cortex-M4はFPv4だがCortex-M7はFPv5に準拠しており、新たな命令が追加されて性能が改善しているとする。また、整数演算命令に関してはタイミングをDelay loopで調整している場合、コードの変更が必要。Cortex-M7では、起動時にIVT(Initial Vector Table)が0x00000000である必要がないので、IVTはVector Table Offset Registerから取得するように変更すべき。Cortex-M7ではメモリが複数のバスに分散して配置される必要があり、またメモリのLoad/Storeが他の命令と並行に実行される可能性があるので、メモリアクセスの整合性を取るBarrier命令(DMB/DSB/ISB)を積極的に利用して整合性を取る必要が出る場合がある。Cortex-M4までに用意されていたBit bandingの機能はCortex-M7には搭載されていないので、これを利用している場合はコードの変更が必要。Flash Patchの機能もCortex-M7には無いので、(非常に稀ではあるが)利用している場合は変更が必要。Cortex-M3/M4ではAuxilary Control Register経由でWrite BufferやMulti-cycle instruction interruptionをDisableに出来たが、Cortex-M7ではその機能が無くなった。Cortex-M3/M4ではCCR(Configuration and Control Register)にDouble word stack alignmentのDisable/Enableの機能があったが、Cortex-M7では64bitバスになった関係で常にDouble word alignmentになり、Disableにすることはできなくなった。といった細かな違いはあるが、概ね既存のコードはそのまま動くとする。では性能改善は? というと、例えばLoad/Store UnitがALUと並行して動くようになったから、Cortex-M4ではPhoto15の様にLoad/StoreとALUをInterleaveで実施するように記述することで性能が改善するとしている。またMAC Unitに関しても、浮動小数点演算のサポートや1サイクルでのMAC演算が追加され(Photo16)、随分DSPに近くなった。特にMAC演算に関しては、Cortex-M4が加算・乗算それぞれ2cycleずつで、しかも同時には発行できなかったのに対し、Cortex-M7では1cycleで乗加算をまとめて実行できるようになっており、大幅に性能が改善しているとする(Photo17)。ただ、命令のスループットが4倍になったからといって、I/OのThroughputはそこまでは上がらない訳だが、それでも主要なMAC Unitを使う演算で2倍の性能を出せる(Photo18)のは、常時Load/Store Unitが稼動することで見かけ上従来の2倍の帯域が利用できるからということと考えて良いと思う。●今後はCortex-M7の活用がMCUのトレンドに!?○今後のMCUの方向性さて、ここからはちょっと与太話になってゆくので、そのつもりでお読みいただきたい。Cortex-M7のエリアサイズは(もちろんプロセスによるのだが)どの程度か、という数字は今もってARMからも発表されていない。何しろサンプルにしろ製造しているのはSTMicroelectronicsのSTM32F7のみで、そのSTM32F7も遅れている(こちらの記事では今年第1四半期中にNucleoを出す予定という話だったが、どうも遅れている様で、早くて5月位になりそうらしい)状態ではまだ具体的な指針も出しようがないのだろう。流石にこの規模の製品で、しかも90nm前後だと、ARMがPOPを出したりすることもないから、ある程度製品が揃うまで(NDAベースの資料はともかく公式には)出てこないと思われる。今のところ唯一ヒントになりそうなのは、STM32F7の発表会の際に示されたFloor Planの写真(Photo19)である。この中のCPUコア以外の部分を色分けしたのがこちら(Photo20)で、ラフに言って1MB Flashの2倍ほどの面積を占めているのが判る。さて比較対象だが、適当なものがなかったので、英語版のWikipediaのARM Cortex-Mの項目にリンクされている「STM32F100C4T6B」の写真を使わせていただくことにした(Photo21)。