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Hi-STANDARDが、本日12月22日に神奈川・横浜アリーナにて『THE GIFT EXTRA TOUR 2018』を開催する。昨年10月に、約18年ぶりとなるニューアルバム『THE GIFT』をリリースし、『第10回CDショップ大賞2018』の入賞作品に選出されるなど、大きな話題を呼んだHi-STANDARD。その後、今年3月より全国7都市にて、写真展『Hi-STANDARD × TEPPEI KISHIDA 写真展“SUNNY DAYS”』を開催し、初の写真集『“SUNNY DAYS” Hi-STANDARD Photographs of TEPPEI KISHIDA』を発売した。また、9月には約1年8カ月ぶりに、彼らが主催のライブイベント『AIR JAM 2018』を千葉・ZOZOマリンスタジアムにて行った。11月にはドキュメンタリー映画『SOUNDS LIKE SHIT : the story of Hi-STANDARD』も公開されるなど、結成して27年となる今もさらに活躍の場を広げながら、精力的に活動を続けている。そんなHi-STANDARDが、12月よりライブツアー『THE GIFT EXTRA TOUR 2018』を開催中。同ツアーでは、彼らが昨年10月から12月にかけて行った『THE GIFT TOUR』で回りきれなかった地域を中心に、全7公演を対バン形式で実施している。本日行われる横浜アリーナ公演では、Crystal Lake、COKEHEAD HIPSTERSと競演。なお、12月27日と28日には、沖縄県・沖縄コンベンションセンター にて、MONGOL800と共にツアーファイナルを迎える予定だ。来年はどんなコンテンツに挑戦しながら、Hi-STANDARDにしかできない音を紡ぎ出していくのか。彼らの活動から目が離せない。公演情報『THE GIFT EXTRA TOUR 2018』日程:12月22日(土)会場:横浜アリーナ時間:開場17:00/開演18:00w/Crystal Lake/COKEHEAD HIPSTERS日程:12月27日(木)/12月28日(金)会場:沖縄コンベンションセンター展示場時間:開場18:00/開演19:00w/MONGOL800
2018年12月22日第22回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞し芸能界デビューを果たした、稲葉友さん。その後、数々のドラマ、映画、舞台へとご出演され、青春ドラマからホラー、女装男子、新人アイドル役など、作品によって多種多様な役を演じる姿が印象的で、今後の活躍を期待されている若手俳優の一人です。そんな稲葉さんに、現在公開中の映画『春待つ僕ら』についてはもちろん、12月28日に放送される民放ドラマ初主演作となる『平成ばしる』の撮影エピソードなどを伺ってきました。青春ってどうでした?楽しかったですよね?公式HPはこちら()◆『平成ばしる』12月28(金)深夜0:20~1:20放送(※関東ローカル)!公式HPはこちら()プロフィール稲葉友:1993年1月12日生まれ、神奈川県出身2010年、ドラマ『クローン ベイビー』(TBS)で俳優デビュー後、ドラマ、映画、舞台と幅広く活動。主な出演作に、ドラマ『仮面ライダードライブ』(‘14~’15 EX)、『MARS~ただ、君を愛してる~』(’16 NTV)、『ひぐらしのなく頃に』(’16 BSスカパー!)、『レンタル救世主』(’16 NTV)、『将棋めし』(’17 CX)、映画『ワンダフルワールドエンド』(’15)、『HiGH&LOW』シリーズ、『N.Y.マックスマン』(’18)、『私の人生なのに』(’18)、舞台『すべての四月のために』(’17)など。2019年1月11日には映画『この道』が公開予定。J-WAVE『ALL GOOD FRIDAY』(毎週金曜11:30~16:00生放送)ではレギュラーパーソナリティ―を務める。(撮影:高橋那月/ 取材:藤坂美樹 /構成:榎本麻紀恵、ヘアメイク/速水昭仁、スタイリング/荒木大輔、衣装:フーディブルゾン¥48,000、シャツ¥28,000/ともにJOHN MASON SMITH、Tシャツ¥18,000/WRAPINKNOT(すべてHEMT PR TEL:03-6721-0882)その他スタイリスト私物)
2018年12月19日松尾スズキ率いる大人計画。来年のNHK大河ドラマ『いだてん』で主演を務める阿部サダヲを始め、いまや人気俳優が勢揃いの劇団だ。そんな大人計画が旗揚げ30周年を迎えた。それを記念して、12月18日(火)から東京・スパイラルで『30祭(SANJUSSAI)』と題したイベントを開催する。メインとなるのは30年分の舞台写真や稽古風景写真、衣裳、小道具などがまとめて展示される『大人計画大博覧会』。この博覧会内では、《神出鬼没! 小ステージ》と称して大人計画メンバーが登場することも。さらに劇団員が登場する《名作上映会と愉快なトーク》《宮藤官九郎と伊勢志摩の感動ドキュメント”伝説の先輩を訪ねて”》など、さまざまな催しが予定されている。大人計画といえば、2006年には多摩の廃校を借り切って劇団員総出の文化祭『大人計画フェスティバル』を開催した実績もある。作品の作風に反して、意外とお祭り好きなのかもしれない。また、同時に「劇団にできること」をどんどん広げてきた集団とも言える。いずれにせよ、日本の演劇史に名を刻み続けてきた大人計画の30年をまとめて見られる、後にも先にもないチャンスであることは確かだろう。12月30日(日)まで。文:釣木文恵
2018年12月18日「ぴあ」調査による2018年12月14日、15日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、劇場版第20作目になる『ドラゴンボール超 ブロリー』が第1位になった。出口調査では、小学生から30~40代までのドラゴンボール世代に圧倒的な人気を集めており、ドラゴンボールが好きと答える親子の姿もあった。本作は、3月に最終回を迎えたテレビアニメ『ドラゴンボール超』のその後の物語で、原作者の鳥山明が原作、脚本、キャラクターデザインを手がけ、悟空たちと“伝説の超サイヤ人”ブロリーの激闘が描かれる。漫画やテレビアニメを観ていたと話す小学生からは「悟空とベジータが合体するところは初めて見たから、おぉ!ってなった」(10歳)、「かめはめ波を打ったところはやっぱりカッコよかった!」(11歳)、「ブロリーが怒りによって強くなったところがよかった。アニメより全然すごくてビックリした」(9歳)などの感想があがった。『ドラゴンボール』が週刊少年ジャンプで連載をスタートしたのは1984年で、テレビアニメの放送開始は1986年から、同年には劇場版1作目『ドラゴンボール神龍の伝説』も公開。当時、小学生だった人たちは今、40代になっている。本作を子供と鑑賞した人からは「映画はより大人向けのおもしろさがあったと思う。子供と観に来たけれど、大人も十分楽しめる」(44歳)、「自分が子供のときから見てきたので、ようやく息子と一緒に楽しめるものができたなと嬉しく思う」(40歳)という声もあった。アンケート調査ではバトルシーンについて話す人も多く、「やっぱりフュージョンしたところが凄くよかった! 戦闘シーンの迫力が凄かった」「とにかくバトルが凄い! 展開が目まぐるしくて、途中追いつけないと思うほどだった」「バトルシーンの描写が特によくて技術の進化を感じた」などのコメントがあった。(本ランキングは、12/14(金)、12/15(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2018年12月17日ニューヨークで80年以上にわたり、冬の風物詩として親しまれている壮大なショー、『ラジオシティ・クリスマス・スペクタキュラー』。それに倣う形で2016年、渋谷の街の新たな冬の風物詩を目指して始まったのが、東急シアターオーブの『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』だ。以来、目標に向かって順調に歩みを進め、3年目となる今年の公演が本日12月15日(土)に開幕する。《ホワイトクリスマス》から《恋人たちのクリスマス》まで、数々のクリスマスソングが華麗なダンスとともに披露されるだけでなく、ステージには巨大なクリスマスツリーやサンタクロース、さらにはスケートリンクまで出現。歌とダンスに加えてスケートショーまで楽しめる、子どもから大人まで、誰もが目いっぱいクリスマス気分に浸れる公演だ。出演は主にアメリカ人パフォーマーだが、初演時から応援サポーター兼ゲストスケーターを務める本田望結は今年も出演(12月15日昼公演のみ)。3年前よりスケーターとしての実力をはるかに高めた彼女のパフォーマンスに期待が高まる。また、昨年シンガーとして出演したナタリー・エモンズが、今年はMC兼シンガーとして参戦。“トリバゴのお姉さん”の、あのクセになる流暢な日本語を生で味わう絶好のチャンスの到来だ。『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』は、東急シアターオーブにて12月25日(火)まで。文:町田麻子
