女性自身がお届けする新着記事一覧 (84/893)
目黒蓮(26)のInstagramでの発言が波紋を広げている。紅白歌合戦に落選したことを受けて“NHKとの絶縁宣言”と臆測が流れるなか、目黒自身は遠くを見据えて動きだしていた。「現在、目黒さんはSnow Manのメンバーと大みそかの単独配信ライブ『Snow Man Special Live 〜みんなと楽しむ大晦日!〜』に向け、打ち合わせと準備を重ねているそうです。ライブの公演時間は1時間から1時間半ほどを予定しているといいます」(音楽関係者)例年は多忙な年末を過ごす目黒だが、今年は余裕があるようだ。音楽関係者が続ける。「11月13日にNHKが今年の年末に行われる『第74回NHK紅白歌合戦』の出場者を発表しました。SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)の所属タレントはジャニー喜多川氏の性加害問題を受けて、’79年以来、44年ぶりにゼロでした。また11月18日には、毎年開催されていた年越しライブイベント『ジャニーズカウントダウンライブ』が開催されないことが公表されています。このため目黒さんの大みそかの予定はSnow Manでの配信ライブだけだそうです」Special Liveの開催発表に際して、目黒は自身のインスタグラムのストーリーを更新し、《9人とみんなで最高の大晦日にしようね!絶対後悔させないよ俺らを正解にする》と意味深な発言をしていた。その真意とはーー。11月18日配信されたKAT-TUNの亀梨和也(37)のYouTubeに目黒がゲスト出演し、こう語っていた。「目黒君にこの役任せたいなって言ってくれる人がいるわけじゃないですか。(中略)その言葉を正解にしていくために頑張っていけたらいいなと思いますね」前出の音楽関係者が目黒の胸中を明かす。「目黒さんは亀梨さんに憧れ事務所に入所したそうです。’17年に亀梨さんのソロコンサートツアーで目黒さんがバックダンサーを務めたことがありました。その際に亀梨さんは目黒さんの才能を見いだして、事務所に所属グループのセンターに据えるように提言したことがあったといいます。この経験から人から期待されることがどれほど嬉しいことか、そして苦しいときの支えになるかを理解しているそうです」■父親からの教え「やられたらやり返せ」逆風が吹くなかで自分たちを信じて期待してくれるファンへの“俺らを正解にする”発言。一方で、落選という判断を下したNHKに対して思うところはあるようで……。「状況を鑑みて、10月ごろには “紅白は出られなくても仕方がない”とグループ内で話していたと聞いています。だからこそ“紅白に縛られずに、大みそかに自分たちができることを”という考えから、生配信ライブを行うことにしたそうです。ですので、もし今年の紅白出場を打診されても辞退するつもりだったとか。ただ、現在の音楽シーンにおける立ち位置からすると、実力的には“当選確実”ななかで、結果的に“落選”したことに関しては、違和感を覚えたといいます。お父さんに『やられたらやり返せ』と言われて育った目黒さんとしては、『紅白』側に一泡吹かせたいという思いもあるのではないでしょうか」(前出・音楽関係者)今回の配信ライブには、ある目標が。映像制作関係者がいう。「メンバーは無料配信であることにこだわっていたと聞いています。そしてより多くの人に見てもらい、YouTubeチャンネルのリアルタイムでの視聴者数の指標である“同時接続数”の日本歴代1位を目標にしているそうです」今年5月のインタビューで、目黒はこのように話していた。《今の一番の目標は、Snow Manが国民的なアイドル、アーティストになること。子供からお年寄りまでみんなが僕らのことを知ってくれていて、メンバー一人ひとりの名前がわかるような存在になれたら嬉しいなって思っています》(『MAQUIA』’23年5月号)国民的アイドルを目指す一方で、目黒はある決断を下したという。「メンバー間で話し合いを進めるなかで、“基本的に来年以降も紅白には出場しない”というスタンスで一致したと聞いています」(前出・音楽関係者)国民的番組・紅白歌合戦との決別で目指すその先とはーー。「メンバーで“ファンとともに大みそかに自分たち主導のライブを同じ場所で毎年開いていきたい”と話し合っているそうです。そうすることが、国民的アイドルへいちばんの近道だと思っているのだといいます」(前出・音楽関係者)一歩ずつ歩みを進めるなかで、さらなる青写真もーー。「目黒さんは9月に、有料会員限定のブログで、『世界の前線で活躍されてる方とお話出来て、自分も刺激を受けたしSnow Manでもっともっと頑張ろう!って思ったよ』とつづっていました。これは世界を代表するアーティスト・BTSのメンバーのV(27)とテレビ番組で対談したときの感想です。近いうちにタレントたちとエージェント契約を結ぶ新会社が設立されるなど、現在事務所は過渡期にあります。そんななか目黒さんとしては、事務所を引っ張っていくためにも、世界に打って出たいと考えているそうです。目黒さんが10月にインスタグラムを新設したのもその一環だといいます。海外ではオファーを出す際に、インスタグラムのフォロワー数が重視されますからね。BTSはYouTubeの同時接続数300万人超えのギネス記録を持っています。ゆくゆくは年末のライブでこの記録更新を狙っていきたいそうです」(前出・映像制作関係者)今年10月にはアメリカのエンタメ業界誌『Variety』のインタビューで、「Snow Manと一緒に、より多くの国際的なプロジェクトに参加することを経験したい」とも話していた目黒。世界王座への挑戦は始まったばかりだ。
2023年11月29日11月27日、東京・杉並区議会の小林ゆみ区議が、演出家のマシュー・ボーン氏が手がける『ロミオ+ジュリエット』のキャストについて指摘したが、大きな“反響”を集めている。同舞台は、ウィリアム・シェイクスピアの四大悲劇の一つ『ロミオとジュリエット』をボーン氏が再構築したもの。主催と企画制作を務めるホリプロ公式サイトの説明によると、舞台は14世紀のイタリアではなく近未来で、ロミオとジュリエットを支援するローレンス神父の性別が女性に、ロミオの親友であるマキューシオがゲイとして描かれるなど、原作に大きなアレンジが加えられている。日本では来年4月に上演が予定されている。そんな『ロミオ+ジュリエット』について、指摘したのが小林区議。Xで、白人男性と黒人女性が抱き合う公演ポスターの写真とともにこう投稿した。《『ロミオとジュリエット』の舞台は、14世紀のイタリアのヴェローナですよね。特に人種に偏見は無いですが、その当時その場所に黒人の方はいたのでしょうか?(私が勉強不足でしたらすみません。)》言わずもがな「ロミオとジュリエット」はオペラ、演劇やバレエなど、さまざまな形式で今日にいたるまで世界中の劇団で演じられ続けている。日本でも、宝塚歌劇団や劇団四季など多くの劇団で公演が行われている作品だ。そもそも小林区議が指摘した『ロミオ+ジュリエット』は、前述の通り原作とは設定を大きく異にしている。《勉強不足でしたらすみません》と前置きしていた小林区議だが、こうした背景もあって今回の指摘には批判が相次ぐことに。《時代背景としてはいないでしょうが、演劇は誰が演じてもいいでしょうね》《原作にその人種が関与しているかどうかが大切なら日本人がオペラを演じるのは論外ですね!》《それ、海外で活躍されてる日本人バレリーナの方々にも「古典に出るな」と言い放ってるのと同じですよ?もしもこの舞台に日本人がキャスティングされてたら「スゴい!」で終わらせてたのでは?》《御自覚が無いようですがそれを偏見と差別と言いますそれ言い出したら日本人も踊れる作品ほぼ無くなりますね》こうした批判を受けてか、小林区議はその後Xで《すみません、私の勉強不足でした。演出家のマシュー・ボーンさんは「何でもあり」の舞台を創る方だそうで、「原作に忠実に」というスタンスではないようです。一つ勉強になりました皆様ありがとうございます!》と釈明している。しかし、この投稿についても、《黒人ダンサーが主役だから「何でもあり」と言うのはいかがなものでしょうか?もし日本人ダンサーがオーディションに通って、「当時のイタリアにいるはずのない東洋人を使うなんて、何でもありだな」と言われたら、日本人としては悲しいですよね》《そもそも舞台芸術は「その当時その場所」を再現するものではない》]などと、再び批判が寄せられていた。
2023年11月29日「10月24日の厚労大臣の諮問機関である社会保障審議会で、現在40年間となっている国民年金の保険料の支払い期間を、『65歳までの45年間に延長すべきだ』という意見が出されました。これには多数の委員が賛成しています。過去、同会での議論はおおむね法制化しているので、『納付期間が45年間になる』流れと思われます」こう話すのは年金制度に詳しい社会保険労務士の石田周平さんだ。自営業の人などが加入する国民年金(老齢基礎年金)制度は、現在、20歳から60歳までの40年間が支払い期間となっている。すべて支払うと満額となり、年79万5000円を65歳から受給できる。現在の保険料は月1万6520円だ。「年間20万円ほどの保険料をさらに5年払わないといけないことになります。単身者なら約100万円、夫婦2人なら、およそ200万円もの負担増になります」(石田さん)現在、社会保障審議会で検討されているのは、2025年度の年金制度の改正だ。法が成立しすぐに施行されたとしても、引き上げが始まるのは2025年度以降となる。さらに、引き上げは段階的に行われるとみられる。たとえば、2026年に60歳を迎える人から納付期間を61歳までに引き上げ、次は2028年に60歳を迎える人から62歳までに引き上げるといった具合だ。納付期間が完全に65歳に引き上げられるのは、早くても2030年以降、現在50代前半よりも下の年齢の人が対象になると考えられる。■納付期間の延長は70歳受給開始の布石か「納付期間の延長は家計にとって大きな負担になりますが、そのぶん受給できる年金が増えるというメリットもあります。しかし、納付期間の延長は、現在65歳が基本とされている年金の受給開始年齢の将来的な引き上げにつながる懸念があります。これは国民年金に限った話ではなく、会社員などを対象にした厚生年金も例外ではありません」(石田さん)以前は年金の受給開始年齢は60歳だったが、法改正により段階的に引き上げられて65歳となった。経済部記者はこう指摘する。「それに伴って、60歳以上の人も、本人が希望すれば再雇用することを企業に義務付ける法律が作られました。現在は、65歳までが“義務”で、70歳までが“努力義務”になっていますが、将来的には70歳までの雇用が義務付けられ、年金の受給開始年齢も70歳に引き上げられる可能性が十分あります」仮に、保険料の納付期間が65歳までに引き上げられ、受給開始年齢も70歳になった場合、私たちの老後はどうなるのか。ファイナンシャルプランナーの中村薫さんに解説してもらった。同年齢の夫婦のケースで、厚生労働省の「令和4年簡易生命表」の2022年の70歳からの平均余命から、妻は90歳、夫は86歳まで生きると仮定した。まずは国民年金の場合、現行制度下で、それぞれ満額の79万5000円を受給する夫婦は、生涯で総額3816万円の年金を受給する計算になる。保険料の納付期間が5年増えると、夫婦2人で200万円ほどの負担増になるのは前述のとおり。「現在の国民年金の満額は79万5000円ですが、5年分保険料を上乗せして納めることで、9万9375円が増額され、年額89万4375円を受給できることになります」(中村さん、以下同)夫婦2人だと約20万円の増額で、年間の受給額は約179万円。「保険料200万円に対して、年間20万円の増額ですから、約10年、年金を受給すれば、延長で払った保険料を受給額が上回ることに」しかし、年金の受給開始年齢が70歳に引き上げられた場合、夫婦2人の生涯の受給総額は約3400万円と、現行制度下よりも約416万円も減ってしまう。さらに、保険料が200万円も増えていることも忘れてはならない。次に、厚生年金で考えてみよう。65歳まで平均年収が500万円で働いた会社員の夫と、専業主婦の妻(第三号被保険者)の場合、現行の制度下だと、夫と妻の国民年金に、厚生年金の報酬比例部分115万円を加えた274万円が65歳から受給できる(金額は概算、以下同)。夫が亡くなってからは、妻は自分の国民年金と遺族厚生年金を合わせた年約166万円が受給できる。夫婦2人の生涯の受給総額は約6千691万円だ。「現状でも、60歳以降も会社員として働く場合、65歳までは厚生年金保険料を支払っています。法改正によって国民年金を65歳まで支払うことになっても、会社員が支払う保険料は変わりません」受給開始年齢が70歳に引き上げられた場合(国民年金の満額も引き上げられたと仮定)、夫婦2人の生涯の受給総額は約5699万円となる。現行制度より992万円もの減少になってしまう。「現在行われている社会保障審議会では受給開始年齢の引き上げの話は出ていない」(中村さん)というから、直ちに引き上げられる心配はなさそうだ。しかし、過去の引き上げの例を見るに、いま50代の人は将来の“年金改悪”に備える必要がある。
