チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (27/342)
大阪・堺出身のTHE→CHINA WIFE MOTORSとGOOD4NOTHINGが「地元に恩返しをしたい!」という強い想いで2013年にスタートした大型音楽フェス『SAKAI MEETING』。今年はイベント発足10周年を記念して、『SAKAI MEETING 2022 10th ANNVERSARY』と題し、始まりの場所、泉ヶ丘ビッグアイで2DAYS開催される。「SAKAI MEETING 2022 10th ANNVERSARY」 チケット情報第3弾出演者としてdustbox、ENTH、HAWAIIAN6、HEY-SMITH、HOTSQUALL、SECRET 7 LINE、SHADOWS、THE FOREVER YOUNGの8組が発表された。チケットは、オフィシャルHP3次先行(抽選)とファミリーマート先行(抽選)を受付中。
2022年09月20日東京・明治座で9月20日(火)に開幕する『坂本冬美特別公演 中村雅俊特別出演』。バラエティ番組で共演経験はあるものの、本格的な舞台では初タッグを組む坂本と中村がインタビューに応じた。第一部の芝居『いくじなし』は、脚本を平岩弓枝、演出を石井ふく子が務める下町人情劇。江戸時代、浅草龍泉寺町のとある長屋に暮らすおはな(坂本)と六助(中村)夫婦が、同じ店子の姉弟を助けたことを機に物語が加速していく。これまでの座長公演では芸者に呉服問屋の内儀など、華やかな衣裳に身を包んできた坂本。薄利多売の水売りを生業とする六助の妻は慎ましい役どころだが、「大酒飲みで気が強くいつも六助に文句を垂れているおはなって、意外と素の私に近いんですよ」と笑ってみせる。姉御肌で豪快な一面を覗かせるのかと思いきや、台本を半年前から取り寄せるなど心配性なところも。「不器用なのでパニックにならないよう早めに準備するんです」という坂本の言葉に、中村は「俺は正反対で、追い詰められて本領発揮するタイプ」と苦笑した。慣れたら次第にアドリブ合戦になるのでは、と記者から水を向けられた坂本は「とんでもない!」と謙遜。中村も「ポスター撮影の段階から演出をつけてくださった石井先生のお考えを尊重するなら、稽古でセリフを何度も返し動きも洗練させていくのが本道ですよね」と続く。心あたたまる夫婦の掛け合いが期待できそうだ。第二部は『坂本冬美オンステージ2022 艶歌(うた)の桜道(はなみち)』と題された歌謡ショー。「あばれ太鼓」「夜桜お七」「また君に恋してる」といった坂本の代表曲をはじめ、中村のヒット曲も聴けるそうだ。二人の共通項といえば、坂本の「ブッダのように私は死んだ」(2020年)、中村の「恋人も濡れる街角」(1982年)を作詞・作曲した桑田佳祐の存在だろう。楽曲提供を受けた経緯を懐かしそうに振り返りながら、坂本は桑田作品の魅力を「ストーリー性に富んでいて、老若男女すべての方に広く伝わる普遍性がありますよね」とコメント。中村も「艶っぽい言葉遊びがいまでも楽しく聴ける」と言って、サビに込められた別の解釈をそっと教えてくれた。坂本の後輩である森山愛子も歌声を披露するほか、坂本と中村のデュエットも。すでに行われたリハーサルを振り返って、中村は「歌い出しから世界をつくってしまうのはさすがですよね」と坂本を称えた。『坂本冬美特別公演 中村雅俊特別出演』は、東京・明治座で10月18日(火)まで。ぴあでは座席指定できるチケットを販売中だ。取材・文:岡山朋代
2022年09月16日平成中村座が4年ぶりに浅草に帰ってくる。江戸時代の芝居小屋を復活させたいという十八世中村勘三郎の思いが具現化され、まさに時空を超えたエンターテインメントを体感できるあの小屋で、今回は10月・11月の2ヶ月連続の上演が実現するのである。しかも、宮藤官九郎による新作歌舞伎『唐茄子屋〜不思議国之若旦那〜』が登場する。話題になること間違いなしのこの公演。中村勘九郎と中村七之助が二人揃って自信を見せた。様々なイベントが中止を余儀なくされているこの3年弱。平成中村座も例外ではなく、19年の小倉城勝山公園での上演が最後になっていたが、復活を望む多くの声に応え、まず浅草寺境内での上演が実現する。序幕には、10月は『双蝶々曲輪日記角力場』、11月は『寿曽我対面』と、ともに若手が活躍する演目を用意。勘九郎が言う。「うちの父(勘三郎)は平成中村座で必ず試演会を行って若手が活躍する場を作って、私たちも多くを教わってきました。今度は私たちがその場を作っていければと」。「コロナ禍で演じる場がなくなっていましたからなおさら、必要だと思ったんです」と七之助も答える。宮藤官九郎が作・演出を手掛ける『唐茄子屋〜不思議国之若旦那〜』は、「唐茄子屋政談」を中心とした古典落語に「不思議の国のアリス」の要素を入れた新作歌舞伎。