2018年12月15日SHISHAMOが、本日12月14日と明日15日にZepp Tokyoにて『SHISHAMO ワンマンツアー2018-2019 『ねぇ、あなたとあの娘は夢でしか逢えない間柄なのにどうして夜明けにキスしてたの?』を開催する。昨年1月にNTTドコモのテレビCM『ドコモの学割『ししゃも?』篇』に、楽曲「明日も」が抜擢され、メンバーもCMに初出演して以降、『第68回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たすなど、快進撃を続けるSHISHAMO。その後、今年3月にはデビュー前からの夢だったという念願のアサヒ飲料『カルピスウォーター』のCMソングを担当することに。『カルピスウォーター』大・卒業編には「水色の日々」、続けて6月には『カルピスウォーター』大・告白編のCMソングとして「ねぇ、」を書き下ろした。また、今年3月には前述した「水色の日々」、『ダイナミックJTB』新登場編のCMソング「ドキドキ」、『三井住友カード Apple Pay』のCMソング「ロマンチックに恋して」と、3曲を収録したトリプルタイアップシングル『水色の日々』、6月にはアルバム『SHISHAMO 5』をリリース。着実にステップアップしていき、その名を全国に轟かせてきた。そんなSHISHAMOにとって、今回の『SHISHAMO ワンマンツアー2018-2019 「ねぇ、あなたとあの娘は夢でしか逢えない間柄なのにどうして夜明けにキスしてたの?』は、初の海外公演を含む待望の全国ライブハウスツアー。年内はこの2日間が最後の公演となり、来年1月からは『SHISHAMO ワンマンツアー2018-2019 追加公演 「ねぇ、あなたとあの娘は夢でしか逢えない間柄なのにどうして夜明けにキスしてたの?」スペシャル!!!』と題した追加公演を含む全6公演を予定している。Zepp Tokyoという国内最大級のキャパシティを誇るライブハウスでの2日間にわたる公演は、彼女らにとって今年の総決算となるかもしれない。今年1年間での活躍を総括するようなパフォーマンスに期待したい。さらにSHISHAMOは、12月23日には『MERRY ROCK PARADE 2018』(12月22日〜24日開催)、25日には『CROSS FM 25th Anniversary MUSIC JUNCTION 2018』(12月25日〜26日開催)、27日には『FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2018』(12月27日〜28日開催)、30日には『LIVE DI:GA JUDGEMENT 2018』(12月30日〜31日開催)と、年末までライブイベントへの出演で大忙し。年の瀬も彼女たちの音で、全国各地を盛り上げてくれることは間違いないだろう。公演情報『SHISHAMO ワンマンツアー2018-2019 『ねぇ、あなたとあの娘は夢でしか逢えない間柄なのにどうして夜明けにキスしてたの?』12月14日(木)Zepp Tokyo開場18:00/開演19:0012月15日(金)Zepp Tokyo開場18:00/開演19:00
2018年12月14日2018年は、指揮者・作曲家・教育者として活躍した20世紀を代表する音楽家レナード・バーンスタイン(1918-1990)生誕100年のメモリアルイヤー。というわけで、1年を通してバーンスタイン作品に親しむ機会がとても多い年だった。札幌で開催されている「パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)」の創設や、「広島平和コンサート」の開催など、日本との絆がとても強いバーンスタインの“最後の弟子”として名高いのが、日本を代表する指揮者・佐渡裕だ。その佐渡が、恩師バーンスタインのメモリアルイヤーの締めくくりにバーンスタイン作品を指揮するとなれば、これは聴き逃がせない。演奏は、佐渡との共演によって数々の名演奏を残してきた吹奏楽団「シエナ・ウィンド・オーケストラ」だ。実は佐渡裕自身が吹奏楽出身であることから、オーケストラ(管弦楽)の指揮と並行して吹奏楽に力を入れているのは有名な話。この名コンビが奏でる熱いバーンスタインに期待したい。当日は、バーンスタインの名作「ディヴェルティメント」や「シンフォニック・ダンス」吹奏楽編曲版のほか、クリスマスにちなんだ作品も楽しめる。バーンスタインイヤーの締めくくりはこうありたい。
2018年12月13日2017年の東京・すみだ北斎美術館における朗読劇に続き、ロンドン・大英博物館でのリーディング公演も好評だった宮本亜門演出の『画狂人 北斎』。その後、東京・曳舟文化センターでの凱旋公演を経て、いよいよストレートプレイ版が、新国立劇場 小劇場で上演される。12月5日、宮本と葛飾北斎役の升毅らキャストを迎え、スタート地である、すみだ北斎美術館にて制作発表が行われた。《冨嶽三十六景》など約3万点もの作品を遺し、ゴッホら海外の画家にも影響を与えた北斎。一方で、「30回もの改名」「93回の引っ越し」など“奇行の人”としても知られる。会見では、まず宮本が「世界中で人気の絵師なのに、なぜ北斎がそんな奇行をしたのかについては、あまり知られていないんですよね。人間・北斎は何を考えていたんだろうというのを、(初演からの上演を通して)探っているところです」と熱を込めてあいさつ。主演の升は、「北斎を調べていくと、本当に面白い生き様の人だったんだなというのが分かります。今回は、(88歳で死んだ)北斎の70歳からの物語ということで、さて、どう“生きようか”と。魂を込めて演じたいですね」と、4年ぶりの舞台出演に手ごたえを感じている様子。宮本も「北斎の内面を描くにあたって、今回は雄弁にセリフを語るようなことはしません。升さんなら、葛藤をグッと内に溜め込んで、観る人に“この人は葛藤し続けたことで、こういう言葉が出てきたんだな”と感じさせる北斎になるのでは」と期待を寄せた。物語は、現代と江戸時代を行き来しながら展開。キャストは北斎の娘・お栄に黒谷友香のほか、北斎の孫・柳川時太郎に玉城裕規、現代の北斎研究家・長谷川南斗に津村知与支、長谷川の助手・峰岸凛汰役に和田雅成。さらに北斎の友人で戯作者の柳亭種彦を、水谷あつしが演じる。「幕府の圧力のもと反抗心をもって描き続けた北斎に比べて、現代の日本人は、僕も含めて“小さくなったな”と感じるんですよ。モノを表現する人間として、役者さんたちもきっと、北斎に感化されながらの稽古場になると思います」という宮本の言葉が印象に残った。『画狂人 北斎』は、1月10日(木)から20日(日) まで新国立劇場 小劇場にて上演。取材・文:佐藤さくら
2018年12月06日ASKAが、本日12月6日に東京国際フォーラム ホールAにて『billboard classics ASKA PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2018 -THE PRIDE-』を開催する。『billboard classics ASKA PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2018 -THE PRIDE-』は、 ASKAにとって約5年ぶりのライブとなった初日公演(11月5日開催)より、追加公演となる12月23日(日)の静岡・グランシップ 大ホール・海までの全国9都市11公演を開催するツアー。1978年にCHAGE & ASKAを結成し、翌年にシングル「ひとり咲き」でデビューしてから、2009年に無期限活動休止を発表するまで、ドラマ『101 回目のプロポーズ』(フジテレビ系)の主題歌「SAY YES」で累計売上枚数が約282万となる大ヒットを記録、シングル『はじまりはいつも雨』やアルバム『SCENEⅡ』で次々にミリオンセラーを達成するなど、トップアーティストとなって、音楽界の第一線で活躍し続けた。そんな中、1987年にシングル「MY Mr.LONELY HEART」でソロデビューを果たしたASKA。昨年にはソロデビュー30周年を迎えている。