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木村文乃主演で人気を博したクライムサスペンスシリーズ『殺人分析班』第3弾『連続ドラマW 蝶の力学 殺人分析班』放送を記念したシリーズ第1弾『石の繭』一挙上映会&トークショーが26日、神楽座にて行われ、法政大学文学部心理学科教授・越智啓太氏とシリーズ監督の内片輝が登壇。作品の魅力を大いに語り合った。本シリーズは、麻見和史の『蝶の力学 警視庁殺人分析班』を原作に、主人公・如月塔子を木村文乃、先輩刑事・鷹野英昭を青木崇高が演じドラマ化。第3弾『連続ドラマW 蝶の力学 殺人分析班』では、原作のなかでも最もミステリー要素が強く難解な事件が描かれる。2015年に放送された『石の繭』、2016年の『水晶の鼓動』に続き第3弾となる『蝶の力学』。内片監督は、つい先日撮影が終了したことを報告すると「『水晶の鼓動』から丸3年が空いたのですが、本作では、『石の繭』で警視庁捜査一課十一係に新人で入ってきた塔子の成長がしっかり描かれています。お客さんも彼女の成長を楽しいでいただければ」と視聴ポイントを指南する。警視庁の科捜研研究員として勤務した経験を持ち、本作の犯罪心理監修を担当した越智氏は「このシリーズは非常にリアリティがあります」と語ると「刑事ドラマって結構『嘘でしょ』ってところがあるのですが、この作品は警察官の動きやセリフがばっちり決まっている。(捜査一課係長・早瀬泰之役の)渡辺いっけいさんの『帳場が立つから泊りの準備をしとけ』なんてセリフもすごくリアルです。普通、リアリティを追求するとフィクションとして面白くなくなってしまうのですが、この作品は面白い」とシリーズの出来に太鼓判を押す。この日は原作者の麻見氏も会場に訪れていたが、越智氏の評価に笑顔を見せていた。映像化する際、内片監督は「ストーリーのベースとなる麻見先生が書かれている猟奇的な事件が映像になったとき『そんなことないやろう!』と思われないように演出しました」と注力した部分を述べると、越智氏も「普通、劇場型犯罪というものは、捕まりやすいというリスクがあるためやらないのですが、劇中ではしっかりと劇場型犯罪をやる理由が描かれている」と内片監督の意識した部分が映像に表現されていると絶賛していた。さらに越智氏は「以前の警察は女性警官はほとんどが交通課に配属されていましたが、1990年ぐらいから、殺人や強盗などの強行犯係に配属される女性も増えてきました。最初は木村さん演じる塔子のようにおどおどしていたのですが、経験を重ねて目つきが変わっていく。そのあたりもリアリティがあるし、青木さん演じる鷹野のような、格好つける先輩もいるんですよね」とフィクションであるが、実際の警察の時代の変化などもよくとらえているとポイントを挙げていた。内片監督は「『石の繭』から数年経ち、さまざまな部分でパワーアップしています」と作品をアピールすると、越智氏も「日本の犯罪警察ドラマ史上に残るシリーズだと思います」とあと押ししていた。『連続ドラマW 蝶の力学 殺人分析班』11月17日(日)よりスタート(全6話/第1話無料放送)毎週日曜夜10時よりWOWOWプライムにて放送
2019年10月26日17世紀バロック絵画の開拓者として活躍した画家カラヴァッジョを紹介する展覧会『カラヴァッジョ展』が、名古屋市美術館で本日10月26日から12月15日(日)まで開催される。劇的かつ生々しい表現で、宗教画や神話の世界を描いた、イタリアの巨匠カラヴァッジョ。その38年間の人生で残した作品は非常に少なく、また、イタリア国外への貸出は非常に厳しいとされている。今回の展覧会では、そのうち約10点(帰属作品を含む)と同時代の画家たちの作品約30点が展示される。3章で構成される会場は、カラヴァッジョの人生そのものを表しているといえよう。第1章では、1600年前後のローマで活躍した、青年期のカラヴァッジョと同時代の画家たちの作品が並ぶ。続く第2章では、カラヴァッジョと17世紀のナポリの画壇を紹介。光と闇の表現を体感できるだろう。そして第3章では、晩年のカラヴァッジョと彼に影響を受けた画家たちの作品を見ることができる。中でも、カラヴァッジョの晩年の作品で、名古屋市美術館のみの公開となる《ゴリアテの首を持つダヴィデ》は旧約聖書を元にした絵画。写実的でありながらドラマティックに描かれている。カラヴァッジョを大きく取り上げた展覧会は、日本で3度目、東海地方では18年ぶり、名古屋では初となる。カラヴァッジョの斬新な画風は、同時代の画家に多大な影響を与え、レンブラントやラ・トゥールが登場する下地をつくったともいえる。栄光と狂乱に満ちた、カラヴァッジョの激動の画家人生を本展でたどってみてはいかがだろうか。【関連リンク】 展覧会特設サイト( )ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ《リュート弾き》1596-97年頃 個人蔵ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ《メドゥーサの盾(第一ヴァージョン)》1596-98年頃 個人蔵ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ《法悦のマグダラのマリア》1606年 個人蔵ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ《洗礼者聖ヨハネ》1609-10年 ローマ、ボルゲーゼ美術館蔵(c) Ministero per i beni e le attività culturali – Galleria Borghese
2019年10月26日Official髭男dismが本日26日、千葉・市川市文化会館 大ホールで「Official髭男dism Tour 19/20 - Hall Travelers -」の公演初日を行う。突如としてシーンに登場し、リスナーの心をつかんだOfficial髭男dism。現在もメジャー1stアルバム『Teaveler』がオリコン週間アルバムランキングで1位を獲得するなど、話題に事欠かない。来年は自身初のアリーナツアー「Official髭男dism Tour 2020 – Arena Travelers –」が全国10か所18公演で開催される予定だ。その彼らがスタートさせるホールツアーが「Official髭男dism Tour 19/20 - Hall Travelers -」。本日の公演を起点に全国24カ所で29公演が行われる。今夜はアルバム発売に伴うツアーとなり、新曲を中心としたセットリストになるだろう。確かな演奏力にも定評がある彼らの熱いパフォーマンスに期待したい。■公演情報「Official髭男dism Tour 19/20 - Hall Travelers -」日時:10月26日(土)17:00開場/18:00開演千葉・市川市文化会館 大ホール