「台本を読んで『これどうやるんだろう』と思ったんですけど(笑)、そんな悩みが出るものほど面白くなるんです」と勘九郎が太鼓判を押せば、七之助も「歌舞伎役者たちがついていけるかなと心配になるほど面白い」と話し、「宮藤さんは、僕たちに好きにやらせてから細かく演出をつけてくださるので、まず自分たちのやるべきことを一生懸命やらないと」と気合いを入れる。他の演目は、10月に『極付幡随長兵衛』11月に『魚屋宗五郎』と、「見取狂言にこだわった父の遺志を継いだ演目を選びました」と勘九郎。通し狂言ではなく見どころの多い幕を選んで上演することで、より気軽に楽しんでもらいたいという思いがそこには込められている。他にも、10月の『綾の鼓』、11月の『舞妓の花宴』『乗合船恵方萬歳』といった舞踊も揃う。「平成中村座は、いい意味で緊張感がない空間。お客様も参加する感じになって、同じ演目でも楽しさが倍増するという不思議な魅力があるんです」と七之助。勘九郎も「ここは何でもできる場所。小屋ならではの演出も楽しんでいただきたい」と胸を張る。芝居を観るという喜びがあふれる空間になりそうだ。公演は10月5日~27日、11月3日~27日まで浅草・平成中村座にて。10月公演のチケットはチケットぴあにて発売中。(取材・文:大内弓子)
2022年09月16日劇団時間制作の主宰で気鋭の劇作家・谷碧仁と、劇団温泉ドラゴンの実力派演出家・シライケイタが初のタッグ。新作『ホームレッスン』で、“100の家訓”を持つ奇妙な家族の姿を描く。そこで稽古中の田中俊介と堀夏喜(FANTASTICS from EXILE TRIBE)に話を訊いた。思いがけず子供を授かり、彼女である三上花蓮の家へと挨拶に訪れた伊藤大夢。そこで彼は、三上家の“100の家訓”の洗礼を受けることになり…。演じる大夢について田中は、「過去の辛い経験から、家族ってものに対して強い憧れがあるんですよね。それが三上家に来てみたら、『あれ、なんかおかしいぞ?』と(笑)。ただ彼にとっては家族像ってものすらふわっとしていて、それでも家族って笑っていられる、幸せを感じられる空間だと思っていた。それなのに…という状況なんだと思います」と捉える。堀が演じるのは、花蓮の弟・朔太郎。彼は三上家の家訓に反した罰で、部屋に閉じ込められている。「朔太郎は18歳の少年ですが、若い年代だからこその意志の強さやそれを曲げない気持ち、反発心といったものがすごく滲み出ていると感じます。この家族しか知らずに育ってきた中で、きっと周りを知るきっかけがなにかあったんでしょうね。その衝撃は相当大きかったと思いますし、一度でもそういった思いが芽生えてしまった以上、自分の家族への違和感は拭えないものになっていったと思います」三上家にとっては外部の人間である大夢と、この家族と18年間暮らしてきた朔太郎。それぞれ“100の家訓”に翻弄されていくふたりだが、この人物を演じる上で核にしたいことを訊くと、「大夢って、いろんな面を出していかなくちゃいけないキャラクター。ただその中でも僕が意識しているのは、純粋に花蓮のことが大好きで、家族ってものを愛したくて、その家族を守りたくてやっているということ。そこだけはブレないように演じたいです」と田中。一方の堀は、「やっぱり意志の強さです。そこは自分から生み出すというよりも、台本にすでに描かれている感情なので、しっかり自分の中に朔太郎を落とし込んで演じられたらと思います」と意気込んだ。さらに「家族って本当にさまざまなかたちがある分、お客様によって感じ方もそれぞれ変わる作品だと思います」と堀。田中は「今の世の中にリンクする部分が非常に多い作品」と驚きの表情を浮かべ、さらに「今こそ観てもらいたい作品ですし、100の家訓を持った、この一風変わった家族の行く末を見守ってもらえたらと思います」と続けた。取材・文:野上瑠美子
2022年09月16日シンガーソングライターの矢井田 瞳が、約2年ぶり12枚目となるオリジナルアルバム『オールライト』をリリース。収録曲『駒沢公園』のMVが公開された。矢井田瞳 チケット情報また、リリースを記念してデジタルキャンペーンが行われている。9月20日(火)までに収録曲『オンナジコトノクリカエシ』を“繰り返し”聴いて参加できるTwitterシェア、LINE MUSICリスニングキャンペーンで、それぞれ応募者から抽選で『オンナジコトノクリカエシ』ステッカーやTシャツなどのオリジナルグッズが直筆サイン入りでプレゼントされる。キャンペーン詳細は矢井田 瞳、日本コロムビアオフィシャルサイトをチェックして欲しい。そして12thアルバム『オールライト』を携えて、10月7日(金)に東京・LINE CUBE SHIBUYA、10月22日(土)に大阪・メルパルクホールにて「矢井田 瞳 release tour 2022『オールライト』」が開催される。レコーディング参加メンバーとおくるスペシャルライブのチケットは発売中。12thアルバム『オールライト』リリース記念デジタルキャンペーン開催!▼「オンナジコトノクリカエシ」Twitterシェアキャンペーン/抽選で20名さまに「直筆サイン入り「オンナジコトノクリカエシ」オリジナルステッカー」プレゼント▼「オンナジコトノクリカエシ」LINE MUSICリスニングキャンペーン/抽選で5名さまに「直筆サイン入り「オンナジコトノクリカエシ」オリジナルT シャツ」プレゼントURL:対象期間:9月7日(水)~20日(火) 23:59
