1年延期となっていた『ラグビーワールドカップ(RWC)2021』 ニュージーランド大会がいよいよ10月8日(土)に開幕。本大会前にはブラックファーンズ(女子ニュージーランド代表)との大一番も迎える。9月13日にはサクラフィフティーン(ラグビー女子日本代表)の『RWC2021』 NZ大会登録メンバー32名が発表、15日には主将をはじめ主力選手6名がオンライン取材に対応した。メンバーを選出した浅見敬子ナショナルチームディレクター、レスリー・マッケンジーヘッドコーチは次のように抱負を口にした。浅見チームディレクター「選手の家族や所属チーム、会社、大学といった関係者の方々に感謝を申し上げます。先日、サクラセブンズが『ワールドカップ』9位という最高のバトンを渡してくれた。レスリーHCが2019年から丁寧にチーム作りをし、その成果が見られる舞台がくることをうれしく思う。ぜひ本大会も応援のほどよろしくお願いします」マッケンジーHC「浅見TDの繰り返しになりますが、関係者の方々にありがとうございますと伝えたい。本日32名を発表でき、とてもエキサイティングな気持ち。ブラックファーンズ戦もあり、これまでにない『RWC』に向けて申し分のないウォー―ムアップになる。HCに就任したひとつのゴールとして『RWC』の選抜の過程が厳しくなるよう強化してきた。選手を強くすることを目標にやってきたので、完ぺきではないかもしれないが、とても満足している。フィールドで満足いくものを見せることができると自信を持っている」『RWC2021』でのターゲットを問われると、ふたりはこう答えた。マッケンジーHC「ベストなラグビーをお見せしたい」浅見TD「チームとしてもトップ8を目指すことに変わりはない」カナダ、アメリカ、イタリアと難敵ぞろいのプールBを戦い抜く自信を聞かれると、マッケンジーHCはこのようにコメントした。「自信過多になると自分たちをコントロールできなくなる。ここ数か月自信を持ちすぎることの反省も学んだ。アイルランドに大敗した翌週にコントロールできた自信もある。ゲームマネージメントの部分では大きなプレッシャー下ではミスも起こり得るが、ゲームを壊すほどのミスにはならないと思っている。十分戦えるチームになっていると思う」サクラフィフティーンを強化してきたポイントはこうだ。「ディフェンスとスピード。国際大会で戦う際にはディフェンスが必須。今ではディフェンスは日本の強みと言っていい。チームは誇りに思ってほしいし、私も自信を持っている。またスピードやアジリティはよりラグビーをエキサイティングなものにする。予想を裏切るプレーこそ、女子ラグビーには必要だと思っている。さっきディフェンスが強みだと言ったが、57失点したアイルランドとの初戦のことは忘れましょう(笑)。あの大敗の学びがあったからこそディフェンスを強みと言えるようになったので」大会の1年延期は幸運だったと言う。「タイムラインを1年延ばさなければならないのはつらかったが、ちょうどキャンプ中だったのでそれはよかった。チームで話し合えたのはよかった。延期がなければ今よりも小さなチームで『RWC』にチャレンジしなければならなかった。トレーニングマッチ、トレーニングキャンプに恵まれ、キャンプごとにいいチームに成長していると肌で感じることができた。私たちにとって幸運だった」32名のメンバー選考のポイントも明かした。「『RWC』へ連れて行くのは今を体現できるチーム。将来性を外して、今現在のマネージメント能力の高い選手を選んだ。大会はフィジカルなものになると想定される。大会中は全員に機会があると思うので、しっかりカバーできる32名を選んだ。日本代表は最も小さいチームなので、強靱であることが求められる。ケガなどで誰かが欠けた時にカバーできる選手を選んだ。もうひとつの要素として、トレーニング中にモメンタムを発揮できる選手を選んだ」マッケンジーHCはシンデレラガール候補についても言及した。「チーム全体のパフォーマンスがベストであるべきだが、何らかの形でブレイクスルーする選手の存在も望まれる。日本人選手、日本らしいプレーを知らない人たちにお見せできるのを楽しみにしている。名前を挙げるならば、メグ(阿部恵)は彼女が見せるスタイルは一貫性があってテンポを刻んで、SHとして世界を驚かせるようなパフォーマンスを見せてくれると思う。サチ(PR加藤幸子)はイングランドで日本人がどれほどできるか世界に見せているが、引き続き同じようなプレーができると期待している。リンカ(FB/CTB/WTB松田凛日)は快適にできるポジションでどういうことをできるかを見せてほしい。長い間セブンズでプレーしてきた選手なので、彼女がベストパフォーマンスを発揮できるように、周りにしっかりしたサポートを置きたい」南早紀主将ら選手たちは以下のように意気込みを語った。PR南早紀「レスリーの体制になって3年半、合宿で積んできたをやった出す舞台ができて楽しみ、ワクワクしている。前回大会はフィジカルで押されたが、今回は接点で押し返せると思うし、それが自分たちの持ち味だと思う。自分自身、スクラムが強くなかった実感があるし、海外にも押されないスクラムを組めると思う。(ブラックファーンズ戦について)今までの女子の日本ラグビーの歴史でブラックファーンズと対戦すること自体初めてなので、誇りに思う。自分たちがやってきたことをどれだけできるかにフォーカスしたい」PR加藤幸子「スキル、コンタクトレベルが上がってきて、個人的にはディフェンスが上がってきたと思うので、ディフェンスを見てほしい。(スクラムについて)FWの中で個々のポジションでのフォーカスポイントを徹底し、それから8名がひとつになって組めるスクラムを練習している。低さを意識して組んでいきたい。フロントローもLOもフットポジションを意識している。(ブラックファーンズ戦について)イーデンパークで試合できることにワクワクしている」SH津久井萌「前回は準備期間が1年もなく、今回は5年間準備してきたので、自信はある。前回よりテストマッチの経験も全然違う。大舞台に行った時にあたふたして、何もできないことはないと思うので、それは前回との違い。今回はフィジカルでウエイトをがんばり、テンポを速くするところと落とすところのゲームコントロールを磨いてきた。日本人は身体が小さいが、リアクションのスピードやハードワークで勝てると思う。(ブラックファーンズ戦について)『RWC』前にNZと戦えるのは『RWC』も大きいが、それよりも大きいと言うか、今までできなかった経験ができるのを楽しみにワクワクしている」SH阿部恵「前半から出たらテンポのいいアタックしていきたいし、後半に入った時も相手の足が止まった時にテンポアップするようにやっていきたい。日本に求められるテンポが速くいい展開をするために、まずハーフがいいパスを出さないといけないと思うので、自分の強みのいいパスを出していきたい。以前は自分のプランをがむしゃらにやるだけだったが、今は余裕が出てきて、考えながらラグビーできるようになってきた。(ブラックファーンズ戦について)『RWC』前に強い国と戦えるのはいいこと。フィジカルも強く、スピードもあるワールドクラスの相手。『RWC』前に大きな試合ができることは楽しみ」SO/CTB山本実「正直今日フライトでNZへ行くが、そんな感じがしない。今まで国内合宿をしてきてきたので。『RWC』前にも大きな試合があるが、そこを意識するより目の前の練習や試合を乗り越えていきたい。対戦する3か国には、自分たちがいいパフォーマンスすれば、いい試合ができると思っている。選手層も厚くなってきたので、全員でがんばりたい。(ブラックファーンズ戦について)テレビでしか見たことのない舞台で自分たちが試合するのが信じられない。実際どんな感情になるかわからない。そういう経験が『RWC』前にできるのはプラス。世界ランキング2位の相手にサクラウェーブを起こしたい」LO玉井希絵「初めての『RWC』ということで、特別な気持ちもあるが、ここ数年たくさんテストマッチ、トレーニングキャンプをやってきたので、その中のひとつと特別な感じがしていないのはいいかなと思っている。初戦に関してはレスリーさんがカナダ出身なのでいろんな思いがある。緊張感や肩に力が入ると思うが、だからこそ自分たちにフォーカスして、特別視しないで臨みたい。自分たちが何をするかにフォーカスしている。(ブラックファーンズ戦について)聞いた時は鳥肌が立った。フィールドから見る景色を想像したし、パニックになるのも想像できるので、練習のキーポイントを決めるなど、改めて自分を見つめ直すことができた。格上相手にも自分たちらしくしぶとくプレーしたい」【サクラフィフティーン『RWC2021』登録メンバー32名】【PR】加藤幸子(横河武蔵野アルテミ・スターズ)10北野和子(MIE PEARLS)6小牧日菜多(日本体育大学ラグビー部女子)3左高裕佳(弘前サクラオーバルズ)12南早紀(横河武蔵野アルテミ・スターズ)25ラベマイまこと(横河武蔵野アルテミ・スターズ)17【HO】谷口琴美(MIE PEARLS)3永田虹歩(国際武道大学女子ラグビー部)8【LO】川村雅未(RKUグレース)3佐藤優奈(東京山九フェニックス)6高野眞希(横河武蔵野アルテミ・スターズ)16玉井希絵(MIE PEARLS)13吉村乙華(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)5【FL】向來桜子(日本体育大学ラグビー部女子)2【FL/HO/NO8】齊藤聖奈(MIE PEARLS)31【FL/HO】鈴木実沙紀(東京山九フェニックス)30【FL】長田いろは(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)15細川恭子(MIE PEARLS)7【NO8】永井彩乃(YOKOHAMA TKM)10【SH】阿部恵(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)10津久井萌(横河武蔵野アルテミ・スターズ)19【SO】大塚朱紗(RKUグレース)9【SO/CTB】山本実(MIE PEARLS)21【SO/WTB】今釘小町(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)9【WTB】名倉ひなの(横河武蔵野アルテミ・スターズ)10【CTB/WTB/FL】伊藤優希(MIE PEARLS)11【CTB】鈴木彩香(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)18中山潮音(横河武蔵野アルテミ・スターズ)7古田真菜(東京山九フェニックス)14【FB】庵奥里愛(MIE PEARLS)7平山愛(自衛隊体育学校PTS)4【FB/CTB/WTB】松田凜日(日本体育大学ラグビー部女子)5サクラフィフティーンは9月24日(土)・イーデンパークにて『リポビタンDラグビーチャンピオンシップ 2022』ニュージーランド代表と対戦。『RWC2021』NZ大会では9日(日)・ノースランドイベントセンターでカナダ代表、15日(土)・ノースランドイベントセンターでアメリカ代表、23(日)・ワイタケレトラストスタジアムでイタリア代表と対峙する。『リポビタンDラグビーチャンピオンシップ』の模様はWOWOW、『RWC2021』の日本戦はJ SPORTSにて放送。
2022年09月15日森山直太朗の20thアニバーサリーツアー『素晴らしい世界』<前篇>より、7月に開催された新潟・佐渡中央文化会館公演のライブ&ドキュメント映像が、10月20日22時よりスペースシャワーTVで放送されることが決定した。今年デビュー20周年を迎え、3月に20周年オリジナルアルバム『素晴らしい世界』をリリースし、現在自身最大規模となる20thアニバーサリーツアー『素晴らしい世界』を開催中の森山直太朗。“全国一〇〇本ツアー”と銘打たれた今回のツアーは、<前篇>弾き語り、<中篇>ブルーグラスバンド、<後篇>フルバンドと、公演期間によって異なる演奏形態を楽しめる。森山が佐渡ヶ島でライブを行うのは今回が初で、ライブ前日には島を巡り島の空気感に触れたという。番組では20周年を迎えた心境やツアーへの想いなどがライブ映像とともに届けられる。なお本公演には「人間の森」のMusic Videoや、映画『森山直太朗 人間の森をぬけて』などの監督を務め、本人とも親交が深い映像作家・番場秀一が同行した。また、2023年1月から2月にかけて<前篇>弾き語りの追加5公演が行われることが発表された。チケットは、本日9月15日18時よりファンクラブで先行受付を実施中。<番組情報>『森山直太朗 20th アニバーサリーツアー「素晴らしい世界」in 佐渡ヶ島』初回放送:10月20日(木) 22:00~23:30『森山直太朗 Precious Live in 大阪』放送日程:10月20日(木) 23:30~25:00※2019年大阪で開催されたライブの模様をリピート放送『森山直太朗 MUSIC VIDEO SPECIAL』放送日程:10月20日(木) 25:00~26:00詳細はこちら:<ツアー情報>森山直太朗 20thアニバーサリーツアー『素晴らしい世界』<前篇追加>2023年1月17日(火) 宮城・日立システムズホール仙台 コンサートホール2023年1月21日(土) 福岡・キャナルシティ劇場2023年1月25日(水) 東京・めぐろパーシモンホール2023年2月4日(土) 愛知・三井住友海上しらかわホール2023年2月5日(日) 大阪・住友生命いずみホール※ツアースケジュールは随時更新されますので、ツアー特設サイトをご確認ください。※チケットのお申込み方法・詳細はツアー特設サイトをご覧ください。ツアー特設サイト:<配信情報>森山直太朗「茜」Now On Sale森山直太朗「茜」配信ジャケット配信リンク:森山直太朗「茜」MV<リリース情報>森山直太朗 20周年記念オリジナルアルバム『素晴らしい世界』Now On Sale●初回限定盤(CD+詩歌集):5,500円(税込)・CD(全12曲+ボーナストラック3曲)・『森山直太朗 詩歌集』(全100曲、222ページ)※紙ジャケット&スリーブケース(192mm×141mm)仕様『素晴らしい世界』初回限定盤ジャケット●通常盤初回プレス(CD):3,300円(税込)・CD(全12曲)※ダブル紙ジャケット仕様※初回プレス出荷終了次第、同価格の通常仕様に切り替わります。『素晴らしい世界』通常盤初回プレスジャケット【収録曲】01. カク云ウボクモ ※映画『心の傷を癒すということ 劇場版』主題歌02. 花(二〇二一)※公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会 「2021年度 JAPAN LIVE YELL project 」テーマ曲03. 愛してるって言ってみな04. 素晴らしい世界05. boku06. papa07. 落日(Album Ver.)※映画『望み』主題歌08. すぐそこにNEW DAYS09. 最悪な春(Album Ver.)10. さくら(二〇一九)※日本テレビ系水曜ドラマ『同期のサクラ』主題歌11. されど偽りの日々12. それは白くて柔らかい ※テレビ東京系ドラマ24『スナック キズツキ』エンディングテーマ■ボーナストラック13. ありがとうはこっちの言葉 ※アニメ『ソマリと森の神様』オープニング主題歌14. 最悪な春(弾き語り)15. さくら(二〇二〇合唱) ※カロリーメイトCM「見えないもの」篇CMソング※ボーナストラックは初回限定盤とファンクラブ限定盤のみ購入リンク:周年記念特設サイト『素晴らしい世界』:関連リンク森山直太朗 オフィシャルサイト:森山直太朗 Twitter:森山直太朗スタッフ Twitter:森山直太朗 Facebook:森山直太朗 TikTok:森山直太朗 UNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:森山直太朗 YouTube:森山直太朗のにっぽん百歌:
2022年09月15日住友家の15代当主、住友春翠が蒐集した多種多様な美術品を所蔵し、京都と東京の2館で公開している泉屋博古館。東京館のリニューアルオープン記念展第3弾として、9月10日(土)に開幕した『古美術逍遙―東洋へのまなざし』では、古くは中国の前漢時代(紀元前2世紀)から江戸時代(19世紀)の作品まで、住友コレクションを代表する東アジア地域の美術品が集結。国宝2件、重要文化財10件、重要美術品8件を含む計79点が、「中国絵画」「仏教美術」「日本美術」「文房具と煎茶」という4つのテーマに分けて展示されている。特に明から清時代にかけての名画を多数所蔵し、世界的にも名高い住友コレクションの「中国絵画」は、住友春翠と長男の寛一によって二代がかりで蒐集されたもの。寛一は伝統に縛られない個性的な画風の作品を、春翠は型破りなものではなく気品のある作品を好んで集めたという。石濤《廬山観瀑図》重要文化財清時代(17-18世紀)第1展示室「中国絵画」では、明から清へと変わる激動の時代において、明に忠義を尽くし、苦境のなかで新しい表現を切り拓いた石濤(せきとう)、八大山人(はちだいさんじん)、漸江(ぜんこう)ら「遺民」とよばれる画家たちによる書画など12点を紹介。同館の中国絵画を代表する作品で重要文化財でもある石濤の《廬山観瀑図》は、風光明媚な景勝地、廬山の岩山と滝とが織りなす景観をダイナミックに描いた名作だ。左:石溪《報恩寺図》清時代康熙2年(1663)右:華嵒《鵬挙図》清時代(18世紀)続いて、第2展示室では「仏教美術」が紹介されている。同館の仏教美術コレクションは、数は多くないものの、中国から朝鮮、日本と、仏教伝来の道をたどるように地域的な広がりを持つのが特徴だ。ここで紹介されるのは、京都館が所蔵する国宝1点を含む9点。平安時代、12世紀に制作された国宝《線刻仏諸尊鏡像》は、諸仏が表現された線刻のあまりの細やかさに驚かされるはずだ。国宝《線刻仏諸尊鏡像》平安時代12世紀第2展示室展示風景より国宝《秋野牧牛図》や伊藤若冲《海棠目白図》も第3展示室「日本美術」は、京都館の日本の書画と、東京館の工芸とを合わせて構成。特に茶の湯、香道、能といった「数寄」を伝える道具34件が紹介されている。なかでも注目したいのが16世紀、朝鮮時代の名品《小井戸茶碗 銘 六地蔵》だ。小ぶりながらも存在感のある高麗の井戸茶碗だが、これは大名茶人・小堀遠州が伏見奉行をしていた時代に見つけたとされるもの。会場では、遠州が御水尾天皇の行幸に際した二条城の普請にたずさわったことにちなみ、《二条城行幸図屏風》をバックに《小井戸茶碗 銘 六地蔵》を鑑賞できるようになっている。第3展示室展示風景より《小井戸茶碗 銘 六地蔵》朝鮮時代16世紀《二条城行幸図屏風》江戸時代17世紀本章では、ほかにも、実際の茶会で取り合わされた茶道具のほか、閻次平作と伝わる国宝《秋野牧牛図》や伊藤若冲《海棠目白図》、《佐竹本三十六歌仙絵切 源信明》など、書画の名品の数々が展示されている。国宝伝 閻次平《秋野牧牛図》南宋時代13世紀伊藤若冲《海棠目白図》江戸時代18世紀詞:伝藤原良経絵:伝藤原信実《佐竹本三十六歌仙絵切 源信明》鎌倉時代13世紀第4展示室は「文房具と煎茶」。ここでいう文房具とは、中国の文人の書斎(文房)に備えられた道具を指す。文房に清らかな美しさを求めた中国の文人たちは、書画の道具や瓶花、青銅器、煎茶などを文房に取り入れ、友との清談を楽しんだという。本章では、中国の文人や彼らにあこがれた日本の人々が催した煎茶会のしつらえをイメージした展示から、かつて文房という空間でどのような芸術が鑑賞されていたのかを紹介。学問の神・魁星を鬼神の姿で現した《鍍金魁星像》や、清時代の磁器《粉彩百鹿図牛頭尊》など24点が紹介されている。《鍍金魁星像》明時代16世紀《粉彩百鹿図牛頭尊》清時代18世紀住友春翠という「数寄者」が、東洋の美術に向けたまなざしを、感じとってみてほしい。【開催情報】『古美術逍遥―東洋へのまなざし』2022年9月10日(土)~10月23日(日)、泉屋博古館東京にて開催
2022年09月15日10月16日に神奈川・茅ヶ崎サザンビーチ特設会場で開催される『PACIFIC BEACH FESTIVAL’22』の追加アーティストが発表された。2018年から始まった同イベントは、湘南の茅ヶ崎サザンビーチで行われるビーチカルチャーフェスティバル。サザンビーチの空の下、ミュージック&マーケット、フードなどが楽しめる。今回アナウンスされたのはnever young beach、SPiCYSOL、in-d(CreativeDrugStore)の3組。そのほかペトロールズ、Ryohuの出演も予定されている。チケットは先着先行を9月25日まで受付中。<イベント情報>PACIFIC BEACH FESTIVAL’2210月16日(日) 神奈川・茅ヶ崎サザンビーチ特設会場OPEN10:00 / START11:00【出演】never young beach / ペトロールズ / SPiCYSOL / Ryohu / in-d(CreativeDrugStore)【チケット情報】前売:6,600円当日:7,700円(各税込・ドリンク代別途1000円必要 / 2ドリンク)■ぴあ独占先着先行受付期間:9月25日(日) 23:59まで受付URL:公式サイト:
2022年09月15日今年結成15周年を迎える4人組ダンスパフォーマンスグループ・s**t kingz(読み:シットキングス)の新作舞台『HELLO ROOMIES!!!』が、9月14日に東京・新国立劇場 中ホールで初日を迎えた。本作はs**t kingzにとって約4年ぶりの舞台公演。本来は2020年に上演予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により延期となり、「いま、s**t kingzが届けたい舞台を。いま、観ている人に楽しんでもらえる舞台を」と、メンバー自らストーリーをすべて見直し、ゼロから創り直したという。今回主人公となるA子は、なんと人形。A子をとりまく抽象的な存在として、A子の心情を表現するのがs**t kingzだ。表情を変えるはずのないA子が、笑ったり葛藤したりする感情の変化を、セリフなく、巧みにダンスパフォーマンスやアクティングで魅せていく。また日常生活の中でちょっとした場面で感じるモヤモヤやストレスを“心のゴミ”と表現。誰もが共感できる場面に個性あふれるキャラクターが続々と登場し、クスっと笑わせる。「ストレスでさえも、自分の人生を彩るものだ」と心を軽くしてくれる舞台となっている。ダンスパフォーマンスに欠かせない楽曲は、メンバー自ら方向性や歌詞のイメージなどプロデュースし、すべてこの舞台のために制作された。オープニングを飾ったのは舞台のテーマソング「TRASH TALK feat. Novel Core」。TBS『CDTV ライブ!ライブ!』などの音楽番組や情報番組でパフォーマンスを披露するとトレンド入りするなど話題を呼んだ楽曲で、舞台上でのパフォーマンスに観客が手拍子で体を揺らす姿も見られた。そのほかにも、上野大樹、KEN THE 390、GENTLE FOREST JAZZ BAND、butaji、KOPERU、ESME MORI、DEJI、植松陽介、遥海、Reichi、GOTH-TRAD、さらさなど、実力派アーティストとコラボした楽曲が多数登場。パフォーマンスを終えたs**t kingzは「最高のアーティストとともに、最高の楽曲でパフォーマンスをすることができ、魂を削った作品になりました」と達成感を見せた。また本作には、デザイナーのsuzuki takayukiがデザインした衣装が多数登場。メンバーの思いを取り入れながら、キャラクターの個性やダンスを印象的に引き立てている。舞台セットにもメンバーのアイデアが盛り込まれ、360度回転する舞台セットで数々のシチュエーション・状況を表現する工夫や、A子の心のモヤモヤが生まれるたびに、部屋の中にもゴミが溜まっていく、心情を表す演出にも注目だ。さらに注目はエンディング。観客に選択肢が与えらえれ、拍手の大きさによってエンディングが変わっていく。何度観ても楽しめる仕掛けが盛りだくさんな作品になっている。初演のカーテンコールでs**t kingzは、「ついに幕が開けました!やっとみてもらえたな、という感謝の気持ちでいっぱいです」と語り、「最後まで全力で駆け抜けたいと思います!」と意気込みを語ると、会場から大きな拍手が沸き起こった。s**t kingz結成15周年舞台公演『HELLO ROOMIES!!!』は、9月14日から19日まで東京・新国立劇場 中ホール、11月10日から13日まで大阪・森ノ宮ピロティホール、11月18日から20日まで愛知・日本特殊陶業市民会館ビレッジホールで開催。東京公演では全公演、当日券を販売。さらに11月29日から12月1日には東京凱旋公演も決定し、チケット先行を9月19日まで受け付けている。■s**t kingz コメント全文ついに初日公演の幕が開けました!これは現実なのかな…というような、夢のような気持ちです。最高のアーティストに楽曲を提供していただき、お届けできた『HELLO ROOMIES!!!』は、魂を削った作品になりました。やっと皆さんに見てもらえたなという気持ちでいっぱいです。心にゴミが溜まったときはs**t kingzを思い出してください。ここから大阪・名古屋、そして東京・凱旋公演まで、全力で駆け抜けたいと思います!撮影:秦和真<公演情報>超踊る喜劇。s**t kingz結成15周年舞台公演『HELLO ROOMIES!!!』超踊る喜劇。s**t kingz結成15周年舞台公演『HELLO ROOMIES!!!』ポスタービジュアル東京公演:9月14日(水)~19日(月・祝) 新国立劇場 中劇場大阪公演:11月10日(木)~13日(日) 森ノ宮ピロティホール愛知公演:11月18日(金)~20日(日) 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール東京凱旋公演:11月29日(火)~12月1日(木) 新国立劇場 中劇場【チケット情報】全席指定:9,000円(税込)※未就学児童入場不可■東京凱旋公演 プレイガイド最速先行受付期間:9月19日(月・祝) 23:59まで各公演のチケット情報はこちら:【お問い合わせ】東京公演:キョードー横浜(045-671-9911)大阪公演:キョードーインフォメーション(0570-200-888)愛知公演:サンデーフォークプロモーション(052⁻320-9110)公演特設サイト:関連リンク公式サイト:::::
2022年09月15日脚本/監督・三浦大輔、主演・藤ヶ谷太輔による映画『そして僕は途方に暮れる』が、2023年1月13日(金)より公開となる。この度、本作の第35回「東京国際映画祭」(10月24日~11月2日開催予定)ガラ・セレクション部門への正式出品、そして全キャストとエンディング曲が一挙解禁となった。本作は、藤ヶ谷太輔演じる主人公のフリーター・菅原裕一(すがわら・ゆういち)が、ほんの些細なことから恋人、親友、先輩や後輩、家族……と、あらゆる人間関係を断ち切っていく逃避劇。逃げて逃げて逃げ続けた先で、彼を待ち受けていたものとは。共感と反感の連続、予測不能なストーリー、人間誰しもが持つ「逃げたい」という心理や衝動を赤裸々にあぶり出す、現実逃避型エンタテインメントとなっている。発表された追加キャストは、藤ヶ谷演じる「逃げ続ける」主人公・裕一と5年間同棲している彼女・里美役に前田敦子、親友・伸二役として中尾明慶が舞台と同じ役柄で続投。そして裕一の父・浩二役、母・智子役に日本映画界をけん引する俳優・豊川悦司と原田美枝子が名を連ね、姉・香役に香里奈、バイトの先輩・田村役に毎熊克哉、大学の後輩・加藤役に野村周平ら、独特な魅力を放つキャストたちが集結した。さらに映画のエンディング曲は、1984年にヒットを記録した大澤誉志幸の伝説の楽曲「そして僕は途方に暮れる」を起用。しかも大澤自身が本作のための新アレンジで歌唱するということで、作品をどの様に彩るのかに期待だ。キャストコメント<前田敦子:鈴木里美役>舞台の時から、映画っぽい作品だなぁと思っていたので、今回の映画化はすごく腑に落ちました。三浦監督も、舞台と映画の瀬戸際みたいなことをやってみたいんだと、舞台の時からおっしゃっていたし、里美は自分でもとても思い入れの強い役でしたので、裕一と伸二と一緒に3人変わらず、自分も映画に呼んでもらえて、うれしかったです。三浦組には、三浦組でしか経験できないことがあるのですが、舞台の時とは全然違っていて…。私はそんなに長い期間の撮影ではなかったので、その範囲であれば今回は楽しめた様な気がします(笑)。<中尾明慶:今井伸二役>舞台で今井を演じた時から映像でも演じてみたいと思っていたので、それが叶いとても光栄です。映像での三浦作品にはオムニバスドラマに続き、2作品目でしたが、いやぁもうね…「OK!!!」が出た時にこんなに安心する組ないです……本当に……撮影というよりほぼ稽古でした。何とかしてOKと三浦さんに言っていただきたい一心で食らいついていたので、正直撮影のことは覚えていません(笑)。でも今井をとても魅力的に作り上げてくださいましたし、何よりやっぱりダメ人間を客観的に見るって笑いが止まらなかったです。それくらい藤ヶ谷くんをはじめ、皆さま素敵な方ばかりで、この作品に参加させていただき感謝しています。是非、たくさんの方に見ていただきたいです!<毎熊克哉:田村修役>2018年の舞台版をみていなかったので、脚本を読んだ時は一体どんな作品になるのだろう?と、全く完成図がわからないまま作品に入っていきました。僕は主人公が働くアルバイト先の先輩の役で、自分が居酒屋でアルバイトしていた時にいた先輩を少しイメージしています。部屋のシーンの撮影は朝から晩まで延々と行われ、終わった頃には疲弊しきっていました。こりゃ大変だな…と。役として追い詰められている藤ヶ谷さんの目が印象的で、一緒に途方に暮れました。完成図はわからないままで良かったんだと思います。お楽しみに!<野村周平:加藤勇役>舞台『禁断の裸体』でお世話になった三浦大輔監督が自分の事を覚えて下さっていて、お声かけを頂けたのがとにかく嬉しかったです。自分の役柄は映画の助監督だったのですが、普段接する機会が多い職業だったので、その人たちの事を思い出しながら役作りをしました。舞台の時さながらの演技の千本ノックがなかなかハードでしたが、その分いいものになっているんじゃないかなと思います。<香里奈:菅原香役>今回、本当にどうしようもない弟の姉役を演じさせていただきました。登場人物全員、完璧ではなくどこか欠けていて、香も一見しっかり者に見えてそうではなかったりと、人間らしさをたくさん感じられる作品だと思いました。私は末っ子なので姉の気持ちはわかりませんが、いくらダメダメな弟、父親だとしても、家族として見捨てられない気持ちもあったり、でも強くあたってしまうこともある。家族との会話や空気感等、きっとこんな感じなんだろうなと想像しながら演じさせていただきました。初めて台本を読んだ時は、何事からも逃げる弟が繰り広げていくストーリーに何か暗い印象を持ったのですが、完成した作品を観たときに人間味のあるキャラクター達に思わず笑ってしまったり、裕一のダメさが突き抜けていて、少し愛おしくも感じたりしました。最後には、観た方がなんとなく頑張れるかもと思わせてくれるような映画になっていると思います。<原田美枝子:菅原智子役>この作品は、微妙なニュアンスが魅力の作品だと思うのですが、普通よりちょっとずれている感じがあちらこちらにあって、その感じをつかむのが凄く大変で難しかったです。藤ヶ谷さんとは初共演でしたが、すごく素直な方で、本当の息子のようでした。三浦監督がお持ちの「ちょっとねじれている感じ」がうまく出ていたら面白い作品になっていると思います。豊川さんが演じられた父親のキャラクターがすごくよくて、この物語が救われているような気がしました。<豊川悦司:菅原浩二役>負け戦のボクサーの気分で現場に入った。案の定OKは出ない。ジャブ、ストレート、アッパー、フック、あらゆるパンチを放ったが勝てる気がしない。ちょっともう1回やってみましょうか。三浦が軽く言う。その瞳の奥に、丸裸にされそうな俺が映る。迷いを振り切る俺の気分が映画に焼き付けられていく。三浦よ、何を視ていたんだ、何を感じていたんだ。せめて映画の中には三浦の正解があることを信じて、俺はリングに立ち続けていた。三浦が作った映画を、早く観たい。『そして僕は途方に暮れる』2023年1月13日(金)公開
2022年09月15日日比谷公園に位置する千代田区立日比谷図書文化館は、図書館とミュージアムを併合する施設だ。その特別展示室で、9月16日(金)から11月15日(火)まで、学習雑誌の歴史をたどる『学年誌100年と玉井力三―描かれた昭和の子ども―』が開催される。日本の出版文化を担ってきた千代田区の、図書館を併設する施設で開催されるのにぴったりな展覧会と言えるだろう。学年ごとの児童を対象として、子供たちの成長に合わせた内容で編集される「学年誌」は、日本独自の出版文化。大正11年(1922年)に『小學五年生』と『小學六年生』が創刊され、小学館が創業。その後、学年を増やし、また競合する学年誌も登場し、1950年代から1970年代にかけて発行部数を大きく伸ばした。同展では、「学年誌」はどのように誕生し、どのように歩みを進めてきたのか、そして現在の私たちの文化にどのようにつながっているのか、1950年代から70年代にかけて表紙画を数多く手がけた洋画家・玉井力三を通じて振り返る。洋画家の中村不折に師事した玉井は、正確なデッサン力とリアルな描写力に優れていた。流行や世相を反映した姿の男子と女子が、笑顔で表紙を飾るスタイルの完成形を築き、学年誌に関わった25年間で1,500点もの表紙画を描いた。表紙原画約250点を中心に歴代学年誌現物も並べ、表紙画を一枚の絵画作品としての味わい、その独特の魅力を感じることができる。学年誌に毎号付いていた付録の紹介コーナーは、購読者だった来館者にはとりわけ懐かしいことだろう。小学館のアーカイブから選りすぐった付録を、実際に組み立てて見せる立体的な展示も見逃せない。児童雑誌の表紙画と付録によって児童文化の変遷をたどる同展はまた、日本が元気だった時代の雰囲気や、昭和レトロな味わいも追体験できる楽しい機会となるだろう。『小学二年生』(1970年1月号)と玉井力三による表紙原画『小学三年生』(1970年11月号)と玉井力三による表紙原画玉井力三《椿咲く頃》1950年代組み立て付録「光る太陽のとう」玉井力三【開催概要】『学年誌100年と玉井力三―描かれた昭和の子ども―』会期:2022年9月16日(金)~11月15日(火)会場:千代田区立日比谷図書文化館1階特別展示室時間:月~木・土は10:00~19:00、金曜は20:00、 日祝は17:00まで(入室は閉室30 分前まで)休館日:9 月 19 日(月・祝)、10 月 17 日(月)料金:一般300円、大高200円(千代田区民は住所が確認できるものを持参すれば無料)公式サイト:
2022年09月15日男女デュオ「まるりとりゅうが」として活動していた「まるり」が、メジャーデビューシングル「ホントの私」をリリース。すでにTBSドラマストリーム「パパとムスメの7日間」のエンディングテーマとして起用されている今作は、いつも自分の感情に正直でいようとする歌詞と、透明感と力強さを併せ持つ歌声という、まるりの魅力をじつにスマートに詰め込んだ一曲と言える。デュオからソロの道をスタートさせた今の心境と、これから届けていきたい自分の音楽について本人に聞いた。──まるりさんは幼少の頃から高校生までずっと合唱をやってきていて、男女デュオを経てソロをスタートという、これまでずっと歌い続けてきた人なんですね。そうなんです。6歳からずっと合唱をやってきました。合唱団でみんなと歌うことが自分の基盤ではあるんですけど、高校3年生のときに歌姫になりたいという夢がでてきて、いつしかソロデビューしたいという夢を持つようになって。それで東京に来て、りゅうがくんと出会ったときに、自分ひとり以上の力を感じた部分があって、この人と歌いたいなと思ってデュオを続けてきました。合唱団上がりということもありハモることが大好きだし、ふたりで歌うのが楽しかったんですよね。でも、相方の喉の不調によりデュオは活動休止に。それならソロデビューしたいという夢をもう一度持って、イチから頑張りたいなと思ったんです。誰かと一緒に歌ってきた経験が、今の私の基盤になっているのは確かなので。老人ホームや幼稚園、病院などでも歌ってきましたし、自分ひとりの歌でも相手を癒したり、元気づけたいと思って歌っている部分が大きいんですよね。──デビューシングル「ホントの私」の歌声も、すごく聴き手に寄り添う歌声だなと感じました。歌詞は主題歌となっているドラマ『パパとムスメの7日間』の主人公の気持ちに寄せて書かれたそうですね。今回のドラマは15年前のリメイクなんですけど、私はその当時のドラマも見ていたので、そのときのイメージも乗せて書きました。歌詞を共作した方も同世代ですし、私にはないエッセンスを入れてもらいつつ、主人公の小梅ちゃんの気持ちに寄り添いながら、まるりとしての自分の気持ちを詰められたかなと思ってます。主人公はお父さんと入れ替わる娘なので、お父さんのことまで考えるとかなり難しくって(笑)。ただ、お父さんと入れ替わったときの小梅はかなり強気な女子高生になるんです。逆に相手の男の子がビクっとなるシーンがけっこうあるので、そういう意味では「早く言ってよ、私はもう準備できてるんだから!」みたいな強気な部分があってもいいかなと思って入れてみたんです。しかも恋愛って、本当は両想いなのにどっちも本心を言わないからもどかしいことってあるじゃないですか?そういうヤキモキしたときの女の子の強気って可愛いと思うんですよね。──どっちから先にアプローチするのかみたいな駆け引きは恋愛につきものですしね。そうそう、早くして!みたいな。女の子の片思いソングみたいでありながら、じつは違う。両想いなのにもどかしいふたりの関係みたいなものが描きたかったんです。今回は制作期間も短かったんですけど(笑)、それが功を奏して直観を活かした、無駄のないものがスパンと出てきたのかもしれません。──まるりさんがいつも書く歌詞は、どうやって生まれることが多いんですか?私の場合は作ろうとして作るというより、何か自分に嫌なことがあったときとかにスマホのメモに歌詞というか日記みたいなものをバーッと書いておいて、後々になって曲作りのときに「そういえばこの間メモしたときの気持ちがこの曲には合いそうだな」ってすり合わせて曲に仕上げることが多いです。嫌なこととかをメモってたことが、わりと生かされてます。──メモされるのは嫌なことばかりなんですか?(笑)嫌なことがあったときのほうが多いかもしれません。幸せなときより感情が動くんですかね。幸せなときのメモは、周りの人に聞いた話とかに自分の気持ちを乗せて書いたりします。嫌なことを歌詞にするときって、やっぱり最後は前向きな気持ちを書いていくじゃないですか?辛かったことにそうやって区切りをつけてるところがあるのかなとも思います。以前、ものすごく辛い失恋をしたときの曲を書いたことがあって。別れたものの、心がモヤっとしてたんですよね。私、恋愛って毎回相手をすごく好きになってちゃんと恋愛したいタイプだから、適当に付き合うこととかできなくて、毎回この人と結婚するんだなくらいの気持ちで恋愛してるんです。でも、結果別れてしまって、そんな自分に“同じことくり返してない?”と思ったんですよね。それで「どうせ新しい人がまた出てくるから、安心しなよ!」って自分に言い聞かせるつもりで「リピート」という曲を作ったんです。そうやって曲にすることで消化させていってるところがめっちゃあると思います。恋愛も含めて、自分の感情は「曲ができたし、いっか!」と思えるくらいの出来事にしたいなと。──その感情がリアルだから、聴いた人の気持ちも前向きにさせるんでしょうね。自分自身、幸せなときにも音楽は聴くけど、幸せじゃないときとか落ちてるときにたくさん音楽を聴くタイプなんで。そういうときに聴ける楽曲を出していきたいなと思ってるんです。──曲を作って様々な出来事を記録することで、着実に次へ向かえるタイプなのかも?うん、そうだと思います。ここ数年はユニットでしたけど、まるりになったからこそそれができるというか。全部自分の感情から発信されることであり、自分の責任で作ることができるというのも、ソロになってよかったなと思える点ですね。今まではりゅうがくんが楽曲を担当して、私はそれを歌う人というところに徹していたんで、4年の間に自分の曲は2曲しか出していないし、自分の曲を作ること自体ほとんどやってなかったんです。でも今は自分で書くようになってストックもたまってきたし、これから起きるであろう色んな出来事もちゃんと形にして、いいタイミングで出していけたらいいなと思ってます。そうやって形になっていった曲を10年後とかに見て、いろんなことが起きたなあって楽しめるような人生を送っていけたらいいなと…今、思いました(笑)。──「ホントの私」の歌詞にある「早く言ってよつかまえて」にあるような、“ねぇいつになったら告白してくれるの!?”みたいなリアルさに共感する人も多いかと思います。ただ切ないだけじゃない、駆け引きの中でヤキモキする“本当の私”。恋愛することで今まで知らなかった自分を見つけられることって多いと思うんです。特に主人公の小梅は若いので、初めての恋愛に近いくらいの感覚なんだとしたら、恋愛したことで出会う“本当の私”の存在ってすごく大きいと思うんですよね。変に否定したり、取り繕っちゃったり、いつもと違う自分も“本当の私”なんだよっていう。──ちなみにまるりさんが最近出会った、“本当の私”って何かありますか?東京に来てから知ったことなんですけど……昔は誰の前でもふざけたり、変顔とかもできてたんですけど、周りにいる人によっては控えるようになった自分に気づきました。いつでもどこでもふざけたことができるタイプだと思ってたんですけど、空気を読むようになって、ちゃんと使い分けるようになってるんですよね。いや、普通に大人になったんでしょうけど(笑)。前まではインスタライブとかでもアンチなコメントとかに対して「何っ!」とか言ってたんですけど、そういうのってべつにファンの人はうれしくないよなとか、こういうことを言ってるまるりちゃんをファンの人は見たくないよなとか思うようになって、全部さらけ出すけど品のないことは言わないっていう、“まるり”というのが確立されてきたんだなと思うんです。そのぶん、苛立ちとか悲しさとかは歌にして消化して、同じ想いを持つ人に届けていけたらいいなと思います!──この先、どんなふうに歌っていけたらいいなと思ってますか?音楽には癒しの力があると思っているので。元気を出したいときだけじゃなく、うれしいことがあったときでも、まるりちゃんの声を聴けば癒されるっていう存在になりたいです。「この曲が好き」と言ってもらえるのもうれしいですけど、「声を聴くだけで癒される」「元気が出る」と言ってもらえるような歌をたくさん届けていきたいですね。Text:川上きくえPhoto:小境勝己ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼントまるりのサイン入りチェキを2名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!ぴあアプリでは、まるりのアプリ限定カットをご覧いただけます。ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=26fd672c-5dd5-477b-b989-76ce8d72f9ff&contentTypeId=2) すると、この記事内に掲載されています。<配信情報>まるり デジタルシングル「ホントの私」Now On Saleまるり「ホントの私」配信ジャケット配信リンク:まるり「ホントの私」MV(Short ver.)プロフィールまるり1997年3月4日生まれ 福岡県出身幼少期から高校3年生まで合唱団に所属。声楽を学びながら音楽と隣り合わせの生活を送り、数々のステージに出演。2018年4月より男女デュオ「まるりとりゅうが」として活動。2022年4月からはソロ・アーティストとして始動し、5月に優里作詞・作曲の1st Digital Single「好きだよ」でソロデビュー。抜群の歌唱力はもちろん、動画やインスタライブで見せる、飾らず親しみやすいキャラクターと愛らしいルックスで、同世代の男女からの絶大な支持を集めている。8月31日に配信リリースした「ホントの私」で、ビクターエンタテインメントからメジャーデビューを果たした。関連リンクOfficial HP YouTube Twitter Instagram
2022年09月15日パルコ・プロデュース2022『幽霊はここにいる』が、12月8日から26日に東京・PARCO劇場、2023年1月11日から16日に大阪・森ノ宮ピロティホールで上演されることが決定した。安部公房の代表作となる『幽霊はここにいる』は、1958年に千田是也演出、田中邦衛主演で俳優座劇場で初演。1958年度岸田演劇賞を受賞し、翻訳版がヨーロッパなど世界各国でも上演され、国内でも度々上演されている。「前衛的」「不条理」「超現実的」といった言葉で表現される安部公房らしいナンセンスに満ちた喜劇的作品であり、コーラスなど音楽的要素をも効果的に取り入れたエンターテインメント要素の強い作品となっている。なおPARCO劇場で安部公房作品が上演されるのは43年ぶりとなる。本作の主人公で、幽霊を連れており会話ができるという謎の男・深川啓介を演じるのは、PARCO劇場初登場となるジャニーズWESTの神山智洋。演出は、同じくPARCO劇場初登場で、翻訳古典劇から日本の近現代劇まで様々な戯曲と真摯に向き合い、その丁寧な演出で高い評価を得ている気鋭の演出家・稲葉賀恵が務める。■稲葉賀恵(演出) コメント赤い絨毯とシートが広がる旧PARCO劇場に初めて足を踏み入れた時のことを今でも鮮明に覚えています。私にとってあの空間は、夢の製造所のような特別な場所でした。幼い自分が興奮したあの空間で作品を描くことが出来るなんて、お声がけ頂いた時は嬉しさと緊張で武者震いしました。以前からこの戯曲の、シュールだけれど夢夢しい、安部公房の人間に対しての鋭い眼差しとエンターテイメントとしての面白さの絶妙な色合いに魅了されておりました。そして、死者と生者が同じ舞台に立ち記憶と現実の境目をカーニバルのように練り歩く光景を自分の目で見てみたいと強く思ったのです。あのPARCO劇場に幼き日抱いた夢夢しさとこの作品が合致し、是非この劇場でこの作品を立ち上げたいと思いました。深川という役は、長い時間親友のことを忘れずに思いつづける、純粋で澄んだ心の持ち主です。この純粋な心に周りが動かされ、利用したり、振り回されたりする訳なのですが、それと同時に愛嬌と放っておけなさを持ち合わせた、言うなればとても魅力的な役。神山さんに先日お会いして、そのたおやかさと芯の強さに、さっそく、魅力的な深川をたくさん見つけた気がして、とても楽しみです。一緒に試行錯誤、意見交換しながら作り上げていけたらと思います。この作品は60年以上前に書かれた作品ですが、奇想天外なコーラスや、ユーモア溢れた言葉たちの数々は全く色褪せずに私たちの心を揺すぶります。誰かや何かを忘れずに思い続ける強かな姿、見えないものを見えると信じたり、過去の記憶に囚われながら現実を生きる弱くて儚い姿、沢山の人間の標本がカーニバルのように連なる景色をこの魅力的なキャスト、スタッフと作り上げていこうと思います。冬の劇場で、一つのサーカスのような珍妙で愛すべき人間模様をご披露いたします。どうぞご期待くださいませ。■神山智洋 コメント新しくなる前も含めて、有名で伝統のあるPARCO劇場から、お話を頂いたことは率直に嬉しかったですし、新鮮な気持ちです。メンバーに「次の舞台PARCOでやんねん」って話すと、みんなから「えー!」「いいなー。すごいね。」って言われました(笑)。先日、2年ぶりくらいに髪の毛を暗くしたらファンの方達がざわついたんですけど、答えはこれです!(笑)。襟足を伸ばしていたのも、どんな役にも対応できるように準備をしていました!僕が演じる深川という人物はなんか不思議やなぁ、何か気になるなぁという感じの人。僕は結構ハキハキしているタイプなので、違ったタイプの人間かな、深川はすごくピュアなんやなぁと思いながら、演出の稲葉さんともお話をさせていただきました。僕自身は、戦争のない平和な時代に生まれていて、戦後の日本の状況はわからないけれど、決して遠い話ではないなと。本当に大切な人や仲間を失った時に、「幽霊になっても出てきてくれへんかな」と、今の時代でも思うはず。深川は、親友の死を負い目に感じているし、人間の弱い部分を受け入れられなかったんだろうなと思います。僕は稽古をやりながら考えていくタイプで、周りの人たちの動きやその時自分の気持ちがどう動いたか、ということを大事にしてやっていきたいので、演出の稲葉さんや共演者の方や、いろいろな方たちにご協力、助けていただきながら創っていきたいなと思っています。個人的に演出家さんに厳しいイメージがありましたが、稲葉さんはまったくそんなこともなく、年齢も近いですし、「やってみよー!」というタイプとおっしゃっていたので、お互いパルコ初挑戦ですし、一緒に何度も何度も試して壁にぶち当たっては、よじ登るのかぶち壊すのかを共に考えてもらい、力を合わせて頑張っていきたいです。僕は目に見えないものもめちゃくちゃ信じるタイプやし、幽霊もいるやろな。とは思ってますけど、この作品の中の深川の周りの人たちは、疑う人も信じる人もいる。観に来てくださるお客様にも、深川を信じたり、疑ったりしてみてほしいな。本当にその日その日で感じ方は全然違うと思うし、今生きていることの幸せを感じられる舞台になると思うので、機会があれば、何度か観に来ていただきたいです。<公演情報>パルコ・プロデュース2022『幽霊はここにいる』作:安部公房演出:稲葉賀恵主演:神山智洋(ジャニーズWEST)※詳細は後日発表いたします。【東京公演】公演期間:12月8日(木) ~26日(月)会場:PARCO劇場■チケット料金全席指定:12,000円(税込)※未就学児入場不可チケット発売日:11月5日(土)お問い合わせパルコステージ:03-3477-5858(時間短縮営業中)【大阪公演】公演期間:2023年1月11日(水) ~16日(月)会場:森ノ宮ピロティホール■チケット料金全席指定:12,000円(税込)※未就学児入場不可チケット発売日:12月11日(日)お問い合わせキョードーインフォメーション:0570-200-888(11:00-18:00 ※日曜・祝日は休業)公式サイト:
2022年09月15日11月23日(水・祝)に公開されるディズニー・アニメーション映画『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』より、謎に包まれた“奇妙な”世界が描かれたティザーポスターが公開となった。数々の作品で、きらめく魔法と想像を超える物語で世界中を驚かせ、夢を与え続けているディズニー・アニメーション・スタジオ。本作は、ディズニー史上最も“奇妙な”世界を舞台に親子3世代の壮大な冒険を描くファンタジー作だ。監督は『ベイマックス』で知られるドン・ホールが務める。さらに『ラーヤと龍の王国』で脚本を務めたクイ・グエンが共同監督と脚本を担当する。伝説的な探検家の息子でありながら、冒険嫌いの農夫として愛する妻と息子とともに静かに暮らすサーチャー・クレイド。そんなサーチャーが家族とともに冒険の旅に巻き込まれ辿り着いたのは、見たことがない幻想的な世界。そこは生き物のように動く不思議な大地や、キラキラと光を放つ未知の生命体があふれる、もうひとつの世界、ストレンジ・ワールドだった。公開されたティザーポスターには、ディズニー史上最も“奇妙な”世界・ストレンジ・ワールドに足を踏み入れたクレイド一家の姿が。見たことがない幻想的なオレンジ色の空に、謎の植物、得体の知れない生き物……。初めて目にする生命体で溢れるこの“奇妙な”世界で、サーチャーたち家族は大冒険を繰り広げていく。息つく間もなく予想外の展開が待ち受ける彼らの旅路は、まさにディズニーランドの人気アトラクションに乗り込んだかのようなワクワク・ドキドキの連続。果たして、この謎に包まれた世界は、いったい何なのか? ストレンジ・ワールドに隠された、想像を超える衝撃の真実とは……?未知の世界での新たな冒険が、今はじまる。先日、開催されたディズニーファンイベント「D23 Expo」に登壇したホール監督は、この謎多き“奇妙な”世界で繰り広げられる物語を制作するキッカケについて、「僕が子供の頃に読んだりしてきた冒険物語にインスピレーションを受けています。特に謎に満ちた世界で奮闘するというような話にね」と子供の時に誰もが抱くワクワクがベースになっていると明かした。また、共同監督のグエンも、「アクションはもちろん、見たことのない生き物などがたくさん登場します。驚きと危険に満ちた物語なんです。でも冒険についてだけ描いたわけではなく、世界を救うために、家族がどう違いを乗り越えていけるかという物語でもあるんです」と話し、本作が単純な冒険ストーリーにはとどまらない家族の絆が試される物語であることを強調。本作で、どのような家族のカタチが描かれるのか、期待が高まっている。『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』11月23日(水・祝)より公開