Wikipediaの説明では16KB Flashの構成とあるが、このSTM32F1ファミリーは130nmのembedded Flashプロセスを利用し、最大128KBのFlash Memoryと8KBのSRAMという構成で、ダイをいちいち16KBにあわせて作り直しているわけではないので、ダイそのものは最大構成で製造され、ここから必要な容量だけが有効になっていると思われる。それを加味してエリアの推定を行ったのがPhoto22である。ラフに言えば、Cortex-M3のダイサイズは、128KB Flashの半分、つまりFlash 64KB程度ということになる。Cortex-M7の推定エリアサイズは1MB Flashの2倍近いから、2MB分。なので、両者のエリアサイズを比較する、Cortex-M7のエリアサイズはCortex-M3の32倍という恐ろしい推定になる。もっともこの推定は、embedded Flashの寸法がノードごとに同じ寸法で縮小された場合の計算である。実際には同社のembedded Flashは130nmで0.16μm2が90nmでは0.076μm2とプロセスノード比をやや上回る比率で縮小されており(Photo23)、これを勘案するとほぼ30倍というところだろうか。随分差があるように思われるだろうが、STM32F7の構成が先のPhoto11に近い事を考えると、そう不思議ではない。Photo12にある8-Layerのmulti-AHB bus matrixもCPUコア部の中に入っていると考えられるためだ。この分を抜くと、いいとこ20倍程度だろう。しかもCortex-M7コアには4KBのCacheとFPUユニットも搭載されている(これもCPUコア部の中に含まれている)から、これを抜いて純粋にCortex-M3とCortex-M7の整数演算部だけを比較するとまぁ10倍というあたりではないかと思う。さて、大雑把に推定が出来たところで、ちょっと実データを見て見たい。下の表はCortex-M3/M4の実装データをまとめたものである。何故かCortex-M3は28HPMがある一方で130/180nmの数字がなく、Cortex-M4は逆に180nmから始まってるあたりが不思議というか面白いのだが、概ねプロセスノードに従った比率でサイズが変化するCortex-M4のエリアサイズはCortex-M3の概ね2倍という数字になっていることが判ると思う。ここから考えて、Cortex-M7のエリアサイズはCortex-M4の5倍程度で、90LPで0.9平方mm、40LPで0.2平方mm、28HPMで0.1平方mmというあたりに落ち着くのではないかと思われる。本命が40LP以降ならこれは十分許容できるエリアサイズであろう。さて、ちょっと話が飛ぶのだが、昨今の半導体プロセスを見ると、現時点では40nmが一番低価格(300mmウェハ1枚あたり3000ドル程度)だが、今年中に28nmプロセスが最低価格になりそうという勢いである。これはTSMC/Globalfoundries/Samsungあたりが設備の減価償却を終え、その分価格が下がったことと、Yieldが上がったこと、それと低価格なプロセスが開発されたことなどによる。どうやって低価格化したかというと、HKMG(High-K/Metal Gate)を省いたプロセスを用意したことだ。Mobile向けなどの1~2GHz以上で動くデバイス向けには、それなりに高速動作するトランジスタが必要で、すると絶縁膜を厚くできないから、リークを抑えるためにHKMGが必要になる。ところがMCUなどのデバイスは1GHzを超えることはないから、トランジスタは遅くてもよく、であれば単に絶縁膜を厚くすれば高価なHKMGを利用する必要はない。実際UMCやSMICはこうした低価格オプションをすでにラインアップしており、TSMCも28ULPに同様のオプションを用意しようとしている。ということで、仮に300mmウェハ(面積は70,650平方mm)を3000ドルで製造できるとすると、100平方mmあたりの製造コストは概ね4.2ドルほどになる。実際はウェハの端っこは使えなかったりするから、多少無駄が出ることを考えて、100平方mmあたり5ドルと試算することにしたい。さて、では今10mm×10mmで100平方mmのダイを製造するとする。このダイのコストはいくらか? というと、実は5ドルではなく、約5.1ドルになる。