大規模なファッションショーが開催される世界の主要都市の中でも、イタリアという国は独特だ。ビジネスとクリエイティビティの狭間でジレンマに陥り、模索を続けるブランドが多い他の都市とは違い、イタリアはいつも変わらずイタリアらしさを貫き通す。どんなに時代や取り巻く環境が変化しようとも、エレガントで華やかでエネルギッシュな姿勢を崩さない。美しさ、楽しさ、豊かさが人生の最優先事項であり、ファションやデザインは人生に“JOY”というスパイスを加える、必要不可欠で身近な存在なのだ。そんなイタリアのファッション業界を長く牽引しているデザイナーの一人が、ルッセラ・ヤルディーニ(Rossella Jardini)。ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)でデザイナーを経験した後、モスキーノ(Moschino)の創始者フランコ・モスキーノ(Franco Moschino)とともにクリエイティブディレクターを務め、彼が急逝後は一人でブランドを引き継いだ。約25年でモスキーノを去った後、自身の名を掲げたブランドをローンチし、昨シーズンから伊勢丹新宿店でも取り扱いが始まるなど、アジアでの販路も広げている。ファッションスクールに通った経験はないという彼女が業界に足を踏み入れたきっかけから、モスキーノ時代の貴重な経験、ファッション業界の変遷について訊いた。ーーファッション業界に入ったきっかけは何だったのですか?ファッションは生活に密着しているもので、人生の全ての思い出がファッションとともに構成されています。着る物を自分で選びこだわり始めたのは5歳の時だから、もう半世紀以上前ね(笑)。イタリアの田舎街に生まれ育ったので、娯楽に溢れているわけでもなく、今ほど何でも手に入る時代ではなかったから、ただただ好きなファッションに集中していたの。21歳の時に「アフターヌーン(After Noon)」という名のセレクトショップで働き始めたのが、この業界に入ったきっかけ。イッセイ・ミヤケ(Issey Miyake)など、アバンギャルドなブランドを取り扱うブティックだったわ。それからいくつか小さなブランドでデザイナーやディレクターとして経験し、ボッテガ・ヴェネタの創始者ミケーレ・タッディ(Michele Taddei)とレンツォ・ゼンジアーロ(Renzo Zengiaro)と出会い、彼らの元でバッグやシューズなどのデザインを手掛けました。ある時、男友達を通じて知り合ったフランコ・モスキーノ(モスキーノの創始者)に声を掛けられ、モスキーノの世界へと足を踏み入れたのよ。ーールッセラは彼の仕事のパートナーであると同時にミューズだったとも言われていますが、真相のところは?さぁ、どうなのかしらね(笑)。彼は「君はモスキーノにはエレガント過ぎる」とよく言っていたのを覚えてる。近くにいて、彼に刺激を与える存在だったとは思うけれど、ミューズとは少し違うかもしれないわ。ーー仕事のパートナーであり、戦友、同志といった関係だった彼を失った時の悲しみは計り知れません。その時既に世界に名の知れたブランドであったモスキーノを、彼が亡くなった後一人で引き継ぐのは重圧ではありませんでしたか?お別れを言う心の準備もできないまま逝ってしまったから、私を含めブランドに関わる全ての人が深く悲しみ傷心した。けれど同時に、彼への強い忠誠心とスピリットが全員の中に芽生えたの。大きな家族のように感じていたし、ブランドや顧客のためというよりは、他でもなく彼のために一丸となってブランドを継承しようという結論で一致した。確かにプレッシャーもあったけれど、そんなものに怯える気持ちよりも「彼のために」という熱意があったから、とにかく一生懸命仕事をしたわ。ーー「現代はファッションへの欲望や詩的な美しさを失いつつある」--デザイナー・ルッセラ・ヤルディーニ--2/2【INTERVIEW】に続く。
2016年11月09日昨年ブランド創立40周年を迎えたアニエスベーが11月16日、ブランドの軌跡を辿る書籍『アニエスベースティリスト』をアニエスベーの一部ショップで先行発売する。同書では、アニエスベー自らがアートディレクションを担当。貴重な写真やアイディアスケッチの数々に加え、アニエスベーを知る人々の証言や同書のために書き下ろされた自身の言葉などを豊富に掲載し、アニエスベーのこれまでの歩みと、その創作の秘密を紐解いていく。同書の発売を記念して代官山 蔦屋書店では、11月19日から12月8日までポップアップショップを開催。さらに、11月22日にはアニエスベーも3年ぶりに来日し、サイン会を実施する。また、同22日には東京・渋谷のSHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERSにてアニエスベーのトークショーも行われる予定だ。なお、同書はアニエスベーの一部ショップで先行発売された後、全国のショップや書店にて11月下旬より順次販売される。【書籍情報】『アニエスベースティリスト』著者:アニエスベー、フロランス・ベン・サドゥン出版社:株式会社青幻舎上製/288ページ/A4ヨコ変型発刊:2016年11月16日価格:5,000円【イベント情報】■フェア「アニエスベースティリスト」■『アニエスベースティリスト』刊行記念 来日サイン会■『アニエスベースティリスト』(青幻舎)刊行記念トークイベント/アニエスベー×幅 允孝「私のスタイルができるまで」
2016年11月09日東京・銀座のソニービルでは11月12日から17年3月31日まで、同ビル建替前のカウントダウンイベントとなる「It’s a Sony 展」が開催される。創業70周年を迎えたソニーは今年、新たな時代への挑戦を象徴する取り組みとして、ソニービルの大規模リニューアル計画「銀座ソニーパークプロジェクト」を実施。18年夏から20年まではソニービルの現在の敷地を「銀座ソニーパーク」として広く開放し、22年までに新しいソニービルを建設して新たに開業する。これに伴い、ソニービルは17年3月31日をもって営業を一旦終了し、建て替えに向けた工事を開始。「It’s a Sony 展」はこの閉館に先立って開催されるもので、ソニービルが歩んだ50年の歴史と今後の進化を、歴代のソニー商品とともに紹介していく。同展は前半と後半の2部構成となっており、11月12日から17年2月12日までの前半では、“歴史”をテーマに日本初のランジスタラジオ「TR-55」や、初代ウォークマン(R)「TPS-L2」、エンターテインメントロボット「AIBO」などのアーカイブ商品を当時の広告などとともに展示。また、「My Favorite Sony」コーナーを設置し、アンディ・ウォーホルによる版画「SONY-WALKMAN」や、各界の著名人10名による思い出のソニー商品とエピソードなども紹介される。17年2月17日から3月31日までの後半は「銀座ソニーパーク」のコンセプトをいち早く体験できるようなフロア構成や展示を予定。国内外で活躍するクリエイターによる“パーク”をモチーフとしたインスタレーションも設置される他、次世代の新人アーティストによる音楽ライブなども開催される。また、同展の開催を記念して、期間限定のラバーストラップ(税込500円)をカプセルトイで販売。初代ウォークマンをはじめとした歴代商品やソニービルをモチーフにしたストラップなど全21種類が用意され、毎月5種類のデザインが切り替わる。【イベント情報】「It’s a Sony 展」会場:ソニービル1~4階住所:東京都中央区銀座5-3-1会期:11月12日~17年3月31日時間:11:00~19:00(12月31日、17年1月2日、3日は18:00まで)入場無料休館日:17年1月1日、2月20日
