2015年7月より放送開始となったTVアニメ『がっこうぐらし!』より、第5話「であい」のアフレコ終了後に行われた若狭悠里(りーさん)役のM・A・Oへのキャストインタビューが届いたので紹介しよう。○TVアニメ『がっこうぐらし!』、第5話アフレコ終了後のキャストインタビュー――第5話では、いよいよみーくんと学園生活部の面々の出会いの場面が描かれましたねM・A・O「そうですね。やっと何があったのかわかったという感じでした(笑)。印象的だったのは、やっぱりショッピングモールのシーンですね。ウィンドウショッピングというか、いろいろと服を選んだりする場面。くるみちゃんとゆきちゃんとりーさんとめぐねえが、いかにも女の子として楽しんでいるのを見て『よかったな~!』って思いました(笑)。りーさんのセリフにもあったんですが、『女の子だからいいと思うの。こういうときに楽しんでおかないといけないよね』。そういう気持ちは、アフレコ中も感じていました」――りーさんを演じてきて、彼女のキャラクターをどんなふうに捉えていますか?M・A・O「りーさんは、学園生活部のなかではお母さんのような立場で、みんなにいろいろと気を遣う女の子、というイメージだったんですけど……。第5話で感じたのは、本当に賢いし、機転が利くんだなということでした」――機転が利く、というと?M・A・O「くるみちゃんが『静かにして』って言ったあと、ゆきちゃんが『どうして?』と尋ねる場面があったのですが、その疑問に対する返事が――もちろん無理矢理つじつまを合わせていることもあるんでしょうけど、『今はみんな、授業中だから静かにね』とか『コンサート中だから静かにね』とか、静かにしなきゃいけない理由を、ゆきちゃんが納得する形で答えてあげる。本当に頭の回転が早いんだなと思いました」――その場の状況に応じて、いかにもそれらしい答えを返すわけですねM・A・O「あと驚いたのは、《かれら》のことをりーさんが『アイツら』って呼んだことです。りーさんが今、『アイツら』って言った! と思い、ちょっとビックリしました」――なるほど(笑)。りーさんは学園生活部のリーダー的存在なわけですが、彼女の欠点はどこだと思いますか?M・A・O「りーさんは、抱えてるモヤモヤを絶対に外に出さないんですよね。第5話でも、ゆきちゃんやくるみちゃんの様子をしっかり見守っていて、『疲れてるでしょ』っていいタイミングで休息を取ったりするんですけど、でもそういうりーさんだって、きっと疲れてるはずだと思うんです。もっと弱音を口にしたり、周りを頼ってもいいのにな、と個人的には思います(笑)」――これはみなさんに伺っているんですが、もしM・A・Oさん自身が、学園生活部と同じ状況に置かれたら、どうしますか?M・A・O「もし事件が起きたときにひとりだったら、とにかく誰かを探しに行きますね。……外に出たら《かれら》と向き合わなきゃいけなくなるので、怖い気持ちもありますが」――ということは結構、アクティブに動こうと思うタイプM・A・O「そうですね。結局、《かれら》の方がこっちに来ちゃったら、そこで終わりだと思うので。動かないと情報も何も得られないわけですし……。あと今回、気付いたんですけど、みーくんは《かれら》の習性を知らなかったから、ショッピングモールから出られなかったんだと思います。でも、学校にいた学園生活部のみんなは、《かれら》が夜になると家に帰っていくこととか、その習性がわかっている。つまり、日常の習慣が《かれら》になった後もそのまま残ってることに、気付いているんです。そして、それはみんなが一緒にいて、情報を共有できていたからだと思いました」――この4人のなかで、一番自分に近いと思うのは誰ですか?M・A・O「うーん、誰でしょうか? くるみちゃんみたいにガッと動けたり、りーさんみたいに賢かったり、あるいはゆきちゃんみたいに周りを和ませられればいいなと思うんですけど、おそらく無理ですよね……」――いやいや、そんなことはないと思いますけど(笑)M・A・O「似ているとすれば動物に嫌われたときのみーくんです(笑)。ワンちゃんは結構、寄って来てくれるんですけど、ネコちゃんはつれなくて(笑)」――あはは(笑)M・A・O「たまにシャッって引っかかれそうになったりするので、みーくんの気持ちはよくわかります(笑)」――あと、第5話は学園生活部の「遠足」が描かれたわけですが、「遠足」にまつわる思い出は何かありますか?M・A・O「遠足には苦い思い出があるんです(笑)。小学生のときに、緑がいっぱいある山みたいなところに遠足で出かけたんですけど、みんなでレジャーシートを広げて、さあご飯を食べるぞ、っていうときにワーッと風が吹いたんです」――なんかこう、気になる展開ですね(笑)M・A・O「で、やっと風が止んで「さあ、今度こそお弁当だ」と思って見たら、お弁当のうえを一匹の虫がウネウネと占領していて(笑)」――あちゃー……(笑)M・A・O「虫自体は先生に取ってもらったんですけど、結局、ほとんど口をつけずにお弁当の時間が終わって。で、お腹をぐうぐう鳴らしながら、帰ってきたっていう」――なるほど(笑)。じゃあ、サバイバル耐性はあまりない方?M・A・O「虫が本当に苦手なんです(笑)。そして、たぶん《かれら》にもすぐに襲われちゃうタイプです」――いやいや(笑)。あと冒頭でも少し触れましたが、みーくんが合流したことで、学園生活部のなかの関係も、少し変わってきそうですねM・A・O「そうですね。原作では、みーくんと一触即発になりそうになるやり取りもありましたね。向こうも『いた!』と思っただろうし、こっちも『生き残ってる人がいた!』と思っている状況で、いろいろ聞きたいこともあるだろうし……。ただりーさんは機転が利くから、みーくんだからこそできることを探してあげるんじゃないかな、と思っています」――ちょっと高校生離れしているような気もしますね(笑)M・A・O「ステキすぎますよね。原作と台本を読めば読むほど、どんどんりーさん信者になっていきます(笑)」――では最後に、これからの展開で期待していることは?M・A・O「そうですね……。みんなで仲良くご飯を作るシーンとかがあると嬉しいですね。ちょっとホッとするなって」――ということは、ホッとしたい?(笑)M・A・O「いろいろと殺伐としてきているので……。あ、でも太郎丸がいてくれるから、殺伐とした雰囲気も和らぎますね」――太郎丸はかわいいですよね……M・A・O「既に原作を読んでいたので、こんなにずっと一緒にいてくれるとは思っていなかったんです。ただ、先の展開を知っているがゆえに、ちょっとビクビクもしています(笑)。そのあたりも気になるところですね」TVアニメ『がっこうぐらし!』は、毎週木曜、TOKYO MXほかにて放送中。なお、2015年9月26日には、Blu-ray/DVDの第1巻がリリースされるので、あわせてチェックしておきたい。(C)Nitroplus/海法紀光・千葉サドル・芳文社/がっこうぐらし!製作委員会
2015年08月08日TSUTAYAは7日、『進撃の巨人』をデザインした「Tカード(進撃の巨人デザイン)」の発行を開始した。併せて「Tカード(進撃の巨人デザイン)」を購入したT会員に初回特典を用意するエントリー受付も開始した。○「調査兵団お掃除セット」などのプレミアム特典を用意同カードは、2011年に第35回講談社漫画賞の少年部門を受賞し、コミック全世界累計5,000万部を突破している漫画『進撃の巨人』の劇場版『進撃の巨人 後編 ~自由の翼~』公開記念として、TSUTAYAで販売されるオリジナルグッズの描き下ろしイラストをデザインしたもの。購入したT会員は、貯まったTポイントで交換できる特典として、「調査兵団お掃除セット」、「調査兵団支給のじゃがいも 10kg相当」、各キャラクターがデザインされた「ブックカバー」や「カードケース」などのオリジナル特典に応募することができる。また、『進撃の巨人』のTVアニメや劇場版DVDのレンタル、コミックや関連書籍などの購入で、TSUTAYA限定のデジタル特典がもらえるキャンペーンも実施する。「Tカード(進撃の巨人デザイン)」の発行手数料は500円(税抜)。店頭受付期間は2015年10月31日、Web受付期間は2016年7月31日まで。なお、Webでの発行は発送料300円(税抜)が必要となる。