2022年09月15日『ライフ』などで知られる漫画家・すえのぶけいこ原作の『ライフ 2 ギバーテイカー』(講談社アフタヌーン KC)がWOWOWにて連続ドラマ化されることが決定。『連続ドラマ W ギバーテイカー』(全5話)として、2023年にWOWOW プライムにて放送・WOWOWオンデマンドにて配信される。原作は、累計発行部数1000万部越えのメガヒット漫画『ライフ』にて社会現象を巻き起こしたすえのぶけいこの初の青年誌連載作品。連載開始前から注目を集め、迫力あるタッチでエネルギッシュに描かれたその強烈なストーリーと独特な心理描写が、『ライフ』に次ぐ“第2の衝撃作”と話題を呼んだ。ドラマ化するにあたり、原作とキャラクターの魅力を最大限に活かし、作品に刻まれたメッセージを映像化ならではのアプローチでより深く表現するため、原作の設定である“妹が殺された刑事”を、“娘が殺された刑事”へと変更。監督は、WOWOW 開局 25周年記念『連続ドラマ W 沈まぬ太陽』、『WOWOW オリジナルドラマ ヒル』、『連続ドラマ W シャイロックの子供たち』の鈴木浩介、脚本は『連続ドラマ W 黒鳥の湖』、『ドクターホワイト』などを手掛けた小峯裕之が務める。そして、被害者遺族としての絶望が内在する、主演の刑事役を中谷美紀が演じることが決定した。中谷は来年、女優デビュー30周年。連続ドラマの主演は2019年の『ハル~総合商社の女~』以来、WOWOWのドラマへの出演は2017年の主演作『連続ドラマ W 東野圭吾 片想い』以来の2度目となる。中谷が演じる主人公・倉澤は元小学校教諭の刑事。彼女は可愛がっていた教え子・ルオトに、愛する娘を惨殺された過去を持つ。事件当時12歳という犯人の幼さも相まって、この猟奇的殺人事件は日本中に大きな衝撃をもたらした。倉澤は被害者遺族として絶望を味わい、その経験から生まれた“自分と同じように苦しむ人を一人でも多く救いたい”という想いのもと、刑事になった。その強い信念に突き動かされ、事件解決に奔走する日々を送ること12年。倉澤は娘の命日を目前に、ルオトが医療少年院を退院することを知る。そして、ルオトが「完全に更生した」との話を聞くも、被害者遺族として疑心を抱かずにはいられない彼女の元に、ある日、不審なメッセージが届く。「あなたの大切なものを、もういちど奪います」ーーそれは、再び日本中を震撼させる新たな事件の始まりだった……。倉澤は普段は冷静を保っているが、時に自身の危険を顧みずに行動する、“クールな頭脳派”とも一味違った刑事。理不尽な相手と闘い続け、刑事として理性を保とうとしながらも、内在する犯罪者への怒りや憎しみを発露させてしまう難役だ。中谷はそんな倉澤を見事に体現し、ルオトとの悲しき追跡劇の根底にある強いメッセージを、説得力のある確かな演技力で表現。中谷は「この人物の底なしの悲しみに寄り添いつつも、がむしゃらに事件に立ち向かう倉澤樹を演じる日々は大変苦しく、常に自責の念がつきまとい、死の淵に立たされているかのような感覚で現場におりましたが、素晴らしい監督とスタッフ、キャストの皆様に支えられて、怒濤の撮影を終え、無事に生還することができました」と撮影を振り返った。今回、公開されたティザービジュアルも添えられたキャッチコピー、そしてその表情、目線から、倉澤の信念を強く感じさせるデザインとなっている。中谷美紀、すえのぶけいこ、鈴木浩介監督コメント全文中谷美紀(倉澤樹役)「もしも自分の娘を自らが教鞭を執る学校の生徒に惨殺されたら?」という、想像もしたくないような事件がこの物語の冒頭で起こります。今回演じた倉澤樹という元教師は、これ以上の被害者を出さないように、同じ苦しみを味わう人を少しでもなくすために、刑事になることを選択しました。以来、警察の縦社会など物ともせず、単独行動で犯人逮捕に血道を上げる一方で、マザーテレサのような質素な暮らしぶりを続けます。しかし、娘を殺した犯人・貴志ルオトが医療少年院を退院したことをきっかけに、快楽のために人を殺める孤独な少年と、倉澤樹の死闘が開始のゴングを響かせます。怒り、憎悪、悲しみ、絶望と、ありとあらゆる感情を抱えて貴志ルオトと向き合う過程で、ハラハラドキドキな緊張感の絶えない、めくるめく展開が待ち受けています。この人物の底なしの悲しみに寄り添いつつも、がむしゃらに事件に立ち向かう倉澤樹を演じる日々は大変苦しく、常に自責の念がつきまとい、死の淵に立たされているかのような感覚で現場におりましたが、素晴らしい監督とスタッフ、キャストの皆様に支えられて、怒濤の撮影を終え、無事に生還することができました。果たして被害者遺族として犯人に復讐をするのか、あるいは刑事として事件を追うのか、究極の選択に迫られる倉澤樹と、周囲の登場人物たちの豊かな心情描写、そして、貴志ルオトというモンスターが仕掛ける数々の罠をお楽しみいただけましたら幸いです。すえのぶけいこ(原作者)最初にドラマ化のお話をいただいた時は主人公の年齢設定が変わるとのことでどうなるんだろう?と思っていたのですが、倉澤樹を中谷美紀さんに演じてもらえるという予想外の展開に大興奮。喜びとワクワクが込み上げてきました。連載中は未成年の犯罪や遺族となった家族の手記を調べていくうちに暗澹たる気持ちになったり、重いテーマに葛藤を感じながら日々奮闘していたので、豪華なキャストの皆様に演じていただけることになり感激しています。映像でよりリアルに、スリリングになっている部分がたくさんあると思うので私自身も放送が楽しみです。原作を読んでくれている方も、初めて知ったという方も、ぜひ『ギバーテイカー』の世界に浸ってもらえたら嬉しいです!鈴木浩介(監督)原作から脚本という形に変わり、色々な変更点など加味されましたが、わたしなりに作品のテーマを「家族」と捉え、主人公の樹が背負わされた生き方にどう寄り添うことができるか、驚愕な行動をしたルオトの家族の描き方も踏まえ、どのように映像にするかを模索する毎日でした。中谷さんとは初めてご一緒させていただきました。とても素敵な時間を共有させていただき、貴重な人生分の2ヶ月を過ごすことができました。そして何より、心地よい緊張感をスタッフ・キャストと共有し、本作と真摯に寄り添うことができました。10年ほど前からWOWOW作品に参加させていただきましたが、日々の撮影が終わった瞬間、もの凄い安堵感に包まれたのは本作がはじめてでした。本作独特の世界観が、そうさせたのかもしれません。【原作情報】『ライフ2ギバーテイカー』(講談社アフタヌーンKC)『月刊アフタヌーン』にて2016年~2018年に渡り連載、単行本・全6巻にて完結。詳細: :@keiko_suenobu『連続ドラマ W ギバーテイカー』2023年、WOWOW プライムにて放送・WOWOW オンデマンドにて配信
2022年09月15日宝塚星組公演『モンテ・クリスト伯』『Gran Cantante!!』の全国ツアーが、東日本を中心に9月21日まで巡演中だ。(※新型コロナウイルス感染症の影響により、9月13日~18日公演中止※9/14追記)。ミュージカル・プレイ『モンテ・クリスト伯』は、「巌窟王」として知られるアレクサンドル・デュマの小説を、脚本・演出の石田昌也がミュージカル化し、2013年に宙組の凰稀かなめ主演で初演された。今回の再演では、星組トップスター礼真琴が主人公のモンテ・クリスト伯ことエドモン・ダンテスを演じる。物語は、愛する女性と婚約し、船長の座も約束された若き航海士エドモンが、彼の幸運を妬んだ男たちに突然無実の罪を着せられ、孤島の牢獄に収監されるが、脱獄して名前を変え、莫大な財宝を手に入れて、自分を陥れた男たちを追い詰めていく復讐劇だ。出演はほかに、ダンテスの元許嫁メルセデスにトップ娘役の舞空瞳、ダンテスを陥れて彼女と結婚するフェルナンに瀬央ゆりあ、ダンテスを投獄する検事代理ヴィルフォールに綾城ひか理。月組から組替えした暁千星がこの公演から参加し、脱獄したダンテスを救う密輸船の乗組員で、のちに彼の部下となるベルツッチオを演じている。併演のレビュー・エスパーニャ『Gran Cantante(グラン・カンタンテ)!!』は、大劇場公演で上演されたショーを、全国ツアーバージョンとして、出演者などを一部変更。スペイン語で“素晴らしい歌い手”を意味するタイトル通り、抜群の歌唱力を誇る礼真琴を中心に、スペインにまつわる名曲の数々に乗せ、妖艶なスパニッシュダンスが披露される。今回は、歌唱、ダンス共に定評のある暁が加わったことで、より厚みが増し、見応えあるショーになった。宝塚歌劇団星組 ミュージカル『ベアタ・ベアトリクス』もう一方の星組公演は、宝塚バウホールで上演中のミュージカル『ベアタ・ベアトリクス』。ラファエル前派の画家で、詩人でもあるダンテ・ガブリエル・ロセッティを主人公にしたミュージカルで、入団9年目の極美慎が初主演し、作・演出は、この作品がバウホールデビューとなる熊倉飛鳥が手がける。「ベアタ・ベアトリクス」とは、ロセッティの代表作のタイトルで、理想の女性を求める画家が、モデルを務めるふたりの女性の間で揺れる様子を描いた愛憎劇だ。ロセッティ役の極美のほか、彼の妻で「ベアタ・ベアトリクス」のモデルとなったリジーに小桜ほのか。これも代表作のひとつ「プロセルピナ」のモデルになった女優ジェインに水乃ゆり、同じラファエル前派の画家で、リジーをモデルに有名な「オフィーリア」を描いたジョン・エヴァレット・ミレイに天飛華音らが出演する。なお、千秋楽の19日(月・祝)には、タカラヅカ・オン・デマンドでライブ配信も予定されている。文=原田順子
2022年09月15日12月1日にオープンする新劇場『music&theater I’M A SHOW TOKYO、YURAKUCHO』(日本語表記:アイマショウ)の第1弾ラインナップが発表された。「I’M A SHOW OPENING SPECIAL SERIES」と題したオープニング期間中、初日の12月1日と2日は立川志の輔による『志の輔らくご』が開催。また、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の音楽監督を務め、米米CLUBのメンバーであり、BIG HORNS BEEを率いる金子隆博(フラッシュ金子)が、「I’M A SHOW」ならではの多彩なステージを展開する『金子隆博 produce 東京バンスキング 〜有楽町で I’m a show!〜』を12月8日から11日にかけて行う。さらに12月24日・25日のクリスマスには、12月にデビュー20周年を迎える平原綾香が、聖なる歌声を極上のストリングスユニットとともに聖夜を飾るスペシャルなコンサートを開催。そのほか南佳孝による『松本隆を歌う 〜いつもこころに冒険王〜』や、藤巻亮太のコンサートも予定されている。「I’M A SHOW」は、日本のエンターテインメントの聖地である日劇跡地に建つ有楽町マリオンの別館7階(現・オルタナティブシアター)にオープン。座席数は392席となっており、最後列でも出演者の息遣いを間近に感じられる空間で、音楽も演劇も没入感たっぷりに楽しむことができる。クリエイティブディレクターは箭内道彦が務める。■I’M A SHOW OPENING SPECIAL SERIES12月1日(木)・2日(金) 『志の輔らくご』立川志の輔12月3日(土)・4日(日) 三浦宏規×内海啓貴 ~Live~12月8日(木) 『金子隆博 produce 東京バンスキング 〜有楽町で I’m a show!〜』ビッグバンド night “復活!日劇のビッグバンド”12月9日(金) 『金子隆博 produce 東京バンスキング 〜有楽町で I’m a show!〜』カムカムエヴリバディ&ジャズ night12月10日(土) 『金子隆博 produce 東京バンスキング 〜有楽町で I’m a show!〜』エンターテイメント&ジャズ night12月11日(日) 『金子隆博 produce 東京バンスキング 〜有楽町で I’m a show!〜』ジャズ&歌謡 night12月13日(火) intoxicate presents “EVENT 0433” 渡邊琢磨アンサンブル12月14日(水) 南佳孝 松本隆を歌う 〜いつもこころに冒険王〜12月16日(金) 熊谷駿ジャズコンサート『BEBOP EXPRESS 2022』12月17日(土) City Bossa Show Vol.212月18日(日) にんじん 1st ONEMAN LIVE『ギターよりあなたと』powered by overprint12月24日(土)・25日(日) 平原綾香 X’mas Acoustic Concert ―HOLY VOICE ON HOLY NIGHT―12月29日(木) Ryota Fujimaki『The Premium Concert 2022』<会場情報>music&theater I’M A SHOW TOKYO、YURAKUCHO12月1日(木) オープン東京都千代田区有楽町2丁目5番1号 有楽町マリオン(有楽町センタービル)別館7F【アクセス】JR 山手線「有楽町駅」中央口・銀座口より徒歩3分東京メトロ有楽町線「有楽町駅」D7出口より徒歩3分東京メトロ丸ノ内線・日比谷線・銀座線「銀座駅」C4出口より徒歩3分東京メトロ日比谷線・千代田線・都営地下鉄三田線「日比谷駅」A0出口より徒歩3分【座席数】392席(車椅子スペース2台)公式サイト::
2022年09月14日井ノ原快彦主演『連続ドラマW シャイロックの子供たち』が10月9日(日)午後10時よりWOWOWで放送・配信スタートとなる。この度、本作の追加キャスト、予告映像が解禁となった。原作は池井戸潤が「ぼくの小説の書き方を決定づけた記念碑的な一冊」と明言し、作家人生の転機として位置付けてきた同名小説。タイトルの「シャイロック」とは、シェイクスピアの戯曲『ヴェニスの商人』に登場する、強欲な金貸しのこと。そのドラマ化となる本作は、銀行という組織を通して、普通に働き、普通に暮らすことの幸福と困難さを鮮烈に描いた傑作群像劇だ。主演の井ノ原に加え、共演に西野七瀬、加藤シゲアキ、三浦貴大、前川泰之、萩原聖人、玉山鉄二らが名を連ね、豪華キャストが銀行という舞台で人間ドラマを演じる。主人公・西木雅博は、出世コースを外れるが部下からの信頼が厚い銀行員。ある日、東京第一銀行・長原支店内で100万円の現金紛失事件が発生する。西木は自らの部下である女性行員・北川愛理が疑われると、真犯人を密かに追い始める。しかし、事件を追っていたはずの西木が突然、失踪してしまうのだった。現金紛失事件と西木の失踪。2つの謎と長原支店の行員たちの物語が交錯していく。やがて明らかになる、現金紛失事件の裏に隠された不正。果たして、西木が失踪した驚きの真相とは。発表された追加キャストは、まず100万円の紛失事件で疑われた北川愛理にきつく当たる先輩行員・半田麻紀役に早見あかり。愛理の恋人で業務課の行員・三木哲夫役に矢野聖人。意見の食い違いをきっかけに上司とトラブルを起こしてしまう融資課の行員・小山徹役に森永悠希。長原支店の融資先である「大城田工業」の嫌味な社長・大城田正隆役に水田信二(和牛)。滝野が担当する融資先の「伊島工業」の社長・伊島宗広役に橋本じゅん。彼らが、現金紛失事件と西木の失踪にどのように関わってくるのか。一癖ある登場人物たちが織り成すミステリーに期待が高まる。初解禁となった90秒の予告映像は、100万円の現金紛失が明らかになり、証拠となる帯封が愛理のバッグから出てくるシーンで始まる。西木に詰め寄られつつも、涙ながらに「私はやっていません」と訴える愛理。支店長らが不祥事を隠ぺいしようとする一方で、支店内の異変に気づいた人事部調査役の坂井が、検査に乗り出す。犯人を突き止めようと行動する西木は、銀行内の出世にこだわる滝野ら行員たちとは違い、上司とぶつかることも厭わない。しかし、突如として失踪し……。そして西木が海へと落ちる衝撃的なシーンが意味するのは一体。さらにWOWOWオンデマンドでドラマ本編の各話放送終了直後に出演者や監督、プロデューサーがドラマ制作の裏側を語るトーク番組『「連続ドラマW シャイロックの子供たち」から紐解くWOWOWドラマの魅力』の配信が決定。池井戸潤原作の過去作を含むこれまでのWOWOWドラマの歴史とともに、作品づくりにかけるこだわりや秘話がたっぷりと届けられる。各回のゲストは、#1青木泰憲プロデューサー×鈴木浩介監督(10月9日配信)、#2玉山鉄二×萩原聖人×鈴木浩介監督(10月16日配信)、#3玉山鉄二×水田信二(和牛)(10月23日配信)、#4萩原聖人×水田信二(和牛)(10月30日配信)、#5青木泰憲プロデューサー(11月6日配信)となっている。『連続ドラマW シャイロックの子供たち』10月9日(日)午後10時~放送・配信スタート(全5話 / エピソード0含む)放送:毎週日曜・午後10時(エピソード0無料放送)【WOWOWプライム】【WOWOW 4K】配信:[無料トライアル実施中]【WOWOW オンデマンド】