2016年11月09日東京・渋谷の代々木VILLAGE by kurkkuでは11月18日に、開業5周年を記念したイベント「代々木VILLAGE 5th ANNIVERSARY」が開催される。当日は、代々木VILLAGEの総合プロデューサーである小林武史をはじめ、施設全体の植栽プロデュースを手掛けるプラントハンター西畠清順や、アーティストのChara、きのこ帝国のボーカルである佐藤千亜妃などの多彩なゲストを招いたスペシャルラジオ「Reborn-Art Radio」の公開収録を実施。会場となるMUSIC BARでは当日27時までオープン、キャッシュオンでのドリンクサービスを提供する。お酒を飲みながら心地よい音楽とトークを気軽に楽しむことができる。その他、雑誌『GINZA』の連載などでも活躍中の占い師のジョニー楓による鑑定イベントや、華やかな衣装と陽気なチンドンサウンドが特徴のちんどん屋によるパフォーマンス、ハワイアンバンドの生演奏&フラのショーなども開催。さらに、会場では5周年を記念して特別価格で提供するマルゲリータや、5周年オリジナルブレンドのコーヒー、洋風おでんなどのメニューも展開される。また、11月17日から12月15日まではメインレストランのcode kurkkuにて、「ドン・ペリニヨン2006」のグラスが付いたスペシャルコースが提供される予定だ。【イベント情報】「代々木VILLAGE 5th ANNIVERSARY」会場:代々木VILLAGE by kurkku住所:東京都渋谷区代々木1-28-9会期:11月18日時間:18:00~27:00
2016年11月09日ヒガシヤ(HIGASHIYA)では11月8日から2017年2月下旬まで、「果実と木ノ実の道明寺羹」(1,800円)が期間限定で提供される。今回提供されるのは、菓子の原点である果実や木の実を贅沢に使った道明寺羹。古来より大切な栄養源として食されてきた“栗”と“胡桃”と“粟”に、ハレの日を祝う紅白に見立てた“クコの実”と“無花果”、強い生命力を持つ“棗椰子”、勤勉さと健康の象徴である“黒豆”、一陽来復を願う運盛りの“南瓜の種”が合わせられた。コクのある黒砂糖が、自然の恵みによる豊かな甘さと道明寺粉のもっちり感を引き立てている。
2016年11月09日革靴や革小物を中心に展開しているエンダースキーマ(Hender Scheme)とエースホテル(ACE HOTEL)のインハウスクリエイティブチーム・アトリエエース(Atelier Ace)とのコラボレーション第2弾となるレザースリッパが、11月11日に発売される。第1弾のコラボレーションでは、ナチュラルなヌメ革のスリッパを発表したこのプロジェクト。この度は質感と色味を新たに、アッパーにはグレーのスエードレザーが採用された。素足でも履けるオールレザーとなっており、1年を通して使用できるスリッパに仕上げられている。なお、サイズはユニセックスのS、M、Lの3サイズを用意した。価格は1万円で、オリジナルロゴのパッケージに入れられる。取り扱いは、エースホテルの他、東京・青山のCIBONE、恵比寿のエンダースキーマの旗艦店「スキマ」(東京都渋谷区恵比寿2-17-20 長谷川ビル1F)。
2016年11月09日東京・中目黒にあるbean to bar専門店・グリーン ビーン トゥ バー チョコレート(green bean to bar CHOCOLATE)オープン1周年を記念して、特別に作ったチョコレートバーを11月12日に発売する。今回発売されるのは、絶滅したと思われていた貴重なペルー産カカオ・Fortunate Cacaoとオーガニックシュガーのみを使って作られた、特別なチョコレートバー。ペルー産カカオ豆で作ったチョコレートは、カカオ本来が持つ何重にも重なるアロマと複雑な味わいを感じさせる。11月12日の15時から16時までは、チョコレート鑑定家のクロエ・ドゥートレ・ルーセルと、ベネズエラのカカオ大使であるマリア・フェルナンダ・ディ・ジャコブを迎えたフリーワークショップを開催。時間をかけた丁寧なものづくりによって、カカオ豆の育った風景まで見える“チョコレート体験”を提供する。
2016年11月09日オリバーピープルズ(OLIVER PEOPLES)のカジュアルライン「オリバーピープルズ ウェスト(OLIVER PEOPLES WEST)」から11月5日、初のオプティカルコレクションが発売された。オリバーピープルズ ウェストは、カリフォルニアの景観と自由なライフスタイルを愛する人々のために生まれたブランド。これまで不定期にサングラスコレクションを展開してきた。今回発売される初のオプティカルコレクションは、オリバーピープルズの持つ「ヴィンテージ・クラシック」といったキーワードをもとに製作したもの。掛ける人のスタイルや年齢にとらわれず、幅広い層に向けたアイウエアの数々が展開される。クラシックをベースとしながらもメタル部分にはすべてチタニウムを使うなど、掛け心地にもこだわった。また、テンプルエンドにクリアのアセテート生地を使用したモデルには、オリバーピープルズでは見られない遊び心も加えられている。価格は2万3,000円から2万4,000円。取り扱いはオリバーピープルズ TOKYO GALLERY、DAIKANYAMA、NAGOYA、OSAKA他、全国のPOKER FACE。
2016年11月09日東京・墨田区のすみだ水族館では今年も17年3月14日まで、写真家で映画監督の蜷川実花との“クラゲコラボレーション展示”が実施されている。昨年に引き続き2回目となる蜷川実花との展示。会期中は今年も、壁と天井が約5,000枚の鏡で囲まれた全長約50mの「クラゲ万華鏡トンネル」でコラボを実施。8つのクラゲ水槽と壁面に蜷川による映像作品が投影され、クラゲと一緒に鏡の中の幻想的な世界を漂っているような体験をすることができる。今年は新たに幅約4m、高さ約1.5mの大型クラゲ水槽や、8種類の様々なクラゲを展示したU字型水槽がある6階のクラゲゾーンも、蜷川の映像作品や写真で彩られる。さらに、期間中は蜷川の作品をデザインしたスペシャルバージョンの年間パスポートや、オリジナルポストカードも数量限定で発売される予定だ。その他、様々な体験プログラムも実施される。17年1月9日までは半透明の素材を使って自分だけのクラゲを作り、それを投影して遊ぶ「クラゲうつし」や、11月18日から12月16日まではビンに入った自分だけの“マイクラゲ”をペンライトでじっくり観察する大人限定の「ふわふわクラゲ」を実施。12月26日、27日には、クラゲの体の仕組みを学んだり、ゴハンをあげたりする「クラゲ研究員」も行われる。また、17年3月14日までの会期中は5階のカフェにて、「ふわふわクラゲソーダ」(税込500円、アルコール入り/税込550円)も販売される。
2016年11月09日ハナエモリ マニュスクリ(Hanae Mori manuscrit)がAmazon Fashion Week TOKYO 2017 S/S期間中の10月18日、虎ノ門ヒルズ森タワーアトリウムにて17SSコレクションを発表した。ウェディングラインのコレクションとなる今回のテーマは「優美な意外性-A Dainty Sheer Layer」。眩しいほどの自然光が降り注ぐ空間を、純白のドレスに身を包んだモデルたちが舞う。心地よい空気に満たされたショーだった。軽やかに揺れるシルク、レース、チュール、リボン、そして髪に留まる蝶の姿。ハナエモリのシンボルである蝶をかたどったヘッドドレスは、オリジナルのレース生地を元に、3Dプリンターを用いて切り絵風の模様を樹脂にプリントして作ったものだという。デザイナーの天津憂氏が目指す「デジタルとの融合」を最もよく表したアイテムだろう。デコルテと背中の美しさを際立たせたカッティング、ボディラインを上品に強調したコルセットやマーメイドラインのスカートなど、ウェディングドレスの王道を追求したデザインの中に、テクノロジーの技が確かに息づいている。天津氏は「ヘッドドレスは、青や部分的にシルバーに光るモールドテック素材を使って作りました。アゲハ蝶の模様を分析して、デザインに起こしています」と新たな試みの詳細をコメント。今回のウェディングラインを考える際にイメージした女性像については「マニュスクリのデザインにも共通するものですが“強い女性”、着ることでモチベーションが上がるような服作りを意識しています。“一歩前に進む”意志の強さをデザインで表現していきたいです」と回答した。エントランスには男女の顔を認証し、その人に適した映像を映す大型のデジタルサイネージが設置され、ゲストの注目を集めていた。「ゆくゆくはデザイナーの見地から、お客様ごとに似合うドレスを提案できる人工知能が開発できたら面白いですね。ウェディングドレスはお客様と販売員がじっくりとカウンセリングをした上で買っていただくものなので、そこにデザイナーの視点も加えられたらいいと思います」と、今後もデジタル分野へ意欲的に進出する旨を語った。