一時活動を自粛したASKAだったが、2017年には自主レーベル『DADAレーベル』の立ち上げを発表。今年は、10月17日にファンの投票で上位となった楽曲を集めたベスト盤『We are the Fellows』を再発売すると同時に、自身が収録曲を選び、録り下ろしの新曲を加えたベストアルバム『Made in ASKA』をリリースした。今回のツアーは5年ぶりであることに加え、トップオーケストラとの共演もあり、ASKAにとってもファンにとっても特別な公演。初日を含め、3度目の東京国際フォーラム ホールAでの開催となる今日をあわせて、残すはあと6公演だ。追加公演を除いて、すでにチケットはソールドアウトを果たし、来年2月からは全国14公演、追加公演の予定もある待望のバンドツアー『ASKA CONCERT TOUR 2019 Made in ASKA - 40年のありったけ -』を行うことも決定している。“40年のありったけ”を詰め込んだバンドツアーでは、オーケストラを携えた今回のツアーとは、また違ったパフォーマンスを見せてくれることだろう。これまでのキャリアを総括するようなツアーになるかもしれない。前述のように、今年ライブ活動を再開したASKAは、来年もまた今年以上に音楽で多くの地域を盛り上げてくれることは間違いないだろう。公演情報2018年12月6日(木)東京都 東京国際フォーラム ホールA出演:ASKA / 東京フィルハーモニー交響楽団2018年12月8日(土)兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 大ホール出演者:ASKA / ビルボードクラシックスオーケストラ2018年12月10日(月)京都府 ロームシアター京都出演者:ASKA / 大阪フィルハーモニー交響楽団2018年12月13日(木)北海道 札幌コンサートホールKitara出演:ASKA / 札幌交響楽団2018年12月15日(土)神奈川県 神奈川県民ホール 大ホール出演:ASKA / 東京フィルハーモニー交響楽団2018年12月19日(水)福岡県 福岡サンパレス出演:ASKA / 九州交響楽団2018年12月23日(日・祝)静岡県 グランシップ 大ホール・海出演:ASKA / 東京フィルハーモニー交響楽団
2018年12月06日「ぴあ」調査による2018年11月23日、24日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、竹内まりやのライブドキュメント『souvenir the movie~MARIYA TAKEUCHI Theater Live~』が第1位になった。竹内まりやは1978年11月にデビュー。山下達郎との結婚後は、作家として『元気を出して』『駅』など多くの作品をアーティストに提供しながら、1984年に自らもシンガーソングライターとして活動を再開。今年デビュー40周年を迎える。活動再開後はライブ活動はほとんどなく、アルバムやシングルの制作が主な活動だが、このほど公開になった映画は、活動再開後に行なわれた2000年、2010年、2014年のライブの模様と、新たに撮り下ろした本人インタビューなどで構成。いずれの映像もソフト化されておらず、劇場には多くのファンが足を運んだ。出口調査では「普段コンサートをやらないから映像はものすごく貴重。彼女の歌が好きだけど、DVDとかまったくないから映画館で観られてよかった」「懐かしさだけでなく、自分がそこにいるような貴重な体験ができた」「表には出てこないけれど、常に音楽に向き合っている姿に感動! 日々の鍛錬が彼女の音楽の土台になっているのだと思った」「歌の上手さをじっくり堪能できた。最近リリースした曲から昔のものまであって本当によかった」「竹内まりやと山下達郎の共演シーンは素晴らしく、思わず涙があふれてしまった」など熱い声が寄せられた。注目は、動員ランキングで1位に輝いた『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』。“ハリー・ポッター”シリーズの原作者J・K・ローリングが自ら脚本を手がけた作品だけあり、“ハリポタ”から観続けているファンも多く、「前作よりも深いところまで突っ込んでいて内容が濃くなっていた」(18歳)、「ダークファンタジーに徹していて、なじみ深いハリー・ポッター路線になってた」(22歳)、「それぞれの関係性が明らかになって、物語や世界に深さを感じた」(21歳)、「予想しない展開が待っていた!」(21歳)など好評。劇場には子どもたちの姿もあり「それぞれの魔法動物にとくちょうがあって、カッコよかったし、可愛かった」(8歳)、「火がよかった! エキサイティングだった!」(9歳)、「ニュートが魔法を使うシーンがカッコイイ!」(10歳)、「ニュートと魔法動物との信頼がよかった」(11歳)など大人気。中には友達や親に連れられて「初めてファンタビを観た」と話す子も多く、新世代のファンも着実に増えているようだ。(本ランキングは、11/23(金)、24(土)に公開された新作映画11本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2018年11月26日Suchmosが、本日11月24日と明日25日に神奈川・横浜アリーナにて『Suchmos THE LIVE YOKOHAMA』を開催する。昨年1月にリリースしたアルバム『THE KIDS』が様々なチャートで首位を獲得、『第59回輝く! 日本レコード大賞』において 最優秀アルバム賞を受賞して以降、快進撃を続けるSuchmos。その後4月にはソニー・ミュージックレーベルズとアーティスト専属契約を結び、新レーベル『F.C.L.S.』(読み方:エフシーエルエス)を発足した。レーベル名を掲げたEP『FIRST CHOICE LAST STANCE』をはじめとし、配信限定シングル「808」やミニアルバム『THE ASHTRAY』を発売。また、「808」は「STAY TUNE」に続いて再び Honda「VEZEL」CM ソングに起用され、新曲「VOLT-AGE」は『2018 NHK サッカーテーマ』に抜擢されるなど、活躍の場を広げている。メンバー全員が横浜出身のSuchmosにとって、横浜アリーナでのワンマンは、待望の凱旋公演。すでに2日間ともチケットはソールドアウトを果たし、来年3月には全国7都市をまわるアリーナツアーを行うことも決定している。横浜アリーナという大きな会場での2日間にわたるライブは、彼らにとってひとつの節目となるかもしれない。これまでのキャリアを代表するような楽曲が聞けることになるのではないだろうか。さらに、年末には『第69回NHK紅白歌合戦』に初登場することも決定している。Suchmosは、前述のように、今年NHKのサッカーテーマ曲を担当。『2018 FIFAワールドカップ ロシア』日本代表初戦であるコロンビア戦では、ハーフタイムにNHKホールでパフォーマンスを披露し、日本の勝利を後押しした。『紅白歌合戦』でどの楽曲を披露するかはまだ発表されていないが、年の瀬のお茶の間まで盛り上げてくれることは間違いないだろう。公演情報11月24日(土)会場:神奈川横浜アリーナ時間:OPEN 17:00 / START 18:0011月25日(日)会場:神奈川横浜アリーナ時間:OPEN 17:00 / START 18:00info: HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999
