『舞台「忍たま乱太郎」~あかるく、たのしく、ゆかい!の段~』が、11月3日から6日に東京・あうるすぽっとで上演されることが決定した。本作は、オリジナルストーリーで展開する舞台作品『ミュージカル「忍たま乱太郎」』(以下「忍ミュ」)とは一線を画し、アニメで放送された選りすぐりのエピソードを脚本の元としてオムニバス形式で上演される。キャストは「忍ミュ」第12弾でお馴染みとなったメンバーたちが集まり、シリーズ初のストレートプレイに挑む。六年生キャストは、立花仙蔵役の湯本健一、潮江文次郎役の渡辺和貴、中在家長次役の新井雄也、七松小平太役の坂垣怜次、食満留三郎役の鈴木祐大が演じ、四年生には、平滝夜叉丸役の龍人、綾部喜八郎役の大谷誠、田村三木ヱ門役の三井淳平、浜守一郎役の田口司、斉藤タカ丸役の坂下陽春が、「忍ミュ」第12弾再演から引き続き参加。また一年生は、「忍ミュ」第12弾再演でダブルキャストAチームの猪名寺乱太郎役の岸野譲、摂津のきり丸役の嶋陽大、福富しんべヱ役の福田龍世が演じる。さらにドクタケ忍者隊からは、稗田八方斎役の幹山恭市、曇鬼役の開沼豊も参加する。併せて、原作者の尼子騒兵衛からコメントが到着した。■尼子騒兵衛 コメント舞台「忍たま乱太郎」〜あかるく、たのしく、ゆかい!の段〜に、ようこそ!!忍たまの新しい舞台です。「ミュージカル・忍たま乱太郎」のようなスペクタクルは、ありません。忍たまたちの日常が描かれています。笑ったり、ケンカしたり…。いつも起こる大事件の裏には、こんなほのぼのとした日常があるんですね。宿敵のドクタケ忍者だって四六時中、戦っているわけでもありません。肩の力が抜けた彼らと、忍術学園という、戦国の世にあって、ある意味パラダイスのような忍者の学校の学園生活を楽しむ忍たまたち。題名どおりの「あかるく、たのしく、ゆかい!」な世界が繰り広げられます。彼らの、ちょっとユルイ日常を覗いて、ほっこりしていただければ、忍たまたちも、ドクタケ忍者たちも、ちょこっと、喜びます。<公演情報>舞台『忍たま乱太郎』~あかるく、たのしく、ゆかい!の段〜11月3日(木・祝)~11月6日(日) 東京・あうるすぽっと【出演】■忍術学園 一年生猪名寺乱太郎:岸野譲摂津のきり丸:嶋陽大福富しんべヱ:福田龍世■忍術学園 六年生立花仙蔵:湯本健一潮江文次郎:渡辺和貴中在家長次:新井雄也七松小平太:坂垣怜次食満留三郎:鈴木祐大■忍術学園 四年生平滝夜叉丸:龍人綾部喜八郎:大谷誠田村三木ヱ門:三井淳平浜守一郎:田口司斉藤タカ丸:坂下陽春■ドクタケ忍者隊稗田八方斎:幹山恭市曇鬼:開沼豊【チケット料金】(全席指定 / 税込)特典ブロマイド付きチケット:8,500円(ランダム配布 / 全6種)親子ペアチケット10,000円※お子様は小学生以下限定※チケット発売日など詳細は後日、公式HPにてお知らせいたします。※豊島区民優先販売あり(詳細は後日お知らせいたします)※3歳以上のお子様はチケットが必要になります。公式サイト:公式Twitter:
2022年09月29日新国立劇場 2022/2023シーズン 演劇『ガラスの動物園』が、9月28日に新国立劇場 中劇場で初日を迎えた。『ガラスの動物園』は、フランス・パリにある国立オデオン劇場の協力のもと、2020年3月にオデオン劇場制作によりワールドプレミアを迎えたテネシー・ウィリアムズの代表作。新国立劇場 2020/2021シーズンの開幕作品として上演を予定していたが、コロナ禍のため本国フランスでは公演5日目にして閉幕。また昨年秋に予定していた延期公演も日本への入国制限などにより再び中止となっていたが、このたび2022/2023シーズンの開幕作品として、日本で初めて上演される。主演のアマンダ役は、フランスを代表する女優であり、映画、舞台と幅広く活躍するイザベル・ユペールが担当。演出は話題作を次々と発表する演出家、イヴォ・ヴァン・ホーヴェが務める。公演写真提供:国立オデオン劇場©Jan Versweyveld公演写真提供:国立オデオン劇場©Jan Versweyveld公演写真提供:国立オデオン劇場©Jan Versweyveld併せて、イヴォ・ヴァン・ホーヴェからのコメント映像が公開された。イヴォ・ヴァン・ホーヴェ コメント<公演情報>新国立劇場 2022/2023シーズン 演劇『ガラスの動物園』9月28日(水)~10月2日(日) 東京・新国立劇場 中劇場※フランス語上演 / 日本語及び英語バリアフリー字幕付作:テネシー・ウィリアムズ演出:イヴォ・ヴァン・ホーヴェ【出演】イザベル・ユペールジュスティーヌ・バシュレシリル・ゲイユアントワーヌ・レナール【チケット料金】※すべて税込S席11,000円 / A席7,700円 / B席4,400円発売中チケット情報はこちら:チケットに関するお問い合わせ:新国立劇場ボックスオフィスTEL:03-5352-9999(10:00~18:00)『ガラスの動物園』公式サイト:
2022年09月29日9月30日(金)に公開となる『“それ”がいる森』より、主演の相葉雅紀とその息子役の上原剣心の姿を捉えた場面写真が公開となった。本作は、不可解な怪奇現象が多発するという実在の森を舞台に、実際に数々の“それ”を見たという目撃情報をベースに描かれる、新時代のホラーエンタテインメント。ジャパニーズ・ホラーの代名詞であり、ハリウッドでリメイクもされた不朽の名作『リング』、2000年代興行収入NO.1ヒットホラー映画『事故物件 恐い間取り』など、数々のヒット作を生み出してきたジャパニーズ・ホラー界の名匠・中田秀夫監督が監督を務める。相葉演じる田舎で農家を営む・田中淳一は、元妻・爽子(江口のりこ)が東京で暮らしていた息子・一也(上原)と暮らすことになり、森の中で得体の知れない“それ”を目撃したところから、松本穂香演じる一也の担任・絵里とともに次第に怪奇現象に巻き込まれていく……。この度、淳一と息子の一也を写し出した場面写真が公開となった。写真には不可解な失踪事件が続く仄暗い森で、まさに“それ”を目の前にし、恐れ慄く表情の親子の姿が。本作で初共演となった相葉と上原。数百人の中からオーディションで一也役に抜擢され、それまで芝居経験がほとんどなく現場で緊張気味だった上原に、相葉は優しく声をかけ、クランクイン前の上原の演技リハーサルにも参加し、淳一と一也として親子の絆を深めていったという。危険な森へ足を踏み入れ、ふたりが目にしたものとは…?そして“それ”に遭遇した彼らには、一体どんな恐怖が待ち受けているのだろうか……。まだその姿がわからない“未知の恐怖”がどのようなものなのか、期待が高まる場面写真となっている。『“それ”がいる森』9月30日(金)より公開
2022年09月29日イギリスBBCほか世界で大ヒットを記録している海外ドラマ『80日間世界一周』が、動画配信サービス「スターチャンネルEX」で独占配信中だ。この度、主要キャスト&監督インタビューにメイキングシーンが盛り込まれたスペシャル映像と、メイキング画像が解禁された。本作は、ジュール・ヴェルヌの空想冒険小説『八十日間世界一周』を、かつてない新解釈で大胆にアップデートした新感覚アドベンチャードラマ。物語は、英国の“キュンおじ”こと、デヴィッド・テナント(『ドクター・フー』『グッド・オーメンズ』)が演じる、裕福だが意気地なしの主人公フィリアス・フォッグと、イブラヒム・コーマ(『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』)が演じるちょっとズル賢いフランス人従者ジャン・パスパルトゥー、そしてレオニー・ベネシュ(『白いリボン』)が演じる勝気なジャーナリスト、アビゲイル・フィックスの3人組が、トラブルに巻き込まれ、喧嘩しながらも、80日で世界一周を成し遂げるために、あらゆる手段を使って前に進むさまが描かれる。『80日間世界一周』メイキング(C) Slim 80 Days / Federation Entertainment / Peu Communications / ZDF / Be-FILMS / RTBF (Télévision belge)– 2021原作小説が世に出た1872年当時の“未知の世界への憧れや冒険心”を、キャラクター設定を一新し、現代的な趣向を凝らしてよみがえらせたストーリーや、製作費約66億円、3000人のクルーを擁して再現したこだわりのロケーション、さらに『ライオン・キング』『DUNE/デューン 砂の惑星』でアカデミー賞作曲賞を受賞し、『トップガン マーヴェリック』も担当した巨匠ハンス・ジマーが手がけた音楽など、世界各国でのヒットもうなづける見どころが満載。早くもシーズン2が決定するなど盛り上がりを見せている。『80日間世界一周』メイキング(C) Slim 80 Days / Federation Entertainment / Peu Communications / ZDF / Be-FILMS / RTBF (Télévision belge)– 2021この度公開されたスペシャル映像は「キャラクター」「スティーヴ・バロン監督」「美術セット」「19世紀のファッション」「作品のテーマ」の5つのカテゴリーで構成され、ドラマの注目ポイントが紹介されている。まずは、メインキャストのテナント、コーマ、ベネシュが、各々が演じたキャラクターについて解説。テナントは「かなり臆病な人生を歩んできた」という主人公フォッグの世界旅行への挑戦のはじまりについて語り、コーマはそんなフォッグについて「本で読んだこと以外、世の中のことを何も知らない」と、自身が演じるパスパルトゥーとの違いを強調。そしてジャーナリストのフィックスを演じたベネシュは、19世紀当時、女性ジャーナリストの活動が難しかった現実を踏まえた設定を明かしている。また、メガホンを取ったスティーヴ・バロン監督について、テナントは「各エピソードが1本の映画のようなものだからね。彼が監督でとても幸運だったよ」と、1980年代にはa-haの『テイク・オン・ミー』やマイケル・ジャクソンの『ビリー・ジーン』のMV監督として時代を切り開いたバロン監督の手腕を絶賛。さらに、訪れる国々の香りまで用意したという完璧な美術セットロケーションや、ベネシュが「どの衣装も大好き」と笑顔を見せた19世紀ファッション、旅をする3人の意外な共通点や本作のテーマも語られており、貴重なメイキングシーンとともに見ごたえたっぷりの映像となっている。『80日間世界一周』メイキング(C) Slim 80 Days / Federation Entertainment / Peu Communications / ZDF / Be-FILMS / RTBF (Télévision belge)– 2021あわせて公開されたメイキング写真には、美術セット建設中の様子や、カメラ目線で笑顔を向けるキャスト3人のオフショットなど、貴重な瞬間が収められている。手軽に世界中のどこへでも行くことができる現代においても、不可能への挑戦や冒険心を抱き続ける大切さは、原作が持つ普遍的なメッセージとして色褪せていない。映像の最後にテナントが、「視聴者が体験するのは旅と冒険と未知の感覚だ。夢中になるエキサイティングな展開がたくさんあるよ」と話しているとおり、時代を超え壮大なスケールでよみがえった大冒険の旅は、観る者の好奇心を刺激してくれるに違いない。なお本作は、TV放送の「BS10 スターチャンネル」にて10月6日(木)より独占初放送を開始。10月2日(日)には第1話が先行無料放送されるので、チェックしてみてはどうだろうか。■海外ドラマ『80日間世界一周』(全8話)【配信】「スターチャンネルEX」<字幕版>配信中※9月16日(金)より毎週1話ずつ更新作品公式ページ: 【放送】「BS10 スターチャンネル」<STAR1 字幕版>※10月6日(木)より、毎週木曜よる11:00ほか※10月2日(日)字幕版 第1話無料放送
2022年09月29日『銀河英雄伝説 Die Neue These』のフォースシーズンである「策謀」の上映がスタートする。上映は第一章が2022年9月30日に、第二章が10月28日、第三章が11月25日に開始する予定となっている。田中芳樹による原作小説『銀河英雄伝説』は1982年に発刊された、本伝10巻、外伝5巻の長編小説。フォースシーズンに入り、銀河帝国と自由惑星同盟の間の勢力バランスが変化する中、第三の勢力・フェザーンが動き出す。今回は自由惑星同盟軍のヤン役・鈴村健一さんと、ヤンの被保護者・ユリアン役の梶裕貴さんに、今シーズンの見どころと、作中でも強い絆で結ばれている二人の関係について聞いた。エンタメを通して社会を覗ける作品――脚本を読まれての感想を教えてください。鈴村健一(以下、鈴村)いよいよ、物語が複雑化してきたというか。梶裕貴(以下、梶)そうですね。鈴村今まで、同盟は同盟、帝国は帝国で描かれていましたが、今作から第三の勢力であるフェザーンもしっかりと描かれるようになります。フェザーンを介しての思惑や、その様子を俯瞰して見ているヤンたちが、自分たちもいずれ巻き込まれていくんだろうな、と考えているのが分かりますよね。銀英伝の本懐が来たな、という感じがします。梶それぞれの正義や平和のために戦うのは当たり前のこととして……ヤンほどの人物になってくると、軍を率いる立場にありながらも「自分たち自由惑星同盟の思想が果たして、すべての人類にとって確実に正しいと言いきれるのだろうか?」というような発想に至ってくるわけです。一概に、何が良くて何が悪いのか結論は出せない、というところが、哀しいかな現実とリンクしている点ですよね。原作としては、もう数十年前からこの世に存在している偉大なタイトルなわけですけれど……その物語が今も変わらず、僕らに強烈なリアリティをもって色々な感情を沸き起こさせてくるというのは、あらためて『銀英伝』が歴史に残る傑作なんだな、と感じざるを得ません。――今の時代に、この銀河英雄伝の新シリーズが制作されることに、意味を感じられていますか?梶この国の今を生きる若者たちにとって、戦争というノンフィクションは、どこか遠い世界の話だと感じてしまいがちかもしれませんが、実際に、常に戦争は起きているわけで。しかも、それが少しずつ身近になってきてしまっている現実もあります。だからなのか……それまで争いとは大きく関係なかったはずのフェザーンの人たちが、こうして戦争に巻き込まれていってしまうという展開が、僕にはどうしても他人事ではないように思えて。それぞれが誰かの幸せを守ろうとしているだけのはずなんですが、そこに様々な思惑が絡んでくることで、最終的に、どうしても誰かが悲しい思いをしてしまう。不甲斐ない話ですが、実に人間らしくもありますよね。そんな状況下にあって、描かれているほとんどの登場人物たちの信念や在り方というのは、それぞれ形は違いますけれど、本当に立派でかっこいいなと思います。鈴村皮肉なものだな、と思いますけどね。長い年月、社会の中でもどんな政治形態がいいのか考え続けられる中で、完璧な考え方がないんだな、というのはみんなわかってると思います。でも、理想はやっぱり存在しているんですよね。特にエンターテインメントはその理想をどう描くかに向き合ってきたと思います。――どういったところで感じられるのでしょうか。鈴村エンターテイメントにまでリアルを持ち込まないでほしい、十分日常がリアルだから、と言っている人が多いイメージですね。実際に、そういった作品が増えていると思いますが、銀英伝はリアルから目を背けず、それでいて長年愛されているのがいろんな意味で皮肉というか。今のエンターテイメントの潮流から見ると、銀英伝は逆に異端になっていると思うと、不思議な感じがするんです。時代が変わっていく中で、たくさんの人が支持してくださっている作品の立ち位置が、微妙に変わってきていることを感じます。こういう作品って不変的なものだと思うんですけど、80年代に書かれた物語から、今の社会があまり変わっていないことが如実に分かるという部分は、何度も言いますけど、やっぱり皮肉ですね。――確かに、今観ても、違和感がない、むしろ身近に感じる部分があります。鈴村世の中でこういうことを変えたい、変わるべきだ、と思っている人はたくさんいると思うんですけど、自分たちで行動しづらい時代でもあると思います。銀英伝のキャラクターたちも、そういうふうに行動できずにいることを、「それでいいんだよ」と言ってくれているようでもあるし、「行動できる人はするべきだ」って言っているようでもあるし、いろんな捉え方ができるように作られていますよね。別に説教臭く見てほしくはないんですけど、エンタメかつ、教科書的なところがあるんですよね。本物の教科書にはこういう部分ってないから、すごく意義があるような気がしています。エンターテインメントを通して社会を覗けるということで言うと、とてもすごい作品だな、と今回のシリーズは特に感じますね。今までとは異なるヤンの描き方――さまざまな思惑が交錯し、どちらかというと、殺伐としている中で、ヤンとユリアンのシーンはほっこりとするものがあるように思います。梶ヤンとユリアンはお互いにとって、あらためて、とても大きな存在だったんだなと。月並みな言葉にはなってしまいますけれど、きっと"離れてみて分かったこと"なんでしょうね。一番印象的だったのは、旅立っていくユリアンに対してヤンが声をかけてくれるシーン。2人の関係性を具体的な言葉で表すのは難しいんですけれど……間違いなく、お互いにとってかけがえのない、唯一無二の存在だということは言い切れるかと。