何でかといえば、図1の様には配置できないからだ。いや配置はできるのだが、製品が作れない。ここには、ダイシング(ウェハからダイを切り出す作業)の際の切り代が含まれていないからだ。このダイシングの最大手は国内のディスコだが、条件にもよるのだが概ね切り代として100μmほどの寸法が必要である。なので、実際には図2の様に10.1mm×10.1mmになる訳で、その分0.1ドルほど価格が上がることになる。もちろん100平方mmものダイサイズならスマートフォン向けのアプリケーションプロセッサなどのアプリケーションの範疇なので、ここで0.1ドルあがるのはそれほど問題ではない。ところがMCUの場合、ダイサイズが数十平方mm台はおろか、数平方mm台で済んでしまう場合すらあることだ。とりあえずPad Limit(外に配線を引き出すために必要なPad部を取るために最低限必要な面積)は無視して、ダイサイズと製造コスト、およびエリア利用率(ウェハの何%を実際にダイとして利用したか)をまとめたのがグラフ1である。実はコストそのものは、ダイサイズが0.1平方mmでも1平方mmでもさして違わない(0.01ドル/0.06ドル)事が判る。コストが0.1ドルになるのは2平方mm、0.2ドルになるのは4平方mmからである。つまり、むやみやたらに小さくしても原価が下がるとは限らないことだ。ということで、再びCortex-M7のエリアサイズの話に戻る。先ほどのPhoto20を例に取ると、アナログ回路部はプロセスを微細化しても小さくならない事が多い。これらは何しろ受動部品であり、例えばコンデンサは体積で容量が違うから、プロセス微細化にあわせて底面積を小さくするためには高さをその分増す必要がある。ただこれは現実には結構難しく、結局底面積は殆ど代わらない。これはインダクタンス(コイル)や抵抗でも同じことで、なのでプロセス微細化の恩恵は受けない。ところがそれ以外の部分、つまりCPUコアやSRAM、Flash Memoryなどは全部微細化に応じて寸法が小さくなる。先ほどのCortex-M3/4/7の寸法の比率が正しいとすれば、Photo20におけるCPUパイプライン部の面積は90nmで凡そ0.9平方mm。FPUやらキャッシュやらmulti-AHB bus matrixやらを全部含んだ面積は2.7平方mm、ダイサイズ全体としては6平方mmあたりではないかと想像される。うちアナログ部は1割の0.6平方mmといったところか。さて、ではこれを仮に40nmに微細化するとどうなるか? というと、アナログの0.6平方mmはそのままだが、残る5.4平方mmは1.1平方mm程度にまで縮小されてしまう。アナログをあわせても2平方mmに達しないという予測が立つわけだ。ましてやこれを28nmにもってたらどうなるか…というと、アナログとあわせても1.1平方mm程度に収まってしまう計算になる。そろそろ、効率が悪いというか、「もう少し機能を追加してダイサイズ増やしてもいいんじゃないか?」という領域に入ってきているのがお分かりいただけよう。ましてや、先ほど無視したPad Limitの話が出てくると話はさらに困難になる。Photo21で、ダイの周囲に結構大きな丸い端子が見えているのが判ると思うが、これが外部に信号線を引っ張り出すためのPadと呼ばれる領域である。MCUでもある程度のピン数が必要な場合は、外周にこのための領域をきちんと確保する必要がある。問題は、これを小さくするとむしろコストが上がることだ。こちらは後工程でリード線を貼り付ける作業を行う場所だから、これが小さいと難易度が上がってしまい、下手をするとダイコストよりもパッケージコストが高くつきかねない。手頃な価格にパッケージコストを抑えるためにはある程度のダイサイズが必要であり、今の試算だとSTM32F7をそのまま40nmに持ち込むとやや割高になりかねない。もう少しTCMを増量するとかFlashの容量を増やすなどの形でダイサイズを大きくしたほうが経済合理性に適うだろう。実はこの経済合理性の壁が、Cortex-M7が今後主流になってゆくだろうと想像される最大の理由である。先のテーブルで、Cortex-M3の28nm HPMを利用したエリアサイズが僅か0.01平方mmであることを示した(これそのものはARMが示している数字である)。つまり正方形だと100μm×100μm、ダイシングの切り代と同じ幅という事になってしまう。