2022年09月14日11月11日(金)に公開される、乃木坂46・久保史緒里が映画初出演にして初主演を務める『左様なら今晩は』より、予告映像とポスタービジュアルが公開された。あわせて、⼩野莉奈、永瀬莉⼦ら本作の追加キャストも発表となった。原作は『サブスク彼⼥』など、若者を中⼼に共感を集める⼈気作品を世に⽣み出している⼭本中学の同名漫画(少年画報社)。ごく普通のサラリーマン・半澤陽平と、陽平の部屋に突如姿を現した幽霊・愛助との奇妙な共同⽣活を描いた、歪なふたりのハートフルでちょっぴり切ないラブストーリーだ。監督・脚本を務めるのは、今、話題を集める新進気鋭の若手監督である高橋名⽉。幽霊の愛助を、本作が映画初出演・初主演となる乃⽊坂46・久保史緒⾥が、陽平を注⽬の若手俳優・萩原利久が演じる。この度、愛助と陽平の奇妙な共同⽣活の⼀部が映し出された予告映像とポスタービジュアルが公開された。映像では、⼀⼈、晩酌をする陽平の部屋に不気味なノイズが鳴り響き、突然部屋の電気が消え真っ暗に……。驚く陽平の叫び声とともに現れるのは、⽩いワンピースを⾝に纏った、愛らしい姿の幽霊・愛助だった。愛助は、この部屋に昔住んでいた住人で、陽平の暮らす部屋にずっと居座っていたのだった。⽣きている間に恋愛を経験しなかったという、ウブでピュアな愛助。「うちも、⼀回くらいはキスとかしてみたいけ」そんな愛らしさ満点の台詞は、本作のロケ地である広島県・尾道市の“備後弁”で、愛助は尾道の⽅⾔を話すキャラクター設定ということから、久保は全編を通して備後弁で演じている。突然始まった幽霊との共同⽣活に動揺を隠せず⼾惑う陽平の様⼦や、愛助が陽平の“喉仏を触る”といった不思議なやりとりにはコミカルさが表れている。しかし、⼈間と幽霊、交わらない世界に生きるふたりの葛藤、ラストの愛助の台詞と陽平の涙の訳、そしてふたりに待ち受ける運命とは……?今後の物語の展開が気になる予告となっている。あわせて公開されたポスタービジュアルは、愛助と陽平が暮らす部屋のベランダからの⼀コマを切り取ったもの。⼤好きな誰かを想うような愛助と陽平それぞれの優しい表情はもちろん、背景の美しい尾道の街並みも相まって、美しくエモーショナルなビジュアルに仕上がっている。さらに、本作で奇妙な関係性のふたりを取り巻く追加キャストも決定。陽平に想いを寄せる同僚の果南に⼩野莉奈、陽平が同棲していた元カノ・玲奈に永瀬莉⼦、果南の叔⺟でスナックのママで霊媒師でもある、みさきに中島ひろ⼦、陽平が住むアパートの不動産店主・奥⽥に宇野祥平など、個性豊かなキャラクターたちが集結した。『左様なら今晩は』11月11日(金) より公開
2022年09月14日2023年にデビュー25周年を迎えるSHERBETSが、ニューシングル『UK』を10月26日にリリースすることが決定。発売に先駆けタイトル曲「UK」が10月8日に先行配信されることが発表になった。シングルにはタイトル曲のほかに、「Smoothie Glider」「Marble」を加えた全3曲を収録。初回生産限定盤はCD2枚組となっており、ライブ音源15曲が収録されたライブCDが付属する。併せて「UK」のティザー映像が公開された。SHERBETS「UK」ティザー映像SHERBETSは、浅井健一(Vo.G)、福士久美子(Key.Cho)、仲田憲市(B)、外村公敏(Ds)による4人組バンド。内面的で繊細な部分とアヴァンギャルドで攻撃的な部分が重なり合い、サイケデリックでドラマティックな音楽世界を表現している。<配信情報>SHERBETS「UK」10月8日(土) 配信リリース<リリース情報>SHERBETS ニューシングル『UK』10月26日(水) リリース●初回生産限定盤(2CD):4,180円(税込)SHERBETS『UK』初回生産限定盤ジャケット●通常盤(CD):1,320円(税込)SHERBETS『UK』通常盤ジャケット【CD収録内容】※全形態共通1. UK2. Smoothie Glider3. Marble【ライブCD収録内容】※初回生産限定盤のみ■Live at LIQUIDROOM1. Grantham2. アンドロイドルーシー3. Vanessa4. ひょっとして5. MIA6. Crashed Sedan Drive7. Stealth8. Happy Everyday9. Lonely Night10. Toy Address11. LADY NEDY12. Michelle13. カミソリソング14. グレープジュース15. 小さな花【購入者特典】・全国共通特典オリジナルステッカー ver.A・TOWER RECORDS全店(オンライン含む/一部店舗除く)オリジナルステッカー ver.B・楽天ブックスオリジナル缶バッジ・セブンネットショッピングオリジナルモバイルスタンドキーホルダー・Amazon.co.jpメガジャケ※数に限りがありますので、無くなり次第終了となります。※上記店舗以外での配布はございません。※各特典絵柄・全国共通特典の対象店舗は追ってご案内いたします。※各オンラインサイトにて商品カートが公開されるまでに時間がかかる場合がございます。※Amazon.co.jp、楽天ブックス、その他一部オンラインショップでは“特典対象商品ページ”と“特典非対象商品ページ”がございます。ご予約の際にご希望される商品ページかをご確認いただいてからご予約いただきますよう、お願い申し上げます。<ツアー情報>SHERBETS『24th→25th ANNIVERSARY TOUR “そして未来へ"』10月16日(日) 渋谷Spotify O-EAST10月29日(土) 四日市CLUB ROOTS10月30日(日) 甲府KAZOO HALL11月5日(土) 鹿児島CAPARVO HALL11月6日(日) 福岡DRUM Be-111月12日(土) 石巻BLUE RESSISTANCE11月13日(日) いわきclub SONIC11月19日(土) 神戸VARIT.11月20日(日) 広島SECOND CRUTCH11月25日(金) 名古屋CLUB QUATTRO11月27日(日) 金沢GOLD CREEK12月3日(土) 大阪Banana Hallチケット情報はこちら:関連リンクSHERBETS Official Website:浅井健一|SEXY STONES RECORDS Official Website:浅井健一|SEXY STONES RECORDS Instagram:浅井健一|SEXY STONES RECORDS Twitter:
2022年09月14日J-WAVEがこの秋新しく立ち上げるイベント『INSPIRE TOKYO』の魅力を掘り下げる短期集中連載のラストに登場してくれるのは、フィメールラッパーで、J-WAVEの番組『SONAR MUSIC』(月〜木 22:00-24:00)のパーソナリティも務める、あっこゴリラ。6月1日にリリースしたEP『マグマ I』で目指した彼女の表現を紐解きながら、ライブへの想いを聞いた。カオスをそのまま受け入れる――EP『マグマ I』リリース後のツアーが終わったばかりですよね。いかがでしたか?最高だったんですけど、正直やり足りないって感じですね。でも9月は『INSPIRE TOKYO』も含めてイベントがたくさんあるので楽しみです。今までライブはずっと我慢してきたので、今年はようやくっていう感じですね。――『マグマ I』は、ご自身を曲に溶かし込んで表現していくという方向性の作品だと思うんですけど、そのアプローチがすごくライブに近いなと感じました。その通りです。うれしいですね。――だからそこには先ほどおっしゃった、2年間思うようにライブができなかった気持ちの部分が注ぎ込まれているのかなと思いました。ライブって自分はこういう人間である!というよりも、自分を壊すとか溶かすとか、そんな感覚になるんですよね。縮こまっていたものが空っぽになっちゃったりとか、曲が育っていったりとか。曲が育つっていうのは、やりながら「あ、この曲ってこういう曲だったんだ!」って気づくことがライブではあるんですよ。だからその“育てたい”っていう感覚を大事にしたい、というか、自分を育てたい、みたいな(笑)。なんて言うんだろ、簡単に決めなくていいっていう。揺れている状態のままでいるというか、カオスをそのまま受け入れるっていう感じ。――単純な理解みたいなものって壁になったりしますもんね。そうそうそう。何かをわかりたいっていうのは欲望として大きいから、本当はよくわからないんだけど、自分にとって都合の良いわかりやすい経路みたいなものを提示されると、それだ!って自分も思っちゃったりするし。そういうのじゃない方法というか、あえてわかりづらくしたかったっていうのは『マグマ I』をつくるときに意識しました。――簡単に答えを出す前にもっと考えたいっていうことでしょうか?うん。考えたいし、考えてほしいしっていう感じかな。うーん……、すみません、うまく言えない。まだこの作品に関して、一度もうまく言えたことがないんですよ(笑)。――さっきの話に戻ると、ツアーを経てわかる部分もあった?もうちょっとやらないとって感じですかね。あのう、最近ryuchellが炎上したじゃないですか?――はい。“夫”としての生き方をしていく中で“本当の自分”と“本当の自分を隠すryuchell”との間に少しずつ溝ができていった、というやつですよね。そう。あれすごい思うことがあって。自分も性自認がずっとあやふやだから共感するし勇気ある行動だなと思ったし。同時に、1コ何か選択をしたら、いろんな社会の弊害みたいなのが見えてくるんですよね。選ぶってすごい血みどろの作業っていうか。自分で自分のことを確認して選んでいく、自分の頭で考えることが大事だよっていうことをわたしはずっと言ってきてるんだけど、今までの作品で。そこは今も一貫して変わらないんですけど、でもそれって結構すごいことを強いるよね、みたいな。てか、そんな簡単に選べないよね、みたいな。簡単に決められないのがリアルだよねっていう感じ。これってわかります?――めちゃわかりますよ。だから『マグマ I』は性自認のことが結構大きいかなという気がしていますね。――答えを求めているわけではない?いや、答えは求めているんですよ。でも簡単に決めたくないっていうことなんです。うまいこと落としちゃおうとするじゃないですか、人間って性(さが)で。ちゃんちゃんにしたいじゃないですか。気持ちいいから。なんだけど、そこになるべく逃げないでがんばったって感じです。精神のヒマラヤに行きたかった――それは結構キツイ作業でしたか?キツイっていうか、自分の中では冒険しているような感じなんですよ。自分の心の中を。受け入れるっていう気持ち。――その冒険が可能になったのは、ラップとかヒップホップだからというのはありますよね。そうですね、それはそうかもしれないですね。ポップスとして成立させてっていうことはあんまり考えてなかったですね。もうちょっと実験的な気持ちというか、こんなこと言ったらあれかもしれないですけど、大学生みたいな気持ち(笑)。課題を出されて、これをテーマにつくってみよう!みたいな。結構無目的というか、その感覚に近い。――純粋に。そう。社会的な評価みたいなところに関してはマジで無目的だった。聴いてくれた人に対して、こういうふうに作用が働いたらいいなっていうのはありますけど。そっちの原動力だけめちゃくちゃあった。――それはやっぱり今自分の表現しようとしていることに立ち向かうには、そういうマインドに立ち戻らないとできないと思ったからですか?そうですね。例えば普段キレイな事を言っている人が何かひとつミスったら、「ほれ見たことか!」っていう気持ちよさで叩いちゃうあの感じってあるじゃないですか。でもその感情って人間誰しもが持っているものだと思うんですよ。実際に言うか言わないかは置いておいて。わたしにもこの社会がもっと良くなってほしい、平和になってほしいって思うし、結構そういう理想の部分だけを言うことが多かったんですよ、今までは。キレイ事上等ってつもりでやってるんですけど、「じゃあ言ってるお前はどうなの?」って自分で自分にめちゃくちゃツッコミを入れまくりながら、こんなクソなのにそれでも平和を願っているよっていう、それでもはみ出ちゃってる部分、人間の持つめちゃくちゃさというか、わけわからなさというか、だから人間ってかわいいし愛おしいし愚かだし、そのぐちゃぐちゃな部分を今回は曲に描きたかったんです。本当はキレイな部分もぐちゃぐちゃな部分もトータルで描きたいんですけど、まだ未熟なんで、いったんカオスな方にズボーーって行って、で、そこを描き切らないとマグマシリーズがちゃんと終われないんです(笑)。だから自分に課題を突きつけたって感じです。――絶賛自分の中を掘り進めている最中だ。そうそう(笑)。自分の中に教授がいて、「お前はこことここ全部描くまで終われないよ」って言ってくる。で、生徒のわたしが、「はいやります」って。――めっちゃ真面目な生徒なんですね(笑)。わたし、ヒップホップにだけは真面目なんで(笑)。――サウンドが雑多な感じになっているのも、今おっしゃったコンセプトが大きく影響しているんですか?そうですね。そのぐちゃぐちゃな部分も全部音に混ぜ込みたかったっていうのと、もっとあっこゴリラじゃないと表現できないサウンドっていうものを追求しないとっていうのがあって、それもめっちゃ冒険でした。だから両方の冒険。精神と音と。ほんと、早く描き切りたいけど、まだまだって感じです。――シリーズっていうのはそういうことなんですね。地図があるんだ。自分の中でここまで描きたいっていう地図があって、でもまだ全然描けなくて。――結構続いていきそうな勢いなんですかね?でもワンチャン、次の『II』で描けたと思ったらそこで終われるんですよ(笑)。『I』の時に思ったのは、全然描けねーじゃん!って(笑)。これどこまでかかるんだよ!え、わたし40になっても50になってもずっとマグマ?ヤバイ!みたいな(笑)。でも、チープな言い方をすると「表現したいんだこのヤロー!」みたいな衝動にずっと突き動かされて生きてきているから、そこで笑われてもきているし、人を傷つけてもきたし、人にパワーを与えてもきたし、だからその衝動とは一生付き合っていくものなんだなっていうのはありますね。作家さんがつくるしっかりした都会的なポップスとは全然関係ないところで、山でやってる感じ(笑)。ウケるでしょ?――いや、グッときた。今、山で叫んでるやつはカッコいいと思う。いやマジそうなんですよね。精神のヒマラヤに行きたかったんですよね。登山家めっちゃディグってましたし。――そうなんだ(笑)。くっそディグリましたね(笑)。――でも登山ってそういうことですよね。自分との闘いですもんね。そう。ただ登りたいだけなんですよ。超ヤベーなって思って。基本的にはわたしが表現したいことって、社会においての劇薬だったり生命力の部分だったりするから。自分のヒップホップってそういうものだと思っているので。それが楽しい。その楽しいっていう部分が自分にとっての音楽のノリとかポップさだったりするんですけど、そこの部分と『マグマ』っていう謎の生命の不思議が爆発してるかんじというか(笑)。――いやあ、よく『マグマ』ってつけたなと今ちょっと感動してます。あのジャケットのフォント含め、すごくしっくりきてる。でしょー!しかも、“ゴリラ、ゲリラ、マグマ”でいい感じなんですよ。――あはははは!歩んできた道が繋がった(笑)。すんごいゴロもいいし(笑)。自分的にはめっちゃ気に入ってて。あ!今までで一番ちゃんと話せた(笑)。――『マグマ I』は、かなり深く自分を掘り下げて表現しているにもかかわらずポップっていうのに驚かされました。うれしい!そう、わたしポップになりたいんですよ。サウンド面では通ってきたルーツはポップじゃないんですけど、メロディはポップなのが好きなんですよ。すごい変なことやってても、なんかポップだなっていうのはすごく好きだから、そのバランスを大事にしていて。“ドープな駄菓子”っていうのがわたしの音楽のコンセプトなんですよ。それを目指しています。――6曲目、EPの最後に収録されている「F××K GREEN」なんてまさにそういう曲だと思いました。僕はあれ、賛美歌に聴こえるから。今もっとヤバイ讃美歌つくってる。早く『II』聴いてほしい(笑)。――リリックをプリントして何回も読み返しちゃいましたね。え、マジで!うれしい!友達に「歌詞が難解」とか言われて悔しかったの。これが難解?みたいな。めちゃくちゃわかりやすいんだけどって思ってたんだけど。――『マグマ I』に収録されている曲のリリックは、一人称も“アタシ”や“僕”が混在しているし、聴く人によって自由に受け取れるような言葉のチョイスや乗せ方になっていますよね。それがすごくこの作品自体がライブの空間を志向しているなって思えたんですよね。あー、そうかも。みんなのカオスをちょうだいっていうか。観念的なワードで申し訳ないんですけど、“カオスを立ち上げる”っていうのが、わたしの中でキーワードとしてあったんですよ。めちゃくちゃキレイに整理整頓したいから、カオスを立ち上げるっていうことを意識しましたね。詩がそういうものだって聞いたんですよ。言葉と言葉の間のカオスを立ち上げるのが詩なんだよっていう話を聞いて。めっちゃいい!それそれ!って思って。例えば「わたしはAB型である」「練馬出身である」「女体である」みたいなものの狭間にあるものを立ち上げるっていう感覚でした。――彫刻刀で周りだけを深く彫って輪郭を浮かび上がらせるような感じですね。まさにそういう感じかもしれない。そうそう。だから、かなりトライって感覚で、楽しいですね。苦し楽しい。わりと好きなんです、そういうの。――ライブの話に戻ると、2年間我慢せざるを得なくて、今年ようやくツアーを回ったり、イベントに出演したりということができている状態というのは、実感として、戻ってきているなという感覚ですか?その2年間っていうのは、種をまいていたのに水をあげられなかったっていう感覚だったんですよね。だから今はもう一回種をまきに行っている感覚ですかね。それが今回のツアーで、だからすぐに水をやりに行きたいなって感じです。わたし、J-WAVEの『SONAR MUSIC』っていう番組をやらせていただいているんですけど、そこでゲストに来てもらった人たちの告知を聞いたりしてると、えー、そんなにライブやってんの?なんでなんで!?いいないいな!ってずっと思ってたもん(笑)。――でも9月は出演するイベントがたくさんありますから。ほんとよかったー!マジでこのまま死ぬかと思った(笑)。ライブできなかった期間、みんなそうだと思うけど。――ところでJ-WAVEのイベントに出演するのって初めてなんですよね?そうだよ!ひどいよ!3年も番組やってるのに!これは声を大にして言いたい!(笑)。――『INSPIRE TOKYO』9月18日(日) の3rd STAGE(代々木第二体育館)でChilli Beansとの対バンですね。この間、Chilli Beansの3人と会った。めっちゃかわいかった。音楽もかっこいいし、すっごい楽しみです。彼女たちは3人歌えて、3人曲がつくれるんで、超強いですよね。――最後に、『INSPIRE TOKYO』に向けて、お決まりのやつをいただいてもいいですか?意気込み?――そう(笑)。遅刻しないようにしないと(笑)。(※この取材に遅刻して来たという前フリがありました)――はははは。