2018年11月24日“ハリー・ポッター”シリーズの原作者J・K・ローリングが自ら脚本を手がける新作映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が明日から公開になる。監督を務めるのは“ハリポタ”シリーズからメガホンをとり続けているデイヴィッド・イェーツで、彼は常に「同じことを繰り返すのではなく新しいものに挑戦したい」と語る。同じ世界、同じキャラクターが登場するシリーズに“新しさ”をもたらし続ける秘訣はどこにあるのだろうか? イェーツ監督に話を聞いた。本シリーズは“ハリポタ”と同じ世界観を共有しており、魔法動物を研究しているニュート・スキャマンダーが主人公。最新作では、タイトルにもなっている“黒い魔法使い”ことグリンデルバルドが脱獄し、ニュートはホグワーツ魔法魔術学校を率いるダンブルドアから黒い魔法使いの追跡を託される。シリーズ1作目『…魔法使いの旅』では1920年代のアメリカが舞台だったが、新作では英国とフランスが主な舞台になり、作品のトーンも大きく変化している。「1作目は遊び心が満載で、とてもやさしくて軽やかな感じがしたのですが、今回はどちらかというとスリリングな展開になっています。キャラクターのバックストーリーを膨らませて、より掘り下げていった結果、より奥深い仕上がりになりました。JKはかなり壮大なストーリーを練っているようで、少なくとも彼女の中では5作品分のストーリーがあるようです」つまり、本作は5つある物語の2作目で、まだ見ぬ3作品が控えている。こう書くと“続きもの”のようだが、イェーツ監督は本作から観ても楽しめるよう映画を設計し、待機している作品への期待が大きく膨らむよう演出している。「みんなで話し合って1作ずつバランスを取りながら取り組んでいます。本作から新登場するキャラクターの何人かはおそらく引き続きシリーズに登場するでしょうから、彼らのストーリーラインを膨らませなければならない。と同時に、最後まで説明せずに“どうなるんだろう?”と観客に思わせて、次の『ファンタスティック・ビースト』の世界に戻りたくなるようなものにしなければならない。そのバランスはなかなか難しいものがありました。しかし、スタジオのみなさんやJK、プロデューサー、脚本家が綿密に話し合ってくれますから、最良のバランスを見つけ出し、壮大な物語を紐解きながらも1作ごとに楽しめる作品に仕上げていきました」1作ごとに物語の舞台やカラーは異なるものの、真の意味で観客を魅了し、新鮮さを感じさせているのは、エディ・レッドメインらメインキャストが表現する“成長のドラマ”だ。ハリポタの場合はシリーズ開始時にキャストが幼かったので、新作が登場するごとに彼らが“目に見えて変化”していることが伺えたが、ファンタビの場合はキャストの“内面の進化と成長”が大きなカギになっている。「先日、ニュート役のエディ・レッドメインに会ったのですが、彼は『1作目を撮り終えてから役がなかなか抜けなくて自分の皮膚の下に入り込んできたような、自分の体の中に息づいているような感覚があった』と言っていました。2作目の撮影が始まるまで彼の体内にはずっとニュートがいて、外に出たくてウズウズしているような状態です。さらに作品と作品の間は1年ほど空きますから、例えばエディに子供が生まれたりだとか俳優それぞれの状況の変化があり、人間としても変わっていきますし、俳優同士の関係もダイナミックに変化していくわけです」小さな子供が成長するのと同じぐらい、大人も時間を経て変化し、成長していく。そこで重要なのは“ゆとり=時間”だ。「作品と作品の間に時間がありますから、役に対する考え方などが醸成されていく。そういったゆとりがあるんですよね。キャストもスタッフもそれぞれが、前作の芝居を思い返したり、次はこうやろうかなって考えたりするんです。エディも2作目ではあれこれやってみたいと考えているんだろうな、というのが伺えました。それがシリーズでやっていくことの利点ですね。自分のキャラクターと長い時間付き合っていくわけですから、キャラクターの新しい一面を発見するなど、多面的にとらえることのできる余裕があるんです」『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は、本作から飛び込むことのできる間口の広さを備えながら、キャラクター描写やドラマは時間をかけたからこそ実現できた“深み”がある。単にド派手なだけでも、単にダークなわけでもない、ワクワクと予測不可能な展開が同居する新たな物語が明日、幕を開ける。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』11月23日(金・祝)より全国公開
2018年11月22日“ハリー・ポッター”シリーズの原作者J・K・ローリングが自ら脚本を手がける新作映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が明日から公開になる。ローリングは本作の完成後、SNSで“#ProtectTheSecrets”のタグを付けて作品を紹介しているが、本作では一体、どんな“Secrets(秘密)”が描かれるのだろうか?『ファンタスティック・ビースト』は、ハリー・ポッターの物語と同じ世界観を共有しているシリーズで、ハリーが活躍するよりも前の時代が舞台になっている。世界中に散らばる魔法動物を研究しているニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)が主人公で、最新作ではタイトルにもなっている“黒い魔法使い”ことグリンデルバルド(ジョニー・デップ)が護送中に逃走するところからはじまる。グリンデルバルドは強大な力を駆使して魔法界と人間界の両方を支配しようとしており、ホグワーツ魔法魔術学校を率いる偉大な魔法使いで、ニュートの恩師でもあるダンブルドア(ジュード・ロウ)は、ニュートを呼び出し、グリンデルバルドの行方を追うように頼む。最新作もこれまでの“ハリポタ”や“ファンタビ”シリーズ同様、壮大なスケールのアクションや、細部まで考え抜かれたドラマ、華麗な魔法の数々を楽しめる構成になっており、“ハリポタ”ファンならば思わず身を乗り出してしまうようなエピソードも見どころだ。ところでなぜ、ダンブルドアはニュートに黒い魔法使いの追跡を命じたのだろうか? ニュートは魔法を使って相手を攻撃するような人物ではなく、個性豊かな魔法動物を収集し、共に暮らし、その生態を調べることに情熱を傾けている男だ。それにダンブルドアは生徒たちから信頼を集める教師である一方で、魔法使いとしてグリンデルバルドに匹敵する力をもっている。なぜ、ダンブルドアは自分で黒い魔法使いを追わないのか? なぜ、ニュートは人間界と魔法界の危機を救う役目に選ばれたのか?本作はワクワクする物語だけでなく、新たな謎やアッと驚く展開が待ち受けており、映画館に行けば、原作者ローリングが観客に“#ProtectTheSecrets(秘密を守って)”と呼びかけた意味もわかるはずだ。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』11月23日(金・祝)より全国公開(C)2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C)J.K.R.
2018年11月22日宮藤官九郎が演出を手がける『ロミオとジュリエット』が11月20日(火)に東京・本多劇場で開幕する。『ロミオとジュリエット』は、対立するふたつの旧家でそれぞれ生まれた男女が恋に落ち、悲劇的な結末を迎える物語。とあらすじを説明するまでもないほど有名なシェイクスピアの戯曲に宮藤官九郎が挑むのは初めてのこと。ロミオを演じるのは今年50歳を迎えた三宅弘城。このキャスティングだけで、ひと筋縄ではいかない『ロミジュリ』になりそうな予感が伝わってくる。また、宮藤の映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』でヒロインを務めた森川葵が初舞台となる今作でジュリエットを演じる。ロミオの親友マキューシオには勝地涼、ロミオにケンカをふっかけることとなるジュリエットの従兄弟には皆川猿時と、宮藤作品でおなじみの面々が名を連ねる。宮藤は「なるべくまんまやる!」とコメントしているが、上記のキャストに加え、小柳友、阿部力、今野浩喜、よーかいくん、篠原悠伸、安藤玉恵、池津祥子、大堀こういち、田口トモロヲという名を見ていると、「まんまやる」にしても、いや「まんまやる」ことによってより前代未聞の『ロミジュリ』になるのではないかという期待が募るばかりだ。もう新しい切り口など存在しないのではないかと思われるほど上演が重ねられてきた戯曲を、宮藤が生まれ変わらせるかもしれない瞬間がすぐそこまで来ている。三宅のいう「ロミジュリ史上、最珍傑作」を目撃しない手はないだろう。12月16日(日)まで東京公演を行い、その後は新潟、大阪、愛知でも上演される。文:釣木文恵