2016年11月08日古きものを良しとし、伝統を重んじるフランス人の思考はファッションにも表れている。パリジェンヌにとって使い古されたヴィンテージアイテムは、ワードローブに欠かせない日常着として生活に馴染む。そんなパリには数多くのヴィンテージショップがひしめき合うが、今年5月にオープンして以来人気を集めているのが、アフリカからのヴィンテージ品を取り扱う「ル・マルシェ・ノワール(Le Marche Noir)」。店は、感度の高いアーティストが多く集まり、新たな流行を発信し続けるエリア、マレ地区に位置する。イギリスの植民地だった20世紀初頭のアフリカをイメージしたという内装は、豊かなアフリカの自然の中にヨーロッパの高貴さがミックスされたような、エキゾチックな雰囲気。良い意味でパリの街並みとは浮世離れした独特の空間に、つい足を止めてしまう人も多い。20世紀初頭のアフリカをイメージしたという「ル・マルシェ・ノワール」の店内入口付近では女性もののドレスや小物が目を引き、奥に進むと男性もののアウターやスウェット、ユニセックスで着られるアウターやトップスが並ぶ。ヴィンテージとはいえ清潔で、裁縫のほころびもなく良質なアイテムばかり。アフリカと聞いて真っ先に連想される、伝統的な民族衣装も取り扱うが、商品の多くは70年代から現代までの洋服がメイン。実は扱う古着は、元は赤十字や慈善団体を通してヨーロッパ諸国からアフリカに寄付された品。現地の業者の手に渡り露店や商店で販売されるのが通常の流通だが、ル・マルシェ・ノワールは商人から高値で買い付け、彼らの生活のサポートも目的としている。70年代から現代までの洋服をメインで取り扱う12歳までトーゴ共和国で過ごし、その後フランスに移り住んだというオーナーのアマ(Amah)が、年に2回数ヶ月かけてアフリカ各国を周り、商品を選別する。アマは「時代と国境をいくつも超え、帰るべくして古巣に帰ってきたヴィンテージの品なのです」と語り、物や経済の循環を目指し、故郷アフリカとフランスを繋ぐ架け橋のような存在。12歳までトーゴ共和国で過ごし、その後パリに移り住んだというオーナーのアマアマがデザインを手掛けるオリジナルラインも近々販売をスタートする。第一弾として、ガーナやトーゴ共和国でハンドメイドされる“キャンテ”という名の丈夫な布を用いた、ケープが完成間近だという。モロッコの職人と共に制作したまだ試作段階だというローファー風のシューズは、履きやすさを改良して調整中だ。まだ試作途中だというシューズなど、オリジナルラインの販売も予定する「平凡でありふれたものではなく、他では見つけることのできない特別なものを置きたいんです。そういうものに出会い、身につけた時の感覚はまるで、“自分が何者であるか”が明確になる瞬間。洒落ていることよりも、自分らしいスタイルを確立させ、オンリーワンである自分の個性を表現できるアイテムを発掘してもらえるような店にしたい」と語る。併設された隣の店舗は、アフリカ料理を提供するサロン・ド・テとしてオープンしたが、現在はアフリカから輸入した食器などを取り扱うインテリアショップに生まれ変わった。地下のスペースも増築し、来年1月からはショップ兼スタイルオフィスとして開かれる予定。「これからもアフリカのスピリットを表現し、ファッションという方法で文化を継承していきます。」パリの中心地にいながら、アフリカの異文化に触れられる店。感動や驚き、運命的なヴィンテージ品があなたを待っている。【ル・マルシェ・ノワール】住所:18 Rue Perree, 75003 Paris営業時間:月~日/8:00~22:00
2016年11月08日年に1度の香りの祭典、「イセタン サロン ド パルファン」の季節がやってきた。11月22日から28日まで、伊勢丹新宿店本館7階=催事場で世界中のブランドのフレグランスを取りそろえる他、香りのプロによるさまざまなイベントを開催する。今年は“繋がる、私の香り”をテーマに、“CONNECTION ITEM”として、大切な人とシェアして使えるような多彩な香りをご紹介。また、会場だけの限定キットや購入者へのプレゼントも多数取りそろえる。さらに今年は、資生堂、ランコム(LANCOME)、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)が新たに出展。化粧品にはなじみがあるけれど、香りまではまだ、という方にも身近に感じられるような演出で、その魅力をお届けする。また、会場では新たに3つのブランドがデビューを飾る。日本人調香師によるミヤ シンマ パルファン(MIYA SHINMA PARFUMS)、ファッションの観点から香りを提案するガーメント(GARMENT)、ボタニカルなボトルのイラストが印象的なイギリスのメゾンブランド・ミラー ハリス(Miller Harris)がお披露目に。各ブランドのエッセンスを伝えるイベントとして、「パリが教えてくれる、リュクスな日本の香りの体験会」(11月25日 ミヤ シンマ パルファン)や、「御香水の新しい着こなし方 フレグランス フィルターの体験会」(11月27日 ガーメント)、ブランドのパッケージプロジェクトに参画したイラストレーターによる「mio matsumotoライブペインティング」(11月23日 ミラー ハリス)が楽しめる。他には、モデルの「前田典子氏×日比野玲氏による香りのトークイベント」(11月26日 ブルーベル・ジャパン)や、ゲランのフレグランス開発ディレクターが贈る調香体験「アトリエ ドゥ パルファン」(11月25日から27日 ゲラン)、「香りのセミナー“<ディプティック>の香りと旅するパリ”」(11月23日 ディプティック)など、スペシャルイベントが多数控えている。とびきりの香りと出会うきっかけに、「イセタン サロン ド パルファン」へ足を運んでみてはいかが。【イベント情報】「イセタン サロン ド パルファン」会期:11月22日~28日会場:伊勢丹新宿店本館7階=催事場
2016年11月08日ひとつまみサイズの菓子“ミニャルディーズ”の専門パティスリー、アン グラン(UN GRAIN)が11月1日に新作スイーツを発売した。今回発表されたのは、コーヒーや紅茶のお供にはもちろん、シャンパンや赤ワインなどとも合う3種の新作スイーツ。フランスの冬の風物詩である「マルシェ・ド・ノエル(クリスマス市)」をイメージしたスパイスショコラケーキ「パンデピス」(税込420円)は、オレンジ・コンフィを生地全体に混ぜ込み、トップにはホットワインで煮込んだドライフルーツを飾った。カシスの酸味と、赤ワインで煮たイチジクのプチプチとした食感が心地よいブロンドチョコレートのムース「フィグ カシス」(税込470円)は、シナモンの香りがアクセントのスイーツとなっている。「マカロン オペラ」(税込470円)は、マカロン生地とフランスの伝統菓子「オペラ」の2つの要素を融合して製作された。また、アン グランメンバーのみ購入可能な完全予約制商品として、年末年始のギフトにぴったりの焼き菓子の詰め合わせ「アソルティモン プルミエ」(税込4,300円)も発売。名前の「プルミエ」はフランス語で「はじめての」を意味し、アン グランにとって“初”の詰め合わせを記念して名付けられた。人気の6種と、今回の詰め合わせのみに入る新たな6種を合わせた計12種で構成されており、注文後にひとつひとつ焼き上げることで香りや味わいが閉じ込められている。なお、同詰め合わせは配送にも対応する。
2016年11月08日日本人アーティストのwatabokuによるエキシビション「きみ、あなた、おまえ」が、12月9日から14日まで表参道ヒルズ同潤館3階の表参道ロケットにて開催する。watabokuは、15年よりInstagram、Facebook、TwitterなどのSNS上で、印象的かつノスタルジックな制服女子のイラスト作品を発表し、国内外で徐々に注目を集めているデジタルアーティスト。これまでにアーティストやモデルの他、アイドル、インフルエンサー、ファッションブランドとのイラストコラボレーション企画を行ってきた。これまでのコラボレーターは、アーティストの中嶋イッキュウ(tricot)や歌川菜穂(赤い公園)の他、モデルのうちだゆうほ、前田希美、アイドルのdrop、横井ほなみ(FES☆TIVE)など。今回の個展は、12月7日に発売される自身初のアートブック『wataboku 1st ART BOOK「感0」(かんぜろ)』(2,800円)の刊行を記念して開催されるもの。アートブックに収録されたイラストをキャンバスにプリントした作品の展示・販売の他、オリジナルグッ ズの販売や、個展ならではの特別企画などが実施される。【イベント情報】「wataboku first solo exhibition 『きみ、あなた、おまえ』」会場:表参道ロケット住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館3階会期:12月9日~14日時間:11:00~21:00(日曜日は20:00まで、12月14日は18:00まで)入場無料会期中無休