2023年11月29日《3時間女子会しただけなのに、事前の説明何にもなくてこれってやばくない??ご飯はあれだし、男のスタッフが途中覗いてきたり、いきなりドア開けてきたり、、、最後も明細返せ!って言ってきて本当に怖かった》11月27日、Xでこう嘆いたのは実業家でインフルエンサーの“うれしのちゃん”こと嬉野ゆみ氏(27)。東京・西麻布にあるレストランバーを女子会で利用したようだが、請求された代金や店員の対応に苦言を呈した。うれしのちゃんは店のInstagramアカウントのスクショだけでなく、27日付で発行されたレシートも公開。当日は7人で店を訪れたようで、レシート明細の一番上には「女性チャージ料」として「¥7,000外」との記載が。次に注文したドリンクやフードの明細が並び、末尾には“VIP扱いのチャージ料金”として「¥30,000外」と記されていた。合計金額は税込みで、「¥72,000」となったようだ。“SNS総フォロワー数45万人”を謳う彼女の投稿は瞬く間に拡散し、《すっ、すごいですね。異次元の世界です》《ひぃ〜! 高っ! 東京って怖い》と驚きの声が続々。いっぽうで《高いけどメニュー表に書いてあるし、これ下手すると名誉毀損になるのでは?》《こんな文句言うなら、なぜ西麻布の店を選んだのか…》と、冷ややかな視線も注がれている。SNSで賛否両論が巻き起こるなか、実業家の“ホリエモン”こと堀江貴文氏(51)も28日にXで私見を述べた。うれしのちゃんの投稿を引用し、《え?西麻布のVIPルームだったら普通だろ笑。日本人ってほんと貧乏になったよなぁ。こんなん晒すなよ。営業妨害だろ》と一蹴。彼女が請求された代金について、立地的にも“当たり前”と主張したのだった。一方でうれしのちゃんは、不満を漏らしたことが波紋を呼んでしまったためか、冒頭の投稿を削除。だが他の投稿では、あるユーザーから寄せられた否定的な意見を引用し、店に不満を抱いた理由をこう釈明した。《インスタのdmから予約したから食べログとかは見てなかったんだけど、vip席でお願いしますなんて一言も言ってないし、 会計渡されて、女性チャージ料や部屋チャージを請求されて、そんな話全く聞いてないし、メニューのどこにも書いてないけど…ってこと》また、《メニューの値段が高いとかはどうでもいいのよwww》ともコメントしており、《私は自分で納得したものにお金を払いたいし、気分良くお金を使いたい。西麻布の価格帯に相応しいサービスを受けられなかったと感じた。ただそれだけの事です》と主張している。
2023年11月28日暑さが和らぎ、ようやく秋めいてきた11月下旬。全国の紅葉名所が活気づきはじめているが、とある寺院の“注意喚起”が注目を集めている。《昨日の夜間拝観で破損した竹灯籠や手水舎水受け。他にもLEDライトや小型竹燈籠が持ち去られました》11月26日、Xを通じてこう被害を訴えたのは奈良県明日香村にある“日本最初の厄除け霊場”の「岡寺」。およそ1300年前に創建され、紅葉の名所としても知られる古刹だ。「岡寺では境内を囲むように木々が自生しており、シーズンになると三重宝塔の周辺や参道では“紅葉のトンネル”を楽しむことができます。明日香村では数少ない紅葉の名所であり、幻想的な景観に全国各地から観光客が訪れます。カラフルなビー玉が敷き詰められた『玉彩手水』も、SNS映えするとして人気を集めているようです」(旅行会社関係者)そんな岡寺では11月23日~26日の間、17時~20時半まで「もみじ回廊光の巡礼紅葉ライトアップ」を実施。なお公式サイトでは注意事項として、《三脚類(一脚含む)の使用禁止》《照明・フラッシュなどを用いたモデル・ペットの撮影・撮影会の禁止》と明記されていた。しかしマナーの悪い参拝者もいたといい、岡寺は冒頭のように投稿。添えられた写真には壊れた手水舎水受けだけでなく、竹灯籠に彫ってあった「岡寺」の文字が一部破損していることが確認できる。岡寺は《何度注意しても迷惑行為をやめなかったり、他の参拝者に邪魔だ早く行け!などと暴言を放つ非常にマナーの悪いカメラを持った者が数名いました》とも明かしており、《お寺は貸スタジオではありません》と警告を促した。続く投稿では、《小さなお子様を連れたご参拝の方も非常に多く、ふいに触って壊れてしまう事もありそれは仕方のない事ですが》と前置き。その上で《どう考えても大人の力でしか破損しないものがありました。また自らの写真欲から他者を顧みない迷惑行為などもっての外です。何卒マナーを守ってご参拝下さいますようお願い申し上げます》と、呼びかけている。決められたルールを無視してまで撮影を行い、寺の備品を壊すといった一部参拝者の“悪マナー”。岡寺の呼びかけに、怒りの声や残念がる声が相次いでいる。《これは酷い》《いい大人が恥ずかしい》《厄除けといえば岡寺。そんな岡寺でなんて罰当たりな…》《これは重い罰が下るな……。神社やお寺はただの映え観光スポットでは無いですよ》
2023年11月28日英国のエリザベス2世が崩御し、1年2カ月が過ぎた。王室ジャーナリストのオミド・スコビーの新著『Endgame: Inside the Royal Family and the Monarchy’s Fight for Survival(エンドゲーム:王室の内情と王政存続のための戦い)』で、女王が崩御する直前にヘンリー王子が蚊帳の外に置かれていた実態が明かされた。昨年9月8日、女王はお気に入りの居城であるスコットランドのバルモラル城で危篤状態となった。続々と家族が集まる中、米国在住のヘンリー王子も飛行機で駆けつけようとしていたという。スコビーは著書の中で、ウィリアム皇太子はヘンリー王子からのメールを全て無視し、明らかに「弟に会いたくない」という態度を見せていたと綴っている。同日午後3時10分、女王は息を引き取った。ヘンリー王子の乗る飛行機は離陸前だったが、その情報を知らされることはなく、王室が国民に向けて公式サイトやソーシャルメディアで午後6時30分頃に発した告知で初めて祖母の崩御を知ることとなったという。結局、ヘンリー王子は午後8時過ぎにバルモラル城に到着した。ヘンリー王子の友人は「ハリー(ヘンリー王子の愛称)は打ちのめされていました。彼にとって女王との関係はまさに全てでした。女王だって、世間に知られる前にハリーに知ってほしかったでしょうに。誰も彼を尊重しなかった」とスコビーの取材に応えて語っている。王室離脱以後、ヘンリー王子夫妻は王室を貶めるインタビューに応えて家族との確執を深刻化させ、回顧録『SPARE』では「兄に暴力を振るわれた」と告発。緊張状態にあった兄弟関係は修復不可能なまでに悪化していたそうだ。
2023年11月28日ひろゆきこと西村博之氏(46)が、ビジネス動画メディア『ReHacQ−リハック−』のYouTubeチャンネルで11月25日に配信された動画『【ひろゆきvs立憲民主党】米山隆一が激怒!独裁か民主か【西田亮介の思い】』に出演し、前新潟県知事で立憲民主党衆議院議員の米山隆一氏(56)と舌戦を繰り広げた。同番組で米山氏は、地方の医師不足を解決するために、都道府県ごとの人口に応じて医師を配置することを提言。実現のためには健康保険組合を統合することが必要だと私見を述べた。これに対してひろゆきはすでに“健康保険組合の統合は実現している”と主張。これに政治家で医師・弁護士の米山氏が「国民(健康)保険という制度としては1つだけど、(国民健康保険の)組合は市町村ごとだからぜんぜん実現していないんです」と説明。すると、ひろゆき氏は「実態として市町村がやらざるを得ないじゃないですか。サービスはいっしょですよね?金額は一緒ですよね?国民(健康)保険って地域によって変わります?」と切り返した。しかし、米山氏は呆れながらこう語った。「地域によって保険料率違うよ。変わるよ。国民(健康)保険の地域によってできるサービスが違う。(金額も)変わる」米山氏の解説にひろゆきは瞬きが増え動揺している様子。たまらず、東京工業大学准教授・西田亮介氏が「健康保険と年金保険が混ざっているのかもしれないですね。年金保険はひろゆきさんがおっしゃる通り基本的にナショナルサービスなので変わらない」と、状況を整理し、動画上にも“国民健康保険料は市町村ごとに異なり、国民年金保険料は所得等に関係なく全国一律”と注釈が入った。初歩的な知識不足で、米山氏に“論破”されてしまった論破王・ひろゆきの姿が拡散すると、SNS上ではひろゆきに失望したという意見が多数みられた。《これ全部見たけど、ひろゆきって専門家の前だと知識全然無いこと露呈しますね。》《ひろゆき完敗》《これは面白い。残念ながらひろゆき完全敗北。》《ひろゆきが大人気ない醜態を晒していた》
2023年11月28日大阪・関西万博を巡る国の負担額がまたも増加することがわかり、国民の怒りは最高潮に達している。自見英子万博相(47)は11月27日の参議院予算委員会で、2025年大阪・関西万博について、国が3分の1を負担する会場整備費2350億円とは別に、パビリオン「日本館」の建設費用や途上国の出展支援などとして約837億円の国費負担が生じると明らかにした。万博費用は総額3187億円となる。立憲民主党の辻元清美参院議員(63)は、会場整備費の国の負担分783億円と合わせて「国費分が倍増している」と批判した。そもそも、岸田文雄首相(66)は22日の衆院予算委で、当初の1250億円から2倍近くに上振れした2350億円の会場整備費について「さらなる増額を認めるつもりはない」と強調していた。しかし、新たに負担増が判明し、辻元議員は27日の予算委で「実態をごまかしたのか」と追及。首相は「ごまかす意図はない」と否定した上で「会場費以外に(費用が)かかるという指摘はその通りだ」と説明し、「国費分については引き続き合理化の努力を続けなければならない」と述べた。「これまで政府は万博の度重なる費用増にはあっさり応じてきました。”世界最大級の無駄遣い”とまで批判された350億円の木造リングも“政府内で最終決定された”として工事中の様子を披露したばかりです。しかし、最近では『財源がない』という理由でガソリン税を一時的に下げる“トリガー条項”の凍結解除に財務省が慎重な姿勢をみせました。今も、国会では異次元の少子化対策のための財源確保について議論が行われており、医療保険料に上乗せして支援金を徴収する説が濃厚です。国民のためのお金は出し渋ったり、財源確保のためといって国民負担を増やすのに、万博には無尽蔵に予算が沸いて出てくることに違和感を覚えるという人は多いはず。民意を無視して、たった半年間の万博に多額のお金を際限なくつぎ込むことへの批判が出てくるのは当然のことでしょう」(政治部記者)SNS上では、止まらぬ後出しの予算増に怒る声が相次いでいる。《総額は3187億とまた増えた。来場者は想定で2820万人。税金泥棒な万博など行かない、行かない、行かない。総額はこれからもっと膨らむだろう。ふざけたことです》《万博後出し800億!もうこんなイベント辞めましょう》《その837億円。少子化対策や減税の原資に使えたのに、どういうお金の使い方してるんだろう》《社会保障や少子化対策には財源が…となり議論が止まるが、東京五輪、万博には青天井で税金が注ぎ込まれる。その上万博は問題だらけ。減税?給付?その前に税金無駄遣いやめろよ!》《こんな無駄遣いしてトリガー条項解除するには財源必要とか訳解んないこと言うんだよなぁ》
2023年11月28日11月28日、日本テレビのチャリティー番組『24時間テレビ』の寄付金を系列局である日本海テレビの幹部社員が、10年間にわたって着服していたことが、わかった。番組の存在意義を揺るがす不祥事に、人々の怒りが爆発している。日本海テレビは同日、公式サイトで謝罪文を発表。《弊社の元経営戦略局長が、弊社の売上金など総額1118万2575円を着服していたことがわかりました》とした上で、《うち264万6020円はチャリティー番組「24時間テレビ」に寄せられた寄付金から、また853万6555円は売上金など弊社の資金から着服したものです》と説明した。さらに元経営戦略局長は懲戒解雇になったとし、《弊社は責任をもって保管すべき皆様の浄財が着服されるのを10年間、見落としてしまいました》《深くおわび申し上げます》と謝罪。また同社は、元経営戦略局長が後輩らとの飲み歩きやスロットに着服したお金を使用していたと考えているという。10年にわたって寄付金がテレビ局幹部のポケットマネーになっていたという、チャリティー番組としての信頼を揺るがす不祥事が発覚した『24時間テレビ』。’78年の放送開始以来、毎夏の恒例番組となっているが、これまでもその存在意義を疑問視する声は少なくなかった。「障害を持ったひとたちが頑張る姿を放映する番組内容に、『お涙頂戴』『感動ポルノ』と批判する声も少なくありませんでした。またチャリティー番組にも関わらず、出演タレントにギャラが支払われることを疑問視する声も聞こえてきます。ですが、福祉や災害復興支援の現場などにきちんと寄付が行われていたのも事実。46年間の寄付金総額は436億円になり、批判を受けながらも続けてきた実績は大きい。それゆえ、寄付金を着服していた系列局員が出たとなると、今回の件に限らず、今までの使い道にも疑問を覚えてしまう人も出てくるでしょう」(テレビ局関係者)今回の件で番組の存在意義が総崩れしかねない事態に。Xでは非難が殺到し、「偽善番組」がトレンドワードに。さらに番組終了を求める声もこう相次いでいる。《番組側の人間が10年間皆からの寄付金を盗んでたってこと?立派な詐欺番組じゃん!もう来年からは中止でいい》《24時間テレビについては、これまで様々な問題提起があったけど、ついに超えてはいけない一線を超えた。寄付金を着服されたらもう信用できない》《電気の無駄遣いだし、もう打ち切りでいいでしょ。募金詐欺番組は》《偽善番組さっさと終われ》《24時間テレビ、募金着服事件!? ありえない!! 打ち切り待ったなしですね》「公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会」は本件について、公式サイトで《今回の事案を受けて、当委員会を構成する民間放送31社では、皆様からお預かりする寄付金について、さらなる厳重な管理を行い、徹底して再発防止に努めて参ります》と綴っているがーー。来年も無事放送となるだろうか?
