女性自身がお届けする新着記事一覧 (878/893)
ソース文化の都・大阪ではカレーや天ぷらにソースをかけるのは当たり前。各家には数種類のソースが備えられている。大阪市在住の主婦は「焼きそば作るときは、2種類を混ぜて使うんよ。目玉焼きとコロッケは当然、違うソースかけるし」と証言。 そんな彼女らの御用達は個性豊かな地元ブランドのソース。使い分けるなら、大黒屋「大黒フルーツソース」(500ml・367円)はエビフライやカレー。和泉食品「パロマお好みソース・濃厚」(1,000ml・626円)は、お好み焼きや焼きそばに。 金紋ソース本舗「とんかつ金紋ソース」(1,000ml・658円)はとんカツやさつまいもの天ぷら。池下商店「ヒシ梅タマリソース」(1,000ml・658円)は野菜炒めに。石見食品工業所「ヘルメスとんかつソース」(900ml・648円)は揚げ物すべてに。 ツヅミ食品「ツヅミいちじくソース」(500ml・486円)はハンバーグにもキャベツの千切りにも。イカリソース「イカリウスターソース」(500ml・378円)は目玉焼きやカキフライに……濃厚なソース文化は濃くて深くて底見えへんで! 大阪市営地下鉄には新車両が登場。中でも注目は、天王寺動物園に近い「動物園前駅」を走る堺筋線。連結ドアのガラス部分にはカバやライオンなどのシルエットが描かれ、乗降ドアはなんとヒョウ柄! 「ほんまテンション上がるんよね。前は、動物園前駅を通過するとき、遠足で行ったなって思うくらいやったけど、はよ結婚して、子どもと行きたい!って前向きな気持ちになるわ(笑)」と大阪市在住の会社員。運転本数が少ないので乗れたら超ラッキーやで!
2017年04月10日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(25)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【浮気の証拠を隠しても、僕には見えちゃうんですよ】 僕には、生きている人の霊(のようなもの)が、その人の体にぼんやり重なって見えることがあります。実はその様子で、その人の本心がわかっちゃうんです。 学生のころ、こんなことがありました。友達がすっごくかわいい彼女と付き合いだして。人前でもイチャイチャしているから、うらやましいような、ねたましいような気持ちで見てました。 ただ、ずっと不思議だったんですが、彼女の霊はぜんぜん友達のほうを見てないんです。むしろまったく逆を向いていました。どういうことなんだろうと思ってたら、なんとその彼女、7人の男と浮気してたらしいんです。しかも僕の友達はランクで言うと5番目の男。そりゃ、そっぽ向きますよね(笑)。 そういうふうに観察すると、本当に好き合っているカップルかどうかが、ひと目でわかってしまいます。それから、相手がその場にいなくても、本当に愛されてるかどうか、見抜くこともできます。お互い真剣に思い合っているカップルの場合、相手の霊がうっすら重なって見えたりするんです。 僕の両親世代だと、そういうふうに見えるご夫婦が多い印象があります。お互い支え合おうって気持ちが強いんでしょうね。僕もそんなふうに思い合える女性と早く出会いたいものです。
2017年04月10日話題のスポットやニューオープンのお店を、本誌編集者・めた坊(42歳独身。食いしん坊生活が続き、身長170センチで体重はかろうじて0.1トンを切るメタボ体形に成長)が覆面取材。“勝手に対決”させるこの企画。今回は、日本初上陸「チョコレート」対決だ! ■東京都新宿区「ショコラブティック by Weiss」 最初に向かったのはヒルトン東京の1階ロビーにある「ショコラブティック by Weiss」。130年以上の歴史があるフランスのチョコレート店Weiss(ヴェイス)とコラボレーションした店舗。ロビーの一角にあるお店には、ボンボンショコラというミニチョコなど、ヒルトン東京のパティシエがヴェイスのチョコレートを使用して作った商品が勢ぞろい。 「ボンボンショコラ4個入り」(1,200円)は、ヴェイスのチョコの多彩な味が楽しめ、『ヴェリーヌ』(780円)は、洋梨とキャラメルムースがグラスの中に入っていてスプーン付き。「ブロック」(1g・12円)「サブレ」(410円)ともに高級なお菓子の味にウットリした。購入したすべてに「おいしい!」の悲鳴を上げたくなった! ■東京都目黒区「シャポン」 次に向かったのは自由が丘にある「シャポン自由が丘店」。職人のパトリス・シャポンさんは、世界最大のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ・パリ」で2度にわたってグランプリを受賞したという超実力者。 人気店なので多くの商品が入荷待ちの状態だったけど人気の板チョコ「ベネズエラ75%」(2,300円)は酸味とフルーティな香りが特徴。「コフレ」(2粒入り・1,059円)は、カシスの豊かな香りが楽しめた。腕時計の形をした「モントレ」(2,680円)は数種類の柄があり、めた坊はヒョウ柄を購入。ここのチョコはデザイン性が高いことでも知られ、プレゼントにしたら喜ばれること間違いなしだ! 【めた坊ジャッジ】ともに高価ではあったけど、お値段以上のおいしさに感動した。今回は甲乙付けがたく、引き分けだ!
2017年04月10日再ブームの予感がする韓国ドラマ。そんな“韓ドラ”の凄ワザを、『定年後の韓国ドラマ』(幻冬舎新書)の著書もある、韓国ドラマを15年間で500作品見た、作家・藤脇邦夫が読み解く! 【第1回】冬ソナ以前と以後。韓国ドラマに日本人の感情が震えた! 2002年に韓国で制作された『冬の恋歌』(邦題:冬のソナタ)は、取り立てて深い理由のないまま’03年に入ってNHK・BSでひっそりと放送された。せいぜい日韓ワールドカップの余波くらいで、事前に特別な予告、情報もほとんどなかったように思う。 だが、この一本のドラマが、その後の反響はもちろん、社会問題として、日本の特定の世代意識を完全に変えてしまうとは誰が予想しただろうか。 誰が言い出したのか、業界用語なのか不明だが、「冬ソナ以前/以後」という言葉がある。 この表現どおり、純韓国産の映像である映画、テレビドラマは日本人視聴者の心象、根源的な生の感情、家族意識の情感を大きく揺さぶり、微妙に変化させた。断言してもいいが、この作品以後、おびただしい量の韓国ドラマが日本に入ってきたが、これに影響を受けていない、作家、漫画家、脚本家、映画関係者、ドラマ制作者はいないのではないか。理由は単純で、このドラマにおける、久しく日本では見ることがなかったベタなストーリーテリングと、横溢する情感は日本人にとってのアイデンティティを見極める、一種の「踏み絵」となっていたからだ。 このドラマの通俗性にはもう一つ日本独特のルーツがあると著者は分析している。これは女性の方が敏感だったと思われるが、日本の特定の年代(団塊の世代前後)にとっては、この韓国ドラマの世界は明らかに、少女マンガ、レディースコミックの延長線上にある。読んでいるマンガの絵はいつのまにか実写になり、音が付いて、華麗な映像の中で、ひさしく忘れていた生の感情を持ったまま、主人公たちは恋愛に憑かれて動き出す。50代で触れた既視感的な少女マンガ世界の実写ドラマ、『冬のソナタ』はその典型的な例だった。 その『冬のソナタ』から14年経ったが、昨年より、当の韓国で、パート2が製作されるニュースが公表され、年内に放送されるといわれている。おそらく、その制作意図と放送時期は、’18年2月の平昌オリンピック開催と無縁ではないだろう。韓国の貴重な輸出コンテンツの一つである作品の続編は、冷え込んだままの日中韓関係を改善させる起爆剤になるのかどうか、この意味は単なる人気ドラマの続編といった範疇を超えた、もう一つの日中韓の文化摩擦まで踏み込んだ問題にまでなっている。では、その予想される続編の内容とは?(次号に続く)
2017年04月10日「モー娘。に入りたかったんですけど、よしもと新喜劇見て、こんな笑いとるもんでもスポットライト浴びれるんやと思って」 そう芸人になったきっかけを語るのは、関西を拠点にしているものの、最近は全国区のテレビ露出も急増中のオンナ芸人・ゆりやんレトリィバァ(26)。2月末には『NHK上方漫才コンテスト』で優勝し、ネタの実力も見せつけた。そんな彼女に、7つの質問をぶつけてみた! 【Q1】ネタはどこから生まれるの? 「誰かとしゃべっていてふざけたりするときのキャラを使ったり、映画を見ていてやってみたいシーンを実践したり」 【Q2】趣味は? 「ラジオ体操。運動しないからラジオ体操やって運動した気になってます」 【Q3】憧れの人は? 「友近さん。女優とかいろんな分野に挑戦しながらもずっと面白いし、かっこいから。あとは、東野幸治さん。東野さんみたいに人をおもしろくしてくれる人になりたいです」 【Q4】仲のいい芸人さんは? 「尼神インターの誠子さん。お互いの好きな人を知っていてサポートし合っています」 【Q5】好きな男性のタイプは? 「一緒にいて楽しくて、尊敬できて、いっつも笑っていて優しい人。そういう人に3歩下がってついていきたい!楽しい家庭を築きたいから、結婚したらミュージカルとかして生活したい。歯磨きしながらミュージカルしたいです」 【Q6】もし芸人になってなかったら何になる? 「映画配給会社勤務かエミレーツ航空のCA」 【Q7】今後の目標は? 「ネタはずっとやっていきたいけど、活動の幅広げて、映画や朝ドラにも出たい!吹き替えもやりたい!あとアメリカに行きたい!」 子どもみたいな声と、インパクト大なルックスが魅力の実力派・ゆりあんに今後も注目だ!