2018年11月20日Mr.Childrenが本日11月17日と明日18日、埼玉・さいたまスーパーアリーナにて『Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸』を開催する。本ツアーは、10月6〜7日の広島公演を皮切りに、全13カ所25公演を行うアリーナツアー。ツアーが始まる直前の10月3日には、前作『REFLECTION』以来、約3年4カ月ぶりとなるニューアルバム『重力と呼吸』を発売した。本作には、『himawari』(映画『君の膵臓をたべたい』主題歌)、『here comes my love』(フジテレビ系ドラマ『隣の家族は青く見える』主題歌)、『SINGLES』(テレビ朝日系ドラマ『ハゲタカ』主題歌)を含む全10曲を収められた。昨年のドームツアーをはじめ、ここ数年は毎年ツアーを開催するなど、積極的にライブに取り組んでいるMr.Children。楽曲も、鍵盤やストリングス、ホーンなどのアレンジを取り入れながらも、バンドサウンドを生かした作風が特徴的だ。5月には過去にリリースしたシングル全37枚、アルバム全21枚の収録曲全曲が各配信サイトにてダウンロード配信およびサブスクリプション配信され話題になったMr.Children。また『重力と呼吸』と同時に、詩集『Your Song』(文藝春秋刊)も発売された。この詩集には、1992年のデビューアルバム『EVERYTHING』から最新作まで、すべての楽曲の歌詞を収録。2018年、あらためてMr.Childrenのこれまでの楽曲を振り返ることになり、その魅力に注目が集まった。ツアーは、このあと12月に国内公演を終え、2月には、初の海外単独公演となる台湾公演を開催。アルバム収録曲、そして往年の名曲たちが披露されることにも期待だ。公演情報『Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸』会場:さいたまスーパーアリーナ11月17日(金)開場/16:00開演/17:0011月18日(土)開場/15:00開演/16:00
2018年11月17日2015年に稲垣吾郎主演で初演され、観客を感動の渦に巻き込んだ『No.9-不滅の旋律-』が、11月11日(日)、ついに再演の幕を開ける。「運命」(交響曲第五番)や、「田園」(交響曲第六番)などで知られるベートーヴェンだが、タイトルが示す“No.9”とは、彼の9番目にして最後の交響曲、つまり「交響曲第九番ニ単調作品125」のこと。なかでも第4楽章の主題は『歓喜の歌』と呼ばれて世界中で親しまれ、日本でも年末に歌われる合唱曲“第九”としておなじみだ。そんな“楽聖”ベートーヴェンだけに、彼が難聴で苦しんだことを知っている人も多いだろう。本作の物語も1800年、難聴が進み始めた30歳の頃の描写から始まる。作曲家として有名になっても、身分の差によって愛する人とは結婚できず、孤独を深めてゆくベートーヴェン。だがピアノ工房で出会ったマリアや、自身の弟たち、周囲の人々との交流によって、彼は改めて音楽の道へと没頭する。幼少期の父のスパルタ教育によって生まれた幻影に悩まされ、情け容赦なく進む難聴にあらがいながら、ベートーヴェンは頭の中に鳴り響く音楽を次々に楽譜に書きとめる。54歳にして「交響曲第九番」の初演を迎えた夜、ベートーヴェンの耳に、その喝采は届くのか……?「こんなにも人間らしくて、強くて弱くて、性格悪くて、性格良くて、優しくて……人間の魅力が詰まった人物だったとは!」と稲垣も言うとおり、初演はベートーヴェンの波乱の人生を、新しい視点と音楽的演出で浮き彫りにした舞台となった。劇団☆新感線の座付作家・中島かずきの大胆でうねりのある脚本と、音楽と芝居の融合を長年手がけてきた白井晃の演出だからこそ叶ったステージだったろう。音楽監督は、世界中のアーティストとコラボレーションしている三宅純が担当している。初演では稲垣の、繊細だが軸のブレないたたずまいがベートーヴェンと重なり、その激情をも全身全霊で演じるさまが新境地を拓いて当たり役となった。3年を経て、その表情がどう深化しているのか注目だ。今回はヒロインのマリア役に、剛力彩芽が初参加。その他ベテランから若手まで手錬の役者陣が集結し、再び劇場に“歓喜の歌”が鳴り響く。TBS赤坂ACTシアターで12月2日(日)まで上演された後、大阪、横浜、久留米にて公演を行う。文:佐藤さくら
2018年11月11日11月9日(金)、豊洲のIHIステージアラウンド東京にて新感線☆RS『メタルマクベス』disc3が開幕した。『メタルマクベス』は2006年初演。シェイクスピアの『マクベス』をもとに、200年後の荒廃した近未来と1980年代の日本とを交錯させて描いた、宮藤官九郎脚本の物語だ。タイトルの通り、全編をメタルの音楽が彩る。7月からキャストを変えてdisc1、disc2と『メタルマクベス』を上演してきた新感線。今年の再演にあたり、宮藤は脚本に手を入れ、いのうえひでのりは演出もアレンジ。新たな『メタルマクベス』が豊洲で回転をはじめているのだ。今回主役のランダムスターを演じるのは浦井健治。ランダムスター夫人には長澤まさみが扮する。浦井は5年ぶり3度目、長澤は新感線初参加。ミュージカル界の貴公子・浦井と、『キャバレー』でミュージカルを経験した長澤、ふたりがメタルでどんなシャウトを響かせるか、そしてどんな夫婦を演じるのかがやはり最大の見どころだろう。ほかにも高杉真宙、柳下大、峯村リエ、ラサール石井ら、魅力的なキャストが並ぶ。IHIステージアラウンド東京のこけら落としから1年3か月にわたって『髑髏城の七人』を上演してきた劇団☆新感線。さらに立て続けに『メタルマクベス』を演出するいのうえは、おそらく日本でもっとも、いや唯一“360度回転劇場”の扱いに慣れた演出家であることは間違いない。今作ではバイクがステージを疾走し、過去と未来が自在に行き来する。回転劇場ならではの楽しみがめいっぱい詰まったエンターテインメント作品、『メタルマクベス』の掉尾を飾るdisc3を見逃す手はない。公演は、12月31日(月)まで。文: 釣木文恵
2018年11月10日現在も圧倒的な人気を誇る英国バンド“クィーン”の軌跡を描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』が本日から公開になる。本作は、クィーンのメンバーが自ら製作総指揮を務め、スタッフが徹底的にリサーチを行なって、彼らの物語を描いているが、メンバーを演じたラミ・マレック、グウィリム・リー、ジョー・マッゼロは伝説的なロック・スターを“コピー/マネする”のではなく“役を生きる”ことにこだわったという。来日した彼らに話を聞いた。彼らの物語は、インドから移民としてやってきたファールク・バサラが、ブライアン・メイとロジャー・テイラーが在籍していたバンド、スマイルに加入したところから始まった。オーディションでベーシストのジョン・ディーコンが加入し、ファールクは“フレディ・マーキュリー”に、バンドは“クィーン”に改名。彼らは破竹の勢いでスター街道を駆け上がっていくが、フレディは孤独やコンプレックスを抱え、残りのメンバーもエゴや想いを制御できずにメンバーはぶつかるようになる。映画は、彼らの軌跡を描きながら、バンドが1985年7月の大規模コンサート“ライヴ・エイド”に挑むまでが描かれる。フレディを演じたマレック、ブライアンを演じたリー、ジョンを演じたジョーは撮影前にクィーンのライブ映像やインタビュー、資料を徹底的にリサーチした。しかし、あくまでも準備は準備でしかない。リーは「実は“ライヴ・エイド”のシーンから撮影が始まったんだ。本当に気が重かったよ」と笑顔で振り返る。「事前に映像を徹底的に観て、何度もチェックして“この曲のこのフレーズではブライアンのギターはこの位置にあるな”と繰り返し確認したよ。ブライアンの見た目や身体的な特徴を習得して、バンドの関係性も理解した。でも何よりも大きかったのは、撮影の初期の段階からブライアン本人がいてくれたことだね。彼は僕に『君はロック・スターなんだ。つまり自分のスピリットとソウルで演じてくれ』って言ってくれた。本当にうれしかったし、大きな助けになったよ」マッゼロも事前に多くの映像や資料をチェックした。しかし「どれだけ本人に近づけたとしても必ずギャップはあるもので、俳優は学んで似せようとする部分と自ら作り出していく部分がある」という。「ライブやインタビューの映像をたくさん観ても、彼らがプライベートな時間にどんな風に過ごしていたかはわからない。それは記録映像には絶対に写っていない部分だからね。そこをどう演じるかで本人を“コピー”しているのか、“役を生きる”のか、違いが出ると思っていたんだ。例えば、ライヴ・エイドのシーンでは事前に僕たちはステージ上のバンドの動きをすべてマスターしていた。だから、次の瞬間にどんな動きをして、どんな出来事があるかは完璧に把握していたんだ。次の瞬間に僕は演奏しながら左を向いて、ギターを演奏しているブライアンと目が合うんだ、ってね。では、その瞬間にふたりの間にどんなフィーリングが生まれるのか? そこは映像には写っていない。それぞれの俳優が“役を生きる”瞬間が訪れるんだ」マレックは、ふたりと同じ準備を積んだ上に、さらに役を深めなければならなかった。本作にはフレディが成功したにも関わらず孤独や哀しみを深めていく場面や、自分が両性愛者であることに気づく場面、自身のキャリアについて考え、苦しむ場面が丁寧に描かれているからだ。「多くの俳優にとって、自分を捨てて、役に“なりきる”ことはゴールだと思われているけど、僕は自分とフレディを結びつけて演じたかった。でも、彼が大きなステージに立っている映像を見ると“絶対にこんな風にはなれない!”って思ってしまう(笑)。でも、彼が抱えている葛藤は、僕にも理解できると思ったんだ。