2015年08月07日ソフトバンクは7月28日、IoT/M2Mソリューションの活用やビジネスでの展開を考える企業向けに、「IoT/M2Mマネジメントサービス」を発表した。2015年秋から提供開始の予定。IoT/M2Mソリューションでは、多くの管理対象物がネットワークに繋がることによる運用管理負荷の増大・コストの増加・グローバル展開する際の管理の煩雑さが、多くの企業の課題になっているという。新サービスはこのような課題に対し、対象物に繋がるモバイル回線の管理機能に加えて機器などの障害の簡易診断機能を備えることで企業のサービス品質の向上を図ると共に、管理業務の自動化によりネットワーク・コストおよび運用管理コストを削減するとしている。さらに、グローバル展開する場合も米Jasper Technologiesの単一プラットフォームによる管理が可能なため、ユーザー企業の運用・管理の煩雑さを解消し、グローバルでのIoTビジネスの展開・拡張を支援するという。サービスの提供にあたっては、同プラットフォームを利用する世界中の通信事業者と連携し、広範囲でのIoT/M2Mサービス展開とコスト最適化を実現すると共に、インターネット接続により複数の国や地域からでも統一したWebベースでの管理が可能な機能を提供するとのこと。同サービスの主な機能としては、「リアルタイム回線状況管理」「接続ライフサイクルマネジメント」「リアルタイム障害診断」「料金プラン・通信量管理」の4点がある。リアルタイム回線状況管理機能では、国内外の回線利用状況確認が可能であり、回線とIoT機器を紐づけた管理も可能。接続ライフサイクルマネジメント機能には、機器に対する回線開通停止/IoTサービス開始時の回線開通作業/在庫保管時などの回線停止作業/IoTサービスを再開する時の開通作業を含む。リアルタイム障害診断機能には、サーバへのデータ未到達時の簡易障害切り分けや、SIMを搭載した機器の圏外・圏内確認を含む。料金プラン・通信量管理機能では、回線ごとの利用金額や利用データ量の閲覧が可能。同社は同サービスの利用例として、テレマティクス、工作機械のリモート・モニタリング、盗難防止ソリューションの3種類を想定している。テレマティクスでは、データ通信機能を搭載した車を海外で販売・利用する際、複数キャリアの通信を専用のWeb管理ポータルを通じて一括管理が可能という。また、リアルタイム障害診断機能による障害箇所の特定と切り分けや、API連携により企業の基幹システムと連動した管理が可能とのこと。工作機械のリモート・モニタリングでは、データ通信機能を搭載した工作機械を海外各地に展開する際に、複数キャリアの通信を専用のWeb管理ポータルを通じて一括管理可能している。テレマティクスと同様に、リアルタイム障害診断機能やAPI連携の利用も可能という。さらに、機械のファームウエアのバージョンアップ時など一時的に大容量データ通信する場合はフレキシブルな料金体系で対応し、想定外の大容量データが発生した際の自動通知が可能している。盗難防止ソリューションでは、データ通信の頻度が低い場合はフレキシブルな料金体系で対応するとのこと。また、専用のWebポータルを使った回線とデバイスの一括管理が可能という。
2015年07月29日ソフトバンクは7月28日、グローバルIoT/M2Mマネジメントサービスの提供を今年の秋に開始すると発表した。同サービスでは、対象物につながるモバイル回線の管理機能に加え機器などの障害の簡易診断機能を備えることで企業のサービス品質の向上を図るとともに、管理業務の自動化によりネットワークコストならびに運用管理コストを削減することができる。また、米Jasper Technologiesのプラットフォームを採用しているため、グローバル展開する場合でも単一プラットフォームでの管理が可能だ。主要な機能としては、国内外の回線利用状況を確認できる「リアルタイム回線状況管理」、機器に対する回線開通停止などが可能となる「接続ライフサイクルマネジメント」、サーバーへのデータ未到達時の簡易障害切り分けやSIMを搭載した機器の圏外・圏内確認ができる「リアルタイム障害診断」、回線ごとの利用金額・データ量の確認ができる「料金プラン・通信量管理」などが備わっている。これらの機能により、テレマティクスや工作機械のリモートモニタリング、盗難防止ソリューションなどでの活用が期待できるという。サービスの提供にあたっては、同プラットフォームを利用する世界中の通信事業者と連携し、広範囲でのIoT/M2Mサービス展開とコスト最適化を実現するとともに、インターネット接続により複数の国や地域からでも統一されたウェブベースでの管理ができる機能を提供するとしている。
2015年07月28日皆さんこんにちは!15万本以上の爪を施術してきたネイリストでスキンケアカウンセラーの川上あいこです。化粧品やサプリメントに表記されている「ビタミン」ですが、AとかCとか色々な種類がありますよね。筆者は、詳しく勉強するまで「とりあえずビタミンなら肌にいいはず!」と思っていました。数あるビタミンの種類ですが、それぞれ肌への効果に違いがあることはご存知でしょうか?知っているのと知らないのとでは、ちょっとした差が出る「ビタミンのポイント」をお伝えします。■ビタミンは名前を2つもっている?ビタミンは、ほとんど体内ではつくられないことはご存知ですか?しかも、ビタミンの中には、体内に長期間保持することができないものや、ストレス等でどんどん減少してしまうものまであって、食べ物から摂取しなければいけません。そして、良く聞く成分「ビタミン」ですが、AやCといったアルファベット以外に、なにから摂取するかで体への影響が違うものがあったり、なかなか奥が深いのです。■ターンオーバーに効果があるビタミンAのヒミツ例えば、ビタミンA。あちこちで見かける「ビタミンA」の呼び名ですが、別名は「レチノール」です。あれ?レチノールって聞いたことあるぞ?」と思った方も多いはず。そう、「レチノール」は、シワやたるみなどの改善を基本に、老化による肌の衰えに効果があるとされる成分です。肌のターンオーバーを促進してくれるので、美肌のためにもぜひ取りたい成分ですが、過剰摂取は体に良くないとされています。緑黄色野菜に含まれている「βカロテン」は、体内で足りていないときにのみ、必要に応じてビタミンA、すなわちレチノールに変換されるすぐれもの。ニンジンやホウレンソウなど身近な野菜に多く含まれているので、積極的に摂っていきたいですね。レチノールはレバーやうなぎに多く含まれています。■メラニンの生成を抑えるビタミンCのヒミツ科学名は、あまり聞き覚えのない「アスコルビン酸」という名前のビタミンC。美白に効果があるとされるビタミンCですが、実は水溶性で肌には浸透しにくいのです。「え?!じゃあ今使ってる化粧品って肌に浸透してないの?」と考えてしまいますよね。でも、ご安心ください。化粧品には、浸透性を高めた「安定化ビタミンC誘導体」などが開発されています。ビタミンCはストレスや喫煙などでどんどん減少していくと聞いたことがある方も多いと思うのですが、人間は体内でビタミンCをつくることができないので、ストレス社会の最近を思うと、自分の為にも美肌の為にも毎日ビタミンCを採るべきだなぁとヒシヒシと感じてしまいます。ちなみに、体内でつくれない動物は人間だけだそうで、他の動物は体内でもつくることができるのだとか。羨ましいですよね。私達人間は、毎朝、果物を食べて補給した方が良さそうです。■おわりに他にも、ビタミンDやE、B2やB6と様々あるビタミン。アレルギーの改善や皮脂の過剰分泌の予防など身体に身近な存在でもあります。サプリメントだけで摂るビタミン類は、排出が早い場合もあるそうなので、なるべく季節の食べ物から摂ることがおすすめのようです。サポートとしてサプリメントを服用してみてくださいね。(川上あいこ/ハウコレ)参考:東邦大学薬学部公開講座「薬と健康の知識肌とビタミンA・EとコエンザイムQ」大塚製薬公式サイト日本スキンケア協会スキンケア教本
2015年07月25日メガネトップとTポイント・ジャパンはこのほど、両社が業務提携に合意したことを明らかにした。Tポイント・ジャパンが運営する「Tポイント」は、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、ドラッグストアなどさまざまな店舗で利用できる、日本最大級の共通ポイントサービス。 会員数は5,431万人(アクティブ・ユニーク数)、125社39万3,210店舗が参加している。メガネトップは、高品質な商品を低価格で提供する「眼鏡市場」「ALOOK」「レンズダイレクト」「レンズスタイル」を展開している。今回の提携により、メガネトップが展開するこれらの全店舗において、来春から共通ポイントサービス「Tポイント」の導入が開始する。メガネトップでは、今回のTポイント導入を機にさらなる顧客満足度の向上を図っていく。あわせてTカードの所有者がメガネトップ店舗の利用促進につながることも期待しているという。昨今の多様化するメガネやコンタクトレンズへの顧客ニーズに対しても、Tポイントのデータベースを活用し、商品開発などにも取り組んでいく予定とのこと。