2017年04月10日4月9日放送の『行列のできる法律相談所 3時間SP』(日本テレビ系)で、亀梨和也(31)が苦手な女性のタイプを告白した。 ドラマの打ち上げ女性スタッフと話すことも多い亀梨だが、唯一苦手な女性が「意外~!」を連発する女性だという。 亀梨が女性からの質問に対し「車、運転します」「自炊します」「パスタとか作ります」と返すと、その女性はそのたびに「意外~!」を連発。何度も何度も「意外~!」と言われた亀梨は「さっきから何が意外なの?」とイライラ。 そのくせ、亀梨が女性に「ちなみに昨日は何食べたの?」と質問すると「秘密~!」と返されたという。このように亀梨は会話が成立しない女性に心底腹が立っているらしい。 このVTRを見たスタジオの男性陣たちは大いに共感。「そういう女の子いるよね」と盛り上がった。 しかし、「意外」は恋愛マニュアル本などでよく紹介される“モテワード”の1つ。それなのになぜこの女性は嫌われてしまったのだろうか? 週3で合コンに参加するという20代女性はこう分析する。 「確かに『こんなの初めて』と並んで『意外~!』や『秘密』というのも、男心をくすぐるワードではあると思います。でも、なんの脈絡もなく使ってしまうと逆効果。何に対しても同じ言葉を返されると、『この子、俺の話聞いてるのかな?』という印象を与えかねません。さらに、恋愛マニュアル本に載っているような“ベタ”なモテワードはあからさまに使うと『モテを意識しているな』と気づかれてしまいます。なんでもそうですが、適度にさりげなく、がいちばんです」 男心を掴むのはそう簡単じゃないかも!?
2017年04月10日お笑いコンビ・NONSTYLEの井上裕介(37)が4月9日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、自身が起こした当て逃げと事故後の心境について語った。 昨年12月、井上は乗用車を運転中にタクシーへの“当て逃げ”を起こしたが、のちに不起訴処分が確定。約3カ月の自宅謹慎を経て、3月30日の「ルミネtheよしもと」の漫才ライブにて復帰を果たした。 井上は番組冒頭で「たくさんの方にご迷惑とご心配をおかけしまして、本当に申し訳ございません」と頭を下げて謝罪。会見での涙の理由については「質問の中で相方の話を振られ、謹慎している間に石田君が頑張ってくれていて“申し訳ない”“NONSTYLEを支えてくれてありがとう”という気持ちもあり、感極まってしまった」と語った。 共演者からの“泣きすぎ”という指摘に対しては「1時間の会見が編集されて涙だけがピックアップされている。そんなに泣いているつもりはなかった」と釈明。さらに「反省して涙するのはそんなに悪いことですか?申し訳ないという気持ちの集合体です」と開き直る一幕も。ヒロミ(52)は「家に帰ってもう一回ビデオ(録画)を見てみ?」とけん制しつつ、「それもわかるんだけど、我慢しなきゃ。謝るほうを多めにしないと」と釘をさした。 一方、相方の石田明(37)は井上の“涙”について、「この一件で初めて電話が掛かってきて、僕が出た瞬間に泣いていた。完全に泣くスイッチ」と冷ややかにコメント。「LINEでも「『涙で画面が見えません』と送られてきたと明かし、ダウンタウンの松本人志(53)ら共演者を「怖い」とドン引きさせていた。 さらに石田は、謹慎中に井上が「早く漫才がしたい」と態度を一変させたことに対しても厳しく批判。井上が“漫才への愛”を失ったことから、今年は別の後輩芸人とのライブに切り替えたという経緯を説明したうえで、「それ(3月30日のライブ)がコイツの復帰になりやがって。僕は正直、しっくり来ていないんですよ」と恨み節をきかせていた。 漫才については「失くして初めて気付くこともある」と釈明し、今後の活動への意欲を見せた井上。松本は、井上の謹慎中に一人で仕事をこなした石田に対し、「石田、すごい。本当によく頑張ったよ」とねぎらいつつ、井上が復帰を果たした漫才についても「面白かった。うまい。上手やわ。俺はまだまだコイツらの漫才を見たいなって思った」と絶賛した。
2017年04月09日「『あまちゃん』のときは、限られた日に一気に撮影していたんです。今回は、ほぼ毎日現場なので、作品にずっと漬かっていられることがうれしくて(笑)」 そう話すのは、いよいよスタートしたNHK連続テレビ小説『ひよっこ』でヒロイン・谷田部みね子を演じる有村架純(24)。『ひよっこ』は、東京五輪が迫る’64年、茨城県の農家の娘・谷田部みね子が金の卵として上京する物語だ。 「初めはとても不安でしたが、脚本家の岡田惠和さんから、『今までの有村架純ではないものが見られる役だ』と言われ、みね子の喜怒哀楽を今までの私じゃない顔で見せることができればと思います」 人生の岐路で卵の殻を破るよう成長していく「やってみなくちゃわからない」と前進するヒロインの姿と自分を重ねる。 「私自身、何かに直面したとき、不安に思っていてもしょうがない!と、どこかで吹っ切れる瞬間があります。私の人生の転機は、20歳になる瞬間でした。それまでお芝居に対してもう一歩踏み出せなかったのですが、変わらなきゃ!って。小さな覚悟だったのかもしれません。でも、この仕事をさらに頑張ろうと決断できました」 最後に、朝の顔を務める意気込みをこう語る。 「そのとき感じるまま、心でのお芝居を大事にしたいですね。みね子としてきちんと物語のなかにいられるように……」
2017年04月09日「初めはとても不安でしたが、脚本家の岡田惠和さんから、『今までの有村架純ではないものが見られる役だ』と言われ、みね子の喜怒哀楽を今までの私じゃない顔で見せることができればと思います」 こう語るのは、いよいよスタートしたNHK連続テレビ小説『ひよっこ』でヒロイン・谷田部みね子を演じる有村架純(24)。 東京五輪が迫る’64年。奥茨城の農家で育った高校3年生のみね子は、卒業後に東京へ働きに出る幼なじみの時子(佐久間由衣)や三男(泉澤祐希)と残りの高校生活を楽しんでいた。一方、東京に出稼ぎに出た父・実(沢村一樹)は、年に1度の稲刈りで帰郷するも、再び東京へ。茨城の中心部を聖火リレーが走ると知ったみね子たちは、村でも独自の聖火リレーを開催しようと奔走。そんななか谷田部家では、実に宛てた手紙が「宛先不明」で戻ってきて……。 『ひよっこ』は、そんな茨城県の農家の娘が金の卵として上京する物語だ。有村が家族たちとの撮影舞台裏を明かしてくれた。 ■父「谷田部実」役・沢村一樹 「稲刈りのシーンは、それまでずっと曇っていた空がそのときだけ晴れたんです。『やっぱり、お父さんが帰ってきてくれたからだ!』と、実さんの存在の大きさを感じた瞬間でした」 ■母「谷田部美代子」役・木村佳乃 「佳乃さんはいつも元気に声をかけてくださるし、いるだけで現場が明るくなります。みね子の大好きなお母ちゃんも明るくてキュートで、佳乃さんのまんまだなって思います」 ■妹「谷田部ちよ子」役・宮原和、弟「谷田部進」役・高橋來 「妹・ちよ子と弟・進は常に癒してくれて、一緒に過ごす時間がとても幸せです。お姉さんっぽく振る舞っているつもりなのに、『同い年みたいだね』って(笑)」
2017年04月09日アンジャッシュ渡部建(44)と佐々木希(29)が近日中に結婚することが分かったと、本日付のサンケイスポーツが報じている。記事によると2人はCM関係者らに報告しており、親しい仲間も祝福しているという。 もともと『女性自身』1月31日号では、佐々木と渡部の同棲生活をスクープしていた。 「一時は破局説すら飛び交っていましたが、それは“カムフラージュ”。実は佐々木さんが引っ越した港区内のマンションに、渡部さんが移り住んできたそうです」(芸能関係者) だが当時は記者の前で一度も2ショットにならないほどの警戒ぶりだった。急展開の陰には、いったい何があったのか。そこには、佐々木の高い“花嫁力”が影響していたようだ。 「希ちゃんはもとから自炊もしていましたが、渡部さんと付き合うようになってから『本格的に料理を勉強したい!』と言って料理教室に通い始めたんです。食通で知られる渡部さんは外食が多いですが、それだと栄養も偏ってしまう。そのため自宅で料理を作ってあげることで、彼の健康管理もしてあげていました」(ファッション関係者) 胃にやさしい和食や秋田の実家から送られてきた食材を使って、渡部にカロリー計算した料理をふるまっていたという佐々木。そんな献身ぶりに、渡部も大喜びだったという。 最近結婚したというアラサー女性はこう語る。 「友達に『男をつかむなら胃袋からなんて古い』と言われましたが、私はそう思いません。たしかに料理上手というだけで結婚とはならないでしょうが、相手が結婚を迷っているなら“後押し”になるはず。それに一緒に料理を食べることは、会話にもつながりますからね。私も料理を頑張り始めたら急展開で彼にプロポーズされましたが、食通の渡部さんならなおさら心に響いたのではないでしょうか」 近日中の大安に婚姻届を提出するとみられているという2人。新婚生活が今から楽しみ!