彼は移民であり、マイノリティであり、あの時代の空気や常識と対立し、やがて克服した。僕はそんな“人間としてのフレディ”を理解したかった。それはもしかしたら、フレディ・マーキュリーではなくファールク・バサラを見つめる営みだったのかもしれないな」本作は、フレディの人生を主軸にしながら、クィーンの名曲誕生に隠された秘話や、メンバーが時に衝突しながら成長し、世界中のファンを魅了していく様が描かれる。リーは「彼らは“音楽が生み出されること”が、他のどんなことにも勝る関係にあった」と分析する。「僕が劇中で好きなのは、メンバーがぶつかり合いながら『地獄へ道づれ(Another One Bites the Dust)』が出来上がっていく場面だ。彼らは4人とも強烈なエゴがあったと思うけど、それらが衝突し、葛藤の頂点で新しい音楽が生まれ、そのことが他のすべてに勝ってしまう。そこが素晴らしいんだ!」しかし、マッゼロ曰く「他の人には嘘をつけても、バンドのメンバーには嘘をつけない」状況で、彼らは追いつめられていく。さらにフレディは愛する女性メアリー・オースティンと交際するが、自身の性的指向に悩み、ド派手なパーティを開いても孤独や哀しみを癒せず、深い闇を彷徨うことになる。「フレディがあそこまでの成功をおさめるためには、相当なエゴが必要だったと思う。そしてスターダムを登ったことで、同時に心に大きな“穴”が開いてしまったと思うんだ。結果として彼はアートや音楽や周囲の人々で穴を埋めようとする。でも、あそこまでの栄光と引き換えに生まれた空虚な気持ちは、栄光と同じぐらい巨大なものだった。だから、彼は簡単には地に足をつけて生きられなかったんじゃないかな」(マレック)幾度かのピンチを乗り越えるも限界寸前まで悪化してしまったメンバーの関係、どれだけ成功しても満たされないフレディの哀しみと彼にもたらされた“病”の知らせ。あまりにも過酷な状況に置かれた4人はいかにして再結束し、ライヴ・エイドのステージに立ったのか? 役を“生きた”者たちが描き出す、記録映像には写っていない“知られざるドラマ”がいよいよ明らかになる。『ボヘミアン・ラプソディ』公開中
2018年11月09日三島由紀夫がその思想と死生観のすべてを注ぎ込んだ長編小説であり、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹自殺をする直前に、最終巻の原稿を渡したことでも知られる『豊饒の海』。この小説は『春の雪』『奔馬』『暁の寺』『天人五衰』の全4巻から成るが、根底に一貫して流れているテーマは“輪廻”だ。今回の公演では、文学作品の核心をすくいとり、舞台化する手腕に定評のある長田育恵が翻案と脚本を担当。さらに、昨年オールドヴィックシアター(ロンドン)のアソシエイトディレクターに就任したばかりの新鋭、マックス・ウェブスターが演出を手掛ける。長編小説をひとつの舞台作品として再構築するなか、三島の美しく深遠な世界観が、どのように立ち現われているのかに注目だ。いよいよ本日11月7日(水)に初日を迎えた本作で、華族の家に生まれ、幼馴染みの令嬢・聡子を愛しながらも、二十歳で世を去る松枝清顕を演じるのは東出昌大。物語が進むにつれ、清顕が転生する(と思われる)人物は別の役者が演じるが、もちろん東出の登場は序盤だけではないだろう。どういう形で舞台上に存在するのかも見どころだ。清顕の親友で、生涯を通して彼の転生に触れてゆく本多繁邦には、大鶴佐助(青年時代)と首藤康之(中年時代)、そして笈田ヨシ(老齢時代)と魅力的な配役が叶った。他にも、宮沢氷魚、上杉柊平、神野三鈴、初音映莉子ら盤石の役者たちがそろい、舞台を引き締める。本作のポスターには、海でたたずむ東出の写真と共に、「又、会ふぜ。きつと会ふ。」の文字が。その清顕の言葉がどんな意味を持つのか、ぜひ客席から見届けたい。12月2日まで紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAまで上演され、12月8日(土)・9日(日) には森ノ宮ピロティホールにて公演を行う。文: 佐藤さくら
2018年11月07日本日11月6日と明日7日、iKONが日本武道館にて『iKON JAPAN TOUR 2018』を行う。韓国の大手芸能事務所「YG ENTERTAINMENT」に所属するiKONは、BIGBANGの弟分的ポジションで、2016年に日本デビューした7人組ボーイズグループ。その年の日本レコード大賞では最優秀新人賞を受賞し、2017年は海外アーティストの本国デビューから史上最速となる1年9カ月でジャパンドームツアーを開催した。そして今年9月には、日本2ndアルバム『RETURN』をリリース。リード曲の『LOVE SCENARIO』は、韓国のBillboard Koreaが発表した2018年上半期最多の1位を獲得した楽曲でもある。付属する映像には、日本オリジナルとなるMVやメイキング、ライブ模様などが収録され、盛りだくさんの内容に。本作は、見事オリコンウィークリーアルバムランキングで堂々の初登場1位を獲得した。iKONは、リーダーであるB.Iや、韓国のサバイバルオーディション番組『SHOW ME THE MONEY』シーズン3の優勝経験もあるBOBBYをはじめ、メンバー内に作詞作曲ができるメンバーを有している。ヒップホップを基本としたトラックは、世界的トレンドと韓国ならではの要素がミックスされ、また練習生時代から鍛え上げられてきた、全員の動きがシンクロした踊りもiKONの魅力のひとつ。今回のライブのポイントでも、ぜひ注目したい。ツアーはこの後、12月22日、23日の京セラドーム大阪公園まで続く。全国5都市17公演で、20.6万人超を動員する予定だ。日本でも、BTS(防弾少年団)やTWICEらの人気が爆発的に高まっている今。そのブームをさらに広げるアーティストとして、iKONからも目が離せない。公演情報『iKON JAPAN TOUR 2018』11月6日(火)開場/17:30開演/18:0011月7日(水)開場/17:30開演/18:00会場:日本武道館12月22日(土)開場/15:00開演/17:0012月23日(日)開場/11:00開演/13:00会場:京セラドーム大阪
2018年11月06日最新映画情報をお届けする「ぴあ Movie Special」の最新号、 「ぴあ Movie Special 2019 Winter」を12月1日(土)に発売することが決定し、 予約受付も開始いたしました。※Amazon予約ページ()■表紙&巻頭特集『マスカレード・ホテル』木村拓哉東野圭吾のベストセラーを映画化した 『マスカレード・ホテル』 に主演する 木村拓哉 が、 本誌表紙&巻頭特集に登場!一流ホテルにホテルマンとして潜入捜査するエリート刑事・新田浩介という新たなキャラクターをどう演じたのか、 撮り下ろしロングインタビューで語っていただきます!・ 木村拓哉 撮り下ろしロングインタビューほか全12ページ予定■冬の日本映画、 旬の顔が集合!『ニセコイ』中島健人&岸優太(King & Prince)『雪の華』登坂広臣、 登坂広臣&中条あやみ『jam』青柳翔&町田啓太&鈴木伸之 ほか■ 『映画刀剣乱舞』 “刀剣男子” 8人全員登場特集!ついに映画化を果たした 『映画刀剣乱舞』 (1/18公開)から、 鈴木拡樹 をはじめとする主要キャスト8人全員が撮り下ろしインタビュー&対談で登場!合計12pで贈る、 ファン必読の特集です!鈴木拡樹 撮り下ろしインタビュー荒牧慶彦&北村諒 撮り下ろし対談和田雅成&岩永洋昭&椎名鯛造 撮り下ろし鼎談廣瀬智紀&定本楓馬 撮り下ろし対談■秋冬洋画特集2019年ハリウッド映画界の話題を展望■ LiLiCoさん 連載「この映画、 埋もらせちゃダメ!」■映画ライターおススメ、 冬の良質作レビュー■冬の話題作をまとめてチェック!映画ファン必携! 新作映画先取りカタログ!■プレゼント企画注目作の試写会ご招待などを予定!※内容は予告なく変更になる可能性があります。 ご了承くださいませ。全国の書店、 ネット書店、 BOOKぴあなどでご購入いただけます。Amazonではご予約を受け付けております※Amazon予約ページ()【出版概要】タイトル:『ぴあ Movie Special 2019 Winter』判型:A4版/130頁発売日:2018年12月1日価格:1015円(消費税込)出版:ぴあ株式会社発売:全国の書店、 ネット書店、 BOOKぴあ等にて