2016年11月08日プラダ(PRADA)が、17年リゾートコレクションの広告キャンペーンを公開した。フォトグラファーのウィリー・ヴァンデルペールが撮影を手掛けた同広告キャンペーン。モデルには女優のジェシカ・チャステインを起用し、新しく設立されたプラダ財団や、ウルリコ・ホエプリ プラネタリウム、ダニエレ・マニン通りなど、プラダにとって身近と言えるミラノの各所で撮影された。同キャンペーンでは、必要なものだけを持って旅に出るかのようなチャステインの姿が捉えられている。そんなチャステインが身につけているのは、プラダの真髄を表すアイテムの数々。それらのアイテムには、テクスチャーとパターンの印象的な対比や、女性らしさと男性らしさの融合、プラダならではのシェイプと素材に対する新しい解釈など、相反する物事へのアプローチの本質が反映されている。“俳優の中の俳優”とも称されるチャステインは、どのような役を演じるときでも新しいキャラクターを演じるためのあくなき欲望を持ち、全く違った世界を求めてキャラクターを創り上げる。そんな彼女の姿が、プラダとの共通性を感じさせている。
2016年11月08日ニューヨークで公開後、大きな反響を呼んだドキュメンタリー映画『ホームレス ニューヨークと寝た男』が17年1月28日より、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国で順次公開される。同作の主人公は、ファッションモデル兼フォトグラファーとして活動するマーク・レイ、52歳。ブランド物の高級スーツを着こなし、ハンサムでチャーミングなルックスは女性からもモテる。誰もが羨む“勝ち組”に見える彼だが、実はもう6年近くもホームレス生活を送っているという。彼の家は、ニューヨーク・マンハッタンのペントハウスならぬ、雑居ビル街のアパートの“屋上”。厳しい競争社会で、家族や恋人を持たず、生き残るために必死で「ホームレス・スタイル」を編み出したという。同作は、そんな彼の「家を持たない=住居費を使わない」ライフスタイルに3年間密着したドキュメンタリー映画となっている。監督は、自らもファッションモデルであり、マークの友人でもあるオーストラリア出身のトーマス・ヴィルテンゾーン。ファッションモデルとして活動する傍ら、ピエール・カルダン、ニューヨーク・シティ・バレエ、フェイスブックなどといった企業のプロモーション動画やスチル撮影も手掛けている。マークから突然ホームレス生活を告白された彼は、驚くとともに、ファッション業界の裏事情や新しいライフスタイルの象徴としてマークのドキュメンタリーを作ろうと決意。同作が、企画、共同制作、監督、撮影、共同編集を務めた初の長編となる。音楽を手掛けるのは、俳優・映画監督のクリント・イーストウッドを父に持つ、カイル・イーストウッド。これまでに『グラン・トリノ』など父の8作品に楽曲を提供し、6枚のソロアルバムもリリースしたカイルが、作品全体に美しくスタイリッシュな色彩を与えた。
2016年11月08日ドミニクアンセルベーカリートウキョウ(DOMINIQUE ANSEL BAKERY TOKYO)では11月5日より順次、クリスマスやニューイヤー限定スイーツや、寒い季節にはぴったりのホットスイーツなどの期間限定メニューを提供していく。11月5日より提供されるのは、カップの中に可愛らしい花を咲かせる人気のホットチョコレート。定番のホワイトフラワーをはじめ、ラズベリーピューレを取り入れた紫色の花と、ひまわりをイメージした黄色の花、ガナッシュの周りに結晶のようなザラメを施した赤と白の花の4種類が用意された。11月19日には、アメリカでも大人気のスペインの伝統菓子である「チュロ デュオ」(900円)が登場。三角錐を象ったような立体的な見た目が特徴のチュロスとなっており、直線にするとその長さは1m以上。白ごまと黒ごまの2種類のフレーバーが合わせて提供される。11月5日から30日までは「THANKSGIVING MENU」と題し、アメリカの各家庭に伝わる伝統的なデザートメニューを提供。11月の第4木曜日に行われるアメリカの一大イベント「サンクスギビングデー(Thanksgiving Day)」に食べられる「ピーカンタルト」(6cm/680円)の他、メープルカスタードクリームとくるみクリームをたっぷりと詰め込んだ「フクロウ シュークリーム」(680円)や、「パンプキンタルト」(6cm/680円)、「アップルパイ」(15cm/2,500円)などのスイーツが用意された。また、「サンクスギビングデー」に必ず食べられるローストターキーの形をイメージした「ターキー キャラメル ブレッド」(360円)も登場。「サンクスギビングデー」の翌日にはターキーをサンドイッチとして楽しむ人が多いことから、「ターキーサンドイッチ」(1,100円)も販売される。12月20日から25日までは、クリスマス限定メニューを提供。フランスの伝統的なクリスマスケーキ「ブッシュ・ド・ノエル」は、フランス産の濃厚なチョコレートを使用した「チョコレート ブッシュ」(4,000円)と、北海道産ホイップと国産イチゴを使用した「ストロベリー ブッシュ」(4,400円)の2種類を用意した。日本の冬の定番メニューである“おでん”も、ユニークなケーキ「おでん」(小/550円、大/3,800円)として登場。濃厚なレアチーズケーキを三角のはんぺんに、中に柚子クリームが入ったキャラメルムースを卵に、マロンのブッシュ・ド・ノエルをちくわに模して1本の串に刺して提供する。その他、シュークリームを2段重ねてサンタクロースを模した「サンタ シュークリーム」(680円)や、ドイツの伝統菓子である「シュートレン」(1,980円)も展開される。さらに、翌年の1月1日から9日までは、新年を祝うフランスの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」(13cm/2,000円、18cm/3,000円)を販売。この定番デザートを切り分けたときに中に隠れている“フェーヴ”を引き当てた人はその年にいいことがあると言われており、ドミニクアンセルベーカリーでは、その“フェーヴ”として、アーモンドの粒を隠して提供する。
2016年11月08日新しいモノづくりを行うプラットフォーム「トリナス(TRINUS)」では11月6日より、廃棄古紙を原料にした環境に優しい「花色鉛筆」(5本セット/1,800円)を受注生産で販売している。優れた技術を誇る日本の中小メーカーや、革新的なアイデアを持つデザイナーなどとコラボレートしたアイテムを展開してきたトリナス。今回は、日本を代表する伝統的な草花を断面の形と色で表現した色鉛筆を発売する。薄いピンクは桜の花、濃いピンクは紅梅の花、黄色はたんぽぽの花、緑は常盤の葉、青は桔梗の花が、それぞれイメージされた。さらに、鉛筆の先を削っても花びらのような削りかすが生まれる、遊び心満載の色鉛筆となっている。また、芯の周りの軸部分には、廃棄古紙を原料にした環境に優しい新素材を採用することで、独特の柔らかい色と削りやすさを実現。鉛筆の芯には国産の上質な色芯を用い、書き味の良さも特徴だ。今回はこの色鉛筆の他、塗り絵ができるポストカード(5枚入り/800円)と、メッセージカード(1,000円)も合わせて販売されている。
2016年11月08日ナイキ(NIKE)が11月13日まで、名作シューズ「NIKE AIR FORCE 1’07」にオリジナル刻印ができるカスタムサービスを5都市で展開している。今回は、スニーカーセレクトショップ・アトモス(atmos)によるスニーカーコンベンション「アトモスコン(atmos con)」で好評を得た、特殊なレーザー加工によるオリジナル刻印を施したシューズ「NIKE AIR FORCE 1’07」(1万2,000円)を提供。このレーザー加工により、シューズ両足の外側に3文字ずつ好きな文字を刻印することができる。実施店舗は、アトモスの新業態店舗「スポーツ ラボ バイ アトモス(Sports Lab by atmos)」が展開する新宿、札幌、名古屋、大阪・心斎橋、博多の5店舗。