2017年04月08日都内の六本木駅からほど近いビルに、昨年11月にオープンしたエンターテイメントバー『大福』。この店を営むのは、はるな愛(44)だ。 「ところが、お客が全然入っていないんですよ。3日間連続で“ノーゲス”(ノーゲスト=客ゼロ)だったこともあると聞きました」(来店したことのある男性) はるな愛といえば、芸能界入りする前から実業家として活躍。現在も4店舗を経営し、次々と飲食店を成功させてきた辣腕ぶりで知られている。その経験を活かして、テレビ番組では、不振の飲食店を訪れて“ダメ出し”。熱血指導する企画もやってきた。 そんなはるなが5カ月前に新たに開店したのが、くだんの『大福』。しかもほぼ同時期に六本木で営んでいた別のバーがじつは閉店している。はるなが9年間にわたって経営してきたバー『ガーデンダイナープラス』が営業を終えたのは、やはり昨年11月だった。 3月中旬の平日、夜9時半ごろ。『大福』を訪れてみた。店内は、5~6人掛けのソファが4テーブル。カウンター席が4席ほど。そこに男女1組ずつの客がいた。料金システムはチャージ(席料)4千円にサービス料12%と消費税8%がかかるため、座っただけで4800円。別に1杯800円からのドリンク代がかかる。決して安くない。 スタッフに聞くと、席料が高いのは「エンターテイメントバーだから」とのこと。だが飲んでいても、とくにショーが始まるわけでもない。 「いまできる“エンターテイメント”は、トイレットペーパーゲームね。トイレットペーパーをぐるぐる引っ張って、誰が一番早く芯だけにできるか。負けたらテキーラ一気飲みみたいな」(スタッフ) 客の入りを聞くと「正直、昨日はノーゲスでした。でも、お客さんは選んでいるから。別にいいんです」という発言が返ってきた。これはトップのはるな本人に聞くしかない。店を訪れた翌週、はるなを直撃した。 ――『大福』に行きました。お客が入ってないですね。“経営不振”なんて声もあります。 「全然、経営不振じゃないですよ。適当なこと記事に書かないでくださいよ」 ――でも、エンターテイメントバーなのに、ショーも何もないですよね。 「あの店は、これからニューハーフの子を集めてショーパブみたいにできれば嬉しいなって、とりあえず借りたんですよ。いま人集めをしているところです。一部だけ切り取るのはやめてくださいね」 そして、こう啖呵を切った。 「私は、飲食店の経営がもともと本業なんですよ。無理な経営なんてしません。当初の計画どおりで、これからガンガン稼ぐから、ご心配なく!」 たしかに三軒茶屋で経営する鉄板焼き店はいまも好調。腕前拝見、といきますか――。
2017年04月08日3月31日、三菱電機イベントスクエアの1周年記念イベントに姿を見せた杏(30)は、お腹を締め付けない服にペタンコ靴という“妊婦仕様”。詰めかけていた記者が見逃さず、昨年5月に双子を出産したばかりの彼女に第3子の妊娠が発覚した。 杏は昨年9月、初主演映画『オケ老人!』の完成披露試写会に出席。出産から4カ月ぶりに公の場に姿を見せた。 「間違いなく数字が見込める彼女の仕事復帰は、業界中が待ち望んでいたものでした。出産から1年がたつ今年の夏以後は本格的に彼女の“争奪戦”になるはずでしたから、おめでたとはいえ彼女の産休入りに肩を落としている関係者も多いと思いますよ(苦笑)」(テレビ局関係者) 事務所側は妊娠の事実を認めたものの、詳細はいっさい発表せず。出産予定日もわからないが、秋以降となるようだ。 「杏さんは初産のときにつわりが重く、大変な苦労をしました。それを献身的にサポートしたのが、夫の東出昌大くん(29)。彼はパリコレモデル時代にパリで自炊生活を経験していて、料理も洗濯も買い物もお手のもの。動けない彼女のためにせっせと手料理を作り、買い物でもカゴを持って杏さんの“指令”どおりに商品を取ってくる。今回も『家事は全部自分がやる』という意気込みで、杏さんの妊娠を喜んでいるそうです」(テレビ局関係者) 杏はつわりが重かっただけでなく2カ月の早産となり、出産後は退院できない赤ちゃんのため毎日のように病院に通っていた。 「昨年7月に赤ちゃんが無事退院した後は母乳で育てつつ、自身もしっかりと栄養を取るように気をつけていました。子育ても東出さんは協力的で、杏さんは“2人で一緒に楽しんでいます”と笑顔で話していますよ」(前出・テレビ局関係者)
2017年04月08日(写真:Shutterstock/アフロ) アンジェリーナ・ジョリーとの離婚騒動が持ち上がってからというもの、公の場に姿を現す機会がめっきり減ったブラッド・ピット(53)。制作総指揮を務めた『ムーンライト』が今年のアカデミー作品賞に輝いたにも関わらず、受賞式に彼の姿はなかった。 そんなピットが米国時間5日夜、久々に映画のプレミアに登場した。自身が所有する映画製作会社「Plan B Entertainment」が手がける『The Lost City of Z』だ。先週、外出したところをパパラッチに撮られたピットは、「本人かどうか最初はわからなかった」と目撃者が語るほど痩せ細っていたという。ジョリーとの離婚前はガッチリした体格という印象が強かったが、一体何が起こったというのだろうか。 レッドカーペットに現れたピットは、実際にかなり痩せていた。恰幅のよかった上半身もほっそりとし、顔からは油が抜けきったようだ。 「離婚にまつわるゴタゴタや、子どもたちと会えないストレスで拒食症にでもなってしまったのでは……」と心配する声も挙がったが、ピットは心身ともに健康そのものだという。PEOPLE誌によると、子どもたちの監護権を巡る争いが一段落した後、ピットの精神状態は以前と比べて劇的に改善。ほぼ毎日のようにワークアウトに励み、贅肉を落としてスタイルの改善に腐心しているとか。 子どもたちとの面会ができるようになったことで心に平穏が訪れたのだろう。表情も和らぎ、笑顔も戻ったようだ。
2017年04月07日元フィギュアスケーターでタレントの安藤美姫さん(29)が、先日バラエティ番組に出演。その際恋人のハビエル・フェルナンデスさん(25)とのことを聞かれた際に安藤さんの応対がそっけなかったことから、フェルナンデスさんと破局したのではないかと噂になっています。 確かに安藤さんのInstagramには1月のアイスショーでのツーショット以来、フェルナンデスさんが登場している形跡はありません。本当のところはまだわかっていませんが、公にしあっていたカップルに浮上した破局説とあって、悲しむ声に混ざって「今後やりにくいよね」という“過去の恋愛の黒歴史化”を心配する声も聞こえてきます。 しかし、これは何も安藤さんに限りません。SNSでの発信が当たり前になっている今、若い世代ではカップルアカウント(男女どちらでも投稿できる共同アカウント)でラブラブ写真をアルバム感覚で投稿する人が多く、別れても写真がネットの世界に残ってしまうことについてたびたび問題視されています。 自ら黒歴史を晒している自覚がないとはいえ、浮かれた気持ちが強すぎるのは未熟な世代でもわかるはず。それでもカップル発信をやめない心理には、一体どんな気持ちがあるのでしょうか。 ■やっぱり自慢したい!羨ましがられたい! 以前筆者はカップル投稿をする女性に話を聞いたことがあります。「なぜ別れるリスクがあるのにカップル投稿をするのか?」という直球質問をした際、返ってきた答えは「やっぱり自慢したいじゃん」というシンプルな回答。彼の顔も晒していた女性でしたので、個人の特定のリスクについても聞いてみると、本人的には「別にあんまり気にしない」とのことでした。 付き合ったらカップル発信をしてもしなくても、誰とお付き合いしているかはおのずと周りにバレるもの。何もアダルトな写真をアップしている訳じゃないので問題ないと思う。と、一昔前の世代からすると若干理解に苦しむ答えが返ってきました。 この際ポイントになるのは、「周り」よりもさらに外側の「他人の目」をどの程度意識しているかという点です。ネットと当たり前のように触れる世代は、この“ネットに数多存在する他人の目”への意識が非常に希薄です。希薄だからこそ「今目の前の欲=彼を自慢したいという欲求」を深く考えず行動に移してしまうのでしょう。 ■カップル写真を晒すことは浮気のけん制になる カップル写真を晒すことは、黒歴史になる。その点ばかり目がいきがちですが、メリットは「自慢できる」以外にもあります。それは、カップルアピールは浮気のけん制になるということです。 「この男が私の彼氏です」とネットに晒すことは、彼に彼女持ちを公言させることと同じ。つまりモテ男や遠距離など、浮気の心配が高い相手ほど、見えない“彼女バリア”を張る効果があるといえます。 安藤さんの場合も、それは同じ。フェルナンデスという“なかなか会えないモテ男”との関係を保つためには、“別れた後のリスクを考えるよりもその他大勢の女たちを寄せ付けない策”としてカップルアピールは得策だったのかもしれません。 ■1回知られたら“知られるメリット”の方が多い? やらない人からすると“恥”しか残らないイメージのカップルアカウント。実は「別れた後」のリスクを除けば、いいことばかり“らしい”です(筆者はそれでもやらないので、あくまでもらしいと言いたい)。 先ほどの「羨ましがられる」「彼女バリアを張ることができる」のも、その1つ。そしてTwitterではカップルアカウント同士の交流があったりと、カップルを公言することで得られる新たな交流があったりします。 付き合ってハッピーの状態で始めるカップルアピールなので「別れた後」を考えないのは当然としても、実はちゃんと考え直すと“承認欲求が満たされる仕組み”があるんですね。 そうして考えてみると安藤さんはもともとプライベートを包み隠さず公開するタイプだったのでしょうが、フェルナンデスさんとのことはいろいろ考えた上でのカップル公開だったかもしれません。 もし2人が別れてしまっているなら、それは黒歴史といわれるものかもしれません。しかし周りからたくさん応援され、公言する安心感も得られ、さらにカップルでの仕事もあったのなら、黒歴史が残るよりもメリットは多かったのかもしれませんね。