いくら周辺機器やメモリをてんこ盛りにするといっても、CPUパワーが無ければそうしたものは宝の持ち腐れになってしまうわけで、Cortex-M7はそれなりにエリアサイズを食うという意味でも、周辺回路や大容量メモリを使い切る性能があるという意味でも、こうした最先端プロセスに適した製品だという訳だ。トランジスタコストを考えれば、古いプロセスを使い続けるよりも先端プロセスに移行したほうが安くなるのは明白であり、となると130nm~90nmにいつまでも留まるというのは価格競争力の低下に繋がるからこれもありえない。先にSpansionがCortex-M7ベースのFM7を40nmプロセスで製造するという話をこちらでご紹介したが、動機は同じ事と思われる。実際、40nmやその先の28nmに移行するMCUはCortex-M7を利用した先端製品に留まり、既存のCortex-M3/M4のほとんどは90nm世代に留まりそうだ。技術的可能性で言えば65/55nmプロセスというアイディアもあるはずだが、いくつかのMCUベンダーに聞いた限りでは65nmに移行するという計画は現状持ち合わせていないそうだ。実はここまで書いてこなかったもう1つのアイディアがある。それはマルチプロセッサ(MP)化だ。実はMCUとマルチプロセッサはそれほど相性が悪くない。例えば複数の処理を決められた時間で必ずこなす、という(MCUにはよくありがちな)作業を、タイマー割り込みなど使いながらうまくハンドリングするのは結構大変である。ところが複数の処理を別々のコアに割り当ててしまえば、それぞれの処理のレスポンス時間が正確に見積もりできるので、システム構築が非常に楽になる。実際そうしたコンセプトのマルチコアMCUもあるし、ARMベースでもNXPの「LPC4300」の様なCortex-M4/M0の製品が存在する。これだとコアの数だけエリアサイズを食うから、微細化したプロセスには丁度手頃なソリューションである。にも関わらずこの方法が普及しない最大の理由は、現在のARM v7-Mにはマルチプロセッサのための標準サポートが含まれていないためだ。NXPの製品にしても、現在は同社独自の方法でコア間の同期や通信を行っており、折角のARMのエコシステムの利点を損なっている。解決法は簡単で、ARMがMP拡張を施せば済むのだが、冒頭に触れたとおりARM TechCon 2014の折にIan Ferguson氏にこれを確認したところ「Lock Stepはともかく、MPはCortex-Rシリーズの領分で、Cortex-Mでは今のところサポートの予定は無い」と明確に断言されてしまった。そんなわけで、当面はCortex-M7が40nm以降のMCU市場を牽引してゆくことになると思われる。あるいは今年中にはひょっとしてARM v8-Mが発表され、そこにMP対応が入ったりするのかもしれないが、そのあたりまではまだ正確に見通すのは難しい。この節の冒頭に述べた通り、この段落は基本的に与太話である。どの辺が与太話かといえば、エリアサイズの推定のあたりが非常にラフすぎる&大胆に推定しまくりの計算だからであるが、桁のレベルでは間違ってないとは思っているので、その程度の精度だと理解していただければ幸いである。
2015年02月16日アー・ペー・セー(A.P.C.)が2月7日に東京・二子玉川に新店舗をオープンした。続いて28日に、広島にも新規ショップを立ち上げる。二子玉川店は近隣の景観に合わせて建築、デザインされた。内壁は広がりの印象を見せるため白に統一され、中央には印象的な木製の格子細工が施されたカウンターが置かれる。また、壁を対角線上に配置し、隅々にベンチを点在させることで、客の流れを導くような造りとした。一方、広島店は道路から奥まったところに軒を構え、落ち着いた雰囲気を予感させる。店の中心には、同ショップのシンボルとも言える大きなカウンターを置いて、他のスペースはシンプルな構成に。什器に使用された親しみのあるライトオークが、フロアの灰色なセラミックタイルと対照をなしている。ブランドの美学をデザインに取り入れた店内では、定番のデニムに加え、キャンドル、ルームスプレーなどをラインアップ。また、オープン記念限定アイテムとしてデニムのトートバッグ(6,000円)が発売される予定だ。デニムのトートバッグのデザインは、それぞれA.P.C.の頭文字「A」「P」「C」のロゴ入り3種類を用意。今シーズンのコレクションのスウェットと同じロゴを使用している。