2023年11月28日電撃結婚からわずか105日で離婚を発表し、波紋を呼んでいる羽生結弦(28)。11月17日深夜、Xで発表した声明では《誹謗中傷やストーカー行為、許可のない取材や報道がなされています》と離婚の経緯を説明。その上で、《私が未熟であるがゆえに、現状のままお相手と私自身を守り続けることは極めて難しく、耐え難いものでした》と綴っていた。「羽生さんは仙台の高級マンションを2部屋購入し、結婚後も家族と隣同士で暮らしていたといいます。しかし、羽生さんのお母さまは結婚には賛成していなかったそうで、羽生さんはそれを押し切って結婚したようです。ファンも多いだけに、活動に影響を及ぼすことを懸念されたのでしょうか……」(フィギュアスケート関係者)離婚発表から1週間あまり経つが、余波は広がっている。発表当初のネットでの反応は、メディアへの批判が多くを占め、離婚理由についても擁護する声が圧倒的だったが、和田アキ子や杉村太蔵が疑問を唱え始めるなど、著名人から徐々に疑問の声が。そして、羽生の親族たちもメディアの取材に応じ、“苦言”を呈しているのだ。まず11月22、23日に公開された「現代ビジネス」の記事では、80歳を超える羽生の祖母が孫を慮りつつも《ゆづは叩かれて当然だと思います》とピシャリ。27日に公開された「文春オンライン」の記事では、羽生の叔母も心情を明かしている。とりわけ祖母と叔母のインタビューで共通していたのは、“結婚・離婚を知らされていなかった”ということ。祖母は22日の「現代ビジネス」の記事で、《結婚にしても、何も聞かされなかった》と言及。続編となる23日の記事では、自らと孫の結婚観の違いに言及しつつも、こう苦言を呈している。《ゆづには、『ふつう結婚する場合は、お互いの家族に紹介し、それぞれの家庭を行ったり来たりして互いを何となく知り、それから結婚を決めるもんだよ』って伝えました。やっぱりゆづは子供だったんですよ》同じく叔母も「文春オンライン」の記事で、《結婚も離婚も事前に聞かされていませんでした》と告白。羽生の離婚はニュースで知ったという。また「ご家族としてはやっぱり紹介して欲しかった?」との問いには、《それは、そう思いますけど》と率直な気持ちを語っている。そもそも親族にすら、結婚を報告していなかったことが露呈した羽生。こうした“秘密主義”は、8月4日の結婚を発表したコメントにも表れていた。「このコメントで羽生さんが結婚に触れたのは、《入籍する運びとなりました》のたった一言のみ。それ以外はスケートに対する思いや、ファンへの感謝の気持ちを綴っていました。羽生さんは結婚相手について一切の素性を明かさず、メディアに向けて過度な取材を控えるよう呼びかけることもありませんでした。離婚に際してはじめて、《一般の方と結婚いたしました》と明かされたのです。まして祖母や叔母という近しい親族にも知らせていなかったというので、世間では《どうして隠したのか不可解です》と驚きの声が広がっています。羽生さんの祖母はインタビューのなかで、“相談してくれたら私達にできることがあったかもしれない”とも語っていました。祖母や叔母もこれまで取材は断ってきたそうですから、羽生さんの離婚について心情を明かしたというのは“異例”と言えるでしょう」(前出・フィギュアスケート関係者)親族間でも羽生の“秘密主義”は、裏目に出てしまったようだ。
2023年11月28日《ヘルプマークをつける事になりました》11月26日、Xにこう投稿したのは、人気マンガ『キン肉マン』の作者である漫画家「ゆでたまご」の嶋田隆司氏(63)。同氏は10月に右膝の手術を受けたことを明かしている。東京都福祉局のホームページによると、ヘルプマークとは、見た目上は分かりにくい内部障害や妊娠初期の人などが、援助や配慮を求めやすくなるためのマーク。病院や地下鉄を中心に普及啓発活動を行っており、ヘルプマークを付けている人を公共交通機関でみかけたら席を譲るように呼びかけている。そんなヘルプマークをつける事になった嶋田氏だが、冒頭の投稿には続きがあった。《しかし席は誰も譲りません。私はマタニティマークやヘルプマークの方を見るといつも席譲ってました。一度優先席に座っていたおばあさんが私に席譲ってくれる素振り見せてくれました。流石に駅も近いのでそれは断りました。正義はないのかこの日本》この投稿には、同じくヘルプマークをつけているというユーザーから共感の声が寄せられていた。《私もヘルプマーク付けてますが譲られる事は2割あるかないかですね》《私も持ってますが譲ってもらった事はありません》《私もヘルプマーク着けてますが、皆さんホントに見てないですねスマホと睨めっこで見えてないです》ヘルプマークをつけているにも関わらず席を譲ってもらえないことを嘆いた嶋田氏だが、無視しているのではなく、マークの認知がされていないのではという意見もあった。《ヘルプマークってまだ一般的じゃないんですよね》《恐らく世の中のヘルプマーク認識の低さもあると思います》《先生のこのポストでこのマークの意味が分かりました。見かけたら席を譲るようにします》《何日か前にこのマークつけてる人見かけたけど何の意味なのか今知りました》
2023年11月28日《これからの未来を考えたとき、お相手に幸せであってほしい、制限のない幸せでいてほしいという思いから、離婚するという決断をいたしました》11月17日の深夜、突如公式Xにてそう発表した羽生結弦(28)。まだ記憶に新しい結婚発表から、わずか105日で離婚という急展開に世間では動揺が広がっている。「私も今回の電撃離婚には驚きましたが、羽生くんは不思議な人だし仕方ないのかなと……」(羽生を知るフィギュアスケート仲間)羽生は、離婚に至った経緯を次のように記していた。《現在、様々なメディア媒体で、一般人であるお相手、そのご親族や関係者の方々に対して、そして、私の親族、関係者に対しても、誹謗中傷やストーカー行為、許可のない取材や報道がなされています。(中略)私たちは、共に思い悩みながらも、このような事態から、互いをなんとか守っていけるように努めてきました。しかし、私が未熟であるがゆえに、現状のままお相手と私自身を守り続けることは極めて難しく、耐え難いものでした》この発表は、羽生の祖母にとっても突然のことだったという。一部メディアの取材にこう答えていた。《娘(※羽生の母)によれば、ゆづは『もう精神的にまいっていて、ご飯も食べないで…』ということでした。(中略)以前も申し上げた通り、本当に接触がないんです。祖父母とはいえ、私たちは本当に何も知らない部外者なので。結婚にしても、何も聞かされなかった。(中略)実は、ようやく(相手に)会わせてくれるっていうことでした。楽しみにその日を待っていたんですが、こんな結果になってね。振り回された感じもありますし、胸も痛めています》(『週刊現代』、’23年11月22日配信)結婚発表時には「全力で、前へと、生きていきます」と宣言した羽生。大切に守ってきた元妻・A子さんとの間に、何が起きたのだろうか。そもそも羽生人気の過熱っぷりは、今に始まったことではない。「結婚前からストーカーの噂はありました。仙台の自宅や、拠点にしていたカナダのトロントまで来る人もいたとか」(フィギュアスケート関係者)それでも、腹をくくって結婚に踏み切ったのだろう。’22年2月14日、北京五輪直後の会見では、“挑戦とは何か”という質問に、《守ることだって挑戦なんだと思うんですよね。(中略)だって家族を守ることだって大変だと思いますし、なにかしらの犠牲や時間が必要だったりもします》(NHKホームページ)と答えていた。どこかで、結婚生活の大変さを見据えていたのかもしれない。「羽生さんは、家族の献身的なサポートを受けながらスケート人生を歩んできました。特にお母さまはマネージャーのような存在で、ジュニア時代は衣装を手作り。選手時代も海外拠点や五輪に同行し、羽生さんの生活を支えていました。お父さまは練習に付き添い、お姉さまは羽生さんのホームリンクの職員で、今も続けているという話もあります。羽生さんは、“この両親の息子であることが幸せ”と話していましたし、ご家族を見習って、今度は自分が理想の家庭を築いていきたいと思ったのでしょう」(前出・フィギュアスケート関係者)■母の意見を押し切って結婚へ批判も覚悟のうえでの結婚発表。好意的な反応も多かった一方、想定外の波紋も相次いだようで――。「もともと羽生さんのお母さまは、今回の結婚には賛成していなかったそうです。羽生さんはそれを押し切って結婚したのだとか。離婚にもお母さまの影響があったのでは、と心配している関係者が大勢います。また、羽生さんの結婚直後、グッズの売り上げが激減してしまいました。アイスショーのチケットの売り上げにはそれほど影響はなかったのですが……。そのことも問題視されたのでしょう。結婚に懐疑的だったお母さまは、次々と耳に入る情報によって、A子さんと距離を感じたのかもしれません」(アイスショー関係者)実際、11月22日発売の『週刊文春』によると、結婚発表後の9月、羽生の個人事務所「株式会社team Sirius」に羽生の両親が取締役として加わったという。もともと取締役に就任していた羽生、羽生の姉を含め、実質的なファミリー企業になったのだ。しかし、“ファミリー”になったはずのA子さんが名を連ねることはなかった。ただ、A子さんにも思うところはあったようだ。芸能関係者はこう語る。「羽生さんの熱狂的ファンの中には、A子さんの母親のSNSまで突き止め、文句を言う人もいたといいます。遠く離れて暮らしている家族にまで被害が及ぶ状況に対し、A子さんもこのままでいいのか悩んでいたと思います」“理想の家庭”とはほど遠い母と元妻の凍った関係に、羽生も懊悩する日々を送っていたのだろう。「羽生さんは仙台の高級マンションを2部屋購入し、結婚後も家族と隣同士で暮らしているといいます。最近もアイスリンクへの送迎担当はご両親のままです。一方で奥さまとは別居の噂もありました。愛する妻の気持ちも、今までずっと近くで寄り添ってくれるお母さまの気持ちもわかるからこそ、悩みぬいて離婚を決めたのでしょう」(前出・芸能関係者)羽生は今春、こうも語っていた。《精いっぱい自分の幸せを削ってでも、ずっとずっと羽生結弦として全て背負って進んでいくんで、どうか応援してください》(「スポニチアネックス」、’23年3月13日配信)初の全国ツアー真っ最中に苦渋の選択をした羽生。1月にも公演を控えている。幸せと引き換えに彼の滑りは磨かれるのか―ー。
2023年11月28日小春日和となった11月23日の昼ごろ、都内の住宅街を沈痛な面持ちで歩いていたのは久本雅美(65)。迎えの車に乗り込んだ彼女が向かった先は、創価学会の東京戸田記念講堂だった。「この日、11月15日に亡くなった創価学会名誉会長・池田大作氏の学会葬が行われました。会場では池田氏の生涯をたどる映像が流されました」(全国紙社会部記者)東京戸田記念講堂の収容人数は約4千人。この会場に参列したのは、主に創価学会の“幹部クラス”に属する学会員だったという。創価学会に詳しいジャーナリストの乙骨正生さんは次のように語る。「久本さんは、創価学会の『芸術部』の副部長を務めています。テレビタレントとして活躍する久本さんのことを、生前の池田名誉会長は高く評価していました」好感度No.1タレントに君臨したこともある久本だが、20代のころは仕事もなく、生活に苦しんでいた。そんなとき、友人に誘われて入会したのが創価学会だった。入会後ほどなく、タモリが司会を務める『今夜は最高!』(日本テレビ系)のレギュラー出演が決まり、「この信心はすごい!」と確信したという。その後、久本にとって運命的な瞬間が訪れる。’92年1月、創価学会の新春幹部会の席で漫才を披露したのだ。当時の様子を、創価学会のPRビデオ『すばらしきわが人生Part2』の中でこう振り返っている。《終わってホッとしていたら、池田先生に『おもしろかったね』と開口一番におっしゃっていただいたんです。うれしくて、感動で、涙が出て。(略)信心してよかったな、先生と会えて本当によかったと思いました。そういう原点の日を先生に作っていただいて――》このとき《先生の弟子として恥ずかしくないように》と思いを新たにしたという久本。’90年代中ごろからレギュラー番組も増え、マチャミの愛称でお茶の間人気を高めていく。同時に、創価学会が支持母体である公明党の選挙運動にも尽力してきた。最近では旧統一教会の問題に端を発し“宗教と献金”や“政教分離”の議論が進んでいるが、創価学会もそうした指摘を受けた過去がある。「久本さんの存在感は芸術部に所属する芸能人の中でもトップクラス。創価学会のイメージアップに彼女がはたしてきた役割は極めて大きいでしょう」(乙骨さん)学会葬の翌日には、金曜レギュラーを務める『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)に出演、おなじみの明るい笑顔を見せた久本。“先生に漫才を捧げたあの日”を心のよりどころに、マチャミの芸人人生は続いていく――。
2023年11月28日「単純に嫌になっただけじゃない?結婚してみて、『違うなこれ』ってなったんじゃない? そういうことあるよ」11月25日放送の『今田耕司のネタバレMTG』読売テレビ)で、羽生結弦(28)のスピード離婚にこう異論を呈したのは元衆院議員でタレントの杉村太蔵(44)。羽生は今月17日深夜、Xを通じて突如として離婚を発表。その理由について、《現在、様々なメディア媒体で、一般人であるお相手、そのご親族や関係者の方々に対して、そして、私の親族、関係者に対しても、誹謗中傷やストーカー行為、許可のない取材や報道がなされています》と言及。《現状のままお相手と私自身を守り続けることは極めて難しく、耐え難いものでした》とした上で、《これからの未来を考えたとき、お相手に幸せであってほしい、制限のない幸せでいてほしいという思いから、離婚するという決断をいたしました》と記していた。だが杉村は羽生の説明に対して、「誹謗中傷やストーカー行為は犯罪行為ですから、普通だったら警察に相談する」と反論。「『過度な取材がある、誹謗中傷やストーカー行為がある。だから君を守るために離婚しよう』って、僕が娘の父親だったら『どういうこと?』ってなる」と疑問視し、「『愛する君を守るために君とは離婚する』『君の自由を守るため』って、そんなにパキッと理屈合いますか?」と投げかけていた。羽生が一般人女性との離婚を発表して1週間以上経つが、世論の風向きは徐々に変わってきているようで……。大胆な発言をした杉村に、ネット上では意外にも賛同する声が多数上がっているのだ。《タイゾー、見直した。よく言った。娘の親だったら。怒る。その視点に同感!!》《これに関しては杉村さんの意見の方がしっくりくる。愛してるから別れるって…3ヶ月では通用しないよ》《好きな人を守るために結婚するのだったらわかるけど、守るために離婚ってマジで理解できない》芸能界では杉村以外からも、羽生の離婚に対して様々な意見が出ている。和田アキ子(73)は19日放送の『アッコにおまかせ』(TBS系)で、同情しつつも「プライバシーが全くないということ。でもお付き合いしているときから、そういうこと分かっていたと思うんだけど」と疑問視していた。明石家さんま(68)も25日放送の『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で、リスナーの質問に答える形で羽生の離婚に言及。「何があってどうなったか、我々はわからない次元の話やからな」「各々言い分はあるやろうけどな」と、推し量っていた。とはいえ自らの経験を持ち出し、「離婚する時の疲労度って半端じゃないんですよ。結婚の時は意外と『結婚しよか』『はいよ、幸せに』って感じやけど、離婚って色んな揉め事が出てくるから。それが単なる『このお金をどうする』とか言うて、ものすごいやらしい戦いになるんですよ、離婚って」とコメント。最後は「羽生君も大変だったと思いますけど、お疲れ様でしたやな」と労いつつも、「まあまあ色々あるんやろな。まあ叩かれるよな」と呟いていた。「わずか105日間で結婚生活にピリオドを打った羽生さん対して、当初は同情の声が広がっていました。いっぽう羽生さんの結婚報告は、『入籍する運びとなりました』の一言のみ。お相手の素性などについては一切触れられなかったため、“予想合戦”が過熱。お相手のAさんついて、初めて実名を報じたのはAさんの地元である山口県の地方新聞社『新周南新聞社』でした。羽生さんの離婚コメントで、とりわけ同紙に批判が集中しましたが、担当者は11月20日に公開された『現代ビジネス』の記事内で猛反論。『なぜ結婚相手を隠す必要があるのか、まったく理解できません』と、首を傾げていました。なにしろ両家の多くの親族たちですら、結婚の詳細について知らされていなかったといいます。羽生さんの徹底した“秘密主義”は、裏目に出てしまっているようです」(スポーツ紙記者)羽生のスピード離婚は、結婚以上に世間の関心を集めてしまったようだ。
