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主演作のカンヌ受賞で海外進出を果たした。 世界三大映画祭の1つである「第71回カンヌ国際映画祭」の授賞式が20日(日本時間)に行われ、コンペティション部門に正式出品されていた是枝裕和監督(55)の「万引き家族」(6月8日公開)が最高賞となるパルムドールを受賞した。 是枝監督はカンヌに5作品目の出品で初の戴冠。そして日本人がパルムドールに輝いたのは、97年に故今村昌平監督の「うなぎ」が受賞して以来21年ぶりとなった。 「是枝監督作品では04年の『誰も知らない』で、柳楽優弥さんが史上最年少の最優秀男優賞を受賞。13年には福山雅治主演の『そして父になる』で審査員賞を受賞していました。すでにカンヌでは名の知られた存在で、今作は家族をテーマにした作品にこだわった是枝監督が構想10年をかけた集大成ともいわれる作品です」(映画業界関係者) 21年前のパルムドール作品「うなぎ」に主演したのは、今やすっかり日本を代表する俳優の1人となっている役所広司(62)。役所は同作をきっかけに、俳優として大きく飛躍を遂げたという。 「役所さんは96年の主演作『Shall we ダンス?』で映画賞を総なめにし、すでに日本を代表する俳優として知られています。そして『うなぎ』でその名を世界にとどろかせたことをきっかけに、05年公開の米映画『SAYURI』でハリウッド進出。07年公開の『バベル』では、ハリウッドの大スター、ブラッド・ピットと共演しました」(芸能記者) 「万引き家族」でW主演をつとめたのは、リリー・フランキー(54)と安藤サクラ(32)。そう遠くないうちに、2人にも海外作品のオファーが届きそうだ。
2018年05月20日朝丘雪路さんが先月27日に死去していたことが5月19日、分かった。82歳だった。死因は不明だが、アルツハイマー型認知症のため療養していた。葬儀・告別式は近親者により済まされたという。 幼少から日本舞踊に親しみ、父で日本画家の伊東深水さん(享年74)に勧められて宝塚音楽学校へ入学した朝丘さん。卒業後は映画やテレビ、舞台で活躍した。 特に60年代後半の人気番組「11PM」(日本テレビ系)では、大橋巨泉さん(享年82)と司会を務めたことが話題に。お嬢様育ちのおっとりしたキャラクターとドッキリ発言が、愛くるしい見た目と相まって大評判を呼んだ。 私生活では67年、青森県八戸市の内科医師と結婚。男児をもうけたものの、翌68年に離婚。73年には津川雅彦(78)と再婚。翌74年、真由子(44)を出産している。 11年秋には旭日小綬章を受賞。14年4月には、津川と真由子との家族共演で行われた舞台「花や……蝶や……』出演していた。 ネットでは朝丘さんを惜しむ声が上がっている。 《再放送でおばあちゃん役でちょくちょくお見受けしてたから元気なんだとばかり思ってましたがそうでしたか》《お見かけしないと思ったら。。品のあるステキな女性でした》《ずっとテレビで拝見した方が亡くなるのは寂しいものがあります。ご冥福をお祈りいたします》 また津川とのおしどり夫婦ぶりを讃える声も。 《津川さんとおしどり夫婦で有名なスター同志の夫婦でした》《こんな奥さんになれたらいいし こんな風な夫婦あこがれるめっちゃええ夫婦》《アルツハイマーの彼女の介護は4年とはいえ辛く長いものだったでしょう、彼も病を患っておられるし》 いっぽう20日、朝丘さんの死を受けて津川が緊急会見をひらいた。「大丈夫じゃないね」と涙ながらに心境を吐露し、朝丘さんへの感謝の気持ちをこう述べた。 「あらゆることすべてに感謝ですね。娘を産んでくれたこと、(自身の事業の経営難で)家を売ってくれたこと、僕より先に死んでくれたことも含めて感謝だらけ……」
2018年05月20日(写真:大東文化大学ビアトリクス・ポター資料館) 「ビアトリクス・ポターが描いた『ピーターラビット』シリーズの絵本は、世界110カ国で出版され、累計2億5,000万部の大ベストセラーとなっています」 こう話すのは『ピーターラビット』研究の第一人者の大東文化大学の河野芳英教授。初の実写映画化『ピーターラビット』(5月18日公開ソニー・ピクチャーズ)が、注目を集めるいま、世界中で愛される『ピーターラビット』のトリビアを、河野教授に教えてもらった。 【トリビア1】結婚、事故死……妹たちを待つ未来 第1作の「ピーターラビットのおはなし」以降、およそ30年にわたり全24作品を発表したビアトリクス。ピーターには、長女のモプシー、次女のフロプシー、三女のカトンテールという3つ子の妹がいる。 「14作目『フロプシーのこどもたち』でフロプシーはいとこのベンジャミンと結婚。元気な6匹の母になります。カトンテールは18作目、『キツネどんのおはなし』に登場する黒ウサギと結婚。長女のモプシーは不慮の事故で亡くなったようです。ピーターは、お母さんと元気に暮らしているようです」(河野教授・以下同) 【トリビア2】妹・フロプシーに訪れた人生の試練 『フロプシーのこどもたち』で、キャベツをもらいにピーターと母のいる実家の畑を訪れたフロプシー夫婦。絵本では「分けてあげるキャベツがないこともありました」と綴られている。 「しかし挿絵では、お母さんがキャベツをスカートで隠しています。挿絵からは、『自分の食べ物は自分で調達しなければならない』というメッセージが感じられます。『ピーターラビット・シリーズ』はよく純文学といわれますが、それはハッピーなだけではないという人生の側面も描いているからこそでしょう」 【トリビア3】恋人の死去……ビアトリクスの悲恋 「ビアトリクスは、編集者ノーマンと仕事をしていくにつれて、恋人関係になります。しかし、親の反対を押し切り結婚の約束をした1カ月後、ノーマンは急性白血病により37歳という若さで急死してしまいます。当時、ビアトリクスは39歳でした」 その後、担当弁護士ウィリアム・ヒーリスと、47歳で結婚したという。 【トリビア4】私財を投げて守った絵本の舞台 恋人のノーマンが亡くなった年の12月、ビアトリクスは、絵本の舞台にもしていた湖水地方のなかで、彼女が特に気に入っていた「ヒルトップ農場」を購入する。 「その後彼女は、絵本の印税やキャラクターの商品の売り上げで、ヒルトップ農場をはじめ湖水地方の最大級の地主になりました。私財をなげうったことで、開発業者から湖水地方の自然を守ったのです。そして77歳で他界する際、遺言によって土地や農場などが保護団体ナショナル・トラストに寄贈されました」 ピーター誕生から100年以上がたっても、湖水地方は美しい景観を保っている。 【トリビア5】日本に絵本の世界を味わえる場所がある 埼玉県のこども自然動物公園内には「大東文化大学ビアトリクス・ポター資料館」がある。 「湖水地方のヒルトップ農場を再現するため、’06年にオープンしました。自費出版した『私家版』や初版本をはじめ貴重な蔵書が展示されています。ビアトリクスの描いた世界を味わうことができます」 「かわいいだけじゃなく感動する」と、すでに映画の続編も2020年に決定!原作からでも映画からでも、ピーターの世界に足を踏み入れてみてはどうですか!
2018年05月20日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【初めて、霊視を邪魔されてしまいました】 長年、人の生き霊を見続けてきた僕ですが、先日おもしろい体験をしたので聞いてください。 とあるテレビ番組の収録でアイドルの女のコたちと一緒になりました。すると収録後、彼女たちが「霊視してください」と楽屋に訪ねてきたんです。 マネージャーさんも一緒だったので「下手なことは言えないな」なんて思いながら霊視を始めたんですが……。なぜか何も見えなくて。でも普通、アイドルには、そのファンの生き霊がたくさん憑いているものなんです。だから、もしかして僕の霊感が鈍ってしまったんじゃないかとかなり焦りました。 そのとき、マネージャーさんの携帯に電話がかかってきて。「ちょっと失礼します」と楽屋の外に出ていったんです。そうしたら、アイドルのコたちに憑いているたくさんの生き霊が、一気にぶわっと見えるようになりました。 こんな経験は初めてだったんですが、たぶんマネージャーさんが彼女たちのことを探らせまいとものすごく強く思っていたんじゃないかと。そう考えると、すごくいいマネージャーさんですよね。彼女たちのことを心から心配している証拠ですから。 ただ、そんなに警戒されていたのかと思うと、僕はちょっと複雑な気持ちです……。もしかしたら、マネージャーさん自身も霊感が強かったのかも。霊視を遮られるなんて初めてだったので、とてもおもしろい新体験でした。 【お知らせ】はやともさんへのファンレター・心霊相談は、〒112-8011東京都文京区音羽1-16-6光文社・女性自身編集部「ポップな心霊論」係まで!