2015年07月22日サンワサプライは16日、USB Type-Cオスコネクタを備え、USB 2.0対応のデータ通信&充電ケーブル「KU-CA」シリーズの発売を開始した。一端がType-A、もう一端がType-Cコネクタとなっているデータ通信/充電ケーブル。急速充電にも対応しており、1Aを超える電流が流れた際は、2A以内であれば電圧降下を最低限に留める機能を持つ。長さのバリエーションは0.5/1/1.5/2/3mと5種類あり、価格(税込)は順に1,944円、2,160円、2,484円、2,700円、3,456円。
2015年07月16日サントリー食品インターナショナルは7月中旬、「C.C.レモン 修造"直筆"元気応援ボトル」を期間限定で発売する。同社は今年より、ブランド「C.C.Lemon」にて松岡修造さんを起用した「C.C.Lemon 元気応援プロジェクト」を実施している。同プロジェクトでは、松岡さんがニックネームを呼び掛ける100通りの「C.C.Lemon 元気応援SONG ムービー(WEB限定)」を展開。現在、再生回数は累計で1,600万回を突破しているという。今回、同プロジェクトの一環として松岡さんのイラストと直筆の元気応援メッセージが入った「C.C.レモン 修造"直筆"元気応援ボトル」を発売。展開するのは500mlペットボトル3種、1.5Lペットボトル2種の計5種で、松岡さんならではの"アツい"メッセージが楽しめるラベルデザインになっているとのこと。価格は500mlペットボトルが税別140円、1.5Lペットボトルが税別320円。8月下旬まで販売する(なくなり次第終了)。なお「C.C.Lemon」のブランドサイトでは、同商品の発売を知らせる松岡さん出演のWEB限定ムービー「一筆入魂! 修造"直筆"応援ムービー」を公開中。ムービーでは、「C.C.Lemon」が大量に置かれた薄暗い空間で、松岡さんが「君ならできる! 」「お前しかいないんだ! 」などと語りかけながらボトルにメッセージを書き込んでいき、「お前たち、行ってこ~い!! 」と叫びながらボトルが詰まった段ボールを見送る内容となっている。
2015年07月14日Freescale Semiconductorは、ARM Cortex-A7およびCortex-M4コアを搭載したアプリケーションプロセッサ「i.MX 7シリーズ」を発表した。同シリーズは、i.MX 7Soloファミリとi.MX 7Dualファミリの2ファミリが第一弾製品としてラインアップされており、いずれも最大1GHz動作のCortex-A7と、最大266MHz動作のCortex-M4コアを搭載。コア電力効率は最大15.7DMIPS/mWとするほか、LPSR(低消費電力状態保持)モード時の消費電力250μWを提供するとしている。また2種類のコアは、必要に応じて個別に電源投入が可能。第4世代EPDコントローラも統合しており、これまで継続して行ってきた電子書籍端末市場向けサポートも継続されている。さらに同社では、コンパニオン・チップであるパワーマネジメントIC(PMIC)「PF3000」を組み合わせることで、ウェアラブル・コンピューティングやIoTに向けたセキュアかつ高い電力効率の製品を実現できるようになるとしている。すでにi.MX 7はサンプル出荷を、PF3000は量産出荷をそれぞれ開始しており、評価ボードなども利用可能となっている。
2015年07月10日バッファローは8日、USB Type-C対応ケーブル12製品を、同日から税別価格で最大4,000円値下げすると発表した。対象となるのはUSB Type-A端子をUSB 2.0 Type-C端子(オス)に変換する「BSUCA2」シリーズ、USB Type-C端子をmicroUSB 2.0端子(オス)に変換する「BSUCMB2」シリーズ、USB Type-CポートをUSB 3.1 Type-Aポート(メス)に変換する「BSUCAC31」シリーズの3種類計12製品。対象製品名と値下げ後の価格は以下のとおり。
2015年07月08日ファミリーマートとカルチュア・コンビニエンス・クラブは6月30日より、全国のファミリーマート約1万1,400店舗にて、Tカードで使える電子マネー「Tマネー」を導入する。同取り組みは、コンビニエンスストアとしては初のことだ。これにより、ファミリーマートが発行する「ファミマTカード」やTカードが、手続き不要で Tマネーとして使用できる。なお、Tマネーとは、Tカードに電子マネー機能を追加したプリペイド型の電子マネーサービスで、特別な手続きの必要はなく、Tカードにそのまま現金をチャージすることができるもの。チャージしたTマネーは、全国のファミリーマート店舗を含む、Tマネー加盟店で利用可能となる。
2015年06月25日富士フイルムは、ミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T1」と「FUJIFILM X-T1 Graphite Silver Edition」(以下、X-T1)の最新ファームウェアを6月29日14時に公開する。5月11日に予告されていたファームウェアの公開時期が、今回正式に決定した。最新ファームウェアのバージョンは4.00。X-T1のAF性能を一新する「新AFシステム」の搭載と、操作性の向上がメインとなっている。
2015年06月23日オリエント時計から、JIS規格のスキューバ潜水用防水機能を備えた機械式ダイバーズウオッチ「オリエント M-FORCE 200m」が登場した。3モデルをラインナップしており、税別価格はいずれも30,000円。オリエント M-FORCEシリーズは、1997年から発売されているスポーツウオッチ。M-FORCE(メカニカル・フォース)という名前の通り、ケースの厚みを強調したデザインの機械式時計として人気がある。新モデルの「オリエント M-FORCE 200m」は、1997年発売の初代M-FORCE「EX00」を現代風にアレンジし、復刻した日本製の機械式ダイバーズウオッチだ(手巻き付き自動巻き)。JIS規格のスキューバ潜水用200m防水や、特殊構造による衝撃吸収性はそのまま、文字板やベゼルにビビッドなカラーを採用し、視認性と存在感を高めた。マット仕上げのダイヤルと色分けされたパワーリザーブインジケーターは、初代M-FORCE「EX00」のデザインを踏襲している。そのほか、潜水中でも操作しやすい立体的なデザインの回転ベゼル、暗い中でも時刻を見やすいように時分針の形状を変更、4時位置に配置されたりゅうずなどがポイント。ラインナップは、文字板カラーがブラックの「WV0181EL」、ブルーの「WV0191EL」、オレンジの「WV0201EL」という3モデル。共通の仕様は、ケース素材がステンレススチール(一部グレー色めっき)、ケースサイズが縦52×横45×厚さ13.6mm、風防がサファイアガラス、耐磁性能が耐磁1種、防水性能が200m、駆動時間が40時間以上(最大巻き上げ時)となっている。
2015年06月19日2015年4月28日に打ち上げられた無人補給船「プラグリェースM-27M」は、ロケットからの分離直後に原因不明の問題に襲われ、制御不能に陥った。プラグリェースM-27Mには国際宇宙ステーションに補給するための物資が搭載されていたが、復旧できずにドッキングを断念、そのまま高度を落とし、5月8日に地球の大気圏に再突入して消滅した。プラグリェースM-27Mは、いったいなぜ制御不能に陥ったのだろうか。この連載の第1回では、事故の簡単な経緯と、今後の影響について紹介した。また第2回、第3回では、事故が発生した4月28日から、大気圏に再突入して消滅するまでの経緯について紹介した。そして第4回ででは、その5月31日までに発表されていた今後の打ち上げ予定や、事故調査の進み具合について紹介した。第5回となる今回は、ついに明らかにされた事故調査結果について見ていきたい。○サユース2.1aとプラグリェースM-27Mの組み合わせが失敗を呼んだロシア連邦宇宙庁(ロスコースマス)は6月1日に、事故原因を特定したと発表した。事故の際に得られたデータや、また実機を使った地上での試験の結果、プラグリェースM-27Mと、それを打ち上げたサユース2.1aロケットの第3段機体とが結合した状態における動特性に問題があったことがわかったという。この動特性の問題というのは、おそらく共振のことを指していると思われる。あらゆる物体は振動しやすい固有の振動数(固有振動数)を持っており、それと同じ、もしくは近い振動数を外部から加えると、その物体は自発的に振動を始める。これを共振という。たとえば、ギターの音が鳴ったり、冷蔵庫の上に置いた電子レンジが震えだしたりといったことは、すべてこの共振が関係している。つまり、ロケットの第3段とプラグリェースM-27Mが結合した状態において、何らかの理由で振動が始まり、それが両者が結合された状態での固有振動数と一致していたこと、またその振動を止めることができなかったことから振動が増幅され、その結果両者は異常な分離に至ったと考えられる。