2023年11月27日11月27日、日本大学の澤田康広副学長が林真理子理事長に1000万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたと報じられた。各メディアによると、澤田副学長は訴状で、林理事長から9月に薬物事件対応の責任を取るよう伝えられ、「警視庁による澤田副学長への捜査が進んでいる」などと言われたと主張。このことについて、澤田副学長側は「故意に相手をおとしめる違法なパワハラだ」と指摘しているという。上層部同士の“内輪揉め”が発覚した日本大学だが7月に、都内にあるアメフト部の寮で大麻に関する情報が寄せられ、大学関係者が調べたところ、ロッカーから不審な植物片が見つかっていた。当時、林理事長は「報道されていますように違法な薬物が見つかったとか、そういうことは一切ございません」と真っ向から疑惑を否定。ところが8月5日、アメフト部員が寮で覚醒剤や大麻を所持していたとして逮捕され、その3日後に開いた会見では大学側の隠蔽疑惑も浮上した。「警察から『アメフト部の寮で大麻を使用している可能性がある』と大学側に連絡があったのは7月6日のこと。同日、大学側は自主調査を行い、大麻と思しき物質を見つけました。しかし、この時点では警察に知らせず、結果的にこのことを報告したのは12日後となる7月18日だったそうです」(全国紙記者)ところが会見で澤田副学長は不審な植物片について「見た感じは、微量で細かく大麻のカスかもしれないと思った」と明かしつつも、「我々は捜査機関ではなく教育機関。反省させて自首させたいと考えた。その日には自首できる状況ではないと判断した。すぐにブツを引き渡すことはしなかった」と発言。また林理事長も会見が遅れたことについて「隠蔽と言われることは非常に遺憾」などとコメントしたため、ネットでは《逆ギレ、開き直り、そして、言い訳。この組織、ここまでひどいとは…》など呆れるような声が上がっていた。そして今回パワハラ訴訟が伝えられ、騒動はさらに泥沼化することに。上層部の迷走ぶりに、ネットでは「学生がかわいそう」といった声が相次いでいる。《今そんなことしてる場合じゃねーだろとしか もう少し事が落ち着いてからやれや 見事なぐらい登場人物アホしかいねーな 本当に関係のない学生たちがかわいそうだわ…》《学園トップがこんな事を始めたんだから日大はもう学生達の事はどうでもいいみたいになってるな 学生たちは可哀想に》《確かに在学している日本大学の学生が一番可哀想よな。大学を運営しているトップ達が喧嘩をしてどうするんだかね…》《真面目な日本大学の学生が一番被害受けてる事を早く気付けとしか思えない》
2023年11月27日《今日は1日中ぐったりで、家にこもる。あれもやりたいこれもやりたい!と思っても身体が動いてくれなくて、マイナスな気持ちが心を占領してしまう》体調不良を理由に7月から休養しているフジテレビ・渡邊渚アナウンサー(26)。11月26日までにInstagramのストーリーズを更新し、現在の心境をこう明かした。続く文章では、《でも良く考えたら、また字を書けるようになったこと自体、すごいこと!》と前向きにコメント。《10年以上毎日書いていた日記を数カ月ぶりに書けるようになってまだ全然汚い字だけど自分の気持ちを残せるだけでも嬉しくて幸せなこと》と綴り、11月24日の日付が書かれた日記の写真を添えた。だがいっぽうで、手書きの日記には人生を悲観するような内容が……。冒頭と最後の文章は隠されていたが、美しい文字でこう綴られていた。《命の価値って何だろう。人生を値段にするならば、できるならば、私の26年はいくらになる?人生のリセットボタンがあるならば、私はすがるように押しただろうに》また渡邊アナは《ちなみにこれが書けなくなる前、最後の日記》として、入院1カ月後の8月2日に書いた日記も公開。そこには《今日は手の力も入らない》《だるくて起きてる姿勢をつづけられない》と、乱れた文字で綴られていた。フジテレビの港浩一社長は24日の定例会見で、渡邊アナについて「現在はすでに退院しています。通院治療中で快方に向かっている。体調が整い次第、復帰する予定」と言及したばかり。しかし局側のアナウンスとは裏腹に、渡邊アナは辛い心境をSNSに吐露してきた。「港社長は10月の定例会見でも、渡邊アナについて『快方に向かっている』とコメント。渡邊アナも同月22日に投稿したInstagramで、《私の人生こんなことに乗っ取られたくない!と思えるまで4ヶ月かかりました》《幸せを諦めないで生きていく》と意気込んでいました。ですが1週間後の29日に投稿されたストーリーズでは、体調不良を訴えていました。《患部の痛みで眠れず、何をしてても辛くて》《週4で病院、検査もたくさんして、一時は入院の文字も浮かびました》などと、心痛が綴られていたのです。心配の声が多数寄せられたためか、この投稿は自動的に消える24時間を待たずに削除されたといいます。退院したとはいえ、一進一退するような病状が続いているのかもしれません。病名が明かされていないだけに、渡邊アナの投稿に戸惑いを感じるファンも少なくないようです」(テレビ局関係者)闘病する渡邊アナの“心の叫び”に、ネット上ではさらに心配の声が広がっている。《こういう時になんて言ってあげたらいいのかね……》《かなり苦しそうだな。。家族などが支えになってると良いな》《これ予想以上にやばい症状なのでは?なんの病気なんだろう》《ここまで酷いとは思ってもいなかった。 とにかく生きていてほしい。今言えるのはそれだけです》
2023年11月27日「岸田内閣の支持率が“危険水域”まで下がりました。報道各社の世論調査では、朝日、毎日、共同、時事などはいずれも20%台。政党支持率でも自民党は下落してます。また、岸田首相が打ち出した、所得税減税等を盛り込んだ経済対策については、“評価しない”が8割を超えるところも。すでに与党内では、次の総選挙に向けて危機感を持っている議員が多くいます」(全国紙政治部記者)11月2日、政府は臨時閣議において、所得税と住民税を合わせて年間で1人4万円の減税方針や、住民税非課税の低所得世帯への7万円給付、ガソリン・電気・ガス代補助金の延長など17兆円規模の経済対策を閣議決定した。だが、減税の時期が半年後の“来年6月”。そして“1年限定の措置”であることなどから、緊急の物価高対策とは程遠い“単なるバラマキ”、“期待外れ”と、国民からは大不評を買っている。 当然、野党各党も今回の政府の経済対策に猛反発。さらに身内である自民党内からも批判の声が上がっている。「とにかく今、すぐやるべきことは、物価高対策。そして経済を好循環させることが急務です。そのためには、消費税減税と社会保険料を引き下げる。所得税減税や給付などよりも、はるかに効果が上がる経済対策になります」こう強く主張するのは、自民党財政政策検討本部の本部長を務める、西田昌司参議院議員だ。「給料が上がらないなかで、物価がどんどん上昇しています。物価高を抑えて消費を拡大させるためには、消費税減税がいちばん効果的です。ただし、これを実現するためには法改正が必要です。仮に減税することになったとしても、施行されるのは早くて来年の春以降になるでしょう。■すぐやれる対策で収入を増やすことができるだからその前に、すぐにやれる対策を実行する。それが社会保険料の減額です。これは通達でやっているので、やろうと思えば、来月からでもできます。社会保険料というのは、実質、社会保険“税”なんです。この負担を半分にすることで、まず収入を増やすことができます」(西田議員、以下同)今年度の社会保障給付費は、全体で約134兆円。このうち、被保険者が約41兆円、事業者が約37兆円を負担し、残りは公費などで賄われている(国が約37兆円、地方が約16兆円)。西田議員によると、被保険者と事業者の負担割合を半分にした場合、被保険者、事業者ともに約20兆円ずつ負担が減ることになる。そして事業者の減った負担分は従業員に“給与”として還元するという施策。そうすると、国民1人あたり年間32万円(40兆円÷1億2千500万人)の収入増となる。そして、できるだけ早く消費税減税を行う必要があるという。「消費税を10%→5%に引き下げます。消費税減税によって、あらゆるものが実質値下げになるので、購買力が増えます。ものが売れることにより企業はもうかる。そのぶん税収も増える。2〜3年経過を見ながらあらためて法改正議論をする。社会保険料の半減と消費税減税で、一気に経済が回ります」西田議員が提唱する経済政策が仮に実行された場合、家計はどれだけ潤うのだろうか。本誌は50代の勤労者世帯(2人以上)を対象にシミュレーションしてみた。2022年総務省「家計調査」によると、社会保険料は、月8万1千393円。これが半減された場合、4万696円の負担額となる。しかも、事業者分の半減された約4万円が給与として加算されることで、社会保険料はほぼ0円となり、月の収入が実質約8万円増えることに。次に支出はどうなるか。同調査によると、平均消費支出額は月36万2千648円。これが消費税5%になると、34万6千164円となり、1万6千484円も支出が減る。単純計算ではあるが、50代の勤労者世帯(2人以上)の場合、月約9万6千円(8万円+1万6千円)も潤うという結果となった。「減額された社会保険料と消費税減税分の負担は、国債を追加発行すればいいのです」ただし、それには将来的な財政破綻につながりかねないという、反対意見もあるはずだ。「国は中央銀行(日銀)を通して通貨を発行できるため、国債を発行しすぎて財政破綻することはありません。国債発行は通貨供給で、そのお金は国民に供給されます。国債発行が国民の借金であるというイメージを植え付けているのは財務省にほかならない」西田議員は、国債残高が2千兆円になっても問題はないという。「国債の償還は税金で支払っているのではなく、新たな国債発行で得た資金で行っています。現実には古い国債を新しい国債に入れ替えしているだけです。自国通貨建てで発行した国債は、返済不能に陥ることは絶対にありません」社会保険料の半減、消費税減税に加え、西田議員がもう1つ重要な経済対策として挙げるのが、法人税率の引き上げだ。「法人の実効税率(法人が負担する実質的な所得税負担率のこと)を、以前のように5割まで引き上げるのです。5割に戻すことで、企業の内部留保が減り、新たな事業展開にお金を投入するようになる。引き上げと同時に、投資減税とセットにすることで、企業の設備投資を促すことにもつながります。そうなると税収も増えて、経済もさらに大きく回ります」じつはこれらの経済対策、事前に岸田首相にもしっかり伝えられていたという。「岸田首相が国会で所信表明演説をする前に、私は内々に官邸に行って、直接、首相と側近の木原幹事長代理に進言しました。私の提言に岸田首相は、なるほどという顔をされていた。木原さんも“西田先生の言うとおりです”と言っていたので、てっきり所信表明演説では、そういう方向の話をするのだと思っていました。ところが、岸田首相は経済を回す効果があまり期待できない所得税減税にこだわった。理由はわかりません(笑)」いまからでも遅くない。岸田首相、国民が本当に求めている経済対策に耳を傾けるべきでは?【PROFILE】西田昌司(にしだ・しょうじ)自民党所属・65歳。京都市生まれ。参議院議員3期目。税理士でもあり、財政問題等に関するスキルが高く、党内随一の経済通として知られる。相手が総理大臣であっても歯にきぬ着せぬ物言いから“国会の爆弾男”の異名を持つ
2023年11月27日「会社の健康診断などでは、50代以上の半数以上の人が難聴(聴力検査で20デシベル以上は難聴とされる)と診断されることもあります。けれど、補聴器を用いるほどではないこともあり、放置している方が多いのです」『1万人の耳の悩みを解決した医師が教える耳鳴りと難聴のリセット法』(アスコム)が話題になっている、医学博士で馬車道木村耳鼻咽喉科クリニック院長の木村至信先生は語る。近年の研究では、難聴や耳鳴りが認知症のリスクを高めることがわかってきた。軽度の難聴でも約2倍、重度になると約5倍にもなるという。「難聴によるコミュニケーションの機会の減少も認知機能の低下につながります。難聴になると社会との関わりが狭くなり、活発な脳の活動を促す会話の機会が減ることに。認知症のリスクを高めるだけでなく、うつにつながることもあります」(木村先生、以下同)ただ、聞こえが悪くなったと感じた人の多くは、「どうせ病院に行ってもよくならない」「補聴器をつけるしかないから」とあきらめている。しかし、ほったらかしはNGだ。■耳ぎょうざのままで1分、これを1日3回行う多くの臨床データをもとにして、木村先生が考案した難聴のリセット法を紹介しよう。今回紹介するのは「耳ぎょうざ法」。手を使うだけの簡単なメソッドだ。手に息を吹きかけて温めたあと、手で耳全体を前に折り曲げ、耳をふさぐ。“耳ぎょうざ”のままで1分続けて(写真参照)耳から手を離す。これを1日3回行うのみ。「耳を閉じるときは強く圧をかけて、手を離すときにパッカと開けるイメージです。ただ、長時間閉じてはいけません。長くやりすぎたり、耳ぎょうざの状態で枕などで固定して寝ると、耳の中が蒸れ、外耳炎になることも」耳ぎょうざのメカニズムは、「この状態にすると、外からの圧がなくなります。そこで耳を開放すると外気が一気に入るので鼓膜が刺激され、血流も一気に加速するため鼓膜が動きやすくなります」この方法のほかに、【1】あくび耳抜き法あくびをして口の中に息をため、息を吐く前に口を閉じ鼻をつまみ、耳から空気を抜くように息を鼻に集め、耳から空気が出たら手を離す。体の中から鼓膜を動かす。【2】アオアオ発声法ア・オ・ア・オと発声することで鼓膜の内外の圧を整える。【3】耳マッサージ法耳全体をぐるぐる回したり、引っ張ったりすることで、頭痛・不眠・倦怠感などの不調を和らげる。なども有効で、これらをセットで行うとより効果的だ。耳の聞こえが気になる人は、今からでもすぐに試してみてほしい。