2022年09月15日上方落語の定席・天満天神繁昌亭が9月15日(木)、開場16周年を迎え、記念式典を開催した。式典には、上方落語協会会長の笑福亭仁智、副会長の桂米團治、月亭遊方らが出席。繁昌亭前で挨拶を述べた後、鏡開きを行い、16周年を寿いだ。天満天神繁昌亭チケット情報天満天神繁昌亭は開場以来、総入場者数197万5855人(9月14日現在)を数える。早ければ年内にも200万人を突破する見込みだ。16周年を迎えて仁智は「以前にも申し上げておりますが、この繁昌亭周辺が、大阪の憩いの場として、文化の発祥地として、皆さま方に親しんでいただけるような、例えば、“天神裏”とか、“裏天神”とか、“繁昌亭横丁”などといった、親しみのある愛称で呼んでいただけるようになればと思っています。3年前にもここでご挨拶させていただいたとき、天満天神繁昌亭を“USJ”、“NGK”に匹敵する愛称で呼んでいただこうと思い、“TTH”と呼んでほしいとお願いしましたが、全然広まっておりません(笑)。皆さまに愛される場所になりますよう、噺家一同努力しますので、ここでまた改めてお願いできればと思います」と挨拶した。現在、繁昌亭では16周年をお祝いする「大誕生祭」を開催中で、昼席は毎日日替わり公演が行われている。さらに15日(木)から18日(日)の夜席は『東西会長落語の未来を語る』、『師弟愛グランプリ』など、趣向を凝らしたさまざまな企画を実施。特別公演実行委員長の遊方が「当日券で来てくださる方がすごく多くなっている。本来の寄席のように、ふらっと“今日いこか”と思ってくださる方が増えてきているんじゃないかなと感じております」と語るように、気軽に立ち寄ってみてほしい。なお、9月1日より、天満天神繁昌亭の昼席の番組本数・開演時間が変更に。番組は当初の8本から10本(うち2本は色物)に増え、上演時間は2時間40分。開演時間も14時から13時30分(開場は13時)に繰り上げされている。昼席「天満天神繁昌亭 大誕生祭」は9月28日(水)まで、夜席特別公演は9月15日(木)から18日(日)まで。チケット発売中。
2022年09月15日兵庫県立芸術文化センターがプロデュースする「詩」をテーマにした「100年の詩(うた)物語」シリーズ。その第1弾『アネト~姉と弟の八十年間の手紙~』が11月23日(水・祝)に開催。MONOの土田英生を脚本・演出に迎え、詩の朗読を織り込んだ新たな形の朗読劇を上演する。「関西発の企画に携われることが純粋にうれしい」と語る土田。作品の構想について話を聞いた。兵庫県立芸術文化センタープロデュース100年の詩物語朗読劇「アネト~姉と弟の八十年間の手紙~」チケット情報今作で取り上げるのは、“神戸の詩人さん”として親しまれた竹中郁の詩。詩からインスパイアされたイメージをもとに、互いを知らずに育った姉と弟、ふたりの人生と情愛を80年にわたる手紙のやり取りで描き出す。「竹中さんの詩は、物語性があるというよりは、日常の情景の中から別の顔を見せる瞬間を切り取った詩が多いなと、僕は思うんです。今回、物語としては姉と弟の手紙のやり取りが中心になるので、その手紙の書き手がふと感じたことに重なる詩を乗せていくことで、詩とドラマのいい相乗効果が生まれるんじゃないかなと」。幼い頃に養子に出され、離ればなれになった姉弟。ある日、姉の存在を知った弟が一通の手紙を出すところから物語が始まる。姉を南野陽子、弟を林田一高が演じるほか、関西で活躍する若手俳優8名が“朗読アンサンブル”として詩を朗読する。「南野さんは、非常に声が綺麗な方。今作ではしっとりとした面を出していただきつつ、新しい魅力を引き出せたらと思っています。林田さんとは初めてご一緒しますが、文学座の方ということもあり、安心感があります。朗読アンサンブルは“バンド”のイメージで、詩の部分になったら、バンドが演奏するように読んでもらうつもりです。この8人の存在も、まだ考えているところですが、ただ詩を読むだけではなく、彼らが登場する背景を作りつつ、笑いの部分も担ってほしいなと思っています」。これまでも数多くの朗読劇を手掛けてきた土田。朗読劇の魅力を「情報が少ないからこそ、お客さんの想像力をかき立てることができる」と語る。「元々、『ラヴ・レターズ』という朗読劇を見たときに衝撃を受けたんですね。フィクションなのに、リアリティを感じるというか。本当に手紙と手紙の間に行われたことを知りたくてしょうがなくなったりして、その人の人生を非常に感じた気がするんです。昨今、朗読劇が増えてきていて、それは、手軽にできる良さはもちろんありますが、僕はそれよりも、朗読劇でしかできない新しい舞台を作ろうと思っているので、期待して観に来ていただきたいです」。公演は11月23日(水・祝)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて。チケットは発売中。取材・文:黒石悦子