2019年10月26日ハリウッドの第一線で活躍し続ける名優レオナルド・ディカプリオを製作に迎え、『キングスマン』シリーズで一躍人気俳優となったタロン・エガートンが主演を務めたアクションエンタテインメント『フッド:ザ・ビギニング』が公開中。この度、“カーチェイス”さながらの馬を使った追走劇が収められた大迫力の本編映像が公開された。これまでケヴィン・コスナーやラッセル・クロウなど、錚々たるハリウッド俳優が主演し実写映画化されてきたロビン・フッド。本作『フッド:ザ・ビギニング』で描かれるロビン・フッドは、これまで描かれてきたストーリーとは異なり、伝説のヒーローであるロビン・フッドがいかにして生まれたのかを描く前日譚だ。表の顔は領主、裏の顔はフードをかぶった盗賊というふたつの顔を持ったヒーローが、敵も味方も鮮やかに大胆に欺く姿が時代を超えてスタイリッシュに描かれている。公開された映像に収められているのは、執拗に迫る敵の追っ手から逃れるため、馬に乗った状態で街中を駆け抜けるエガートン演じるフッドの姿。大きな馬を巧みに操り、狭い階段を走り抜ける大迫力のシーンとなっている。本作のセカンドユニットを率いたアクションディレクターのサイモン・クレーンは、「現代的なカーチェイスのスリルやアドレナリンやニアミスを、馬や馬車を使って表現するのが面白かった。『ベン・ハー』と『ワイルド・スピード』を足した感じだ。ロビンとジョンは建物の間を疾走し、横滑りするように角を曲がり、炎から逃れる。これまでの映画では見たこともないね」 と語っており、まさに新たな伝説の始まりを象徴づける印象的な映像に仕上がっている。フッドの師であるジョン役を演じたジェイミー・フォックスは、「今までとは違うものを期待してほしい。今の時代を感じさせる最高の映画だ。驚異的なスピードで飛んでいく弓矢や、カーチェイスさながらの馬での追走劇といった現代的な要素がすごく気に入っている」と胸を張る。その驚くべき身体能力をもって、弓だけでなく、“ホース・チェイス”まで見事にやってのけたエガートンも「この作品のロビン・フッドには、今の世界とのつながりをものすごく感じる」と明かしている。ロビンのことを、これまでと同じような物語の主人公としてではなく、自分の魂と葛藤し、自分自身が予想もしなかった情熱とスキルを見出してゆく男として演じたと言う。『フッド:ザ・ビギニング』公開中
2019年10月25日ドイツの名門、ハンブルク州立歌劇場の専属オーケストラであるハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団が、音楽総監督ケント・ナガノに率いられて来日する。歌劇場の創設は1687年にまでさかのぼり、1828年にはオーケストラの定期公演がスタートしたというのだから歴史の深さは半端ではない。過去には大作曲家にして指揮者としても活躍したグスタフ・マーラーが首席指揮者を努め、フルトヴェングラーやワルターといった20世紀を代表する伝説の指揮者たちが指揮台に立つという名門中の名門だ。プログラムには、来年生誕250年を迎えるベートーヴェンの「エグモント 序曲」のほか、オーケストラとの縁も深いマーラーの「交響曲第5番」が披露されるのだから楽しみだ。そして注目は、リストの「ピアノ協奏曲第1番」のソリストを務める辻井伸行だろう。長い史を誇る名門との共演によって辻井の感性がどのような化学変化を起こすのか興味津々。ライブならではの感動体験がそこにある。(c)FelixBroede●公演概要10月31日(木)サントリーホール(A)11月02日(土)愛知県芸術劇場コンサートホール(A)11月04日(月・休)フェスティバルホール(A)11月05日(火)文京シビックホール(B)11月06日(水)高崎芸術劇場大劇場(B)<プログラムA>ベートーヴェン:「エグモント」序曲リスト:ピアノ協奏曲 第1番[ピアノ:辻井伸行]マーラー:交響曲第5番<プログラムB>ヴィトマン:オーケストラのための演奏会用序曲《コン・ブリオ》ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番《皇帝》[ピアノ:辻井伸行]ブラームス:交響曲第1番●ケント・ナガノ(指揮)Kent Nagano, conductor明快で優雅、そして知性あふれる指揮で、オペラと管弦楽の両方で極めて高い評価を受けるカリフォルニア生まれの日系三世指揮者。ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、シカゴ響といった世界の一流オーケストラに定期的に客演するほか、これまでにリヨン国立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、ハレ管、ベルリン・ドイツ響の音楽監督を務め、現在は、ハンブルク市音楽総監督およびハンブルク州立歌劇場とハンブルク・フィルの首席指揮者を務め、モントリオール響音楽監督、イェーテボリ響首席客演指揮者を兼任している。●辻井伸行(ピアノ)Nobuyuki Tsujii, piano(c)Yuji_Hori2009年6月に米国テキサス州フォートワースで行われた第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで日本人として初優勝して以来、国際的に活躍している。カーネギーホール、ウィーン楽友協会、ベルリンのフィルハーモニー等で演奏会を定期的に行い、ロンドンの「プロムス」やサンクトペテルブルクの白夜の星音楽祭等の世界的な音楽祭にも数多く出演している。エイベックス・クラシックスより継続的にCDを発表し、2度の日本ゴールドディスク大賞を受賞。作曲家としても注目され、映画《神様のカルテ》で「第21回日本映画批評家大賞」受賞。
2019年10月25日東京都庭園美術館では『アジアのイメージ:日本美術の「東洋憧憬」』が、2020年1月13日(月・祝)まで開催されている。1910年〜60年頃、日本の知識人、美術愛好家、美術作家たちがアジアの古典美術に憧れた時期があった。朝鮮半島や中国では鉄道敷設、革命、発掘調査などによって、大量の古美術品が出土。日本に流入したそれらのアジア古美術を初めて目にした芸術家たちは、その「新しい」古美術の力強さや美しさに魅了されたという。同展は、こうした背景のもとに生み出された工芸品や絵画と、その発想の源となった古美術品など約100点を、3章構成で紹介する。第1章「アジアへの再帰」では、絵画に現れたアジアのイメージに注目。杉山寧による雲岡石窟の優しく微笑む石仏画や、安井曾太郎などによるチャイナドレスをまとった婦人画をはじめ、岸田劉生、前田青邨、バーナード・リーチによる静物画が並ぶ。第2章「古典復興」では、アジア古美術に影響を受けた工芸品を取り上げる。古代中国の青銅器である鳥型祭器からインスパイアされた香取秀眞の《鳩香炉》、李朝の白磁に描かれた即興性ある絵柄に心打たれた河井寛次郎、唐三彩において自然に流れ落ちる釉薬の美しさに魅了された石黒宗麿の陶芸など、古美術がもっている即興性や自然性をあえて意識的につくりだすことで完成させた作品が紹介される。こうしたアジアの憧憬は、1960年代ごろに表舞台からフェードアウトしたというが、今を生きるアーティストたちにアジアはどのように映るのだろうか。展覧会の最後を飾る第3章「幻想のアジア」では、3名の現代作家がアジアのイメージを表現。古代青銅器の地紋から着想を得て伝説上の霊獣を描いた岡村桂三郎の絵画作品、アジアを大きく意識した田中信行による漆芸のオブジェ、70年代の日米繊維交渉をテーマにした山縣良和によるデザインを発表する。作家たちによるアジアへの憧れと尊敬、そして新たな創造力を、多様な作品から感じとってほしい。【開催情報】『アジアのイメージ:日本美術の「東洋憧憬」』2020年1月13日(月・祝)まで東京都庭園美術館にて開催【関連リンク】 東京都庭園美術館()《染付魚藻文壺》 元時代14世紀東京国立博物館所蔵Image:TNM Image Archives《白釉鉄絵束蓮文瓶》 金時代東京国立博物館所蔵Image:TNM Image Archives《鴟鴞尊》 商後期泉屋博古館所蔵※会期後半(12月12日)より展示香取秀眞《鳩香炉》 1949年千葉県立美術館所蔵飯塚琅玕齋《花籃》 1936年頃 斎藤正光氏所蔵 (c)T.MINAMOTO安井曾太郎《金蓉》 1934年 東京国立近代美術館所蔵