――ユリアンが軍人になるのをずっと反対していたヤンが。梶いや、今だって反対という立場ではあると思います。それでもきっと、ユリアンのこれまでの努力や活躍をいろいろと鑑みて、最終的に送り出してくれたんでしょう。辛い決断だったと思います。ユリアンを演じる僕からしても、複雑な思いがあるくらいですから。けれど、彼のある種の"大人として旅立ち"を認めてもらえたんだろうなと思うと、どこか誇らしくもありますね。その上で……ユリアン側もヤンの私生活を心配している、という点が、実に2人らしいバランスだなと(笑)。鈴村成長していくユリアンに対して、ヤンはある種、完成されている人、だったんですが、このシーズンに関しては、ヤンも成長する話なんだな、ということを感じました。ユリアンはヤンの実子ではないんですけど、親として成長する姿が描かれているんだな、と。ヤンはいろんなことを俯瞰して見ていますが、ひとりの人がどのように成長して、それにどのように接するか、ということを自分ではまだ分かっていなかったんですよね。――軍人としてではなく、親としてのヤンが描かれているんですね。鈴村自分の理想はこうあってほしい、でも本人の意思も尊重してあげたい、ってきっと世界中の親が悩むことです。それについて、ヤンも人並みに悩み、彼らしい結論として子を尊重する、ということにたどり着いたんだなあ、と。僕も親になって、自分の子どもが今後どうなっていくか、すごく考えてるんですよ。だから、ヤンについては勝手に「わかるわ~!」と思いました。子どもにはやりたいことをやって欲しい。でも、何を言い出すかわからない。じゃあ、どんなことを親としてやってあげられるんだろう。意外とやってあげられること少ないんじゃないか。何か先回りしてやってあげることは、それは子を尊重することとはまた違うんじゃないか……というようなことを、ぐるぐる思うんですよね。今回は、ヤンがユリアンの成長を認めてあげたいって気持ちと、自分がいるような世界に入って欲しくない、ということで一気に葛藤した。その上で、ユリアンが旅立って行く話は、ヤンにとっては急展開なんだな、と。いろんなことを急に整理しなきゃいけなくて、その中でヤンもいろんな成長をしたんだろうな、と思いました。作品では、わりとユリアンが旅立っていくということに力点が置かれているように僕は見えるんです。でも、ヤンを演じるという観点では、彼の成長や決断が実はすごく難しいだろうな、と。そう思いつつも、そんなヤンも微笑ましくも思いましたし、本当の意味でほっこりした気がします。]さまざまな視点から楽しむことができる――最後にあらためてこの作品の見どころをお願いします。梶フェザーンという大きな勢力が加わることによって、ますます物語の幅が広がっていきます。とはいえ、その運命の歯車を動かしているのは国家ではなく、あくまでひとりひとりのキャラクター。そこに唯一無二の人生が描かれているからこそ、誰もが共感できるドラマが生まれているんだと思います。それぞれが誇りを持って生きている姿に、シンプルに心動かされるのではないでしょうか。これまでのシーズンを振り返っていただきつつ、ぜひ本作を映画館でご覧いただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!鈴村銀英伝の幕開けのような、いよいよカードが全部揃った状態で、その人たちがどう動くか。そういうポリティカルフィクションとしての俯瞰したマクロな目線で見ていくことの面白さは、もうこれぞ銀英伝の魅力を堪能できる部分だと思うんですよね。もう一つは、そこに個の視点が存在して、ヤンの視点で観るっていうのも面白いし、ラインハルトの視点で見ることだってできる。それぞれの思惑に焦点を置いて見ていくと、すごく日常が見えてくるんですよ。特に自由惑星同盟は生活感ありがちなんですけど(笑)。でも帝国側もそういう部分は描かれていて、彼らがどういう暮らしをしているのか、どんな考えを持って生きているのかとか、そういう部分も味わえる点が今回は特に面白い部分だと思います。マクロとミクロの視点、どちらも楽しめるので、1回で多分しゃぶり尽くせない、何回も見ることができる作品です。楽しんでいただきたいな、と思います。取材・文:ふくだりょうこ撮影:友野雄ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼントおふたりのサイン入りポラを2名様に!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!
2022年09月29日ROTH BART BARONが、11月9日にリリースする通算7枚目のオリジナルアルバム『HOWL』のトラックリストとジャケット写真が公開された。今作には、JR東日本CMソング「KAZE」や、Disney+『すべて忘れてしまうから』ライヴ・エンディング曲「糸の惑星」、つくばみらい市・シティプロモーション曲「MIRAI」に加え、8月に東京・日比谷野外音楽堂で開催された『BEAR NIGHT3』で初披露された、中村佳穂をフィーチャリングに迎えた「月に吠える」、ライブではおなじみの「場所たち」を含めた全11曲が収録される。また、アルバム収録曲「赤と青」が本日9月28日に配信リリースされた。「赤と青」は、現在放送中のTBSドラマ『階段下のゴッホ』のエンディングテーマとして制作された楽曲。この時代に小さな孤独を抱えながらも生きる人々の“勇気への新たな応援歌”となっている。ROTH BART BARONは、シンガーソングライターの三船雅也を中心としたインディーロックバンド。11月からはライブツアー「ROTH BART BARON『HOWL』Tour 2022-2023」を開催予定で、第1弾スケジュールとして徳澤青弦カルテットとともに披露する東京&大阪公演と、バンド編成で行う静岡&金沢公演が発表されている。チケットはオフィシャルHP先行を10月2日まで受付中。<配信情報>ROTH BART BARON「赤と青」Now On SaleROTH BART BARON「赤と青」ジャケット配信リンク:<リリース情報>ROTH BART BARON ニューアルバム『HOWL』11月9日(水) リリースROTH BART BARON『HOWL』ジャケット●初回限定盤(CD+Blu-ray):5,170円(税込)●通常盤(CD):3,300円(税込)●LP:11月下旬発売予定【CD収録内容】1. 月に吠える2. K A Z E3. 糸の惑星4. 赤と青5. HOWL6. O N I7. Ghost Hunt (Tunnel)8. 場所たち9. 陽炎 | HAZE10. MIRAI11. 髑髏と花(дети)【Blu-ray収録内容】■ROTH BART BARON TOUR 2021-2022『無限のHAKU』〜Final〜 Live at International Forum Hall C1. EDEN2. みず/うみ3. iki4. 春の嵐5. ショッピングモールの怪物6. BLUE SOULS7. あくま8. GREAT ESCAPE9. Eternal10. Helpa11. ひかりの螺旋12. 霓と虹13. HAKU14. K i n g15. U b u g o e16. NEVER FORGET17. 月光18. けもののなまえEnc.1 極彩|IGL(S)Enc.2 鳳と凰Enc.3 N e w M o r n i n g<ツアー情報>「ROTH BART BARON『HOWL』Tour 2022-2023」第1弾スケジュール「ROTH BART BARON『HOWL』Tour 2022-2023」告知画像11月11日(金) 大阪・Billboard Live OSAKA〜with Strings〜 Live at Billboard Live OSAKA1st show:OPEN17:00 / START18:002nd show:OPEN20:00 / START21.0011月18日(金) 東京・COTTON CLUB〜with Strings〜 Live at COTTON CLUB1st show:OPEN17:00 / START18:002nd show:OPEN19:45 / START20.30【出演者】三船雅也 - vocal / guitar西池達也 - piano / synthesizer工藤明 - drums吉田篤貴 - violin地行美穂 - violin梶谷裕子 - viola徳澤青弦 - cello11月13日(日) 静岡・space-K〜7人バンド編成・静岡公演〜OPEN16:15 / START17:0011月26日(土) 石川・メロメロポッチ〜Magical Colors Night・6人バンド編成・金沢公演〜OPEN16:30 / START17:00Guest Act:noid【出演者】三船雅也 - vocal / guitar西池達也 - piano / synthesizer岡田拓郎 - guitar ※11月13日のみ参加Zak Croxall - bass工藤明 - drums竹内悠馬 - trumpet大田垣正信 - trombone【チケット情報】■第2弾オフィシャルHP先行(抽選)受付期間:10月2日(日) 23:59まで抽選期間:10月3日(月)当落発表:10月4日(火) 18:00~入金期間:10月4日(火) 18:00~10月5日(水) 23:59確定日:10月6日(木)発券方法:電子チケットのみ受付URL:一般発売:10月8日(土) 10:00~公式サイト:
2022年09月28日Thanks Musical Concert『A Gift For You』が、12月27日、28日に東京・日生劇場で開催されることが決定した。『A Gift For You』は、同劇場ゆかりのミュージカルを中心に、選りすぐりの名曲や2023年の注目作の楽曲がたっぷりと披露されるコンサート。出演者はミュージカル界を代表する、鹿賀丈史、濱田めぐみ、笹本玲奈、柿澤勇人、大貫勇輔、唯月ふうか、小野田龍之介らに加え、各回ゲストとして、安蘭けい、木村達成 / 石川禅、堂珍嘉邦、松下優也 / 上原理生、May’nが参加する。また、本公演で聞きたい楽曲のアンケートが10月3日23時59分まで実施されている。■楽曲アンケートの応募はこちら:<公演情報>Thanks Musical Concert『A Gift For You』会場:日生劇場12月27日(火) 開演13:30 / 18:3012月28日(水) 開演12:30【出演者】鹿賀丈史、濱田めぐみ、笹本玲奈、柿澤勇人、大貫勇輔、唯月ふうか、小野田龍之介27日(火)13:30公演ゲスト:安蘭けい、木村達成27日(火)18:30公演ゲスト:石川禅、堂珍嘉邦、松下優也28日(水)12:30公演ゲスト:上原理生、May’n【チケット料金】全席指定:10,000円(全席指定・税込)Yシート(20歳以下限定チケット):2,000円※Yシートの販売期間は11月25日(金) 18:00~12月1日(木) 23:59まで。詳細はこちら:【チケット発売スケジュール】■ホリプロステージ プレミアム会員抽選先行:10月11日(火) 11:00~10月17日(月) 23:59セット券販売:11月10日(木) 18:00~11月21日(月) 23:59先着先行:11月14日(月) 19:00~11月21日(月) 23:59■ホリプロステージ 無料会員セット券販売:11月10日(木) 19:00~11月21日(月) 23:59先着先行:11月14日(月) 19:00~11月21日(月) 23:59■一般発売:11月24日(木) 11:00~【チケット購入特典】■特典1:2公演以上の観劇がオススメ!お得なセット券販売・2公演セット購入:20,000円⇒19,000円(1,000円引き)・3公演セット購入:30,000円⇒27,000円(3,000円引き)※先行期間中の期間限定販売となります。※同じ公演を複数枚同時に購入される場合は、定価販売となります。※セット券は各回、同じ人数のみお申し込みが可能となります。例)9月27日(火) 13:30公演2枚お申し込みの場合9月27日(火) 18:00公演 / 28日(水) 12:30公演ともに2枚のみご購入いただけます。詳細はこちら:■特典2:ホリプロステージ先行特典ホリプロステージ先行販売での購入者限定で、非売品特製セットリストをプレゼント【受取方法】“非売品特製セットリスト”のお引換は劇場の特典引換所にて、チケット券面をご提示の上、お受け取りください。※チケットに済印を押させて頂きます。【対象購入先】ホリプロステージ(プレミアム会員、無料会員)※特典は1枚のチケットにつき1枚お渡しいたします。関連リンク公式HP:公式Twitter:
2022年09月28日BUMP OF CHICKENの新曲「SOUVENIR」が流れる、TVアニメ『SPY×FAMILY』第2クールのノンクレジットオープニング映像が公開された。明日9月29日に配信リリースされる「SOUVENIR」は、10月1日よりスタートする同アニメの第2クールのオープニング主題歌。公開されたオープニングアニメ映像の絵コンテ・演出は、『進撃の巨人Season1~3』『甲鉄城のカバネリ』『バブル』で監督を務めた荒木哲郎が担当。ロイドたちフォージャー家の様々な日常を切り取り、色彩の美しさ、明と暗の対比、キャラクターの感情を豊かに魅せる巧みな演出で、第2クール目の『SPY×FAMILY』に相応しい様々な表情を見ることができる特別な映像となっている。(C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会(C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会(C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会また、カメラマンの太田好治が撮影したBUMP OF CHICKENの新たなアーティスト写真が公開された。TVアニメ『SPY×FAMILY』第2クールノンクレジットOP映像<リリース情報>BUMP OF CHICKEN「SOUVENIR」9月29日(木) 配信リリースBUMP OF CHICKEN「SOUVENIR」ジャケット配信リンク:<番組情報>TVアニメ『SPY×FAMILY』第2クールTVアニメ『SPY×FAMILY』第2クール キービジュアル (C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会【放送開始日時】テレビ東京:10月1日(土) 23:00~23:30テレビ大阪:10月1日(土) 23:00~23:30テレビ愛知:10月1日(土) 23:00~23:30テレビせとうち:10月1日(土) 23:00~23:30テレビ北海道:10月1日(土) 23:00~23:30TVQ九州放送:10月1日(土) 23:00~23:30BSテレ東:10月2日(日) 24:35~25:05【配信情報】第1クール:各動画サービスにて配信中第2クール:10月1日(土) 23:30より各動画サービスで最新話順次配信【スタッフ】原作:遠藤達哉(集英社『少年ジャンプ+』連載)監督:古橋一浩キャラクターデザイン:嶋田和晃総作画監督:嶋田和晃、浅野恭司【キャスト】ロイド・フォージャー:江口拓也アーニャ・フォージャー:種﨑敦美ヨル・フォージャー:早見沙織フランキー・フランクリン:吉野裕行シルヴィア・シャーウッド:甲斐田裕子ヘンリー・ヘンダーソン:山路和弘ユーリ・ブライア:小野賢章ダミアン・デズモンド:藤原夏海ベッキー・ブラックベル:加藤英美里TVアニメ『SPY×FAMILY』第2クール本予告番組公式サイト:番組公式Twitter:番組公式LINE:番組公式Instagram:関連リンクオフィシャルサイト楽曲ストリーミング:::