2018年11月05日名曲の数々とともに、恋人の死や自身のモルヒネ中毒といったドラマティックな生涯でも知られる“シャンソンの女王”、エディット・ピアフ。その壮絶な生き様を大竹しのぶが体当たりで演じ、「ピアフが、大竹しのぶに舞い降りた」と大称賛されてきた音楽劇『ピアフ』が本日11月4日(日)、シアタークリエで開幕する。2011年の初演以来、2~3年おきに再演が重ねられ、今回で早くも4演目となる名作舞台だ。最大の見どころは、やはり大竹しのぶその人。どこを切り取ってもドラマティックなピアフの生涯を、本作の作者パム・ジェムスはあえてどこかに焦点を絞ることなく、短い場面の連続によって万遍なく描いている。そのためピアフ役には、舞台全体を通してキャラクターを表現するというより、場面場面でピアフの感情を追体験するような演じ方が求められるわけだが、その点において大竹に勝る女優はいないだろう。目の前で本当に愛し、本当に苦しみ、そしてピアフそのものとして歌う大竹の姿は必見だ。とはいえもちろん、名作舞台は主演女優ひとりの力では成立しない。重厚で丁寧な栗山民也演出のもと、初演以来同じ役を務め続け、本作に不可欠な存在となっている梅沢昌代、彩輝なお、辻萬長。一方で、ピアフの恋人などに扮する6つの“若手男優枠”では再演ごとに入れ替わりが行われ、初参加のメンバーがもたらす化学反応は毎度、大竹ピアフと並ぶ大きな見どころとなっている。演劇界に有望な若手男優がいる限り、大竹版『ピアフ』の魅力は、何度観ても色褪せることはないだろう。シアタークリエで11月11日(日)まで上演された後、広島、香川、大阪で公演を行う。文: 町田麻子
2018年11月04日平成中村座 十一月大歌舞伎〈十八世中村勘三郎七回忌追善〉が11月1日(木)に初日を迎える。今回平成中村座が設営されるのは、おなじみの浅草寺境内。役者の名前を染め抜いた何本もの幟がはためき、中村屋の紋〈角切銀杏〉の櫓を掲げた入り口をくぐると、大提灯と中村座オリジナルの三色の定式幕が目に入る。平土間の席には座布団が並び、江戸時代の芝居小屋にタイムスリップしたかのようで、一気に芝居心が刺激される。歌舞伎座や国立劇場とはまた違った客席と舞台の一体感がいい。「江戸時代の芝居小屋を現代に復活させたい」。故・十八世中村勘三郎のそんな長年の夢が、2000年に平成中村座として実現。以来、大坂、名古屋、そしてNYやベルリンと、各地で大勢の人々を魅了してきた。「父が19歳の時に唐十郎さんのテント芝居を観て、”こういう小屋を作りたい”と夢を抱き、かなったのがこの平成中村座です。日本国内だけではなく海外へも行かせていただきました。そして”もっといろいろなことができそうだ”ということが確信に変わったときに、父が逝ってしまった。その父の夢を僕らが引き継ぎました。先輩後輩皆さんのお力を借りて、これからも続けていきたいと思います」と中村勘九郎は製作発表で語っていた。今回の演目は昼の部が、血で血を洗う源平争乱にあって颯爽と生き抜いた武将を描く『源平布引滝 実盛物語』、長い晒を使った力強くあでやかな舞踊『近江のお兼』、だましだまされ化かし合いの物語『江戸みやげ 狐狸狐狸ばなし』。夜の部は、出演者一同によるにぎやかな『弥栄芝居賑』、十七世/十八世中村屋のために書き下ろされた舞踊劇『舞鶴五條橋』、大星由良之助の本心とお軽平右衛門兄妹の情が響き合う『仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場』。亡き父に代わり奮闘する中村勘九郎と中村七之助、そして盟友中村扇雀に、中村芝翫。中村屋ゆかりの演目と顔ぶれで、秋の浅草を満喫したい。11月26日(月)まで。文: 五十川晶子
2018年11月01日11月30日(金)から12月2日(日)までの3日間、幕張メッセにて開催される『東京コミコン2018』のCMが完成。本日より全国の屋外ビジョンにて公開される。映像では昨年までの様子を振り返りながら、東京コミコンの見どころである映画に登場したさまざまな小道具や衣装などの展示や、数々の映画のキャラクターになりきったコスプレイヤーの様子、華やかなステージイベントなどが紹介されていく。そしてイベントの目玉である来日ゲストについては、昨年参加したマッツ・ミケルセンやマイケル・ルーカーらによるステージイベントの様子や写真撮影会での模様が。なお今年は、アンソニー・マッキー、フェルプス兄弟、ジョン・キューザック、ピーター・ウェラーが現在までに発表されている。本CMは、本日より全国3都市、5カ所の屋外ビジョンにて一斉公開されることが決定しており、東京都内ではSHIBUYA109前交差点、池袋GU前、新橋SL広場前の屋外ビジョンで見ることができる。また、これまでに発表された来日ゲストのフェルプス兄弟、キューザック、ウェラーとの写真撮影会やサイン会に参加できる“セレブチケット”が現在発売中。購入方法などの詳細情報に関しては、オフィシャルサイトに掲載中東京コミックコンベンション2018 (略称:東京コミコン2018)11月30日(金)12:00~19:0012月1日(土)10:00~19:002日(日)10:00~18:00幕張メッセ 国際展示場9・10・11ホール(千葉市美浜区中瀬2-1)
2018年10月30日「ぴあ」調査による2018年10月26日、27日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは『映画HUGっと!プリキュア・ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』が第1位に輝いた。本作は、シリーズ15周年を記念して歴代のプリキュア55人が集結する作品で、劇場には15年前にアニメを観ていた観客、ずっとシリーズを追い続けてきた観客、そして最新作からプリキュアを応援し始めた子供たちが集結! 15年続いてきたシリーズらしい客席で、上映後には絶賛の声が相次いだ。シリーズ第1作『ふたりはプリキュア』は2004年2月にスタートし、その後もシリーズ化され、小さな子どもたちと、大きなお友だちから絶大な支持を集めてきた。本シリーズは過去にも歴代の人気キャラクターが集結する作品を公開してきたが、本作は過去に登場したプリキュア55人が登場。歴代のプリキュアたちから“思い出”を奪う謎の怪物・ミデンとプリキュアオールスターズの戦いが描かれる。シリーズ開始から15年。初期シリーズを夢中で見ていた子どもたちが学生になり、再び劇場に戻ってくるケースも多いようで、公開初日の劇場には親子連れだけでなく、学生グループやカップル、男性のチームまでもが集結。プリキュア映画では子ども限定で配られるミラクルライトを振って、プリキュアたちに声援を送る応援タイムが設けらているが近年は大人もライトを購入できるため、客席が一丸となってプリキュアたちを応援した。出口調査では「みんなでおうえんして楽しかった!」「フレーフレーっていっぱい言った!」と子どもたちが笑顔を見せ、大人の観客からは「ミラクルライトが買えたので、子どもと一緒に声を出して応援するくらい夢中になれた」などの感想が聞かれた。また、長きに渡ってシリーズを観続けてきたファンからは「知っている曲がかかるタイミングが最高すぎて泣いた!」「ひとりひとりが必殺技を繰り出すシーンは夢のようで、今まで以上に気持ちが入り込める作品だった」など熱い声が続出。世代、性別を超えて幅広い層の観客を魅了し、高い満足度を叩き出した。(本ランキングは、10/26(金)、10/27(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2018年10月29日本日10月26日、ゲスの極み乙女。が東京国際フォーラム・ホールAにて、ツアー『ゲスなのか、タコなのか』の最終公演を行う。ゲスの極み乙女。は8月29日に4枚目のフルアルバム『好きなら問わない』をリリース。『ゲスなのか、タコなのか』は本作を携えてのツアーとなる。『好きなら問わない』は、川谷絵音がワーナーミュージック・ジャパン内に立ち上げたレーベル<TACO RECORDS(読み:タコレコーズ)>からの第1弾リリース作品。前作『達磨林檎』より約1年3カ月ぶりのアルバムで、1月にリリースされたシングル曲『戦ってしまうよ』(アクションゲーム『クラロワ』TVCMソング)、そのカップリング曲『イメージセンリャク』、そして先行配信もされた『もう切ないとは言わせない』を含む、全11曲が収録されている。今回のツアーでは『好きなら問わない』より多くの新曲が披露されているという。また、ゲスの極み乙女。は既発曲であっても新たなアレンジとともにライブで披露したり、また演出面でも最近のライブではダンサーが登場したり、ほな・いこか(Dr)とデュエットを繰り広げたりと、演出面でも毎回異なるライブを見せてくれる。新曲以外の要素にも、ぜひ注目したいところだ。また、川谷はゲスの極み乙女。と並行しながら、indigo la End(ボーカル&ギター)、ジェニーハイ(ギター&プロデュース)、DADARAY(プロデュース)、ichikoro(ギター)といったバンドや、休日課長とのボカロPユニット・学生気分など、複数のプロジェクトを同時並行で進めている。先日10月17日には、ジェニーハイの1stミニアルバムも発売されたばかり。ゲスの極み乙女。のみならず、他のプロジェクトでの音楽活動にも期待が高まる。公演情報2018年全国ツアー『ゲスなのか、タコなのか』10月26日(金)開場/18:00 開演/19:00会場:東京国際フォーラム・ホールA関連ニュース川谷絵音が語る、“新しい音楽”を求め続ける理由「いつの時代も作る人は絶対にいる」(dpia-app://contentAll?contentId=f4161e34-edfc-496d-b0fe-29813f18c96c&contentTypeId=2)