ロケットと補給船の結合部は、頑丈には造られてはいるものの、最終的には分離しなければならないため、他の部分と比べると脆い。たとえば振動によって機体が大きく揺さぶられたとすれば、まずこの結合部が壊れ、引きちぎられるようにして両者が分離したであろうことは想像に難くない。それによりプラグリェースM-27Mの機体が損傷を受け、制御不能に陥ったと思われる。またロスコースマスの発表文では、サユース2.1aロケットとプラグリェースM-M補給船の開発において、今回のような事故が起こる可能性を、十分に考慮していなかったとも述べられている。なお、サユース2.1aと他の宇宙機との組み合わせでは、この振動問題は起きなかったとされる。なぜ振動が発生し、最終的に異常分離に至ったのかについても、今回の発表では明らかにされていないが、大きく2つが考えられる。ひとつは、機体の構造そのもので起こる振動によるもので、なおかつそれが姿勢制御システムなどで制御できなかった、あるいは姿勢制御システムがかえって振動を増幅してしまったことが考えられる。有名な例ではM-3SIIロケットの8号機が挙げられる。このときは、ロケットの能力の限界に近い質量の衛星を載せて打ち上げたことから振動が発生し、なおかつTVC(ロケット噴射の向きを変える機構)がそれを吸収し切れなかったばかりか、逆に振動を大きくするように働いてしまった(これを連成振動という)。このためTVCの燃料がなくなり、その後正常に飛行できなくなった結果、打ち上げは失敗に終わった。もうひとつは、液体燃料を使うロケットで起きやすい「ポゴ振動」と呼ばれる現象だ。液体ロケットの場合、エンジン内の圧力や推進剤の流量の変動に起因して、ロケット全体が縦に振動する現象が起こることが知られており、もしこの振動が、そのロケットの持つ固有振動数と一致すれば、共振により振動は増幅され、搭載している衛星に損傷を与えたり、場合によってはロケットそのものが破壊されることさえある。このポゴという名前は、1950年代に米国で流行した「ポゴ・スティック」(日本ではホッピング)という玩具に由来している。ポゴ・スティックは取っ手と足場のある棒で、下部にバネが仕込まれており、それに乗って飛び跳ねると上下に大きくジャンプすることができるという玩具だ。この動きが縦振動するロケットに似ていることが名前の由来となった。ポゴ振動はどのような液体ロケットでも起こりうることで、たとえば過去には、アポロを月まで打ち上げたサターンVロケットでこの問題が起き、解決のためにフォン・ブラウンらが奔走したことが知られている。また一般的に、ポゴはロケット・エンジンの燃焼が終了する際に起こることが多く、第3段の燃焼終了直後に異常分離した、という今回の事故と状況は一致する。○実はロケットと補給船は比較的新しい機体だったところで、サユース・ロケットもプラグリェース補給船も、何十年も前から使われている機体にもかかわらず、どうして今になってこうした問題が起きたのか、と思われる方は多いだろう。確かに、サユースという名前のロケットの原型は1950年代に、プラグリェースという名前の無人補給船も、その初代の機体は1970年代から使われている。ただ、これはあくまで名前が同じだけであり、今回事故を起こしたサユース2.1aとプラグリェースM-Mという機体は、どちらもつい最近になって開発されたばかりの機体であった。サユース2.1aロケットは2004年に初の試験打ち上げが行われ、本格的な運用が始まったのは2006年からと、比較的新しいロケットである。従来のサユース・ロケットと比べると、ロケット・エンジンや搭載機器、質量などに違いがある。特に、今回問題が起きた第3段機体には大きく手が加えられており、従来と比べて特性が大きく変わっていることは間違いない。また、今回失敗したのと同じプラグリェースM-M型の補給船も、2008年に初めて打ち上げられたばかりのまだ比較的新しい宇宙機で、こちらも従来のプラグリェース補給船から改良されており、搭載機器や質量などに違いがある。なお、同様の改良は後にサユース宇宙船にも適用され、そうして開発されたサユースTMA-M宇宙船は2010年から運用が始まっている。油井宇宙飛行士らが乗るのは、この新しいサユースTMA-Mの17号機だ。また従来、プラグリェースM-Mを含むすべてのプラグリェース補給船の打ち上げは、旧型のサユースUロケットが担っており、プラグリェースM-M型をサユース2.1aによって打ち上げたのは、2014年10月29日が初めてのことで、今回がまだ2回目にすぎなかった。1回目の飛行では偶然にも問題は発生しなかったものの、2回目の今回になってついに出現した、というわけだ。ロシアは現在、旧型機から新型機のサユース2シリーズへの切り替えを進めている最中で、人工衛星の打ち上げについてはすでに代替が完了している。またプラグリェース補給船の打ち上げも、しばらくはサユースUとサユース2.1aの両方を並行して使用することで、様子を見ながら切り替えていく方針を採っている。そして露払いが完了すれば、現在は旧型のサユースFGで打ち上げられている有人のサユースTMA-M宇宙船もまた、ゆくゆくはサユース2.1aで打ち上げられる予定となっている。もしサユースTMA-Mの打ち上げで今回のようなことが起きていれば、ミッション中止はおろか、宇宙飛行士の命が失われる事態になっていたかもしれない。プラグリェースの打ち上げの段階で今回の欠陥が判明したことは、不幸中の幸いであったということになる。○信頼性を取り戻せるかしかし、本当に不幸中の幸いとなるかどうかは、これからのロシアの動きによって変わるだろう。ロスコースマスの発表では、サユース2.1aロケットとプラグリェースM-M補給船の開発において、今回のような事故が起こる可能性を十分に考慮していなかったとしている。ロケットや宇宙船などが設計通りに飛ぶかどうかは、実際に飛ばしてみなければわからない部分があるのは確かである。しかし、今回の場合、地上での実験で再現ができたこと、またその結果が1か月という比較的短期間で発表できるほどであったということは、今回の事故が再現性の高い事象、見つけやすい欠陥であったことを示している。つまり開発時にしっかり試験や検査をしてさえいれば、その時点で欠陥が見つかっていた可能性は高い。しかしロスコースマスが「開発時に考慮していなかった」と発表文で述べていることから、事前の試験や検査の一部が省略されたか、無視されていたということになる。信頼性は試験や検査でしか保証することはできない。今回の事故が、本当に試験や検査を軽視、無視したために起きたのかどうかは、今出ている情報だけでは確実なことは言えないが、しかし最近のロシアの宇宙開発では、そうした手順を無視した結果、打ち上げ失敗や衛星の故障といった問題が多々起きている。その都度、品質管理の見直しをはじめ、さまざまな対策を取ることが発表されてきたが、今のところそれらは一向に成果を見せておらず、つい最近も、それらの対策が履行されていないという事実が明らかになったばかりだ。ロシアの宇宙産業がこうした体質そのものを改善することができなければ、ふたたび今回のような事故が起こる可能性は残り続けることになるだろう。
2015年06月18日既報の通り、サンディスクは6月17日、USB Type-Cコネクタに対応するUSBフラッシュメモリ「サンディスク デュアル USBドライブ Type-C」を発表。7月から出荷を開始する。市場投入されるのは32GBの製品で価格はオープン、店頭予想価格は10,000円前後だ。同日の記者発表会では、米サンディスクのバイスプレジデント、ディネッシュ・バハール氏が来日し、モバイル機器が抱える課題および解決策として、サンディスクの製品展開を語った。スマートフォンの台頭によって、一般ユーザーが記録するコンテンツは爆発的な増大を見せた。結果として一般ユーザーは、自身のモバイルデバイスで記録したコンテンツが、自身のモバイルデバイスからあふれてしまい、安全かつ共有可能な保管先を求めているという。これが、Save、Secure、Shareという3つのSだ。サンディスクはメモリカードの老舗だが、ここ数年はさらに新しい領域においても挑戦を続けている。具体的には、スマートフォンに直接差し込めるフラッシュメモリや、Wi-Fiアクセスポイントにストレージを加えた製品が挙げられるだろう。今回はフラッシュメモリ製品の強化として、新しい領域であるUSB Type-Cコネクタに対応した製品を発表した。○立ち上がるType-Cマーケット、4年後には過半数に成長と予測バハール氏は新製品投入の背景として、USB Type-C市場の急速な成長を挙げた。