2023年11月27日《ショックです。何故…悲しさ、怒り、情けなさ…いろんな感情が湧いています。どのような事が行われていたのか全くわかりませんが、夫にはきちんと向き合ってほしいと思っています》11月22日、南野陽子(56)は夫・金田充史容疑者(52)が前日に業務上横領の容疑で逮捕されたことを受け、個人事務所を通じて被害者へ謝罪するコメントを発表した。「金田容疑者は静岡市の社会福祉法人『誠心会』の前理事長で元警察官の迫丸卓哉容疑者と共謀し、『誠心会』の口座から一千500万円を両容疑者の関係会社の口座に送金したのです。捜査関係者によれば、被害額は数千万円にのぼる疑いがあるといいます」(全国紙記者)南野は11年3月、43歳のとき4歳年下の金田容疑者と結婚。「年をとってからの結婚っていいです。いたわりあえる感じがする」と晩婚のよさを語っていたが、南野の知人は言う。「結婚当初から金田容疑者は金銭的にルーズな面が目立ちました。そもそも婚約会見で南野さんが披露したハリー・ウィンストンの指輪は、金田容疑者が『今は持ち合わせがない』と言い張って、南野さんがクレジットカードで全額支払いました。金田容疑者は結局、支払っていないはずです」結婚直後から、南野は金田容疑者の金銭トラブルに直面することになる。「結婚した翌月に『FRIDAY』で、金田容疑者が医療関係の会社社長に投資を持ち掛け、4億8千万円を騙しとったと報じられたのです」(前出・全国紙記者)■南野の所属事務所に夫の横領被害電話がその後も、金田容疑者には金銭トラブルの報道が相次いだ。「18年1月には『FLASH』が東京・赤坂のクリニックでの横領疑惑を報じました。金田容疑者は同クリニックの事務局長として金銭を管理していたにもかかわらず、9千万円以上の使途不明金があると告発されたのです。19年2月にも『週刊文春』で金田容疑者が事務長を務める都内の別のクリニックで1億8千万円の使途不明金があると報じられました。一連の報道について、金田容疑者は事実関係を否定していますが、従業員の給料未払い問題など、それ以外にも数多くの金銭トラブルが絶えなかったのです」(前出・全国紙記者)金田容疑者の金銭トラブルの総額は、報道によれば8億円以上にのぼる。当時、南野が所属していた事務所にも、金田容疑者の金銭トラブルに関する連絡があったという。「“金田容疑者がウチのお金を横領したが連絡とれない。妻の南野陽子さんに責任をとってほしい”という電話があったそうです。そのため金田容疑者に事務所に来てもらって、自ら電話対応をさせて責任をとらせるようにしたと聞きましたが、こんなトラブルが何度もあったそうです。金田容疑者が当時、乗り回していたベンツのナンバーは南野さんの誕生日の『623』だったんです。南野さんの名前を使って、相手を信用させていたんでしょう。あざといですよ」(南野を知る仕事関係者)前出の知人もこう証言する。「金田容疑者は南野さんの舞台にいろんな人を連れてきては楽屋で南野さんを紹介していたそうです。彼の“手口”なのでしょう。金銭トラブルをはじめ、金田容疑者にはあまりにもよくない噂が多すぎたので、南野さんの周りの人たちは『離婚した方がいい』と頻繁に話していました。でも南野さんはいつも『別れようとは思わない。お父さんの面倒をずっと見てくれているから…』と話していたんです」兵庫県内に住んでいた南野の実父はもともと普通の会社員だった。南野が85年に芸能界デビューした際は猛反対したが、89年には個人事務所の社長に就任して彼女を応援するように。そんな親子関係に大きな変化が訪れたのは12年前のことだった。「南野さんのお母さんが11年、心臓弁膜症で急逝したのです。テレビ出演のため死に目に会えなかった彼女は『もっと親孝行するべきだった』と悔やみ、残されたお父さんを東京の自宅に呼び寄せて同居生活を送るようになったのです。お父さんは以前から糖尿病を患っており、まもなく車いす生活になりました。そのとき南野さんに更年期の症状が現れたこともあり、仕事と介護の両立に非常に苦しんでいたそうです」(前出・知人)そんな南野が頼ったのが夫である金田容疑者だった。「病院経営に関わっていたため、リハビリや介護に詳しく、父親のことをできる限りサポートしてくれたそうです。夫婦の話し合いの末、お父さんは老人ホームに入居することになりました。金田容疑者は支払い口座や入金の管理を行っていたと聞いています。ところが、その老人ホームの費用の一部も、南野さんの知らないところで未納になっており、彼女が慌てて100万円以上振り込むことがありました。そのことを知った関係者は、さすがに南野さんに金田容疑者との結婚生活を考え直すように促したところ、『あんなにも父を支えてくれた夫が悪い人のわけがない!』と強弁していたそうです」(前出・知人)実父は昨年5月、85歳で亡くなった。南野も昨年末に20年以上所属していた芸能事務所を退所した。「今年から金田容疑者は南野さんの個人事務所のマネージャーとして働いてました。現場にも同行していました」(テレビ局関係者)8億円以上の金銭トラブルが報じられた夫とともに再出発を果たした矢先の逮捕――。「南野さんは年末、『仮面ライダー』映画に出演しますが、金田容疑者の逮捕により、来年はコンプライアンスを重んじるテレビ局からのオファーは厳しいです。彼女の仕事に大きな支障が出てくるでしょう」(前出・テレビ局関係者)“妻の意地”で選んだ新たな道は十字架を背負う茨道となりそうだ。
2023年11月27日《今年も今のところ結婚願望なし、卵子凍結済みで生活してます》11月21日、Xにこう投稿したのは、タレントの指原莉乃。この日、31歳の誕生日を迎えた指原が卵子凍結していたことを明かすと、たちまち話題を呼び、トレンド入りする事態に。昨今、”卵子凍結”が女性のライフ、キャリアプランの選択を広げるひとつの手段として注目されている。この指原の”卵子凍結”の報告に対し、Xでは《うちは不妊治療してたから卵子凍結は素晴らしい判断だと思う》《結婚願望は無くても、子供は産める選択肢を拡げるのはいいよね》《わたしも検討したいって思えた!!!》など、共感が続々と寄せられている。東京都は今年9月から18〜39歳の都内在住女性を対象に、一定の条件下で卵子凍結の費用を最大30万円支援する助成金制度を開始している。都が”想定の2倍以上の2160人から申し込みがあった”と明らかにしている通り、卵子凍結はキャリアと出産を両立したい若い女性などから期待された選択肢のひとつとなっているのだ。一方で、X上では医療関係者による安易な卵子凍結のリスクを指摘する投稿も目立った。産婦人科医の宋美玄先生は、卵子凍結は「魔法でも保険でもない」として、正しい知識を得てほしいと指摘する。今回はそんな宋先生に、卵子凍結のメリットとリスクを解説してもらった。■未受精卵の凍結は、受精卵の凍結に比べ子供を授かる確率は低くなるそもそも卵子凍結には、受精卵の凍結と未受精卵の凍結の2種類があるが、今回話題になっているのは、後者の未受精卵の凍結だ。「未受精卵の凍結の中には、”医学的適応”のものと”社会的適応”と呼ばれるものがあります。医学的適応は、若くしてがんになって抗がん剤治療や手術が必要になった場合、そのまま治療すると将来子供ができなくなってしまうから、先に卵子を採っておくというもの。一方で、社会的な卵子凍結は、今パートナーは決まってないけれど、将来妊娠できるように未受精卵の状態で保存しておくというもので、より幅広い人が対象となります」しかしながら、認識しておきたいのは、卵子凍結は”将来の妊娠”を確実に約束するものではなく、過信は禁物だということ。「まず、受精卵の凍結に比べて未受精卵の方が子供を授かる確率は低くなります。卵子の中にはそもそも受精しない卵があるためです。確実に受精した卵子だけを凍結する通常の不妊治療に比べて、未受精卵はそのひとつ前のステージとイメージすればよいでしょう。さらに、解凍の技術が難しいことも加わります。未受精卵はブヨブヨのイクラのような状態ですが、受精卵はある程度細胞分裂が進み肉のような状態になっています。イクラと肉でイメージするとわかりやすいと思いますが、細胞がぎっしりしている方が解凍しやすいのです。これらの理由から、未受精卵は受精卵に比べて妊娠の確率が低くなります。仮に10個の卵子を凍結しても、その10個全部を受精卵として体内に戻せるというわけではないということです」■現時点では卵子凍結から子供を授かる割合は高くないまた、費用にくわえて体にかかる負担も大きい。「不妊治療も保険適応の前は高かったですが、卵子凍結も高額です。費用はまちまちですが、保管料は別として、採卵から凍結までは100万円いかないくらいが相場です。また、保管料は保管容器のキャパシティもありますし、保管する卵子の数と年数が増えればその分上がります。採卵は、膣の奥から針を刺して行いますが、腹膜という痛みが生じやすい場所に針を刺すので痛みはあります。麻酔もできますが、麻酔に伴うリスクもあるし時間もかかります。また、たくさん卵を取るために排卵を誘発する注射をしますが、卵巣過剰刺激症候群といって、お腹や胸に水が溜まったり、脱水で命に関わるような合併症を引き起こす可能性も無視できません。男性の精子を採取するのに比べ、女性の卵子を取り出すのはすごく大変なんです」そして、海外の事例を見ると、卵子凍結から実際に子供を授かる割合は決して高くはないということも知っておいた方がいいという。「’22年10月のイスラエルの報告だと、‘11年から’18年の間に446人が卵子凍結を行って、その卵を利用しようとした人は57人、最終的に生まれた赤ちゃんは13人です。ある程度若いうちに採卵した方が卵質はいいのですが、若い人の場合、その後パートナーと出会って自然に妊娠して使わないというケースもありますし、逆に40歳くらいで採卵しても45歳までには体に戻すので、それまでにパートナーに出会えるかもわからない。凍結した卵子を使わないケースが多いことに加え、実際に卵子を使用した人のうち子供を授かったのが約2割と決して高くはないのが実情です」卵子凍結をする場合は、年齢が若い方が卵の質がよく、凍結しておいた方がいいとされる卵の数も少なくていいそうだ。「一般的には、若いうち、30代半ばくらいまでの卵子の方が成績はいいです。凍結自体はお金さえ払えば長期間でも可能。卵子を戻す際の着床に関しては年齢はさほど関係ないですが、高齢になる程ほかの合併症のリスクは増えます。また、凍結する卵子の数は決まっていませんが、文献から抜粋すると、34歳で10個、37歳で20個、42歳で61個ぐらいあると、大体4人に3人は赤ちゃんを授かるとされています。ただ、加齢とともに卵は採れにくくなるので、42歳で61個を一度に採卵するのは物理的には難しいです」■卵子凍結は女性にとっての希望の光だからこそ、正しい知識をここまではシビアな話も多く出たが、宋先生自身も人生の状況次第では卵子凍結という選択をしたかもしれないと話す。「たぶん私も30歳くらいでパートナーがいなかったら卵子凍結をしたと思います。自分は30代前半で留学しましたが、やっぱり妊娠できなくなるのが不安で途中で帰国して出産しています。もし自分にそうした選択があったらまた違った人生だったかなと思います」宋先生は、卵子凍結は希望の光であると同時に、安易に勧められている状況に懸念を抱いているのだという。「女性が加齢とともに妊娠しづらくなるということは、今までならどうしようもないことでした。適齢期にパートナーがいるとも限らず、そういう人にとって卵子を保存できるというのは非常に期待されている技術です。ただ、個人の選択肢として卵子凍結はいいと思いますが、公費を投じることは少子化対策としてはコスパが悪いと思います。また、メディアの方で卵子凍結している人たちの”こうだったらいいのにな”という希望がそのまま記事になってるのをよく目にすることも気がかりです。将来的に”妊娠できると思っていたのにできなかった”とならないように、正しい情報を知って選択してほしいと思っています。人生の色々な他の要素とあわせて、やるかやらないか、何歳でやるかを決めていただきたいです」
2023年11月26日今週もロト1等の当せん売り場情報を本誌では独自に入手。今回は10月23日に抽せんがあった第1838回ロト6で1等1億6千5百6万7,400円が出た東京都「竹の塚イトーヨーカドー前チャンスセンター」と宮城県「イオン栗原チャンスセンター」を紹介しよう。「ここ足立区竹の塚は東京の北端に位置し、東武スカイツリーラインの駅名はカタカナの『ノ』ですが、町名は平仮名の『の』を用いて『竹の塚』、売り場名は駅に合わせて『竹ノ塚イトーヨーカドー前チャンスセンター』となっています」と話すのは店長の榎本隆弘さん。じつはこの竹の塚からは今年6月22日抽せんのロト6で「竹ノ塚イイダチャンスセンター」から1等3億8千万円が出たばかり。そして昨年11月14日抽せんの第1741回ロト6では今回の「竹ノ塚イトーヨーカドー前チャンスセンター」から1等2億8千万円が出ており、竹の塚という狭いエリアから1年の間に3本のロト6の1等が出るというまさに奇跡の爆当たりぶりなのだ。「残念ながら『竹ノ塚イイダチャンスセンター』はこの夏、スーパー『イイダ竹ノ塚店』の閉店に伴って売り場を閉鎖したばかり。そこへ再び今回『竹ノ塚イトーヨーカドー前チャンスセンター』が大当たりとあって“宝くじの神様が竹の塚エリアに集中して幸運を振りまいている”と町中が湧きたっています」(榎本さん)これほど都内で竹の塚だけから億万長者が相次いでいる“幸運の源”ではと囁かれているのが地名の由来ともなっている「古墳」の存在だ。「竹ノ塚周辺は白旗塚古墳を始めとして一帯に無数の古墳(塚)が存在し、そこに竹が自生していた様子から『竹塚』と呼ばれるようになったと伝えられています。実際、白旗塚古墳のある白旗塚史跡公園に行くと、円方の古墳を前に埴輪が並んでいて、古代を思わせる景色。公園を流れるせせらぎの中から水がこんこんと湧きだしているようで、たいへんエネルギーを感じるエリアなんです」(榎本さん)今回、同時に1等1億6千円超が出た「イオン栗原チャンスセンター」は宮城県北西部に位置する栗原市、東北新幹線のくりこま高原駅から徒歩3分のイオンスーパーセンターにある。「じつはこの売り場の近くにも近郊に知る人ぞ知る30数基の古墳が群集する、県の指定史跡『鳥矢ケ崎古墳群』があります」と話すのが店長の児玉直樹さん。この売場では、過去にも2年間でミニロト1等が3回も出たり、年末ジャンボミニで1等が出たりと、以前から地元では“当たる売り場”として評判なのだという。「先日も大当たりした常連の男性から『新しいトラクターを買ったよ!』と報告があったばかり。ほかのお客さんは『憧れの100万超の高級腕時計を買った!』と販売員に見せていただいたそうです(笑)。私たち販売員は、お客さんの当たりの瞬間に立ち会える事が何よりの喜び。もしかしたらこれほど大当たりに恵まれるのは“鳥矢ケ崎古墳群”パワーかもしれません」(児玉店長)1年間で3本のロト1等が出続ける奇跡の「古墳の街」竹の塚。かたや30数基の古墳が群集する『鳥矢ケ崎古墳群』があるくりこま高原。古来、古墳はお墓であると同時に、人々の平和と繁栄を願う儀式が行われる聖地であったとされる。古代より開運パワーが秘められていた“古墳パワー”売り場で、あなたも次の億万長者を目指してみてはいかが?【売り場データ】「竹ノ塚イトーヨーカドー前チャンスセンター」東京都足立区竹の塚5-18-5「イオン栗原チャンスセンター」宮城県栗原市志波姫新熊谷11 イオンスーパーセンター栗原志波姫店ATMコーナー隣