2019年10月25日“グロテスクさと美しさの融合”と評される独特の舞踊言語でコンテンポラリー・ダンス界を牽引するフィンランドの振付家テロ・サーリネンと、伝統的な韓国舞踊を紹介するとともに現代的要素を加えた作品にも取り組んでいる韓国国立舞踊団。そんな二者が2014年に組んでソウルで初演し、以降世界各地で上演され続けている話題作『VORTEX(渦動)』を、KAAT 神奈川芸術劇場が初めて日本に招聘する。昨年度よりKAATが展開している、“アジアの身体”にフィーチャーしたダンスシリーズの一環だ。サーリネンは舞踊団からの呼びかけを受け、北欧と韓国の文化・伝統が出会い、組み合わされ、時には激しく衝突するようなイメージを持って振付を施したという。タイトルが意味するのはそんな両者の“渦”であり、またソロからデュエット、群舞へと多彩に変化していく踊りの“渦”でもある。その“渦”が観る者をも巻き込むスリリングな舞台と評判の『VORTEX』は、本日10月25日から27日(日)までKAAT 神奈川芸術劇場 ホールでの上演(25日は貸切公演)。チャン・ヨンギュ率いる音楽バンド「Be-Being」によるライブ演奏にも注目だ。文:町田麻子
2019年10月25日「ボロフェスタ2019」が本日10月25日から3日間に渡って開催される。「ボロフェスタ」は2002年より続く、京都の音楽イベント。毎回、知名度の有無やジャンルに関係なく主催者が「観たい! 呼びたい!」と思うアーティストをブッキングしている。100名以上のボランティア・スタッフと主催者が一緒になり、会場設営から一切のイベント運営までを行う、典型的なインディーフェスだ。今年のテーマは「SNSには気をつけよう」。今この場所に鳴っている音楽を感じるためのイベントを目指す。出演者はZAZEN BOYS、Tempalay、君島大空、YAKUSHIMA TREASURE(水曜日のカンパネラ x オオルタイチ)、セン・モリモト、BiSHら多彩な顔触れが並んでいる。他のどこにもないオリジナルなフェスをぜひ体験してほしい。■公演情報「ボロフェスタ2019」<昼の部>(会場:京都KBSホール)10月25日(金)開場17:00/開演17:55出演:YAKUSHIMA TREASURE(水曜日のカンパネラ x オオルタイチ)/TENDOUJI/夜の本気ダンス/DENIMS/君島大空/Ghost like girlfriend/the engy/Mom/羊文学/No Buses/さとうもか/リクオ/踊る!ディスコ室町/Daijiro Nakagawa(from JYOCHO)/ULTRA CUB10月26日(土)開場11:00/開演11:55出演:BiSH/ZAZEN BOYS/eastern youth/Hump Back/Tempalay/セン・モリモト/メシアと人人/Age Factory/ハルカミライ/NABOWA/toconoma/柴田聡子inFIRE/ゆーきゃん/クリトリック・リス/ワンダフルボーイズ/空きっ腹に酒/竹内アンナ/徳利/folk enough/ボギー/DJ後藤まりこ/Johnnivan/突然少年/キーマカリーズとチチワシネマ/浪漫革命/soratobiwo/Gue/nishikeke/ツチヤチカら/河内宙夢/ASAYAKE 0110月27日(日) 開場11:00/開演11:25出演:Homecomings Chamber Set/でんぱ組.inc/カネコアヤノ/KID FRESINO/Limited Express (has gone?) /GEZAN/Have a Nice Day!/シャムキャッツ/フィロソフィーのダンス/オメでたい頭でなにより/超能力戦士ドリアン/BiS/愛はズボーン/teto/ハンブレッダーズ/ズーカラデル/Acidy Peeping Tom (From Taiwan) /Hi,how are you? /金佑龍/xiangyu/YOLZ IN THE SKY/チーターズマニア/ELEKIBASS/Sawa Angstrom/ときめき☆ジャンボジャンボ/NaNoMoRaL/Ribet towns/the seadays<夜の部>会場:京都METRO10月26日(土) 開場&開演21:30出演:LEARNERS/NOT WONK/Dos Monos/in the blue shirt/HALFBY/OUTATBERO/台風クラブ/THE FULL TEENZ/FEELIN’FELLOWS DJs/クリトリック・リス/mogran’BAR
2019年10月25日『パルパライソの長い坂を下る話』(2017年)で岸田國士戯曲賞を獲得した神里雄大。彼が率いる岡崎藝術座が、受賞後第1作となる新作『ニオノウミにて』を1月11日(土)から19日(日)まで横浜・STスポットで上演する。ペルー共和国で生まれた神里は、「移動」や「越境」をする人々をテーマにし、実際にさまざまな場所へと出かけ、話を聞くことから作品づくりをはじめる。前作『パルパライソ〜』は、アルゼンチンに約1年間滞在してつくられ、アルゼンチンやブラジルの俳優たちをキャステイングした全編スペイン語の作品だった。今作のタイトルにある「ニオノウミ」とは、琵琶湖のこと。神里自身が実際に琵琶湖で釣りをし、外来魚問題に触れ、そしてその問題に対するさまざまな立場の人の話を聞いてつくられた作品だ。作品のサイトでは、「飲み屋で出会った釣り好きのオッチャン」の話として、前回の東京オリンピックの頃、ブルーギルが日本に持ち込まれた話などが語られている。また、琵琶湖に浮かぶ小さな島を舞台にした能「竹生島」も参考にしたという。今作に際し、「俳優経験不問」で出演者を募集していた神里。結果、浦田すみれ、重実紗果という俳優、ダンサーに加え、舞台映像を担当しつつ俳優としては初舞台となる嶋田好孝がキャスティングされた。元号が変わり、東京オリンピックを控えるこの時期に、そして台風で治水がかつてなく注目されたこのタイミングで、日本でもっとも大きな湖の物語が語られようとしている。文:釣木文恵
2019年10月25日国内興収250億円を超える社会現象を巻き起こす大ヒット映画の続編『アナと雪の女王2』の日本版エンドソングアーティストの発表イベントが10月24日、都内で行われた。今回、大抜てきされた新人歌手の中元みずきがステージに登場し、映画の新たな楽曲『イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに』を熱唱した。現在19歳の中元は中学生のときに、歌声が評価され「EXPG STUDIO BY LDH」の特待生として迎えられ、多数のアーティストのドーム公演にサポート参加した。卒業後は今年開催されたユニバーサルミュージックの「女性アーティストオーディション」に参加し、最終審査を通過。その後、ディズニーUS本社によるオーディションに合格した。日本版エンドソングを歌うアーティストに、メジャーデビュー前の新人が起用されるのは、ディズニー初の快挙となる。伸びやかな歌声を披露した中元は「実はすごく緊張していて、震えていました。出番前には『私はできる、私はできる』と暗示をかけていた」とホッとした様子。起用決定の瞬間を振り返り「全然信じられなくて。小さな頃から応援してくれた家族も、泣いて喜んでくれて、私も号泣してしまった」。すでにレコーディングを行ったといい「だんだん実感が湧いてきました」と背筋を伸ばした。未知なる冒険に旅立つエルサとアナの姉妹を勇気づける楽曲『イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに』については、「私も今から未知の旅に出るので、共感できるし、勇気をもらいました」と自身を重ね合わせ、「私にもお姉ちゃんがいて、正反対の性格ですが、相談したり、励まし合っている。姉妹のきずなは映画に似ていると思います」と話していた。前作で、雪と氷に覆われたアレンデール王国に暖かな陽光を取り戻し、深い絆で結ばれた姉のエルサと妹のアナ。“ありのままの自分”を受け入れたエルサと、明るいキャラクターが持ち前のアナは、王国の仲間たちと幸せに暮らしていた。だが、エルサだけが聞こえる“不思議な歌声”によって、姉妹は未知なる世界へ導かれる。エルサとアナの声を前作に続きイディナ・メンゼルとクリステン・ベル、日本語吹き替え版では松たか子と神田沙也加がそれぞれ務め、クリス・バックとジェニファー・リーが監督を続投する。取材・文・写真:内田 涼『アナと雪の女王2』11月22日(金)より全国公開