調査会社(Strategy Analytics:WSS)の資料によれば、昨年(2014年)まではType-C搭載のスマートフォンがなかったものの、今年(2015年)はすでにType-C搭載スマートフォンが売り上げベースで7.9%を占め、2019年には過半数を越えると予測している。また、USB Type-Cコネクタの特徴として、スマートフォンやノートPC、タブレットと相性がいい薄型であること、上下の向きがないリバーシブルデザインであること、USB機器への高速給電にも利用できるという点を挙げた。例えば、先日のGoogle I/O(開発者向けカンファレンス)だ。次期Android OS「Google Android M」では、Type-Cをサポートすることが発表されている。加えて、スマートフォンが自らのバッテリを使って周辺機器を充電できたりと、今後の発展性の高さを強調した。さて、新製品の「サンディスク デュアル USBドライブType-C」は容量32GBで、USB 3.0/2.0に対応する。一般的なUSB Type-Aコネクタに加えて、新規格となるType-Cの両方に対応し、回転式のカバーで使っていないコネクタを保護する構造だ。製品名に「Ultra」や「Extreme」が付いていないため、普及版としての位置づけではないだろうか。会見では、Androidユーザー向けに無償提供されている「サンディスク メモリゾーン」アプリも紹介された。Google Playから入手できるこのアプリ、300万ダウンロードを超え、評価も「★4.3」と高い。ファイルの閲覧やファイルコピー(内蔵、MicroSD、USBメモリとクラウドストレージを対象)のほか、ユニークな機能としてOptimemがある。Optimemは、スマートフォン内蔵ストレージの空き容量が設定値以下になると通知したり、容量単位のファイル移動を行う機能だ。これによって、内蔵ストレージの容量低下とパフォーマンスの悪化を防止する。サンディスクによれば、ユーザーの約半数がOptimem機能を使っているという。
2015年06月17日サンディスクは17日、USB Type-CコネクタとUSB Type-Aコネクタの両方を備えたUSB 3.0メモリ「サンディスク デュアル USB ドライブ Type-C」を発表した。容量は32GBの1モデルとなり、7月から出荷を開始、価格はオープン、店頭予想価格は10,000円前後の見込み。新製品となるUSBメモリは、スティック型の片側が一般的なUSB Type-Aコネクタ、もう片側がUSB Type-Cコネクタとなっている。回転式のカバーによって、Type-AコネクタとType-Cコネクタを使い分ける仕組み。また、Android 2.2以上をサポートした無料アプリ「サンディスク メモリーゾーン」とも連携。これはいわゆるファイラーアプリで、ファイルの転送、閲覧、削除といった機能を持つ。対応機器は、USB Type-Cコネクタを搭載したUSBホスト機器、またはUSB Type-Aコネクタを搭載したUSBホスト機器、OTG対応のAndroid端末。対応OSは、Windows Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.6以降。本体サイズは約W42.76×D12.71×H18.80mm、重量は約6.5g。
2015年06月17日エレコムは6月9日、-25℃から85℃までの環境で使用できるSDHC / SDXCメモリーカード「MF-ACSDU11/H」シリーズとmicroSDHC / SDXCメモリーカード「MF-ACMRU11」シリーズを発表した。いずれも16GB / 32GB / 64GBを用意する。発売は6月中旬で、価格はオープンだ。MF-ACSDU11/HシリーズとMF-ACMRU11シリーズは、IPX7相当の防水性能やひねり・曲げ・落下にも強い耐衝撃性能を備えている。屋外での過酷な環境にも耐えられ、トレイルカメラやアクションカメラでの使用にも適しているという。TLC Flashよりも繰り返しのデータ記録に強いとされるMLC Flashを採用。本体サイズと重量はMF-ACSDU11/HシリーズがW24×D2.1×H32mm/約2g、MF-ACMRU11シリーズがW15×D1×H11mm/約0.4g。UHS-I / UHSスピードクラスの「Class1」に対応し、SDスピードクラスは「Class10」。MF-ACMRU11シリーズには、SDメモリーカード変換アダプタが付属する。
2015年06月10日エプソンは4日、ビジネスインクジェットプリンタの新製品としてA4複合機「PX-M860F」、A4プリンタ「PX-S860」を発表した。7月下旬から発売し、価格はオープン。店頭予想価格はPX-M860Fが70,000円台後半、PX-S860が50,000円台後半。○PX-M860FPX-M860Fは、印刷コスト(A4普通紙)が、カラーで約6.1円/枚、モノクロで約1.8円/枚のA4ビジネスインクジェット複合機。インクは水に強く、マーカーにもにじみにくい高発色顔料インクを採用。インクカートリッジのサイズは、MサイズとLサイズが用意されている。大容量のLサイズを使うとモノクロの場合、約5,000枚の印刷が可能。動作時の消費電力も約32Wと低い。ADFの容量は50枚で、自動両面読み取りに対応。コピー機能やプリンタ機能も自動両面印刷に対応している。操作パネルは4.3型のカラータッチパネル。また、ファックス機能を充実させ、パネル上でプレビューしてから送信する「見てからファックス送信」、受信したファックスを画面で確認してから印刷できる「見てからファックス印刷」機能などを搭載している。主な仕様は、印刷方式がPrecisionCoreインクジェット方式、プリンタ機能の印刷解像度が最高4,800×1,200dpi。対応用紙サイズはA4サイズまで。ファーストプリントタイムは約7秒、印刷速度はカラー、モノクロともに約16ipm(A4)。標準用紙カセットには最大500枚、背面のMPトレイには最大80枚の用紙をセットできる。スキャン機能は、読み取り解像度が最大9,600dpi、読み取りサイズが最大216×355mm。インタフェースはUSB 2.0、Gigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。本体サイズはW516×D756×H540mm(使用時)、重量は約31.6kg。対応OSは、Windows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1、Windows Server 2003 / 2003 R2 / 2008 / 2008 R2 / 2012 / 2012 R2、Mac OS X 10.6.8以降。○PX-S860PX-S860は、2.2型のモノクロパネルを装備するA4カラープリンタ。ファックスとスキャナの機能が省かれる以外は、上記の「PX-M860F」とほぼ共通。本体サイズはW478×D756×540Hmm(使用時)、重量は約23.6kg。
2015年06月04日Kingston Technologyは3日、USB Type-AとType-C、2つのコネクタを備えたUSBメモリ「DataTraveler microDuo 3C USBフラッシュ・ドライブ」発表した。16GB / 32GB / 64GBの3モデルを用意する。Type-Cコネクタ用の回転式カバーを搭載しており、使用しないときにType-Cコネクタを保護。転送速度は、16GBがリード最大100MB/s、ライト最大10MB/s、32GBと64GBがリード最大100MB/s、ライト最大15MB/s。インタフェースはUSB 3.1。本体サイズはW29.94×D16.6×H8.44mm。対応OSはWindows Vista(SP2) / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.7以降、Linux 2.6以降。