2022年09月28日2022年9月23日(秋分の日)、フラワーカンパニーズが日比谷野外大音楽堂で「フラワーカンパニーズワンマンライブ『ゾロ目だョ全員集合!〜フラカン33年、野音99年〜』」を行った。フラカンが日比谷野音でワンマンライブをやるのは、通算8回目で5年ぶり。日比谷野音はフラカンの歴史にとって、ある意味日本武道館以上に重要な会場であり100周年である来年=2023年が終わったら大規模な改修工事に入るため、数年間クローズすることが発表されているので、今回はさらに特別な日である、と言える。秋分の日から始まる3連休の初日のこの日は、台風から変化した温帯低気圧が関東一帯を覆っており、開演時刻の17時の20分前から雨が降り始めた。が、その後、本編19曲・アンコール3曲の全22曲が終了した19時47分まで、雨具を脱げるほど弱まりはしないが、ここにいるのがつらいほど強くはならない、という按配の、空模様が続いた。後半のMCで竹安堅一が触れていたように、曲が終わるたびに、あたりが虫の音で満たされる。9月7日にニュー・アルバム『ネイキッド!』がリリースされたばかりだが、そのリリース・ツアーは11月から、ということもあってか、同作からプレイされたのは2曲目の「行ってきまーす」と8曲目の「借りもの競走」の2曲のみ。その代わりに、というわけでもないだろうが、過去のさまざまな時期から、よくライブでやる曲も、レアな曲も、幅広く披露された。おなじみのSEが鳴って4人が登場、それが止まると同時に鈴木圭介が吹き始めたハープの音で、会場全体がザワッと少しだけ湧く(この時だけです。基本、お客さんみんな、ちゃんと声出しNGのルールを守っておられました)。名古屋のアマチュア時代から存在する初期の名曲「夢の列車」を1曲目に持ってくる、というまさかのスタートだったのだ。近年、この曲をやる時は、中盤で竹安堅一が、数分間にわたる長尺のギター・ソロを弾くのが恒例だが、1曲目にしたせいか、この日のソロは短めだった。また、鈴木圭介は「どうぞまわりをご覧なれ 魚目のバカヅラだ」のところを、「最高の馬鹿野郎だ」と変えて歌った。変えなくてもいいのに、とも思ったが、気持ちはわかる。それ以降も、4曲目の「モンキー」や5曲目の「ヒコーキ雲」など、近年はライブでやることが少ない曲が、随所にはさまっていく。個人的にもっともグッときたのは、「ロックンロールバンド」「東京ルー・リード」「人間の爆発」「深夜高速」「こちら東京」「少年」が続いた、中盤の9曲目〜14曲目。それぞれの時代のフラカンを思い出させる曲を、今のフラカンでしかできない演奏と歌で形にしていく。近年の曲は「こちら東京」だけなのに、今のフラカンの魅力がもっとも濃く表れた時間だったように感じた。ちなみに、「少年」も、今ライブで歌われるのは、レアな曲である。メジャーから転落してトラッシュレコードから出した一発目『吐きたくなるほど愛されたい』(2002年)の収録曲。という時期からも、歌詞の内容からも、その頃生まれたばかりだった(でも即離婚で離れ離れになった)息子に捧げた曲である、と思われる。鈴木圭介そして。個人的にもっとも驚いたのは、その後、MCを経て、グレートマエカワの「フラカン33年、野音99年、友達100万人!」という雄叫びから始まった「友達100万人」だった。意外すぎて、久々すぎて……いや、下手したらライブで聴いたの初めてかもしれない。なもんで、どのアルバムに入っているのか思い出せなかった。あとで調べたら、トラッシュレコード時代の2006年3月に出たシングル『はじまりのシーン』のカップリング曲で、アルバム未収録だった。蛇足だが、この曲の冒頭の「ミリオンミリオン!」という掛け声の元ネタは、ARBの「ユニオン・ロッカー」だと思います。あと、鈴木圭介、「来年2023年、僕たち34周年、そして54歳! なんと波平と同い歳!」と叫んで、拍手を浴びたりもした。「よく保ったもんだねえ」と続ける圭介に、「いや、俺は保ってないけど」と、勝手に頭髪の話だと捉えて返す、グレートマエカワであった。グレートマエカワ「いろんな、あのー、思いがありますからね、野音に。そういうのを味わいつつ、やりたいと思います」「モンキー」と「ヒコーキ雲」の間の、最初のMCで、鈴木圭介はそう言った。そして、昔、雨の野音でやっていたように、本編で一回、アンコールで三回、ステージでヘッドスライディングを決めた。以前、ARABAKI ROCK FEST.でヘッドスライディングしたら、ちゃんとケガしてしまい、それ以降控えていたのを、何年かぶりに解禁したそうだ。「ここはヘッドスライディングしなきゃ、と思った」と、終演後におっしゃっていました。今回は無事でした、身体。本編のラストが「夜明け」、アンコールのシメが「サヨナラBABY」だったのも、この日のライブが特別なものであることの、象徴のように感じた。どちらも、フラカンの中ではバラード寄りの曲である。前者は、フラカン一度目のメジャー後期の苦難の時代=1999年にリリースしたシングル。後者はフラカンのアンコールのラストの定番であり、2015年12月19日の日本武道館でも最後にプレイされたし、ここ日比谷野音で、その直前に亡くなった、かつてのボスに捧げられたこともある……という話は、フラカンの単行本やインタビューで何度もしているので、繰り返しませんが(未読の方は、 こちら() をどうぞ。)竹安堅一アンコールは、二作前の『50×4』のラスト・チューン「見晴らしのいい場所」、「夢の列車」と同じくらい初期からやっている「プラスチックにしてくれ」、そして前述の「サヨナラBABY」の3曲。「もうちょっとだけ 見晴らしのいい場所へ もうちょっとだけ 陽当たりのいい場所へ もうちょっとだけ 風の抜ける場所へ/サヨナラも涙も寂しさも乗せて また走り出す/サヨナラも後悔も虚しさも乗せて また走り出す」という歌詞の「見晴らしのいい場所」は、「深夜高速」や「東京タワー」や「ハイエース」と同じくらい、「本当に自分のことしか歌えない」「その自分のことが、聴き手ひとりひとりのことになる(※「聴き手みんなのものになる」ではないところが重要)」、鈴木圭介ならではの才能が爆発している曲だなあ、と、この日聴きながら思った。というか、曲調がわりと「のんき寄り」なもんで、僕もそこを見落としがちだったことに、改めて気がついた。ミスター小西今後のフラワーカンパニーズは、怒髪天との2マンツアー(10月前半に4本)、大阪城音楽堂のイベント出演(10月22日(土))、地元名古屋での年イチイベント『DRAGON DELUXE』(10月29日(土) 名古屋ダイアモンドホール、w/ピーズ)等を経て、11月5日(土) 水戸ライトハウスから、『ネイキッド!』のリリース・ツアーに突入する。全部で33本(33周年と掛けたんですね)、2023年4月30日(日) 四日市CHAOSまで続く、コロナ禍以降のフラカンにとって最大本数のツアーである。その最終日は、鈴木圭介が波平と同い歳になる当日である。Text:兵庫慎司Photo:CHIYORIぴあアプリではフラワーカンパニーズのアプリ限定ライブ写真をご覧いただけます。ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=26fd672c-5dd5-477b-b989-76ce8d72f9ff&contentTypeId=2) すると、この記事内に掲載されています。<公演情報>「フラワーカンパニーズ ワンマンライブ『ゾロ目だョ全員集合!〜フラカン33年、野音99年〜」セットリスト1. 夢の列車2. 行ってきまーす3. 揺れる火4. モンキー5. ヒコーキ雲6. パンクはうまく踊れない7. ピースフル8. 借りもの競走9. ロックンロールバンド10. 東京ルー・リード11. ⼈間の爆発12. 深夜高速13. こちら東京14. 少年15. 友達100万人16. 恋をしましょう17. まずはごはんだろ?18. マイ・スウィート・ソウル19. 夜明けencore20. 見晴らしのいい場所21. プラスチックにしてくれ22. サヨナラBABY<リリース情報>フラワーカンパニーズ 19thアルバム『ネイキッド!』Now On Sale価格:3,300円フラワーカンパニーズ『ネイキッド!』ジャケット【収録曲】01. 行ってきまーす02. 歌のネイキッド03. 借りもの競走04. 私に流れる6905. 2月26日06. マンネリを責めないで07. 晩秋の候08. 絶賛公開中09. 人は人10. 十年後11. 右脳と左脳<ライブ情報>フラワーカンパニーズ・ワンマンツアー『いつだってネイキッド’22/’23』11月5日(土) 茨城県 mito LIGHT HOUSE11月6日(日) 栃木県 HEAVEN’S ROCK Utsunomiya11月17日(木) 大阪府 FANDANGO11月19日(土) 広島県 Live space Reed11月20日(日) 香川県 DIME11月27日(日) 北海道 PLANT12月3日(土) 神奈川県 F.A.D YOKOHAMA12月9日(金) 京都府 磔磔12月10日(土) 京都府 磔磔【チケット情報】前売4,400円(整理番号付 / ドリンク代別途必要)チケット購入リンク:※2023年のツアー、そのほかライブ情報、リリース情報は公式サイトでご確認ください
2022年09月28日2023年1月27日(金)に公開となる東映70周年を記念した映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』で主人公・織田信長を演じる木村拓哉と織田家に嫁いだ濃姫の侍従・福富平太郎貞家を演じる伊藤英明が、「ぎふ信長まつり」で行われる信長公騎馬武者行列に参加することが発表された。誰もが知る日本史上の“レジェンド”織田信長と、謎に包まれたその正室・濃姫。政略結婚という最悪の出会いから始まったふたりは、いかにして真の夫婦となり、ともに天下統一へと向かっていったのか?本作は、魔王と呼ばれながらも時に悩み苦しむ信長を<ひとりの人間>として描き、その側で支え続けた濃姫との知られざる物語を描いている。木村拓哉が主役の織田信長を、綾瀬はるかが濃姫を演じ、共演キャストには伊藤英明、宮沢氷魚、市川染五郎、北大路欣也、中谷美紀といった名だたる俳優陣が集結した。脚本は古沢良太、監督は大友啓史が務める。この度、木村と伊藤がともに役に扮して「岐阜市産業・農業祭〜ぎふ信長まつり〜」の信長公騎馬武者行列に参加することが発表された。本年度の「ぎふ信長まつり」は例年10月に開催していた「ぎふ信長まつり」と11月に開催していた「市農業まつり」を共同開催するもので、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、両まつりともに開催は3年ぶり。岐阜市の柴橋正直市長は「2009年に開催した第53回信長まつりに、伊藤英明さんが信長役で出演されたご縁から、伊藤英明さんが東映株式会社に当まつりについてご紹介をいただき、今回のご参加に繋がりました」と木村と伊藤が「ぎふ信長まつり」に参加するに至った経緯を話し、さらに、「木村拓哉さんと伊藤英明さんが3年ぶりに開催する『岐阜市産業・農業祭~ぎふ信長まつり~』に参加いただき、華を添えていただけることで、かつてないほど魅力のあるお祭りとなり、市民の皆さんにも笑顔で元気になっていただけるものと期待しています」とふたりの参加を喜んだ。木村は祭りの開催と参加にあたり、メッセージを寄せ、「信長が“岐阜”と命名し天下統一を志した地で、伝統的なお祭りに参加させていただくことを心より光栄に思っております」と喜びを語ると同時に、こういった役衣裳に扮したパレードイベントに参加するのが自身初となることから、「ご参加いただく皆様と一緒に全力でお祭りを楽しみたいと思っております」と意気込んだ。また、岐阜市出身で、2009年にはこの騎馬武者行列に信長として参加し、今回は、織田家に嫁いだ濃姫の侍従・福富平太郎貞家として参加する伊藤も、「映画の撮影現場で木村さんが信長を体現されているのを見て、“木村信長”が岐阜を練り歩く姿が見たいと思っていたので、実現して本当に嬉しい」、「岐阜出身として、地元の熱気が日本中に伝わるような盛大なお祭りにできれば」とコメントした。さらに11月6日(日)にはこの信長公騎馬武者行列とあわせ、映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』公開記念トークイベントの開催も決定。木村と伊藤に加え、本作でメガホンをとった大友監督も登壇し、ここでしか聞けないトークが繰り広げられる。<コメント全文>木村拓哉:織田信長役この度、映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』で演じさせていただきました「織田信長」役にて、「信長公騎馬武者行列」に参加させていただきます。歴史上には数多くの魅力的な人物がいますが、私にとって織田信長は、特別惹かれる存在でした。撮影現場でも、常に敬意を払いながら全身全霊をもって演じさせていただきました。そんな信長が“岐阜”と命名し、「天下布武」を掲げて天下統一を志した地で、伝統的なお祭りに参加させていただくことを、心より光栄に思っております。私自身、劇中で演じた人物に扮して、このようなイベントに参加するのは初めてなので、お祭りにご参加いただく皆様と一緒に全力でお祭りを楽しみたいと思っております。伊藤英明:福富平太郎貞家役「ぎふ信長まつり」、3年ぶりの開催おめでとうございます。映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』の撮影現場で、木村さんが信長を体現されているのを見て、自分の中で“木村信長”が岐阜を練り歩く姿が見たいと思っていました。それが実現して本当に嬉しいです。今回は、信長公の正室・濃姫の家臣である福富平太郎貞家として、このお祭りに再び帰ってきます。しかも映画で信長公を演じられている木村拓哉さんや、さらにトークショーでは大友監督ともご一緒できるということで、今からとてもワクワクしています。岐阜出身として、地元の熱気が日本中に伝わるような盛大なお祭りにするお手伝いができればと思いますので、何卒宜しくお願い致します。【信長公騎馬武者行列概要】開催日時:2022年11月6日(日)13:00~14:00【雨天中止】会場:金華橋通り(岐阜市文化センター → エールぎふ)※行列の近くでの観覧は事前申し込み制の上、応募者多数の場合は抽選となります。※詳しくは「ぎふ信長まつり」公式HPをご覧下さい( (
2022年09月28日『線は、僕を描く』完成披露試写会が9月27日に都内で行われ横浜流星、清原果耶、細田佳央太、江口洋介、三浦友和、小泉徳宏監督が登壇した。本作は、2020年「本屋大賞」3位、2019年TBS『王様のブランチ』BOOK大賞を受賞した砥上裕將の青春芸術小説を実写化した人間ドラマ。『ちはやふる』を青春映画の金字塔に仕立て上げた小泉徳宏監督をはじめ、制作チームが再結集する。水墨画を学び、その世界に魅了されていく主人公の青山霜介を横浜流星、霜介と出会いライバル心を抱くようになる篠田千瑛を清原果耶が演じる。そのほか、細田佳央太、河合優実といったネクストブレイク必至な若手俳優も出演。さらに富田靖子、江口洋介、三浦友和ら日本を代表する実力派も脇を固めた。白と黒のみで描かれる水墨画を色鮮やかな世界としてまばゆいほど瑞々しく描き出した本作。完成披露試写会ではまず「瞬間の芸術」と呼ばれる水墨画に初挑戦した横浜が「約1年間、向き合う時間をいただきました。水墨画には正解がなく、自分の感情や内面が映し出されるので、自然と自分と向き合うことができ、本当に大切な時間を過ごすことができました」と撮影を振り返る。清原は「千瑛という役なので、水墨画を完璧に突き詰めなきゃいけないと思っていたのですが、(練習しているうちに)水墨画って失敗がないので、とっても親しみやすく、誰でも始めやすいものだと気づくことができて嬉しかったです」と話すと、細田も「小林東雲先生も分かりやすく教えてくれましたが、同じようにはできないんですよ。『なんでできないんだろう?』って思うのですが、これが魅力なのかなと思えるくらい、水墨画に触れることができて嬉しかったです」と笑顔を見せた。江口は「水墨画って同じものがない世界。この映画は水墨画という静かな世界をエンタテインメントな世界に描いているので、今日来てくださった半分以上は筆を買って帰ると思います(笑)」とコメントし場内から笑いを誘った。三浦は「私は篠田湖山という日本を代表する水墨画の先生の役を演じました。まさに小林東雲先生のような。その先生も今日で映画を観るのが6回目らしいんですよ(笑)。でもそれくらい、水墨画の魅力を伝えられる映画になっています」と太鼓判。小泉監督は「競技かるた」に続き「水墨画」の世界を描いたことについて「日本に芸術を扱った映画は沢山ありますが、水墨画を描いた映画はなかったかと思います。日本人である自分が(水墨画をテーマに)やる意味があるなと思ったんですけど、物語に落とし込むことが難しいことに気づいて後悔しました」と率直に語る。さらに「それでも、キャストのみんなが熱心に練習をしてくれたので、水墨画の魅力が伝わるものになったと思います」と制作の苦労とチーム一丸となって作りあげた作品への熱意を明かした。完成した映画を観た感想を横浜は「監督は難しかったと仰ってましたけど、水墨画をエンターテイメントにダイナミックに描いていたので、心が掴まれました。皆さんにも楽しく水墨画の魅力をお伝えできると感じました」と話し、続いて「霜介の周りにいる人の言葉が印象的で背中を押してくれるような言葉ばかりで、温かく爽快で清々しい気持ちにもなれました。色んな気持ちにさせてくれる映画です」と感想を伝えた。対して清原は「全部が私を通り抜けていくような爽快感がありました。みんな頑張って生きていて、出会いによって成長していく姿に元気をもらえました」とコメント。細田は「白と黒だけで作られた世界に感動しました。映画に飲み込まれていきました」と話す。江口は「台本と原作を読んで、良い言葉が沢山あるなという印象。気持ちを揺さぶられて力強さを感じました」とし、三浦は「素直に面白い映画だったと監督にすぐ伝えました。それを今から観てくださる方がどう感じるかは気になりますね」と繊細な世界を描きながらも、作品が持つ力強さをアピール。またお気に入りの台詞を聞かれた横浜は「『できるか、できないかじゃない。やるか、やらないかだよ』という湖山先生の台詞です。シンプルですけど、背中を押されました。新たなことに一歩踏み込むことって怖いと思いますけど、一歩を踏み出せれば、素晴らしい世界が待っています。失敗を恐れるんじゃなくて、まずやってみて新しい世界に飛び込んでもらえたらと思えるような言葉でした」と語り、さらに「これから映画を観るということで、何かを感じてもらえたら嬉しいです。そして、観た後はSNSなどで感想を広めてください!」と来場した観客へメッセージを送った。『線は、僕を描く』10月21日(金)公開