2018年05月20日(写真:Frederick Warne&Co.,2018) 「ビアトリクス・ポターが描いた『ピーターラビット』シリーズの絵本は、世界110カ国で出版され、累計2億5000万部の大ベストセラーとなっています」 そう語るのは『ピーターラビット』研究の第一人者の大東文化大学の河野芳英教授。初の実写映画化『ピーターラビット』(5月18日公開ソニー・ピクチャーズ)が、注目を集めるいま、世界中で愛される『ピーターラビット』のトリビアを、河野教授に教えてもらった。 【トリビア1】絵本のタイトルに込められた意味とは 「ビアトリクスは、第1作のタイトルを『ピーターラビットのおはなし』としました。“おはなし”は英語で“tale(テール)”ですが、それと同じ発音に“tail”(尻尾の意)があります。このタイトルには“ピーターラビットのかわいい尻尾”という意味も込められているんです。物語の最初の挿絵には、モミの木の根元から尻尾を向けるピーターが描かれています」(河野教授・以下同) 【トリビア2】きっかけは病床の少年を励ます絵手紙だった 「ビアトリクスは、自分の家庭教師だった女性の息子ノエル君が病床にあることを知り、その彼を励ますために絵手紙を送りました。そのとき、絵手紙の挿絵として初めてピーターを描いたのです」 【トリビア3】250部を自費出版。あの作家も愛読者 「絵手紙を本にしようとしますが、6つ以上の出版社に断られたビアトリクスは自費出版を決め、1901年12月、『ピーターラビットのおはなし』250部を印刷します。これを『シャーロック・ホームズ』シリーズ原作者のコナン・ドイルも読んだといわれています」 翌年に出版された初版本8,000冊は予約完売。さらに次の年には、5万部のベストセラーになっていった。 【トリビア4】死んだウサギを煮て骨格を調べた原作者 ビアトリクスは裕福な家庭に育った。この時代の裕福な家庭の子どもたちは、家庭教師から読み書きや絵の描き方などの勉強を教わっていた。 「彼女は菌類学を研究し、顕微鏡を使い、標本を拡大して精密な絵を描きました。写実的な絵を描くため、ウサギの死骸を煮て、その骨格からウサギの動きを調べたりもしました。ピーターたちの絵がリアルに描かれているのはそのためです」 【トリビア5】世界で初めて特許を取った絵本のキャラ 「ビアトリクスは、絵本が人気になった後、ドイツ製のピーターのぬいぐるみが、有名百貨店『ハロッズ』で販売されているのを目にします。しかし、ビアトリクスはそのぬいぐるみがまったく気に入らなかった。そこで彼女はぬいぐるみを自ら手作りしてロンドンの特許局にその写真を送り、デザインは商標登録されました。ビアトリクスは、絵本のキャラクターで特許をとった最初の人物なのです」 ちなみに最初のぬいぐるみは、同シリーズの編集者を務めたノーマンのめいにプレゼントされたという。 【トリビア6】ピーターのお母さんは、タバコで生計を立てた ピーターには、長女のモプシー、次女のフロプシー、三女のカトンテールという3つ子の妹がいる。 「ピーターのお母さんであるジョセフィン・バニーは、夫を事故でパイにされてしまい、4匹の子のシングルマザーに。そこで、自分たちウサギの毛で編んだ手袋とそで飾りや小さな畑で栽培していたウサギタバコ(ラベンダー)を売るなどして生計を立てていました」
2018年05月20日「くまのプーさん」を愛する羽生結弦選手や、「もぐたろう」紛失騒動で話題になった江口ともみさんなど、今、ぬいぐるみ愛を堂々とアピールする大人が急増中。それって変なの?いえいえ、もはや「ぬいぐるみは子どものもの」という考え方こそ古いんです。 「大人になったからといって無理にぬいぐるみと離れることは好ましくありません。『いつまでも一緒にいていいんだよ』と言いたいですね」 快獣ブースカ、リラックマ、くまモンといったキャラクターがズラリと鎮座する研究室でそう語るのは、法政大学教授の青木貞茂さん。ぬいぐるみを愛する大人が増加する背景を、青木さんはこう分析する。 「社会の変化に伴い、家庭も仕事も努力なくして安定はなく、生き抜いていくために常にバージョンアップが求められる時代。その中にあって、『ぬいぐるみ』は激流の中で自分をつなぎとめてくれる“心の錨”のような存在なんです。野球の大谷翔平さん、スケートの羽生結弦さんといったトップアスリートの方々がぬいぐるみ好きであることを公言し、アルピニストの野口健さんも自宅でくまモンと差し向かいで晩酌をしているとか。保証のない世界で闘う彼らが、ぬいぐるみに精神の安定を求め、癒しを得ていることはその典型例といえるでしょう」(青木さん・以下同) もちろん心のよりどころとなりうるものは、ほかにもある。しかしペットや人はケアが必要であり、亡くなってしまうことも。絶対的に自分を受け入れてくれる“守り神”的な存在として、ぬいぐるみは理想的だという。 また、日本では古来、長い年月を経た道具などに神が宿る「つくも神」という考え方が受け入れられてきた。 「“ぬいぐるみ愛”の根底にもこの思想が流れています。だから断捨離などといって、親がお子さんのぬいぐるみを勝手に捨ててしまうのは言語道断。自分も簡単に捨てられてしまう存在なのだと、とらえられかねない。どうしても処分したいなら、お焚き上げなどの儀式をしたほうがいいと思いますが、そもそもそこまでして捨てなければならないのでしょうか。大人になってもそばに置いておくことで、人に対しても慈しみの心が芽生える。ぬいぐるみを愛する心に、何も不都合はないのです」
2018年05月20日「正解のない仕事だと思っているので、満足することはありません」 記者の目を見て話すのは、入社6年目のTBSアナウンサー・国山ハセン(27)。昨年4月にリニューアルしたニュース番組『Nスタ』(毎週月~金15時49分から)で、井上貴博アナウンサー(33)、ホラン千秋(29)とともにキャスターに抜擢されてから1年がたった。 「この1年で、現場に出てニュースを伝える難しさを実感しました。取材現場では現地の人の気持ちに寄り添い、何が問題で何を伝えるべきなのか、目で見て、肌で感じたことを大事にしています」(国山アナ) 1月には、本白根山の噴火が起き、取材に足を運んだ。 「噴石を触ったり、危険を感じた方からお話を聞いたりし、自然の恐ろしさや過酷な状況を伝えるとともに、いかに地元の人から愛されている山かということも知ってほしいと思っていました。僕が求められるのは、自分の話し言葉で、現場の熱量をどれだけ伝えられるかということです」(国山アナ) 国山アナをキャスターに抜擢した理由を、『Nスタ』の谷上栄一プロデューサーは次のように明かす。 「120人もの番組スタッフや全国の記者が取材してきたニュースを最後にお茶の間に届けるキャスターに必要なものは“目力”だと思っています。原稿を読むのがうまいことはもちろん、いかにカメラ目線で自分の言葉を伝えられるかなのです」(谷上プロデューサー) 実は、国山アナとは一度も会わずに、画面から伝わる“目力”で起用を決めたという。 「国山くんは、現場に行っても、自分が伝えるべきことをどん欲に探そうとしている。クールな風貌ですが、自分で体感したことや感情を大切にする。そんな熱い思いが、これからも画面からにじみ出ていくことを期待しています」(谷上プロデューサー) 南北首脳会談、北朝鮮の木造船の乗組員が窃盗を働いた北海道の松前小島、平昌五輪……現場取材は“まだまだ修行中”と語る国山アナ。将来に見据える夢とは--。 「いつかはメインキャスターをやりたい。ニュース番組でもスポーツ番組でもどんなジャンルでも。そのためにも経験を積んで、スキルを高めていきたいです」(国山アナ) 国山アナの瞳は、どこまでも澄みきっていた。
2018年05月20日「子どものころから大好きだったぬいぐるみ。どの子たちも、いつもわが家にいて心から安心できる存在なんです。なかでも、もぐたろうは兄貴分のような性格。私の過失ではぐれてしまったので、『捜してください』とお願いするのは気が引けたのですが、諦めきれなくて……」 そう“もぐたろう紛失・捜索騒動”の経緯を語るのは、ナレーターや司会業で活躍する江口ともみさん(50)。家族同然のぬいぐるみ、もぐたろうくんと新幹線の車中ではぐれてしまったのは今年2月3日のこと。顔には手作りの赤鬼のお面。腰には夫である、つまみ枝豆さんのお手製ポーチを巻いていた。 「品川駅で下車してからいないことに気づき、『大変!』とすぐに問い合わせをしたんです。終点の東京駅で見つかると思って駆けつけ、車中をはいつくばるように捜したけれどなぜかいなくて……。もう頭の中が真っ白でした」(江口さん・以下同) そもそももぐたろうくんは、ぬいぐるみメーカー・シナダの製造するフモフモさんシリーズの「もぐぐ」というキャラクター。ではあるのだが、江口さん夫婦にとっては子ども同然。お互いを、ぬいぐるみたちの「とうさん」「おかあさん」と呼ぶほどに愛情を注いでいる。 そんな大切なぬいぐるみを大捜索する日々がはじまった。『有吉反省会』(日本テレビ系)での告白を皮切りに、SNSでは「子どもを捜しています」と呼びかけ、チラシも作成して配布した。当初、覚悟して批判はわずかで、想像を超えた応援の輪が広がり、全国から励ましや情報が寄せられた。 《自分も大切にしているぬいぐるみがいるので、お気持ちがわかります》《うちの子は毎晩、眠る前に、「見つかったかな?」と心配しています》 「大人の方からのメッセージや、小さなお子さんからも励ましのお便りをいただいて。今回の出来事で改めて、世の中、こんなにぬいぐるみを愛している人がいることを実感。感動しました」 しかし、見知らぬ人々の善意に支えられながらも、日はたつばかり。「見つからなかったとしても、得たものは大きい」と自分に言い聞かせていたが、「ゴミ箱に捨てられてしまっていたらと想像すると、毎晩眠る前は涙を抑えることができなかった」と目を潤ませる江口さん。 事態が動いたのは54日目。江口さんの所属事務所宛てに匿名で大きめの封書が届けられた。 「うれしいのと怖いのとで、『ごめん、開けて』ってマネージャーさんに頼みました。でも最初に、かぶっていた手作りの赤いお面が見えたので『もぐたろう!』って。そのまま泣き崩れてしまいました」 匿名の誰かが大切に保存袋にしまっていてくれたので、はぐれたときのままの姿で再会がかなった。54日間どこでだれと過ごしていたのかは謎のまま――。そんなファンタジーのような顛末を放送した『有吉反省会』では、再会後すぐさま夫のもとに駆けつけ、喜び抱き合う2人のシーンが映され、感動を呼んだ。そして江口さんはその喜びをブログにつづった。 「ずっと捜してくださっていた方々に一刻も早くご報告したい、という感謝の思いでいっぱいでした。チラシを配ったり、実際に足を運んでもぐたろうを捜してくださった方々に、これからは夫婦で全国を回ってお礼参りをします。もぐたろうのおかげでたくさんの方と絆ができました」