2017年04月07日映画監督・熊谷まどかさん(48)は、母・柊幸子さん(82)が2年ほど前から罹患しているレビー小体型認知症をモチーフに脚本を書き、映画『話す犬を、放す』を撮影した。これまでは短編映画の製作が中心だった熊谷さんにとって、本作は商業映画デビュー作となる。 認知症を扱っているとはいえ、映画のトーンは淡々としていて、悲愴感がなく、病いの母と娘の日々がリアルに紡がれていく。レビー小体型認知症という病名を聞いたことがない人も多いかもしれないが、アルツハイマー型、血管性とともに、認知症を生じる3大原因疾患の1つ。’90年代後半になってしられるようになった比較的新しい病気だ。 幸子さんの主治医を務めるしろ内科クリニックの城洋志彦医師はこう語る。 「脳の広い範囲にレビー小体という異常なタンパクがたまり、脳の神経細胞が徐々に減っていく進行性の病気です。初期では、物忘れなどの症状よりも“幻視”が特徴的です。そこにいないはずの人、あるはずのないもの・動物などが見えます。動作が遅くなるなどのパーキンソン症状をともなうこともあります」 生真面目で勤勉な人に発症が多い傾向があり、病気が進行すると、できないことが増え、徐々に寝たきりになっていくという。 「私は、どこか母の病気を面白がっているところもあるというか。私も幻視を見てみたいって思うんですよね」(熊谷さん・以下同) 城医師によれば、レビー小体型認知症患者と接する際に大切なことは「受容と共感」だという。それが患者自身の幻視に対する恐怖を軽減してくれる。幻視を面白がることで、母の病いを受け入れようとする娘を、幸子さんはいとおしそうに見つめていた――。 熊谷さんは34歳のときに映画学校ニューシネマワークショップに参加。そこで監督した短編映画が若手監督の登竜門「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)2005」で賞を獲得。翌年は自主制作作品『はっこう』でPFFグランプリを受賞した。以後も国内外の映画賞に輝き、高い評価を得てきた。だが、短編映画でどんなに評価されても、映画監督としては認められないのがいまの日本だ。 「たとえPFFでグランプリを取っても、なかなかその先にある長編映画、商業映画の世界には進めないんです」 監督として収入を得られる映像制作の仕事は、年に1本あるかないか。熊谷さんはパートで稼いだお金で、自主制作映画を撮り続けたが、何年たっても長編を撮れない焦りもあった。 「新人と言われてはや10年。長編の脚本も何本か書きましたが、どうしても映画にしたいような脚本が書けなくて」 幸子さんの病気がわかったのは、そんなころだった。 「認知症って病名がついちゃうのは、やっぱり怖かったですよ。認知症のイメージってあまりにも絶望的すぎるじゃないですか。どんどん人格が崩壊して、母が母でなくなってしまうという恐怖心が私にもありました。この病気の症状の1つなのですが、そこに存在しているものが本物に思えないこともあるそうです。私も母に言われたことがあります。『ニセモノのまどかちゃんのくせに、まどかちゃんのふりをして、お料理なんかして』って」 だが母の闘病と向き合ううちに病気に対するイメージも変わっていった。「認知症は決して絶望ではない」と、気づいた熊谷さんは、この病気を、長編映画にしてみようかと思いつく。 「私はこれまで、ハートウォーミングな作品とか、家族物語とかを毛嫌いしていて、避けてきたんですね。だから私の作品はシニカルでシュールな作品ばかりで。それが自分の作風かなって思っていましたが、それだけでは長編は作れない。私のなかで何か変わらなければいけないだろうなってことは漠然と思っていたんです」 熊谷さんは、幸子さんの発病で頻繁に帰省するようになっていた。行くたびに、少しずつ“できないこと”が増えていく母の姿を目の当たりにするうちに、母への思いが変わっていく自分に気づいたとき、するすると長編のストーリーが生まれてきた。自分でも不思議なほど素直に、苦手意識の強かった家族をモチーフとした長編『話す犬を、放す』の脚本が書けてしまった。 その脚本がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭のシナリオコンペを通り、映像化。昨年の映画祭のオープニング作品として上映され、現在は全国で順次公開中だ。 「以前の私は『見たい人が見てくれたら、それでいい』と思っていました。でも特にこの映画は、誰かの何かに届いてほしい。そう強く思います」
2017年04月07日「来春『標準生命表』が改定されて、影響を受けるのは、“掛け捨て”の死亡保険の保険料。これは安くなります」 こう語るのは、ファイナンシャルプランナーで「家計の見直し相談センター」代表の藤川太さん。標準生命表とは、性別、年齢別の平均寿命(死亡率)などをまとめたもの。生保各社が加盟している公益社団法人「日本アクチュアリー会」が、保険料の算出基準となる標準生命表を来春、11年ぶりに改定する見通しだ。改定の理由は“ご長寿化”。長生きする人が増えれば、そのぶん保険会社が支払う死亡保険金の負担も減り、保険料の値下げが可能になる。 「前回(’07年)の改定で、下げ幅は生保会社によって違いましたが、8~16%ぐらい掛け捨ての死亡保険の保険料が下がりました」(藤川さん) 掛け捨てではない「終身保険」の保険料についても藤川さんが解説する。 「終身保険は来春も若干値上がりする可能性がありますね。実際、今年の4月2日から、終身の保険料は大幅に上がりました。日本生命は、20%以上の値上げを公表しています。ただこの値上げに関しては、標準生命表の改定よりも、予定利率の変動が大きく影響しています」(藤川さん) 私たちが毎月支払っている保険料の一部は、保険会社が株式や不動産などに投資して運用している。その運用で見込める利回りを表す予定利率が低ければ、保険会社の運用利益は減っていくので、保険料は高くなる。 現在はマイナス金利政策によって長期金利の低下が進んでいる。国債の利回りも大幅に下がり、4月から標準利率は1%から0.25%に引き下げられたことで、予定利率が低くなった。今月から終身保険などの保険料が値上がったのは、これが原因だ。 そして来春、標準生命表が改定されれば、長寿化によって増える医療保障などの保険金の負担を、保険会社は保険料に反映するかもしれない。つまり、今年だけでなく、来春にも終身の保険料が“再値上げ”する可能性があるのだ。 今回、大手生保5社(日本生命、アフラック、かんぽ生命、第一生命、明治安田生命)に、「標準生命表改定に合わせて、来春にも保険料を改定する予定はあるか」と質問したところ、各社「未定です」という回答だった。とは言うものの、生活経済ジャーナリストの柏木理佳さんは、値上げに備えて「これから定期保険に入るなら、保険料が下がるまで待ったほうがいい」と語る。 「貯蓄性のある商品や、長生きしていくうえでのリスクをカバーできる終身医療保険も値上がりするでしょうから、今後は終身より定期保険に見直したほうがいい。定期保険は値下がりすると思います。保険会社も損をしたくないので、まさにいま掛け捨ての商品を勧めてくるかもしれませんが、焦りは禁物。『もうちょっと待てば安くなる』と自分に待ったをかけてあげて」(柏木さん) 生涯保障の終身保険は、一昔前までは魅力的な商品だった。マイナス金利やご長寿化の影響で、保険の常識は変わってきているという。 「値上がり、値下がりする商品をしっかりと見極めて、新しい視点で保険を見直すことが必要です」(柏木さん) 入ったらもう安心、というわけではなくなってきた保険。「見直しありき」で考えるべきなのかも。
2017年04月07日人気バラエティ『世界の果てまでイッテQ』(日本テレビ系)で、闘牛、空中ブランコ、少林拳と次々クリア。その“天才”的な対応力もさることながら、ロケ中に見せる言動の超“天然”ぶりがバカ受け。大ブレーク中のみやぞんと相方・あらぽんによるお笑いコンビ――ANZEN漫才。2人は保育園からの幼なじみ。 みやぞん「生まれも育ちも足立区です。荒川で泳いだり、土手を段ボールですべったり、秘密基地を作ったり。いつも体を動かして遊んでましたね」 あらぽん「そのころからみやぞんはチャレンジャーで、知らない沼とかでも平気で飛び込んでくれたんです。それで安全を確認してからボクらが行く(笑)」 中学の卒業文集にはお互いを相方と記し、お笑いで「天下を取る」と宣言。高校卒業と同時にコンビを結成。各プロダクションがお笑い養成所を開講しているが、授業料が高いので行けなかった。しかし、3カ月後には、いきなり2人で舞台に立っていた。お笑いのライブではなく、知り合いのバンドの前説やチューニング中の場つなぎとして。 セオリー無視の実践修業で技と度胸を磨き、コント、ものまね、歌ネタと芸の幅を広げてきたANZEN漫才が、今回、念願のCDデビュー! みやぞんが『イッテQ』のロケ中に、即興で作った2曲を含む4曲入りシングルCD『かならず選挙に行く』(4月19日発売)だ。 あらぽん「選挙権年齢が18歳になりましたから、ボクらの曲を聴いて、10代の投票率が上がってくれたらうれしいです」 そして収録曲の『銭湯でびゅ~』は、銭湯に入るときのマナーを数え歌風にした。 あらぽん「今でも足立区には銭湯文化があるんです。ずっと残したいなって」 みやぞん「東京オリンピックに向けて、来日する外国人の方も増えると思うんです。銭湯に興味を持ってもらうのはうれしいんですが、平気でパンツはいたまま入ったりしますからね(笑)」 あらぽん「2020年までには、英語バージョンも出せればと思ってます!」