2015年02月10日「アー・ペー・セー(A.P.C.)」は2015年2月7日(土)に、新たに二子玉川、また2月28日(土)に広島に新ショップをオープンする。コレクションの他に定番デニム、キャンドル等を揃え、同ブランドの世界観をトータルで提案。見せかけの贅沢を排除した、より本質的なエレガンスを主張したコレクションの他に、定番デニム、キャンドルなど「アー・ペー・セー(A.P.C.)」のコレクションが揃っている。また、オープンを記念した限定商品として「A」「P」「C」のロゴ刺繍入りデニムのトートバッグ(税抜6,000円)を発売。【ショップ概要】■アー・ペー・セー(A.P.C.)二子玉川高島屋S.C店オープン日:2015年2月7日(土)所在地:東京都世田谷区玉川3-17-1 玉川髙島屋S.C南館1F電話番号:03-5491-7566営業時間:10:00-21:00■アー・ペー・セー(A.P.C.)広島店オープン日:2015年2月28日(土)所在地:広島県広島市中区袋町6-2 1F電話番号:082-545-9822営業時間:12:00-20:00元の記事を読む
2015年02月02日前回 は、家計簿なしでも家計管理ができるP.D.C.A法の概要についてお話ししました。今回は具体的な方法をお伝えしていきます。■家計簿なしで家計管理、P.D.C.A法4つのステップ1.Plan(計画):ビジョン・計画の策定ここで重要なのは将来の見通しを立てることです。表1を参考に、未来の年単位の時系列で今後の収支を予測した表を作成し、子供の受験や入学といった教育関連、住宅の購入やリフォーム、そのほか金額の大きなお買い物などの予定を書き込みます。年号の下に家族の年齢を入れると、イメージがわきやすくなります。最終的には老後までのプランを作るのがおすすめですが、まずは自分が気になっている時期(たとえば、子どもの独立まで)のものを作ってみましょう。おそらく、プランを作った段階で、「今の貯蓄ペースでは、ライフイベントややりたいことを実行するには不足している」といったように、何らかの「ギャップ」を感じるはずです。そうしたら、そのギャップを埋めるための貯蓄額を達成するためには、生活費をどれくらいに抑えればいいのか、その目標を立ててみましょう。ここでは家計簿が苦手な方でも取り組みやすいよう、あえて生活費の項目を細かく分けてはいません。2.Do(実施・実行):計画に沿って実施計画に対して必要となる貯蓄額から、月々の貯蓄ペースを逆算して定めたら、毎月その額を「先によけて」貯める仕組みを作ります。後々調整をしながらサイクルを整えるので、ここで金融商品を吟味する必要はなく、初めは普通預金などで構いません。詳しくは、 「今年こそスッキリ整理! 共働き家計のお金の管理」 を参照してください。そして、残ったお金で1ヵ月間、「ちょっと目標を意識しながら」生活してみましょう。人によってはほんの少し意識を変えただけで嗜好品購入などの無駄使いがなくなることもあります。3.Check(点検・評価):実施が計画に沿っているかどうかを確認1ヵ月経った時点で、使った生活費をざっくり計算します。もし、その時点で貯蓄した分を取り崩しているような場合は、貯蓄の計画に無理のある可能性があるので、次のActに進み、分析します。計画に沿っていればそのまま1ヵ月ごとに集計し続けます。4.Act(処置・改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて処置もし、プランと実態がかけ離れている場合は、以下の点をチェックしてみましょう。1)固定費(住宅ローン・車の所有・携帯電話やプロバイダのプラン料金・保険料など)を見直すことはできるか。2)買い物のときに「これって無駄遣い?」と不安になるような出費がないか。3)ライフイベントの目標の優先順位によって、額や時期を調整可能か。4)収入を増やすことやリタイアの時期を延長することは可能か。5)運用を取り入れることで貯蓄ペースを上げることはできるか。これらを取り入れた上で、ステップの1番目のPlanからサイクルを継続します。1)や5)については、ファイナンシャル・プランナーに相談するのもおすすめですが、もちろん自分で考えるとしても、行き当たりばったりの節約や運用を行うよりは、プランを作って考えたほうが、効果的なアイディアを思いつくためのアンテナが立つはずです。家計簿に比べて日々の労力は少ないのですが、定期的にP.D.C.Aのサイクルを意識することでちゃんと効果が出るのがこの方法のよいところです。まずは未来を具体的にイメージすることから始めてみましょう!