2018年05月20日山田孝之(34)が5月19日、東京・SHIBUYA109で行われた「ふんわりルームブラ バスト測定」受付イベントに登場。山田は、10時半から17時までの5時間半にわたり「ただひたすら」来場者のバスト(アンダー)サイズを計測した。 前代未聞とも言えるこのイベント。登場時、「バスト測定の経験はないので、いいのかなっていうのはありますね」と緊張ぶりを告白した山田。まずは練習として、4人のモデルのバストを測定。さらにモデルに似合うブラ色のアドバイスも行い、「(バスト測定をされた相手が)楽しそうで良かったです。ずっといいにおいがします」と語った。 同イベントは今年2月に「me&stars」でオークション出品された「山田孝之の1日受付」を、「ふんわりルームブラ」を発売するシーオーメディカルが2708万3052円で落札したことで実現。山田はオークション時には何も知らなかったといい、「バストを測定するということに落ち着いて良かった。おもしろい方向に向かっていったなと思います」と前向きな気持ちを語った。 定員300名のところ、整理券を獲得するため朝5時から3000人が集まったという。山田はただ測定するだけでなく、積極的に話し掛けるなどファンと密な交流を行った。参加者はTwitterに喜びをこう綴っている。 《正面で向き合って測ってもらうんだけど、腕後ろに回るし、前に戻ってきて図られるし 終始目みてくれるし》《計測(前から!)も色選びも真剣にやってくれたし、握手も会話も出来ました》《アンダーだけじゃなくて 頭にもメジャー巻かれました 肌が黒い悩みも え?そんなに黒い?って言ってくれて 話す時間がたっぷりで 目を見て話してくれる孝之様で》 イベントを終えた山田は、「me&stars」のTwitterアカウントでこうコメントしている。 「今回多くの方々と“触れ合える”貴重な場を設けて頂きシーオーメディカルさんには大変感謝しております。300人弱のバストを測定した私は今、瞬時に女性を脳内で下着姿にする力を手に入れました」
2018年05月20日昨年12月に結婚したV6の岡田准一(37)と宮崎あおい(32)夫妻が5月19日、第1子を授かったと発表。出産は、今年の秋を予定しているという。 岡田の所属事務所を通じて2人は、「今は新たな家族が増える喜びとともに、無事に生まれて来てくれることを願う日々です」と連名でコメントを寄せた。宮崎はすでに安定期を迎えており、「大切な時期でもありますので、温かく見守っていただけましたら幸いです」と呼びかけた。 2人は、08年の映画「陰日向に咲く」や12年の映画「天地明察」で共演。徐々に親交を深めていき、15年春から本格的な交際を開始。約2年半の交際を経てゴールインしている。 ネットでは、2人を祝福する声が上がっている。 《岡田准一と宮崎あおいの子どもかあ、、遺伝子がどうあがいても美男美女に産まれるやろ、、、》《きゃー岡田准一がパパ!!V6の末っ子がパパ!!!素敵すぎる!!!!宮崎あおいちゃん妊娠おめでとうございます元気な赤ちゃん産んでください》《やっぱり役者さんになるのかな?すごい遺伝子だもんなー》 V6には07年に瀬戸朝香(41)と結婚し1男1女をもうけた井ノ原快彦(42)を筆頭に、前夫との間に娘がいる宮沢りえ(45)と結婚した森田剛(39)、白石美帆(39)との間に今月第1子となる男児が誕生したばかりの長野博(45)がいる。岡田はグループにとって、4人目のパパとなる。
2018年05月19日歌手の西城秀樹さん(63)の訃報を受け、西城さんのものまねで知られるものまねタレントのバーモント秀樹(年齢非公表)が17日にブログを更新。西城さんを追悼した。 バーモントは西城さんとの2ショット写真を掲載。「西城秀樹さん。」のタイトルで、「西城秀樹さんの訃報テレビで知りました。とてもビックリしております。信じられません。ショック過ぎて言葉が見つかりません」と胸中を吐露。 西城さんと対面した際のことを、「楽屋挨拶の時も~大変お優しくて~とても嬉しかったのを覚えております」と振り返った。 また今後について、「これからも秀樹さんの数々の名曲~微力ながらステージで真面目に歌い~伝えさせて頂きたく思っております」と意気込んだ。 「20以上のレパートリーがあるようですが、十八番はもちろん西城さん。その際は、西城さんの代表曲『YOUNG MAN(Y.M.C.A.)』で着用したアメリカ国旗風の衣装に、地毛の長髪姿。いわば“正統派”のものまねです」(芸能プロ関係者) そして、そのものまねはストイックなまでにぶれることがないというのだ。 「西城さんのネタもそうですが、20年以上、持ちネタを一語一句変えようとしない。アドリブも挟まないため、『「カセットテープ芸人』と呼ばれています。親交のあるお笑いコンビ・オードリーの春日俊彰さんは出演した番組でその芸を評して、『完成された芸だから(芸の変化は)必要ない』と称していたほどでした」(テレビ局関係者) ブログにつづったようにしっかりと西城さんの“遺志”と受け継ぎ、西城さんの名曲の数々を歌い続けてほしいものだ。
2018年05月19日現在、日本の子どもの「7人に1人が貧困」とされる。そんな子どもたちが通う「こども食堂」。日本全国で2,286カ所、のべ100万人超が利用しているという――。 「お帰り!いらっしゃい!おなかすいたでしょう」 東京都大田区は東急池上線の蓮沼駅近くにある「気まぐれ八百屋だんだん」。毎週木曜の夕方から、ここの店内でこども食堂が開かれる。午後5時半。店主の近藤博子さん(58)が、中学生の女子4人を迎え入れる。 「今日は、だんだんのこども食堂初めてのにぎりずし。来ないと損する日かもね(笑)」(近藤さん) 続いて今度は、小学生の男子2人組が100円玉を握りしめ、やってきた。「ただいま!おっ、板前さんが握るすしじゃん。オレ、初めてかも」。その元気な声を聞いて、6時間前から準備していたボランティアのすし職人の内田真帆さん(29)もうれしそう。 3児の母で歯科衛生士の近藤さんが’12年夏に開いた食堂は、日本で初めて「こども食堂」の名称を使った第1号。名付け親も近藤さんだ。 「シンプルにして目的を的確に言い当てたネーミングがまずあって、近藤さんのこども食堂をお手本に、日本中に広がっていきました」 そう語るのは、法政大学で、こども食堂安心・安全向上委員会代表の湯浅誠さん(49)。同委員会が4月に行った初の全国調査で、日本中にこども食堂が2,286カ所あると判明。2年前の調査では、わずか319カ所だった。 「1日の食事をほとんど給食に頼る子、学びたくても塾に行けない子。子どもの7人に1人が貧困といわれる今、貧困対策として始まったこども食堂ですが、もはや社会のインフラになりつつあります」(湯浅さん) 全国で利用する子どもは推定100万人超。だんだんのこども食堂にも毎回40人もが訪れる。なかには、驚くほどお代わりをしたり、ここで初めてお肉を食べたという子も。近藤さんこだわりの独特のスタイルは、子どもだけでなく大人も大歓迎なこと。 「子育てに追われる赤ちゃん連れの若い母親や、いつも一人で食事をしている高齢者、あとシングルマザーは予想していた以上に多いです。誰もが張りつめたなかで生きている社会ですから、子どもにも、大人にも、家庭以外に安心して訪れることのできる居場所が必要と思うんです」(近藤さん・以下同) この日も、保育園に通う男児を連れたママは、「毎週木曜日、ここに来てます。週に1度手抜きできると思うと、また1週間、パートを頑張れるんです(笑)」と話した。最初は母子で黙々と食事をしていたのが、近藤さんや周囲との会話を通じて笑顔も出るようになったそう。 午後6時を過ぎると、2つのテーブルも、奥にある小上がりも、20人ほどの子どもたちで満席に。その光景を見ながら、近藤さんは言う。 「私は、最初から貧困対策としてこども食事を始めたわけじゃありません。特に今は、貧しさは見た目だけで判断しにくいんです。貧困はお金だけじゃないです。愛情が足りていない人は子どもにも大人にも多い。だからこそ、どんな子もいつでもここに来られることが大事」 その言葉どおり、だんだんは365日ほぼ毎日開いている。だんだんの予定表を見た人は必ず驚嘆するほど、こども食堂はじめ日替わり企画は毎月60コマにも及ぶが、それらを実現、継続させるパワーこそが近藤さんの持ち味だ。 ’59年に島根の農家に生まれた近藤さん。高校卒業後、上京して、歯科医院に住み込みながら歯科衛生士の養成学校へ通った。25歳で歯科技工士だった夫(60)と結婚。大田区に暮らし、1男2女の母となる。 「45歳で20年間勤務した会社を辞め、歯科衛生士の仕事もパートに切り替えました。そのうち、友人の自然食品のお店の手伝いを始めたんです」 やがて出入りの業者から依頼され、週末だけの小規模な野菜の宅配事業を始めた。このとき、野菜の仕分け場として使ったのが、現在のだんだんの場所。もとは居酒屋だったのを居抜きで借りた。 「野菜のことは知っていても、商売は上手じゃなかった。夫に配達を手伝ってもらったり、余った野菜はうちで食べたりも多くて、家族には迷惑をかけたと思います」 10年前の夏、店先で配達お準備をしているといに中年女性がやってきて、土のついた新鮮な野菜を買いたいと懇願された。それを機に、無農薬野菜や自然食品を扱う「気まぐれ八百屋だんだん」をオープン。ちなみに“だんだん”は、近藤さんの出身地の出雲地方の方言で「ありがとう」。 さらに2年後、たまたま野菜を買いに来たのは、近所の小学校の副校長だった。もと家庭科の先生だったという女性の副校長は、「日本は飽和なんていわれていますが、家庭の事情で、給食以外のご飯がバナナ1本という子もいるんです」と話したという。 そして、「その男子生徒の母親は、女手一つで育てているうえに精神的な病気も抱えていて、子どもも学校を休みがち。登校できた日も、昼は給食があるけど、朝と夜はバナナだけ。ときどき、おにぎりを作って保健室で食べさせています」と続けた。 「かわいそう、とは思い浮かばなかった。ただ切なくて。子が子を殺した、母が子を殺したというニュースがあるたびに近所の人は『知らなかった』という。なんて切ないんだこの日本は、と思うと涙が出てきました」 しかし、悲しみに暮れてばかりはいなかったのが近藤さんらしさだ。場所はある、使い物にならないけど厨房もある。温かいご飯と味噌汁とお漬け物だけでも子どもたちが食べることができれば、「明日、学校に行こう」という気になれる――。