2017年04月07日「本堂を見てもらえばわかりますが、八十八カ所のなかでも、とりわけ小さく、しがない寺です。それなのに……どうしていいかわかりません。住職も『今は耐えるしかない』と話していました」 そう話すのは「四国遍路」の第62番札所「宝寿寺」(愛媛県四条市)の住職・渡部実厳氏の母、和子さん。弘法大師・空海ゆかりの八十八カ所の寺を巡る“四国お遍路”で、前代未聞の騒動が持ち上がっている。 「3月22日に、高松地裁で、札所寺院でつくる『四国八十八ヶ所霊場会』(以下・霊場会)が、札所の1つ、宝寿寺の住職を相手取った訴訟の判決がありました。霊場会は未払いの会費や、お遍路さんが願い事を書いた“納札”を奉納したり、御朱印をもらえたりする“納経所”の受付け時間の順守などを求めたもの。裁判所は、霊場会の訴えを退け、宝寿寺の主張どおり、霊場会からの脱会を認めました。四国八十八カ所から、寺が脱退したのは初めてのケースです」(地元紙記者) 脱退することが裁判で認められて、あらためて注目されたこの騒動。住職がお遍路さんに対して暴言を吐いたり、殴るなどの暴行があったりしたという報道や、人手不足から納経所の受付け時間に昼休憩を設けたことで、せっかく寺を訪れたのに御朱印がもらえなかったという参拝者からの苦情もあり、ネットでは“問題寺”とたたかれていた古刹、宝寿寺。今回の裁判では宝寿寺は、霊場会から72万円の未払いの会費を求められている。 「5年前に、霊場会の役員から、テレビの取材を受けてくれと頼まれたことがあります。それを住職が、断ったことがありました。それが最初のすれ違いだったのでしょうか。その後、霊場会の方から『脱退してくれ』と言われたのです。こちらとしては、そう言われたからには、会費を払う必要がありませんでした」(和子さん) 公判中は、和子さんにとって不可解なことが多かったという。 「1回目の公判では、霊場会側は誰も出廷しませんでした。裁判官は、和解することを提案してきました。私どもは受け入れるつもりでしたが、霊場会側から『ウチは絶対に和解はしない。(八十八カ所から)1カ所抜けてでも、やっていきます』というような返事がきたのです。その後、住職がお遍路さんに暴行したとか、暴言を吐いたとか、まったくのデマが、どんどんマスコミに流されるようになったのです」(和子さん) さらに、今ではこんな問題を抱えているという。 「霊場会は、私たち62番札所を潰そうとしているのでしょうか。61番札所の『香園寺』の駐車場に、62番の御朱印を受ける“納経所”をつくるそうです。そもそも、そこで押される御朱印はどんなものなのでしょうか。さらに61番札所で、一緒に62番札所の御朱印がもらえるとしたら、私どもで受けるはずの、わずかばかりのお代がもらえません……。このままでは、私どもの寺は立ちゆかなくなってしまいます」(和子さん) これについて、霊場会の大林教善会長(第74番札所・甲山寺住職)は次のように反論する。 「そもそも霊場会から『脱会してくれ』とか『八十七カ所でもいい』と言うわけがありません。現状では、62番札所に行っても、納経させてもらえなかったり、御朱印を受け取れなかったりするお遍路さんも出てくるでしょう。そんな巡礼者への“救済措置”として、61番札所の駐車場を借りて、『四国八十八ヶ所霊場会62番礼拝所』をつくろうと、準備を進めています。もちろん、お遍路さんは、これまでどおり『宝寿寺』をお参りしてもいいのです」 霊場会と宝寿寺、両者の言い分は食い違っているのだが……。トラブルの余波で、四国お遍路八十八霊場になんと同じ番号の霊場ができてしまう珍事にまで発展していたのだ。『月刊住職』の矢澤澄道編集長(安楽寺住職)はこう語る。 「今回の裁判は、世俗的な論争に、法的な結論を出したというだけ。今の時代に則した取り決めかもしれませんが、信仰上では、ささいなことだと思います。四国遍路は、霊場会がつくったわけでも、寺がつくったわけではありません。長い間、お遍路さんをしてきた人たちすべてが、つくり上げてきたものなのです」
2017年04月07日大ブレーク中のブルゾンちえみをはじめ、決勝進出者の半数近くが女性だと話題になった先日の『R-1ぐらんぷり』。ほかにも最近テレビで若手のオンナ芸人を見ること、やたらと増えた気がしませんか? そんな次世代を担うオンナ芸人から、芸歴が同期の3人をピックアップ!ぶりっ子なボケにヤンキー風のツッコミがさえるお笑いコンビ・尼神インターの誠子(28)&渚(32)と、M-1にも出場した男女お笑いコンビ・相席スタートの“ちょうどいいブス”山崎ケイ(34)に語り合ってもらいました。 渚「ケイちゃんは料理できる?」 ケイ「あ、私できちゃう」 渚「誠子は料理できひんから」 誠子「でも今めっちゃ練習してんねん。最近天津飯作れるようになってん!」 ケイ「天津飯?ふつう天津飯から始めないよ(笑)?」 誠子「天津飯作れるってなったら、ちょっとすごいってなるやん?オムライスやったら誰でも作れるやんみたいな」 ケイ「ちょっとボケっぽいよ。『天津飯作れるようになったんです〜』って女子が言わないよ」 誠子「だって、肉じゃがとかやったらめっちゃ男にモテようとしてるやん、みたいな。次は好きな人の好物、春巻きやな」 ケイ「私作れる春巻き」 誠子「教えて〜。毎日自炊?」 ケイ「毎日ではないけど、あるもので何でも作れる」 渚「いい女やなぁ」 ケイ「食べるのと飲むのが好きだから、それに応じて作ったり飲んだりするだけ」 渚「なんか現実的なモテる女を目指してるタイプと、小学生とか中学生が読むようなマンガのいい女の形やと思う。誠子は、そこじゃないのにって感じ。私はケイちゃんのようないい女が男の人からはモテると思う」 ケイ「モテるだけでなく、前に婚活パーティの司会をやったとき、演説して19組カップル成立させたこともある」 渚「すごいな!演説って?」 ケイ「3時間ぐらいのイベントで、『明後日になれば忘れてることですから、あのとき一歩踏み出せれば、と思うくらいならいちばん恥をかく3時間にしましょう』と」 誠子「わー頑張れるわ」 ケイ「そうでしょう。誠子ちゃんみたいな人ばっかだから(笑)」 一同「(爆笑)」 ケイ「ネタを考えるうえでは誠子ちゃんのことを意識するけどね」 誠子「何がやねん(笑)」 ケイ「ちょっといい女ボケみたいなのをしたときに、優しい先輩だと普通に“ええ女やな”みたいになるときがあって(笑)」 渚「その人が鈍いんちゃう?」 ケイ「『そんなにブスじゃないけどねぇ』とか言われると、最初はボケてもだんだん身動きとれなくなるから。ボケによっては、誠子ちゃんがやったほうが面白いかな、とか意識する。同期というよりブスとして(笑)」 誠子「なんかやんわりディスってるよね(笑)」 ケイ「お互い(笑)。新しいブス界を牽引するものとして(笑)」 誠子「私もケイちゃんのことはめっちゃ意識する。ほんとに同じ絶妙ブス枠にいて、その中でもキュート派、クール派(笑)」 一同「(爆笑)」 誠子「私がキュート担当、ケイちゃんがクール担当。そっちのブスボケ頼むな、みたいな(笑)」
2017年04月07日大ブレーク中のブルゾンちえみをはじめ、決勝進出者の半数近くが女性だと話題になった先日の『R-1ぐらんぷり』。ほかにも最近テレビで若手のオンナ芸人を見ること、やたらと増えた気がしませんか? そんな次世代を担うオンナ芸人から、芸歴が同期の3人をピックアップ!ぶりっ子なボケにヤンキー風のツッコミがさえるお笑いコンビ・尼神インターの誠子(28)&渚(32)と、M-1にも出場した男女お笑いコンビ・相席スタートの“ちょうどいいブス”山崎ケイ(34)に語り合ってもらいました。 誠子「最近仕事一緒になること多いよね。1回飲んだね難波で」 ケイ「真夜中にねー(笑)。でも大阪の人って人見知りする」 渚「大阪と東京は壁があるよな。東京にも家借りたけど、一人暮らし初めてやし、寂しいんが嫌で、今回借りる条件としてケイちゃんの家の近くにした」 ケイ「近くに越してきたね(笑)」 渚「この前一緒に飲んだし、今度家で鍋パするって話して」 ケイ「誠子ちゃんは誰と仲いいの?」 誠子「ゆりやん(レトリィバァ)。よくガールズトークする。お互い芸人の先輩が好きっていう状況が一緒やから、逐一報告してお互いのアシスト!」 ケイ「アシスト(笑)?」 誠子「ゆりやんが『私が男やったら誠子さんと付き合いますけどね〜』って言ってくれたり」 ケイ「それアシストになってんの(笑)」 誠子「でも行きたかったお祭りに一緒に行けてん!」 ケイ「2人で?」 誠子「みんなでやけど(笑)」 ケイ「(笑)。そういえば誠子ちゃんだけなんかおしゃれなところに住み始めたけど……」 誠子「中目黒に住み始めたの」 渚「でもおしゃれ重視してるから駅から15分のとこやねん。疲れて帰ってきてさ、そっから15分はきついで。チャリは?」 誠子「私気づいたんやけど、いい女ってチャリ乗ってないの!」 一同「(爆笑)」 誠子「ほんまおしゃれ生活してるからチャリ封印中。あとね、ムーンライトヨガしてる」 ケイ「夜やるやつ?外で?」 誠子「そう、夜公園にござ敷いて、月の光浴びながら。月の光が女性ホルモンにいいらしくて。科学的な理由はわからないけど(笑)。それに最近いい女になったって言われる」 ケイ「(笑)」 誠子「あとフェーシャルエステに通って、肌の調子もいいし、肌の色がワントーン上がった。綾瀬はるかさん目指して、SK-IIのCM出たいの最終的に(笑)」 ケイ「今のはボケたよね(笑)」 誠子「私1回もボケたことない、芸人になってから(笑)」
2017年04月07日Instagramを中心に話題沸騰中のイラストレーター・横峰沙弥香さん。2015年に産まれた愛息「まめちゃん」の爆笑成長記録を、ほっこりするイラストとともに本誌で連載! 4月に入ってまめが保育園に通い始めたことで生活スタイルがガラリと変わり、てんやわんやの横峰家。一週間の慣らし保育の間に試行錯誤を重ね、我が家が落ち着いたスタイルは 私とまめで朝の準備を終えたらパパが保育園へ送り、その間に私は家事や簡単な仕事などを済ませます。そうこうしているとパパが帰宅し、夫婦で早めのお昼ご飯を食べたらパパは出社。 そして夕方は私がお迎え。基本的にパパは帰りが遅いので、帰宅してまめが寝るまでふたりで過ごします。今のところこのサイクルで動くのが、1番バランスが良いようです。 しかし毎朝パパが送り役を買って出てくれるとは正直驚きました。もうなん十年も夜型生活を送ってきたパパ。お歳のこともあるし、身体も辛いだろうに嫌な顔ひとつせずに毎日毎日頑張ってくれて……まめも私も幸せです。 やはり感謝は言葉で伝えなければなりません。ということで、言ってみました。いつもありがとう。 すると なんぞ照れながらごちゃごちゃ言っていましたが、最後にパパの本音らしきものがポロリ。 こういう、最後にひとつ付け加えられるおまけみたいな一言が本音だと何かの本で読みましたよ。なんにせよありがたいことに変わりはないですが!