2015年06月03日2015年4月28日に打ち上げられた無人補給船「プラグリェースM-27M」は、ロケットからの分離直後に原因不明の問題に襲われ、制御不能に陥った。プラグリェースM-27Mには国際宇宙ステーションに補給するための物資が搭載されていたが、復旧できずにドッキングを断念、そのまま高度を落とし、5月8日に地球の大気圏に再突入して消滅した。プラグリェースM-27Mは、いったいなぜ制御不能に陥ったのだろうか。この連載の第1回では、事故の簡単な経緯と、今後の影響について紹介した。また第2回、第3回では、事故が発生した4月28日から、大気圏に再突入して消滅するまでの経緯について紹介した。第4回となる今回は、今後の予定や事故調査の進み具合について、現時点でわかっている最新の情報を紹介したい。○事故による今後の打ち上げへの影響ロシア連邦宇宙庁(ロスコースマス)は5月12日に記者会見を開き、今回の事故を受けて、今後のISSへの宇宙飛行士や補給物資の打ち上げ予定を、すべて延期すると発表した。プラグリェースM-27Mの事故前の予定では、まず5月15日に、現在ISSに滞在しているアントーン・シュカープリラフ(露)、サマンサ・クリストフォレッティ(欧)、テリー・ヴァーツ(米)宇宙飛行士の3人を乗せたサユースTMA-15M宇宙船が地球に帰還し、続いて5月26日には、新たにISSのクルーとなる、アレーク・カノネーンカ(露)、油井亀美也(日)、チェル・リングリン(米)宇宙飛行士の3人を乗せたサユースTMA-17Mが打ち上げられることになっていた。また、プラグリェースM-27Mの次号機となるプラグリェースM-28Mの打ち上げは8月ごろに設定されていた。しかし、ロスコースマスはこれをすべて変更し、まずサユースTMA-15Mの帰還を6月上旬まで延期し、サユースTMA-17Mの打ち上げも7月下旬まで延期するという。一方、プラグリェースM-28Mの打ち上げは、7月上旬に繰り上がることになった。これは、有人のサユースTMA-17Mよりも先に無人の補給船を打ち上げることで、安全性を確認すると共に、プラグリェースM-27Mで補給できなかった物資を、いくらかでも送り届けることを意図したものだろう。同機の打ち上げ準備は、今回の事故前からすでに行われており、打ち上げを1か月繰り上げることに問題はないという。それ以降の飛行計画については明らかにされていないが、今回の延期に合わせて、打ち上げや帰還は軒並み遅れることになるだろう。ただ、今現在もISSには宇宙飛行士が滞在しており、彼らの健康なども考えると、すべての予定が2か月遅れることはないと思われる。例えば油井飛行士ら第44/45次長期滞在員のミッション日数を予定より短くするなどして調整することになるだろう。ただ、注意しなければならないのは、あくまでこれは事故調査と、ロケットなり補給船なりへの対策が順調に進んだ場合での話であり、もし調査と対策に手間取ることがあれば、打ち上げ再開はさらに遅れ、油井飛行士らの飛行や、今後のISSの運用予定にもさらに大きな影響が出ることになろう。また、ISS関連の打ち上げ以外への影響も出ている。今回の事故がなければ、5月15日にプラグリェースM-27Mを打ち上げのと同じ、サユース2.1aロケットを使った偵察衛星の打ち上げが予定されていたが、タス通信が5月12日に報じたところによれば、2週間ほど延期されるという。これは今回の事故の原因が、ロケット側にあった可能性が否定できないということを示している。なお、同型のロケットは、欧州のアリアンスペース社もロシアから輸入して運用しているが、今回の事故による影響については特に発表は行われていない。油井飛行士らの打ち上げなど、今後の予定については、また新しい情報が発表され次第、本連載の中で紹介したい。○始まった事故調査ロスコースマスは5月12日に開かれた記者会見の中で、その時点までに判明している事柄を明らかにした。それによると、まず計画では、ロケットの離昇から524.97秒後に、第3段ロケット・エンジンの燃焼を停止させる指令が出され、528.27秒後にプラウリェースM-27Mを分離することになっていた。しかし実際には526.716秒後、つまり予定より1.5秒ほど早く「異常な分離」が起きたことが判明したという。この異常な分離がどういうものかについては不明だ。また、軌道を観測したところ、プラグリェースM-27Mは遠地点高度が予定よりも40kmほど高い軌道に、一方のロケットの第3段は遠地点高度が20kmほど低い軌道に入っていたという。また、ロケットの第3段エンジンの燃焼終了後に、ロケットの第3段の燃料と酸化剤の両方のタンクが、減圧していたこともわかったという。これはおそらく穴が開いたり、破裂したりして生じたものであるとされる。タス通信は5月13日付けで、少なくとも爆発したわけではないだろうとする専門家の見解を報じている。これは異常が発生した時点ですでにロケットの推進剤は空であったことから、爆発が起こるのに必要な要素が存在しないためだ。現時点では、これらの事実がどのように関連しているのかまでは明らかにされていない。たとえば、まずプラグリェースM-27Mに何らかの問題が起き、早期の分離とタンクの破裂を引き起こした可能性もあれば、逆にタンクが破裂したことで早期に分離された可能性など、さまざまなシナリオが考えられる。タス通信は、「失敗の原因を知るためには、さらに詳細な調査が必要である」とする、ロスコースマスのイーガリ・カマローフ長官の発言を報じている。ロスコースマスでは、プラグリェースM-27Mやサユース2.1aを製造した企業などと協力し、5月13日からより詳細な調査に入っている。その結果は当初、5月22日までには発表したいとしていたが、タス通信は22日、調査期間が延長されることになったと報じている。データが不足しており、まだ結論が出せないためだという。タス通信は5月14日にも、「原因を断定するにはデータが不十分だ」という関係者の発言を報じており、調査が難航している様子が伺える。(続く)
2015年06月03日PCショップアークは29日、「Intel Core i7-5775C」を搭載したBTOパソコン「BRIGHTON BR-IB4H97A-A」を発売した。価格は税込115,800円。そのほか、「Intel Core i5-5675C」を搭載した2モデルも同時に発売した。○BRIGHTON BR-IB4H97A-ABRIGHTON BR-IB4H97A-Aの標準構成は、CPUがIntel Core i7-5775C(3.3GHz)、マザーボードがASRock H97 Pro4、メモリがDDR3-1600 8GB、ストレージが500GB SATAIII HDD、グラフィックスがIntel Iris Pro Graphics 6200、電源が500W 80PLUS BRONZE、OSがWindows 8.1 Update 64bit。○BUXTON BX-IB4H97MI-SBUXTON BX-IB4H97MI-Sの標準構成は、CPUがIntel Core i5-5675C(3.1GHz)、マザーボードがMSI H97I AC、メモリがDDR3-1866 8GB、ストレージが320GB SATAIII HDD、グラフィックスがIntel Iris Pro Graphics 6200、電源が500W 80PLUS BRONZE、OSがWindows 8.1 Update 64bit。価格は税込99,800円。○BRIGHTON BR-IB4H97M-HBRIGHTON BR-IB4H97M-Hの標準構成は、CPUがIntel Core i5-5675C(3.1GHz)、マザーボードがH97M-E、メモリがDDR3-1866 4GB、ストレージが500GB SATAIII HDD、グラフィックスがIntel Iris Pro Graphics 6200、電源が300W TFX、OSが非搭載。価格は税込76,800円。
2015年06月02日キヤノンマーケティングジャパンは21日、ドキュメントスキャナ「imageFORMULA」シリーズの新製品として、高速スキャンと用紙の搬送力に優れたA4対応モデル「DR-C240」を発表した。5月28日から発売し、価格はオープン、店頭予想価格(税別)は49,800円前後。A4サイズ対応のドキュメントスキャナ。自動両面スキャンに対応し、カラーで30枚/分、モノクロで45枚/分(A4縦200dpi時)とスキャンが高速。原稿の重送を検知する「超音波重送検知」を搭載し、重送による読み取りエラーを抑止する「リタード方式」を採用。個人はもとより、店舗や店頭窓口といった業務用途で威力を発揮するとしている。ADFの給紙性能も向上しており、普通紙のほか、薄紙 / カード / パスポートなどもスキャン可能。発注書 / 領収書 / 名刺などもスムーズに連続読み込みできる。頻繁に利用するモードや操作を最大9件まで登録でき、本体の操作パネルから実行可能。電源をオフにした時点で使用していたジョブを記憶する機能も搭載しており、スキャンを一時的に中断して再開するときなど、設定を気にすることなく作業に戻れる。操作パネルには DFR(DoubleFeedRelease)ボタンを搭載。付箋紙が貼られた原稿や封筒などが重送と検知されたときに押すことで、スキャンを継続できる。スキャンソフトには「CapturePerfect3.1」を同梱。ファイルの暗号化やファイル名の自動生成などをサポートし、1回のスキャンで複数の画像を生成できるマルチストリームに対応する。主な仕様は、イメージセンサーがCIS、光学解像度が600dpi、光源がLED。対応原稿サイズは幅が50.8mm~216mm、長さが54~356mm、長尺紙が最大3.000mm。最大トレイ積載量は60枚。インタフェースはUSB 2.0。本体サイズはトレイを閉じた状態でW291×D253×H231mm、トレイを開けた状態でW291×D603×H363210mm、重量は約2.8kg。