気がつくと、近藤さんは前掛けを締め直し、「よしっ。まずは厨房、修理するか!」とつぶやいていた。 ’12年8月、「こども食堂」をオープン。 「ネーミングも、深くは考えてません(笑)。ただ、特に食に関して、子どもが1人で入ることのできる場所ってすごく少ないんです。ファミレスだって、周囲はだんらんする家族ばかりですからね。だから、『1人で食べに来てもいいんだよ』『あなたを歓迎してる場所なんだよ』の思いを込めました」 スタートメンバーは4人。近所のパン店やカフェで働く女性たちだった。 「初日はカレー。子ども300円、大人500円で、『野菜をふんだんに使った料理を作るから』と、店の前を通る登下校中の子どもたちや母親に声をかけ続けました」 最初は隔週だったが、やがて毎週木曜午後5時半から8時までの開店となった。ヒジキご飯、おからハンバーグ、餃子スープ……ここに手作りケーキなどデザートも付く。子どもたちは食べ終わると、料金を近藤さんに渡すか、ピンクのブタの貯金箱へ。近藤さんは子どもたちの帰りには、必ずお菓子や食材のおみやげを手渡す。あえて子どもたちに家庭の事情などは聞かない。 「でも、漏れ聞こえてくる会話から、朝食をきちんと食べていなかったり、いつもスーパーのお総菜しか食卓に並ばないということがわかったりします。それから、『ここに来たいけど、家にお金がなくて困ってる』という子もいて」 値下げに踏み切ったのは’15年春だった。子ども300円から100円にした。 「その年の1月に『こども食堂サミット』という催しを都内で開催したことがきっかけで、テレビや新聞などで紹介される機会が増えました。すると、全国から食材などが届くようになったんです」 新潟はじめ米どころから30キロ単位で届く米、九州や四国などから送られる野菜、なかには佐賀のおばあちゃんの手作り味噌なども。 「木曜ごとに人数分のバナナを届けてくれる果物問屋の方も。じゃあ、この寄贈の分を子どもに還元しようと決めて100円にしたんです」 食材と同じく、集まってきてくれたのが人材だ。だんだんの10年間で3,000人以上が、こども食堂だけでも年間400人が関わっている。おすしの日も、男女6人のボランティアが厨房で忙しく仕込みをしたり、子どもたちの応対に追われていた。 近藤さんは、「理想を言えば、こども食堂がなくなることが、私の究極の望みでもあるんです」と語る。 このおすしの日、3時間弱の間に、いつもの来客数を大幅に上回る50人以上の子どもたちが訪れた。
2018年05月19日両親が共働きで、いつも“一人で食べる”からだろうか、水で流し込むように食べる子も多い。朝食抜き、出来合いのお総菜ばかり並ぶ……見えてくるのは、現代日本の子どもたちが直面せざるをえない「食」の貧しさなのだ。1週間にたった1度でも、豊かな食事を皆で囲めば、子どもも大人もひと息つける。そんな場所が、今こそ求められている――。 東京都大田区は東急池上線の蓮沼駅近くにある「気まぐれ八百屋だんだん」。毎週木曜午後5時半から8時までこども食堂が開かれる。 3児の母で歯科衛生士の近藤さんが’12年夏に開いた食堂は、日本で初めて「こども食堂」の名称を使った第1号。名付け親も近藤さんだ。 「シンプルにして目的を的確に言い当てたネーミングがまずあって、近藤さんのこども食堂をお手本に、日本中に広がっていきました」 そう話すのは、法政大学で、こども食堂安心・安全向上委員会代表の湯浅誠さん(49)。同委員会が4月に行った初の全国調査で、日本中にこども食堂が2,286カ所あると判明。2年前の調査では、わずか319カ所だった。 「1日の食事をほとんど給食に頼る子、学びたくても塾に行けない子。子どもの7人に1人が貧困といわれる今、貧困対策として始まったこども食堂ですが、もはや社会のインフラになりつつあります」(湯浅さん) 全国で利用する子どもは推定100万人超。だんだんのこども食堂にも毎回40人もが訪れる。なかには、驚くほどお代わりをしたり、ここで初めてお肉を食べたという子も。近藤さんこだわりの独特のスタイルは、子どもだけでなく大人も大歓迎なこと。 「子育てに追われる赤ちゃん連れの若い母親や、いつも一人で食事をしている高齢者、あとシングルマザーは予想していた以上に多いです。誰もが張りつめたなかで生きている社会ですから、子どもにも、大人にも、家庭以外に安心して訪れることのできる居場所が必要と思うんです」(近藤さん・以下同) そして、近藤さんはこう続ける。 「私は、最初から貧困対策としてこども食事を始めたわけじゃありません。特に今は、貧しさは見た目だけで判断しにくいんです。貧困はお金だけじゃないです。愛情が足りていない人は子どもにも大人にも多い。だからこそ、どんな子もいつでもここに来られることが大事」 その言葉どおり、だんだんは365日ほぼ毎日開いている。だんだんの予定表を見た人は必ず驚嘆するほど、こども食堂はじめ日替わり企画は毎月60コマにも及ぶ。 「’12年8月のオープン初日はカレー。子ども300円、大人500円で、『野菜をふんだんに使った料理を作るから』と、店の前を通る登下校中の子どもたちや母親に声をかけ続けました」 値下げに踏み切ったのは’15年春だった。子ども300円から100円にした。 「その年の1月に『こども食堂サミット』という催しを都内で開催したことがきっかけで、テレビや新聞などで紹介される機会が増えました。すると、全国から食材などが届くようになったんです」 新潟はじめ米どころから30キロ単位で届く米、九州や四国などから送られる野菜、なかには佐賀のおばあちゃんの手作り味噌なども。 「木曜ごとに人数分のバナナを届けてくれる果物問屋の方も。じゃあ、この寄贈の分を子どもに還元しようと決めて100円にしたんです」 現在、多くのこども食堂は寄付を募ったり、会費制にするなど運営の工夫をしているが、自治体の助成金などを受ける場合は、人数や規模などで選別が行われるのが現実だ。 「うちを含めてほとんどがギリギリの台所事情でやっていると思います」 しかし、誤解も多い。ときには「子どもを集めればお金がもらえるんでしょう」「貧困家庭の子どもばかり集めるのはかわいそう」といった声も。 「うちは食中毒や事故などに手当てする社会福祉協議会の保険の助成は受けていますが、それ以外は頼らずにやっています。また、もともと貧困の子どもだけを対象にしていません。その基本姿勢についてはきちんと伝え続けたい」 たしかに“貧困家庭の子ども向け”と銘打てば、本当に困っている子らは、かえって足を運べないかもしれない。 「最近は外国人の子どもも増えました。また、シングルマザーの方の悩みはどんどん増しているように思います。だから週に1度でも、ここに来てもらいたいんです」 大人が心にゆとりを持つことが、ひいては子育てに疲れた親たちによる虐待などを、予防することになるのではないだろうか。 「最近の若いお母さんたちを見ていると、教育費にお金がかかりすぎるせいか、食費から削っているように見えます。私など、体を作るものは削れないと思って生活してきましたが……」 驚いたのは、一人で食事をしている“孤食”の子どもの多さだという。 「とにかくお水で食事を流し込む子どもが多い。テレビを見ながら、だからではないでしょうか。いくらカロリーを十分取っていても、孤食で黙々と食べていては味もわからないし、身にもならないのでは。きっとお母さんがいても、忙しくて、そこまで気がまわらないんでしょう。だから私はつい、『よくかんで食べなさい』って、いつも怒ってる人になる(笑)」 ときに近藤さんに愛ある小言を言われながら、子どもたちやシングルマザー親子が食事するかたわらで、一人暮らしの高齢女性が編み物をする光景は、今後の地域社会が向かうべき姿を示しているようだ。 近藤さんは、これら地域での活動が認められて’16年、社会貢献者賞を受賞。そして’17年春、子ども料金を100円から「ワンコイン」にした。 「やっぱり100円でも、払えずに帰る子もいるんです。そのバツの悪そうな顔を見るのがつらくて。無料にしてはという意見もありますが、金銭感覚を身につける大切さと、自分が父子家庭で育った経験から、毎回無料では子どもの自己肯定感が失われると思いました」 だから、ワンコイン。 「1円でも50円でも、外国のコインでもオッケー」 ボランティアも賛同し、早速子どもたちに「今度から、コインなら何でもいいんだよ」と告げたが、最初はポカーンとして事情をのみ込めなかったそう。近藤さんは、「1円でも、そう、ゲーセンのコインでもいいからさ」と続けた。実際にゲーセンのコインが入っていたのは1回きりだったという。 この6年間に、だんだんのこども食堂を訪れた子は、のべ7,500人以上になる。 「うれしいのは、小学生のころから通い続ける子が今や高校生。先日もゴールデンウイークだからって誰もが旅行やレジャーに行ける子ばかりじゃないと、こどもの日に『ボードゲームカフェ』開催しました。すると常連の高校生が『近藤さん、僕が司会をやりますよ』って言ってくれて。あと、ここでの体験がきっかけで福祉関係の学校に進みたいと話す子もいるんです」 今後は、徒歩や自転車で通えるのが子どもの安全にもつながるため、全国の地域ごとにこども食堂が増えることを望んでいると話す。しかし一方で、こんな複雑な思いも。 「食堂が増えても、みんなが国や制度まかせで、かわいそうな子も増え続けるのはダメ。“おすそ分け”に象徴されるように、お隣さん同士の助け合いが大事。そんな思いやりの気持ちが地域にあふれれば、こども食堂はいらなくなる。そんな社会になるといいなあ」