2022年09月15日舞台『裸足で散歩』が2022年9月17日(土)から東京・自由劇場で開幕する。舞台は、2月のニューヨーク。真面目な新米弁護士のポールと、明るく自由奔放な若妻のコリーは新婚旅行を満喫し、新居のアパートへと帰る。しかしそのアパートに住む住人は少し風変わり。なかなか馴染めないポールとコリーの間で心のすれ違いが生じてーー。本作は、喜劇作家ニール・サイモンによるラブコメディで、1963年にブロードウェイで初演。67年には映画も公開されている。今回、ポールを演じるのは加藤和樹。コメディ作品に挑戦する意気込みを聞くと「稽古に入る前までは“コメディ作品”という印象を強く持っていたのですが、実際に自分が立ってお芝居をしてみると、その意識が薄れていきますね。もちろん笑いどころはあるのですが、笑いを取りにいこうとは思っていなくて。ポールとしてどういられるか。コリーをはじめ、人物に対してどう接していくか。心情を作っていけばいくほど、彼の真面目さがすごく際立って、結果面白くなるんだと思います」と真面目に答えた。コリーの母であるバンクス夫人を演じるのは、戸田恵子。実は戸田は約40年前にコリー役を演じた経験があるのだが「大変だったという印象はあるものの、残念ながら初演の経験が活きていることも、邪魔になっていることもないですね。全く真っ新な状態で臨んでいます」と笑う。今回のバンクス夫人役については「私自身、保守的な性格の役をキャスティングされることは稀。ありがたいなと思っています。どうしたら楽しい母になれるか、試行錯誤しています」。加藤と戸田は、今回が初共演となる。コロナ禍でなかなか雑談をする機会が少ない稽古場ではあるが、それぞれの印象や稽古場での様子を尋ねると、加藤は「昔からテレビで見ていたので、ミーハーながら『本物だ』と思いました。声が大好きなので、戸田さんの声を聞いているだけでも幸せ」と話す。一方の戸田は「堅実で真面目で、ポールにぴったり。稽古場では、これから一本ミュージカルが始まるのかなというぐらいのウォーミングアップと発声をしていたり、自分の机を拭いてから帰ったり。私の周りにはなかなかタイプの男性」とよく観察していた。観客へのメッセージとして、加藤は「コリーとポールが訪れた試練にどう立ち向かっていくか、お互いがどう寄り添うか。その一歩を踏み出せば全然なんてことない喧嘩ですが、でもその一歩が難しい。大切な人に一歩歩み寄ることの大切さに気づかされる作品。何も考えずに見ていただきたいと思います」。戸田は「まだ稽古途中ではありますが、それぞれがベストなキャラクターでいけるのではと思っています。誰かが死んだりするドラマチックな話ではなくて、日常生活の中で、みんながちょっとだけ階段を上るお話。おしゃれなニューヨーク感を味わいつつ、元気になって帰っていただければと思います」。東京公演は9月29日(木)まで。その後、兵庫、大阪、神奈川、東京多摩公演が予定されている。取材・文:五月女菜穂
2022年09月14日関西にゆかりのあるアーティストが集結するライブイベント『KANSAI LOVERS 2022~15th Anniversary~』のタイムテーブルが発表された。「KANSAI LOVERS 2022~15th Anniversary~」チケット情報9月17日(土)のトリはSaucy Dog、18日(日)はSHE’S、19日(月・祝)は夜の本気ダンス、23日(金・祝)の大トリはアルカラが務める。17日(土)のチケットはソールドアウト。その他の日程は発売中。