2023年11月26日瀬戸内寂聴さん。《書いた愛した祈った》、墓石に刻まれた言葉のように、小説家として、女性として、そして僧侶として命を燃やし尽くした寂聴さんが旅立ったことに喪失感を覚えている人も多い。今回は三回忌を機に、交流のあった6人が、忘れられない思い出と、「いま寂聴さんといっしょにしたいこと」「いま寂聴さんにお願いしたいこと」を語った――。■「いまこそ、平和の尊さを訴えてください」歌手、俳優・美輪明宏さん(88)「時が経つのは早いですね。瀬戸内さんと初めてお会いしたのはもう50年以上前になります。雑誌のインタビュアーとして、私が当時住んでいた新宿のマンションまでお見えになったのです。まだ瀬戸内さんが人気作家になる前でしたが、私はその数年前に小説『女徳』を読んでおりまして、「面白い文章を書く方だな」という印象を受けていました。瀬戸内さんは、私より13歳年上でしたが、誕生日が同じ5月15日だったこともあり、『私たち双子じゃないの』なんて、言い合ったこともあります」三島由紀夫氏が脚本を手がけた舞台『黒蜥蜴』で美輪さんは主演しているが、三島氏は寂聴さんの少女小説家時代のペンネームをつけてくれた人物でもある。「私は三島由紀夫さんをはじめ、多くの小説家とお付き合いしました。皆さんに共通するのが記憶力の凄さです。初対面から数年後に再会したとき、瀬戸内さんがリビングに置いてあった家具や、壁紙にはビロードが張ってあったことなどを記憶していたことに驚かされました。また寂庵の本棚には、たくさんの本がぎっしり詰まっていたのですが、どの本に何が書かれているのか、スラスラ話せるほどだったのです」2015年7月、原爆投下から70年を目前にした長崎市で、2人はトークショーに臨んだ。「トークショーのテーマの1つが反戦でした。私も実家のカフェで働いていた青年が出征することになり、見送りに行ったときのことなどを話しています。汽車が出る瞬間、駅に来ていた青年のお母さんが、彼の足にしがみついたのです。『死ぬなよ。どげんなっても、生きて帰ってこいよ』と。すると憲兵が『この戦時下になんだ!』と、お母さんの襟首をつかんで突き飛ばして、彼女は鉄骨に額をぶつけて、血を流していました……。いまは、そうした時代に逆戻りしてきているように思います。瀬戸内さんも、『戦争に、いい戦争とか、国民の幸せのための戦争なんていうのはないんですよ。集団人殺しですからね。自衛隊員にもそれをさせてはいけない』、そうおっしゃっていました。あの方は同じ思想や価値観を持っている、そう感じてきたのです。現在、ロシアとウクライナ、そしてイスラエルとハマスが戦争をしています。人間はいずれ死にます。ただし、罪なき市民を殺したり、虐殺をしたり、略奪を繰り返した人間は、死んだ後も、その犯した罪は消えません。瀬戸内さんもご存命であれば、世界で戦争が続いている状況にイライラなさっているのではないでしょうか。もしかしたら現地に駆けつけていたかもしれません。いまこそ“反戦”と“平和の尊さ”について、訴えていきたかったんだと思います」■「先生は観音様みたい。あのやわらかくてあたたかいハグを」詩人・伊藤比呂美さん(68)「コロナ禍以前は、2〜3カ月に1回ほど、寂聴先生に会いたくなって、寂庵を訪れていました。私はアメリカでの生活が長かったこともあり、寂聴先生とお会いするときは、いつもハグをさせてもらうんですね。やわらかくて、あたたかくて、小さくて、まるで観音様を抱いているようなんです。叶うことなら、また先生にハグをさせてもらいたいです」こう語るのは詩人の伊藤比呂美さん。’08年、紫式部文学賞を受賞した後、雑誌の対談企画をきっかけに、寂聴さんとの交流が始まった。初対面で伊藤さんが「ブラジャーをつけ忘れちゃった」と、気づいて慌てたが、寂聴さんも法衣の下からブラジャーを脱ぎとり、お互いノーブラで対談に臨んだという。「私は何度か結婚・離婚を繰り返し、20年間アメリカに住んでいましたが、親の介護のために日本と行き来したりしていました。そんな私の経歴も面白く感じてくださったのかもしれません」以降、たびたび寂聴さんのもとを訪れ、さまざまな相談をしたり、話を聞いたりした。「先生の前では、自白剤を飲んだかのように、なんでも話すことができるんです」寂庵の近くにある料亭で会食をしたときは、偶然、政治家の野中広務氏と顔を合わせた。自民党幹事長や内閣官房長官として強面のイメージが強い野中氏だが、「寂聴さんとお会いしたときは、すごくニコニコした笑顔。先生の前では、誰もが鎧を脱いでしまうんでしょうね」寂聴さんは伊藤さんとの話が盛り上がってくると、スタッフに「赤ワインを持ってきて」と、お酒を楽しむことも多かったという。「血の滴るようなお肉をごちそうしてくれたことも。法衣ではなくて、派手な柄がプリントされたトレーナー姿で、ワイングラスをくるくると回す所作がすごくかっこよかったのが印象的です」伊藤さんが新聞紙上で人生相談をしていることも、寂聴さんは自身との共通点と感じていたのかもしれない。「寂庵で法話を見学していたら、寂聴先生が『今日はゲストがいます。人生相談がお上手なので、今日はこの人に任せます』って、いきなり登壇させられたこともありました(笑)」思い出は尽きないが、なにより心を惹きつけられたのは寂聴さんが生み出す文学だ。2019年には、高橋源一郎氏、平野啓一郎氏、尾崎真理子氏らを招き「寂聴サミット」を企画したこともあったほど。「『比叡』や『女人源氏物語』、70代でお書きになった『場所』など、素晴らしい作品ばかりです。ちょうどいまは先生が現代語訳した『源氏物語』を読んでいます。作品にふれることで、先生といっしょにいられます。ただ、ハグをしたときのぬくもりを感じることができないのは……、やっぱり寂しいですね。まだ私の手に残る寂聴先生の感触が頼りです」■「夢に出てきて、思いっきり私のグチを聞いて!」秘書・瀬尾まなほさん(35)「瀬戸内先生の写真のそばに置いてある『日めくり暦』をめくって、お香を焚くことから、私の1日は始まります」寂聴さんが逝去するまで約10年間、スタッフや秘書を務めた瀬尾まなほさん。「いまさらですが先生の言葉は説得力があり、素直に納得するものばかりです。先生が亡くなってしまってから、より先生が残した言葉が胸に響くようになりました」特に最近、印象に残った言葉は次のようなもの。《骨身に沁みてつらいと思う経験も、歳月が経って振り返ってみると、あの時、ああいう目に遭ったからこそ、今の自分があるのだと思えるようなことがあります》自宅や職場、いたるところに寂聴さんの写真が飾ってあるという。「寝室には大きなパネルもあるのです。2022年に私が『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演したのですが、スタジオで先生の写真をパネルにして使っていて、それを後で送ってくださったのです。朝起きたら、『先生、おはようございます』と挨拶をしています。そこは“瀬戸内先生コーナー”のようになっていて、写真や先生が作ったかわいらしい土仏や、少し分けていただいた遺骨も置いているのです。だから先生を思い出さない日はありませんね。それなのに、先生は夢に出てきてくれません。ずっと強く思い続けているのに……。私が育児で悩んだとき、人間関係に疲れたとき、いつもグチを聞いてくれていました。そして『何言ってるの!』と明るく笑い飛ばしてくれたのです。そのおかげで、私も自分の悩みなんて、たいしたことではないのだと思えるようになりました。夢の中で、もう一度先生に思いっきりグチを聞いてほしいと思います」瀬尾さんは3歳と1歳、2人の男の子の母でもある。「先生は教育の悩みを聞いたときには『いいところを見つけて伸ばしてあげなさい』と、おっしゃっていました。私も子供たちの“長所”を見つけてあげたいです」天台寺がある岩手県は寂聴さんのゆかりの地でもある。11月3日から「たくさんの愛をありがとう追悼瀬戸内寂聴展」が盛岡市民文化ホール・展示ホールで開催されており、初日には瀬尾さんが講演を行った。「テーマは『寂聴先生との10年間』。私が大学を卒業してすぐに寂庵に就職することになってから、先生と過ごした日々をお話ししました。1時間というと長いようですが、先生との思い出を話しているとあっという間。話している途中、涙が出てしまうことも。私が最初に講演をしたのは母校でした。先生に『うまく話せるかどうか不安です。いっしょに来てください』とお願いしたら、『大丈夫、まなほならできるから、1人で行きなさい』と、背中を押してくれました。私が大勢の人の前で話すようになるなんて、先生と出会う前は想像もしませんでした。人生を変えてくれた先生は、いまも私の“いちばんの味方”なのです」
2023年11月26日2021年11月9日、99歳で逝去した瀬戸内寂聴さん。《書いた愛した祈った》、墓石に刻まれた言葉のように、小説家として、女性として、そして僧侶として命を燃やし尽くした寂聴さんが旅立ったことに喪失感を覚えている人も多い。今回は三回忌を機に、交流のあった6人が、忘れられない思い出と、「いま寂聴さんといっしょにしたいこと」「いま寂聴さんにお願いしたいこと」を語ったーー。■「“薬のような苦言”でたしなめてほしい」エッセイスト、小説家・阿川佐和子さん(70)「寂聴さんのことは、幼いころに父(作家の阿川弘之氏)から植え付けられた先入観で、圧倒的に男性からモテるタイプだと思い込んでいました。実際にインタビュー取材で初めてお会いしたとき、コロコロとまるくて、ニコニコのお顔やかわいらしい声など、男性にモテる要素が満載でした」こう回想するのは阿川佐和子さん。寂聴さんとの思い出で印象に残っているのは’91年ごろ『筑紫哲也NEWS23』でアシスタントを務めていたときのこと。「世間では女性のニュースキャスターが憧れの職業として見られていましたが、私自身はそんな立派なものでもないし、報道向きの人間じゃない。それに、ちっとも結婚できないし、自分が恵まれているとは思えなかったんです」そんな不満を見透かすように、筑紫哲也氏とともに寂庵を訪れた阿川さんへ、寂聴さんは「あらあら、お父さまは元気?」と挨拶すると、目を見据えて「あなたはね、そこに座っているだけで、人に嫉妬されるわね」と語った。「ハッとしました。たいして能もないのにもかかわらず、運よく親の七光りでライトの当たる場所にいられたのに、私は“恵まれていない”とウジウジしていたのです。寂聴さんの言葉が最後の決め手となって“このままじゃいけない。もっと地に足をつけなくては”と思い、’92年に『NEWS23』をやめることにしたのです。それから1年ほどアメリカで一人で生活をしました。何か大いなる成果があったわけではありませんが、あの経験があったからこそ、いまの私があるのだと思います」帰国後は『週刊文春』でライフワークとなる対談企画を開始し、仕事の幅も広がっていった。それから数年後の’90年代後半にもまた直感力に驚かされることに。「某ホテルでフルコースがついた、富裕層向けのトークショーの司会を定期的に請け負っていたのですね。優雅で楽しい仕事ではあったのですが、一方で“私はこういう仕事をしたかったのだろうか”という疑問も感じていました。そんなとき、ゲスト出演してくださった寂聴さんに『まあ、あなたはずいぶん恵まれた仕事してらっしゃるのね』と言われて……。嫌みではなくポジティブな言葉として受け止めることができて、結局、この仕事もやめることに(笑)。何か大きな決断をするとき、いつも寂聴さんの一言があるのです」阿川さんは11月に70歳となり、節目を迎えたためか、こうした寂聴さんの言葉がよく思い出されるという。「高齢者になれば、人から苦言を呈されることが少なくなります。それは年をとって立派になったわけではなく、年上の人を失ってしまうからです。誰からも怒られないのは快適でもあるけど、それは危ないと思うのです。“それは違うんじゃないの”と意見してくれる存在って、すごく大事。寂聴さんには、ずっと私をたしなめてほしかったです。いまでも“薬のように、よく効く一言”が欲しくなります」■「“すっぴん”の私の悩みを聞いてください」女優・三田佳子さん(82)「寂聴さんの原作で、巨匠・豊田四郎監督が手がけた映画『妻と女の間』(’76年公開)に主演したとき、初めてお会いしました。まだ30代だった私の役どころは、仏門に入る前の“瀬戸内晴美さん”を投影した四姉妹の長女でした。豊田監督からは『女として生きる』を意識して演じるように指導いただきました」三田佳子さんと寂聴さんの出会いは半世紀近く前にさかのぼる。同作品には尼僧役として寂聴さんも出演しているという。「撮影現場にいらしたときにご挨拶しましたが、笑顔が素敵で眩しく感じたことを覚えています」それ以降、季節ごとの手紙のやりとりや対談をするように。さらに縁が深まったきっかけは、寂聴さんのライフワークでもあった現代語訳『源氏物語』のオーディオドラマの朗読を、三田さんが担当したことだった。「私は54歳のときに子宮体がんが見つかったのですが、闘病を終えて1〜2年したころにご縁をいただいたんです」三田さんは紫式部として物語の朗読を、中村橋之助(現・中村芝翫)が光源氏役を担当した。「ほかにも沢口靖子さんが紫の上を担当したり、総勢240人もの出演者により寂聴さんの54帖に及ぶ源氏物語を読み切るというものでした。がん闘病後、初めての大仕事だったので不安もありました。でも、足かけ3年に及ぶ長丁場でしたが、ワクワクしながら寂聴さんの物語の世界に入ることができ、続けるにつれ病気のことも忘れ、CDにして115枚分の録音を終えたときは、すっかり元気になっていました」制作発表会見は、寂聴さんと共に臨んだ。「会見後の控室で、誰かが『オーディオドラマのCDは全巻セットで定価が34万円もする』と言ったんですね。それを聞いた寂聴さんは『あら高いわねえ。私なんて一生懸命書いているのに、本は1冊2千〜3千円くらいなのよ』と笑っていらして。そんなユーモアとかわいらしい笑顔で、場の雰囲気が一気になごみました」寂聴さんはまるで桜のようだと三田さんは語る。「何百年も生きてきた大木に、爛漫として咲く花で人々に華やぎを与え、そして潔く散る姿でも人を魅了するのですから」不倫や子供との別れなど、人生の労苦を作家として作品に書き記し、瀬戸内寂聴という桜を咲かせてきたというのだ。「いつの間にか、私も女優を始めて63年になります。その間にはつらいこともありましたが、“すべて糧になるんだ”と思えたのは、寂聴さんの生き方を見てきたからだと思います。ただ一つ心残りは、2人きりでお話ししたことがないこと。お化粧もせず、寂庵でお酒でも飲みながら、いろんな悩みを聞いてもらったりしたかったですね。きっと寂聴さんは『あなたは、そのままでいいのよ』と、笑って勇気づけてくださると思います」■「思い出話をしながら、お酒を飲みましょう」エッセイスト・嵐山光三郎さん(81)編集者・作家・エッセイストと、多彩な活動で知られる嵐山光三郎さん。寂聴さんとの交流は、作家と担当編集者という関係からスタートした。「僕は37歳で月刊『太陽』の編集長になったのですが、就任から5カ月ほど後に、瀬戸内さんの西国三十三カ所巡礼を誌面で特集することにしたのです。