2015年05月25日アルティマは、IoT/M2Mソリューションの実現に向け、「IoT/M2M向けメッシュネットワーク・ソリューション」の提供を開始したと発表した。同ソリューションでは、同社がこれまで技術商社として蓄えてきたノウハウとパートナーリレーションを活用することで、センサ端末からクラウドでの見える化までを一括で提案することを可能とする。具体的には、LAN側の信頼性面で、IEEE802.15.4e準拠の低消費電力2.4GHzメッシュネットワークとして、リニアテクノロジー(ダスト・ネットワークス)の「スマートメッシュ」Mote(子機)モジュールを採用。WAN側には同じくリニア(ダスト)の「スマートメッシュ」Manager(親機)モジュールとSierra Wirelessの3Gモジュール「SL8084T」を搭載したコアとの共同開発品「たんぽぽ ASURA」Dustモデルならびにコンピューテックス製M2M組込みCPU モジュール「CM-DUST」を採用。さらに、インターネットまたは、VPN接続へのモバイルネットワークには、NTTPCコミュニケーションズのMVNO回線を利用し、最終的にクラウドでのモニタリングには各通信機器に対応したプラットフォームを活用できる仕組みとしているという。なおアルティマでは、こうした環境を構築するにあたって、必要なデバイス/システムとともに、各種無線認証サポートをテュフラインランドジャパンと協業して行うほか、技術サポートまで含めたトータルソリューションとして提案していくとしている。
2015年05月19日エレコムは19日、USB Type-Cコネクタ接続に対応したUSB 3.1ハブ「U3HC-A412B」を発表した。価格は税別8,870円で、5月下旬から発売する。U3HC-A412Bは、USB 3.1規格のType-Cコネクタに対応したモデル。ダウンストリームポートとして、USB Type-Cポート×2、USB Aポート×2を搭載している。PCなどホスト側につなぐアップストリームポートはUSB Type-C×1だ。給電能力は4ポート合計で最大3A(各ポート750mA未満)。インタフェースはUSB 3.1 Gen1。電源はバスパワー。本体サイズはW88×D40×H12.5mm(ケーブルを除く)で、重量は約50g。コネクタ部分を除くケーブル長は約10cm。対応OSはWindows Vista/7/8.1、Mac OS X 10.10。
2015年05月19日カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は5月19日、Tカードがチケットになる「Tチケット」が、ホテルオークラ東京が7月23日に開催するイベント「Castel Discotheque」にて導入されることを発表した。「Tチケット」がホテルのイベントにて導入されることは、今回が初の取り組みとなる。「Tチケット」とは、Tカード番号が登録されたYahoo! JAPAN IDで専用サイトにログイン後、希望するイベントなどをオンライン上で予約・決済し、当日は、入場時に提示するTカードが入場チケット・IDとして認証されるサービス。2014年11月17日にリリースされ、東京都・新木場にて開催された「TSUTAYA presents カオスフェス2014 ~Tカードで全員入場だよ~」にて導入された実績をもつ。今回「Tチケット」を導入するイベント「Castel Discotheque」は、ホテルオークラ東京の本館建替え記念事業「This is Okura」300 Days Project イベントの一環として、70年代の伝説のPrivate Discotheque, Castel Tokyoを一夜限りで復活させるというもの。Tカードを保有する人は、5月20日よりパソコンやスマホ、タブレットから「Castel Discotheque」のTチケット購入サイトで前売り券を入手し、購入時に登録したTカードを入場の際に提示すると、そのままチケットとして入場することができる。また、同社は、TSUTAYAでクラブミュージックやジャズなどをレンタル・購入した人を対象に、同イベントの案内を配信するなどTカードユーザーへのプロモーションを実施することで、「Castel Discotheque」への来場促進を図る考えだ。
2015年05月19日玄人志向は15日、IEEE1394aが増設できるPCI拡張カード「1394T-LPPCI」を発表した。5月中旬から下旬の発売を予定する。店頭予想価格は税別1,410円前後。転送速度最大400MbpsのIEEE 1394aポートを増設するインタフェースカード。ポート数は外部6ピン×3、内部6ピン×1の合計4基だが、うち1基は外部と内部で排他仕様となっている。コントローラはTI TSB43AB23を採用する。ロープロファイルに対応し、PCとの接続側はPCI。本体サイズはW119x55mm、重量は140g。
2015年05月18日インターネットイニシアティブ(IIJ)は5月13日、M2M専用のデータ通信サービス「IIJモバイルM2Mアクセスサービス」のラインアップに、KDDIのau 4G LTEエリアに対応した「タイプK」を追加したと発表した。IIJモバイルM2Mアクセスサービスは、M2M用途に特化したアクセス回線として、M2Mデバイス用のSIMカードを提供するモバイルデータ通信サービス。これまで同サービスでは、NTTドコモのLTE/3Gエリアに対応したアクセス回線として「タイプD」を提供してきたが、このたびラインアップに「タイプK」が加わり、アクセス回線の選択肢が広がることで、エリアや用途に応じて複数キャリアを補完的に利用することが可能となる。また、「タイプD」と「タイプK」のデータ通信量を合算してシェアすることで、回線コストを節約することができる。「タイプK」の通信エリアはau 4G LTE提供エリアで、SIMの種類はマイクロSIM/nanoSIM。SMS機能は標準提供となっており、国際ローミングは不可。連携サービスはIIJモバイル大規模プライベートゲートウェイサービスとIIJモバイルBiz+サービスとなっている。料金プラン(税別)は、通信可能な時間帯は「プランA」が22時~翌日6時まで、「プランB」が24時間、通信制限は「プランA」なし、「プランB」あり(上り下り最大200Kbps)、初期費用はいずれも3万円/契約、登録手数料はいずれも3000円/回線で、月額費用は「プランA」が300円/回線、「プランB」が460円/回線となっている。新たに追加された「インターネット接続オプション」では、インターネットへアクセス可能な共通アカウントを提供し、パブリッククラウド環境への通信を可能とする。本オプションは、「タイプD」、「タイプK」のどちらの回線でも利用可能だ。「インターネット接続オプション」では、インターネット接続時に付与されるアドレスがプライベートIPアドレス(NAT)、オプションの対象は1回線ごとに付与される。最低利用期間は1カ月で、対象プランはプランA(22時~翌日6時まで高速通信が可能)、プランB(24時間、下り最大200kbpsで継続通信が可能)。アカウントは共通アカウントで、国際ローミングは不可能。料金(税別)は、初期費用が0円、月額費用が200円/回線となっている。