2022年09月12日10月15日(土)・16日(日)の2日間、大阪城公園西の丸庭園にて開催されるピクニックスタイルのミュージックフェス『Chillin’ Vibes 2022』。「Chillin’ Vibes 2022」 チケット情報今年は、全国から大阪に観光に来ていただき、府内の様々なエリアで周遊を楽しんでいただくための「大阪来てな!キャンペーン」の一環として開催される。同イベントに、追加出演アーティストとしてシンガー・ソングライターの山本彩が発表された。7月に活動再開を発表したばかりの山本彩は復帰後初の有観客ライブになる。その他、すでに発表している出演アーティストは、15日(土)に、絢香、eill、ego apartment、大橋トリオ & THE CHARM PARK、KREVA 、kojikoji、Chara、16日(日)には、阿部真央、UEBO、GLIM SPANKY、SKY HI、田島貴男、藤巻亮太の豪華ラインナップの全14組。併せて両日「GOOD MUSIC LOUNGE」エリアには、HALFBY、Twilight Clubs[Holiday in Tampere Club(Broth Works)、daichicrew(TASOGARE COFFEE STAND)、Shimi Chang(TASOGARE COFFEE STAND)、keicrew(TASOGARE COFFEE STAND)、DJ AGEISHI(AHB pro.) の豪華 DJ陣が登場する。また、会場のエリアマップが公開され、大阪の食材を活かしたフードが楽しめるキッチンカーや、ヨガ・スラックライン・モルックをはじめ、親子で楽しめるワークショップなどのアクティビティも充実。“MUSIC RELAX”をコンセプトにした極上の“GOOD TIME”をお届けする。チケットは現在、先行先着プリセールを受付中。今後もタイムスケジュールなど、詳細が決定次第、オフィシャルサイト、SNSにて随時発表されるので要チェックだ。
2022年09月12日9月10日(土)より、上野の森美術館にて「長坂真護展 Still A “BLACK” STAR」がスタートした。長坂氏は、先進国が廃棄した電子機器などを駆使し、「ガーナのスラム街を救う」をモットーに掲げて活動する美術家。このたび、自身初の美術館での大規模展覧会を開催することとなった。2017年6月に初めてガーナを訪れた長坂氏。スラム街で目にした、果てしないゴミの荒野に衝撃を受けた。「我々の豊かな生活は、このスラム街の人々の犠牲のもとに成り立っている」。そう感じた長坂氏は、アートを通じてこの状況を先進国に伝える決意をする。この思いこそが、彼の創作の原動力だ。「スラムを変えたい。その思いを実現するために、チャレンジし続ける決意をしました」2018年3月に開催した個展以降は、「サステナブル・キャピタリズム」を提唱。スラム街の廃棄物をアートに転換し、その売上を現地の人々へと還元する活動を続けている。その規模は、億単位を優に超えているというから驚きだ。そんなエネルギーに満ち溢れる長坂氏の軌跡をたどる本展覧会では、世界平和への願いが込められた約200点の作品を展示。ダイナミックでメッセージ性あふれる廃材アートの数々は、まさに圧巻の一言。ビビッドかつポップな画風のなかに、作家の強い思いと圧倒的な熱量がにじみ出る。家電やゲーム機器の廃棄物が散りばめられた中央にガーナの男の子が描かれた作品「Ghana‘s son」では、「スラム街のなかで咲く笑顔を表現しました」と語る。そのほか、同氏が立ち上げたアニメーションプロジェクトのキャラクター「ミリーちゃん」の立体作品や、一時創作活動ができなくなってしまったときに描かれたという「月」シリーズ、新型コロナウイルス感染症拡大による「ニューノーマル」の概念を作品に落とし込んだ「Let’s Go Diversity」など、実に幅広い彼の世界観を一挙に目にすることができる。多岐にわたる作品の数々は、最初から最後まで見る者を飽きさせない。「先進国だけがいい思いをしていていいわけがない」。その力強い言葉通り、長坂氏の活動は、単なるアート制作のみにとどまらず、新しいビジネス、社会変革に働きかける取り組みとして広がり続けている。彼が歩んできた軌跡をたどり、これから先に見据える「世界平和」という壮大な未来の予感を感じに、本展覧会にぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。取材・文/飯塚さき
2022年09月12日10月に“デビュー10周年イヤー”を締め括る自身初の大阪城ホールワンマンライブが控えているAimer。Aimer チケット情報この度大阪のラジオ局FM802が、デビューから現在までの活動をライブにスポットを当てて振り返る15000字超えのロングインタビューを実施。デビュー当初からAimerをよく知るFM802番組ディレクターが本人に話を伺聞いた。前編では2011年「Live at anywhere」から2017年「blanc et noir」までを、後編では2017から18年「hiver」からいよいよ来月開催のデビュー10周年イヤーを締めくくるアリーナ公演「Cycle de 10 ans」までのお話を、深くお届けする。なお、10月1日(土)・2日(日)に神奈川・ぴあアリーナMM、10月15日(土)・16日(日)に大阪城ホールで開催される10周年記念ライブのチケットは、9月10日(土)10:00より一般発売開始。■デビュー10周年を迎えたAimerへ、FM802が一万字超えのロングインタビュー【前編】【後編】