2016年11月08日パリを訪れてヴィンテージショップに立ち寄らないなんて、築地に行って魚を食べないようなもの!洋服文化の礎を築いた国には、素晴らしいお宝が今もたくさん眠っているのだから、絶対に見逃すべきではない。なかでも、パリのベストヴィンテージストアと呼び声が高いのは「サンクス・ゴッド・アイム・ア・ビップ(THANX GOD I’M A V.I.P)」。DJとしての顔を持ちながら、洋服にも豊富な知識を持つオーナーシルヴィー(Sylvie)が同名のお店をエティエンヌ・マーセル(Etienne Marcel)に1994年にオープンさせたのが全ての始まり。センスの良さと音楽性の高さから、モード、メディア、音楽界など時代を率いたクリエイターたちに愛される人気のスポットとなった。しかし音楽が先行し過ぎた状態に嫌気がさしたシルビーは、本来のヴィンテージストアの形を取り戻すべく、場所をサンマルタン近くの現在のお店に移転し、イベント主催者であり洋服を愛するアムナエ(Amnaye)(夫)をオーナーとして迎え入れ、今に至る。店内にはインスピレーションを掻き立ててくれるアイテムが並ぶ店内には世界中から集められたヴィンテージアイテムがカラー毎に美しくディスプレイされている。「プレタポルテ(既製品)が登場する70年代以前のアイテムは、ハンドメイドのオートクチュールでこの世に一つしかない逸品です。縫い目やテイラリングを見てもらえば一目瞭然」。ブランド、ノーブランドに関わらず“いい洋服”の本質を重視している彼らのこだわりがうかがえる。リアルに日常で着られるカジュアルなアイテムから奇抜なデザインの特別な一着まで、ジャンルは幅広い。いくつもの時代や国境を超えて、今この瞬間パリで出逢えた運命のアイテムは、時にどんなに高価なシャネル(CHANEL)のバッグよりもラグジュアリーな気分に浸らせてくれるものだ。開店当時は約200平方メートルだったスペースが、今では約400平方メートルほどの広い店舗に。店奥にはカフェスペースが新しく併設され、アンティーク食器の扱いも始めた。自社ブランドのアイテムもまもなく販売される予定で、“現状維持は衰退”と言わんばかりに常に前進を続けている。二人のマルチな才能を活かして、今もなお多くのクリエイターに創造力とインスピレーションを与える存在。店内ではアンティーク食器も取り扱うとはいえ日本からパリへ頻繁に行けるわけではないし、彼等のこの空間をシェアするのは少し先になってしまうかもれない。そんな人も幸いなことに、iPhoneとAndroidの無料アプリ「サンクス・ゴッド・ラジオ(THANX GOD RADIO)」で彼等が作る音楽を視聴することは可能!音楽を通して彼等の世界観にぜひ触れてみて欲しい。世界中どこにいてもインターネット1つで良い物を共有することができるなんて、なんて便利な時代なんだろう。神様ありがとう!Thanx God!シルヴィーとアムナエが教えてくれた、ヴィンテージストア3つがコチラ。【フリープスター(FREE'P'STAR)】住所:61 Rue de la Verrerie, 75004 Paris52 Rue de la Verrerie, 75004 Paris20 Rud de Rivoli, 75004 Paris営業時間:月~土/11:00~20:30日/12:00~20:30パリに3店舗を構えるプリープスター(FREE'P'STAR)パリに3店舗構えるフリープスターは、主にヨーロッパとアメリカの古着を取り扱っている。雑多に置かれた洋服や小物は、普段使いできそうなカジュアルなアイテムが中心。【シャイサラ(ChezSarah)】住所:18 Rue Jules Valles, 93400 Saint-Ouen営業時間 : 月、土、日/13:00~19:00業界人御用達のヴィンテージショップ・シェイサラパリの外れにあるシェイサラは、オートクチュールなどの豪華なドレスを取り扱う、業界関係者が集うお店。映画の衣装などにも使用されるほど、貴重な品が所狭しと並んでいる。まるで美術館のように、見ているだけでも楽しい!【コレクター・スクエア(Collector Square)】住所:36 Boulevard Raspail, 75007 Paris営業時間 : 月~土/11:00~19:00コレクター・スクエアはラグジュアリーブランドのバッグや時計を豊富に扱うコレクター・スクエアはラグジュアリーブランドのバッグ、時計、小物、洋服の中古品専門店。日本の中古品店とは比べものにならないほどの種類の多さは、さすがフランス!といった感じ。今は製造されていないエルメス(HERMES)ケリーバッグの古い型や、アンティークの腕時計など、一生モノのお宝が見つかりそう。【サンクス・ゴッド・アイム・ア・ビップ】住所:12 rue de lancry 75010 Paris 営業時間:月~土/14:00~20:00電話番号:(33) 1 42 03 02 09contact@thanxgod.com今回、パリのおすすめヴィンテージショップを案内してくれた「サンクス・ゴッド・アイム・ア・ビップ」
2016年11月07日フランス・パリで誕生した世界最大級のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ(Salon du Chocolat)」。 伊勢丹での開催が15回目のアニバーサルイヤーにあたる2017年のテーマは「LaLaLa ChocoLat!」。 今回大きく変わるのが、会場と開催時期だ。会場は東京国際フォーラムに移し、昨年の新宿NSビルに比べて約1.5倍の会場面積を確保。世界約17ヶ国から約100ブランドをラインアップした。会期は2月2日から5日までと、例年1月中旬であるところが約2週間後ろ倒しとなっている。毎年恒例の「サロン・デュ・ショコラ」限定のセレクションボックスは、15回目にあたり計三つ登場する。一つ目は、「Le Gens du Chocolat | ショコラな人々」というシェフや作り手にフォーカスし、その人々が集まるサロンをイメージしたスペシャルボックス。「最先端」というショコラのテーマのもとに、15人のシェフの最先端のショコラがセットになっている。二つ目は、「Gateaux & Desserts | お菓子とデザート」で、フランスの郷土菓子や名物のデザートをチョコレートで表現したボックス。10人のシェフには高級レストランやホテルでの経験がある人を厳選し、フランス各地の味わいを楽しめるようになっている。そして最後の三つ目が「Fleur | 花」。箱を開けたときに花束をもらった時のような驚きやうれしさを感じられるイメージを表現するため、「花」のフレーバーを得意とする10名のシェフが競演。パリのサロン・デュ・ショコラ主催者であるフランソワ・ジャンテ氏がデザインしたボックスもさらなる華やかさを演出している。サロン・デュ・ショコラにはまだ日本にはなじみのないブランドとの出合いも提供しているが、2017年度はパリ郊外に店を構える「ニコラ・ベルナルデ(Nicolas Bernarde)」、スイスの「トーマス・ミュラー(THOMAS MULLER)」、フランス・トゥールーズの「ベロ・エ・アンジェリ(BELLO&ANGELI)」、フランス・リヨンに本店を持つの「ショコラ・フランソワ | フランソワ・ジメネーズ(Francois Gimenez)」、フランス・シャンパーニュ地方の「エマニュエル・ブリエ(Le Chocolat d'Emmanuel Briet)」、日本人女性ショコラティエ和田理恵子による「ショコラティン(Chocolatines)」などがサロン・デュ・ショコラ初出店。記者発表会場では10月に開催されたパリのサロン・デュ・ショコラの報告も行われ、公式の発表はないが、開催当日には朝から500人ぐらいが並んでいたと紹介。会場内で金タブレットを受賞した横浜市泉区の「パティスリー・ラ・ベルデュール」とも交渉し、2月の会場には日本の7つの金タブレット受賞店が並ぶことになるという。