パンとカレーが食べられるらしくて、それが楽しみ(笑)。あと、自分の夫がKANDYTOWN(2nd STAGE・代々木第一体育館)にいるんですけど、同じ日に出るんですよ。でも、会場が違う!みたいな(笑)。観れるかなー。でも他の人のライブも極力観たいし、マーケットも全力で楽しむ!Text:谷岡正浩Photo:小境勝巳ぴあアプリではあっこゴリラのアプリ限定カットをご覧いただけます。ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=26fd672c-5dd5-477b-b989-76ce8d72f9ff&contentTypeId=2) すると、この記事内に掲載されています。<リリース情報>ミニアルバム『マグマ I』【収録曲】1. マグマ2. GANANIKA3. ネイチャーキングコング4. バッドチューニング5. EVERGREEN feat.柴田聡子6. FxxK GREEN feat.永原真夏配信リンク:<ライブ情報>『J-WAVE presents INSPIRE TOKYO ~Best Music & Market』2022年9月17日(土)・18日(日)・19日(月・祝)会場:国立代々木競技場 第一体育館、第二体育館、外周エリア(あっこゴリラは19日(月・祝) 国立代々木競技場 第二体育館に出演)※MARKET AREAは10:30~20:00(入場無料)チケットはこちら:イベント公式サイト:『shima fes SETOUCHI 2022』2022年9月17日(土) 直島つつじ荘■出演奇妙礼太郎 / ROTH BART BARON / 塩塚モエカ / MONO NO AWARE / MIZ/荒谷 翔大(yonawo)/ NABOWA / 磯部正文(HUSKING BEE)/ DJ やついいちろう / オニ(あふりらんぽ)/ あっこゴリラ(バンド編成)/ Peace-K [(仮)ALBATRUS] / THE BED ROOM TAPE / 田ノ岡 三郎 / コイチ(ex. SAWAGI)/ 直島アゲイン!BAND / DJ Shige-chang / 直島つつじ太鼓 / mim公式サイト:shimafes.jp『りんご音楽祭2022』2022年9月23日(金・祝) 松本・アルプス公園■出演あっこゴリラ(バンド編成)/ Analogfish / 鋭児 / Kan Sano / 切腹ピストルズ / 曽我部恵一 / MONO NO AWARE / yonige / ほか公式サイト:『Pvri presents Anthem Vol. 1』2022年9月30日(金) 下北沢BASEMENTBER■出演あっこゴリラ(ミニマムバンド編成)/ SAI (Ms.Machine) / Strip Joint (minimal set) / PvriDJ:SHIVA / 1797091 (Ms.Machine / discipline)特別展示:藤原ヒラメ公式サイト:『GET UP KIDS』-振替公演-2022年10月7日(金) 下北線路街「空き地」■出演あっこゴリラ(ウッドベース / ビートボックス / ダンサーetc編成)/ STILL BALLIN『Climate Live Japan - COUNTDOWN 2030』2022年10月6日(日) 渋谷WWW / WWW X■出演あっこゴリラ(バンド編成)/ ermhoi / 春野 / 碧海祐人 / KOM_I / TAMTAM『GOOD VIBRATIONS vol.5〜東京〜』2022年10月21日(金) 新代田FEVER■出演あっこゴリラ+ D.P.D.G / チャラン・ポ・ランタン / オカモトショウ(OKAMOTO’S)DJ:Yoshimoto TsunahikoLIVE PAINTING:NAZE『GOOD VIBRATIONS vol.6〜大阪〜』11月13日(日) 南堀江qupe■出演あっこゴリラ(バンド編成)ほか<プロフィール>ドラマーとしてキャリアスタートし、バンド解散後、2015年よりラッパーに転身。2017年CINDERELLA MC BATTLEで優勝。2018年、美や性や生の多様性をテーマにした1stアルバム『GRRRLISM』発表。2019年よりJ-WAVE『SONAR MUSIC』メインナビゲーター就任。独立し、2022年合同会社ゴリちゃんカンパニー設立。人気アニメ『かぐや様は告らせたい』第5話EDに楽曲提供するなど精力的に活動中。2022年「マグマシリーズ」始動。ゴリラの由来はノリ。■関連リンク
2022年09月14日FC東京のファン・サポーターにとって、きらぼし銀行は馴染み深い存在だろう。旧東京都民銀行がFC東京との連携に合意したのは2010年12月のこと。2018年に東京都民銀行、八千代銀行、新銀行東京の3行が合併し、きらぼし銀行となってからも協賛を続け、今もなおクラブスポンサーに名を連ねる。FC東京だけではない。きらぼし銀行は同じサッカー競技、J2を戦うFC町田ゼルビア、J3のSC相模原、関東1部に属すアマチュアチームの東京23FCもサポートする。サッカーだけではない。バスケットボールのBリーグ・サンロッカーズ渋谷にラグビーのリーグワン・クボタスピアーズ船橋・東京ベイ、野球の独立リーグ・BCリーグの神奈川フューチャードリームスもスポンサードしているのだ。さらに東都大学野球連盟、夏季東西東京都高等学校野球大会の中継番組、アスリートの価値向上によるキャリア支援を実施するAPOLLO PROJECT、夢を持つことの大切さをこどもたちに伝えるJFAこころのプロジェクト「夢の教室」、スポーツビジネスの原理原則を講義と実践を通して学ぶぴあスポーツビジネスプログラムなどにも協賛。また2名のトップアスリートを社員として雇用するとともに地域の小学生の少女サッカー大会・バレーボール大会も応援する。きらぼし銀行のスポーツ振興は多岐にわたるのだ。なぜ、きらぼし銀行はありとあらゆるスポーツ振興に協力するのか。きらぼし銀行の執行役員で、FC東京の社外取締役も務める大和田健二氏は次のように答えた。「スポーツは地域を盛り上げる強いコンテンツだと思います。我々地域金融機関には地域を活性化させる、元気づけるというミッションがありますので、スポーツ支援に関してはできる限り継続的に支援していきたいと思っています」FC東京とのクラブスポンサー契約を開始したのはJ2降格となった2011シーズンだった。「昔から『銀行は晴れている時に傘を貸して、雨が降っている時に傘を貸さない』と皮肉を言われますが、お困りの企業や苦しんでいる企業に対してどれだけ力になれるかが我々の存在意義です。我々は地方銀行なので、そこで存在意義を出さないといけません。地元のお客さまに『困った時こそファーストコールをください』という姿勢で業務に当たっています。スポーツ支援においても、通常の業務と同じです。だからこそFC東京さんとは長くいい関係を築けているのだと考えています」当たり前の話だが、スポーツでは勝ち負けが付いて回る。いい時ばかりが続かない不安定さもあるが、負けた時にこそ学びがあると語る。「もちろん勝った方がいいですが、スポーツは勝ち負けだけではありません。負けた時こそ学びが多いものです。負けた時に次の勝利のための課題が見つかります。商売も同じで、なかなか上手くいかないことがありますが、それをいかに支援するかが大事なのではないかと思います。きらぼしグループにはさまざまなネットワークがありますので、我々がハブとなり、企業と企業をつなげることで課題を解決できればと思っております」「地域金融機関は地域を未来へつないでいく活動をしていかないといけません」クボタスピアーズ船橋・東京ベイ公式戦「きらぼし銀行スペシャルマッチマッチ」のMVP表彰トップカテゴリーのチームの支援だけではなく、草の根の活動も大事だと言う。「これからを担う子どもたちが元気になれば地域も元気になりますし、世の中も元気になります。我々がベンチャー企業を支援していることにも通じるところがあると思います。これからを担う人や企業を支援し、地域の未来を守ることが地域金融機関として一番大事です。地域金融機関は地域を未来へつないでいく活動をしていかないといけません」8月21日・府中市で行った車いすラグビーの体験イベントで感じた手応えを大和田氏は口にした。「当初は子どもたちの参加を想定していましたが、高齢の方や主婦の方など男女問わず幅広い層の方に喜んでいただけました。スポーツには人をつなぐ力、人を笑顔にさせる力があります。イベントをやることを目的にするのではなく、イベントを通じて地域の皆さんが笑顔になることを目指していきたいです」クボタスピアーズ船橋・東京ベイとの連携においても、地域への貢献をポイントに挙げた。「クボタスピアーズは江戸川区とSDGs推進に係る連携と協力に関する協定を結び、密接に連携活動をしておられますので、私たちも一緒に地域を盛り上げたいと考えています」APOLLO PROJECTではアスリートに対する教育、キャリア支援事業にも協力するとともに、棒高跳び選手の澤慎吾とスピードスケート選手の岩佐暖のふたりを行員として採用している。「一生安泰のアスリートはごくごく一部です。我々はアスリートのキャリアについてお手伝いしたいと思っています。その一つとして、ぴあさんのスポーツビジネスプログラムにも協力させいただいています」スポーツビジネスにおける即戦力人材の育成を目指すビジネススクール・ぴあスポーツビジネスプログラムについて「まだスタートして間もないですが、続けていくことが大事だと思います。実績を積み上げていくことでスポーツ界も活性化していくのではないでしょうか」引退後のキャリアを求めるアスリートと中小企業のマッチングなど、大和田氏の夢は広がる。「アスリートは礼儀がしっかりしていて、ルール・規律を守ることができます。そして何より努力ができる。そのような人材を求める取引先の声は多くありますので、応えていきたいと思います」9月18日(日)にはFC東京公式戦での冠試合が控える。国立競技場での2022明治安田生命J1リーグ 第30節 vs 京都サンガF.C.(19:00キックオフ)が『きらぼし銀行 Day』として開催されるのだ。「9月18日(日)は大いに盛り上げたいと思います。国立競技場はきらぼし銀行の本店からも近いですし、多くのお客さまにご来場いただける場所だと思うので我々も楽しみにしています。せっかくの機会ですので、きらぼし銀行だけではなく、1月に開業したデジタルバンクのUI銀行やデジタルマネーの決済サービス「ララPay」、「ララPay」を備えたアプリの「ララQ」など、きらぼしグループのことを知ってもらいたいと思っています」2022明治安田生命J1リーグ 第30節 vs 京都サンガF.C.は9月18日(日)19時・国立競技場にてキックオフ。当日は来場者先着2万名にオリジナルコラボ手ぬぐいをプレゼント。『FIREWORKS NIGHT』も行われ、スタジアム屋根上から約1500発の特殊効果花火の打ち上げを行うと同時に、計28台のムービングライトやレーザーによる照明の演出を実施。また特別ゲストとしてLittle Glee Monsterも登場、ミニライブを披露する。チケットはチケットFC東京(Jリーグチケット)にて発売中。試合の模様はDAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年09月14日トム・クルーズ主演『トップガン マーヴェリック』が日本での累計興行収入123.4億円を突破(9月12日まで)、令和(2019年5月~)に日本で公開された実写映画で第1位となる記録を叩き出した。さらに9月16日(金)からは前作『トップガン』4Kニューマスター版との連続上映がスタートする。これを記念し、本編シーンの撮影秘話が明かされる重要なメイキング映像が公開された。『トップガン マーヴェリック』は伝説の名作『トップガン』(1986年)の続編。アメリカ海軍パイロットのエリート養成学校・通称“トップガン”に所属するエースパイロット候補生の挫折と栄光の日々を描いた前作は、戦闘機による迫力のアクションで魅せる映像美と心に鳴り響く数々のヒットメロディを重ねた、瑞々しい青春&ラブ・ストーリーで日本を含む世界を席巻。伝説のパイロット、マーヴェリック役を演じたトム・クルーズは、これによって一躍ハリウッドスターの座に登り詰めた。そして世界中で待ち望まれていた36年ぶりの続編となるのが『トップガン マーヴェリック』。手に汗握るスカイ・アクションの圧倒的な迫力とマーヴェリックと若きトップガンたちが立ち向かうミッション、そして彼らが繰り広げる胸熱な人間ドラマが観客の心を掴み続けている。日本と同様に『トップガン』フィーバーの続くアメリカでも、じわじわと再び順位を上げ、公開から15週目の週末の全米興行収入ランキングで異例の首位返り咲き。全米歴代興行収入ランキングのトップ5入りを果たした。前作との連続上映は映画ファンの熱望に応える形で決定。それに伴い到着したメイキング映像では「空母から飛び立つシーン」の舞台裏が明かされる。空母からの離陸は本来、海軍飛行士にしか許されない。それによって前作では撮影を果たせなかった離陸シーンだが、今作では海軍の協力のもと、トム・クルーズが実際に搭乗した状態で撮影することに成功。映像にはトム・クルーズが海軍に貢献したことを称えられ、35番目の名誉海軍飛行士の称号を授与されたことや、緊迫感溢れる当時の撮影の様子が。飛行シーンに関わるキャストも実際に搭乗しており、本来は不可能である離陸シーンがカメラに収められている。なお『トップガン』×『トップガン マーヴェリック』連続上映の詳細は特設ページ( )より確認してほしい。『トップガン マーヴェリック』公開中
2022年09月14日神奈川県民ホール開館50周年記念オペラシリーズ Vol.1 フィリップ・グラス/ロバート・ウィルソン『浜辺のアインシュタイン』が、10月8日・9日に神奈川・神奈川県民ホール 大ホールで上演される。この度、漫画家・映画監督で『AKIRA』『童夢』などの作者である大友克洋によるイラストの原画展示と公演オリジナルグッズの販売が決定した。『浜辺のアインシュタイン』は、ミニマル音楽の巨匠フィリップ・グラスと鬼才演出家ロバート・ウィルソンが、科学者アインシュタインを詩的に解釈しようと試みた前衛的なオペラ作品で、1976年に初演。日本での上演は30年ぶりとなる。演出・振付は、振付家・ダンサーの平原慎太郎、指揮は、東京藝大附属高校時代に小澤征爾に見いだされたキハラ良尚が担当。出演者として松雪泰子、田中要次、バレエダンサーの中村祥子、ヴァイオリニストの辻彩奈らが名を連ねている。本公演のイラストは、平原の熱いオファーを受けた大友が描き下ろした。平原はこれまで大友の数多の作品に触れ、強い憧れを持つ中で、大友の描く科学とその未来、そこに人間がどう対峙するのかといった世界観に胸を打たれ続けてきたとのこと。そしてその世界観はまさに、平原が『浜辺のアインシュタイン』を通して投げかけようとする問いに通じるものだという。原画展示とオリジナルグッズの販売は、チケット購入者を対象に公演当日、会場ロビーで開催。グッズ販売の詳細は決まり次第特設サイトで発表される。<公演情報>神奈川県民ホール開館50周年記念オペラシリーズ Vol.1 フィリップ・グラス/ロバート・ウィルソン『浜辺のアインシュタイン』一部の繰り返しを省略したオリジナルバージョン/新制作/歌詞原語・台詞日本語上演10月8日(土)・9日(日) 神奈川・神奈川県民ホール 大ホール開演:各日13:30上演予定時間:約4時間(休憩含む)※前後する可能性があります。音楽:フィリップ・グラス台詞:クリストファー・ノウレス、サミュエル・ジョンソン翻訳:鴻巣友季子演出:平原慎太郎指揮:キハラ良尚出演:松雪泰子、田中要次、中村祥子、辻彩奈(ヴァイオリン)ほか電子オルガン:中野翔太、高橋ドレミフルート:多久潤一朗、神田勇哉、梶原一紘(マグナムトリオ)バスクラリネット:亀居優斗サクソフォン:本堂誠、西村魁合唱:東京混声合唱団【チケット料金】(全席指定)S:10,000円Sペア:19,000円A:8,000円B:6,000円C:4,000円学生(24歳以下):2,000円※学生券の取扱いはチケットかながわのみ / 枚数限定チケット購入リンク:【チケットについてのお問い合わせ】チケットかながわTEL:0570-015-415(10:00~18:00)特設サイト:
2022年09月14日2023年1月から2月に東京・明治座で上演されるミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』の第4弾キャストが発表された。『チェーザレ 破壊の創造者』は、15世紀のルネッサンス期イタリアを舞台に、イタリア半島の統一、次いで欧州の統一の野望を抱いた名門ボルジア家の後継者・チェーザレ・ボルジアの戦いを描いたコミックスの本格ミュージカル化作品。主演は中川晃教が務める。今回アナウンスされたのは、「スクアドラ ロッサ」の赤澤遼太郎、鍵本輝、本田礼生、健人の4名とダブルキャストで出演する「スクアドラ ヴェルデ」の4名。チェーザレの属する学生団・スペイン団とライバル関係にある学生団・フィオレンティーナ団の団員、アンジェロ・ダ・カノッサ役は山崎大輝、名門家の次男でフィオレンティーナ団団長ではありながら、チェーザレとは長い付き合いの親友、ジョヴァンニ・デ・メディチ役は風間由次郎、同じくフィオレンティーナ団員のドラギニャッツォ役は近藤頌利、フィオレンティーナ団の情報通・ロベルト役は木戸邑弥が務める。なおこの4名は2020年版に続いての続投となる。メインキャストの発表は、残すところあと1名となっている。<公演情報>ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』2023年1・2月 東京・明治座原作:惣領冬実『チェーザレ 破壊の創造者』(講談社「モーニング」連載)原作監修:原基晶脚本:荻田浩一演出:小山ゆうな音楽:島健【出演】中川晃教[スクアドラ ロッサ] 赤澤遼太郎鍵本輝本田礼生健人(Wキャスト)[スクアドラ ヴェルデ] 山崎大輝風間由次郎近藤頌利木戸邑弥(Wキャスト)藤岡正明今拓哉丘山晴己横山だいすけ岡幸二郎別所哲也ほか【お問い合わせ】明治座チケットセンターTEL:03-3666-6666(10:00〜17:00)関連リンク公式サイト::