2015年01月31日女性の気持ちを底上げしてくれるカラー「紅」。今季の「M・A・C(メイクアップ アート コスメティックス)」から、気持ちを浮き立たせるような紅にフィーチャーしたコレクション「レッド、レッド、レッド(RED,RED,RED)」がお目見え。見たままの発色を得意とするM・A・Cならではの、はっと息をのむ鮮烈なカラーのリップスティック(2,900円)が登場した。秋冬から続く赤リップのトレンド。春に向けて、肌色を健康的に明るく見せるようなポップでカジュアルなレッドが脚光を浴びそう。限定カラー「トキシック テール」は、明るいコーラルレッド。ソフトオレンジレッドの「5-アラーム」は同じく限定カラー。チューリップのようなヴィヴィッドな紅にもかかわらず、肌になじみやすく、エッジィかつ上品なバランスの良い色合い。どちらもリップにアクセントを置いたメイクアップに仕上げるのがオススメ。<問い合わせ先>M・A・CTEL:03-5251-3541
2015年01月24日サン電子は1月15日、FA市場向けにPLCや産業機械、プラント施設などの各種装置の遠隔監視、遠隔制御を可能にするクラウド型ワイヤレスM2Mプラットフォーム「M2MGrid Platform」を発表した。1月下旬より提供を開始する。同プラットフォームは、サン電子が2014年8月に株式取得および業務提携を行ったイスラエルBacsoftがサービス提供している、工場設備やプラント施設などのFA市場向け遠隔監視・制御用ワイヤレスM2Mプラットフォームである。今回、サン電子では日本国内のユーザー向けに最適化およびクラウドサービス化を行い、日本国内とアジア地域をターゲットに展開していくという。具体的には、「M2MGrid Platform」は、PLCや産業機械、センサデバイスなどの各種装置と連携し、機器情報の収集・管理、機器の状態監視・異常通報、機器の制御、データ保存を可能とするアプリケーションをサン電子が日本国内で運営するクラウド型のM2MGrid共通プラットフォームとして提供される。また、PLCなどの制御を可能とするアプリケーション搭載の専用ゲートウェイに同社の「Rooster GX」を採用することで、通信機器からクラウドサービスまでワンストップで提供できるとしている。これにより、高い信頼性を有する遠隔監視、遠隔制御システムを、短期間、低コストで構築することができ、機器の状態の見える化や、機器が持つビッグデータの有効活用を実現することで、ユーザーの付加価値向上に貢献するとしている。なおコストとしては、導入費用が約20万円(税別)で、1サービスあたり年間契約5万円(同)となっているほか、顧客ごとの見える化を促進するダッシュボード作成用のAPIも別途提供が可能。こちらも標準契約は年間契約で導入年で20万円(同)、次年度以降で10万円(同)としている。
2015年01月15日エアバスは現地時間の1月13日、最大離陸重量を97tに増加させたA321neoをローンチしたことを発表した。米ロサンゼルスを拠点とする航空機リース会社のエア・リース・コーポレーション(ALC)が同型のローンチカスタマーとなった。ALCは、A321neoを30機追加発注する覚書(MoU)を締結し、A321neoの合計発注数を90機に増加させた。最大離陸重量を97tに増加させることでA321neoの航続距離は4,000海里(7,408km)に延長される。これは単通路型機の中で最長の航続距離で、大西洋横断路線での運航に最適な機体となる。これにより、航空会社は従来の単通路型機では実現できなかった新たな長距離路線市場開拓も可能となるという。ALCの覚書による30機のA321neoと25機のA330neoの発注が確定発注となれば、同社のエアバス機に対する合計発注数は258機になる(A320ceoが53機、A320neoファミリーが140機、A330ファミリーが15機、A350 XWBファミリーが25機、A330neoファミリーが25機)。97tのA321neoは客室に高い快適性と柔軟性を提供するキャビン・フレックス(Cabin-Flex)を採用。機体前部の床下に燃料タンクを追加し、主翼と胴体を少し改良することで、快適な2クラス制の客室に206席を装備できる。初号機の引き渡しは2019年に開始される予定となっている。A320neoファミリーは、新型エンジンと大型のウイングチップであるシャークレットを取り付け、燃費を最大15%削減する。さらに2020年までには最大20%の削減を可能にする。同ファミリーは2014年12月末時点で、70社から3,600機以上の受注を獲得している。