2019年10月24日新たなシーンを加えた『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が、この金曜日、北米で公開される。加わるのはこれまでに一度も見せられていない4つのシーンで、出てくるのは映画の初めと最後。上映時間はトータルで10分長くなるらしい。もともとの上映時間は2時間41分。新しいバージョンの公開スクリーン数は1,500のようだ。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、北米で1億4,000万ドル弱、全世界で3億6,800万ドルを売り上げた。来年のアカデミー賞では、レオナルド・ディカプリオが主演男優部門、ブラッド・ピットが助演男優部門で受賞を狙う。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』全国公開中文=猿渡由紀
2019年10月24日80年代の小劇場ブームの時代に劇団「第三エロチカ」で彗星のように現れた劇作家・演出家の川村毅。2010年の30周年を機に劇団を解散し、以降は自身の戯曲をプロデュースする「ティーファクトリー」を中心に活動を続けている彼の最新作『ノート』が、本日から11月4日(月・祝)まで東京・吉祥寺シアターで上演される。『ノート』は「2019-2020 川村毅劇作40周年&還暦年」と銘打たれた、2019年から2020年にかけて3作品を上演する企画の第1弾。拘置所に留置されている、記憶を失った男・T。記憶を取り戻すため、Tが所属していたある活動団体の仲間たちの証言がノートされていき、この30年間の出来事が召喚される。彼らが追い求めた理想や過ごした日々が徐々に語られるうちに、自分たちが犯罪に至った理由や経緯も明らかになっていく……。このあらすじを読んで、一定以上の年齢ならすぐに思い浮かぶ“現実の出来事”がいくつもあるはずだ。実際、川村がこの新作を書き下ろした理由のひとつには、昨年には平成の大事件に関連する死刑が大量に執行されにもかかわらず、多くの平成生まれの若者たちがその事件と経緯を知らないことに愕然としたからだという。そして、死刑囚の中には川村自身と同世代の人間が少なからずいたことから、自分たちが80年代からの40年間をどのように生きてきたかを描きたかった、と。川村毅は、常にその時代が持つ現実、そして孕んでいる問題を、作品を通じて突きつけてきた劇作家だ。新しい元号という節目を迎え、私たちはどこか“平成”をもう過ぎ去ったものとして片付けようとしていないか。起こった事件を過去のものとして、自分たちとは無関係なものと思い込もうとしていないか。川村の新作はどこか浮かれた空気の私たちに、そんなメッセージを投げかける。ちなみに2020年1月には、川村自身が“女優”として(!)出演する『クリシェ』(1994年初演)を東京・あうるすぽっとで上演、5月には京都芸術劇場春秋座と東京・シアタートラムで2012年に白井晃演出で高い評価を得た作品『4』の再演が控えている。還暦を迎えてなお精力的に活動を続ける川村の“記念イヤー”幕開けを飾る新作公演。“今”だからこそ観ておきたい、そんな作品となりそうだ。文:川口有紀
2019年10月24日ディズニー映画『アラジン』のMovieNEX発売を記念した集英社「MORE」連動PRイベントが10月24日、都内で行われ、同誌の専属モデルを務める内田理央が出席。今年のハロウィンは本作のコスプレをしたいといい「ジャスミンもいいですけど、青塗りのジーニーもいいですね」と声を弾ませた。子供の頃からアニメ版の大ファンで「ジーニーが現れてくれたら、3つのお願いはどうしようかなと考えていた。お姫様になりたいとか(笑)」と回想。新たに実写化された本作を鑑賞し「大人になると知識や欲が出てくるから、何を3つお願いしたらいいか……。逆に世界平和とかですかね」と話していた。また、実写化に際し、より現代的に描かれたヒロインのジャスミンについて「声をあげて自分の意思を伝えるシーンは感動しましたし、鳥肌が立ちましたね。同じ女性として、芯があって強い女性像にあこがれます」とコメント。豪華絢爛なビジュアルも大きな見どころで、「パレードのシーンがすごかったですね。(空飛ぶ)じゅうたんもかわいくて、欲しくなりました。現場とかコンビニとか(笑)、移動主題に使いたい」と想像をめぐらせていた。貧しいが清らかな心をもつ青年・アラジンと王女ジャスミンの身分違いのロマンス、3つの願いを叶える魔法のランプをめぐる冒険を描いた長編アニメーション『アラジン』(1992)を、『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー監督が実写映画化。ウィル・スミスが“ランプの魔人”ことジーニーを演じ、国内興収120億円超えの大ヒットを記録した。取材・文・写真:内田 涼『アラジン』発売中先行デジタル配信中、MovieNEX(4,200円+税)と4K UHD MovieNEX(6,000円+税)実写版とアニメーション版の両方を豪華デジパック仕様に収めたセット商品『アラジン MovieNEXコレクション(期間限定)』(8,000円+税)、アニメーション版をより高画質・高音質で楽しめる『アラジン 4K UHD』(5,800円+税)
2019年10月24日ウィル・スミスが主演を務めるアクション大作『ジェミニマン』が25日(金)から公開になる。本作は、スミス演じるスゴ腕の殺し屋と、彼の若いクローンが対峙する様を描いた作品だが、監督を務めたアン・リーは本作を“最新技術を駆使したアクション大作”以上のものだと考えているようだ。彼はこう語る。「この映画を撮りながら私はづくづく思いました。これは映画の“新しい世界”の幕開けになると」。デカい! 穏やかな表情なのに言うことのスケールがデカい! アカデミー賞監督アン・リーは本作でどんな“新しい世界”の扉を開こうとしているのだろうか?本作の主人公ヘンリーは政府に雇われているベテランの暗殺者。彼はある“殺し”を機に引退を決めるが、そんな彼を消そうと何者かが刺客を放つ。それはヘンリーのクローンで、まだ若いが身体能力はヘンリーと同じかそれ以上に優れており、ヘンリーは絶体絶命のピンチに陥る。一方の若いヘンリーはターゲットが“自分”であることに戸惑う。最強の殺し屋と最強の刺客の対決の行方は?『推手』でデビューを果たして以来、『ウェディング・バンケット』『ブロークバック・マウンテン』『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』など優れた人間ドラマを描いてきたリー監督は「脚本を読んで、様々な“問い”が浮かんでくることに魅了された」と振り返る。「ヘンリーとクローンのヘンリーは“父と息子”でもなければ、“自分とまったく同じ別の自分”でもありません。自分のような/自分ではないような存在と対峙する話なわけで、おのずとそこには“実存”に関する問いが浮かんできます。自分はこの世界で本当に唯一無二の存在なのか? 