2018年05月19日阿部寛(以下・阿部)「斎藤くんのやることは注目していました。深夜のね、お笑い芸人としてステージに立つとか、『うわ~!攻めるなあ!』と(笑)」 斎藤工(以下・斎藤)「ありがとうございます。僕は、『新・地獄変』(’00年)という舞台を拝見したことがあって。あのときの阿部さんのインパクトが強すぎて、ずっと消えないんですよ。すっごく小さいサイズの阿部さんが(笑)」 映画『のみとり侍』(5月18日全国東映系にてロードショー)で初共演した、阿部寛(53)と斎藤工(36)。物語は、失言をきっかけに左遷された侍・小林寛之進(阿部)が「猫の蚤とり業」に就くことに。しかし、その実態は女性に愛のご奉仕をする裏稼業だった。貧しい寺子屋の先生・佐伯友之介(斎藤)などの隣人も巻き込んで、寛之進の運命は思わぬ方向へと進んでいく――。 阿部が189cm、斎藤が184cmと高身長でセクシーという共通点を持つ2人が、撮影現場の裏側や、その高身長についてなど語ってくれた。 撮影現場ではどんなお話をされていたんですか? 阿部「斎藤くんの映画の話とかね」 斎藤「『長編撮ったんだって?』と話しかけてくださって。思い切って、完パケ(完成パッケージ)をお送りしたんです。さらに阿部さん、映画推薦コメントの依頼にも応じてくださって。本当に素晴らしいメッセージで作品をサポートしてくださいました」 阿部「完璧だったでしょ?(笑)」 斎藤「完璧でした。『なんていうことだ!』と興奮して(笑)。本当に幸せでした」 阿部さんは、モデル出身で苦労したことはありますか? 阿部「モデルから俳優の世界にポンと入って、2~3年したら仕事がなくなったんです。当時は人気頼みだったし、下積みがないから、どんなふうに仕事をしていったらいいのか、その方法がわからなくて。斎藤くんは何歳から役者?」 斎藤「僕は20歳くらいからです」 阿部「うお、早いなあ。僕が20代のころは、“モデル上がり”といわれた時代で。高身長は、俳優には不利だと思った時期もありました。でも、身長を役に生かすときもあるし、逆に殺すのがいいときもあると考えるようになって。モデル出身というイメージからもらえる役の幅が狭かったけれども、『この体形でもこんなことができるんだ』というのを見せていこうといろいろやってきたのが30代です」 斎藤「僕自身は、モデルといっても、隅っこのほうで関わっていただけなんですが、阿部さんが作ってきた轍みたいなものの影響は大いに受けています。映画『空海-KU-KAI-美しき王妃の謎』などの海外展開もですが、どんどん“阿部ロード”というものが世界に広がっているのを僕は神々しく拝見していました」 阿部「滅相もございません(笑)」 斎藤「実は僕、10年以上“ネクスト・ブレーク”という枠で、『女性自身』さんの取材を受けていたんです。『今年こそ売れるかもしれない』と(笑)」 阿部「ネクスト・ブレークで?」 斎藤「年々、一緒のくくりに出る俳優がどんどん若くなっていくので、僕、ベテランになっちゃったんですよ、ネクスト・ブレーク枠で(笑)」 阿部「面白いなあ、苦労してきたんだね」 発想の転換や努力次第で、苦境を好転させるという点は、お2人とも阿部さん演じる寛之進に重なりますね。 阿部「義理人情を描いた人間喜劇であり、一種の成長劇でもありますから。とにかく、身長の高い役者が勢ぞろいする珍しい現場でした(笑)。松重豊さんもいらっしゃいますし。豊川(悦司)さんは186cmだったかな」 斎藤「時代劇なのに(笑)。僕、184cmなので、実は、その方たちのなかでいちばん小さいんです。映像でこんなに人を見上げる自分を見たのは、初めてかもしれません(笑)」 阿部「斎藤くんはちょうど昨日、完成した映画を見たんだよね」 斎藤「はい、だからまだ興奮状態で。日本の時代劇って、男性の着物は極端に色味がないと思っていたんです。ところがこの映画は、男性がまとう着物では珍しく色の美しさを追求しているなあ、という印象を受けました」 阿部「“のみとり業”を始めてからの寛之進の着物が派手だったでしょう?(笑)最初はあの衣装は抵抗があったんですよ。鶴橋(康夫)監督に『どうだ、大丈夫か?』って聞かれたときは、『はい、気に入りました』と答えましたが、内心は、『すげえ派手だな。着づらいなあ』と思っていたんです(笑)」 斎藤「阿部さん、めちゃくちゃお似合いでした。時代劇のイメージを覆す一作になったんじゃないかと思います」
2018年05月19日《玉置浩二の御母堂玉置房子様(享年85歳)が兼ねてより病気療養中のところ、5月10日未明にご逝去されました。ここに故人のご冥福をお祈り致しまして謹んでお知らせ申し上げます》 『安全地帯』のボーカル・玉置浩二(59)の母・房子さんが亡くなったと5月18日、ファンクラブ会報『Cherry』を通して発表された。また、通夜及び告別式に関しては《御家族の意向としまして、家族葬にて執り行いましたことを報告致します》という。 母の房子さんは、玉置ファンの間で馴染み深い存在だった。玉置は13年、房子さんへ向けた楽曲『純情』を発表。《かあちゃんに会いたい》など、母への感謝の気持ちを綴っていた。 会報で訃報を知ったファンたちは、ツイッター上でこんなコメントを寄せている。 《改めて玉置さんの『純情』を聴き、本当に立派なお母様だったのだろうなと。母には感謝の気持ちを常に持ち、伝えなければ。後悔しないように。心よりご冥福をお祈り申し上げます》 《玉置浩二さんの「純情」。母への限りない愛情溢れる名曲で、同じ年老いた母を持つ私には、心に響く歌でした》 天国の房子さんは、これからも玉置の活躍を見守り続けることだろう――。
2018年05月18日「突然ですがインスタ始めてみました。宜しくお願いします!」 こう、ツイートしたのは黒木メイサ(29)だ。黒木は5月18日に自身のTwitterでInstagramアカウントを開設したと報告し、話題を呼んでいる。 記念すべきInstagram初投稿として、黒のワンピースを着用しサングラスをかけた自身の姿をアップした黒木。今月28日に30歳の誕生日を迎えることを受け、「#今年30歳」というハッシュタグと共にこうに綴っている。 「なかなかタイミングを見つけられず遅くなりましたが滑り込みギリギリ20代の今インスタ始めてみます。宜しくお願いします」 Twitterではトレーニングの様子や、オフショットを公開していた黒木。さらにファッションセンスにも定評があるだけに、ファンにとっては待望のInstagramデビューとなる。 ネットでは歓喜の声が相次いでいる。 《とりあえず黒木メイサがインスタ始めただけで激アツ》《待ってました 初投稿から写真可愛すぎです》《メイサちゃん突然が過ぎるよ……!笑笑(今こそ私もインスタ始めどきなのか……)》 また夫である赤西仁(33)もフォロワー数47万人近くを抱えるインスタグラマーであることから、《メイサちゃんインスタ開設~!!待ってた~!そのまま夫婦でライブ配信~!!!》《赤西さんとの2ショットも期待したいところ》《出来ましたら 旦那様も》など“夫婦共演”に期待する声も上がっている。
2018年05月18日5月16日に西城秀樹さん(享年63)が急性心不全で亡くなったことを受けて、翌17日に西城さんの自宅へと弔問した小川知子(69)。西城さんとの“対面”を果たした後、取材陣からコメントを求められた。 西城さんとは家族ぐるみの付き合いだったという小川。関係者に支えられ大粒の涙を溜めながらも、美紀夫人から託されたメッセージがあると明かした。そして、美紀夫人の“胸中”をこう代読した。 「倒れて入院してから2、3週間、毎日病院で看病できたことがすごく幸せだった。子供たちも最期に立ち会えたことが良かったと思います。(亡くなった実感がなく)まだ夢のようです」 西城さんは01年5月、当時会社員だった18歳年下の美紀さんと結婚。1女2男に恵まれた。2度の脳梗塞で身体には麻痺が残ったが、西城さんは「(子供たちを)追っかけていけるように、走れるようになりたい」と話していたという。 小川は西城さん夫婦の闘病と看護の日々を回想し、こらえきれず涙。言葉に詰まりながらも「愛してるよ……。かっこいいよ、秀樹。あの世でもモテるだろうから気をつけなさい」と空を仰いだ。 ネットでは小川の回想を受け、美紀さんの家族愛に感動する声があふれている。 《結婚生活の大半が看病と介護だったでしょうに、最期の時を幸せ、と言える奥様は素晴らしいと思います》《3人の子宝にも恵まれて、年齢の近い子供3人の育児と秀樹さんのお世話を最後まで両立されるなんて、すごく立派だと思う》《秀樹さんも家族を愛していたから辛いリハビリに耐えて、ありのままの姿を見せてきたんだろうなぁ》
2018年05月18日西城秀樹さんが急性心不全のため63歳で死去していたことが5月17日、明らかになった。親交のあった著名人らは続々と追悼のコメントを発表。各スポーツ紙やワイドショーは大々的に訃報を報じ、故人を偲んだ。 そんな西城さんの代名詞とも言える曲といえば、「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」。一昨年には「ワイモバイル」のCM曲としても使用され、お茶の間にも改めて浸透していた。 「78年に渡米した西城さんは現地で人気ディスコミュージック・グループのヴィレッジ・ピープルの『Y.M.C.A.』を気に入り、カバーを決意。歌謡曲風にアレンジしました。『Y』『M』『C』『A』の4文字を全身で表現するダンスで、観客参加型のパフォーマンスがブームとなる要因となりました」(ベテラン芸能記者) そんな同曲だが、今後も多くの歌手たちによって歌い継がれていくことになりそうだ。実際、すでにカバーもされているという。 「名古屋が拠点のグループ・BOYS AND MEN(以下ボイメン)は、16年発売のアルバム『威風堂々~B.M.C.A.~』に収録。タイトルは『ヤングマン~B.M.C.A.~』で、ボイメンのテーマ曲的なアレンジになっています。またGENERATIONS from EXILE TRIBEは、17年発売のアルバム『涙を流せないピエロは太陽も月もない空を見上げた』に収録。キレキレのダンスを披露し、MV動画が公開されるや大人気でした」(レコード会社関係者) 西城さんが天国へと旅立った後も、名曲はファンに届き続ける――。