2016年11月07日ナイキラボ(NikeLab)とアンダーカバー(UNDERCOVER)のコラボレーションによるランニングコレクション「ナイキラボ ギャクソウ(NikeLab GYAKUSOU)」から、16年ホリデーシーズンの新作が発売される。これまで6年に渡り共同で、様々なランニングウエアを製作してきた両ブランド。16年ホリデーシーズンでは、寒い冬の季節にも走り続けられるように、エアロリアクトやエアロロフトなどの革新的なナイキテクノロジーと、ナイキアパレルとしては初となるQuickburst(R)ジッパーが採用された。さらに、一部アイテムには簡単に折りたたんで収納できるよう、ナイキが提案するトランスフォームデザインが取り入れられている。また、カラーはこれまで同コレクションで使用されてきた落ち着いたカラーとは一転、対照的なカラー使いを用いることで意外性のあるカラーコンビネーションが特徴のコレクションに仕上げられた。「トラックジャケット」(メンズ/4万円)は、典型的なランニングウエアのシルエットとは微妙に異なり、アスリートがランニングの前後にも着用できるように作られたジャケット。ニットスリーブは肘を曲げやすいように工夫してデザインされ、脇下には風通しを良くするためにレーザーカットで通気口が開けられた。この「トラックジャケット」と合わせたいのが、3層構造の伸縮性素材で悪天候から体を守り、動きやすさも実現させた「トラックパンツ」(メンズ/2万5,000円)。袖口のリブ素材がモダンな印象を与える他、バックには立体的なポケットが施されている。「パッカブルジャケット」(2万2,000円)は、冬の悪天候にもおすすめの軽量で機能的なランニングジャケット。フロントには撥水加工が、袖のデザインや胸の「GYAKUSOU」ロゴにはリフレクティブ加工が施された。また、パッカブルデザインが採用されており、ジャケットをポーチの中に包み込んでパックすることで簡単に持ち運ぶことができる。「ジップオフ エアロロフト ジャケット」(3万円)は、体温が上がると余分な熱や湿気を通気口から排出してくれるナイキエアロロフトの技術を採用したジャケット。スリーブにはQuickburst(R)ジッパーを用いており、ランナーが簡単にスリーブを外し、ベストとして着られるようにデザインされている。また、外したスリーブは背中のポケットに収納することもできる。その他、ランナーの体温変化に対応するナイキ エアロリアクトを使用した「エアロリアクト 1/2ジップフーディ」(1万5,000円)や、肌の汗を吸収し、快適な状態を維持する柔らかなナイキ ドライフィット素材を使用した「Dri-FIT ティー」(6,500円)、レーザー穿孔による通気性とドライフィット素材により涼しさと快適さを実現した「フライベントショーツ」(1万6,000円)などが登場。ショーツポケットの収納力と体のラインを覆うスタイルに、タイツの着圧力を組み合わせた「Dri-FIT ユーティリティータイツ」(2万2,000円)や、腰、腿、むこうずねなどの主要な筋肉を中心に圧を加え、ランニング中のアスリートの脚をしっかり支える安定した履き心地を実現した「Dri-FIT パワースピードタイツ」(1万8,000円)、フライニットの糸に施された耐久撥水コーティングにより足を暖かく乾いた状態に保ってくれる「ルナエピック フライニット シールド」(税込2万2,000円)なども展開される。
2016年11月07日写真界の巨匠ロバート・フランクと、アートブック界の重鎮であるドイツSteidl社の設立者ゲルハルト・シュタイデル(Gerhard Steidl)による展覧会「Robert Frank: Books and Films, 1947-2016 in Tokyo」が、11月11日から24日まで東京・上野の東京藝術大学美術館 陳列館にて開催される。写真、映画の歴史に最も影響を与えた人物の一人として挙げられるロバート・フランク。しかしその影響の大きさにもかかわらず、非常に繊細な扱いが求められる彼の作品の貸し出し条件は非常に厳しく、高額な保険料が求められるためにそのほとんどが公開されてこなかった。しかし本展では、新聞紙に作品を印刷し、さらに会期終了とともに破棄するという従来の写真展のスタイルを覆す方法で商品価値を低くし、売買と消費のサイクルを回避。また、東京展では東京藝術大学の学生が主体となり展示構成からイベントの立案、広報・什器の製作までが行われ、美術市場において教育的価値も大きな展覧会となった。本展のカタログも、ドイツの有名な日刊紙である『南ドイツ新聞』の特別エディションとして、定型のフォーマットに則ってデザインされ、再生新聞紙へ印刷。それによりわずか5ドル(東京展では500円)という低予算での製作が可能となった。また、関連イベントも多数企画されている。11月9日の13時から16時まではシュタイデルによるワークショップを、11月10日の15時から16時30分まではシュタイデルによるレクチャー「印刷は死なない:デジタルな世界のアナログな本」、20時から21時までは「Robert Frank: Books and Filmsメイキング」を開催。11月23日には、新作ドキュメンタリー映画『Don’t Blink - Robert Frank』の上映会、「鈴木理策 × 松下計 シンポジウム『PHOTO & PHOTOBOOK(仮)』」も行われる。イベントの詳細や事前予約については、「Robert Frank: Books and Films, 1947-2016 in Tokyo」展のオフィシャルページ()より。【展覧会情報】「Robert Frank: Books and Films, 1947-2016 in Tokyo」会場:東京藝術大学美術館 陳列館住所:東京都台東区上野公園12-8会期:11月11日~24日時間:10:00~18:00会期中無休
2016年11月07日ドーバー ストリート マーケット ギンザ 1階では11月22日まで、セリーヌ(CELINE)の定番バッグ「カバツイステッド(Cabas Twisted)」にフォーカスしたイベントを開催している。15AWコレクションのランウェイで登場して以来、ブランドの定番となっているバッグ「カバツイステッド」は、1枚革で仕立てたアイコニックバッグ「カバ」を再解釈したデザインが特徴。エンベロップ型の底や、遊び心溢れるカラーコンビネーションなどはそのままに、ねじれたフォルムとハンドルの結び目などの新しいディテールが加えられた。また、フェルトのライニングにより収納力がありながら軽量で、内側には取り外し可能なジップ付のフローティングポケットを付属。遊び心あふれるカジュアルなデザインながら実用性も兼ね備えたバッグに仕上げられている。サイズは、オーバーサイズドとスモールの2種類を用意。なお、オーバーサイズドのバーガンディ×オレンジカラー(26万5,000円)は、国内ではドーバー ストリート マーケット ギンザでのみの限定商品となっている。その他、今回のイベントでは、セリーヌのバッグ「クラシック」、「ベルトバッグ」なども特別展示販売している。
2016年11月07日モデルであり、妻であり、母であり、そのうえファッションやカフェのプロデュースまでこなし、多くの女性の憧れであるクリス-ウェブ 佳子さん。グローバル戦略ブランドKOEの新業態店舗「KOE HOUSE(コエ ハウス/11月16日オープン)」(東京都目黒区自由が丘二丁目9番19)にて、オープンイベントのプロデュースや、コラボレーション商品の展開、フリーペーパーの編集責任まで手がけるという。活躍の幅をますます広げてゆくクリス-ウェブ 佳子さんに会ってきました。ーー「KOE HOUSE」では、クリス-ウェブ 佳子さんがいちからデザインを手掛けたウィメンズ&ユニセックスのコラボレーションライン「ビヨンド ベーシックス(BEYOND BASICS)」を展開されます。どのような思いで作られたアイテムですか?クリス-ウェブ 佳子(以下、クリス-ウェブ):私のモットーは「つまらない服を着るには人生は短い」。ベーシックなものは上質で長く着られるものがよいですが、プラス、ちょっと価格を抑えた、遊びのある、冒険できる服がビヨンド ベーシックス。ベーシックのその先の世界へ、という意味なんです。ーー数々のアパレルブランドとコラボしてこられたクリス-ウェブさん。今回は初めて、キッズを含めたファミリーで着られる服を展開します。何か違いはありましたか?クリス-ウェブ:これまでは、自分の着たいもの、好きなものにフォーカスしてきましたが、今回は、本当に楽しんで着てもらえるということを一番に考えました。