2017年04月07日「加藤とは、最初の4〜5年は連絡を取っていませんでした。でも、その期間も『遠藤(章造)や(田村)淳から僕の情報は入っていた』と言っていたので、加藤は僕の状況は知っていたようです。5年目くらいになって、加藤から『そろそろ考えていこうと思うんだ』と電話で言われました。加藤は『隠れないでいい。自分の立ち位置を確認したほうがいい』という考え方で、僕が肉巻きおにぎり店の店頭で働くことを認めてくれていたようでした。今になって思うのですが、そうした加藤の意見を聞いた遠藤や淳が、直接『加藤がこう言っていたよ』ではなく、会話の中で自然に僕に伝えてくれていたんですよね」 そう語るのは、不定期連載『中山秀征の語り合いたい人』第77回のゲスト・極楽とんぼの山本圭壱(49)。所属事務所は違えど、加藤浩次がアルバイトをしていた中目黒のバーで、20代前半から酒を酌み交わしていた中山と山本。久々の再会は10年ぶりに山本が復帰した吉本興業・東京本部。旧知の仲の2人がじっくり語り合ってくれました。 中山「2年前にこの連載で浩次と対談をしたときにも、『極楽とんぼの続きをやりたいんだ』って熱く語ってくれたよ」 山本「昨年は極楽とんぼとして全国ライブをやるために、加藤とよく打ち合わせをしていたのですが、10年前とはまったく違うんですよ。昔は夕方に集まって、朝方までずっと延々とやっていたんですよ。でも、今、加藤は平日は毎日『スッキリ!!』(日本テレビ系)があるので、昼13時くらいに集まって、17時なら17時、19時なら19時というように、決めた時間にきっちり終わって帰る。『すごいな、加藤。人って変われるんだな』って思いましたね(笑)」 中山「毎日生番組があると、体力的にも厳しいからね」 山本「でも、最初は逆にそれが気持ち悪くて、『えっ、もう終わり?もっとやったほうがいいんじゃない?』と言っていましたね。『今日は雑談だけの日だったな……』という日もあったりしますが、最近では“新生・極楽とんぼ”じゃないですけど、この形のほうがいいと思っています」 中山「新しいスタイルでね。われわれは同じ年で、今年50歳になる学年ですよね。大きな節目となりますが、今後の展望は?」 山本「極楽とんぼとしての方向性を見つめ直す1年になるかと思います。僕はとにかく目の前の仕事を泥臭く頑張って、すべて得点を取りにいこうと思っています。周りの方々に『山本、頑張ってるな』と認めていただけたら、もう1段上のステージに。1つずつ全力で丁寧に取り組むだけですね。この1年やってみて、どうなるかはわかりませんが、種まきの1〜2年だと思っています。まずは4月8日にはMBSラジオで『オレたちちょこっとやってまーす!』(土曜・25時20分〜)、4月27日にはAbemaTVで『極楽とんぼ KAKURU TV』(木曜・21時〜)がスタートしますので、頑張っていきたいですね!」
2017年04月07日「バヌアツ共和国で子どもたちとヒトデを投げ合って遊んだんですよ。ヒトデが取れたか取れなかったかで一喜一憂している無邪気な子どもたちと触れ合っていたら、まだまだ世界は広いなと思って、『腐るな、諦めるな』という座右の銘が自分のなかに宿ったんです」 そう語るのは、不定期連載『中山秀征の語り合いたい人』第77回のゲスト・極楽とんぼの山本圭壱(49)。所属事務所は違えど、加藤浩次がアルバイトをしていた中目黒のバーで、20代前半から酒を酌み交わしていた中山と山本。旧知の仲の2人がじっくり語り合ってくれました。 中山「お久しぶりですねー。僕と山本ちゃんは20代前半からの知り合いなんですよね。(加藤)浩次がバーテンダーをしていた中目黒の店に、僕は飲みに行っていて、そこで知り合っているんです。懐かしいなぁ。とにもかくにも、10年ぶりのよしもと復帰、おめでとうございます!」 山本「本当にありがとうございます。すっかりご無沙汰しておりまして……。正式には’06年7月以来の復帰です。’15年からフリーで復帰していましたが、’16年7月に『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)に出演させていただき、それから極楽とんぼのライブを全国でやって、その全国ツアーが終わった11月によしもと復帰となったんですよね」 中山「10年ぶりに芸能界に戻ってきて、どうですか?」 山本「この10年間、本当にいろいろなことを考えました。最初はいつになったら復帰できるのかと考えていましたが、5年目くらいのときに、これは復帰できないかもしれない、無理だなと……」 中山「山本ちゃんが何をやっているかというのは、週刊誌などでちょこちょこ報じられていましたよね」 山本「野球をやっている写真や、車を洗っている写真なんかも撮られていましたね。肉巻きおにぎりを店頭で売っていたときにも、週刊誌のカメラマンが来ました。でも、僕はそのこと自体が嫌だとは思わなかったんです。『こんな僕でも、まだ記事にしていただけるんだ』『記事になるだけ、まだ芸能人としての価値があるんだ』という気持ちだったんですよ、僕は」 中山「『放っておいてくれ』『追われていて嫌だな』じゃなかったんだ」 山本「いえいえ、記者さんたちが来てくれるだけで何だかありがたいと感じていました」 中山「なるほど。それで芸能界とのつながりを感じていたんだ。そもそも、’06年からはずっと宮崎にいたんだよね?」 山本「最初の1年で、トラックやトレーラー、フォークリフト、けん引、船舶、ホームヘルパー、サーフィン指導員などの資格を取りました。それから、何年間か地元の青果市場やスーパーで積み荷の仕事をしたり、サーフィンショップに所属して、お客さんにサーフィンを教えたりしていました。そこで知り合った仲間たちとバヌアツ共和国に行ったんですね」 中山「バヌアツ共和国……?どこにあるの?」 山本「ニューカレドニアの近くにある島です。僕がテレビを見て『行ってみたい』と言ったら、サーフィン仲間たちが『僕たちもこういう機会じゃないと行けないから』と一緒に5人くらいで行くことになったんです。バヌアツの美しい海で地元の子どもたちと無邪気にヒトデを投げ合って遊んでいたら、いろいろなことが吹っ切れた気がしました。自分がやったことを消せるわけでもないし、迷惑をかけた方々ひとりひとりに面と向かって謝ったとしても、なかなか許してくれない人もいるだろう。でも、とにかく誠心誠意、向かっていこうと思えたんです」 中山「それはいいターニングポイントだったんだね。肉巻きおにぎり店で働くのは?」 山本「そのあとの’10〜’13年です。今でも初めて店頭に立った日のことを覚えています。年末の夜中12時くらいに宮崎市街の店舗に立ったのですが、カメラもお客さんも野次馬も、たくさんの人が来てくれました。『おい、山本!こんなところで店やってていいのかよ!』と罵声も浴びせられたりしました。でも、『とにかく逃れも隠れもしない。腐るな、諦めるな』という精神で、全部を受けとめようという気持ちには変わりなく、続けることができたんです」
2017年04月07日「僕は萩本欽一さん主宰の社会人野球チーム『茨城ゴールデンゴールズ』に所属させてもらっていて、そのキャンプ地が宮崎県日向市だったんですよ。毎年冬になると日向市に行って、地元の人たちとも仲よくさせてもらっていたんです。そしたら、僕が活動休止をしてからすぐに、日向市の方々が東京まで来てくれて、『こういうときなので、まずは日向市に来て、ゆっくりしてください』と誘ってくれたんです」 そう語るのは、不定期連載『中山秀征の語り合いたい人』第77回のゲスト・極楽とんぼの山本圭壱(49)。所属事務所は違えど、加藤浩次がアルバイトをしていた中目黒のバーで、20代前半から酒を酌み交わしていた中山と山本。久々の再会は10年ぶりに山本が復帰した吉本興業・東京本部。旧知の仲の2人がじっくり語り合ってくれました。 中山「10年ぶりに芸能界に戻ってきて、どうですか?山本ちゃんが何をやっているかというのは、週刊誌などでちょこちょこ報じられていましたよね」 山本「マスコミで『萩本さんからの許しを得ていない』など、僕にまつわることで萩本さんについての記事が出たこともありました。でも、実は萩本さんは2年ごとに必ず、あのノンビリした口調で『やってんのかぁ〜』と電話をくれていたんです」 中山「それは知らなかったですね。さすが萩本さん。見捨てずに見守るんですね」 山本「もう本当に頭が上がりません。ありがたくて……。僕は’15年1月に初めて1人で舞台をやったんですね。どこの事務所にも所属せずにフリーでやる舞台だったので、自分でビラを手作りして、下北沢の劇場近くでビラ配りをしました。それがSNSなどで拡散したのですが、その舞台の前日に萩本さんから電話があったんです」 中山「萩本さんから!」 山本「僕はもっと大きな舞台での復帰なら、絶対に連絡をしていたのですが、まだこぢんまりした一人舞台で不安定な状態だったので、萩本さんに連絡できずにいたんです。そんなとき、萩本さんに『お前、明日やるんだってな。舞台の前にウチに寄ってくれないか』と言われて、ご自宅に伺いました。そしたら、『おめでとうな』ってご祝儀を……。『誰よりも最初にな、俺が渡さないといけないから。舞台に行ったらな、いろいろあるから、ここで渡しておくな』って」 中山「それはすごい。萩本さんは本当に心が広い方ですよね」 山本「はい。僕はずっと僕についての記事なのに萩本さんが書かれることについて、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。本をただせば『お前が言うな』ってことなのかもしれませんが、今こそ中山さんの力を借りて、ぜひ萩本さんについて、改めて多くの人に知っていただきたくて……」 中山「萩本さんはご自身が受け皿になっても、『俺がやってやった』なんて自分から言う人じゃないしね」 山本「そうなんです。チームに迷惑をかけたのも、悪いのも僕なんですけど、ここまで間があいているのに、ずっと声をかけ続けてくださったんですよ。心から感謝しています」