2015年01月14日エアバスは1月12日、最大離陸重量(MTOW)を242tに引き上げたA330の初飛行を実施したことを発表した。初飛行はトゥールーズ・ブラニャック空港発着の3時間30分だった。今回の初飛行は予定も早く実施されたため、デルタ航空には2015年内に引き渡しができる見通しという。242tのA330はA330neoに向けたプラットホームであり、A330は最大離陸重量が242tに増加したことで、航続距離は最大500海里(926km)延長され、燃費性能を最大2%削減することができるという。
2015年01月14日パナソニックは1月9日、液晶テレビ「VIERA(ビエラ)」の新シリーズ「C300」を発表した。ラインナップは「TH-50C300」「TH-42C300」「TH-32C300」「TH-24C300」の4モデル。TH-A32C300のみ3月上旬発売で、他はいずれも1月下旬発売となっている。価格はオープンで、推定市場価格はTH-50C300が130,000円前後、TH-42C300が95,000円前後、TH-32C300が58,000円前後、TH-24C300が45,000円前後(いずれも税別)。DLNAクライアント機能を備え、寝室などでのパーソナルユース向け液晶テレビ。「お部屋ジャンプリンク」サーバー機能を備えたHDDレコーダー「DIGA(ディーガ)」シリーズや「ビエラ」シリーズで録画した番組をホームネットワーク経由で視聴することができる。送り元となるディーガやビエラが「放送転送機能」に対応していれば、放送中の番組をリアルタイム伝送することも可能だ。TH-50C300とTH-42C300は1,920×1,080ドットのフルHDパネルを、TH-32C300とTH-24C300は1,366×768ドットのハイビジョンパネルを採用する。パネルの方式は、TH-42C300とTH-32C300では視野角の広いIPS、TH-50C300とTH-24C300はVAとなっている。内蔵するチューナーは、地上/BS/110度CSデジタル×各1基。USB接続の外付けHDDへの録画機能も搭載する。入力インタフェースはHDMI×2系統、D4×1系統(TH-24C300を除く)、ビデオ×1系統を装備する。その他の接続端子は、HDD接続用のUSB×1基、LAN端子×1基、ヘッドホン出力×1系統を装備。サイズは50V型のTH-50C300がW112.6×D26×H69.7cm、42V型のTH-42C300がW96.3×D24.7×H61cm、32V型のTH-32C300がW73.4×D18.4×H47.8cm、24V型のTH-24C300がW56.2×D18×H40.9cm、重量はTH-50C300が約16kg、TH-42C300が約11kg、TH-32C300が約6kg、TH-24C300が約5kgとなっている(いずれもスタンド含む)。
2015年01月09日ニュマークジャパンコーポレーションは、M-AUDIOブランドの小型USBオーディオ・インタフェース「M-Track mk2」および「M-Track Plus mk2」を発売した。価格はいずれもオープンプライスで、市場予想価格はM-Track mk2が1万4,800円、M-Track Plus mk2が1万9,800円。「M-Track mk2」は、頑丈なメタルシャシーボディを採用したコンパクトな2チャンネルUSBオーディオ・インタフェース。ファンタム電源に対応し、ギターやベース、ボーカルレコーディングなど多様な入力ソースが利用可能なふたつのXLR/1/4"ライン入力端子を装備。USBバスパワー駆動に対応。Ableton Live Lite、Waves(Audio Track/Eddie Kramer Effect Channel/TrueVerb)などのソフトが付属する。一方、「M-Track Plus mk2」は、24bit/96kHzの高解像度サウンドを有する、メタルシャシーボディの小型USB2.0オーディオ・インタフェース。ファンタム電源、およびライン/インストゥルメント切り替えスイッチを装備しそれぞれダイレクトに調整が可能な2つのXLR/1/4”ライン入力端子を装備。USBバスパワー駆動に対応。Ableton Live Lite、Cubase LE 7、Waves(Audio Track/Eddie Kramer Effect Channel/TrueVerb)などのソフトが付属する。
2015年01月09日