2018年05月18日ハラスメントによる失脚者が続出中の国、ニッポン。「生きづらい世の中になった」なんて思っているそこのアナタも、“加害者”になっている可能性が……!? 「たとえ親切心から言ったことでも、相手がイヤだと思えば、それはハラスメント。この事実に気づかない人が、実は中高年の女性に多いのです」 そう語るのは『高学歴モンスター一流大学卒の迷惑な人たち』『嫉妬をとめられない人』(ともに小学館新書)などの著書がある、精神科医の片田珠美先生だ。長年の臨床経験にもとづき、現代人が抱える心の問題を分析している。 想像力の欠けている中高年女性のハラスメント=「オバサンハラスメント」、略してオバハラをしてしまうのは、心の奥底に潜んでいる“毒”が原因だと片田先生は指摘する。その“毒”は、(1)欲求不満、(2)羨望、(3)他人の不幸は蜜の味、の3つに大きく分けられるという。 私たちがこのハラスメントに陥る背景には、社会の大きな変化がある。現代は、女性が抑圧されていた社会から、女性が活躍する社会へと移り変わる過渡期。新しい価値観の中で生きる若い世代に、中高年のわれわれが羨望の感情を抱くため、オバハラが発生するという構造だ。 セクハラやパワハラのニュースに怒っているのに、実は自分がハラスメントの加害者だったーー。そんなことにならないよう、私たちが陥りやすいオバハラの典型発言をピックアップ。片田先生が解説してくれた。 ■離婚した人に……「子どもがかわいそうね」 「シングルマザーに対して『子どもがかわいそう』と言う人は、同情するふりをしながら『かわいそうじゃない自分』を再確認し、自分が相手より優位に立つことで快感を覚えています。シングルマザーになれば、精神的にも経済的にも大変なのは、当事者がいちばんわかっています。それをあえて指摘するのは離婚ハラスメントです。心配するふりをしながら、グサッと傷つける発言をする人を、『フレンド』(友)と『エネミー』(敵)を合わせた造語で『フレネミー』と呼びます。『だって実際にかわいそうだもの。本当のことを言って何が悪いのよ』と思った人は、不幸話を聞きたいという好奇心が本当になかったか、自分の心に聞いてみましょう」(片田先生・以下同) ■独身の人に……「そろそろ家庭を持ったら?」 「この発言は、マリッジハラスメントです。現代社会では昔に比べて生き方が多様化し、結婚や子どもを産み育てることだけが幸せだと思わない人も増えています。自分と違う価値観を受け入れず、自分の歩んできた人生こそ正しいのだと押し付けるのは、視野が狭いからです。幸せの形は人の数だけあります。自分の尺度だけで発言することが、ハラスメントの根源だということを忘れてはなりません」 ■LINEに……「忙しいなら、返事はいいわ」 「このようなソーシャルハラスメント発言が問題になるのは、自分をむげにできないとわかっている相手の場合です。子どもや息子の嫁に対するLINE、後輩に対するメールなどがあてはまります。『寂しい』『かまってほしい』という欲求が強いのに、それが満たされていないので、LINEやソーシャルメディアなどでのつながりを求めます。巧妙なのは、『返事はいらない』と言いつつ、暗黙のうちにプレッシャーをかけていることです。多用すると嫌われるのでご注意を」 ■子どもを産まない女性に……「卵子の老化って、知ってる?」 「2012年、『クローズアップ現代』(NHK)で放送された『卵子の老化』以降に増加した卵子ハラスメントです。この発言は、子どものいる女性が、『子どものいないあなたはより私より不幸なの!』と相手に思い知らせたい、明らかなマウンティングです。他人をおとしめることで『自分のほうがまだマシ』と思いたい、そして相手に『不幸なんだ』と思わせたいという悪意があります。『卵子の老化を知らないなら、私が教えてあげなければ!』という親切心で言った人もいるでしょうが、相手が不妊で悩んでいる可能性や、子どもを望んでいない可能性を考えていません。現代では6組に1組のカップルが不妊といわれています。想像力の欠如した『フレネミー』の典型です」
2018年05月18日「先月末、三菱UFJ銀行が銀行員のいる窓口を持つ店舗を’23年までに半減させると、日本経済新聞が報じました。現在は、全国に約515店ありますが、当初3年間で約430店に減らし、最終的には約250店にするといいます。最近、銀行の収益悪化はよく聞きます。とはいえ、これほど大規模な店舗削減に、『銀行がなくなる』と衝撃を受けた方もいるかもしれません。ですが、結論から言うと、銀行はなくなりません。ただ、今の業態からシフトチェンジし、大きく変わっていくのは間違いありません」 そう話すのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。従来、銀行といえば、都心の一等地に店舗を構え、人件費の高そうな人材がたくさん働く場所だった。 「よく『収支が1円でも合わないと、何時間でも残業させる』といわれたものです。これは、銀行の正確性や真面目さを表す美談と受け止められていました。しかし今思うと、何十人もの銀行員に残業代を払って1円を追うなんて、コスト意識の欠落と言っても過言ではありません。銀行は非効率な運営が続いていたのです」(荻原さん・以下同) 当時は、旧大蔵省が強い行政指導を行い、金融業界を統制していた。自由競争がほぼない代わりに、倒産もなく安定していたのだ。 「ですが、’96年ごろからの『金融ビッグバン』によって、銀行独自の金利設定が可能になるなど、銀行間の競争が勃発。’97年、北海道拓殖銀行の破たんを皮切りに、銀行も倒産する時代に入りました」 それから銀行は不良債権を処理し、自らの採算を考え、今後は、冒頭のシフトチェンジを本格化させていく。 「店舗を減らすとともに、銀行員のリストラも進むでしょう。みずほ銀行は1万9,000人、三菱UFJ銀行は9,500人、三井住友銀行が4,000人のリストラを発表しています。銀行は『銀行法』で公益性が高いとされているため、表向きは『ようこそ、お客様』とほほえみますが、本音では『一般顧客にはあまり来てほしくない』と考えています」 これからは、「富裕層をおもな顧客として、財産管理や資産運用など高収益の相談業務を中心に据えるでしょう」と荻原さん。 「一般顧客相手の預金や振り込みなど、従来の銀行業務は、IT技術の応用で人の手を介さないシステムに変えていくのです。こうした銀行の変化を見据え、私たちも銀行との付き合い方を変えていかねばなりません。今の時代、IT技術があふれていますから、もう苦手なんて言っていられません。インターネットバンキングの導入は必須だと思います」
2018年05月18日「先月末、三菱UFJ銀行が銀行員のいる窓口を持つ店舗を’23年までに半減させると、日本経済新聞が報じました。現在は、全国に約515店ありますが、当初3年間で約430店に減らし、最終的には約250店にするといいます」 そう話すのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。最近、銀行の収益悪化はよく聞きく。とはいえ、これほど大規模な店舗削減に、「銀行がなくなる」と衝撃を受けた人もいるかもしれない。だが、結論から言うと、銀行はなくならない。ただし、今の業態からシフトチェンジし、大きく変わっていくのは間違いない。 「店舗を減らすとともに、銀行員のリストラも進むでしょう。みずほ銀行は1万9,000人、三菱UFJ銀行は9,500人、三井住友銀行が4,000人のリストラを発表しています。銀行は『銀行法』で公益性が高いとされているため、表向きは『ようこそ、お客様』とほほえみますが、本音では『一般顧客にはあまり来てほしくない』と考えています」 これからは、「富裕層をおもな顧客として、財産管理や資産運用など高収益の相談業務を中心に据えるでしょう」と荻原さん。 「一般顧客相手の預金や振り込みなど、従来の銀行業務は、IT技術の応用で人の手を介さないシステムに変えていくのです。こうした銀行の変化を見据え、私たちも銀行との付き合い方を変えていかねばなりません。今の時代、IT技術があふれていますから、もう苦手なんて言っていられません。インターネットバンキング(以下・ネットバンク)の導入は必須だと思います」 ネットバンクは難しいものではない。スマホで銀行アプリをダウンロードし、住所・氏名や口座番号などを入力し、パスワードを設定する。「使ってみたら、便利で手放せなくなりますよ」と語る荻原さんが、ネットバンクのメリットを解説してくれた。 【1】手数料が割安 「たとえば、3万円以上を他行あてに振り込む場合、窓口で手続きすると、手数料は864円ですが、ネットバンクなら324円と、半額以下です(三菱UFJ銀行)」 【2】自宅からいつでもOK 「銀行の営業時間は午後3時までがほとんど。でも、ネットバンクなら、24時間いつでも自宅から、残高照会や振り込みなどが可能です。銀行で長時間、待つ必要がありません」 【3】優遇特典あり 「銀行口座を持つ方には、給料振込口座か、所定のクレジットカードを利用しているかといった利用度合いをポイント化し、そのポイントによる優遇制度があります。ただし、ネットバンクの口座開設が必須条件です。特典は、コンビニATM利用料が月3回まで無料など。上手に使えば、銀行に払う手数料が抑えられます」 反対に、ネットバンクのデメリットは、フィッシング詐欺などの恐れがあること。だが、入出金明細も自宅でいつでも見られるので、こまめに確認することができる。もし不明な入出金があれば、銀行に問い合わせを。 「それでも、ネットバンクはハードルが高いという方は、ゆうちょ銀行の利用も一手です。ゆうちょ銀行は全国に2万4000局ほどあり、今のところ、店舗が減る情報はありません。ゆうちょ銀行ATMは時間外手数料ゼロ円です。今後、手数料はじりじりと値上がりしていきます。早めに対策を講じておきましょう」
2018年05月18日「Aさんから、“ハワイで結婚式挙げるなら来てくれる?”と聞かれてびっくりしました。Aさんの彼女が元AKB48総監督の高橋みなみさんなのは、みんな知ってますからね」(Aさんの知人) 昨年秋に本誌がスクープした、高橋みなみ(27)と15歳年上のIT関連企業会社員Aさんとの“本気”同棲愛。あれから半年、2人が“結婚決意”という仰天情報が本誌の耳に飛び込んできた。 「2人は来年4月ぐらいにハワイで挙式する予定だというんです。ちょうど高橋さんの誕生日が4月8日なので、バースデーウェディングにしたいなんて話もあると聞きました。高橋さんは20代で子どもを産みたいと考えていて、“結婚モード”にスイッチが入っているとか(笑)」(前出・Aさんの知人) 2人は現在、東京都内のタワーマンションで同棲中。交際は順調だと関係者は口をそろえる。前出・Aさんの知人が話を続ける。 「高橋さんはみんなから好かれてますからね。芸能界でも顔が広く、AKB48のメンバーら芸能人や仕事関係の友人も大勢招いて、大規模な式を予定していると聞きました」 “恋愛禁止”のAKB48を卒業してすでに2年がたち、結婚への障害は何もない。本当ならば、本誌もぜひ祝福したいがーー。だが取材を進めると、こんな声が次々と聞こえてきた。 「来年の4月ですか?いや、その時期なら彼女にはすでに日本で仕事が入っているはずですよ。ハワイでの挙式は無理じゃないかなあ」 そして高橋の所属事務所に確認するとーー。 「結婚の予定はまったくありません」 きっぱりとした返事が返ってきた。 「う〜ん、Aさんが浮かれすぎて、周りに先走って“結婚の夢”を語っちゃったってことなんですかね……。ただ、本当に2人の仲はいいので、結婚するとなっても全然驚かないですけどね(笑)」(高橋の知人) 高橋をよく知る芸能プロ関係者はこう話す。 「音楽ではソロ活動、ラジオではパーソナリティ、テレビではタレントとして活躍の場がどんどん広がって来ている状況なんです。とくに力を入れてるのは、若者の悩みを解決できるような活動をしていきたいという思い。本人はAさんと結婚しても仕事は絶対に続けたいと思ってるそうですよ」 今回は彼氏が先走っちゃっただけみたいだけど、そう遠くない日にウェディングドレス姿の彼女を見ることができそう!?