2022年09月28日『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』が9月30日(金)に公開となる。この度、シリーズおなじみの豪華オリジナルキャスト&スタッフ陣が本作で登場するロケ地や美術の魅力を紹介する特別映像が到着した。2010年9月の放送開始以来、ゴールデン・グローブ賞やエミー賞など数々の賞に輝き、世界200以上の国と地域で大ヒットした傑作テレビシリーズ『ダウントン・アビー』。本作はその長編映画2作目となる。舞台は、1912年から25年のイングランド北東部・ヨークシャーのカントリー・ハウスと呼ばれる大邸宅。グランサム伯爵クローリー家とその使用人たちの生活に歴史上の出来事が織り込まれた物語が展開されていく。2015年のシーズン6までの全52エピソードをもって幕を閉じた本シリーズは、2019年に劇場版として復活し、社会現象を巻き起こした。出演は英国の至宝マギー・スミスをはじめお馴染みの面々に、『ハンニバル』テレビシリーズのヒュー・ダンシー、『たかが世界の終わり』のナタリー・バイや、ローラ・ハドック、ドミニク・ウェストらが新たに参加し話題となっている。公開された映像では、豪華オリジナルキャストやスタッフのインタビュー、メイキング映像を交えながら、おなじみの邸宅と、新たな舞台となる南フランスのヴィラの魅力に迫る。まずシリーズを語る上で欠かせないのが、クローリー家の邸宅のロケ地として知られるハイクレア城。イギリスの国会議事堂の設計を手掛けた建築家チャールズ・バリーによって17世紀に手掛けられたもので、歴史を感じさせる堂々とした佇まいは、由緒正しき貴族たちの生活が描かれていく本作にとってトレードマークだ。ドラマシリーズから数々のストーリーが展開されてきた場所ということもあり、クローリー家の次女イーディスを演じたローラ・カーマイケルも「この豪邸が実家だと思ってしまう。あり得ない」とコメントするほどキャスト、スタッフ陣にとっては愛着のある存在となっているようだ。プロデューサーのリズ・トルブッチも「重要な存在です。圧倒的な存在感を放つ建物です」とコメント。一方で新たな舞台として登場するのは、一族にとってのはじめての海外となる南フランス。ロケ地はダウントンと同様に、フランスに実際に存在する美しい別荘が採用されている。別荘のほかにもカラフルな建物による街並みや、ヤシの木が植えられた庭など過去作では見られなかった景色が映し出され、長女メアリーを演じるミシェル・ドッカリーは「映像で南仏の雰囲気を堪能できるわ」と太鼓判。また本作でプロダクション・デザインを担当したドナル・ウッズは「開放的な別荘で色合いも鮮やかです」と語り、衣装デザインのアンナ・メアリー・スコット・ロビンスも「新鮮でワクワクする多彩な色使いです」と荘厳なダウントンの景観から一転、リゾート感溢れる新ロケーションに自信をのぞかせる。さらに本作には時代考証者のアラステア・ブルーズが参加しており、時代設定にマッチした本物の建造物で、当時の貴族たちのリアルな生活の様子を作品に反映させようとする制作陣のこだわりも満載。プロデューサーのギャレス・ニームが「いまや世界的に有名な建造物です」と語るように、『ダウントン・アビー』によって一躍有名となったハイクレア城は、もはやキャスト・スタッフにとって家族同然だ。ダウントニアンとっても見慣れた場所で、最新作ではどのようなストーリーが展開するのか。ダウントンに新たなる時代の幕開けを告げる本作に引き続き期待したい。『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』9月30日(金)公開
2022年09月28日12月から2023年1月にかけて東京・大阪で上演される「ミュージカル『刀剣乱舞』江 おん すていじ」のサブタイトルが決定。併せて公演期間やチケット情報などの詳細が発表された。今作のサブタイトルは「新編 里見八犬伝」。江戸時代に刊行され、現代まで様々な翻案が生み出されてきた人気作品を題材として、“刀ミュ”の本丸に集いし刀剣男士たちが、彼らならではの新たな「里見八犬伝」を描く。越中国の刀工、郷義弘の作刀である“江”の6振り、篭手切江、豊前江、桑名江、松井江、五月雨江、村雲江。さらに、大典太光世、水心子正秀を加えた8振りの刀剣男士たちが、芝居あり、ライブありの新しい形の“すていじ”を届ける。「ミュージカル『刀剣乱舞』 江 おん すていじ ~新編 里見八犬伝~」は、12月11日から23日に東京・日本青年館ホール、2023年1月13日から22日に大阪・梅田芸術劇場 メインホールで上演される。<公演情報>ミュージカル『刀剣乱舞』江 おん すていじ ~新編 里見八犬伝~東京公演:12月11日(日)~23日(金) 日本青年館ホール大阪公演:2023年1月13日(金)~22日(日) 梅田芸術劇場 メインホール原案:「刀剣乱舞-ONLINE-」より(DMM GAMES/NITRO PLUS)演出:茅野イサム脚本・作詞:浅井さやか音楽監督:YOSHIZUMI振付・ステージング:本山新之助 桜木涼介【出演】篭手切江役:田村升吾豊前江役:立花裕大桑名江役:福井巴也松井江役:笹森裕貴五月雨江役:山﨑晶吾村雲江役:永田聖一朗大典太光世役:雷太水心子正秀役:小西成弥大野涼太 笹原英作 南條良輔鴻巣正季 杉山諒二 河野健太白濱孝次 千大佑 嶌田リョウ【チケット情報】■東京公演11,500円(全席指定 / 税込)■大阪公演S席:11,500円A席(3階席):9,500円(全席指定 / 税込)一般発売:11月26日(土) 10:00~関連リンク公式HP::
2022年09月28日OCTPATHのオリジナルパフォーマンスとその軌跡を追った番組『PLAY-OCTPATH vol.2◇WOW!iSM』が、10月10日(月・祝) にWOWOWプラスで放送される。それに先駆け収録レポートが到着した。オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』の元練習生8名、冬馬、海帆、栗田航平、古瀬直輝、太田駿静、高橋わたる、小堀柊、四谷真佑によるボーイズグループOCTPATH。彼らのオリジナルパフォーマンスとその軌跡に迫るスペシャルドキュメンタリー番組『PLAY-OCTPATH vol.2◇WOW!iSM』を、WOWOWプラスにて10月10日(月・祝) 23:00~テレビ初独占放送。この番組は、今年2月に放送された『PLAY-OCTPATH◇WOW!iSM-SPEC!AL-』に続く第2弾。6月にリリースした2ndシングル『Perfect』に収録されている楽曲のスタジオパフォーマンス用の映像を2つのチームに分かれ、自らがプロデュースして制作していくというもの。アイデア出しの段階から最終的なパフォーマンスまでの過程が詳細にわかるため、ファンのみならず、音楽ファン必見の番組となった。まずはチーム分け。前回は小堀チームと四谷チームで制作を行ったが、今回は立候補した太田と海帆の2人がリーダーとなり、“太田チーム”と“海帆チーム”が誕生。それぞれのチームのメンバーの決め方は、リーダーが同時に“欲しいメンバー”の名前を呼ぶという方式で行われた。まずは1人目、「せーの!」で2人が呼んだのは、どちらも“小堀柊”だった。太田は「曲に対する洞察力があって、発想力や想像力が的確」というのを理由に挙げ、海帆も「的確にアイデアを出してくれる。今回のクリエイティブに不可欠」と主張。ジャンケンの結果、小堀は太田チームに加わった。ジャンケンに負けた海帆は古瀬を指名。「『雨』の振付をしてくれていて、 すごくクリエイティブ」と、やはりクリエイティビティを重視して選んだ様子。2人目は、冬馬が活動休止中のため今回は不参加となっているので、栗田、高橋、四谷の中から選択。太田は「栗田」、海帆は「高橋」の名前を呼び、かぶらなかったので2人はそのままチームに合流。1人残ってしまった四谷は、6人との間に見えない線を引いて「ここの溝は深いよ」とちょっとスネてみせた。四谷はリーダーのジャンケンではなく、本人が入りたいチームを選べることになり、太田チームと合流した。2つのチームが行うのは、4面LEDディスプレイが備わったスタジオ「BLACKBOX³ powered by NTT DOCOMO」でのライブパフォーマンスで使う“映像制作”。今回は2ndシングル『Perfect』に収録されている表題曲、カップリング曲の「Wild」「雨」の合計3曲が課題曲となっている。パフォーマンスを発表するのは「雨」「Wild」「Perfect」の順番。楽曲それぞれが“梅雨”“梅雨明け前”“梅雨明け”で、シングル全体のコンセプトが“梅雨明け宣言”となっている。その曲のテーマを生かすかどうかもチーム次第。制作は、“アイデア出し”“ストーリー”のディスカッションからスタートし、意見を出し合い、そのアイデアを絵コンテに落とし込んでいく。絵コンテ制作の様子は前回「vol.1」では見られなかった部分なので、特に注目したいシーンだ。絵コンテが出来上がったら、グラフィッククリエイターの江橋佑太氏がそれを元に映像を制作。後日、メンバーが大きなビジョンで映像チェックを行うという流れ。太田チームの「雨」では「最後は明るく終わりたい」「いかに雨を使わずに雨を表現できるか」といった意見が飛び出し、海帆チームの「雨」は“希望”や“レトロ”などがキーワードとして挙がった。「Wild」は、太田チームが「イントロからエジプトとかを連想させるけど、逆に日本を」という意見から“花札”“書道”“お祭り”など日本の伝統をフィーチャー。海帆チームはタイトル通り“ワイルドさ”や“力強さ”を際立たせ、コンセプトも“ティラノサウルス”に。「Perfect」は、太田チームが「遊び心があって可愛くポップな感じにしたい」という意見によって、カラフルでポップな方向性になり、海帆チームは「応援してるよ」という思いを伝えるメッセージ性の強いものとなり、日めくりカレンダーを使ってOCTPATHの活動を振り返るといった粋な計らいも。3曲を2つのチームで制作し、全部で6パターンが完成。映像チェックの時にも追加アイデアや修正案が飛び出し、それを踏まえて江橋氏が調整。スタジオパフォーマンスではそれぞれの楽曲の歌詞、メンバーたちのパフォーマンス、そして映像が融合し、ここでしか見られない作品となった。10月10日(月・祝) 23:00からWOWOWプラスで放送する『PLAY-OCTPATH vol.2◇WOW!iSM』は、 dTVの配信では見られなかった未公開ドキュメント映像を含む90分の完全版。さらに、第2弾の放送を記念して「『PLAY-OCTPATH』スペシャル」と題し、デビュー曲「IT’S A BOP」等を披露した第1弾『PLAY-OCTPATH◇WOW!iSM-SPEC!AL-』と合わせた2番組連続一挙放送も。どちらもお見逃しなく。Text:田中隆信Photo:尾崎篤志<番組情報>『PLAY-OCTPATH』スペシャル1.『PLAY-OCTPATH◇WOW!iSM-SPEC!AL-』10月10日(月・祝) 22:00~楽曲:ITS’ A BOP / Playboy / Be with you2.『PLAY-OCTPATH vol.2◇WOW!iSM』10月10日(月・祝) 23:00~楽曲:Perfect / Wild / 雨※『PLAY-OCTPATH vol.2◇WOW!iSM』をご覧いただき、放送終了後に発表されるキーワードをお送りいただいた方の中から抽選で5名様に「メンバー直筆サイン入り集合チェキ」をプレゼント。詳細はこちら番組情報はこちら
2022年09月28日12月28日・29日・30日・31日に幕張メッセ国際展示場1~8ホール/イベントホールで開催される『COUNTDOWN JAPAN 22/23』の第1弾アーティストが発表された。今回アナウンスされたのは、12月28日にCreepy Nuts、Saucy Dog、Vaundy、BiSH、フジファブリック、RAISE A SUILEN、29日にクリープハイプ、ZAZEN BOYS、Juice=Juice、sumika、TETORA、Novelbright、ハルカミライ、Hump Back、UNISON SQUARE GARDEN、30日にASIAN KUNG-FU GENERATION、XIIX、マキシマム ザ ホルモン、yama、ROTTENGRAFFTY、31日にAwesome City Club、KEYTALK、キュウソネコカミ、Cocco、ジェニーハイ、PEOPLE 1、04 Limited Sazabys、BRAHMAN、BLUE ENCOUNTの29組。チケットは公式アプリ「Jフェス」にて10月4日まで第1次抽選先行を受付中。今回は、例年よりも動員数を減らし3ステージで開催し、4日間で121組のアーティストが出演予定。3年ぶりにカウントダウンアクトが復活し、最終日は年越しで行われる。<イベント情報>『COUNTDOWN JAPAN 22/23』2022年12月28日(水)・29日(木)・30日(金)・31日(土)幕張メッセ国際展示場1~8ホール/イベントホール<28・29・30日>開場 9:00 / 開演 11:00 / 終演 20:40<31日>開場 12:30 / 開演 14:40 / 終演 28:45(各日とも予定)【出演アーティスト】『COUNTDOWN JAPAN 22/23』第1弾出演アーティスト■12月28日(水)Creepy Nuts / Saucy Dog / Vaundy / BiSH / フジファブリック / RAISE A SUILEN / and more...■12月29日(木)クリープハイプ / ZAZEN BOYS / Juice=Juice / sumika / TETORA / Novelbright / ハルカミライ / Hump Back / UNISON SQUARE GARDEN / and more...■12月30日(金)ASIAN KUNG-FU GENERATION / XIIX / マキシマム ザ ホルモン / yama / ROTTENGRAFFTY / and more...■12月31日(土)Awesome City Club / KEYTALK / キュウソネコカミ / Cocco / ジェニーハイ / PEOPLE 1 / 04 Limited Sazabys / BRAHMAN / BLUE ENCOUNT / and more...【チケット情報】受付期間:9月28日(水) 12:15~10月4日(火) 16:00※公式アプリ「Jフェス」で実施関連リンク『COUNTDOWN JAPAN 22/23』公式サイト:公式アプリ「Jフェス」:ロッキング・オンフェス公式Twitter:ロッキング・オンフェス公式Instagram:
2022年09月28日2023年4月、複合型大型商業施設・三井ショッピングパーク ららぽーと門真と三井アウトレットパーク 大阪門真内に9スクリーン、約1400席からなるシネマコンプレックス、TOHOシネマズ ららぽーと門真が開業することが決定した。TOHOシネマズ ららぽーと門真の特徴は、既存施設でも好評のプレミアムシアターや轟音シアターといった特殊シアターが導入されること。プレミアムシアター左右の壁いっぱいまで拡大された巨大スクリーン、シアター形状に最適化した形でスピーカーをカスタマイズした良質な音響、プライベート空間が確保された広々とした座席を兼ね備えた高品質シアター。映画館にとっての重要な要素である「映像」、「音響」、「座席」の本質を追求し、こだわり抜いた空間だ。空気を震わす体感型の轟音シアターは「音の体感・迫力あるサウンド」を意識したシアター。スピーカーユニットを向かい合わせで駆動させることで通常の1.5倍から2倍のパワーを発揮するアイソバリック方式を採用したサブウーハーをスクリーンの前に設置し、TOHOシネマズ以外では体験できない空気を震わせる体感型サウンド・シアターを実現させている。そのほかに全国で数店舗しか導入されていないが好評を博しているドリンクステーションやモバイルチケットの関西初導入も決定。ドリンクステーションは定額で好きなドリンクをおかわり自由で楽しめるサービスで、モバイルチケットは、インターネットチケット販売・vit®で購入した2次元コードのチケットで、紙のチケットを発券せずとも、劇場内にスムーズに入場できるサービスだ。快適な空間とさまざまな鑑賞環境で、より多彩な映像体験をすることができるTOHOシネマズ ららぽーと門真。その開業を今から心待ちにしていよう。「TOHOシネマズ ららぽーと門真」2023年4月開業
2022年09月28日ロバート・ゼメキス監督、トム・ハンクス、ロビン・ライト、脚本家のエリック・ロスが『Here』でコラボレーションをすることになった。この4人が全員集まるのは、『フォレスト・ガンプ/一期一会』以来のこと。ほかにポール・ベタニーが出演する。原作はグラフィックノベル。ニューイングランドを舞台にした、時間と記憶についての革命的なストーリーとのことだ。撮影開始時期などはわかっていない。ゼメキスとハンクスは、最近もディズニー・プラスの『ピノキオ』で組んだばかり。ハンクスの次回作は12月に北米公開予定の『A Man Called Otto』。監督はマーク・フォースター。文=猿渡由紀