実は、普段から主人の服を借りたり、メンズブランドでも好きなものは多いので、私の中では男女の境界線はないんです。海外では、メンズとレディースを区別なく見せているブランドも多いし、ロンドンにあるセルフリッジというデパートでは、ワンフロアすべてユニセックスのものを扱っていたりして、この波は、日本にも来るはずだって思いました。ーー今回のコラボでは、「ライフスタイルコーディネーター」という肩書きも加わっています。そこで、ご自身の暮らしの中でのこだわりを教えてください。クリス-ウェブ:子供がいるのでエコとかオーガニックとかは当然のこととして毎日の暮らしにあります。私自身、ファストフードも加工食品もダメっていう母の元で育ったので、エコがトレンド化するのがかえって馴染みがないくらい。今回も、フェアサプライチェーン、エコといったKOEのブランドビジョンに共鳴してコラボさせてもらったんです。ーー2人のお子さんをもつお母さんですもんね。やはり、お子さんの存在は大きいですか?クリス-ウェブ:暮らしは、やはり子供中心ですね。家もお友達が来てのびのび遊べるようにスペースをつくっていますし、モノは壊れるものだと思っているので、「あれは触っちゃいけない、これはしちゃいけない」とは決して言わないことにしています。ーーおおらかな子育てですね。クリス-ウェブ:小さい頃から、食器はあえて割れるものを持たせていたんです。雑に扱うと割れるということを知るにはそのほうが早いから。たとえば子供が水をこぼしても、「お掃除も一緒にできて、かえってキレイになったね」なんて言いながら一緒に拭き掃除をしたりして。ーーご自身の暮らしや子育ての経験から暮らしに関わる様々なことを発信できそうですね。これからプロデュースしてみたいことはありますか?クリス-ウェブ:子供服を初めてデザインしたので、子供を交えたイベントもやってみたいですし、絵本のセレクションもしてみたいです。私、子供に絵本を買ったら、表紙や裏表紙に買った日と、その日の子供の様子を書くんです。その1冊を手に取った日の記憶が残る、そんなことも伝えていきたいですね。ーー素敵なアイデアですね。いつ思いついたんですか?クリス-ウェブ:これも、母がずっとやっていたことなんです。あと、読み聞かせもやってみたいです。大阪出身なんで大阪弁ならまかせて、って感じで、「じごくのそうべえ」(※)なんて完璧ですよ(笑)。ーーぜひ聞いてみたい(笑)! ところでクリス-ウェブさんは、母としての顔を持ちながらも、一方では仕事をこなす女性であり、妻でもあります。自分だけの時間の使い方や、気分転換方法などありますか?クリス-ウェブ:ハマっているのはフィットネス! 忙しいのを理由に行っていなかったんですけど、時間は自分でつくるものだと思い立って2ヶ月ほど前から通っています。ーー今まで行かれてなかったのが意外です。クリス-ウェブ:自己流でやっていたんですけど、パーソナルトレーナーをしている友人にメニューを見せたら、まったく間違った鍛え方をしていたみたいで…、あやうく足が競輪選手になるところでした(笑)。自分でやれるという誤った自負があったんですけれど、一度ちゃんとプロの方に教わってから、長い目で続けていけたらと思っています。ーーそのうちフィットネスも極めてしまいそうですね。クリス-ウェブ:確かに! あ、いつかフィットネスウエアのプロデュースもしてみたいですね。「KOE HOUSE」でできたらいいな、とアピールしたりして(笑)。ーーいろんなコラボ、楽しみにしています。※『じごくのそうべい』:田島 征彦 作・絵の絵本。上方落語の大作「地獄八景亡者戯」を題材にした関西弁あふれる落語絵本。【Profile】クリス-ウェブ 佳子翻訳、音楽ライター業をこなす傍らVERYに読者モデルとして登場。イギリス人の夫をはじめ国際色豊かな交友関係や、バイヤー、プレスなど幅広い職業経験で培われた独自のセンスが話題となり、2011年同誌専属モデルに。ストレートな物言いと広い見識で数々のトークショー出演はもちろん、イベントプロデュースの分野でも才覚を発揮する。現在はコラムニストとしても活躍。二女の母。
2016年11月07日ヴァレンティノ(VALENTINO)が11月16日から29日まで、17年スプリングコレクションのシューズをいち早く展開するポップアップショップを伊勢丹新宿店にオープンする。同ポップアップショップでは、16-17AWコレクションで登場した「ソウル ロックスタッズ(SOUL ROCKSTUD)」コレクションの新作サンダル(12万6,000円)、パンプス(10万2,000円)、ローファー(12万6,000円)、スライド(8万7,000円)を紹介。同コレクションは、シューズのウェルトにアイコニックなマイクロスタッズがあしらわれており、そのスタッズをつける工程では、職人の高く革新的な技術が用いられている。その他、ヴァレンティノの90年代シェイプや、秋冬からも活用できそうなアイテム、日常使いの可能なシューズやスニーカーなども展開される予定だ。また、16AWコレクションのランウェイで初めて登場した人気のバッグコレクション「ロックスタッズ スパイク(ROCKSTUD SPIKE)」からも新型や新色が登場。マイクロスタッズがひとつひとつ格子状の交差ポイントに手作業で取り付けられており、バッグはチェーンやショルダー、ハンドル部分を取り外すことでクラッチのように持つこともできる。「ソウル ロックスタッズ」コレクションや「ロック スタッズ スパイク」コレクションの新作アイテムは、同ポップアップショップにて先行発売後、全国で展開される。
2016年11月07日ストリートでゲリラ的にファッションショーを行う「ザ・ハプニング(The HAPPENING)」が11月5日、渋谷センター街とSHIBUYA TSUTAYAで17SSコレクションのインスタレーションを行った。同プロジェクトは2014年に第1回目が行われ、今回が6シーズン目、6回目の開催となる。作品を披露したデザイナーは計7名。KOSHIRO EBATA(江幡晃四郎)、MEG MIURA(メグミウラ)、TAKUMA(タクマ)の3名が前回から引き続き参加。セレクトショップのdog、XANADUからの推薦デザイナーとして、VANESSA NAOMI(ヴァネッサ ナオミ)、QUALWIN(クオルウィン カツ アヤノ)、TENDER PERSON(ヤシゲ ユウト)とマスクデザイナーのKOTARO SAKAZUME(コータロー サカズメ)の4名が初参加し、各デザイナー2~6体、計23体の作品が発表された。渋谷センター街では初めてのストリートファッションショーとなった今回のプロジェクトは、渋谷センター商店街振興組合、渋谷観光協会、SHIBUYA TSUTAYAが全面的にサポート。2020年の東京オリンピックに向けて、渋谷からの文化発信を目的にファッションのインキュベートを目指すTSUTAYAが中心となって、これまで許可の下りなかったセンター街でのファッションショーを警察の許可を得て実現した。ショーは16時にスクランブル交差点の正面のTSUTAYAからスタート。センター街約80mをモデルとダンサーが警備員に守られながらパフォーマンス。その後TSUTAYAの6,7階のブック売り場、カフェを使用してインスタレーションが行われた。発表されたコレクションは「山本寛斎をリスペクトしている」というヴァネッサナオミの着物や帯、資材をチャンプルーしたアッサンブラージュのようなコスチュームからスタート。構築的なシルエットを柔らかな曲線とフォトプリントでデニムの新しい表現を試みたKOSHIRO EBATA、アフリカのトライバルなモチーフをクチュールラインとして立体的に仕上げたMEGMIURA、配水管のプラスティックパーツを使いDIYとファッションをジョイントさせたTAKUMA、レースとメタリックな素材をクラシカルなドレステクニックで未来的に表現したQUALWIN、東京らしいストリートファッションとモードをカットアップしたTENDER PERSONと、見せ方はイベントとしての統一感が図られつつも、それぞれオルタナティブな作品が陶器のマスクとコラボレーションされ、発表された。前回は地下鉄銀座線のコンコースと車両内、今回は日本一の雑踏を誇る渋谷センター街でと、まさにハプニング性は初志貫徹。しかしながら、いずれも公共の場所での開催で、ゲリラと言えども行政への許可を得ており、その分制約も多く「今回は音楽の使用が難しく、実現できなかった」と同プロジェクトを主宰するスタイリストの伏見京子氏。今年9月には上海モダンアート美術館McaMに招待され、16AWコレクションを中国のパフォーマンス集団と共演するなど、活動は海外でも知られ始めているが、路上でのゲリラパフォーマンスは今回が最後となる予定。「若手デザイナーがお金をかけずにパブリックなスペースでショーを発表する方法として、路上でのショーを始めたが、最近はストリートでのショーが増えており、表現の方法を変えていく必要があると考えている」と伏見氏。当初は日本国内のファッション業界の若手のインキュベーションのシステムに一石を投じるべくスタートした同プロジェクトも3年が経過。今シーズンはJFW(一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構)が主催するAFWT(アマゾンファッションウィーク東京)の公式スケジュールとして、パリからのゲストデザイナーKOCHEが原宿で路上ショーを開催した。クラウドファウンディングでのショー開催など、いち早く社会の動きをとらえた運営で刺激を与えてきた同プロジェクトも新しいステップを迎えている。Text: 野田達哉