2017年04月07日「デビュー37年目になりますが、その中ですばらしいジャズに触れる機会もたくさんあって、いつか私も機会があったらジャズの歌を歌ってみたいなって思っていたんですけど、それが今回、このように実現したってことですよね」 3月30日に放送された『SONGS』(NHK)でそう語ったのは、松田聖子(55)。3月29日、自身初となるジャズアルバム『SEIKO JAZZ』をリリースした。 タッグを組んだのは、グラミー賞の常連プロデューサーのデビッド・マシューズ。アルバムはチャップリンの『スマイル』や『追憶』、『イパネマの娘』など、スタンダードからボサノヴァまで名曲のカバーで構成されている。これは永遠のアイドルからの脱皮だ、と指摘するのはレコード会社関係者だ。 「美空ひばりさんも晩年、ジャズを歌ったように50代も半ばを迎え、情感をしっかり歌う大人のシンガーを目指したんだと思います」 今回、彼女はこの渾身のアルバムを引っさげ、全米でも勝負に出る。5月12日に米名門ジャズレーベル『Verve Records』から『SEIKO JAZZ』を出すことが決まっているのだ。 「プロモーションを米国でも行う予定なのですが、今回が最後のアメリカ挑戦になると思います」(前出・音楽関係者) これまでもアメリカで存在感をアピールしてきた聖子だが、過去の“挑戦”は必ずしも満足のいくものではなかった。しかし、最近相次いだ日本人アーチストたちの成功がそんな聖子を刺激したという。 「宇多田ヒカルが去年リリースした『Fantome』は、全米iTuneチャートで3位まで行きました。さらにピコ太郎の『PPAP』が大ヒットし、ビルボードのシングルチャート77位を記録したとき、マスコミが90年の聖子の57位を引き合いに出したんです。聖子さんも“夢よ、もう一度”と、改めてアメリカに挑戦したいと考えたのでしょう」(前出・音楽プロデューサー) 大人のシンガーとしてアメリカで勝負したいという聖子だが、彼女がジャズに転向したのは別の理由があったと話すのは、レコード会社関係者だ。 「彼女は例年、アリーナツアーを行って来ましたが、最近は『赤いスイートピー』などの曲で、若いときには普通に出せていた高音のサビを歌うのに苦労するようになっていました。声を張り上げる部分では客席にマイクを向けて歌わせるように、うまく逃げるようになったんです。そこで、高い声を無理に出さなくてもよくて、歳をとっても長く歌えて感情も込めて歌うことができるジャズで勝負しようと思ったのでしょう」 55歳の女性にとって、声帯の“異変”は切実な問題だ、と耳鼻咽喉科の音声専門医師もこう話す。 「女性の場合、閉経が関与しているとされ、50代になり女性ホルモン(エストロゲン)が減ると、声帯はむくんで太くなります。そうすると声が低くなるんです。さらに喉の潤滑油が乾いてきて、声帯に潤いがなくなると、高い声は出せなくなりますね」 声質が変わり、シンガーとしても新たな方向性を模索し始めた聖子。その妥協なき姿勢は私生活にも及んでいるという。アルバムのレコーディング終了後、聖子はアメリカでの再挑戦に備えて、のどを守るなど体調を整え、日常生活にも気を使ってきた。 「故郷・久留米名物の“八女茶”はテアニンをたっぷり含み、リラックス効果にいいからと、毎日何杯も飲んでいるようです。そのおかげか睡眠もたっぷりとれて、気力・体力とも充実しているようです」(芸能関係者) 声帯に負担をかけないようにと、食生活も野菜中心に変えたという。 「聖子さんは、3月に亡くなった大物プロデューサー、トミー・リピューマ氏(享年80)の縁もあって、今回の名門レーベル入りを果たしました。『絶対に全米で成功したい』と、彼女はすでに渡米しているそうです」(前出・音楽プロデューサー) 背水の陣で全米に挑む聖子は、声の衰えを乗り越えることができるか。“最後の挑戦”が注目される。
2017年04月06日フランス国立宇宙研究センター(CNES)が公開した動画で見られる食事風景 「2カ月間、ベッドで寝ているだけで170万円もらえますよ」と言われたら、あなたはどうするだろうか。現在、フランスで「ただひたすら横になっていてくれる男性」が求められている。 トゥールーズにある宇宙医学生理学研究所は、微小重力状態が人体に与える影響を研究するための協力者を24人募集している。報酬は16,000ユーロ(約170万円)が4年の分割で支払われる。条件はBMI値22~27、年齢20~45歳の健康な男性で、喫煙者・アレルギー持ちはNGだという。 検査期間に入ると、被験者は60日間ベッドの上で生活することを強いられる。寝返りは打てるが、必ずどちらかの肩がベッドに触れていなければならない。決して起き上がったり、ベッドの上に座ったりしてはならず、脚を床に付けることなど言語道断だ。食事、排泄、清拭もすべて寝たまま行う。また、頭は常に角度にして6度ほど下に傾けられた状態に保たれるという。 フランス国立宇宙研究センターが発表したプレスリリースによると、この体勢をとることで血液が上半身に集まり、無重力状態が血液量、心臓機能、血圧に及ぼす影響をシミュレートできるという。
2017年04月06日「実は初日からの12連勝で、千秋楽後の優勝祝賀会の準備を始めていたんです。でも13日目の日馬富士戦のケガを見て、優勝バージョンから慰労バージョンに変えようかと。まだ可能性はありましたから完全に変えることはしませんでしたが」 そう語るのは、新横綱で春場所優勝した稀勢の里(30)の後援者・前田克巳さん(69)だ。前田さんは元幕下の力士。稀勢の里の師匠である、故・鳴戸親方(元横綱・隆の里)の兄弟子だった。 快進撃を続ける新横綱の大ケガにファンならずとも肝を冷やしたが、稀勢の里は翌日の鶴竜戦に強行出場。しかし結果は、ほぼ無抵抗に近い状態で敗退した。 「その様子を見て本人にメールを打ちました。『横綱としての責任を全うしてくれてありがとう。横綱としての人生は始まったばかりだから』とね。怪我を完全に治して次の場所に備えてほしいという思いを込めたんです」 ところが稀勢の里から帰ってきた返信メールは、思いがけないものだった。 「『あと一日、必死で頑張ります』とあったんです。驚きました。休場を拒否して翌日も出る、というだけでなく、命がけで勝ちに行くと言わんばかりでしたから。横綱はまだ優勝を諦めてないと、驚きました」 それでも前田さんは、逆転優勝に関しては半信半疑だった。会場の大阪府立体育館には行かず、千秋楽後のパーティの準備をするため会場にいた。そこで、本割の照の富士戦で稀勢の里が勝利するシーンを目撃。 「驚きと喜び、それしかなかったです。大急ぎで『府立体育館』に車で向かいました。優勝決定戦は、車の中のテレビで見たんです。勝ったのを見て、『うわーやった!』と。支度部屋に着いたらみんな興奮していて。『おめでとう』『ありがとうございます』と言葉を交わすのがやっとでした」 何が、その奇跡の逆転優勝を呼んだのか? 「彼の師匠、隆の里は、糖尿病を患って出世が遅れながらも、耐え忍んで横綱にまでなった。その師匠の初代若乃花は体重105キロという小兵ながら、土俵の鬼とまで言われた猛稽古を続け、努力で横綱になった。サイン色紙に“人生は耐え忍ぶもの”と言う意味を込めて、『忍』と言う文字を書いたんです。三代に渡って綿々と受け継がれた『忍』の精神があったからこそ怪我の痛みに耐え、最後まで諦めることなく土俵をつとめ、優勝できたのでは、と思います」 『忍』の精神を胸に、稀勢の里は大横綱への道を一歩、踏み出した。
2017年04月06日「フリーきっぷ最大の魅力は、上手に使うほど、交通費がぐーんとお得になること。きっぷの料金は決まっているので、気軽に計画が立てられ、ちょっと遠い場所へも足を延ばしやすくなる。旅の楽しみが広がります」 こう話すのは、旅行ジャーナリストの村田和子さん。「フリーきっぷ」とは、規定の区間で列車やバスが乗り放題になる、お得なきっぷの通称だ。JRが発売する「青春18きっぷ」が有名だが、これは春休み、夏休み、冬休みを中心とする限られた期間にしか使用できないのがネック……。 「いえいえ、青春18きっぷのほかにも、全国のJRや私鉄などが発売するフリーきっぷがたくさんあります。なかには、周辺の観光スポットへの入場が無料、もしくは割引になるものも。旅の選択肢が広がり、交通費だけではなくトータルでお得になるきっぷが多いのです。基本的に乗り降り自由なので、旅行計画の大枠を決めておけば、天候や気分に応じて、当日でも変更しやすいのもいいですね」 村田さんによると、数あるフリーきっぷの中からお得なものを選ぶポイントは、「価格」「期間」「特典」の3つ。 「価格で重要なのは、予定している旅で“元がとれるかどうか”。まずは漠然とでもいいので、旅の交通費を試算してみましょう。たとえば、首都圏からの往復と現地の特定エリアが乗り降り自由になるきっぷでは、単純に首都圏から往復するだけで元をとれることも多いんです。この場合は間違いなく“買い”。また、子供料金が半額よりも安くなって、家族旅行だと、よりお得になるものもあります」 しかし、どんなにお得なきっぷでも、自分の旅の目的に合わなければ意味がない。そこで必ずチェックしたいのが、2つ目のポイントである期間。とくに発売期間、利用できる期間、有効期限には注意。 「出発前日までにしか買えないきっぷや、ゴールデンウイーク・お盆などの繁忙期は使えないきっぷもあります。また有効期限も、その日数のほか、『いつでも利用できるか、それとも週末だけなのか』などを確認し、旅の計画に合っているか検討しましょう」 3つ目のポイントは、特典。 「フリーきっぷは、乗車券のみで特急の利用ができないものが多いのですが、別途特急券を購入すれば、特急や新幹線などに乗車できるものもあります。とくに移動距離が長い旅の場合、これが重要なチェックポイント。また、観光施設などに入場できる特典が付いたきっぷも多数あるので、あわせてお得度のチェックを」 フリーきっぷを賢く使えば、浮いた交通費でより満足度の高い旅を楽しめる!ぜひ次回の旅の計画に取り入れてみては?