2018年05月18日ナインティナインの岡村隆史(47)が5月17日深夜、ラジオ番組「岡村隆史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)に生出演。チュートリアルの徳井義実(43)や今田耕司(52)といった“アローン会”メンバーの度重なるデート報道について言及した。 “アローン会”とは名誉会長の坂田利夫(76)を筆頭に、顧問の明石家さんま(62)、会長の今田、部長の岡村、部員の徳井とピースの又吉直樹(37)というメンバー構成。グループLINEも設けられており、「彼女が出来たら何も言わずグループから退会する」との取り決めを持っている。 徳井は9日、チャラン・ポ・ランタンのもも(25)との自宅デートが。続けて今田も16日、「女性セブン」により深夜デートが報じられている。 岡村は10日の同番組で、LINEグループに徳井のデート報道記事を貼り付けたと明かしている。今田を筆頭にメンバーからの説明責任を求められた徳井だが、「ご迷惑をおかけしてすいません」とだけ返信。岡村は「私たちは信じたくなかったし、まだ真実がどうなのか混乱しております」とし、「発足するにあたっての初心である、彼女ができたら祝福して送り出すという精神だけはブレないでおこうと。現在そのような心境です」というアローン会としての見解を発表していた。 しかし17日の放送では、今田のデート報道について「徳井さんの問題が発覚した時に、アローン会のLINEに今田さんが『ちなみにきょう私がパパラッチされたとしても、それは彼女ではありませんですので』と言っていた」と告白。「徳井の場合はパパラッチされてからの事後報告でしたけど、今田さんは14日の時点で『17日の週刊誌に、この前の女性のことが載るみたいです』とアローン会に報告してくださっていたんです」と語り、「これは正規ルートですよ」とアローン会部長としてその“仁義”を讃えていた。 そして自身の自宅デート以来“アローン会が狙いうちにされている”との懸念から、徳井が「私は責任をとって退会させていただきます。こんな形での最後となり、申し訳ありませんでした」との言葉を残してグループを退会したと明かした。 ネットではアローン会の一連のやり取りについて「こじらせてる!」とし、評判のようだ。 《腐女子がこじらせた感じのアローン会が大好き》《今田さんは「ごめんね!先に行ってる!」と先に伝えたのでセーフ。一連の流れが女子中学生みたい》《アローン会面白いなぁ。みんな真剣にふざけ通せる人達だから》 また徳井の脱退を受け18日、アローン会は公式コメントを発表。今田は自身のデート報道について「誠に残念ながら、お相手の女性はそういう間柄ではございません」とし、「今はただ早く、アローン会会長のポストを岡村氏に渡せるよう頑張りたいと思います」とコメント。さらに岡村は「リーダーの今田氏にはアローン会を早く退会されますよう願っております」と祈念している。
2018年05月18日ハラスメントによる失脚者が続出中の国、ニッポン。「生きづらい世の中になった」なんて思っているそこのアナタも、“加害者”になっている可能性が……!? 「たとえ親切心から言ったことでも、相手がイヤだと思えば、それはハラスメント。この事実に気づかない人が、実は中高年の女性に多いのです」 そう語るのは『高学歴モンスター一流大学卒の迷惑な人たち』『嫉妬をとめられない人』(ともに小学館新書)などの著書がある、精神科医の片田珠美先生だ。長年の臨床経験にもとづき、現代人が抱える心の問題を分析している。 想像力の欠けている中高年女性のハラスメント=「オバサンハラスメント」、略してオバハラをしてしまうのは、心の奥底に潜んでいる“毒”が原因だと片田先生は指摘する。その“毒”は、(1)欲求不満、(2)羨望、(3)他人の不幸は蜜の味、の3つに大きく分けられるという。 私たちがこのハラスメントに陥る背景には、社会の大きな変化がある。現代は、女性が抑圧されていた社会から、女性が活躍する社会へと移り変わる過渡期。新しい価値観の中で生きる若い世代に、中高年のわれわれが羨望の感情を抱くため、オバハラが発生するという構造だ。 とはいえ、「何を言ったらハラスメントかなんて、わかんないわよ!」という人も多いはず。そこで「オバハラ加害者」にならないための3つのポイントを片田先生に聞いた。 【1】自分を見つめ直す 「欲求不満」「羨望」「他人の不幸は蜜の味」の3つの心の中を観察してみよう。 「かつて“若くてキレイな自分”を誇りに思っていた女性ほど、加齢を受け入れにくい傾向にあります。つねに自分の心がどのような状態にあるかを確認することが大切です」(片田先生・以下同) 【2】ささやかな幸せを探す 朝食がうまくできた、鉢植えが花をつけた、好きな友達に会えたなど、幸せは毎日の生活の中にあるもの。自分が幸せに暮らしていれば、他人を妬む感情は自然と薄らぐ。 「インスタグラムやフェイスブックなどのSNSには、リア充や幸せ自慢ばかりが並んでいます。そんな“よそいきの幸せ”に惑わされてはいけません。他人をたたいておとしめたからといって、自分の幸福度が上がるわけではないのです。そのような発言をしていれば周囲から嫌われ、むしろ幸福度は下がります」 【3】適度な距離感を保つ 離婚やひきこもりなど「知り合いの不幸な噂」を聞いたら、人前ではなるべく触れないようにしよう。 「好奇心から不用意にプライベートに立ち入り、相手を怒らせれば、自分が攻撃される可能性も。『ご主人、お元気ですか?』なども不用意に聞くべきではありません。女をつくって出ていった、大企業にリストラされたなんてことも、昨今はよくある話です」
2018年05月18日「たとえ親切心から言ったことでも、相手がイヤだと思えば、それはハラスメント。この事実に気づかない人が、実は中高年の女性に多いのです」 そう語るのは『高学歴モンスター一流大学卒の迷惑な人たち』『嫉妬をとめられない人』(ともに小学館新書)などの著書がある、精神科医の片田珠美先生だ。長年の臨床経験にもとづき、現代人が抱える心の問題を分析している。 想像力の欠けている中高年女性のハラスメント=「オバサンハラスメント」、略してオバハラをしてしまうのは、心の奥底に潜んでいる“毒”が原因だと片田先生は指摘する。その“毒”は、(1)欲求不満、(2)羨望、(3)他人の不幸は蜜の味、の3つに大きく分けられるという。 私たちがこのハラスメントに陥る背景には、社会の大きな変化がある。現代は、女性が抑圧されていた社会から、女性が活躍する社会へと移り変わる過渡期。新しい価値観の中で生きる若い世代に、中高年のわれわれが羨望の感情を抱くため、オバハラが発生するという構造だ。 セクハラやパワハラのニュースに怒っているのに、実は自分がハラスメントの加害者だったーー。そんなことにならないよう、私たちが陥りやすいオバハラの典型発言をピックアップ。片田先生が解説してくれた。 ■痴漢被害に遭った人に……「『触ってください』と言っているような服を着ているほうも悪いのよ」 「女性による、女性に対する『セカンドハラスメント』の典型です。こうした発言をするのは、露出が多めの若い女性を見て、その女性の性的な魅力を、無意識のうちにうらやましく思っているからです。私がこのように指摘すると、『そんなことはない』と否定する人もいます。これは、羨望が陰湿な感情であり、自分の中にあることを認めたくないからです。だから、この感情をかき立てた相手にケチをつけずにはいられません。しかし、痴漢という犯罪行為を受けて傷ついた女性は、『あなたも悪い』という言葉によってさらに傷つき、周囲で聞いていた人たちも不快になります。このような発言をする女性は、若いころ『女性は慎ましくあるべし』と強制され、好きな服を着られなかったのかもしれません。そのため、自由を謳歌している若い女性に羨望を抱くわけです。被害者の服装があなたの価値観と違うからといって、被害者を責める権利はありません。セカハラ発言が人の心を深く傷つけていることを、認識すべきなのです」(片田先生・以下同) ■セクハラやパワハラに遭った人に……「あなたの勘違いじゃないの?」 「これは想像力の欠如による『セカンドハラスメント』発言です。最近では、レスリング協会強化本部長による伊調馨選手へのパワハラや、福田淳一前財務事務次官による女性記者へのセクハラなどが報じられました。ことが明るみに出たのは、告発者が決死の思いでハラスメントを訴えたからです。被害者はそれまでずっと、苦しみに耐えてきたのです。その苦しみに想像力を働かせることができないからこそ、『勘違いなのでは?』と否定するわけですが、この発言は被害者をさらに苦しめる悪質な行為です。また、事情も知らないのに『大したことじゃないわよ』『気にしないでね』などという気休めの発言は、かえって相手を傷つけるので、不用意にすべきではありません」
2018年05月18日5月8日、初ソロ・ワールドツアー中の世界的アイドルグループ『ワン・ダイレクション』ハリー・スタイルズ(24)が来日。コンサートの合間に日本を満喫するハリーから見えてきたのは意外な“日本グルメ”ぶりでーー。 8日、関西国際空港に到着したハリーはその夜、大阪の北新地へ繰り出した。訪れたのはナッツ&ドライフルーツ専門店『Nuts Day』。昨年1月に開店したばかりで、店内では数十種のオーガニックのナッツを量り売りで購入できる。 「ハリーは併設のカフェに入ると、マカダミアナッツのチョコとアーモンド、完熟アップルティーを美味しそうに平らげてました」(観光客) 翌日の夜は、京都・祇園の『久露葉亭』でディナー。祇園にしては庶民的な値段が売りの同店で、ハリーは豆腐ステーキ、野菜天ぷら、サラダなどの野菜定食“ベジタリアンセット”2千400円をチョイス。前日のナッツ店といい、どうやら彼は“ヘルシーフード好き”みたい! 10日は、神戸ワールド記念ホールでコンサートを行った。無事に公演を終えた翌11日は、新幹線で東京へ移動。降り立った品川駅のホームでは30人超のファンの熱烈歓迎に、もみくちゃにされたがーー。 「ハリーは嫌な顔ひとつせず、握手をしたり笑顔で写真に納まってくれたり。驚いたんですが、エスカレーターでは高齢のご夫婦に道を譲るようファンに身振りで伝えていて、すごく紳士でした。ファンが荷物をぶちまけたときには、わざわざ拾ってくれる“神対応”まで見せてくれました」(ファンの1人) 昼過ぎに都心の超高級ホテルに到着。ひと休みしたハリーが向かったのは、六本木の雑居ビル。中には有名ラーメン店『一蘭』がある。どうもここで遅めの昼食をとったらしいハリーは、満面の笑顔で迎えの車に乗り込んだ。 その夜、夕食に向かった先は、六本木にある炉端焼きの『田舎家』だった。40年以上の歴史を持つ老舗で、長いしゃもじを使い、炭火で焼いた食材を客へと運ぶパフォーマンスが海外セレブにも大人気。来日したハリウッドスターも通う名店だけに、予算は1人2万円! バンドメンバーを引き連れて炉端焼きに舌鼓を打ったハリーは、2時間後の午後9時過ぎに店を後にし、六本木の街へ消えていったーー。