自分とは、自我とは一体、何なのか? この物語を描くことで様々な問いかけができますし、脚本に書かれていたキャラクターの精神的な葛藤に惹かれました」監督が語る通り、本作ではウィル・スミスと若いウィル・スミスが対決してムダにマシンガンを撃ちあうだけの映画ではない。主人公ヘンリーと、若いクローンのヘンリーそれぞれにドラマがあり、迷いがあり、精神的な変化が訪れる。リー監督はそれを「小説や戯曲ではなく、すべてをビジュアルで見せなければならない映画として描くことに意味があるし、挑戦してみる価値があると思った」という。そこでリー監督と製作陣は、様々な新技術を導入した。まず若いクローンのヘンリーを全編に渡ってデジタルで描き、さらに映画をハイフレームレート3Dで撮影することにした。ここで少しだけ説明。現在、多くの映画は1秒間に24コマ(フレーム)の静止画を連続投影することで動いている“ような”映像を生み出している。しかし、この24という数字は映画の短い歴史の中でも試行錯誤があり、絶対的な正解ではない。過去にはこれよりも少ないコマ数で撮影されていた時期もあれば、あえて倍の48コマで撮影された映画もあった。本作でリー監督は全編を120コマ/秒で3D撮影し、60コマ/秒で上映することにした。1秒あたりのコマ数があがれば、動きの細部までをキメ細かく記録・再生でき、製作陣はこの手法によって映画への“没入感が高まった”と主張する。「新技術によって、ウィル・スミスが本当に目の前にいるかのような感触を味わってもらえると思います。と同時にこの技術は作り手が観客に“本当に見せたい空間”を描くことができるツールだとも思っています。かつて映画における編集とは“時間軸”の語りでした。あるコマと次のコマの“間”を観客の方に脳内で補完してもらって、物語を語っていたわけです(例:私たちは「ホームから走り去っていく列車」の次に「泣きながら手を振る人」を観ると、本来は別々の画でも勝手に“列車を見送っている人の話”だと思ってしまう)。しかし、この映画で採用したハイフレーム撮影では“空間”で語ることができます。これまでの映画では特定の場所をクローズアップにしてみたり、カメラが動いたり、観客の視線を誘導したりと何らかの“操作”をして物語を語ってきたわけですが、今回の撮影手法の場合はそれらの操作は大げさになってしまいます。この技術は私たちの見せたい空間を“空間そのまま”にスクリーンに描きだすことができるからです。これまでの3D映画は新技術を使っているのに、過去のフィルム映画の世界を再現しようとしているものが多く、観客の中には3D映画はあまり良いものではないと考えていらっしゃる方もいるでしょう。しかし、このメディアの可能性はそんなものではありません。この映画を撮りながら私はづくづく思いました。これは映画の“新しい世界”の幕開けになると。私は従来の映画言語とは異なる、新しい話法や言語を探求していくことになるでしょう」監督は3Dカメラやデジタル技術を導入することで、映像だけでなく観客の意識も変化すると考えている。「今回の新技術で『ジェミニマン』を語ることで、本作が内包する哲学的な問いはより深まったと思いますし、個人的には新メディアが私たちの想像力や感情に対してどのような影響を与えるのか? 私たちの集合意識にどんな変化をもたらすのかに興味があります。この問題についてはまだ我々はスタート地点に立ったばかりと言ってよいと思いますが、現段階ではすべてを完全デジタルで描くのではなく、実物のウィル・スミスを撮影して、そこにデジタルを混ぜていく……この辺りがポイントなのではないかと考えているところです」配信やDVDではなく、映画館で、それも監督が意図した60フレーム/秒の3D版『ジェミニマン』を鑑賞することで監督の意図や想いは伝わるはずだ。「この手法は私のあくなき探求心を刺激するものです。まず最初に写真が登場し、やがて映像になり、そして“空間そのもの”を具現化できるようになったわけです。私たちの物語を語りたい想いは普遍的なものです。しかし、その手法はどんどん進化・発展しているのだと思います」『ジェミニマン』10月25日(金) 全国ロードショー
2019年10月24日124年もの歴史を誇る英国最大級のクラシック音楽祭「BBC Proms」がついに日本で初開催される(10月30日〜11月4日:Bunkamuraオーチャードホール/ザ・シンフォニーホール)。10月30日(水)に開催される記念すべき開幕公演「ファースト・ナイト・オブ・ザ・プロムス」&10月31日(木)の「Prom2(大阪:ザ・シンフォニーホール)」にソリストとして登場するのは、2010年のショパン国際ピアノ・コンクールにおいて、マルタ・アルゲリッチ以来45年ぶりの女性優勝者となったロシア出身のピアニスト、ユリアンナ・アヴデーエヴァだ。彼女の実力はまさに折り紙付き。知的なアプローチと虚飾を排したクールなステージは、ピアノ・ファンからの評価も極めて高い。その彼女が演奏するプログラムがチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」というのも興味深い。古今東西のピアノ協奏曲の中でも最高の知名度と人気を誇るこの作品は、まさに初来日となる「BBC Proms」のオープニングに相応しい選曲だ。
2019年10月24日K-POPカルチャー創生の立役者であり、今なおメインストリームにいるSM ENTERTAINMENTが、テミン(SHINee)、ベクヒョンとカイ(EXO)、テヨンとマーク(NCT 127)、ルーカスとテン(WayV)という7人の精鋭メンバーを選出。「東洋と西洋のシナジーを引き上げることのできる新しいグループ」として生まれたのが、最強グループSuperM(スーパーエム)だ。彼らの初のリリース作となったミニアルバム『SuperM』が、アメリカのビルボードチャート「Billboard 200」と「Artist 100」を含む8のチャートで1位を記録した。SuperMはビルボードのメインチャートである「Billboard 200」と「artist 100」をはじめ、「Top Album Sales」「Digital Album」「World Album」「Top Current Album」「Internet Album」「World Digital Song Sales」の合計8つのチャートに1位を記録する成果を出した。特に「Billboard 200」でアジアのアーティストがデビューアルバムで1位を記録したのはSuperMが初めてであり、デビューと同時に大きな人気とインパクトを見せつけた。そしてCD売り上げ、ラジオ放送、ストリーミング及びSNSを通じたファンとのコミュニケーションなどを基準で毎週一番人気のあるアーティストをランキングする「Artist 100」チャートにも1位を記録してグローバルな人気を証明した。ビルボードは公式サイトを通じて「SyuperMが初のミニアルバムでBillboard 200アルバムチャートで1位を獲得」というタイトルで報道するとともに、「SueprMはビルボード「Artist 100」チャートにもランクインし、「アメリカ最高のミュージックグループである」タイトルを獲得した」と報道した。10月4日に全世界へ公開されたSuperM初のミニアルバム『SuperM』はタイトル曲『Jopping』の他『I Can’t Stand The Rain』『2 Fast』『Super Car』『No Manners』など多彩な色の5曲が収録されている。世界の注目を集めるSuperMのメンバーだが、日本国内でも精力的に活動しており、NCT 127は12月より「NCT 127 Arena Tour ‘NEO CITY : JAPAN - The Origin’」にて全国アリーナツアー予定。