2016年11月07日ショーメ(CHAUMET)が11月30日から12月6日まで、伊勢丹新宿本館1階=ザ・ステージにて「アートと自然とショーメ」を開催する。自然に美を見出す絵画様式「印象派」が生まれた19世紀半ば以降に、その自然をモチーフにしたジュエリー制作によって花開いたショーメ。この度は、創業以来“自然”をテーマに数多くのジュエリーを手掛けてきたショーメと「印象派」の共通点にフォーカスしたイベントを開催する。会場では、印象派アートとショーメの共通点を象徴する新作ハイジュエリー「パステル・ドゥ・フルール」を世界初お披露目されるとともに、新作リング「エピ・ドゥ・ブレ」も先行販売される。皇后マリー=ルイーズのために1811年に制作された「麦の穂のティアラ」をモチーフにした、イエローゴールドを用いたこのリングは、 2本の指に豊かに実った麦の穂がなびくようなデザイン。穂にはダイヤモンドが敷き詰められており、販売予定価格は230万円。その他にも、会期中は自然とアートに関連の深いショーメジュエリーの数々がラインアップする予定だ。
2016年11月07日星のメッセージを味方につけて、毎日のオシャレを楽しく!西洋占星術師 ムーン・リー先生による12星座の週間占い。今週のあなたの運勢は?■牡羊座(3.21 - 4.20)リーダー的な運気。オンもオフもあなたが周囲を動かしていきそう。反対に恋愛は受け身の恋にツキあり。相手からの誘いを優雅に待っていて。また、フレグランスなど香りがラブ運UPに。金運はトラブルの気配があります。お金や物の貸し借りはタブー。■牡牛座(4.21 - 5.21)義務的、合理的な仕事に追われる週。ただ、その中に新たな可能性が潜んでいる暗示が。テンションを下げず淡々とこなして。健康は免疫力がダウンしがち。ジョギングやヨガなど1人で出来るスポーツが開運に。レジャーもデトックスを図れる静かな旅がおすすめ。■双子座(5.22 - 6.21)鬱々しがちな週。仕事は集中力が散漫しミスしがち。目の疲れから能率が下がる気配も。アイケアは抜かり無く。恋愛運は紹介で楽しい異性に出会えそう。自然体でフレンドリーなトークがモテキーになります。金運は欲張りケチになると財運が下がりそう。■蟹座(6.22 - 7.22)ストレスを貯めずに過ごせる週。恋愛はフワッとしたムードが漂い愛されます。素敵な異性からアプローチされそう。ただ、隙もあるので厄介なタイプにつけ込まれがち。気をつけて。仕事はコネや人脈を上手に活かせます。趣味が実益に繋がる暗示も。■獅子座(7.23 - 8.22)理想と現実のギャップに悩みそう。今の自分が確実に出来ることに目をむけて。仕事は今まで生かせなかったスキルを発揮チャンス!ただ、転職運は低め。慎重に。恋愛は出会いを求めるパワーがダウン。共通の趣味や知人がいるなどの異性をマークすると吉。■乙女座(8.23 - 9.23)部屋の模様替えや断捨離などに励むことがツキを呼びます。1人の時間を有効に使うことも吉。気が乗らないお誘いなど無理に参加しないほうが賢明かも。健康は微妙。睡眠不足と乾燥が天敵に。恋愛運は清潔感漂うムードやシックなオシャレがモテ度アップに。■天秤座(9.24 - 10.23)ハッピーな知らせが舞い込むとき。特に仕事で朗報が期待できます。また、集中力が優れるので資格取得もツキあり。積極的にトライしてみて。恋愛運は身近なところに出会いが潜んでいます。知人の紹介も吉。レジャーは買い物ツアーがおすすめ。■蠍座(10.24 - 11.22)アクティブ運。やる気を掻き立てられることに遭遇できます。ただ、仕事は面倒なことを押しつけられそう。すぐに受け入れてしまわず一捻りすると吉。対人面は穏やかなタイプが開運パーソンに。あなたも裏表のない率直さで人に接すると人気運がUPします。■射手座(11.23 - 12.21)トラブルを抱えていた人はよい方向に解決出来るとき。また、仕事は前半の頑張りが後半に花開く暗示。転職活動も吉。対人面は辛口なトークで恨みを買いがち。気をつけて。恋愛は出会いの幅が広がります。今まで縁がなかったタイプと進展しそう。■山羊座(12.22 - 1.20)資格取得にツキがあります。特にマニアックな分野に目を向けると吉。仕事は縁の下の力持ち的な実力を発揮できそう。健康はダウン。冷えで体調をくずすかも。休日に無理に外出すると更に悪化する恐れも。湯たんぽやシルク系の肌着が開運グッズ。■水瓶座(1.21 - 2.19)油断は天敵。うまく運んでいることほど丁寧に対処して。対人面はパワーを与えてくれる人と足を引っ張る人と両極端現れそう。ルーズなタイプに警戒を。美容は綺麗になれる週。ダイエットも好機。恋愛運は頭がよく仕事が出来る異性と意気投合します。■魚座(2.20 - 3.20)仕事は得意分野を更に極めるチャンスに恵まれます。サイドビジネスもツキあり。レジャーは、気心の知れた人との旅が開運に。隠れ家的な宿もラッキースポット。恋愛は都合がいい相手になりがち。価値観や金銭感覚が合わない人なら別れたほうがよさそう。【プロフィール/ムーン・リー】西洋占星術師。『numero』『mina』など数々の人気女性誌での連載やエッセイや書籍の執筆など実績多数。「怖いほど当たる!」鑑定士として話題を呼んでいる。当連載では12星座占いとファッションを融合させたハイブリッドな週間占いを提案。長年の鑑定や研究から導き出される開運のメッセージを届ける。
2016年11月07日ディオール(Dior)から、ディオールのクリエイションを“色”という切り口でまとめたアートブック『アート オブ カラー(原題:Dior, The Art of Color)』が発売。同書籍の出版を記念したイベントが10月25日、ニューヨークで開催された。同書籍は、12色のキーシェードからインスピレーションを得て創り上げた著名なアーティストやクリエイター達の作品を華麗な写真を通して表現し、「カラー」への情熱を閉じ込めたアートブック。執筆者はジェリー・スタフォードで、アートディレクターはマーク・アソコリが担当した。ピーター・フィリップスやディオールで最初にアーティスティックイメージディレクターを務めたセルジュ・ルタンスらが、様々なカラーを通してクリエイティブの過程について語り、彼らの作品や言葉でディオール ビューティーの歴史を紐解く一冊となっている。10月25日にはニューヨークで、出版を祝したイベントが開催。会場には、ディオールのメイクアップクリエイティブ&イメージディレクターを務めるピーター・フィリップスや、アメリカのファッションブランドであるヴィクトリアズ・シークレット(Victoria's Secret)の新エンジェルにも選ばれ、ディオールのメイクアップアンバサダーも務めるベラ・ハディッド、フォトグラファーのリチャード・バーブリッジを始めとする300人以上のゲストが集結し、色鮮やかな世界観を堪能した。【書籍情報】『アート オブ カラー』(原題:『Dior, The Art of Color』)出版社:リッツォーリ社発刊:2016年10月価格:アメリカ価格115ドル、日本での価格は書店により異なる動画引用元: (ディオールオフィシャルYoutube: )
2016年11月06日