2022年09月28日『風都探偵 The STAGE』が、12月から2023年1月にかけて東京・大阪で上演されることが決定した。『風都探偵』は、平成仮面ライダー第11作目として放送された『仮面ライダーW(ダブル)』の正統続編として、2017年8月より「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載がスタートしたマンガ作品。今年8月からはアニメが放送中で、毎週放送・配信される度にその回がトレンド入りするなど、『仮面ライダーW(ダブル)』放送時からのファンはもとより、『風都探偵』から知ったというファンも多く、仮面ライダーシリーズの中ではより幅広い世代に浸透している作品のひとつだ。舞台版では、左翔太郎(ひだり・しょうたろう)役を和田雅成、フィリップ役を木津つばさが担当。また、2019年に舞台『仮面ライダー斬月』-鎧武外伝-で仮面ライダーシリーズ初の演劇化を手がけ、自身も仮面ライダーシリーズの多くに脚本で携わる毛利亘宏(少年社中)が脚本・演出、マンガ『風都探偵』の脚本をつとめ、テレビ本編から『仮面ライダーW(ダブル)』を描いている三条陸が脚本監修を務める。さらにテレビ『仮面ライダーW(ダブル)』からアニメ『風都探偵』まで全ての音楽を担当している中川幸太郎と鳴瀬シュウヘイが音楽を担う。併せて、マンガ『風都探偵』第1集の表紙をイメージしたティザービジュアルが公開された。■塚田英明(エグゼクティブプロデューサー)コメントマンガ『風都探偵』が、舞台になります。アニメ化に続き、新しいチャレンジです。舞台になったら、翔太郎・フィリップはどう活躍するのか?変身・アクション・バイクでの疾走など「仮面ライダー」を構成する数々の要素を、舞台ではどう表現出来るのか?全てがチャレンジです。難しいチャレンジですが、手応えを感じながら準備をしています。すごくワクワクしています。ひとつだけ、こちらでは準備しきれないことがあります。お客さんのお力です。映像作品と違って、舞台演劇は「劇場のお客さんと一緒に作り上げるもの」だと思っています。だから一緒に作り上げたいです。翔太郎風に言えば、「半分、力貸せよ相棒」です。フィリップみたいにクールに「ああ」と答えてくれると嬉しいです。『風都探偵』の新しいチャレンジに、応援よろしくお願いいたします!<公演情報>風都探偵 The STAGE12月末~2023年1月 東京・大阪で上演『風都探偵 The STAGE』ロゴ (C)「風都探偵 The STAGE」製作委員会原作:石ノ森章太郎連載:『風都探偵』(小学館発行「週刊ビッグコミックスピリッツ」)脚本監修:三条陸脚本:西駿人 毛利亘宏(少年社中)演出:毛利亘宏(少年社中)音楽:中川幸太郎 鳴瀬シュウヘイ出演:和田雅成 木津つばさ ほかエグゼクティブプロデューサー:塚田英明関連リンク特設サイト::
2022年09月28日4ピースロックバンド・インナージャーニーの新曲「少年」が、2023年春公開予定映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』の主題歌に決定した。『雑魚どもよ、大志を抱け!』は、『喜劇愛妻物語』(脚本・監督)、『百円の恋』や来秋のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』の脚本を手掛ける足立紳監督による最新作で、地方の町で育つ少年たちの“葛藤と前進”“出会いと旅立ち”を描く感動の物語。主演は、関西ジャニーズJr.内のグループ「Boys be」の池川侑希弥が務める。『雑魚どもよ、大志を抱け!』(C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会「少年」は本映画のために書き下ろされた楽曲で、疾走感溢れるメロディーに乗せて思春期の少年たちを勇気づける力強いナンバーとなっている。ボーカルをつとめるカモシタサラは本作の撮影現場を訪れ監督やキャストたちとも交流し、物語のキーとなるトンネルでの緊迫したシーンを見て楽曲の構想を膨らませた。インナージャーニーは、10月1日(土) に渋谷duo MUSIC EXCHANGEで行われるワンマンライブ『インナージャーニーといっしょ vol.3 -内旅編-』にて「少年」を初披露する予定だ。■カモシタサラ コメントこの度『雑魚どもよ、大志を抱け!』の主題歌を担当させていただくことになりました。お話をいただいたときから、嬉しさとプレッシャーが混ざり合い、ずっとワクワクしています。映画で描かれている時代は私が生まれるよりも前の話ですが、なぜだか懐かしくなったり、きっと誰もが一度は持ち合わせたことのある苦いような酸っぱいような感情が入り混じっていて、何度も心がぎゅっとなりました。自分もこういうことあったなあなんて思い出したり。実際に撮影地まで行かせてもらって、それぞれいろいろなものを抱えた子どもたちの心の揺れ動きや、ハッとさせられる演技に引き込まれながら、空気や匂いから感じたことを全部歌に詰め込みました。映画の中の瞬くんたちと、私たちを繋ぐ架け橋のような歌になればいいなと思っています。とても良いシーンで曲が流れるので緊張していますが、最後まで聴いていただけたら嬉しいです。<作品情報>『雑魚どもよ、大志を抱け!』2023年春 新宿武蔵野館ほか全国順次公開原作:足立紳『弱虫日記』(講談社文庫)監督:足立紳(『喜劇愛妻物語』『14の夜』)脚本:松本稔 / 足立紳(『百円の恋』『アンダードッグ』)音楽:海田庄吾(『百円の恋』『喜劇愛妻物語』)主題歌:インナージャーニー「少年」(鶴見 river records)【出演】池川侑希弥(Boys be / 関西ジャニーズ Jr.)/ 田代輝 / 白石葵一 / 松藤史恩 / 岩田奏 / 蒼井旬 / 坂元愛登 / 臼田あさ美 / 浜野謙太 / 新津ちせ / 河井青葉 /永瀬正敏【ワールドプレミア】『第35回東京国際映画祭』10月26日(水) 16:00会場:丸の内ピカデリー登壇:足立紳公式サイト:<リリース情報>インナージャーニー 1stアルバム『インナージャーニー』Now On Sale価格:3,000円(税込)インナージャーニー『インナージャーニー』ジャケット<ライブ情報>結成3周年記念ワンマンライブ 『インナージャーニーといっしょ vol.3 -内旅編-』2022年10月1日(土) 東京・duo MUSIC EXCHANGE開場 17:00 / 開演 18:00チケット代:4,000円(+ドリンク代)チケットはこちら:関連リンク公式HP::::
2022年09月28日ヴェルディ作品はもとより、クラシック音楽史上屈指の人気を誇るオペラ『椿姫』。その人気の秘密は、美しくも儚いヒロイン、ヴィオレッタの存在にある。この魅力的な役柄を日本を代表するプリマドンナ森麻季が演じるという、なんとも豪華な公演の上演が目前だ(2022年10月7日、10日:Bunkamuraオーチャードホール)。舞台は19世紀半ばのパリ。社交界の華にして高級娼婦のヴィオレッタは、肺病で先が長くないことを悟りつつ、彼女を慕う青年アルフレードとの恋に落ちていく。果たしてその結末やいかに。結末を知っていても観るたびに感動してしまうのが名作の力。ましてや今回のヴィオレッタは森麻季だ。心を鷲掴みにされてしまう事間違いなし。有名な「乾杯の歌」を始め、名曲名旋律が散りばめられたこの作品は、オペラ初心者にもピッタリ。ステージに飾られた假屋崎省吾氏の装花共々、見ても聴いても麗しい時間を楽しみたい。公演詳細:
2022年09月28日金粉や銀粉を蒔きつけて文様を表わす工芸の技法「蒔絵」。この蒔絵の名品を紹介する『大蒔絵展』が、10月1日(土)より、三井記念美術館で開催される。出品数は、国宝7件、重文32件を含む計127件。3代将軍徳川家光の長女・千代姫の婚礼道具としてしつらえられた国宝《初音の調度》(徳川美術館蔵)をはじめ、平安時代の和様意匠の完成を示す国宝《澤千鳥螺鈿蒔絵小唐櫃》(高野山金剛峯寺蔵)ほか、豪華絢爛な蒔絵の世界が繰り広げられる。蒔絵の源流は、奈良時代にまで遡ることができると言われるが、純日本的な蒔絵調度として完成を見せたのは平安時代のことである。イントロダクションとなる第一章「源氏物語絵巻と王朝の美」では、まず今回特別公開される国宝《源氏物語絵巻》などで、蒔絵が生まれた貴族たちの生活空間や、雅な王朝文化の雰囲気を紹介。第2章「神々と仏の荘厳」では、公家や武家の人々が特別な神事や祈願のために神社に奉納し、貴重な経典や仏具を収めるために作らせた、贅を尽くした蒔絵の名品を展示する。その後も、和歌や漢詩などの文学意匠を表現した鎌倉~室町時代、大胆なデザインの「高台寺蒔絵」や西洋人好みの「南蛮漆器」が生まれた桃山時代、将軍家から町人まであらゆる人々の生活を蒔絵が彩った江戸時代、そして新たな伝統の創出と継承を目指して蒔絵師たちが切磋琢磨してきた近現代と、サブタイトル通りに、漆と金の千年の物語が繰り広げられる。各時代に生まれた蒔絵の技法や名人たちの名前を追いつつ、その超絶技巧を見ていくこともまた、新鮮な体験となるに違いない。なお特別公開の《源氏物語絵巻》の展示期間は、「宿木一」が10月1日(土)~9日(日)、《柏木一》が10月25日(火)~30日(日)。その他の作品も前・後期で展示替えが行われるので、目当ての作品がある方は、美術館ホームページで出品目録を確認してから訪れたい。国宝《源氏物語絵巻》宿木一(絵) 平安時代・12世紀 徳川美術館展示期間:10月1日~9日国宝《初音蒔絵硯箱》幸阿弥長重作江戸時代・寛永16年 (1639) 徳川美術館展示期間:前期(10月1日~23日)国宝《初音蒔絵文台》幸阿弥長重作江戸時代・寛永16年 (1639) 徳川美術館展示期間:前期(10月1日~23日)重要文化財《蔓梅擬目白蒔絵軸盆》原羊遊斎作/酒井抱一下絵江戸時代・文政4年(1821)東京都江戸東京博物館(10月25日~11月13日展示)《五節句蒔絵手箱》柴田是真作江戸~明治時代・19世紀サントリー美術館(10月1日~23日展示)【開催概要】『大蒔絵展―漆と金の千年物語』会期:10月1日(土)〜11月13日(日)※会期中展示替えあり会場:三井記念美術館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)休館日:10月24日(月)料金:一般1,300円、大高800円公式サイト:
2022年09月28日フィンランド南部、イッタラ村で1881年に設立され、現在に至るまで世代を超えて人々を魅了するライフスタイルブランド、イッタラ。そのデザインの魅力に迫る展覧会『イッタラ展フィンランドガラスのきらめき』がBunkamuraザ・ミュージアムにて11月10日(木)まで開催されている。イッタラは、1881年、フィンランドの首都ヘルシンキから北へ120kmに位置するイッタラ村でガラス工場として産声を上げた。伝統的な職人技を受け継ぎつつ、アルヴァ・アアルトやカイ・フランク、タピオ・ヴィルカラなど先進的なデザイナーの発想に基づいた製品を次々に発表。国際的なアートグラスのメーカーとして現在も成長している。同展はこのイッタラの創立140周年を記念したもので、イッタラの軌跡や哲学、美学などについて4章構成で紹介していく。展示風景より第1章「イッタラ140年の歴史」は、創業から現在に至るまでのイッタラの歩みをたどる。創業当初は家庭用のグラスやボトルなどを製造していたが、1930年代から世界のデザイン史にも名を残すアイノ・アアルトおよびアルヴァ・アアルトと、1940年代からはカイ・フランクらと共同作業をはじめ、イッタラの製品は、デザイナーたちの斬新な発想により大きく変貌を遂げていく。創業当初のイッタラ社製品第1章「イッタラ140年の歴史」展示風景より1930年代にイッタラに参画したアイノ・アアルトのデザインした製品1940年代にイッタラに参画したカイ・フランクのデザインした製品多くのデザイナーたちの力を得てイッタラは世界的なブランドへと成長していく。2002年以降はガラス以外にもコレクションを拡大。テーブルウェアとインテリアのトップブランドとして現在もその名を轟かせているイッタラ社では、アアルト夫妻をはじめ数多くのデザイナーが活躍した。第2章「イッタラのデザイナーたち」では、イッタラの代表的なプロダクトを作り出した8名のデザイナーを紹介する。世界的な建築家でデザイナーとして知られるアルヴァ・アアルトは、イッタラのアイコンとなっている《アルヴァ・アアルト コレクション》をデザインした。有機的で優美な形の花器は今に至るまで全く古びることがない。アルヴァ・アアルト《アルヴァ・アアルト コレクション》1936年カイ・フランクは無駄を削ぎ落としたシンプルなフォルムと、華やかな色彩を追求。独自のカラーガラスの開発に携わった。その生き生きとしたガラスの色合いは多くの人々を魅了している。カイ・フランク 手前《キマラ(カクテル)》1963年奥《1610》1954年/2016年オイバ・トイッカは、現在までに約500種類作られている《バード》シリーズをデザインした。ガラス製造の知識に長けており、ガラスの特性を知り尽くした彼だからこそのプロダクトだ。オイバ・トイッカ左《シエッポ》1972年中《ラウルラスタス》1984年右《スペシャルモデル 2003》2003年13のキーワードで紐解く「イッタラ」の魅力第3章「イッタラを読み解く13の視点」は、イッタラをより深く知るための13のキーワードを提示し、その魅力に迫っていく。キーワードのひとつ「素材としてのガラス」では、ガラス素材そのものの魅力に迫っていく。特定の化合物を透明なガラスに取り入れて製造するカラーガラスは、毎年新色が発表される。2019年はシーブルーをアニュアルカラーとして、さまざまな製品が登場した。2019年のアニュアルカラー「シーブルー」のイッタラ製品また、これらのガラスを製造するには、優れた職人の技術が欠かせない。「職人の技」では、職人たちが使い込んできた道具や、製造過程の動画などを展示し、イッタラの高い技術力を紹介する。《バード バイ トイッカ》の制作過程のサンプルと、ガラスの加工道具ちなみに、ガラスは型の素材によっても風合いを大きく変える。「型でつくる」では、同じデザインの《アアルト ベース》でも、スチール型と木型によって風合いが大きく異なることなども紹介されている。《アアルト ベース》のスチール型と木型 1936年型の素材が異なる《アアルト ベース》1936年左がスチール型、右が木型でプレスしたものこのほかにも「陶磁器とガラス」、「リサイクルとサステイナビリティー」など、さまざまな切り口からイッタラの製品が紹介される。豊富な色展開を見せるイッタラには現在、200色ほどのカラーパレットがあり、毎年約20色が製品として使用されているという。同じデザインの陶磁器とガラス右端はイッタラのガラス色見本そして第4章「イッタラと日本」では、1950年代、60年代から築き上げてきた日本との関係に迫る。戦後の日本でも、北欧デザインへの興味・関心が高く、大規模な展覧会も開催されていたという。また、カイ・フランクはしばしば来日し、折り紙や茶道で使われる窯、鉄瓶などに影響を受けたデザインを発表している。カイ・フランク 奥《ケトル》1956〜57年手前 左から《KF2》1957年、《KF1》(白)1957年、《KF1》(黒)1957年、《KF3》1958年また、2000年以降、イッタラはイッセイミヤケやミナ ペルホネンといった日本のブランドや、隈研吾とのコラボレーションも開始。イッタラと日本が50年以上の長き期間にわたり、密接な関係であることも紹介されている。展示風景よりイッタラとミナ ペルホネンとのコラボ商品約450点もの製品が集まる展覧会は、デザインやインテリア、よりよい暮らしに興味関心がある人には非常に心地よい空間。その洗練されたデザインの魅力をしっかりと楽しんでみよう。取材・文:浦島茂世【開催情報】『イッタラ展フィンランドガラスのきらめき』2022年9月17日(土)~11月10日(木)、Bunkamuraザ・ミュージアムにて開催