2022年09月09日増元拓也・長谷川芳明 漫談ライブショー「ピーチクパーチク」Vol.2が、10月29日(土)に高田馬場 BSホールで開催される。『アイドルマスター SideM』信玄誠司役や『VAZZROCK THE ANIMATION』大黒岳役などに出演してきた増元、『カードファイト!! ヴァンガードG』江西サトル役や『ハンドレッド』如月ハヤト役などでおなじみの長谷川。「ピーチクパーチク」は、ふたりの人気声優が何にも縛られず「好きにしゃべらせて!」という想いのもと、とにかく、ただひたすら今しゃべりたいことをしゃべっていく企画だ。芝居という手段だけではなく、ファンの皆様の笑顔や笑い声と直接触れ合いたいと立ち上げられたという。過去に行われた「Vol.0」と「Vol.0.5」は配信のみで開催され、普段のイベントや配信番組、ラジオでは話せないこと、プライベートでの話などを秘蔵写真や動画とともに届けた。そして、2021年12月に念願の有観客での開催となった「Vol.1」は坂泰斗がゲストとして登場。ここでしか聞けない話が満載のひと時となった。今回の「Vol.2」では菊池幸利をゲストに迎え、さらにパワーアップした内容が期待されている。約10カ月ぶりの開催にふたりはどんなトークを繰り広げるのだろうか。■イベント情報2022年10月29日(土)第1部:開場13:30/開演14:00第2部:開場17:30/開演18:00会場:高田馬場 BSホール出演:増元拓也・長谷川芳明ゲスト:菊池幸利 ※第1部のみ出演チケット:全席指定 5,500円(税込)<チケット受付>先行抽選:9月11日(日)10:00~9月25日(日)23:59まで一般販売:10月8日(土)10:00~10月29日(土)各公演1時間前まで
2022年09月08日大阪ミナミ一帯のライブハウス20会場以上を舞台に繰り広げられる、関西音楽シーンの秋の名物イベント『FM802 MINAMI WHEEL』。今年も10月8日(土)・9日(日)・10日(月・祝)の3日間にわたり開催される。「Eggs presents FM802 MINAMI WHEEL 2022」チケット情報先日発表された第二弾アーティストに続き、今回は第三弾アーティスト72組を発表!計450組が決定した。まだ見ぬアーティストとの新しい出会い、大好きなアーティストのライブをハシゴして回る楽しみ。ミナミの街全体が一大ミュージックパークと化す『MINAMI WHEEL』が今年もやって来る。チケットは発売中。
2022年09月08日1952年創立。今年70周年の東京二期会の秋からの新シーズンがプッチーニ《蝶々夫人》で幕を開ける。初日を2日後に控えた9月6日(火)のゲネプロ(最終の通しリハーサル)を取材した。栗山昌良演出の美しい舞台。幾度も再演を重ねている定評あるプロダクションは、二期会の大切な財産だ。96歳のレジェンドは、この再演でも直接指導に当たったという。しだれ桜や、背景画の役割も果たす金屏風。障子越しのやわらかな光。そして着物姿の歌手たちの細部まで練り込まれた所作や間。伝統的な日本の美がプッチーニの音楽と絶妙に結合している。そのプッチーニを鮮やかに描き出すのが指揮者アンドレア・バッティストーニだ。オペラ界のトップ指揮者として世界を駆け巡る現代の巨匠。キレキレの序奏からいきなりドラマに引き込まれる。よく歌う甘い旋律。終幕へ向かってどんどん切羽詰まっていく緊張感も緩みなく伝わってくる。それに応える歌手陣の水準は高い。この日は公演初日&3日目の出演陣によるゲネプロで、蝶々さん役(ソプラノ)は同役でゆるぎない高評価を得ている大村博美。ピンカートンの愛を信じ続ける強さから、裏切られた絶望と慟哭まで、声の表情で見事に表現する。ピンカートン役(テノール)は宮里直樹。深く考えずに現地妻を娶る第1幕の軽薄さと、第3幕で自らの犯した罪に後悔するさまを、こちらも巧みに歌い分けた。山下牧子が演じるスズキ役(メゾ・ソプラノ)の存在感もすごい。一方、公演2日目&4日目にも、日本を代表する蝶々さん役の一人である木下美穂子が出演。こちらも役と一体化した声の演技を聴かせてくれるはず。ピンカートンは城宏憲。彼も宮里も現在の日本のテノール界を牽引する中堅世代の旗手だが、声のキャラクターや歌のスタイルは異なるので、その違いを聴き比べるのも面白そうだ。二期会《蝶々夫人》は9月8日(木)9日(金)10日(土)11日(日)の全4公演。新国立劇場オペラパレスで。上演時間は第1幕後の休憩1回を含めて約2時間50分。*******なお、この日のゲネプロ前に記者会見があり、早くも2023/2024シーズンの公演ラインアップが以下のように発表された(演目名の後の※印は新制作上演)。[2023年10月]ヴェルディ《ドン・カルロ》※(イタリア語・全5幕版)アンドレア・バッティストーニ指揮/ロッテ・デ・ベア演出[2023年11月]ヘンツェ《午後の曳航》※アレホ・ペレス指揮/宮本亜門演出[2024年2月]ワーグナー《タンホイザー》アクセル・コーバー指揮/キース・ウォーナー演出[2024年5月]ヘンデル《デイダミア》※(二期会ニューウェーブ・オペラ劇場)鈴木秀美指揮/中村蓉演出[2024年7月]プッチーニ《蝶々夫人》 ダン・エッティンガー指揮/宮本亜門演出「新しいことを次々と 東京二期会」をスローガンに、創立100年を目指しての新たな一歩を踏み出す。(宮本明)