2018年10月26日『ハリー・ポッター』シリーズでホグワーツ魔法学校の教科書として登場する、“幻の動物とその生息地“の編者ニュートが活躍する最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』日本最速試写会をuP!!!ライブパスで受け付けている。本作は、パリとロンドンを舞台に、主人公ニュートがダンブルドア先生とタッグを組んで、逃げ出した強大な敵グリンデルバルドを追うさまを描き出す。若き日のダンブルドアをジュード・ロウが、最強の敵グリンデルバルドをジョニー・デップが演じるほか、エディ・レッドメイン、キャサリン・ウォーターストンらおなじみのメンバーも出演する。試写会は11月13日(火)に全国5都市で開催。各会場10組20人が招待され、uP!!!ライブパスPlusプラン登録者と、アプリ版「ぴあ」登録者は当選確率がアップする。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』日本最速試写会日付:11月13日(火)時間:夕刻実施予定会場:札幌シネマフロンティア/新宿ピカデリー/梅田ブルク7/ミッドランドスクエア シネマ/T・ジョイ博多招待人数:各会場10組20名様※当日、舞台挨拶の予定はございません。応募資格:uP!!!ライブパス会員uP!!!ライブパスPlusプランの方は当選確率アップアプリ版「ぴあ」登録者(ぴあニスト)は当選確率アップ応募期間:10月31日(水) 12:00まで日本最速試写会応募ページ()『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』11月23日(金・祝) 全国ロードショー(C)2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C)J.K.R.
2018年10月24日藍井エイルが本日10月24日に15枚目のシングル『アイリス』をリリースする。2016年11月の日本武道館公演をもって活動休止していた藍井エイルは、2018年春より活動を再開。復帰第一弾シングル『流星 / 約束』に続き、『アイリス』は今年2枚目のシングルとなる。表題曲「アイリス」は、人気TVアニメ『ソードアート・オンライン』の最新シリーズ『ソードアート・オンライン アリシゼーション』のエンディングテーマ曲。藍井エイルは『ソードアート・オンライン』のコラボレーションは恒例となっており、初期からその作品世界を彩ってきた。エンディングテーマを担当することについて、藍井エイルは「今回も 『ソードアート・オンライン』 のテーマソングを歌わせて頂くことで、再び大切な人の存在の大きさを感じました。優しさで溢れる 『アイリス』 があなたへ届きますように!!」と、ファンへ向けてメッセージを贈っている。『アイリス』の発売後、12月には自身のファンクラブ『エイルランド』会員限定ライブツアーを東名阪で開催。さらに8月16日に開催された復帰後初ワンマンの武道館公演の模様をLIVE Blu-ray & DVDとして発売する。復帰後精力的に活動を続ける藍井エイルの今後に注目だ。さらに本日には、ナオト・インティライミがシングル『Start To Rain』を発売。表題曲は、海外のトレンドを大胆に取り入れた新機軸のアップチューンに仕上がっている。また、4thシングル『Everything will be all right』をリリースするのはラストアイドル。ラストアイドルとは、アイドルオーディション番組『ラストアイドル』(テレビ朝日系)から派生したアイドルユニットで、秋元康がプロデュースを勤めている。表題曲は、AbemaTVにてレギュラー放送してきた『ラストアイドル in AbemaTV』内のユニット対抗バトルを制したLaLuceが歌っており、プロデュースは後藤次利が務めている。リリース情報『アイリス』TVアニメ『ソードアート・オンライン アリシゼーション』EDテーマ初回盤(CD+DVD)『アイリス』MV+Photobook1,944円(税込)※三方背BOX通常盤(CD)1,296円(税込)期間生産限定盤(CD)1,404円(税込)※デジパック仕様/アニメ絵柄オリジナルミニポスター封入番組情報『ソードアート・オンライン アリシゼーション』英語版:SWORD ART ONLINE Alicization放送時期:10月6日より放送中放送局:TOKYO MX、BS11、とちぎテレビ、群馬テレビ、MBS、テレビ愛知、AbemaTV ※地上波同時配信TOPICS1024-2『アイリス』通常版TOPICS1024-3『アイリス』期間生産限定版TOPICS1024-4『ソードアート・オンライン アリシゼーション』(c)2017 川原礫/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/SAO-A Project
2018年10月24日太平洋戦争のさなかだった1945年に初演されて以来、劇団の節目節目に再演されてきたことなどから、文学座が“財産演目”と位置付ける『女の一生』。かつては主人公・布引けい役を足かけ46年にわたり、じつに計947回も務めた杉村春子の代名詞のような作品だったが、その後同役は平淑恵、荘田由紀を経て、2年前に山本郁子に引き継がれた。2016年の公演は各地鑑賞団体(会員制)の主催だったため、一般向けの本公演としては初となる山本主演版が本日10月23日(火)、紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで幕を開ける。日本がようやく近代的な資本主義国家となり始めた明治38年、天涯孤独の身の上だった布引けいは、清国との貿易で一家を成した堤家に拾われる。闊達な気性を見込まれて長男伸太郎の妻となり、名実ともに堤家の一員となったけいだが、やがて時は流れ……。森本薫が描いているのは、明治の終わりから第二次世界大戦終了までの激動の時代を生き抜いたけいの、文字通り“女の一生”。もとより普遍的なテーマを、2014年の公演から演出を手がける鵜山仁が、より現代に通じる作品に仕上げている点も見どころだ。公演は10月28日(日)まで。文: 町田麻子
2018年10月23日ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)が作・演出を手がける新作舞台、KERA・MAP『修道女たち』が10月20日(土)に本多劇場で開幕した。これまでも女性たちのコメディを多く生み出してきたKERAが今回描くのは、タイトルのとおり“修道女たち”。おそらく今から100年ほど前の時代、雪に閉ざされた山荘を訪れる修道女一行に扮するのは、緒川たまきや高橋ひとみら6人。意外にもKERA作品初登場という大人計画の伊勢志摩はその中の修道院長を演じる。同じく初参加となる鈴木浩介の演技も楽しみな要素のひとつだ。聖職者の物語を描く理由のひとつを、不思議なことがいくら起こっても納得してもらいやすいことと語っていたKERA。修道女の存在そのものが、物語を豊かに、自由に膨らませ、飛躍させていく。チラシでは他のキャスト同様、修道女の衣装を身にまとっていた鈴木杏だが、演じるのは巡礼にやってきた修道女たちを受け入れる村の女、オーネジー。年齢に見合わないほどの幼さとまっすぐさを持った彼女と修道女たちはどのような物語を織り成すのか……。この作品がコメディであることは間違いないようだが、事前に得られる情報から伝わってくるのは、決して"陽”の空気ではない。不穏さの漂う中で、手練れの役者たちが交わす会話がどんな世界へと導いてくれるのか。冬の気配が少しずつしのびよってくるこの季節にぴったりの演目であろうことだけは間違いなさそうだ。11月15日(木)まで下北沢 本多劇場で上演、その後、兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、北九州芸術劇場 中劇場でも上演される。文:釣木文恵
2018年10月21日