2022年09月28日2PMのメンバーであるジュノが除隊して初めて挑むドラマ『赤い袖先』が、10月5日(水)よりBlu-ray&DVDリリース開始 / U-NEXT独占先行配信開始となる。これを記念して、スペシャル映像『世孫と宮女の恋物語』が公開された。本作は韓国でベストセラーとなった小説『袖先赤いクットン』を原作とした王朝ラブロマンス大作。かつての名作『イ・サン』の物語がジュノとイ・セヨンの新鮮な顔合わせで13年ぶりに蘇ったことも話題を集め、初回の視聴率5.7%から垂直に急上昇し、最高視聴率は17.4%を記録した。ロマンスだけでなく、正祖の祖父・英祖との複雑な愛憎関係や王朝内で生きる王族や宮女たちのドラマを繊細な演出で描写、さらに細やかに王朝を再現した華やかな映像美も、話題を盛り上げる要因となった。主人公は、朝鮮王朝史上でも稀に見る波瀾万丈の運命を生きた実在の王・正祖。この数々のドラマ、映画でも取り上げられたお馴染みの名君を、ジュノは全く新しいアプローチによって熱演した。徹底した自己管理によって、今まで見せたことのない華麗なるカリスマと威厳に満ちた男の魅力が開花、ひと回りもふた回りも大きい役者として生まれ変わった彼をに注目してほしい。そしてヒロインを演じるのは『宮廷女官チャングムの誓い』など子役時代から数々のドラマに出演し、『王になった男』や『医師ヨハン』などでの好演も記憶に新しい、若手実力派ナンバー1女優のイ・セヨン。宮女から後に後宮となる宜嬪成氏を、自立心に富んだ女性としてはつらつと演じ上げ「時代劇の女神」の称号を不動のものとしている。初共演とは思えないほど息の合った両者のケミストリーは、韓国ドラマ史上最高のラブカップルとして視聴者たちを釘付けに。その成果は「MBC演技大賞」をはじめとした数々の演技賞受賞という快挙として結実。さらにTV話題性ドラマ部門(グッドデータコーポレーション調べ)では8週連続1位という記録を達成。あまりのヒットに1話延長が決まり、終了後はロスに陥るファンが続出したという。公開された特別映像『世孫と宮女の恋物語』は、サンの祖母・暎嬪がなくなった日に「誰かに会ったか?」と、ドギム(イ・セヨン)に聞くサン(ジュノ)、そしてドギムが見習い宮女のころの出来事を思い出すシーンから始まる。幼い頃、祖母が亡くなり悲しむサンを慰めた少女を想い続けていたサンがドギムだったことに驚くと、ドギムもまた、あの時の少年がサンだったことに気付く。「お前だったか」と抱きしめながら「ようやくお前を見つけた」と、喜びを表現するサンにドギムも気持ちが深まる。宮女として「私にできることがあれば」というドギムに「そばにいてくれ。それで十分だ」、「お前と再会してから常に幸せだった」、「お前は私を笑顔にしてくれた」と恋する男全開の甘口なサンの姿にときめくこと間違いなしだ。『赤い袖先』10月5日(水)Blu-ray&DVDリリース / U-NEXT独占先行配信開始
2022年09月28日橋本環奈が主演を務める映画『カラダ探し』が10月14日(金)に公開される。この度、暗闇の中で明日香(橋本環奈)と留美子(山本舞香)と理恵(横田真悠)の3名が緊迫のシーンに挑むメイキング映像&写真が公開された。原作は2011年にWebサイト・エブリスタに投稿され、2014年に村瀬克俊による漫画版が漫画誌アプリ『少年ジャンプ+』(集英社)で連載、同サービスで累計閲覧数1億回を初めて突破した人気作品。映画版は『IT/イット』シリーズや『死霊館』シリーズ、『シャイニング』など世界的名作を多く生み出し、ホラー映画の金字塔を打ち立てたワーナー・ブラザースが贈る刺激的ループ型ホラーとなる。橋本環奈演じる主人公の女子高生・明日香の生活は、ある日学校にいるはずのない幼い少女から「ワタシのカラダ、探して」と不気味な言葉を言われた日から一変してしまう。その日深夜0時を迎えた瞬間、気付くと明日香はクラスメイト5人と共に深夜の学校に。その後突如全身が血で染まった少女“赤い人”が現れ、全員を次々に殺していく。そしてその日から、6人は同じ日を繰り返すこととなるのだった。明日を迎える唯一の方法は、校内に隠された、とある少女のバラバラにされた”カラダ”をすべて見つけ出すこと……。新たに公開された映像では、ヒタヒタと冷たい足音を立てながら、プールに隠れる3人の目の前まで“赤い人”が迫ってくるシーンからスタート。続く撮影当時を振り返ったインタビューでは橋本も思わず「大変だった……」とこぼす。1日中プールに入り続け、体が芯まで冷え切ってしまうほどに撮影は何度も繰り返されたという。これについては「最初はプールに顔をつけることも嫌だったけど、長すぎて慣れてしまった」と語り、最終的に3人全員がすっぴんで臨んだという役者魂あふれる撮影秘話も明かされた。3人が息を止めてプールの水の中に潜り、一時的に“赤い人”の姿が見えなくなるまでなんとか凌ごうとする、学校の怪談話にも登場しそうなシチュエーションは本作の中でも印象に残るシーンのひとつ。先日行われたジャパンプレミアでも、女子3人が撮影期間中に毎日寝るまで一緒に過ごしていた、というエピソードが語られていた。ホラー映画の撮影とは思えないその仲の良さも本映像からも伝わるだろう。監督もこの場面について「どうしてもずっと学校の中ですから、画変わりの為にプールがほしいなと。夜の教室や廊下を歩いているシーンだけだと、どうしても限界があるので。そのためのプールでした」とこだわりを語った。絶望的な恐怖だけでなく、団結しながら立ち向かうクラスメイト達の姿が描かれた劇中同様、まさにキャストたちの団結力が本作の魅力そのものとなっている本作。全く新しい超刺激的ループ型ホラーの公開に引き続き期待したい。『カラダ探し』10月14日(金)公開
2022年09月28日9月30日に映画『“それ”がいる森』が公開となる。主演は相葉雅紀、監督は中田秀夫だ。相葉が演じるのは田舎で農家を営む田中淳一。ある日、元妻の爽子(江口のりこ)と東京で暮らす小学生の息子・一也(上原剣心)が淳一の元へひとりで訪ねてくる。しばらく一緒に暮らすことになった2人だが、そのころから、近くの森で怪奇現象が頻繁に起こるように。そして、あるとき、淳一と一也は得体のしれない“それ”を見てしまう……。実在する森が舞台の、ホラーエンターテインメント作品だ。初のホラー作品、どのように挑んだ?今回が初めてのホラー映画主演となる相葉。ただ、要素はホラーだけではない。「ホラーと同時に、人間ドラマでもあります。父親役で、離婚してひとりで暮らしている設定を膨らまして役の準備はしていました」では、自身が演じる田中淳一という人物を、相葉はどのように捉えていたのだろうか。「わりとニュートラルな人なのかな、と。婿で入ったけどお義父さんとそりが合わなくて出ていくことになる。そこで反発をして戦うような人でもないのかな、という印象でした。淳一はこの作品の中で成長していくので、どのあたりから変わっていくのか、監督とセッションして作っていきました」イメージしやすかったのは「淳一が農業をやっている」という設定。冠番組『相葉マナブ』での経験も生きた。「農家さんの手を見るのが好きなんですけど、やっぱり説得力があるんですよね。例えば、爪の間に土が入っているのが当たり前だったりするんですけど、それがかっこよく見えるんですよね。だから、淳一もちょっと手を汚したりしました。これは汚そう、と思って」ホラーということで、恐怖の表現については監督からも演出が入った。素直にリアクションしていたが、監督からはもっと大きくやってほしい、という要望が。「見え方として、もっと目を見開いて、とか、表現のアウトプットをちょっと変えて、とか……気持ちの面とはまた別の表現方法というのは、いくつか指摘をしてくださいました」熱と愛情をもって現場にいる今回の作品を始め、多くの現場で座長となる相葉。そのような立場として、現場を作っていく上で大事にしていることはあるのかという問いに、少し考える表情を見せた。「現場に対してこうしなきゃ、座長だからこういなきゃ、というのはないですし、座長をやる機会が多くなったからと言って、以前と特に変わることはないです。ただ、ものすごい熱と愛情は持ってその場にいます。だから、上原くんがもっとやりたいと言うんだったら、もちろん付き合います。そのお芝居なり、バラエティーの現場なりが、完成度が高くなるように、ということは意識していますね」今回、息子の一也役を演じる上原はジャニーズ事務所の後輩だ。そんな彼に、「できることはしてあげたいな、とは思っていました」と言う。「でも、彼は彼ですごく根性がある子なので、大丈夫だな、と思って。監督に何度も『もう1回お願いします』って挑戦していたから、『すごいな、根性あるな』と思いました。嫌になってないかな、と思っていたけど、またやりたいです、って言っていました」そんな上原は現在、現在中学1年生。相葉が事務所に入ったのは、中学1年のとき。当時の自分と比べると……。「しっかりしているというか、ハングリー精神があるというか。時代なのかな、とは思います。人によってはあったかもしれないですけど、僕はそういうのがほとんどなかったので。部活の延長線でいたというか、嵐としてデビューするまでは、仲間と楽しい時間を過ごしている、という感じでした」また、共演の松本穂香には、自分がハマッているものを勧めることもあったという。「このお酒おいしいからちょっと飲んでみて、って紹介しました。あと、テレビ用のスピーカーがすごく音がよかったのでそれも。買ってあげたんじゃなくて、自分でポチってね、って(笑)。今考えると、プレゼントしてあげればよかったんですよね。自分で買っていたから、申し訳ないことしちゃったな(笑)。お気に入りのものがあったら周りの人に勧めちゃうんですよね。メンバーにもそうなんです。自分が好きでいいな、と思ったものをプレゼントしたくなっちゃう。その時はメンバーがいなかったので、穂香ちゃんがターゲットになってしまいました(笑)」心霊ロケは「できるだけ関わりたくない(笑)」ホラー映画の撮影現場につきもの、ともいえるのが実際の「怖い体験」。が、今回の現場ではそういったことはなく、「時期が時期だったので、本当に寒かったですね」とのこと。が、以前は心霊スポットのロケに行く仕事も多かった相葉。当時の出来事で、印象に残っていることはないか、振り返ってもらった。「多分、一番怖がっていたので行かされていたんだと思うんですけど、当時はいろいろありましたね。お祓いは何度も行きましたし。金縛りにあったり、写真撮っても写らなかったり。でも、やるしかなかったんですよね。本気で嫌だったんですけど(笑)。今もできれば関わりたくないです(笑)」一方で、怖がりながらも、ホラー映画はよく観るのだそう。中田監督の作品で好きな映画を訪ねると、真っ先に『リング』が挙がった。「当時、観たときは引きずってしまうぐらい怖かった印象がありますね。最近だと、亀梨(和也)くんの『事故物件 恐い間取り』は観ました。怖いんだけど、ちょっとユーモアがあるというか、クスッとできるところもありますし。怖いだけではなくて、いろいろ変わってきているのかな、とは思います」『“それ”がいる森』は中田監督にとって新しい挑戦となる作品であり、また、「怖いだけ」の作品ではない。「多分、皆さんが想像しているものと違って、ホラーが観られない人でも観られると思うんです。人間ドラマの面では前向きなところもありますし。あまり詳しくは言えないですけど、中田監督が今までに撮ってきたことのない作品。でも、“それ”を撮影しているときの監督やスタッフさんがすごく楽しそうなんですよ。小学生が好きなものを手に取って遊んでいるような感じがしたというか、見ていてこっちも幸せになりました。熱を持って楽しそうに撮る現場に参加できたのは嬉しかったですね」ゆっくりでもいいから進み続けたいホラー映画は多くの人を恐怖させる。恐れる人もいるだろう。では、相葉はどのようなものを怖いと思い、恐れているのか。「何に対しても怖さは持っています。新しいお仕事も、バラエティーも、どこかにゲストで出るときもそうですし、多少なりとも怖さはいつも持っています。臆病なのかもしれないんですけどね。ガチガチにはならないですけど、緊張感は持って現場に入るようにしています」ちなみに、最近、一番緊張したのは「紅白の司会のときと、天皇皇后両陛下の前で歌ったとき」という、普通ならなかなか体験できない出来事が挙げられた。「天皇陛下の前で奉祝曲を披露させて頂いたときは、歌い出しが僕からだったのでもとても緊張しました。出るのも僕からだったので、4人が後ろからついてきて、僕が止まった位置が歌う位置になってしまうから、本当に緊張しましたね。どこまで歩けばいいんだっけ、って(笑)。ほかのメンバーは飄々としている人もいれば、緊張している人もいるだろうし、やっぱり人によって全然違うんでしょうね」そんなふうに緊張したときには、どのようにリラックスしているのかと聞くと、「そうなったらもう無理なんですよ(笑)」という言葉が笑顔とともに返ってきた。「そこまで緊張することは本当に稀なんですよね。最近ガチガチに緊張したのはその2回だけなので。あとは何だろう……例えば、ライブで緊張しないようにするためには、その分、準備の数を増やすのはあります。リハーサルを何回も何回も重ねて、ちょっとずつ大丈夫、大丈夫、って自分に言い聞かせて。最終的には『ここまでやったんだから失敗してもいい』っていうぐらいに自分を持っていくと、もう大丈夫ですね」自分が納得するまで準備を重ねたから、過去を振り返って引きずることもない。「前を向いています。走らなくてもいいから、止まりたくないし、立ち止まって振り返ることはあまりしたくないんです。ゆっくりでもいいからずっと前に進んでいたいですね」そんな相葉が、製作の現場でやりがいを感じる瞬間とは。「自分が思うようにできることは少ないんですけど、作っているときに手ごたえがあったりとか、出来上がって観てくださった方からの感想を頂いたりするとやっていてよかったな、と思います。舞台でも、稽古をもちろんやっているときはすごく辛いんですけど、確実に変わっている、って感じるときはあるんですよね。そんなふうに、何かを乗り越えたときに、やりがいや、手ごたえを感じるときは楽しいですね。今回、中田監督と作品が作れたのはすごく大きな経験。いろいろ演出してくださる中で、たくさん勉強させていただきました」これからも、相葉は前を見続け、新たな一面を見せ続けてくれるはずだ。『“それ”がいる森』は9月30日(金) より全国公開。取材・文=ふくだりょうこ
2022年09月28日なにわ男子・高橋恭平が主役を務める映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』が、2023年3月3日(金)より全国公開となる。この度、板垣李光人が出演することが明らかになった。原作は講談社『月刊デザート』にて連載中、1巻発売直後に異例のスピードで重版がかかり、既刊7巻で210万部を突破した、亜南くじらによる同名コミック。インパクトあるタイトルと、次から次へと登場する女子憧れの胸キュンシチュエーションが話題となり、全国のティーン女子たちがドハマりする“片想いごっこ”ラブストーリーだ。陸上部のエースで学校イチのイケメン・千輝彗役を本作が映画初主演となる高橋が務め、ヒロインの如月真綾を20歳にして芸歴19年という経歴を持つ女優・畑芽育が演じる。今回、第2弾キャスト発表となった板垣が演じるのは、真綾に密かに想いを寄せるクラスメートであり、千輝彗のライバルでもある手塚颯馬。映画『約束のネバーランド』(2020年)のノーマン役ほか、TVドラマ『カラフラブル〜ジェンダーレス男子に愛されています。〜』(2021年)、『インビジブル』(2022年)、10月スタートの『Silent』などに出演し、来年のNHK大河ドラマ『どうする家康』では井伊直政役を演じる。映画やテレビドラマなどに留まらず、ファッションやアートなどの分野でも活躍をみせる板垣。若者のトレンドセッター的な役割も担う、唯一無二な存在の彼は、意外にも“きゅんきゅん映画”に出たかったのだという。撮影中は、主演の高橋と仲良く話す姿も多く見られ、チームワークの良さが映像にも表れることも期待される。ライバルでありながらもどこかで千輝を見守るような一面もある手塚という役を、劇中で板垣がどう演じるのかに期待だ。6週連続キャスト解禁が予定されている本作。引き続き、第3弾キャスト解禁を待とう。<板垣李光人・コメント>お話をいただいた時、ただ甘酸っぱさで終わってしまう作品にはしたくないと思いました。手塚という役は千輝とライバルでありつつ、千輝と真綾の恋の起爆剤になる人物でもあり友情も描かれているので、単純に対立するだけではない少し複雑な存在です。その点は監督とじっくり話し合いながら丁寧にひとつひとつのシーンを創り上げていきました。しかし“きゅん”の部分など不安な点も多くあったのですが、恭平くんが持つ人を惹きつける力と包容力のおかげで同世代のキャストととにかく楽しみながら、⻘春しながら作品を描けたと思います。そんなキャストのチームワークの良さはきっと劇中からも感じていただけると思いますので、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。『なのに、千輝くんが甘すぎる。』2023年3月3日(金)公開
2022年09月28日東宝が、2025年に帝国劇場を一時休館にすることを発表した。帝国劇場は、1911年(明治44年)に日本初の本格的な西洋式大劇場として東京・皇居前に誕生し、1955年(昭和30年)には時流の変化に応じて日本初のシネラマ上映館に転換。その後、初代帝国劇場は1964年(昭和39年)の映画『アラビアのロレンス』の上映をもって一時閉館に。初代帝国劇場1966年(昭和41年)に開場した現在の2代目帝国劇場になってからは、『屋根の上のヴァイオリン弾き』『王様と私』『ラ・マンチャの男』『マイ・フェア・レディ』といったミュージカル路線を推進。『レ・ミゼラブル』(1987年初演)と『ミス・サイゴン』(1992年初演)、『エリザベート』と『MILLENNIUM SHOCK』(現『Endless SHOCK』)(ともに2000年初演)といった現在に至るまで再演を続けている作品に加えて、『ローマの休日』『マリー・アントワネット』『レディ・ベス』『王家の紋章』などのオリジナルミュージカルの成功により、帝劇は最新かつ最高峰のミュージカル発信地として知られるようになった。帝国劇場 内観今年は、日本アニメ不朽の名作『千と千尋の神隠し』の舞台化が大きな話題となったほか、来年には人気コミック『キングダム』『SPY×FAMILY』の上演も控えている。