2018年05月18日Amazonの創業者ジェフ・ベゾスはかつてこんなことを語っていた。 「Amazonは普通のことはしません。特別なことを行う企業です」——確かにその通りだと思わせるような出来事が起こった。 今年3月、米アトランタでビルの管理人として働くバーバラ・キャロルは、Amazonでトイレットペーパーを3ケースを88ドル17セントで購入した。商品は間もなく配送され、そこまでは何の問題もなかった。 後日、銀行で記帳したキャロルは、身に覚えのない多額の支出があることに気がついた。急いで買い物の履歴を調べると、それはAmazonからの請求だった。トイレットペーパー3ケースの送料として、7455ドル(約82万6千円)が計上され、合計7543.12ドル(83万6千円)が口座から引き落とされていたのだ。 地元テレビ局WSB-TVの取材に応えたキャロルは、その後の顛末をこう説明した。「思わず叫んだ後、こう考えました。『大丈夫、だってAmazonだもの。Amazonならちゃんと対応してくれるはず』。でも返金してくれなかったんです。第三者の販売業者のやったことだから、って」。 この放送をきっかけに、多数のメディアや視聴者がAmazonに返金について問い合わせたようだ。およそ2カ月後の5月17日(現地時間)、Amazonはキャロルへの返金手続きが完了したと公表。そして同社の規約に基づき、彼女に法外な送料を請求した業者を相手取り訴訟を起こす旨も合わせて発表した。
2018年05月18日「たとえ親切心から言ったことでも、相手がイヤだと思えば、それはハラスメント。この事実に気づかない人が、実は中高年の女性に多いのです」 そう語るのは『高学歴モンスター一流大学卒の迷惑な人たち』『嫉妬をとめられない人』(ともに小学館新書)などの著書がある、精神科医の片田珠美先生だ。長年の臨床経験にもとづき、現代人が抱える心の問題を分析している。 想像力の欠けている中高年女性のハラスメント=「オバサンハラスメント」、略してオバハラをしてしまうのは、心の奥底に潜んでいる“毒”が原因だと片田先生は指摘する。その“毒”は、大きく次の3つに分けられるという。 【心の毒1】欲求不満 欲求不満を抱えて生きているのに、そのことに気づかないケースが、中高年女性には多いのだという。 「家族が自分を大切にしてくれない、夫の給料は下がる一方……。自分ではどうすることもできないツラい現実に怒っている女性は多いですよね。この怒りをどこにも向けられないからこそ、自分ではなく他人へのおせっかいをせずにはいられなくなるんです」(片田先生・以下同) 【心の毒2】羨望 若いころは自分だってチヤホヤされていたのに、いまや見向きもされないーー。加齢に伴って周囲の扱い方が変わってくると、女性としての自信をなくす人も。 「若さに執着する女性ほど、自分が失った若さを持つ女性に対してキツくなります。これは、他人の幸福が我慢できない怒り、つまり羨望を抱くためです。悔しいからこそ『あなただって不幸なのよ』と言いたくなるのです」 【心の毒3】他人の不幸は蜜の味 心の毒2と表裏一体の、他人の不幸を見て「自分のほうがまだマシ」と安心したい感情だ。 「他人を実際以上に不幸と認識して、相対的に自分のほうが幸せと思い込む。これは女性マウンティングの典型です。幸せな話より離婚や破局などの不幸な話題のほうが需要があるのはこのためです」 これら3つの心の“毒”が、無意識のうちに発言の中に漏れ出してしまい、相手を傷つける結果になる。 「こうした“毒”は人間のもっとも隠したい感情なので、通常は内に秘めて過ごします。しかし、“毒”をためすぎると気づかぬうちに言葉に漏れ、オバハラ加害者となるのです」
2018年05月18日雅子さまは5月13日、皇太子さまや愛子さまとともに皇居を訪問された。ご一家は両陛下と、皇居にある紅葉山御養蚕所を訪問し、美智子さまから直接、作業や施設について説明を受けられたという。 5月10日の宮内記者たちへの定例会見で、お代替わり後に、皇居内での養蚕は「美智子さまから雅子さまが引き継がれる」と明らかにされた。皇室ジャーナリストの渡辺みどりさんはこう評価する。 「雅子さまが自ら継承を申し出られたところに、揺るぎのない“新皇后となられるご自覚”を感じます」 歴代の皇后の手による養蚕は、「日本書紀」にも記述があるほど長い歴史を持つ。1871年に“皇后の仕事”として復活後は、美智子さままで4代、147年にわたって引き継がれてきた。 「すでに国の基幹産業ではなくなった養蚕が、皇后の神事として平成の現在まで継承されているのは、美智子さまの強い思いがあるからです」(皇室担当記者) 愛子さまと悠仁さまのご誕生に際しては、自らお育てになった蚕「小石丸」の絹糸で産着をお仕立てになり、贈られた。また、眞子さまが小学3年生のときには、養蚕についての長い手紙を贈られた。美智子さまは、次世代の皇室にも養蚕を継承してほしいと思われていたはずだ。しかし、次の皇后であり継承者となられるべき雅子さまには、なかなかそのお気持ちをお伝えになることができなかった。 「美智子さまは大きなジレンマがありました。雅子さまに継承してほしいお気持ちと、療養中の雅子さまに無理をさせたくないお気持ちの間で、ずっとお悩みになっていたのです。雅子さまは、そのお気持ちをお察しになって、今年が最後となる美智子さまの養蚕、そしてお代替わりまで1年というタイミングで一念発起、継承を直訴されたのです」(前出・皇室担当記者) 側近を介しての正式な伝達は4月末だったが、雅子さまは美智子さまに、前もって継承の意志をお伝えしていたのでは、と宮内庁関係者は話す。 「その機会があったのは、4月10日、両陛下の結婚記念日の夕食会です。これまでのお気づかいに『ご恩返しを』と考えられ、雅子さまが申し出られたのでしょう。美智子さまは、『無理をせず、できる範囲でいいから』と、雅子さまの背中をやさしく押されたに違いありません」 美智子さまが養蚕に取り組まれるお姿を、じかにご覧になった雅子さま。 「雅子さまが御養蚕所を訪問された5月13日は、母の日でもありました。皇太子ご一家の、美智子さまへ温かなご配慮が感じられます」(前出・皇室担当記者) ずっと願われていた、雅子さまとご一緒の養蚕。美智子さまにとって、なによりの「母の日」のプレゼントになったにちがいない。
2018年05月18日(写真:アフロ) 「メーガン・マークルさんとヘンリー王子は、5月19日の結婚式に向け、2人で食事制限中だそうです。というのも、英国王室伝統のウエディングドレスは、ウエストラインのデザインが細い。7年前にウィリアム王子と結婚したキャサリン妃も、式の直前、拒食症になったのではないかと噂も出たほどダイエットに励んでいました」 そう語るのは、ロンドン在住の国際ジャーナリスト・木村正人さんだ。イギリス王室のヘンリー王子(33)と、アメリカ人女優メーガン・マークル(36)のロイヤルウエディングに全世界の注目が集まるなか、いったいどんな式が用意されているのか、“先取り情報”を木村さんが教えてくれた。 ■ヘンリー王子の“元カノ”たちもゲスト! ウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で行われる挙式に600人、プライベートレセプションと呼ばれる披露宴には200人が招待されているようだ。 「披露宴には、ダイアナ元妃の親友だったエルトン・ジョン、ヴィクトリア・ベッカムを含むスパイス・ガールズや、世界的テニスプレーヤーのセリーナ・ウィリアムズ、ボクシングヘビー級チャンピオンのアンソニー・ジョシュアらが招待されているそうです。そして、ヘンリー王子の“元カノ”クレシダ・ボナスとチェルシー・デイビーの名前も挙がっています」(木村さん・以下同) “元カレ王子”の結婚式に、2人はどのような表情を浮かべるのだろう――。 ■一般人の参加人数は過去最高 「披露宴の後、2人はウィンザー城の敷地内でパーティーを行いますが、一般市民1,200人以上も招いています。王室の結婚式に一般人がこれほど多数招かれるのも史上初です」 市民から絶大な支持を得ているメーガン。木村さんは、昨年12月の初公務を取材したとき、その人気ぶりを目の当たりにしていた。 「移民の多い地域のノッティンガムの公立『ノッティンガムアカデミー』でのこと。学生は、半分ほどが移民でした。そこで2人は、単なる黄色い声援ではなく、地響きがするような『ギャャャア~~』という熱狂的な大歓声で迎えられたのです。イギリス人ではないメーガンが王室へ嫁ぐ、というシンデレラストーリーに多くの人が憧れているのです」 ■王室の挙式に一般客は困惑!? 慈善活動にも力を入れているヘンリー王子とメーガン。その姿勢は、パーティーの招待客にも表れている。 「マンチェスターの自爆テロで被害に遭い生き残った女の子や、聴覚障害者・知的障害者を援助している人たち、リサイクル活動に励む小学校の先生、また貧困家庭の子どもたちに、マカロンの焼き方を職業訓練で教えている職人さんも招かれています。ただ、王室のパーティは帽子の着用や慣れない正装に、『どんな服を着ていけばいいの』という悲鳴も上がっているそうですよ」 ヘンリー王子の母は、世界中から愛された故・ダイアナ元妃。メーガンが人道支援や慈善活動に力を入れるのも、彼女が以前からダイアナ元妃に憧れていたからこそだ。 「ダイアナ元妃は、イギリスの名門貴族スペンサー家の令嬢として生まれた。20歳で結婚。初婚でしたし、プリンセスになる初々しい女性のイメージでした。いっぽう、アフリカ系の母を持つメーガンは、離婚経験もある36歳のキャリアウーマンと、キャラクターも全然違います。しかしメーガンは16歳のとき、ダイアナ元妃の棺の上の『マミーへ』と書かれた封筒を中継で見て、涙が止まらなかったそうです」 そしてその19年後、その手紙を書いた王子の1人と運命の出会いを果たす--。ダイアナ元妃も、2人を見守ってくれているに違いない。
2018年05月18日