広島県・山野で撮影するため京都駅で瀬戸内さんと待ち合わせをしたら、脚絆・甲掛・草鞋という巡礼姿で、杖や菅笠も持っていましたから、目立って目立って。大作家ですからグリーン車にと思っていましたが、瀬戸内さんは『30分ぐらいでしょ。立っていきましょうよ』と、新幹線のドアの前で、ずっと立っていたのです。その姿を見た人たちが、みんな瀬戸内さんを拝む。『これが巡礼というものよ。私は生き仏だから、みんな拝むのよ』そう自慢していました(笑)」ちなみに、その寂聴さん特集号は、即日売り切れたという。「小説以外の瀬戸内さんの功績といえば、岩手県・天台寺を立て直したことでしょうね。荒れ果ててしまったお寺を、原稿料をつぎ込んで復興したのですから、偉いですよ。私も同行して天台寺の法話を聴きましたが、本当にお上手で。『大勢の人に話すときは、1分に1度は笑いをとらなきゃダメです。吉本興業のタレント並みの技術がいります』と、おっしゃっていました。偉ぶった話ではなくて、生きること・死ぬことを楽しく話すところが素晴らしかったです。瀬戸内さんの『言葉のお薬』で、自殺をやめた人もいるんです」寂聴さんが救ったのは、法話を聴きに来た人々ばかりではない。「当時、僕も出演していた『笑っていいとも!増刊号』に、瀬戸内さんが来てくれることになったのです。ところが前日になって『(東京には)行かない』と。大麻事件の後、ショーケン(萩原健一さん)が京都・寂庵に逃げ込んだことがありました。何の付き合いもなかった彼を瀬戸内さんが匿ったのです。ショーケン自身が自分の居場所をメディアに知らせてしまったそうで、報道陣が寂庵に集まってしまって……。中を撮影しようとしたテレビクルーを、瀬戸内さんはホースで水をかけて追い払った。そのなかにフジテレビのクルーもいたそうで、瀬戸内さんが『そんなテレビ局の番組には断じて出ない』と」ディレクターに頼まれた嵐山さんは、東京に来て番組に出演してもらうために、寂聴さんに電話することになったのだという。「瀬戸内さんは出家した理由について、いろいろ小説に書いていましたが、80歳のときに突然、『あれは更年期障害のせいだった』って。あれだけ自分のことをざっくばらんに話して、それでもあっけらかんとしている。そういう人は、最近はいなくなりました。瀬戸内さんとは、またいっしょにお酒を飲みたいです。思い出話をしながら、楽しくお酒を飲んで騒ぎたいですね」【後編】「平和の尊さを訴えて」「夢に出てきて」三回忌追悼企画“いま寂聴さんに願うこと”へ続く
2023年11月26日11月25日放送の『朝だ!生です旅サラダ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)を、2週連続で欠席した神田正輝(72)。共演者の松下奈緒(38)はオープニングで、「先週に引き続きまして、神田さんは今日も体のメンテナンスでお休みとなります」とアナウンスした。前回18日の放送では、勝俣州和(58)が神田のメッセージを代読。「72歳で初めて、体のメンテナンスをすることになりました。きちんとメンテナンスをしてすぐ戻ります」と、呼びかけていた。しかし、すぐに復帰とはいかなかったようだ。「24日に『NEWS ポストセブン』が神田さんについて、1週間程度の検査入院をしていたと報じたばかり。神田さんは若い頃からスポーツで体を鍛えていたこともあり、健康には自信があったようです。それでも神田さんの体調を心配したスタッフが、診察してもらうように説得したといいます。検査結果は明らかになっていませんが、今週も大事を取って休んだのかもしれません」(週刊誌記者)そんな神田の健康不安が囁かれはじめたのは、今年に入ってからだった。「『旅サラダ』の放送を重ねるごとに、神田さんの痩せ細っていく様子や白髪の急増を心配する声がSNSで相次いだのです。いっぽう8月中旬に『女性セブン』の直撃に応じた神田さんは、“1年半前からファスティング(※一定期間食事を断つこと)をしている”と健康をアピールしていました。神田さんが『旅サラダ』のMCに就任してから、今年で26年目。’21年12月に愛娘の神田沙也加さん(享年35)が急逝した直後も、休むことなく気丈に生出演を続けてきました。昨年3月に出席した同番組のイベントでは『僕がいつまで続くか。死ぬまでというわけにはいかないので頑張ります』と意気込みも。俳優業は引退状態となっていますが、神田さんにとっては唯一のレギュラー番組。共演者やスタッフとの絆も強く、並々ならぬ熱量で臨んでいるようです」(芸能関係者)本誌も猛暑日となった7月下旬、大阪で『旅サラダ』に生出演するため羽田空港に向かう神田を目撃していた。体調の異変を察知させないためだったのか、黒いマスクとキャップに白色のジャケット姿が印象的だった。土曜日の“朝の顔”として走り続けてきた神田に、ネット上では改めて体調を慮る声が広がっている。《無理をしないでほしいです》《とにかく、無事に戻ってきてほしい》《1ヶ月でも、2ヶ月でもお休みでいいと思う。万全な体調で戻って来てくれることを祈ります。やっぱり、神田さんがいない旅サラダは寂しいんだよなぁ》《神田正輝さんの体調不良に心からの憂慮と応援の気持ちでいます》
2023年11月26日今年もあと1カ月と少しで終わるなか、待望の『NHK紅白歌合戦』の出場者リストが発表された。毎年、その顔触れに注目が集まるが、今年はこれまでその枠の多くを占めていた旧ジャニーズに所属するタレントが出場しないこともあり、より注目が集まっている。紅組からは新しい学校のリーダーズ、Ado(21)、ano、伊藤蘭(68)、MISAMOの5組、白組からは大泉洋(50)、キタニタツヤ(27)、すとぷり、Stray Kids、SEVENTEEN、10-FEET、MAN WITH A MISSION、Mrs. GREEN APPLEの8組と、計13組が初めて紅白の舞台を踏む。果たして、この初出場者ら13組について、「納得感」の高いアーティストは誰なのか?20代以上の500人を対象に初出場に「納得できる」「納得できない」アーティストは誰なのかを調査した。本稿では「納得できる」アーティストの結果を公表する。3位に選ばれたのは、Mrs. GREEN APPLE。’13年に結成したロックバンドで、今年で活動10周年を迎える。当初は男女5人組で活動していたが、’20年に一時活動をストップ。’22年からは、大森元貴(27)、若井滉斗(27)、藤澤涼架(30)の3人で活動を再開し、10代~20代を中心に幅広い層から支持を集めている。今年リリースした「ケセラセラ」は、優れたミュージックビデオを表彰する『MTV VMAJ 2023』で、年間で最も優れたMVに贈られる「Video of the Year」を受賞。同楽曲は、春クールのドラマ『日曜の夜ぐらいは…』(テレビ朝日系)に主題歌にも選ばれている。また、「ANTENNA」は「FIVB パリ五輪予選 / ワールドカップバレー2023」(フジテレビ系)の日本代表応援ソングにも選ばれており、今年、Mrs. GREEN APPLEの楽曲を耳にしたという人が多いことから、納得感が高まったようだ。《バレーボールのテーマソングになった事が印象深かった》《今年、幾つものヒット曲があったから》《数年前から流行りの曲を何個も出しているのに、むしろ今まで出場しなかった方が訳分からない》■2位に選ばれたのは、昨年も“出場”の謎多きシンガー2位に選ばれたのはAdo。素顔を隠しているだけでなく、自身で楽曲を作らず、“歌い手”として歌に専念するという点でも音楽業界では新鮮な存在だ。’20年のメジャーデビュー曲となった「うっせぇわ」が瞬く間に大ヒットを記録。今もフレーズが耳に残っているという人も多いのではないか。昨年の紅白では、映画『ONE PIECE FILM RED』の主題歌「新時代」が、劇中のキャラクター・ウタによってパフォーマンスされているが、Adoとしての出場は初となる。11月21日に発表された「第65回日本レコード大賞」では、9月にリリースされた「唱」が優秀作品賞を受賞。来年には世界ツアーも予定されており、今最も注目を集める女性シンガーといえるだろう。《他のアーティストの方がどのような方なのかが分からないです…。adoさんの曲はよく耳にしますし、今年も大変ご活躍されたかと思います》《実際、人気があり売れているから。》《今年一番聞いている》栄えある1位に選ばれたのは「新しい学校のリーダーズ」。MIZYU(24)、SUZUKA(21)、KANON(21)、RIN(22)からなるセーラー服を着た女性4人組のグループで、独特な歌とダンスが特徴だ。結成は’15年とすでに8年の芸歴を持ち、’21年には海外デビューを果たしている。当時からTikTokなどのSNSでは、個性的な振り付けのショート動画が話題になっていた。次第に、キレキレのライブパフォーマンスが注目を集めるようになり、今年は、’20年にリリースした楽曲『オトナブルー』の踊りが『首振りダンス』として人気爆発。多くの若者が、ダンスを真似したほか、テレビ出演も急増。現在は海外ツアーの真っ最中だ。’23年の目新しさでいえば、新しい学校のリーダーズがAdoを上回るのも納得かもしれない。《テレビでよく見たから》《世界でも人気で、自分たちで歌とダンスを考えており、その歌唱力と独特なダンスが魅力的だから》《世界的に有名でパフォーマンスが優れている》《昭和歌謡の世界観を出していて歌も踊りも完成度が高いから》《還暦過ぎの私でも、名前と首ダンスをすることを知っている》今回のアンケートでは選択肢として「いない」を設けていたが、実は、最も多い票数を獲得したのはこの「納得できる人はいない」の選択だった。その理由としては、紅白歌合戦に興味がないというものが圧倒的多数を占めている。また、テレビを見ないので誰が人気なのかはわからないといった意見もみられた。紅白自体に、執着がないという人が増加しているのが、昨今の一番のトレンドという事かーー。【紅白歌合戦】初出場「納得度ランキング」納得できる編1位:新しい学校のリーダーズ2位:Ado3位:Mrs. GREEN APPLE4位:大泉洋5位:伊藤蘭
2023年11月25日師走も目前。出場者が発表され、いよいよとなった年末恒例の『NHK紅白歌合戦』。例年数枠を占めていた旧ジャニーズ所属のタレントが出場しないなか、その枠を誰が埋めるのかが注目されていた今年。初出場者は昨年の10組から、13組に増加した。SNS上では、初出場を決めたアーティストのファンからは喜びの声があがるとともに、“推し”のアーティストが出場を逃したファンは落胆ーーといった光景も見られている。しかしそれでも、出場したのが”今年を代表する”と納得できるアーティストであれば、不満はないはずだ。そこで今回、初出場となった新しい学校のリーダーズ、Ado(21)、ano、伊藤蘭(68)、MISAMO、大泉洋(50)、キタニタツヤ(27)、すとぷり、Stray Kids、SEVENTEEN、10-FEET、MAN WITH A MISSION、Mrs. GREEN APPLEの面々のなかから、初出場に「納得できる」「納得できない」アーティストは誰なのかを調査した。本稿では「納得できない」アーティストのランキングを公開する。3位に選ばれたのは、新しい学校のリーダーズ。’15年に結成された4人組のダンス・ボーカルグループで、’21年には海外デビューを果たすなど、日本だけでなく海外でも人気を獲得している。今年は、’20年にリリースした楽曲『オトナブルー』の踊りが、TikTokを中心に『首振りダンス』として人気沸騰。CMにも起用され、テレビ出演が激増中だ。しかし、国内ではSNSから人気に火が付いたこともあり、知名度の浸透にばらつきがあるよう。紅白歌合戦を機に、来年はお茶の間のスターの称号を手にできるかもしれない。ちなみに、「納得できる」ランキングでは1位を獲得している。《名前すら聞いたことがないからいまいちお茶の間に浸透してないと思う》《そのグループを知らない》《知らないから》第2位に選ばれたのは、伊藤蘭。キャンディーズ時代には、3年連続で出場し当時のヒット曲を披露しており、’77年以来、46年ぶりの出場となる。キャンディーズ解散以来、女優業に専念してきた伊藤だが、’19年に初となるソロアルバムを発表し、41年ぶりに音楽活動を再開。以来すでに3枚ものアルバムを発表している。コンサート活動にも精力的で、今年はデビュー50周年を記念して、全国6カ所でのツアー公演を行った。さらに娘で女優の趣里(33)は現在NHK連続テレビ小説「ブギウギ」で主役を好演中。紅白でも、母娘の共演説が濃厚視されている。ただし、そもそもこれらのソロ活動の認知がなされてないこともあり、朝ドラヒロインである娘の“バーター”感を指摘する声が相次ぐことに。とはいえ、キャンディーズのヒット曲メドレーなども期待されており、盛り上がることは間違いないだろう。《逆にどうして選ばれたのか知りたい。受信料を払わされているので。》《この人だけではないが朝ドラの娘に忖度しているようで不愉快》《ブギウギの娘のおかげ》《キャンディーズ以来歌ってるの?》「納得できない歌手」1位に選ばれたのは、昨年まで3年連続で紅白の司会を務めてきた大泉洋。歌手としてのイメージは薄い大泉だが、自身が作詞し、同じ北海道出身の玉置浩二(65)が作曲とプロデュースを手掛けた楽曲「あの空に立つ塔のように」を10月31日に配信リリースしている。自身が番組責任者を務める『SONGS』(NHK)の11月2日放送回では、同曲を生歌唱していた。とはいえ、本人も、「曲が配信になったのがついこの間だったものですから、まさか本当に紅白に出られるとは」と出場に戸惑った様子。その気持ちは視聴者も同じのようだ。3年連続で司会を任されたその”実力”で、歌手としても場を盛り上げることができるだろうかーー。《歌手でもなければ実績もないからもっと選ばれるべきアーティストはいるはず》《歌手ではない》《他に歌手として、活躍している人を出してほしい。受け狙い?感満載でしらける》《話題性も曲がヒットしたイメージもない。これこそ忖度だと思う。》今回のアンケートでは「いない」という選択肢を設けたところ、最も得票数が多かったのは「いない」という結果になった。その理由として多かったのは今回初出場となったアーティストについて、そもそも《知らない》からというもののほか、《紅白に興味がないのでどうでもいい》という声だ。メディアが多様化する昨今、大多数が納得する紅白というものを作るのが難しくなってきているのかもしれない。【紅白歌合戦】初出場「納得度ランキング」納得できない編1位:大泉 洋2位:伊藤 蘭3位:新しい学校のリーダーズ4位:ano5位:すとぷり