2022年09月27日11月26日に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールで開催される『Act Against Anything VOL.2 「THE VARIETY 28」』の第1弾出演者が発表された。「Act Against Anything」は、「Act Against AIDS『THE VARIETY』」の流れを汲むチャリティプロジェクト。『THE VARIETY』はAct Against AIDSの多岐にわたるプロジェクトのひとつで、1993年に岸谷五朗の呼びかけによりエイズ啓発を目的としたチャリティコンサートとして誕生。寺脇康文とともに以降26年にわたり活動を続けてきたが、2020年からは貧困、難病、教育問題など多くの困難に立ち向かう子供たちの支援が目的の「Act Against Anything」として新たなスタートを切った。岸谷、寺脇に加え、今回第1弾として猪塚健太、大村俊介(SHUN)、甲斐翔真、加藤和樹、サンプラザ中野くん・パッパラー河合、城田優、Skoop On Somebody、藤林美沙、水田航生、溝口琢矢の出演が決定。さらに、今回がプロジェクト初参加となる大野拓朗、田村芽実、新原泰佑、三吉彩花も登場する。また、サブタイトルは4年ぶりに有観客で開催ができることに感謝と喜びの気持ちを込めて、岸谷が命名した「~4年ぶりブリ生舞台!全身全霊!心を込めて歌って踊って皆でチャリティ全員集合!~」に決定した。■岸谷五朗 コメント約30年続けてきたチャリティコンサート「THE VARIETY」ですが、2020年の開催時は新型コロナウイルスの影響により、一時は中止に追い込まれそうになりました。しかし、そんな中でも無観客公演として開催できた生配信武道館ライブ!スタッフ・キャスト、そしてお客様のおかげで、配信でもチャリティすることができました。本当にありがとうございました。その後、岸谷といたしましては2年連続で無観客公演を開催することだけは避けるべく、1年お休みをいただき、2年ぶりに満を持して「Act Against Anything」を開催させていただきます。今まで観たこともないような出し物!?賛同してくださる新たなアーティストの方々!と皆で必死に頑張ります!是非、このAAAでたくさんの寄付ができますように皆様の「力」をお貸しください!皆様と一緒に劇場空間で逢えるのは2018年以来、4年ぶりです!共に盛り上がりましょう!よろしくお願いいたします。<公演情報>Act Against Anything VOL.2『THE VARIETY 28』4年ぶりブリ生舞台!全身全霊!心を込めて歌って踊って皆でチャリティ全員集合!11月26日(土) 神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール開場15:00 / 開演16:00Act Against Anything VOL.2『THE VARIETY 28』ロゴ【出演者】岸谷五朗 寺脇康文猪塚健太 / 大野拓朗 / 大村俊介(SHUN) / 甲斐翔真 / 加藤和樹 / サンプラザ中野くん・パッパラー河合 / 城田優 / Skoop On Somebody / 田村芽実 / 新原泰佑 / 藤林美沙 / 水田航生 / 溝口琢矢 / 三吉彩花 and more…【BAND MEMBER】THE VERIETY BANDエンペラー福田 / 高木茂治 / 五十嵐公太 / 会田敏樹 / 原田達也 / 高橋結子 / 中村百花 / 杉山真梨佳【チケット情報】指定席:7,700円(税込)※3歳以上チケット必要、2歳以下は膝上に限り無料 / 入場に関する年齢制限なし■地球ゴージャスFC先行(抽選)受付期間:9月30日(金) 12:00~10月4日(火) 23:59■Amuse+先行(抽選)受付期間:9月30日(金) 12:00~10月4日(火) 23:59■オフィシャルサイト先行(抽選)受付期間:10月8日(土) 18:00~10月17日(月) 23:59■プレリク先行(抽選)受付期間:10月22日(土) 13:00~10月31日(月) 23:59■チケット一般発売日:11月12日(土) 10:00~※車椅子でご来場の場合は、チケットご購入後、下記キョードー横浜までお問い合わせください。※本公演は、インターネットによる生配信も予定しております。視聴チケットなどの詳細は追ってお知らせいたします。【お問い合わせ】キョードー横浜:045-671-9911(月~金 11:00~15:00)関連リンク『Act Against Anything VOL.2「THE VARIETY 28」』オフィシャルサイト: VARIETY公式Twitter: VARIETY公式Facebook:
2022年09月27日2022年9月21日に不動のメンバーでメジャーデビュー35周年を迎えたBUCK-TICKが、9月23日・24日に神奈川・横浜アリーナで『Debut 35th Anniversary LIVE「BUCK-TICK 2022 “THE PARADE” 〜35th anniversary〜」』を開催した。今回の35周年公演の特徴は大きく2つ。1つは12台のレーザーと、大型のLEDスクリーンを駆使したダイナミックな光と映像の演出。過去に開催された“PARADE”と冠するアニバーサリーライブは、2007年の横浜みなとみらい 新港埠頭特設野外ステージ、2012年の千葉ポートパーク、2017年のお台場野外特設会場と、すべて野外ステージだったため今回が初のアリーナ公演であった。野外では陽が落ちるまで照明や映像の演出が活きないため、今回はオープニングから世界観をしっかりと作り込むことができる。ステージの左右に1枚ずつ固定されたスクリーンがあり、さらにステージのバックに巨大スクリーンが1枚と、ステージの前にも大きなスクリーンが1枚。このステージ前のスクリーンが可動式になっていて、演奏するメンバーの姿を覆うように映像が前に出るシーンもあれば、ぐっと上がってバックのスクリーンとの奥行きを活かした立体感を生み出した。たとえば両日ともに演奏された楽曲の中から印象的だったシーンをピックアップすると、重厚なグルーヴと陶酔感に引き込むストーリーをもつ2曲目の「BABEL」では、真っ赤な背景に描かれたバベルの塔が映し出されたのだが、それまでメンバーを覆っていたステージ前のスクリーンがゆっくりと上昇することにより、バベルの塔が積み上がっていく不穏な様が表現された。衝撃だったのは中盤に演奏された今井寿(G)がメインボーカルを取る気だるいジャングルビートの「相変わらずの「アレ」のカタマリがのさばる反吐の底の吹き溜まり(2022MIX)」。メンバーの前の真っ赤に染まったスクリーンにうごめく無数の手形と、バックスクリーンに映る櫻井敦司(Vo)の顔が合体するシーンはホラー映画のような不気味さがあった。戦争の悲劇をストーリーにしたミディアムナンバー「ゲルニカの夜」では星空の下、時間経過と共に崩れゆく遊園地の様子を表現。アンコールの「惡の華」では赤青緑のレーザーがステージからフロアへ放たれ、Wアンコールで披露された「夢見る宇宙」では、ステージ前のスクリーンが天井近くまでせり上がり、バックスクリーンと一体になってスケール感のある宇宙空間を生み出した。楽曲の世界観を広げるための映像やライティングは、時にメンバーの姿をかき消すこともシルエットにすることもあり、ライブはプレースタイルや表情を生で楽しむものだと言う人がいたならば、今回の演出はかなり大胆なものに思えたかもしれない。しかし、BUCK-TICKは35年前に“ヴィジュアル・アーティスト”としてビデオデビューしたバンドだということを考えると、今回はその“原点”を意識したステージだったと言える。そして2つ目の特徴は、35周年を記念するライブではあるが、35年の軌跡を網羅する祝祭ムード満載のメニューではなかったということ。今回同様、1日目に“FLY SIDE”、2日目に“HIGH SIDE”と名付けた2017年のお台場公演では、「FLY HIGH」をはじめとするインディーズ時代や初期のナンバーから各時代を比較的満遍なく網羅する楽曲群で30年を振り返ったが、今回は今伝えたいメッセージを組み込んだバンドの現在地と、未来を指し示すメニューになっていたのではないかと思う。というのも、これまで各メンバーからあがった候補曲を元にメニューを組むことが多いBUCK-TICKだが、今回のメニューは9月21日にリリースしたベストアルバム『CATALOGUE THE BEST 35th anniv.』のラインナップも意識しつつ、全面的に櫻井が中心となって舞台演出チームと一緒に構成を組んだという。そのため、彼のメッセージ色が色濃く出る内容となった。特に顕著だったのは、両日共通の「楽園」「REVOLVER」「ゲルニカの夜」と、今回初演奏された新曲「さよならシェルター」(ベストアルバム収録)のゾーン。「楽園」では黒いベールを頭から纏った櫻井が、手にしたティンシャを鳴らしながら戦禍の国を対岸の火事と日和見する状況を皮肉り、攻撃性の高いスピード感のある「REVOLVER」では、こめかみに指を当て“あの子の未来を 撃て!”とシャウトする。空爆直下の惨状を主人公の少年の視点で歌う「ゲルニカの夜」のラストパート、“そんな夢見て 目覚めた”でほっとしたのも束の間、現在の世界情勢をモチーフにした「さよならシェルター」が、優しいサウンドに乗せてリアルな狂気を描いた。さらに特筆したいのは、1日目に披露した「禁じられた遊び -ADULT CHILDREN-」だ。トラウマを抱えて内へと閉じこもっていたアダルトチルドレンが、“この部屋を 出て行くよ”と外へ足を踏み出す過程を歌う今作では、ステージ前のスクリーンに大きな白い壁が現れ、ちょうど櫻井の立つ位置にぽっかりと黒い出口が描かれたことと、歌い終わりに櫻井が放った「すべてのアダルトチルドレンに捧げます」というメッセージが印象的だった。思想や感情はストーリーに昇華して歌詞世界に落とし込む櫻井が、今回のメニューでここまで強くメッセージを露わにするのには、それなりの覚悟もあっただろう。その眼差しは鋭く、歌声は力強くもあり、慈愛にも満ちていた。両日それぞれ21曲のうち約半分の10曲が固定曲だったが、そこに加えた11曲により違う景色を味わうことができた。1日目はインダストリアルなEDMナンバー「ICONOCLASM」からスタート。ステージ前に降りたままのスクリーンの向こうから、硬質なハンマービートとエッジの効いたギターリフ、無機質な低音ヴォイスがレーザーと共に繰り出される。荘厳な「BABEL」を経て、ヤガミ・トール(Ds)の張り詰めたドラムイントロから骨太なグルーヴで展開する「唄」、メランコリックな「月下麗人」へと流れる。櫻井の「いらっしゃいませ。楽しんでね」とちょっと科を作った短いMCは、「舞夢マイム」の入り口。台湾の九份のような街並みから部屋の中へとクローズアップした映像の中で、黒いつばの広い帽子と椅子、ちらりと見える太ももを使って、なんとも艶やかな男女の駆け引きを一人演じる櫻井。ハイパーな疾走感で駆け抜ける「狂気のデッドヒート」では、ムービーカメラを持ったカメラマンたちがステージにあがり、上手と下手に伸びる花道を闊歩するアグレッシブなメンバーの姿を捉えた。本編終盤は希望に向かうアップチューンを3曲。演出も華やかで、「Go-Go B-T TRAIN」では、ステージ左右に配した大きなミラーボールが光を放ち、CDジャケットを彷彿とさせるカラフルなグラフィックと、蒸気機関車の蒸気のように吹き上がるスモーク、重厚な車体を軋ませながら軽快に駆け抜けていくような賑やかなアンサンブルで会場のボルテージを引き上げる。続く「Memento mori」では炎が灯ったステージに、トライバルなリズムと沖縄音階、「ウッハ!」の掛け声が鳴り響く。そしてラストは闇から光ある未来へと導く「New World」で締め括った。アンコールは、「Django!!!-眩惑のジャンゴ-」からスタート。エキゾチックな今井のギターに、星野英彦(G)の軽やかなアコースティックギター、間奏からは樋口豊(B)のベースも前面に出てきて濃密なグルーヴを生み出す。櫻井はというと、頭にはシルクハット、首には黒い羽根を纏い、ホットパンツにニーハイで太ももを露わにしたバーレスクスタイルで腰をくねらせながら歌い上げる。ヘヴィネスな「惡の華」の後、「35年前デビューした時のアルバムから懐かしい曲を聴いてください」と、バラードナンバー「ILLUSION」へ。今作がこの2日間で演奏された曲の中では一番古い楽曲で、思い出をなぞるような歌詞と相まって郷愁を誘う。Wアンコールでは、儚さと力強さを併せ持つレクイエム「恋」をしなやかに聴かせた後、宇宙広がるステージで「夢見る宇宙」を披露。そして大ラスは「Solaris」。マクロの世界である宇宙と、ミクロの世界であるヒトの細胞。その繋がりを感じさせるような感動的な映像に乗せた、楽器陣が描く美しいサウンドスケープと、櫻井によるうっとりするようなファルセットが、大きな余韻を残した。35周年を迎えたBUCK-TICKのこれからストレートなロックチューン「エリーゼのために」でオープニングから一体感を生んだ2日目は、1日目よりも歌も演奏も肩の力が抜け、リラックスしているように見えた。櫻井のゆらゆらと綱を渡るようなパフォーマンスで浮遊感を表現した「Tight Rope」や、ずっしりとしたベースリフにギターの硬質なカッティングが映える「見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ」、月へと抜けるほど伸びやかなヴォーカルで聴かせた「MOONLIGHT ESCAPE」では、アウトロで今井が寝転がったままギターをかき鳴らすエモーショナルな場面も。「ダンス天国」では演奏の前に「Let’s Dance〜」とデヴィッド・ボウイの声真似で1フレーズ歌ってみせたり、今井のギターによるインタールードから始まった「BOY septem peccata mortalia」ではステージ上のカメラクルーとの追いつ追われつの攻防を繰り広げたり、這いつくばってカメラを睨みつけたりと、自由なステージングを展開するメンバーに、こちらの目も追いつかなくなる。ステージに炎が揺らめいた「ROMANCE」では美しいファルセットを響かせ、ラストは1日目と同じく「New World」。光を湛えたようなクリーントーンのリフ、4つ打ちのパワフルなリズムと、前へと突き進む力強いボーカル。ここからまた新しい一歩を踏み出した彼らのステージのエンディングに相応しいナンバーだ。一度目のアンコールは、ベストアルバムで新たにリミックスした「ANGELIC CONVERSATION(2022MIX)」「惡の華」、そしてドラマティックなポップチューン「HEAVEN」の3曲。Wアンコールは、深遠なバラードナンバー「忘却」「夢見る宇宙」、そしてラストは「鼓動(2022MIX)」。すべての生命に捧げるBUCK-TICKの壮大な人間讃歌を高らかに歌い上げ、2日間にわたり行なわれた祝祭の幕を閉じた。35周年を記念する大舞台にありながら、BUCK-TICKはすでに新しいフェーズの中にいた。しかもどうやらすでに追い込まれている様子だ。「35周年始まったばかりなので、いろいろやることがたくさん幸せなことにあります。今日が終わりましたら、明日からアニイとユータはツアーのリハーサルに入ってもらいます。そして今井さんとヒデは新曲を作ってもらいます。私は……寝ます(笑)」という櫻井のMCを聞きながら、3rdアルバムのレコーディングの後に2ndアルバムのツアーに出ていたという激務だった初期のエピソードを思い出し、当時とあまり変わっていないところを見つけて少し笑ってしまった。だけど、そんな5人のドキュメンタリーをこれからも見せてほしいのだ。来春発売予定の新作は、これまでにない新しいコンセプトに基づいた作品になると聞いている。35周年を迎えてもなお、貪欲に進化し続けるBUCK-TICKの未来に期待したい。文=大窪由香撮影=田中聖太郎<公演情報>『Debut 35th Anniversary LIVE「BUCK-TICK 2022 “THE PARADE” 〜35th anniversary〜」』2022年9月23日(金・祝) OPEN 17:00 / START 18:00【FLY SIDE】2022年9月24日(土) OPEN 16:00 / START 17:00【HIGH SIDE】会場:神奈川:横浜アリーナ【セットリスト】■9月23日SE. THEME OF B-TM01. ICONOCLASMM02. BABELM03. 唄M04. 月下麗人M05. 舞夢マイムM06. 狂気のデッドヒートM07. 禁じられた遊び -ADULT CHILDREN-M08. 相変わらずの「アレ」のカタマリがのさばる反吐の底の吹き溜まり(2022MIX)M09. 楽園M10. REVOLVERM11. ゲルニカの夜M12. さよならシェルター(新曲)M13. Go-Go B-T TRAINM14. Memento moriM15. New WorldEN1-1. Django!!!-眩惑のジャンゴ-EN1-2. 惡の華EN1-3. ILLUSIONEN2-1. 