2015年05月18日2015年4月28日に打ち上げられた無人補給船「プラグリェースM-27M」は、ロケットからの分離直後に原因不明の問題に襲われ、制御不能に陥った。プラグリェースM-27Mには国際宇宙ステーションに補給するための物資が搭載されていたが、復旧できずにドッキングを断念、そのまま高度を落とし、5月8日に地球の大気圏に再突入して消滅した。プラグリェースM-27Mは、いったいなぜ制御不能に陥ったのだろうか。この連載の第1回では、事故の簡単な経緯と、今後の影響について紹介した。第2回となる今回は、事故の経緯について、打ち上げ当日の出来事に絞り、もう少し詳しく見ていきたい。○問題発生プラグリェースM-27Mはモスクワ時間2015年4月28日10時9分(日本時間2015年4月28日16時9分、以下同)、サユース2.1aロケットに搭載され、カザフスタン共和国にあるバイカヌール宇宙基地の31/6発射台から離昇した。無事に打ち上げられたかに見えたプラグリェースM-27Mに、何らかの問題が起きたことがわかったのは、打ち上げから約9分後の、ロケットから分離された直後のことだった。プラグリェース補給船はロケットからの分離後、太陽電池パドルと展開式のアンテナを開くことになっており、またその結果は地上へ知らされることになっている。だが、送られてきたデータからは、太陽電池が開いたことは確認できたものの、クールスと呼ばれるシステムで使われる6基のアンテナのうち、2基の展開しか確認できなかった。クールスは国際宇宙ステーション(ISS)に自動で接近し、ドッキングを行うことができるシステムで、接近速度を測ったり、ISSとの相対角度を測ったりするために6基のアンテナを使う。これらのアンテナは打ち上げ時には折り畳まれており、ロケットから分離された後に開くようになっている。また一部のアンテナは、ISSとのドッキング前に収容されることにもなっている。当初プラグリェースM-27Mは、打ち上げから約6時間後にISSに到着する予定だったが、この問題が起きたことで延期され、2日間かかる飛行計画に変更された。実は過去にも、プラグリェース補給船や、またよく似た設計のサユース宇宙船で、アンテナが展開しないという問題が何度か起きていたが、あとになって展開に成功し、問題なくドッキングできたことがあった。また、アンテナのうちいくつかが展開していない状態でもドッキングする術がないわけではなかった。したがって、まだ絶望視するような状況ではないと思われた。NASAやロシア連邦宇宙庁(ロスコスモス)は、この時点ではまだ、問題さえ解決すれば4月30日には到着できるだろうという見通しを述べていた。だが実のところ、このときすでに、モスクワ郊外にあるミッション管制センター、通称ツープ(TsUP)は、より悪い状況に陥っていることを認識していた。プラグリェースM-27Mからのテレメトリー(宇宙機や搭載機器の状態を示す信号)は途切れ途切れにしか届いておらず、またプラグリェースM-27Mに搭載されているコンピューターがクラッシュしていることが確認された。さらに、センサーの数値から、2系統ある推進システムのうち一方の圧力が出ていないことも確認されていた。また、ツープに勤めている人物が後に明かしたところによると、このとき、プラグリェースM-27Mが乗っている軌道を測ったところ、地表から最も遠くなる地点(遠地点)が、計画より約40kmも高いことが判明していたという。事故への対処に当たっていた調査チームはこの時点で、サユース2.1aロケット側の問題を疑ったそうだが、ロケットを製造したRKTsプラグリェース社の職員は「ロケットの飛行は正常であり、測定の方が間違っている」と見解を述べ、その根拠となるデータも提示していたという。だが、プラグリェースM-27Mが軌道を2周した後になって態度を変え、そのデータは実際の測定値ではなく計画値であったことを認め、さらにテレメトリーが不足しており、補給船とロケットの分離すら、直接には確認できていないことも認めたという。11時30分(17時30分)には、軌道上の物体を追跡している米戦略軍(USSTRATCOM)・宇宙統合機能構成部隊(JFCC SPACE)・統合宇宙運用センター(JSpOC)は、プラグリェースM-27Mと、ロケットの第3段と思われる物体の軌道のデータを発表した。その数値は計画値とは大きく異なるものであった。これは観測初期に起こりがちな測定誤差であり、後に訂正されているが、その差に違いはあれど、計画値と異なる軌道に乗っていたことだけは確かだった。○回転していたプラグリェースM-27M打ち上げから約1時間半後の11時44分(17時44分)、プラグリェースM-27Mは地球を一周し、再びロシアの管制センターとの通信が可能な範囲に入った。だが、相変わらずテレメトリーは途切れがちで、地上からの指示も受け付けない状態だった。そのまま軌道2周目は終わり、3周目に入ってもそれは続いた。打ち上げから約6時間半後の14時44分(20時44分)、ロシアの地上局がプラグリェースM-27Mと通信できる4度目の機会が訪れた際、途切れがちのテレメトリーから、プラグリェースM-27Mのコンピューターがエラーを認識しており、また角速度センサーや姿勢制御システムが稼動していないことが確認された。さらに、何らかの理由で、推進剤が大量に減っていることも確認されている。さらに、船の搭載カメラが撮影した映像データを受信することにも成功した。だが、そこには地球と宇宙空間が目まぐるしく交互に映る様子が収められており、プラグリェースM-27Mがおよそ4秒で1回転という速度で回転していることが判明した。もちろん、プラグリェース補給船がこのような回転をすることは、通常ではありえないことだった。ツープはすぐさま、この回転を止めるための指令をプラグリェースM-27Mに送った。だが、その直後に地上と通信できる範囲から飛び去ってしまったため、回転が止まったかどうかがわかるのは、さらに地球をもう1周し、ロシアの地上局との通信ができる範囲に入ってくるのを待つ必要があった。16時17分(22時17分)、5度目となる通信の機会が訪れた。しかし、回転が止まったか否か以前に、プラグリェースM-27Mからの通信自体が途絶えていた。モスクワ時間で4月28日中に通信ができる機会はこれが最後で、次の機会は約11時間後まで待たねばならなかった。(続く)
2015年05月13日富士フイルムは5月11日、ミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T1」と「FUJIFILM X-T1 Graphite Silver Edition」(以下、X-T1)の最新ファームウェアについて告知した。6月下旬から無料で提供開始する。今回発表された新ファームウェアは、X-T1のAF性能を一新する「新AFシステム」の搭載と、操作性の向上がメインとなっている。バージョンは4.00だ。新AFシステムでは、全77点のAFエリアを用いて動いている被写体を捉える「ゾーン」と「ワイド/トラッキング」を新たに搭載。「ゾーン」使用時は、全77点のAFエリアから任意の位置に3×3 / 5×3 / 5×5のゾーンエリアを設定可能だ。コンティニュアスAF(AF-C)と組み合わせることでゾーンエリアの中央で捉えた被写体に追従し続ける。「ワイド/トラッキング」使用時は、カメラが自動で被写体を判別。シングルAF(AF-S)と組み合わせるとAFエリアの中でピントが合ったエリアを表示する「ワイド」撮影、コンティニュアスAF(AF-C)と組み合わせると任意に選択した1点のフォーカスエリアで捉えた被写体を追従し続ける「トラッキング」撮影が可能だ。AF精度が改善されており、より高精度なピント合わせを行える。像面位相差AFの明るさ追従範囲は、従来の2.5EVから0.5EVまで拡大。より暗いシーンやコントラストの低い被写体でも、位相差AFによる高速な合焦が可能だ。人間の瞳を自動検出してピントを合わせる「瞳AF」も追加した。動画撮影時のAFは、アルゴリズムを最適化したことで、より自然でスムーズになった。そのほか、「オートマクロ」を新たに備え、被写体との距離に応じて自動でマクロモードに切り替え可能だ。操作性も向上させ、タイム撮影時にコマンドダイヤルを操作することでシャッタースピード全域(30秒~1/32,000秒)に変更可能になったほか、マニュアル露出かつISO感度オート設定時に露出補正ダイヤルから露出補正を行えるようになった。
2015年05月11日最近はバラエティ番組でも大活躍中の西川貴教さん。その西川さんのソロプロジェクトであるT.M.Revolutionの10枚目のオリジナルアルバムがリリースになります。その名も『天(テン)』。4年ぶりとなるアルバムでは、「これでもか!」というくらいのTMR節が炸裂している曲と、「こんな曲もやっちゃうのか!」という意外性のある曲が同居しています。 しかしながら、ヴォーカリストとしてとんでもない技量の持ち主ですから、何を歌わせてもTMR以外の何物でもありません。どんな楽曲も、すべてTMRの世界観に染め抜いています。10枚目のアルバムにして、ここまで挑戦的なアルバムを制作した事実が、西川さんの本業が音楽であるということを、世に再認識させることでしょう。 このアルバムを引っ提げて、全国47県50か所で公演を行うという恐ろしいライブスケジュールも発表になっているT.M.Revolution。本気を出した孤高のヴォーカリストの勢いは、止められそうにありません。 リリース情報: 『天/T.M.Revolution黒木渚』 (2015.5.13発売/¥2963(tax out)/ESCL4414) ※初回限定盤A(¥3704(tax out)/DVD付)、初回限定盤B(¥3704(tax out)/DVD付)も同時発売 ※ツアー情報/T.M.R. LIVE REVOLUTION ‘15 2015年4月4日~2015年9月6日(50公演)
2015年05月10日