2022年09月08日昭和を代表する脚本家・向田邦子の傑作『阿修羅のごとく』を舞台化。1979年放送の大ヒットドラマ全7本を凝縮、向田のセリフはほぼそのままに、シーンと登場人物を大幅にカットして描く、ある四人姉妹の物語。70歳の父親に愛人がいるらしいと、三女・滝子の連絡で集まった四人姉妹は、母親に知られず浮気を解消してもらう作戦を練るが、実はそれぞれ、自身の生活にも悩みがあり…。脚色は劇作家・演出家の倉持裕、演出は俳優としても活躍する木野花。出演は、長女・綱子が小泉今日子、次女・巻子に小林聡美、三女・滝子に安藤玉恵、四女・咲子は夏帆。夫など男性役は岩井秀人と山崎一がそれぞれ二役を演じ分ける。「10代の頃から向田作品が大好きだった」という小泉が会見、作品の魅力や意気込みを語った。「阿修羅のごとく」 チケット情報ドラマは小泉が12、3歳の頃に見ていた。「今も鮮明にすべてを覚えているぐらい、衝撃的なドラマでした。それを今回、自分が演じられる。生きててよかったと思います」と喜ぶ。多彩な出版物からその世界観に触れてきた小泉にとって向田は「ずっと憧れている人」。他界した81年の翌年、小泉がデビューし偶然にも向田と組んでいた演出の久世光彦とすぐに出会う。「運命のいたずらがなかったら出会えていたかもしれないと思って、勝手に悔しい気持ちになったりするんです」と思いを語る。今回、小泉が演じる長女の綱子は、ドラマでは加藤治子が演じていた。「その時の加藤さんと今の私がほぼ同い年、ご縁を感じます」。実生活では三姉妹の末っ子の小泉。「長女の気持ちはあまり考えたことがなかったですが、自分の人生は自分で責任をとる、みたいなちょっとサバッとしたところが綱子との共通点かなと思ってやっています」。人気の長編ドラマを、たった6人でどう観せるのか。「脚色の倉持さんが、すごく上手に工夫して書いてくださっているので、楽しみにしていてください。今回の私たち4人だったらどんな姉妹になるかという作り方をしているので、とてもおもしろく観ていただけると思います」。さらに今回、演出の木野のアイデアで舞台はセンターステージ形式での上演。観客席はそのままに舞台上の三方にも客席を特設、演技スペースを取り囲む仕様だ。四人姉妹の生々しい演技バトルが臨場感をもって立ち上がるだろう。「この『阿修羅のごとく』で兵庫に行けることが決まって、私はとても嬉しかったです。すごく楽しい、おもしろいことになっているので、たくさんの人に来ていただいて感想を聞きたいです。向田さんと久世さんも、きっと一緒に観に来てくれるような気がします」。公演は9月9日(金)から10月2日(日)まで、東京・シアタートラム、10月8日(土)から10日(月・祝)まで、兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて。取材・文:高橋晴代
2022年09月07日朗読ミュージカル『8000mの愛』が2022年9月17日(土)、18日(日)、東京・ニッショーホール(旧ヤクルトホール)で上演される。ときは1991年。エベレスト登頂を目指している登山家2人。頂上まであとわずかというところで、バディであり、親友が目の前で滑落してしまう。残された風間孝は凍傷で現地の病院で治療しながら、彼の妹の樋口杏子に居たたまれない思いで手紙を書く。兄の死にショックを受けながらも、密かに想いを抱いていた孝の無事に安堵した杏子。手紙のやり取りを続け、二人はやがて結婚をしてーー。今回、杏子役を演じるのは、演歌歌手の丘みどり。自身初めての演技となるが、「小さい頃からミュージカルが大好きで、前からお芝居をしてみたいという気持ちがずっとありました。夢が叶いました」と出演を素直に喜ぶ。丘は、歌を歌うときに一度「寝かせる」ことを大切にしているといい、「レコーディング前は、ちょっと期間を置いて、何もしない期間を作っています。そうするとまた新鮮な気持ちで、客観的に物を見ることができる。今回の朗読劇でも、脚本を読み込んだ後に“寝かせる”時間をとってみようかなと思います」と独自の方法論を話していた。本作では17日に坂元健児、18日に原田優一が出演し、相手役が日替わりとなる。丘は「どちらも第一線のプロなので、足を引っ張らないようにしなくては」と話す。