またEXOが日本オリジナルデジタルシングル『BIRD』を10月10日にリリースしている。【「NCT 127 Arena Tour ‘NEO CITY : JAPAN - The Origin’」チケット申し込み受付中】■ツアースケジュール2019年12月18日(水)[大阪]大阪城ホールOPEN 17:30 / START 18:302019年12月19日(木)[大阪]大阪城ホールOPEN 17:30 / START 18:302020年1月4日(土)[福岡]マリンメッセ福岡OPEN 16:00 / START 17:002020年1月5日(日)[福岡]マリンメッセ福岡OPEN 15:00 / START 16:002020年1月18日(土)[新潟]朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンターOPEN 16:00 / START 17:002020年2月22日(土)[東京]武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナOPEN 16:00 / START 17:002020年2月23日(日)[東京]武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナOPEN 15:00 / START 16:002020年2月24日(祝・月)[東京]武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナOPEN 15:00 / START 16:00※開場/開演時間は変更となる場合がございます。※出演メンバーは予告なく変更になる場合があります。予めご了承ください。※3歳以上有料、3歳未満入場不可■チケット料金全席指定¥10,500(税込)■枚数制限各公演おひとり様4枚まで【関連リンク】お申込み・詳細はこちら()【関連リンク】【EXO New Single『BIRD』好評配信中】()
2019年10月24日「東京の多彩で奥深い芸術文化を通して世界とつながること」を目指し、2016年から毎年秋に開催されている東京芸術祭。今年も国内外のさまざまな舞台芸術作品が池袋周辺の劇場を賑わせているなか、本日10月24日には東京芸術劇場 プレイハウスにて、ドイツの名門ベルリン・シャウビューネ劇場の『暴力の歴史』が開幕する。クリスマスイブのパリ。青年エドゥアールはアルジェリア系の男レダと知り合い、ベッドを共にする。しかし数時間後、自分のスマートフォンが無くなっていることに気付いたエドゥアールがそのことをなじると、レダは出自と両親への侮辱だと激怒し、エドゥアールをレイプする。翌朝、エドゥアールは警察、病院、そして田舎に暮らす姉クララのもとへ。このトラウマとなる一夜に対する多様な反応が、社会に厳然と存在するにもかかわらず容認され、黙殺され、再生産される暴力の形を明らかにしていく。フランス人作家エドゥアール・ルイの自伝的小説を原作に、1999年よりシャウビューネの芸術監督を務めるトーマス・オスターマイアーが、2018年に舞台化して話題を呼んだ作品。「すぐにでも劇場を後にしたいと思う」(現地新聞の劇評より)ような「混じり気のない息苦しさ」のあと、「終演した瞬間には総立ちの拍手が起こった」舞台とは、果たして……。文:町田麻子
2019年10月24日12月末に50作目の公開を控える『男はつらいよ』シリーズの人気作15作品がデジタル修復版で上映される。どの作品も映像や音質を公開時と同等かそれ以上に洗練させたバージョンで、日本中が愛した車寅次郎がスクリーンに帰還する。渥美清が主演を務める『男はつらいよ』は、テレビシリーズとしてスタートした後に映画館に活躍の場を移し、1969年に映画第1作目が公開になった。大ヒットを記録した本作は、山田洋次が全作品の原作と脚本を担当。数本を除いてほぼ全作を山田が自ら監督し、映画会社の人気シリーズになるだけでなく、日本のお正月や夏の風物詩として人々から愛されるようになった。渥美がこの世を去ったことでシリーズは終了したが、その人気は衰えることがなくビデオやDVD、テレビ放送での人気は現在も高い。誕生50周年を迎える2019年にシリーズ50作目『男はつらいよお帰り 寅さん』が公開されることが決まると大きな話題を集めた。今回の特集は、長い時間をかけて4Kデジタル修復された全49作の中から15作品をセレクト。公開時の映像や音響を再現するだけでなく、山田監督も驚くほどのクオリティで修復が行われたそうで、どの世代が観ても楽しめる映像で上映が行われる。そのほか、本シリーズは初のBlu-ray化、葛飾柴又寅さん記念館リニューアル、寅さんサミット、落語のスペシャルイベント、企業とのコレボレーションなど、様々な取り組み/プロジェクトが進行している。「男はつらいよ4Kデジタル修復版上映」10月25日(金)から11月7日(木)まで東京・角川シネマ有楽町11月22日(金)から12月5日(木)まで2020年1月10日(金)から1月23日(木)まで名古屋・ミッドランドスクエアシネマ大阪・なんばパークスシネマほか全国の劇場にて順次公開予定※2020年春以降、全49作(特別篇を含む)の4Kデジタル修復版上映も予定『男はつらいよお帰り 寅さん』12月27日(金)公開
2019年10月24日久保田利伸が明日10月25日、埼玉・大宮ソニックシティで全国ツアー「TOSHINOBU KUBOTA CONCERT TOUR 2019-2020 Beautiful People」の公演2日目を行う。抜群の歌唱力で長年に渡り人々の心を揺さぶり続けている、久保田利伸。本格的なブラックミュージックを日本に根付かせたその功績は大きい。その彼が11月に4年ぶりに発表するニューアルバムが『Beautiful People』である。本日の公演は、そのリリースに合わせて開催している全35公演のツアーの一環。内容は「人間賛歌」「女性賛歌」をメッセージとして掲げた新作に合わせたものになるだろう。もちろん数々の名曲も聴けるはずだ。久保田が全国公演を行うのも4年ぶりのこと。彼のファンキーなグルーヴを間近で体感して、ぜひ体を揺らしてほしい。■公演情報「TOSHINOBU KUBOTA CONCERT TOUR 2019-2020 Beautiful People」10月25日(金)埼玉県 大宮ソニックシティ 大ホール開場17:30/開演18:3011月29日(金)神奈川県 カルッツかわさき12月1日(日)千葉県 市川市文化会館 大ホール12月6日(金)大阪府 フェスティバルホール12月7日(土)大阪府 フェスティバルホール12月14日(土)愛知県 アイプラザ豊橋12月15日(日)三重県 四日市市文化会館12月20日(金)新潟県 新潟県民会館12月24日(火)東京都 東京国際フォーラム ホールA12月25日(水)東京都 東京国際フォーラム ホールA12月27日(金)岡山県 岡山市民会館12月28日(土)広島県 ふくやま芸術文化ホール・リーデンローズ(以下略)
2019年10月24日ヒュー・ジャックマンが主演する『Reminiscence』に、アジア系スターのダニエル・ウーが出演することになった。近未来を舞台にしたダークな恋愛映画で、ウーが演じるのはジャックマンの敵役らしい。ほかにレベッカ・ファーガソン、タンディ・ニュートンが出演する。監督はドラマ『ウエストワールド』のエグゼクティブ・プロデューサーを務めるリサ・ジョイ。公開予定日は分かっていない。ウーはアメリカ生まれで、オレゴン大学を卒業しているが、香港の映画にも数多く出演してきた。最近作に『トゥームレイダー ファースト・ミッション』『ジオストーム』などがある。ジャックマンの最新作は、先月のトロント映画祭で上映された『BadEducation』。文=猿渡由紀