2022年09月14日2023年1月に上演されるミュージカル『キングアーサー』の本ビジュアルが公開された。本作は、グルーヴ感溢れるフレンチロックの音楽とともに描かれるケルトに伝わる騎士たちの物語。迫力のダンスやアクロバティックなシーンと人間ドラマが融合し、新たな日本版として上演される。本ビジュアルは、先行して公開されていたソロカットと同様に、公演時に実際に着用する衣装を纏い、主人公のアーサーを演じる浦井健治をはじめとしたキャストが勢ぞろいした1枚となっている。東京公演は2023年1月12日から2月5日に新国立劇場 中劇場で上演。その後2月11日・12日に群馬・高崎芸術劇場(公益財団法人高崎財団)、2月24日から26日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール、3月4日・5日に愛知・刈谷市総合文化センターアイリス 大ホールで上演される。東京公演のチケットは、本日9月14日より一般発売がスタートした。<公演情報>ミュージカル『キングアーサー』【キャスト】アーサー:浦井健治メレアガン:伊礼彼方 / 加藤和樹(Wキャスト / 五十音順)ランスロット:太田基裕 / 平間壮一(Wキャスト / 五十音順)グィネヴィア:小南満佑子 / 宮澤佐江(Wキャスト / 五十音順)ガウェイン:小林亮太ケイ:東山光明マーリン:石川禅モルガン:安蘭けい碓井菜央 / 加賀谷真聡 / 工藤広夢 / 当銀大輔 / 長澤風海 / 加藤翔多郎 / 長澤仙明 / 半山ゆきの / 新井智貴 / 大井新生 / 大場陽介 / 岡田治己 / 加藤さや香 / 鹿糠友和 / 鈴木百花 / 高島洋樹 / 高橋伊久磨 / 高橋慈生 / 田口恵那 / 東間一貴 / 内木克洋 / 長嶋拓也 / 永松樹 / 西尾真由子 / 花岡麻里名 / 藤本真凜 / MAOTO / 松平和希(五十音順)【スタッフ】日本版台本・演出:オ・ルピナ翻訳・訳詞:高橋亜子音楽監督:竹内聡振付:KAORIalive美術:二村周作照明:高見和義音響:山本浩一映像:上田大樹衣裳:前田文子ヘアメイク:宮内宏明擬闘:栗原直樹エレクトロニックミュージックデザイン:ヒロ・イイダ歌唱指導:やまぐちあきこ演出助手:河合範子舞台監督:徳永泰子稽古ピアノ:中條純子演出家通訳 / 台本下訳:キム・テイ<東京公演>期間:2023年1月12日(木)~2月5日(日)会場:新国立劇場 中劇場【アフタートークショー】以下の各公演終演後にアフタートークイベントを開催いたします。ミュージカル『キングアーサー』アフタートークショー 登壇者■1月19日(木) 18:00登壇者:加藤和樹 / 安蘭けい / 石川禅■1月21日(土) 18:00登壇者:平間壮一 / 宮澤佐江 / 東山光明■1月24日(火) 18:00登壇者:浦井健治 / 伊礼彼方■1月28日(土) 18:00登壇者:太田基裕 / 小南満佑子 / 小林亮太※対象公演回のチケットをお持ちの皆様ご参加いただけます。※登壇者は急遽変更になる場合もございます。イベント詳細はこちら:<群馬公演>期間:2023年2月11日(土・祝)~12日(日)会場:高崎芸術劇場 大劇場<兵庫公演>期間:2023年2月24日(金)~26日(日)会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール<愛知公演>期間:2023年3月4日(土)~5日(日)会場:刈谷市総合文化センターアイリス 大ホールツアー公演プリンシパル出演スケジュールはこちら:東京公演のチケットはこちら:関連リンク公式HP:公式Twitter:公式Instagram:
2022年09月14日2008年のホラー映画『ストレンジャーズ/戦慄の訪問者』が、三部作映画としてリメイクされることになった。監督はレニー・ハーリン、主演は『リバーデイン』のマデリン・ペッチ。新しい人生を目指してアメリカ北西部に移住することを決めた恋人たちが、ドライブの途中車が故障し、近くの民泊で一夜を過ごすことになるという設定。製作配給はライオンズゲート。撮影はすでにスロバキアで始まっている。ハーリンの最近作は、ピアス・ブロスナン主演の犯罪アクション映画『ザ・ミスフィッツ』。文=猿渡由紀
2022年09月14日中川大志が主演を務める音楽劇『歌妖曲~中川大志之丞変化~』の製作発表が9月13日、都内ホテルで行われた。本作は、明治座×東宝×ヴィレッヂという歴史もカラーも異なる3社から、同じ年齢の男性プロデューサー3名が集まり、立ち上げられた“三銃士企画”の第2弾。『リチャード三世』×昭和の歌謡界と銘打ち、戦後の芸能界に君臨する「鳴尾一族」の末っ子として生まれるも、醜い見た目のせいで虐げられ、存在を闇に葬られてきた鳴尾定(なるおさだむ/中川大志)が、ある方法で絶世の美男子・桜木輝彦に変身を遂げ一族に復讐していくというストーリー。気鋭の劇作家/演出家・倉持裕が個性豊かなキャストと生バンドを迎え音楽劇として立ち上げる。製作発表では中川が歌う本作の劇中歌が流れる中、倉持、中川、共演の松井玲奈、福本雄樹、浅利陽介、中村中、山内圭哉、池田成志が登壇。本作で初のシェイクスピア作品に挑む倉持は「“三銃士”の面々から『リチャード三世』を使って昭和の歌謡界を舞台にした芝居を、中川大志君主演でやってみないかと提案され快諾した」とオファーを受けた際の状況を明かし、「生バンドと演者の皆さんによる歌唱シーン、中川君が演じる“美しい”桜木輝彦と“醜い”鳴尾定の演じ分けがみどころになると思う」と説明。初舞台にして初座長を務める中川については「見るたびに違う俳優だなと思っている。何にでも化けられる人。コント番組(倉持が脚本を担当したNHK『LIFE!~人生に捧げるコント~』)でもいろんな役を恥ずかしがらずにやってくれて、いくところまでいける、なりきれる人。今回も“明治座” “座長”といえばそれになりきれる人だと思う」と全幅の信頼を寄せる。音楽劇『歌妖曲~中川大志之丞変化~』ビジュアルこの日、共演者と初めて顔を合わせたという中川は「久しぶりに震えるくらい緊張しています」と興奮気味。1年半程前から本作に向けてボイストレーニングを始めたとのことで、「いよいよ今週から稽古が始まる。ここまできたな、という思い。わからないことだらけの未知の挑戦なので僕自身が知らない自分にたくさん出会えたらいいなと思っています」と期待を込めた。役柄について「(鳴尾定と桜木輝彦は)同じ人物だが、見た目も中身も正反対のキャラクター。鳴尾定としての姿が桜木輝彦に及ぼす影響……一方の姿がもう一方の姿に及ぼす影響が、今回のキャラクターのテーマになるのではと想像しています。定の憎しみや怒り、悲しみといったエネルギーを自分のものとして溜め込めれば溜め込められるほど、桜木輝彦として光を浴びる時に、その輝きのエネルギーになるのではと想像しながら台本を読んでいます」と語った。自身の名前が入ったタイトルについては「最初は仮のタイトルだと思っていた……本当のタイトルとして発表されたのでドキドキしています」と落ち着かない様子。歌う私たちも最高の憂さ晴らしになるように中川演じる定と同じく、「鳴尾一族」に怨恨を抱くレコード会社の女社長・蘭丸杏を演じる松井は「負の感情を自分なりの正義としてたくましく剣のようにふりかざす女性だと今は考えている。彼女の正義と悪を私自身も理解して、お客様にみせていけたら」、裏社会でのし上がるために定と手を組むことになるチンピラ・徳田誠二役の浅利陽介は「太一君が演じる定のセコンド役なので、公私ともにそういう関係性になれれば」とそれぞれ役へのイメージと抱負を語った。音楽劇『歌妖曲~中川大志之丞変化~』ビジュアル定の兄で期待の新人歌手・鳴尾利生役の福本雄樹が「復讐劇ということで、人間の愚かな所がたくさん出てくる。コロナ禍でマイナスなものが溜まっていると思うので、お客様の抱える後ろ向きな気持ちが浄化されるような舞台になれば」と言うと、鳴尾家の愛娘でスター街道邁進中の一条あやめ役で、自身も歌手として活躍する中村中が「 “歌”はいつの時代も不安があったり不満があったり、憧れとか憤りとか、そういう気持ちから生まれる。歌う私たちも最高の憂さ晴らしになるように暴れまわろうと思います」と意気込み、鳴尾プロダクションを裏から支える“フィクサー”大松盛男を演じる山内は、「コロナ禍で演劇界は苦境に立たされている。大千穐楽まで無事に終えられるように、もう一度帯を締めなおして本公演に挑みたい」と述べた。また、元映画スターで「鳴尾一族」の長、鳴尾プロダクション社長の鳴尾勲を演じる池田は台本を読んだ感想を聞かれ「以前、松尾スズキさん作・演出の『悪霊-下女の恋』(1997年)に出演した時、始まるまでは悲劇だと思っていたが、初日が明けたらどひゃどひゃ受けていて、思いもかけないような反応が待っていて、芝居というのは自分が思っていたものとは違うものを受け取ってもらえるというのを学んだ。今回も最初から『こういう話』と決めつけずにやるべきだな、と思って、還暦ですが生まれ変わって生きていこうと思います」と会場の笑いを誘いつつしみじみと語る場面も。撮影:田中亜紀会見最後は中川が「いよいよ始まってしまうんだなと言う背筋が伸びる思いです。僕自身、念願叶ってようやく舞台ができることに感謝したい。この昭和の芸能界の時代は僕の世代からするとすごく新鮮なところもたくさんある。今にはないエネルギー=ファッションであったり、カルチャーであったり音楽がすごく色鮮やかで、ポップな印象。そこに血なまぐさが加わって、人間の内側から出てくる匂い、温度というものがのって、観て下さる方の深い部分に届くような熱量のある作品にできたらいいなと。鳴尾定/桜木輝彦という役を通して大千穐楽を迎えることでどんな景色を見られるのか、先輩方の胸を借りて精一杯走り抜けたい。頑張ります!楽しみにしていてください!」と、座長として力強い言葉で締めくくった。『歌妖曲~中川大志之丞変化~』は11月6日(日)~30日(水) 東京・明治座にて上演。その後12月に福岡・キャナルシティ劇場、大阪・新歌舞伎座に巡演。チケットぴあでは9月15日(木) 昼12時より、福岡・キャナルシティ劇場公演のチケットを先行発売。東京公演は9月25日(日) 10時より、大阪公演は10月23日(日) 10時より、それぞれ一般発売開始。<公演概要>『歌妖曲~中川大志之丞変化~』作・演出:倉持 裕出演:中川大志/松井玲奈福本雄樹/浅利陽介中村 中/福田転球玉置孝匡徳永ゆうき中屋柚香長田奈麻香月彩里四宮吏桜/山内圭哉/池田成志チケット情報はこちら:関連リンク公演公式HP:公演公式Twitter:
2022年09月14日映画『ブラックナイトパレード』が12月23日(金)より公開される。この度、クリスマスムードあふれるティザービジュアルが公開された。本作は、“良い子のところには、欲しいプレゼントを持った赤いサンタが、悪い子のところには欲しくもないプレゼントを渡しに黒いサンタがやってくる”というサンタクロースにまつわる実在の伝承を基に描かれる、中村光による同名マンガを実写化した作品。監督を務めるのは『銀魂』シリーズや『今日から俺は!!劇場版』などを監督し、2020年の1年間だけで監督作の興行収入が100億円を超えた日本屈指のヒットメーカー・福田雄一監督だ。コメディマンガの鬼才・中村光と、コメディ映画の鬼才・福田雄一が、実写ドラマ『聖☆おにいさん』以来のタッグを組み、何をやってもダメな情けない男が迷い込んだ世にも奇妙なサンタのお仕事を描く。主演は本作が大河ドラマ後の初主演映画、また福田監督作品に初主演となる吉沢亮。彼を取り巻く超個性的なキャラクターたちに橋本環奈や中川大志、渡邊圭祐ら、豪華キャスト陣が名を連ねた。公開されたビジュアルは、雪が降り積もる街を背に、主人公・三春(吉沢)と同僚の志乃(橋本)、カイザー(中川)、鉄平(渡邊)たちがプレゼントを手にしている、刻々と近づくクリスマスを想起させるデザインとなっている。悪い子のところへ残念なプレゼントを届けるブラックサンタとして働く三春たちが手にしているプレゼントの中身は一体……。そしてビジュアルに添えられた“幸せを運ぶサンタは、ブラックでしたー。”というコピーは、世界中の子供たちにプレゼントを配るブラックサンタを指しているのか、それとも誰もが知っているクリスマスに隠された真実のことなのか。どんな物語が繰り広げられるのか、期待が膨らむデザインとなっている。さらにポスターの中央には、黒い帽子を被った顔のない人物と、赤いサンタ帽の形をしたキャラクター(?)が。気になるその正体は続報に期待しよう。なお本ティザービジュアルのポスターは9月16日(金)より順次全国の映画館(※一部劇場を除く)にて掲出される予定だ。『ブラックナイトパレード』12月23日(金)公開
2022年09月14日深町秋生の問題作「ヘルドッグス 地獄の犬たち」を名匠・原田眞人監督が実写映画化した『ヘルドッグス』。主演を務めるのは、原田監督と映画『関ヶ原』、『燃えよ剣』と時代劇でタッグを組んだ岡田准一。初の現代劇となる本作でも、技闘デザイン(アクション構成)を担当した岡田は、原田監督との現場は「ハリケーンみたい」と笑う。そんな岡田演じる元警察官でヤクザ組織に潜入捜査を行う兼高とバディを組む制御不能のサイコボーイ・室岡を演じるのが坂口健太郎だ。圧倒的な熱量で周囲を巻き込むハリケーンのような原田監督の現場は、彼にとっても俳優として大きな気づきがあったようだ。“相性98パーセント”というバディを組んだ岡田と坂口が熱すぎる撮影現場を振り返った。ハリケーンのような現場では、ハプニングすらも正解に!本作について岡田が原田監督から相談されたのが「ジャパニーズフィルムノワールというか、モノクロ時代のフィルムノワールを撮りたい」ということだったという。岡田自身「台本を読んでセクシーであり暴力的であり、ぶっ飛んだ世界観だなと感じたんです」と感想を述べると「キャストたちを見たとき、MIYAVIさんがいて大竹しのぶさんがいて、その他にも濃いキャラクターばかりで(笑)。さらに朝ドラとかでさわやかなイメージだった坂口君がこんな作品に出ていいのかなと思いつつ、このメンバーでどんなフィルムノワールになるのか」とワクワクしながら現場に入ったという。過去2度原田監督とタッグを組んできた岡田だったが、本作でも「ハリケーンのような人」は健在だったようで「既存のやくざ映画ではないというのは大前提だったので、あれこれ筋道立てて考えていてはついていけない。監督の熱量を浴びるような覚悟で臨むこと」に徹した。坂口も初の原田組の感想を「息つく間もなく終わりました。本当に怒涛の日々でした」と振り返ると「1日の撮影が終わるとものすごい疲労感でした。しんどかったという意味ではなく、心地よい疲労感で、非常に充実した毎日を過ごしていました。現場で起きていることがものすごくスピーディーで、突発的に起きたことも原田監督はすくい上げる方なので、ボーっとしていると飲み込まれてしまう感じ」と岡田と同じようにハリケーンに襲われたような現場だったと語る。現場で起こるハプニングすらも作品に取り入れるというドキュメンタリー性。台本上は“ミス”とカウントされるようなことでも、面白ければそれが正解になる。役に対する既成概念を取っ払わなければ対応することができない。原田組に必須な俳優としての能力とは?原田監督の撮影スタイルはハリウッド方式だという。岡田は「全方向から回数を重ねて撮る。カメラサイズも変えるので、テイク数的には多い」と特徴を挙げると「引きの画は基本的なサイズがあり、動きも合わせるのですが、寄りのときは好きに動いていいというスタイルなので、何度テイクを重ねても新鮮さが失われることがないんです。特に決まりきったカメラワークを求められていないので、画に入るすべての人が、どこの場所にどう映るかを意識しなければいけない。その意味では、自分の役だけではなく、全体像を俯瞰で把握していなければ務まらない」と原田組は非常に頭を使う現場だという。坂口も「俳優陣に求められるクオリティが非常に高い」と語ると「フィジカルだけではなく脳みそもすごく使う。僕が演じた室岡は、サイコパシーな一面を持っているのですが、表面的な演じ方では面白みがない。いろいろと考えることが多かったのですが、現場で室岡のことだけを考えていると弊害が出てくる瞬間もありました。シーン全体のことを考え、監督がいま何をすくい取ろうとしているのかを敏感に察知しないといけない。いろいろなことを一度に考える必要がありました。それも疲労感につながっていると思います」と撮影を振り返っていた。今回、初の原田組を経験した坂口は「原田組だからなのか『ヘルドッグス』という作品だったからなのかは分かりませんが、かなり特殊な現場だったと思います」とほかの作品とは一線を画していた撮影だったことを明かすと「これまでの作品が決して緩いということではないのですが、どんなことがあっても対応する図太さみたいなものは、原田組を経験して身についた気がします。本作のあと違う現場に行ったとき『なんかアクションの動き分かってんじゃない?』って言われたことがあったのですが、それは原田組で岡田さんとのお芝居を経験できたからだと思います」と変化を述べていた。岡田准一のすごさは「ケガをしないこと」アクションを含め、がっつりと対峙した岡田と坂口。岡田は「アクションは一歩引いてやらなければいけないことが多いのですが、いざやり始めると結構極端な方が多いんです。でも坂口くんは割と中庸というか、バランスがすごく良いのでやりやすかったです」と感想を述べると、坂口も「岡田さんはとても自在な方。アクションはもちろん、技闘デザインも担当されているので、たくさんの方々の芝居を受け、エネルギーをぶつけられていると思うのですが、ちゃんとすべてに反応されている。僕自身も岡田さんの胸を借りられるからこそ、いろいろなチャレンジができました」と頼りになる背中だったという。さらに坂口は「何よりケガをしないことがすごい」と岡田のフィジカルの強さを絶賛すると「安全に配慮して撮影は行われますが、言ってもちょっと打撲しちゃったり、擦りむいたりはあるものですが、岡田さん全然そういうのもないですよね」と感嘆していた。多くのカタルシスが得られるという原田組だが、撮影は体と頭をフル稼働しハードさを極める。岡田は「撮影中はあきらめるしかないですね」と疲れには抗わないというが、それでも限界に近づいたときは「漢方薬ですかね」と笑う。坂口も「今回の撮影はスイッチをオフにする必要がないぐらいスッと寝てしまいました」と“特別”な体験だったことを強調していた。『ヘルドッグス』9月16日(金)公開取材・文:磯部正和