2023年11月25日4年ぶりの主演映画第II弾『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』(11月23日公開)でも話題のGACKT(50)。彼の20年ぶりの続編自伝となる『自白II』(光文社)が11月22日に刊行された。もともと初の自伝『自白』が発売されたのは03年9月のこと。「神秘のアーティストが初めて明かした謎の半生」が反響を呼び、累計10万部を突破するベストセラーとなった。03年6月3日号の本誌インタビューでは、GACKTがカジノのディーラーとして働いていた19歳のときを振り返っている。自伝『自白』にも収録された当時の“自白”を再編集して公開する――。■10代のころ、僕はとにかくメチャクチャだった。バイクや車で無茶をした。僕は僕であることの意味がわからなかった。別に、いつ死んでもいい。そんな投げやりな気分が、いつも僕の中心に渦巻いていた。僕を変えたのは、ある人との出会いだった。19歳。僕にとって、それは衝撃的な出会いだった。彼は、カジノの客だった。30代で独身。実業家で、お金もあるし、地位も名誉もある、おまけにキレイな彼女もいる。完璧な人だった。当時の僕は、バンドのヘルプをしながら、水商売をしていた。ヘルプとしてドラムを叩いていた最大の理由は、そのバンドのボーカリストの魅力にあった。彼には存在感があったし、プロになるという志を持っていた。だから、ボーカルの彼がほかのバンドに引き抜かれてしまうと、ヘルプを務める意味がなくなってしまったんだ。それから約1年、僕はバンド活動から遠ざかっていた。その間も、ライブハウスには出入りしていたけれど、彼以上のボーカリストには出会えなかった。当時の僕は、音楽に対してもっと本気になりたかった。でも、周囲のバンドの連中とは、ずいぶん温度差があった。周りには、プロになれればいいという意識の低いヤツばかりが多かった。バンドをやってれば、とりあえず女のコにモテる、そんなヤツらがほとんどだった。音楽は趣味。収入はバイトでという連中は、ガソリンスタンドで働いていたり、飲み屋でバイトをしたり。僕はホストやカジノのディーラーをしていたから、彼らとは生活レベルが明らかに違う。そういう意味でも、僕は彼らにはなじめなかったんだ。このまま水商売で生きていこうかと思った時期もあった。ちょうどそんなころだったんだ。彼と出会ったのは。彼が、いちばん最初に僕に言ってくれた言葉は、今も忘れていない。「自分の人生を本気で素敵だと思って生きたいか、自分自身はどうでもいいと思って生きたいか。どっちがいい?僕は、自分の人生を本当に素敵だと思って生きているよ」彼は穏やかに微笑みながらそう言った。「どっちがいい?」と言われたとき、瞬時に思った。僕は自分の人生を素敵だと思っていきたい!そんなことを考えたのは、生まれて初めてだったかもしれない。僕はそれまでずっとどこかで自分を否定して生きてきたのだから。それから、彼と行動をともにした。できる限り一緒にいた。よく彼の家に遊びに行って、いろんな話をした。その人も忙しかったから、毎日じゃないけれども、時間があれば、会いに行っていた。初めて、自分以外の他人に興味を覚えた。僕は、彼のような人間になりたかった。彼はいつも、「こっちとこっち、どっちがいい?」というふうに、わかりやすい話し方をする人だった。でも、話せば話すほど、彼の考え方、行動の仕方がすべて僕とは違うところにあるということが、わかり始めてきた。何よりも、人としての器が全然、違う。僕は負けず嫌いだから、今まで自分より少しでも大きな人と出会うと、なんとかして追いつき追い越してやろうと思ったものだが、その人は、そんなレベルじゃなかった。僕は彼と同じ土俵にすら立てない。それをひしひしと感じていた。あれから10年たった今でも、彼にはまだ、近づけない。同じ土俵にも立っていないと僕は思う。僕は、あのとき――彼に出会ったときに、この世に生まれたんだ。本気でそう思っている。19歳が、僕が生まれたとき。だから、僕はまだまだ子供なんだ。その分、精神年齢が若いのかもしれない。カジノのディーラーになったきっかけは、水商売をやめたかったから。なんとなく始めたけれど、最後はそのお店のトップディーラーの位置だったと思う。■国籍なんて、僕にとってはどうでもいいことだ。その店では、もうひとつの出会いがあった。僕と同じディーラーをしていた女性との出会いだ。彼女のことは、以前、スポーツ新聞にも書かれたことがある。『8歳年上の金髪美女と結婚!』なんて見出しが躍っていたっけ。僕には、当時、金髪の女性の知り合いすらいなかったというのにね。ロスへレコーディングに行くときに、記者に成田で話しかけられた。変なことを聞いてくるなと思ったけれど、それほど気にしなかった。そうしたら「金髪美女と結婚」って書かれていた。ロスでその新聞を見たけど、おかしくって笑っちゃったよ。彼女は白人女性じゃない。国籍は韓国だった。でも、国籍なんて、僕にとってはどうでもいいことだ。それに、国籍がどうのこうのということ自体がバカバカしいことだと、僕は思う。僕は何も気にしていなかった。愛があって、一緒にいて、ふとした仕草を見たときに「好き」って思うことがある。「好き」というのは形を変える。でも、いつも前提には愛がある。それでいいんじゃないかなと思うんだ。籍を入れたのは、彼女のほうから、「籍を入れたい」と言ってきたからだった。僕は、「いいけど、僕は何も変わらないよ」と、言ったんだ。「婚姻届を出したことで安心したとしても、それは意味のないことだよ」籍なんて、ただの紙の問題だと、僕は思う。でも、彼女は証明のようなものを欲しがっていたようだった。でも、最後はそれが2人にとって、負担になってしまった気がする。結婚したから、こうしなきゃいけないとか、そういう決まりみたいな考えが、逆に2人をギクシャクさせたのかもしれない。熱狂的なファンが、家の前で待っていたりするのも、彼女にとってストレスの原因の一つになっていた。いやがらせもあった。自宅へいたずら電話がかかってくる。いたずら電話は、ずっと鳴りっぱなしだった。そんな状況のなかで、彼女はだんだん家にいられなくなっていった。最後は、ノイローゼ状態になって、「別れたほうがいいね」という話になったんだ。もちろんファンのいやがらせだけが、別れた理由ではないけれど、彼女には、いつもいろんなプレッシャーがつきまとっていたんだと思う。結婚していた時期は、短かったね。僕はもう、結婚はしない。籍を入れることがあるとしたら、それは僕が死ぬ時だと思う。死ぬ直前に、最後まで一緒にいてくれた相手が籍を入れておきたいと言うのなら、2人で共に生きた証しとして、入籍するかもしれない。■『自白』刊行から20年、今回刊行された『自白II』では波瀾万丈のアーティスト人生を歩んできた彼が50歳となった今、20年の沈黙を破って後半生を振り返っている。遺書を20通書いた活動休止期間の苦闘、主演映画『翔んで埼玉』の舞台裏、個人71連勝中のバラエティ番組『芸能人格付けチェック!』の葛藤、先輩アーティストたちとの華麗なる交流録、実業家として億単位の負債、最後の恋など仕事と私生活を自ら明かしている。
2023年11月25日12月30日に生放送される『第65回 輝く!日本レコード大賞』(TBS系)。11月22日に大賞候補となる優秀作品賞として、アーティスト10組の楽曲が発表された。ノミネートされたのは、“首振りダンス”が話題となった4人組ダンスボーカルユニット・新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」やAdo(21)の「唱」、男性アーティスト・imase(22)の「NIGHT DANCER」。そしてロックバンド・Mrs. GREEN APPLEの「ケセラセラ」や緑黄色社会の「サマータイムシンデレラ」、韓国の5人組ガールズグループ・NewJeansの「Ditto」など、若者を中心に人気を集める楽曲が並んだ。ネット上では《受賞された皆様おめでとう》《絶対見る》と期待の声が上がるいっぽうで、批判の声も続出する事態に……。《え、YOASOBIは!?絶対YOASOBIのアイドルが大賞とると思ってたのに!!まじでレコ大の選び方の基準がわからん》《いや、ほんまに日本レコード大賞じゃなくて日本バズり大賞に名前変えて欲しいわ。 ここ数年は何かバズった曲って感じ》《Dittoってギリ去年やん?でもグラミーの選考基準的な感じか? とか思ってたらIMASEのNight Dancerはさらに前のリリースだったり、オトナブルーに至っては3年前のリリースで、さすがはレコ大。ガバッガバ》《確かにレコ大疑問すぎるなぁもうオワコンやなぁ》公益社団法人日本作曲家協会の公式サイトによれば、「優秀作品賞」の審査基準について《大衆の強い支持を得、芸術性、独創性、企画性に優れ、その年度を反映したと認められた作品に贈る》と記されている。■“バズる”楽曲がノミネートされる傾向に、視聴率は過去10年で半減どのアーティストにとっても渾身の作品がノミネートされたに違いないが、選考基準が判然としない点に違和感を抱く人が少なくないようだ。「優秀作品賞にノミネートされた楽曲は、主にTikTokなどSNSでバズったものが目立ちます。例えば、新しい学校のリーダーズの『オトナブルー』は今年リリースされたアルバム『一時帰国』に収録されましたが、配信限定シングルとしてリリースされたのは’20年5月。NewJeansの『Ditto』もアルバム発売に先駆けて、’22年12月に配信された楽曲でした。待望の声が上がっていたYOASOBIの『アイドル』は今年4月に配信リリースされ、同月に放送開始した人気テレビアニメ『【推しの子】』のオープニングテーマに。6月には米ビルボード・グローバル・チャートで1位を獲得し、YouTubeで公開されている公式MVはすでに3.7億回再生を突破。YouTubeでのMV再生回数は、優秀作品賞にノミネートされたアーティストを上回っています。本年のレコード大賞においてYOASOBIは特別国際音楽賞を、メンバーのAyaseさん(29)は作曲賞を受賞しました。ですが“大衆の強い支持を得ている”にもかかわらず、優秀作品賞から漏れたことに驚いた音楽ファンもいたようです」(レコード会社関係者)時代とともに審査基準も変化しつつある「レコード大賞」。1970年代には視聴率40%台を記録するなど、『NHK紅白歌合戦』に次ぐ国民的音楽番組として親しまれてきた。しかし音楽市場の多様化に伴って、視聴率にも影響が出ているようだ。「’05年までは紅白と同じく大みそかに放送されていましたが、’06年から放送日が毎年12月30日に変更されました。55回目の節目となった’13年には、放送日を変更してから最高となる平均視聴率 17.6%を記録。しかし以降は下降線をたどっており、昨年の第1部平均視聴率は 7.2%。第2部は平均視聴率 10.7%と、この10年で視聴率が半減しているのです。’00年代に入って音楽配信サービスが誕生し、それまで主流だったCDは衰退傾向に。現在ではサブスクリプションが浸透し、動画配信サービスや音楽配信アプリなどでのストリーミング再生が主流です。『レコード大賞』でも音楽市場の変化に伴って、“バズる”ことが重要視されているのでしょう。しかし選考の根拠が視聴者に伝わっていないことから、視聴率の低下を招いているのではないでしょうか」(音楽関係者)長年「レコ大」の愛称で親しまれてきたが、このまま“オワコン化”してしまうのだろうか。
2023年11月25日「司会をさせていただいた『オールナイトフジ』、連続ドラマ初挑戦だった『東京ラブストーリー』、そして『振り返れば奴がいる』(すべてフジテレビ系)。私は、フジテレビに育ててもらったようなものです」こう振り返るのは、千堂あきほさん(54)だ。織田裕二(55)と2度目の共演作となる『振り返れば奴がいる』は、大病院を舞台に、織田演じる孤高の天才医師・司馬と、石黒賢(57)演じる人望のある医師・石川のライバル関係が描かれている。「撮影以外の時間でも対照的なお二人でした。石黒さんは明るく、ムードメーカー。スタッフとも和気あいあいと雑談していました。テニスに誘っていただいたり、オフの日に、ハンバーガーを買い込んで、友達も呼んでドライブに行ったりしたことも」一方、織田は撮影現場で笑う姿を見せることはなかったという。「私は朝、スタジオ入りしてから、メーク、スタッフや共演者の方とお茶を飲みながら雑談しているうちに、役になる準備をしていたのですが、織田さんは撮影現場では常に“司馬”。ご挨拶するのもためらわれるほどでした」覚えた台本が、急遽書き換えになることもあった。「織田さんから『司馬は、ここではこう言うんじゃないのか』と提案があるんです。だから前の晩にせっかくセリフを覚えても、翌日にスタジオ入りすると別紙を渡されて、新しいセリフを覚えなければいけない。ベテランの鹿賀丈史さんでさえ、書き換えられた長ゼリフに苦しめられ、『何回かに分けて撮影してくれ』と頼んでいたことも」このように、織田は作品に対し妥協をしなかった。「いろいろなアイデアが出るから、どうしてもテイクが増えます。夜中になって『もう一回、やらせてください』となると、正直、“もう、勘弁して!”って思ってしまったり(笑)」だが、そのこだわりがあったからこそ、完成度が高められた。「最終回で司馬が刺されてしまう象徴的なシーンも、急遽決まったそうです。織田さんが『やっぱり、最後はオレ(司馬)、死にたい』と言いだし、三谷幸喜さんが西村雅彦(当時)さんに『じゃあ、お前が刺しちゃえよ』と言って、本を書き換えたと聞いています」撮影現場では、終始、厳しい表情の織田だったが、打ち上げではさまざまなプレッシャーから解放されたようだ。「司会も買ってでるほど、ノリノリ。景品に、ハワイ旅行を提供していました。私の姉にサイン色紙を書いてくださったのが、何よりの思い出です」
2023年11月25日トリガー条項の凍結解除に、課題が多いとして慎重な姿勢を見せる財務省。しかし、その“課題”に対して違和感を覚えたという声が続出している。トリガー条項は2010年度税制改正で導入された制度で、ガソリンの平均小売り価格が3カ月連続で160円を超えた場合に、揮発油税と地方揮発油税の一部である25.1円の課税を停止するというもの。’11年の東日本大震災のときに成立した震災特例法によって発動が凍結されてきた。燃料価格が高騰するなか、世論からはトリガー条項の凍結解除が声高に叫ばれてきたが、これまで政府は課題が多いとして否定的だった。しかし11月22日、風向きが変わる出来事が。衆院予算委員会で、国民民主党の玉木雄一郎代表(54)がトリガー条項の凍結解除を条件に「2023年度補正予算案に賛成してもいい」と述べたところ、岸田文雄首相(66)が「凍結解除を検討したい」との意思を示したのだった。とはいえ、財務省は慎重な姿勢のようだ。11月24日、鈴木俊一財務相(70)は閣議後の記者会見でトリガー条項の凍結解除について、「脱炭素に向けた国際的な潮流、さらに財務大臣としての立場から言えば、国・地方合計で1.5兆円もの巨額の財源が必要となることなどの課題がある」とコメント。財務省としては、今後行われる自民党、公明党、国民民主党による協議結果を踏まえ「適切に対応していきたい」とした。課題として、“1.5兆円の財源が必要になる”ことを挙げた鈴木財務相。しかし、SNS上ではこの指摘に疑問の声が相次いでいる。というのも、現在のガソリン価格などの高騰対策として、石油元売り会社へ支給される補助金の予算総額が、’22年1月の開始以降すでに6兆円超に及んでいるためだ。今後の補助制度の延長で、予算はさらに膨らむ可能性もある。《ガソリン補助金には6兆ほど使われてるんやけど、言ってることおかしいな???》《激変緩和措置で元売りにすでに6兆入れてるんだから(元売りは黒字)、消費者に1.5兆円入れても全く問題ない》《補助金で6兆、東京オリンピックに4兆は良いのに、トリガー条項の1.5兆は駄目な謎》《既に石油元請けに6兆もの補助金出してるのに何言ってんだ、この爺さん》政府はこの違和感に、明確な回答を示すことができるだろうかーー。
2023年11月24日