2019年10月23日理不尽な校則を題材にした青春ストーリー『ブラック校則』が、11月1日(金)より公開される。それに先駆けて、10月22日に、完成披露舞台挨拶が行われ、出演者の佐藤勝利、高橋海人、モトーラ世理奈、田中樹、箭内夢菜、堀田真由、そして菅原伸太郎監督が登壇した。「男女は1メートル以上離れる」「下着は白のみ着用可」「学校で歌謡曲を歌ってはならない」など、生徒を必要以上に縛り付ける“ブラック校則”。本当にそれは必要な教育なのか?映画『ブラック校則』は、不登校気味になっていたある女子生徒を救うため、そして本当の自由を手に入れるために、ブラックな校則と戦う高校生たちの姿を描く。壇上に立った主演の佐藤は、「今まで主演を演じてきたことはあるけれど、初めての単独主演作品が本作でとても嬉しいですし、学校の校則という側面だけでなく、社会的なメッセージも込められていて、高校生だけではなく、大人も楽しめる作品です!」、高橋は「(演じたのは)とてもふざける役どころで、僕自身が狙ってふざけたところを監督が笑ったときは嬉しくて!」と熱く語った。田中は「撮影のエピソードについては個人的に絶妙な思いがある」と真剣な面持ちで語り、「ドラマ1話の時に創楽につっかかるシーンがあって、そこで、監督に本当に嫌な奴に見えますねと褒められて……(笑)」と笑いを誘うと、菅原監督は「これは本当にすばらしいってことですよ!」と絶妙なキャッチボールを壇上でかわした。佐藤は、「(高橋・田中の)僕ら3人は同じ高校で、ほぼブラックで厳しかったですよね。校門で礼をしないと入れなくて……。礼に始まり礼に終わる高校でした」と本作に出てくる高校に似ている部分を語り、高橋は「高校が恋愛禁止で(笑)。生徒手帳に恋愛禁止って書いてあって本当に少女漫画の世界かよ!って。実はKing & Prince内でも恋愛禁止っていうのをリーダーの岸くんが決めたんです。これからずっと先、何十年、何百年、来世まで歩んでいくからこそ恋愛禁止にしようって、頼れるリーダーが(笑)」と、来場者の笑いを誘った。それに続き、モトーラは「母校でも地毛証明書があって、本作と一緒で茶色だから、出さないといけないんですけど……出しませんでした(笑)」と、まさに今回の役と同じ高校生活を送っていたことを告白。箭内は「職員室に入るときに学年・名前・〇〇先生に会いに来ました、入室してもいいですか?とたずねてましたね」、堀田は「高校では寮生活だったので、門限が厳しくて制服で出かけることが難しくて残念でしたね」とそれぞれの高校生活を語った。そして、「自身で校則を作るなら?」と司会にふられた佐藤は、「映画『ブラック校則』を絶対に観ないといけないという校則を作りますね(笑)」と会場を沸かせた。『ブラック校則』11月1日(金)公開※高橋海人の「高」は、はしご高が正式表記。
2019年10月23日ディズニー/ピクサー長編アニメーションを代表するシリーズ最新作『トイ・ストーリー4』の先行デジタル配信が、本日10月23日(水)から開始される。 この度、新キャラクターであるフォーキー誕生の瞬間までをとらえた、本編冒頭部分約8分のプレビュー映像が公開された。この映像では、新しい持ち主である、おもちゃが大好きな女の子ボニーのもとで、彼女を見守るウッディやバズたちの姿や、幼稚園で体験入園を経験するボニーのエピソードが切り取られている。ボニーを心配してリュックに忍び込んだウッディは、幼稚園でうまく打ち解けられないボニーを見かねて助け舟を出す。ウッディがゴミ箱から拾い上げた先割れスプーンやアイスの棒、紙粘土などの材料を使うことで、ボニーは新しいおもちゃ・フォーキーを作りあげる。果たして、この後ウッディやフォーキーにどんな冒険が待ち受けているのか?気になる本編の続きは先行デジタル配信で楽しめる。本作の監督を務めたジョシュ・クーリーは、フォーキーについて、「(企業に)製造されたものでないおもちゃを登場させたら?」「何をもっておもちゃとするか?」「それは命を有するか?」とジョークを言い合っている中で生まれたキャラクターだという。脚本家のアンドリュー・スタントンは「小さな紙ヒコーキを飛ばしたとしても、突然生命が宿るわけじゃない。そのおもちゃに感情や人間らしさが吹き込まれるということには、作り手のおもちゃに対しての特別な気持ちや、「自分の作った工作作品が“おもちゃ”になる」という想像を超えた感覚が生まれるからではないか?と思ったんだ」と、フォーキー誕生のきっかけを話している。製作スタッフたちによって、実際に先割れスプーンや、木の棒などの材料を集めて組み立てながら作り上げられたというフォーキー。まるで小さな子どものようなフォーキーの成長にも注目したい。『トイ・ストーリー4』10月23日(水)先行デジタル配信11月2日(土)MovieNEX(4,000円+税)、4K UHD MovieNEX(5,800円+税)、『トイ・ストーリー:4ムービー・コレクション(数量限定)』(13,000円+税)発売
2019年10月23日TEAM SHACHIが本日10月23日、名古屋・DIAMOND HALLで「TEAM SHACHI 1st Anniversary Live」をスタートさせる。愛知県出身・名古屋在住メンバーで結成されたTEAM SHACHIは、昨年末からチームしゃちほこから名義を変え、新体制で活動を展開している。今年は改名後初となるミニアルバム『TEAM SHACHI』のリリースを皮切りに、大型夏フェスへの出演やゲーム『ロックマン』とコラボした楽曲『Rocket Queen feat. MCU』の発表など話題が相次いだ。「TEAM SHACHI 1st Anniversary Live」は改名から1周年を記念した公演。先日新木場STUDIO COASTでのフリーライブ「60minutes!! TEAM SHACHI BAND Rocks You Away!」のパフォーマンスも好評を得ているだけに、この3日間の日程にも期待が高まる。本日は公演1日目、貴重なライブをぜひ体験してほしい。■公演情報「TEAM SHACHI 1st Anniversary Live」10月23日(水)名古屋・ DIAMOND HALL10月29日(火)東京・マイナビBLITZ赤坂10月30日(水)東京・LIQUIDROOM開場18:00/開演19:00(3日間ともに)
2019年10月23日OKAMOTO’Sのギタリスト・オカモトコウキが、本日10月23日にソロアルバム『GIRL』をリリースする。OKAMOTO’Sの楽曲でもボーカルをとることもあるオカモトコウキ。彼が自身の音楽活動10周年にあたり選択したのは、ソロライブとソロアルバムの制作であった。自身も「全ての楽器を演奏し、歌唱し、一人きりで作ったアルバムは、あまりに自分そのものなので自分で聴くとキミ、そんなだったのか~って感じでめっちゃ奇妙です。しかし、すごく自信作でもあります」とコメントを寄せている。すでにミュージックビデオが公開されている『LETTER』は素朴さとアーバンさが入り混じったサウンド。バンドとはまた一味違った、彼のオリジナリティに注目だ。■リリース情報オカモトコウキ『GIRL』10月23日発売収録曲01.I GOT LOVE02.それはマジック03.LETTER04.石鹸05.MORE06.PARTY IS OVER07.TEENAGER08.頭の中だけ俄然ポップ09.いつもこんな10.未来で会いましょう11.はやくかえりたい12.GIRL特設サイト: オカモトコウキ 1st ALBUM『GIRL』SPECIAL SITE()