2017年04月06日「娘が健診で『ほかの子に比べてちょっと小柄だから、念のために調べてみましょう』と、染色体の検査をして、ターナー症候群であることがわかりました。女性のみに発症し、低身長、第二次性徴が遅い、もしくはこない可能性があると聞かされました。『このまま大きくならないの?ちゃんと生きていけるの?』と不安ばかりで、毎日泣き続けました」 そう語るのは、NPO法人卵子提供登録支援団体「OD-NET」理事長、岸本佐智子さん(52)。3月22日、早発閉経によって不妊に悩む女性が第三者から卵子の提供を受け出産したことが、各メディアで大きく報じられた。その道筋を作ったのが、岸本さんだ。 「匿名のドナーから提供された卵子に、レシピエント(提供先)の夫の精子を受精させます。その受精卵(胚)をレシピエントの子宮に移植して、出産するという流れです。だから母親とは遺伝的なつながりはありません。日本ではこうしたケースで誕生した子どもが、しっかりと福祉で守られるのか、もし遺伝的につながりのある卵子提供者が『赤ちゃんを返して』と申し出た場合どうなるのか、法整備がされておりません」(岸本さん・以下同) そのため、岸本さんの活動には「勇み足だ」「そこまでして子どもが欲しいのか」という批判もある。それを承知のうえで「法制化を待っていられない」と卵子提供を推し進めたのは、先述の1,000〜2,000人に1人の割合で発症するターナー症候群の娘の存在が大きかった。 「いつも“ターナー女性たちの母親”のような気持ちで活動しています。胎児がターナー症候群の場合、95%が流産します。だから、ターナーの娘がこの世に生を受けたのは、絶対に意味があり、私に使命が与えられたと考えたんです」 ターナー症候群は卵巣の機能障害が起きるため自分の卵子で妊娠する確率は1%しかない。だが、子宮はちゃんと機能しているため、健康な卵子提供が望めれば、子を持つ可能性を広げられる。‘12年、岸本さんは卵子提供を仲介する「OD-NET」を立ち上げる。 「アメリカで行われているような“ビジネス”にはしたくなかったので、弁護士や提携先の不妊クリニックと協議を重ねました。ドナーさんにはボランティアでお願いし、仲介手数料もなし。レシピエントさんには治療費など実費のみを負担してもらうことにしました」 この「無償での卵子提供」を理解してくれる女性がどれほどいるのだろうかと、当初は不安だった。 「すぐに電話が鳴りっぱなしに。設立の記者会見後3日間でドナー希望者が100人を超えました。これこそ日本女性の“助け合いの精神”だとうれしかったですね」 JISART(日本生殖補助医療標準化機関)の厳格なガイドラインにのっとり、条件を満たしたドナーと、提携先のクリニックに通院するターナー症候群や早発閉経の女性とマッチングする。昨年春ごろには受精卵をレシピエントの子宮へ移植し、今年1月、日本初の第三者の卵子提供による出産へ。 「会の発足から4年もかかったので感無量。医療関係の仕事に就いた娘も『へー!すごいやん!よかったなあ〜』と喜んでくれました」 現在、2人のターナー女性が「OD-NET」を通じて卵子提供を受け妊娠中。 「2例目、3例目が誕生することで法制化が進むと信じています。病気などで不妊に悩む女性のために、卵子提供という選択肢を」
2017年04月06日「いまはうれしい気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。長男のときもそうでしたが、今回も周りの人たちのサポートのおかげで授かることができました」 膨らみ始めたおなかを、ときおりさすりながら語る女優・加藤貴子(46)。ドラマ『温泉へ行こう』シリーズ(TBS系)では主人公の温泉旅館若女将を演じた彼女が、ブログで第2子妊娠を報告したのは3月19日のこと。予定日は9月上旬で、47歳の誕生日を迎える直前の高齢出産となる。加藤が、後に夫となる年上男性と付き合い始めたのは32歳のとき。真剣交際ではあったが、当時は2人とも入籍にはこだわらなかったという。 「交際を始めたころから私は『子どもは欲しい』と、言っていました。彼は『貴子が欲しいならつくろうか』というスタンス。その後、私は妊活のようなものを始めました。婦人科の検診に行った際にホルモン値を測ったり、先生から教えてもらって排卵日がわかる検査キットを購入してみたり……。ホルモン値は正常で、お医者さんからは『タイミングさえあえば子どもはできるよ』と、言われていましたので、あえて不妊治療専門のクリニックに通うことは考えていなかったのです」 だが、妊活を始めてから8年たっても妊娠することはなかった。彼女の状況を知った仲のいい監督から「僕の知っている不妊治療クリニックに行ってみたら?」と勧められたという。 「さっそく電話したところ、私の年齢が42歳と聞いて『すぐに来なさい』と、言われたんです。私に限らず、40歳を過ぎたらすぐにクリニックに来て、どういう状態かを把握するための検査を受けるべきだと。『卵子の老化』という言葉に驚き、すぐにネットなどで調べてみたら、いままで自分はなんて無知だったのだろうとクラクラするほどの内容で。それまでは健康で生理がふつうにあれば妊娠するものだと思いこんでいて、自分はホルモン値も正常だからと油断していたことを後悔しました。すぐに彼と一緒にクリニックに行きました。そして最初の検査で、彼の『男性不妊』がわかったんです」 男性不妊とは、精子の数や運動率の低下が原因でうまく受精しないなど、妊娠のためには男性側の改善が必要とされる状態のこと。 「それまで彼は健康診断でひっかかることもありませんでしたし、まさか子どものできなかった原因が自分にもあったとは思いもよらなかったようでした。先生は最近の日本で男性の不妊症が増えていること、不妊治療のためにクリニックを訪れる夫婦の半分程度が彼のような男性不妊であり、それは特殊なことではないこと、また改善策があることなどを話してくださいました。改善策は1.1日45分間のウオーキング、2.規則正しい生活、3.食事の取り方の工夫、4.飲酒したら3日空けること−−の4点です。実際に半年ほど続けたところ、彼の精子の状態は改善されていき、活発に動くようになっていきました」 ’13年10月31日、加藤は43歳で入籍した。だがこの前後に3度も流産を繰り返していたのだ。特に3度目の流産は、自然妊娠を果たし、喜んでいた矢先の出来事だった。 「しばらくの間は、流産の悲しさから立ち直れませんでした。3回も連続で経験したのは、私の卵子が老化してしまっているからだ、私の努力が足りないのではないか、私は不育症なのではないか……など、自分を責めてばかり。心が折れそうになって体調も崩しました。私の様子を見て心配した事務所がお休みをくれたのですが、おかげさまでその後、体外受精をして、ついに長男をおなかに宿すことができたのです」 当時のことを語る加藤の瞳には涙が光っていた。ブログでは「サクちゃん」と呼んでいる長男が誕生したのは’14年11月、加藤が44歳のとき。 「不妊治療は大変です。私のブログへの書き込みは全部拝見していますが、本当に皆さんつらい思いをされていらして、その気持ちが痛いほど伝わってきます。特に女性が仕事をしながら通院して治療を受けるのは容易なことではありません。私も大変な思いをしました。治療を始めてから毎日、ホルモン注射を打っていたのですが、ロケ現場付近に注射を代行してくださる病院がなかったことがありました。片っ端から電話しても、『うちで治療をしていない方はお引き受けできません』と、門前払い。やむをえず早朝4時半に、かかりつけのクリニックの看護師長さんに対応していただいたこともありました」 インタビューは2時間近くに及んだが、加藤は最後に夫への感謝を語った。 「わが家では夫が私の話を聞いてくれたので、それがガス抜きになりました。ふだんはのらりくらりしているところもある夫ですが(笑)、いざというときはメンタル面でサポートしてくれ、頼りになりました。治療中は自分も不安なことはたくさんあったと思いますが、いつも私の不安を先に取り除くようにしてくれて、本当に感謝をしています」
2017年04月06日