2022年09月14日aikoの新曲「夏恋のライフ」(読み:かれんのらいふ)が、カルビーポテトチップスのCMソングに決定した。本日9月14日に配信リリースされた「夏恋のライフ」は、aikoが19歳の時に作った楽曲で、いつの日か作品にしたいと思っていたという1曲。9月19日より全国でオンエアされるじゃがいもチップス「素材のおいしさ」篇、9月26日より全国でオンエアのポテトチップス うすしお味「畑から、愛をこめて。」篇の2種類のCMソングに起用される。また「畑から、愛をこめて。」篇では、昨年に続きaikoがサウンドロゴも担当し、CM内ではカメオ出演を果たしている。なおCMキャラクターは昨年に続き女優の川口春奈が担当する。さらに、TikTokとInstagramでは『aiko新曲リリース記念 #夏が終わりを告げる Instagram&TikTok投稿キャンペーン』が本日12時よりスタート。集まった投稿の一部は、キャンペーン特設サイトにも紹介される予定だ。■aiko コメント去年に引き続きカルビーのCMソングを歌わせていただけるなんて信じられませんでした。本当にありがとうございます。前回、CMでお世話になった時にカルビーの皆さんの商品への愛と心の強さを目の当たりにして、自分の音楽ももっと愛を持って届けたいと改めて思いました。「夏恋のライフ」は19歳の時に作った曲でいつの日か作品にしたいと思っていた大切な一曲です。この曲が時間を超えてカルビーのCMソングになるなんてほんまに嬉しすぎます。耐えられません、本当に嬉しいんです。ありがとうございます。歌と深夜のポテトチップスやめなくて良かったです。これからもずっとカルビーの大ファンです!じゃがいもチップス「素材のおいしさ」篇(15秒)ポテトチップス うすしお味「畑から、愛をこめて。」篇(30秒)<配信情報>aiko「夏恋のライフ」Now On Saleaiko「夏恋のライフ」ジャケット配信リンク:■aiko新曲リリース記念 #夏が終わりを告げる Instagram&TikTok投稿キャンペーンキャンペーン期間:9月14日(水)12:00~9月28日(水) 23:59特設サイト:<リリース情報>aiko 43rd Single『果てしない二人』10月12日(水) リリース定価:1,320円(税込)※初回限定仕様盤:カラートレイ&8Pブックレット【CD収録内容】「果てしない二人」ほか全4曲収録※CD収録内容は後日発表CD予約リンク:<ツアー情報>aiko Live Tour『Love Like Rock Limited vol.2』8月13日(土) 愛知・Zepp Nagoya ※公演延期8月14日(日) 愛知・Zepp Nagoya ※公演延期9月2日(金) 福岡・Zepp Fukuoka ※公演延期9月3日(土) 福岡・Zepp Fukuoka ※公演延期9月18日(日) 大阪・Zepp Osaka BaySide9月19日(月・祝) 大阪・Zepp Osaka BaySide10月11日(火) 東京・Zepp Haneda10月12日(水) 東京・Zepp Hanedaチケット料金:6,500円(税込)※入場時、別途ドリンク代必要※未就学児入場不可、小学生以上はチケット必要※延期公演などツアーの振替情報はaiko official HPをご確認ください。グッズのオンライン販売はこちら:関連リンクaiko official website: official YouTube配信サイト official on Twitter(@aiko_dochibi) official Instagram(@aiko15_official) official Facebook
2022年09月14日2023年3月から4月にかけて東京・IHIステージアラウンド東京で上演される『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』の配役などの詳細が発表された。『ファイナルファンタジーX』は、2001年に「ファイナルファンタジー」シリーズの第10弾として発売されたロールプレイングゲームで、続編を含め世界累計出荷・DL販売本数は、2080万本以上(2021年9月末時点)を記録しているシリーズ屈指の人気作。大いなる脅威『シン』に立ち向かう少年と少女の切ない物語が、シリーズで初めて採用されたキャラクターボイスや状況に応じて表情が変化するフェイシャルアニメーションの採用により感情豊かに描かれ、その感動的な物語は今なお多くのユーザーに愛され続けている。新作歌舞伎として世界初上演される今回は、主人公のティーダ役を尾上菊之助、ヒロインのユウナ役を中村米吉が担当。そのほかアーロン役で中村獅童、シーモア役で尾上松也、ルールー役で中村梅枝、ルッツ役、23代目オオアカ屋役で中村萬太郎、ワッカ役で中村橋之助、リュック役で上村吉太朗、ユウナレスカ役で中村芝のぶ、キマリ役で坂東彦三郎、ブラスカ役で中村錦之助、ジェクト役で坂東彌十郎、シド役で中村歌六が出演する。脚本は連続テレビ小説『おちょやん』などを手がけた八津弘幸、共同演出は、『ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー』や大規模なライブショーを成功させている金谷かほりが務める。会場となるIHIステージアラウンド東京は、周囲を取り囲む360度全てに展開されるステージとその中心に巨大な円形の観客席を配置し、観客席自体が回転しながら舞台、映像、音楽などを融合することで生まれる、これまでにない感覚や“没入感”が魅力の舞台。『ファイナルファンタジーX』の世界観はそのままに、同会場ならではの臨場感と迫力で物語の舞台・ザナルカンドへの旅を再現する。なお「ティーダとユウナの物語」「白熱のブリッツボール」「異界送り」「ラストバトル」など物語のはじまりから終わりまでを描くため、上演時間は前編・後編通しでおよそ6時間から7時間(休憩を含む)を予定している。また、本公演のためにスクウェア・エニックスのイメージ・スタジオ部とクリエイティブ推進部が特別に制作したオリジナルCGビジュアルが公開された。ザナルカンドを背景に、ティーダとユウナが微笑み合っている幻想的で“世界一ピュアな夢のビジュアル”となっている。さらに、ティーダの声優を務める森田成一と尾上菊之助がナレーションを担当する第2弾スポット映像も公開となった。チケットは一般発売に先駆けて、SS席の超最速先行を10月2日まで受付中。SS席には非売品特典としてオリジナルCGビジュアルのアクリルスタンドが付属する。■野村哲也(『ファイナルファンタジーX』キャラクターデザイン) コメント『ファイナルファンタジーX』は昨年で20周年を迎えたのですが情勢的にも大きなお祝いは出来ていませんでした。そんな中今回のお話を頂き、驚きと共に『ファイナルファンタジーX』らしい祝宴になる様に感じました。何よりこの作品への熱い思いを伺い、我々では成し得ない『ファイナルファンタジーX』の世界を見せて頂ける事に期待が膨らんでおります。既に衣装等キャラクターのビジュアルも監修させて頂きましたが、そこからも作品への愛と拘りを実感しました。そして今回の新規ビジュアルも、その熱い思いを受けて御用意させて頂きました。彼らの物語が伝統芸能によって新たにどう紡がれるのか、自分も今から思いを馳せております。■森田成一(『ファイナルファンタジーX』ティーダ役)コメント『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』公演決定おめでとうございます!僕にとって『ファイナルファンタジーX』、そして「ティーダ」はあまりにも特別な存在で、心の中の誰にも見つけられない場所に静かに置いてあります。そんな作品が20余年の時を経て、再び脈動し始めました。尾上菊之助さんが呼び起こしました!スクウェア・エニックスによる映像が、IHIステージアラウンド東京という最新の劇場で、伝統芸能・歌舞伎と融合する・・・!日本が誇る『伝統と最新』のエンターテインメント。これこそ正に“FANTASY”です!劇場に行くのが今から楽しみでなりません!『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』第2弾SPOT映像<公演情報>『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』2023年3月4日(土)~4月12日(水) 東京・IHIステージアラウンド東京※休演日:3月8日(水)、15日(水)、22日(水)、29日(水)、4月5日(水)開演 12:00『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』キービジュアル企画:尾上菊之助脚本:八津弘幸演出:金谷かほり尾上菊之助【出演】ティーダ役:尾上菊之助アーロン役:中村獅童シーモア役:尾上松也ルールー役:中村梅枝ルッツ役、23代目オオアカ屋役:中村萬太郎ユウナ役:中村米吉ワッカ役:中村橋之助リュック役:上村吉太朗ユウナレスカ役:中村芝のぶキマリ役:坂東彦三郎ブラスカ役:中村錦之助ジェクト役:坂東彌十郎シド役:中村歌六ほか【チケット情報】(税込 / 全席指定 / 前編・後編通し)・SS席:32,000円※非売品オリジナルCGビジュアルアクリルスタンド付『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』SS席非売品特典グッズ:オリジナルCGビジュアルアクリルスタンド イメージ画像・S席:28,000円※非売品オリジナルCGビジュアル公演ポスター付・A席:24,000円・B席:19,800円※上演時間は前編・後編通しで、およそ6~7時間(休憩を含む)を予定しております。※前編または後編のみの各チケットは、演出プラン等の決定後、詳細を発表いたします。各チケット料金はSS席:18,000円、S席:16,000円、A席:14,000円、B席:11,000円(全て税込)を予定しております。なお、非売品特典グッズは付きません。■超最速先行(SS席限定)受付期間:10月2日(日) 23:59まで※詳細は公演公式HPまで■一般発売:11月19日(土)【注意事項】※SS席、S席の非売品特典グッズはご観劇日当日、劇場内でのお渡しとなります。※未就学児童は入場できません。※チケットはお一人様一枚必要です。※やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合がございます。※車椅子でご来場予定のお客様はチケット(SS席)を購入後、ご観劇日の2営業日前までに下記ステージアラウンド専用ダイヤルまでご連絡ください。付き添いの方がご観劇される場合もSS席チケットが必要になります。車椅子スペースには限りがあり、ご購入のお座席でご観劇いただく場合もございます。公式HP:
2022年09月14日10月1日の土曜日、東京・丸の内に新たなアートスポットが誕生する。長らく世田谷区で美術館活動を展開してきた静嘉堂文庫美術館が、東京駅にほど近い「明治生命館」の1階に展示ギャラリーを移転、「静嘉堂@丸の内」の新たな愛称とともにオープンするのだ。開館記念展の『響きあう名宝―曜変・琳派のかがやき―』は、国宝・重要文化財を多数含む名品が勢揃いする豪華な展観となる。現在の三菱グループの礎を築いた実業家・岩﨑彌之助とその長男・小彌太の蒐集品を核とする同館は、日本と東洋の古美術と古典籍を中心とする優れたコレクションを誇る。その作品群をより多くの人々が鑑賞できるよう、アクセスの良い立地への移転が決まったが、丸の内にミュージアムをつくるという構想自体は、すでに創設者・彌之助が抱いていたものだという。移転施設の明治生命館は、1934年竣工、古典主義様式の堂々たる風格をもつ名建築。当時の西洋近代建築の最高傑作とも言われ、昭和の建築物では初めて国の重要文化財に指定されている。今回の大きな見どころは、その「重要文化財」の建物の中で、7件の「国宝」を含む館の代表作の数々が鑑賞できること。世界に3件しか存在しない曜変天目茶碗のひとつ、国宝《曜変天目(稲葉天目)》をはじめとし、館の所蔵するすべての国宝が出品されるのは稀な機会。また最先端の展示・照明技術を駆使した新ギャラリーが、素晴らしい鑑賞体験をもたらしてくれることも間違いない。同展では、彌之助の名高い茶道具コレクションから、信長・秀吉・家康の「三英傑」に伝来したという来歴でも知られる2件の唐物茄子茶入や、千利休が所持したと伝わる茶道具も登場。また日本美術では、宗達、光琳、抱一、其一ら、琳派の華麗な傑作が並ぶほか、コレクションの根幹をなす中国美術、刀剣、書など、いずれも眼福となる名品が揃う。ぜひこの貴重な機会に、新たな美しい展示空間で、同館の名宝の美を堪能したい。静嘉堂文庫美術館展示ギャラリー(ホワイエ)完成予想図資料提供:竹中工務店重要文化財明治生命館昭和9年(1934)竣工国宝俵屋宗達《源氏物語関屋澪標図屏風》のうち関屋図江戸時代・寛永8年(1631) 静嘉堂文庫美術館蔵 前期(10/1~11/6)展示国宝俵屋宗達《源氏物語関屋澪標図屏風》のうち澪標図江戸時代・寛永8年(1631) 静嘉堂文庫美術館蔵 前期(10/1~11/6)展示余崧《百花図巻》 清時代・乾隆60年(1795) 静嘉堂文庫美術館蔵 後期(11/10~12/18)展示余崧《百花図巻》 清時代・乾隆60年(1795) 静嘉堂文庫美術館蔵 後期(11/10~12/18)展示【開催概要】開館記念展Ⅰ『響きあう名宝ー曜変・琳派の輝きー』会期:2022年10月1日(土)〜12月18日(日)※会期中展示替えあり会場:静嘉堂@丸の内(静嘉堂文庫美術館)時間:10:00~17:00、金曜は18:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜、11月8日(火)、11月9日(水)料金:一般1500円、大高1000円公式サイト:
2022年09月14日ディズニー・アニメーションや音楽、テーマパークの音楽をスクリーンに映し出される映像とともにオーケストラと歌のパフォーマンスで届ける「ディズニー・オン・クラシック~まほうの夜の音楽会2022」が9月10日より、全国37都市54公演開催される。9月8日に、オープニング公演となるJ:COMホール八王子にて公開リハーサルが行われた。オープニングは、今年20周年のアニバーサリーを迎える「ディズニー・オン・クラシック」のこれまでの歴史がスクリーンに映し出されるなか、東京ディズニーランド(R)「ディズニー・ファンティリュージョン!」より“フェアリー・ガーデン”で幕開け。3年ぶりとなる指揮者リチャード・カーシーが登場し、久々の来日を喜ぶと、「ディズニー・オン・クラシック」に出演経験がある5名と初出演の3名からなる計8名のヴォーカリストたちの歌声がコンサートを彩る。目玉となるのが、「20th セレブレーション・ルーレット」。アニメーションや実写映画から思い出が蘇る3曲がノミネートされている「プロデューサーズ・チョイス」と、ゲストからのリクエストが多かったテーマパークの楽曲から4曲がノミネートされている「パーク・セレクション」のなかから、リチャードがスイッチを押し、その場で演奏する曲が決まるというもの。「プロデューサーズ・チョイス」からは「フライ・トゥ・ユア・ハート/『ティンカー・ベル』」、「愛の導き/『ライオン・キング2 シンバズ・プライド』」、「みんなスター!/『ハイスクール・ミュージカル』」の3曲が、「パーク・セレクション」からは、「東京ディズニーランド キャッスルプロジェクション『ワンス・アポン・ア・タイム』(エディット・バージョン)」、「東京ディズニーシー『ファンタズミック!』より”イマジネーション”」、「東京ディズニーシー『レジェンド・オブ・ミシカ』より”レジェンド・オブ・ミシカ第6章フィール・ザ・ラブ”」、「東京ディズニーシー『ミステリアス・マスカレード』(エディット・バージョン)」の4曲がノミネートされている。この日は、ルーレットの結果、「みんなスター!/『ハイスクール・ミュージカル』」と「東京ディズニーシー『レジェンド・オブ・ミシカ』より”レジェンド・オブ・ミシカ第6章フィール・ザ・ラブ”」が演奏された。その後も、ゲストからのリクエストが多かった楽曲やオーケストラを堪能できる『メリー・ポピンズ』組曲など、納得のナンバーが続き第1部が終了した。休憩を挟んだ第2部は、公演日によって異なるふたつのメイン演目『塔の上のラプンツェル』か『ノートルダムの鐘』のどちらかが楽しめる。この日上演されたのは『ノートルダムの鐘』。スクリーンに映し出されるアニメーションと共に、カジモドやエスメラルダら登場人物たちのセリフや心情に合わせた楽曲が大迫力で届けられ、物語に没入すること必至だ。大興奮の演目が終了すると、アンコールでは名曲「星に願いを」をヴォーカリスト全員で歌い上げるなど、大満足の公演だった。「ディズニー・オン・クラシック~まほうの夜の音楽会2022」9月10日(土)~12月25日(日)取材・文:磯部正和■チケット情報
2022年09月14日