2019年10月23日今を遡ること20年前の1999年。NHKのドキュメント番組によってにわかに巻き起こったフジコ・ヘミング現象は本当に凄かった。しかし、クラシック界を席巻したこのブームも、他の現象と同様、時の経過とともに忘れ去られてしまのではと思われた方も多いのではないだろうか。しかし20年を経過した今もフジコ・ヘミングは健在だ。それどころか、今も世界各地からリサイタルのオファーが届き、年間70回近くものコンサートをこなしているというのだから素晴らしい。そのフジコが、MDRライプツィヒ放送交響楽団と共演する。1923年に創設されたこのオーケストラの歴代指揮者には、古くはカール・シューリヒトやヘルマン・アーベントロートといった巨匠たち、そして近年においては、イタリアのファヴィオ・ルイージや、日本でもお馴染みの準・メルクルなどの名匠が名を連ね、現在はクリスチャン・ヤルヴィが音楽監督を務めるというドイツ屈指の名門だ。プログラムには、映画『みじかくも美しく燃え』に使われたことでも有名なモーツァルトの「ピアノ協奏曲第21番」のほか、“フジコの代名詞”と言えそうなリストの「ラ・カンパネラ」が用意されるなど、ファン必聴のステージに期待がかかる。もちろん注目の指揮者クリスチャン・ヤルヴィが手掛けるベートーヴェンの「交響曲第5番『運命』」やバッハ(メンデルスゾーン編曲)の管弦楽組曲にも興味津々。名曲名演奏に浸る素敵な時間が過ごせそうだ。●公演概要10月26日(土)神戸国際会館こくさいホール10月31日(木)神奈川県民ホール大ホール11月3日(日・祝)東京文化会館大ホール
2019年10月22日秋恒例のイベント「2019東京・中国映画週間」が今年も開催される。最新の中国映画をいち早くスクリーンで楽しめる特集で、会期中は豪華ゲストが多数来日。特別展示会やセレモニーも予定されており、様々な角度から中国映画の現在を堪能できる。日本と中国の友好関係をさらに深め、映画産業の交流や提携に貢献するために始まった本イベントは、日本だけでなく中国でも開催されており、それぞれの国の映画ファンが最新作を楽しみ、お互いの文化や暮らしについて親しみをもてるようにプログラムが組まれている。今年も東京都写真美術館ホールや有楽町朝日ホールで最新の中国映画を上映。地球壊滅の危機に瀕した人類の姿を壮大なスケールで描いた超大作『流転の地球』や、標高1万メートルで事故に遭遇した旅客機のドラマを実話を基に描く『高度一万メートルの奇跡』、中国歴代興行収入ランキング第2位を記録したアニメーション『ナタ~魔童降臨~』など話題作が集結する。中国の映画市場は驚異的なスピードで拡大しており、海外との共作も増え、歴代記録を塗り替えるようなメガヒット作が次々に登場している状況だ。そのスケールの拡大や進化は何度目かの“過渡期”にあり、世界の映画産業や作品の動向を俯瞰する上でも、本イベントは映画ファン必見の催しになりそうだ。2019東京・中国映画週間10月22日(火)から11月1日(金)まで東京都写真美術館ホールほか上映作品『ナタ~魔童降臨~』『流転の地球』『高度一万メートルの奇跡』『青雲~投げ出した人生の拾い方~』『影~ロスト・イン・ラブ~』『最高の夏、最高の私たち』『烈火英雄~戦士達に贈る物語~』『銀河学習塾』『完璧な他人~スマホが暴く秘密たち~』『越劇映画‐西廂記』開幕式&オープニング映画上映10月24日(木) 14:00東京都写真美術館ホール閉幕式&ゴールドクレイン賞授賞式クロージング映画上映10月29日(火)有楽町朝日ホール授賞式 15:00映画上映 17:30特別展示会「映画の旅」展10月28日(月)から11月1日(金)まで10:30~17:30中国文化センター10月28日(月)13:00~13:30※注意:ゲストや日程は一部変更になる場合がございます
2019年10月22日矢代静一や水上勉、そして近年ではマキノノゾミや永井愛らなど、1954年の結成以降、その時代を代表する劇作家たちと共に数々の舞台を創り上げてきた劇団青年座。創立65周年を迎えた今年は、ピュリツァー賞を受賞したリン・ノッテージの戯曲や、サラリーマンの肩書も持つ中村ノブアキの新作などを上演してきたが、10月23日(水)に東京・駅前劇場で幕を開けるのは、青年座では19年ぶりとなる松田正隆の書き下ろし『東京ストーリー』だ。物語に登場するのは、都内のとあるマンションに住む女性3人。大学で哲学を教える杉村佐知子。佐知子の姪で、バイトをしながらコントグループに所属する杉村彩芽。不動産屋に勤め、空き家を案内する梅崎奈々。そんな東京に生きる彼女たちの、どこか不安定で満たされない日常が、空き家を通して少しずつ変化していく様が描かれる。京都から東京に移住して7年という松田は「私の家からは練馬の風景が見えます。ここに住んでいる人たちとその周りの空間についての戯曲を書きたいと思いました。物語の“内容”というよりも、それを語る“場”のほうに興味がある」と明かす。さらに「たくさん人々が集う東京という都市には、無数の“おはなし”も集積している。日々、私たちの生活の中で生まれては消える“おしゃべり”やそれに伴なう“身ぶり”は、果てしのない出来事の構成要素。それらは、始まりがあり終わりがあるような一つの物語として統合されるストーリーではない。上演空間に身をおくようにして感じとることのできる、いくつもの“はなしの場”の感触を経験すること。これからの演劇の可能性はそこ(出来事としての空間)にあると思っています」とも。また今回、演出を担当する青年座の金澤菜乃英は「青年座で久々にお目見えする松田正隆氏の新作は、東京で生活する人々の縮図であり、家庭や職場で営まれる日常の連続です。その人がそこに存在することを考える日々。新しい挑戦に思える一方、芝居をすることの原点に帰る機会をいただけたと感じています」。近年は「マレビトの会」でのプロジェクト『長崎を上演する』『福島を上演する』などで、既成の価値観にとらわれない演劇を追求してきた松田正隆と、青年座最若手で新進気鋭の金澤菜乃英。ふたりがどんな空間を浮かび上がらせるのか、新たな“東京物語”を楽しみにしたい。文:伊藤由紀子
2019年10月22日『永守コレクション特別展示時空を超えたオルゴールの世界』が、10月23日(水)から10月29日(火)まで、日本橋髙島屋S.C.本館1階正面イベントスペースにて開催される。「永守コレクション」とは、公益財団法人 永守文化記念財団が所蔵する347点におよぶアンティークオルゴールのコレクション。同展では、そんな世界屈指の永守コレクションから選りすぐりの12点が特別に展示される。会場には、1880年代にスイスで制作され、曲を途切れなく長時間演奏するライティングデスク型のオルゴールや、1900年代にフランスで制作され、オートマタと呼ばれる西洋のからくり人形オルゴール、1960年代にドイツで制作された台車つきのストリートオルガンなど、貴重なクラシックオルゴールなどが並ぶ。期間中は、10月26日(土)を除いて毎日、展示オルゴールの一部を実演。実演時間は、11時、13時、15時からの3回で、実演時間以外ではオートマタの動きを映像で見ることができる。また、同会場には「日本電産サンキョーオルゴール記念館すわのね」の期間限定ショップがオープン。からくりオルゴールや、慶事にふさわしいオルゴール、イタリアンモダンカラーの象嵌細工を施したオルゴールなどの販売も行われる。永守コレクションが東京で公開されるのは初めてとなる。悠久の時を奏でるアンティークオルゴールの、心に触れる本格的な音を楽しんでほしい。【開催情報】『永守コレクション特別展示時空を超えたオルゴールの世界』10月23日(水)〜10月29日(火)まで日本橋髙島屋S.C.本館1階正面イベントスペースにて開催【関連リンク】日本橋髙島屋()
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