恋EN2-2. 夢見る宇宙EN2-3. Solaris■9月24日SE. THEME OF B-TM01. エリーゼのためにM02. BABELM03. Tight RopeM04. 見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だM05. MOONLIGHT ESCAPEM06. ダンス天国M07. BOY septem peccata mortaliaM08. 相変わらずの「アレ」のカタマリがのさばる反吐の底の吹き溜まり(2022MIX)M09. 楽園M10. REVOLVERM11. ゲルニカの夜M12. さよならシェルター(新曲)M13. Go-Go B-T TRAINM14. ROMANCEM15. New WorldEN1-1. ANGELIC CONVERSATION(2022MIX)EN1-2. 惡の華EN1-3. HEAVENEN2-1. 忘却EN2-2. 夢見る宇宙EN2-3. 鼓動(2022MIX)<リリース情報>Debut 35th Anniversary Concept Best Album『CATALOGUE THE BEST 35th anniv.』発売中『CATALOGUE THE BEST 35th anniv.』ジャケット●完全生産限定盤【5SHM-CD+BD】11,000円(税込)●通常盤【5SHM-CD】6,600円(税込)●数量限定盤【5SHM-CD+BD+GOODS】15,400円(税込)※VICTOR ONLINE STORE限定商品【DISC1:RIBELO】01. ICONOCLASM02. NATIONAL MEDIA BOYS (2015MIX)03. ANGELIC CONVERSATION (2022MIX)04. 唄05. 楽園06. 見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ07. 相変わらずの「アレ」のカタマリがのさばる反吐の底の吹き溜まり(2022MIX)08. 無知の涙09. CHECK UP10. 極東より愛を込めて11. BUSTER12. 天使は誰だ13. エリーゼのために14. REVOLVER15. ゲルニカの夜16. さよならシェルターMastered by Randy Merrill at Sterling Sound (USA)【DISC2:GOTIKA】01. BABEL02. Mr.Darkness & Mrs.Moonlight03. masQue04. 月蝕05. SABBAT (2015MIX)06. MISTY BLUE07. 誘惑08. Lullaby-III09. ROMANCE10. 凍える11. 月下麗人12. Django!!! -眩惑のジャンゴ-13. Alice in Wonder Underground14. DIABOLO15. 夢魔 -The Nightmare16. 愛の葬列Mastered by John Davis at Metropolis Studios (UK)【DISC3:ELEKTRIZO】01. DADA DISCO -G J T H B K H T D-02. ケセラセラ エレジー03. GUSTAVE04. Baby, I want you.05. Devil’N Angel06. BOY septem peccata mortalia07. 美 NEO Universe08. メランコリア -ELECTRIA-09. Villain10. 獣たちの夜 YOW-ROW ver.11. 独壇場Beauty -R.I.P.-12. 羽虫のように13. 光の帝国14. 狂気のデッドヒート15. PINOA ICCHIO -躍るアトム-16. MY FUCKIN’ VALENTINE17. BRAN-NEW LOVER18. タナトスMastered by Clemens Schleiwies at SCHLEIWIES STUDIO (Germany)【DISC4:FANTAZIO】01. JUPITER02. ドレス03. 密室04. さくら05. Long Distance Call06. 無題07. 形而上 流星08. RAIN09. 禁じられた遊び -ADULT CHILDREN-10. Moon さよならを教えて11. 舞夢マイム12. Cuba Libre13. LOVE PARADE14. 夢見る宇宙 -cosmix-15. 忘却Mastered by Alexis Bardinet at GLOBE AUDIO MASTERING (France)【DISC5:ESPERO】01. 疾風のブレードランナー02. RENDEZVOUS〜ランデヴー〜03. 鼓動(2022MIX)04. 世界は闇で満ちている05. GIRL06. 幻想の花07. RHAPSODY08. Memento mori09. FUTURE SONG -未来が通る-10. STEPPERS -PARADE-11. セレナーデ -愛しのアンブレラ-12. JUST ONE MORE KISS Ver. 202113. ONCE UPON A TIME14. ユリイカ15. New WorldMastered by Takahiro Uchida at FLAIR MASTERING WORKS (Japan)【DISC6:VIDA】(Blu-ray)01. JUST ONE MORE KISS02. 惡の華03. スピード04. M・A・D05. JUPITER06. ドレス07. die08. 唄09. 鼓動10. 見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ11. キャンディ12. ヒロイン13. 囁き14. 月世界15. BRAN-NEW LOVER16. ミウ17. GLAMOROUS18. 21st Cherry Boy19. 極東より愛を込めて20. 残骸21. 幻想の花22. ROMANCE23. 蜉蝣 -かげろう-24. RENDEZVOUS 〜ランデヴー〜25. Alice in Wonder Underground26. HEAVEN27. GALAXY28. 独壇場Beauty29. くちづけ30. エリーゼのために31. MISS TAKE 〜僕はミス・テイク〜32. 形而上 流星33. New World34. BABEL35. Moon さよならを教えて36. 獣たちの夜37. RONDO38. 堕天使39. MOONLIGHT ESCAPE40. 凍える41. Go-Go B-T TRAIN購入リンク:完全生産限定盤【5SHM-CD+BD】通常盤【5SHM-CD】数量限定盤【5SHM-CD+BD+GOODS】※数量限定盤は完全生産限定盤とオリジナルTシャツを同梱したVICTOR ONLINE STORE限定セット。※Tシャツのサイズはフリーサイズ(Lサイズ相当)となります。※本セットは数に限りがございますため、発売日前であっても予定数に達し次第、予約・販売終了となります。※本商品は、2022年9月21日(水)より順次お届けを予定しております。※本セットは、お客様都合でのキャンセル・交換・返品はお断りさせていただきます。ベストアルバムオフィシャルレビュー:『CATALOGUE THE BEST 35th anniv.』視聴トレーラーBUCK-TICK LIVE Blu-ray & DVD『魅世物小屋が暮れてから〜SHOW AFTER DARK〜 in 日本武道館』発売中●Blu-ray完全生産限定盤【BD+2SHM-CD+PHOTOBOOK】12,100円(税込)●DVD完全生産限定盤【2DVD+2SHM-CD+PHOTOBOOK】12,100円(税込)●Blu-ray通常盤【BD】7,700円(税込)●DVD通常盤【2DVD】7,700円(税込)『魅世物小屋が暮れてから〜SHOW AFTER DARK〜 in 日本武道館』完全生産限定盤ジャケット■完全生産限定盤(Blu-ray / DVD共通)・LIVE TRACKS CD(2枚組)付属※すべてのCDプレーヤーで再生できる高品質CD「SHM-CD」を採用・全64Pフォトブック付属・スペシャルパッケージ仕様【Blu-ray収録】SE. THE DUSK 〜start〜01. DIABOLO02. 夢魔 -The Nightmare03. 楽園04. 謝肉祭 -カーニバル-05. Lullaby-III06. 絶界07. Living on the Net -Acoustic Ver.-08. 光の帝国09. ユリイカ10. 忘却11. BABEL12. 獣たちの夜13. 堕天使 YOW-ROW ver.14. Villain15. 舞夢マイム16. MOONLIGHT ESCAPE17. 形而上 流星 -Acoustic Ver.-18. JUST ONE MORE KISS Ver.202119. 唄 Ver.202120. ICONOCLASM Ver.202121. Alice in Wonder Underground22. 恋23. Go-Go B-T TRAIN24. 独壇場Beauty -R.I.P.-【DVD収録】■DISC1SE. THE DUSK 〜start〜01. DIABOLO02. 夢魔 -The Nightmare03. 楽園04. 謝肉祭 -カーニバル-05. Lullaby-III06. 絶界07. Living on the Net -Acoustic Ver.-08. 光の帝国09. ユリイカ10. 忘却■DISC201. BABEL02. 獣たちの夜03. 堕天使 YOW-ROW ver.04. Villain05. 舞夢マイム06. MOONLIGHT ESCAPE07. 形而上 流星 -Acoustic Ver.-08. JUST ONE MORE KISS Ver.202109. 唄 Ver.202110. ICONOCLASM Ver.202111. Alice in Wonder Underground12. 恋13. Go-Go B-T TRAIN14. 独壇場Beauty -R.I.P.-購入リンク:Blu-ray完全生産限定盤【BD+2SHM-CD+PHOTOBOOK】完全生産限定盤【2DVD+2SHM-CD+PHOTOBOOK】通常盤【BD】通常盤【2DVD】<ライヴ情報>Debut 35th Anniversary LIVE『BUCK-TICK 2022“THE PARADE”〜35th anniversary〜』【ライヴ放送】■FLY SIDE10月23日(日) 18:00~ WOWOWライブ / WOWOWオンデマンド■HIGH SIDE11月23日(水・祝) 21:00~ WOWOWライブ / WOWOWオンデマンド詳細はこちら:特設サイト:『BUCK-TICK TOUR THE BEST 35th anniv.』10月13日(木) 東京・立川ステージガーデン開場 17:30 / 開演 18:3010月15日(土) 神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール開場 17:00 / 開演 18:0010月18日(火) 埼玉・川口総合文化センター リリアメインホール開場 17:30 / 開演 18:3010月21日(金) 長野・ホクト文化ホール 大ホール開場 17:30 / 開演 18:3010月22日(土) 石川・本多の森ホール開場 17:00 / 開演 18:0010月29日(土) 兵庫・神戸国際会館こくさいホール開場 17:00 / 開演 18:0010月30日(日) 岡山・倉敷市民会館開場 17:00 / 開演 18:0011月4日(金) 東京・東京国際フォーラム ホールA開場 17:30 / 開演 18:3011月6日(日) 群馬・高崎芸術劇場 大劇場開場 17:00 / 開演 18:0011月12日(土) 北海道・札幌カナモトホール(札幌市民ホール)開場 17:00 / 開演 18:0011月19日(土) 宮城・仙台サンプラザホール開場 17:00 / 開演 18:0011月20日(日) 栃木・宇都宮市文化会館 大ホール開場 17:00 / 開演 18:0011月26日(土) 広島・上野学園ホール(広島県立文化芸術ホール)開場 17:00 / 開演 18:0011月27日(日) 福岡・福岡サンパレスホテル&ホール開場 17:00 / 開演 18:0012月3日(土) 京都・ロームシアター京都 メインホール開場 17:00 / 開演 18:0012月4日(日) 香川・レクザムホール 大ホール(香川県県民ホール)開場 17:00 / 開演 18:0012月10日(土) 愛知・日本特殊陶業市民会館フォレストホール(旧:名古屋市民会館)開場 17:00 / 開演 18:0012月11日(日) 静岡・静岡市民文化会館 大ホール開場 17:00 / 開演 18:0012月15日(木) 千葉・千葉県文化会館 大ホール開場 17:30 / 開演 18:3012月19日(月) 大阪・大阪フェスティバルホール開場 17:30 / 開演 18:3012月20日(火) 大阪・大阪フェスティバルホール開場 17:30 / 開演 18:30【チケット料金】9,900円(税込)発売中オフィシャルファンクラブ[FISH TANK]:オフィシャルモバイルサイト[LOVE & MEDIAPORTABLE]:周年スペシャルサイト:関連リンクBUCK-TICK オフィシャルサイト デビュー35周年記念特設サイト: Sounda LABEL SITE オフィシャルFacebook オフィシャルTwitter オフィシャルYouTubeチャンネル 楽曲配信リンク:
2022年09月27日2週間限定で劇場公開中の『アバター:ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター』より、キャストとスタッフが伝説を振り返る特別映像が公開された。映画の頂点を極めた巨匠ジェームズ・キャメロンが13年間心血を注ぎ、新たな金字塔を打ち立てた『アバター』の最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が、日米同時12月16日(金)に劇場公開となる。最新作の公開を記念し、世界中からの再上映を要望する声に応える形で日本公開されたのが『アバター:ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター』。進化した3D映像で一新され、なおかつ重要なシーンが追加された特別版だ。本作は先週より、全国約202館のプレミア・ラージ・フォーマット含む3Dスクリーンで公開。上映回数も限定された公開にも関わらず、初日3日間で興行収入1億107万円、動員45448人を記録している。そして先日、突如キャメロン監督がアバター公式のツイッター上に「映画『アバター』が期間限定、4K、HDR、9.1サウンドでリマスターされ、さらに美しく進化した3D映像となって、映画館の大スクリーンで体験すべき映画として公開されました。さらに、劇場鑑賞者のみなさんだけに特別なサプライズが待ってます」と語るサプライズ動画を投稿。すでに劇場で鑑賞したファンのSNS投稿から、最新作の特別映像フッテージは3種類あるもよう。どのスクリーンで何が観られるかは公式に発表されていないが、エンドロール中に挿入されるのは、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の舞台となる海の部族との海中シーンを描く場面らしく、早くも最新作公開に期待の声が高まっている。公開された映像には、美麗な映像とともに映画史を塗り替えた『アバター』について熱く語るキャストとスタッフが映し出される。緑が鬱蒼と茂る密林のジャングル、抜けるような青空と空中に浮遊する巨岩、そして躍動感あふれるパンドラの民や生物たち。幻想的で神秘に満ち溢れたパンドラの世界は、今なお我々の心を捉えて離さない。主人公のジェイク・サリーを演じたサム・ワーシントンは「衝撃の映画になると監督はわかっていた。それだけの物語を作っているから。だから信頼できるんだ」と語り、偉業を成し遂げたキャメロン監督への絶大な信頼を語った。さらにキャメロン監督が「想像もつかない世界に、命を吹き込んでみせた」と語る『アバター』は出演するキャストたちの人生にも影響を与えており、パンドラの民でヒロインのネイティリを演じたゾーイ・サルダナは「特別な映画で私の人生を変えた」とまで言及している。映像のラストでは、サルダナが「パンドラの復活よ!」と語っているが、今回の3D リマスターの上映は、12月に公開となる『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の衝撃に備える、またとないチャンスになるだろう。『アバター:ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター』公開中『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』12月16日(金)公開
2022年09月27日