それに対して、脚本と演出を手がける友澤晃一(T1project代表)は「一つの役に入り込むと言っても、その本人が生きてきた物の考え方や感じ方がにじみ出てくるもの。丘さん自身でやってもらえれば、スーッと役が生きると思う」とアドバイス。その上で「相手によっていろいろな違う感情が生まれてくる。タイプの違う相手役と芝居をすることは、俳優としていい経験になると思う」とも話した丘は、今後演技の世界にも精力的に挑戦していきたいという。その理由は「ドロドロした感情や怖い役などに興味があります。実生活では経験したくないけど、お芝居の中で、自分がそのときどんな感情になるのかを知ってみたいから」。そのチャレンジの一歩となる本作。丘は「みなさんの心にグッと刺さるような劇が見せられると思うので、ぜひ足を運んでいただきたい」と話す。友澤も「自分の中の愛がもう一度活性化されるような物語。ぜひ生の声、生の音楽の波動を感じて欲しいと思います」と語った。取材・文・撮影:五月女菜穂
2022年09月07日haruka nakamuraの楽曲から着想を得て発表された冨士原直也の短編シナリオが、映画化に続き朗読劇となり今秋上演される。そこで三井晴之役の相葉裕樹と、辻村咲役の北原里英に話を訊いた。物語は晴之が朝目を覚ます場面で始まる。そんな彼に当たり前のように弁当を渡す恋人の咲だが、現実には交通事故で昏睡状態のはず。彼女は「1週間だけ時間をもらった」と言い…。「かなり刺さりましたね」と切り出したのは相葉。「こんなにも日常が儚く、かけがえのないものなんだなって。大切な人がそばにいることは当たり前じゃないからこそ、日々ちゃんと想いを伝えていかなければと思いました」。北原は「あらすじの段階で泣けるのはわかっていましたが、恋愛をする上でのきれいな部分だけを描いているわけではなくて…。そんなひと癖ある作品だからこそ、やりがいを感じられる作品だなと思いました」と、役者としての魅力についても触れる。晴之という人物については、「基本的に自分に自信がなくて、どこにでもいるような青年。そこはリアリティを持って演じられそうですし、カップルの空気感という意味では、北原さんとのかけ合いから生まれていく晴之もいると思います」と相葉。北原も「本当に普通のふたり」と表し、「だからこそ難しいですし、観てくださる方には共感してもらいやすいのかなと思います」と続ける。さらに咲に関して北原が、「彼女のほうが優位というか、『私死ぬけどいいの?』というスタンス(笑)。どちらかと言えば晴之の方に後悔があったから、咲が形となって現れたのかなと思いました」と語ると、相葉も「現実に伝えられなかった想いを、晴之は妄想の中で伝えているのかもしれません」と読み解く。プライベートでの北原は昨年結婚。それだけに咲の言動がよくわかると言い、「今私がいなくなったら、旦那さん生きていけないと思います」と笑う。それに対し「僕は絶対に無理!耐えられないだろうし、やっぱり男の人のほうが弱いと思います」と言う相葉に、「繊細なんですよ、弱くはない」と北原。さらに「大切な人が出来たからこそ、より咲の気持ちがわかるのかもしれません」と続けた。取材当日が初対面というふたりだが、すでに息はぴったり。「北原さんとなら、ふたりのキャラクターを愛してもらえるようなものが届けられるはず」と相葉。北原も「ふたりにしか作れない晴之と咲が出来ると思いますので、ぜひ期待してください!」と目を輝かせた。取材・文:野上瑠美子
2022年09月07日「血の婚礼」の稽古場に足を踏み入れると、ミュージシャンの奏でるギターとチェロ、パーカッションが響いていた。憂いを帯びた調べが、物語の舞台であるスペイン・アンダルシアの空気を運んでくるかのよう。第一幕は、“花婿”(須賀健太)と花婿の母(安蘭けい)のやりとりで始まる。これからプロポーズをしようという花婿の明るい表情とは反対に、浮かない様子の母。ふたりのギャップ、あるいは温度差のようなものが、不穏な空気を漂わせる幕開けだ。プロポーズは無事受け入れられるが、“花嫁”(早見あかり)は結婚を素直に喜べずにいる。そして花嫁は3年前にレオナルド(木村達成)と恋仲であったこと、その後レオナルドは花嫁のいとこ(南沢奈央)と結婚し、子どももいることが描かれる。一方、かつての恋人が結婚することを聞いたレオナルドは、苛立ちを露に。そんな彼を見て妻も傷つく。それぞれに複雑な思いを抱えつつ迎えた、結婚式の日。多くの人が集まり、にぎやかな宴が繰り広げられている最中に、レオナルドと花嫁が姿を消す。ふたりが逃げたと知った花婿は、一族の男たちと共にふたりを追うことに。そして第二幕、花婿がふたりに追いついた。男たちは争い始め……。この日の通し稽古で、舞台上にあるのは仮のセット。俳優たちもカンパニーTシャツの稽古着姿だ。それでも登場人物の激しい感情がぶつかり合って場を圧倒し、観る者を惹き込む。特に、荒々しく周囲の人間も自分自身をも傷つけずにはいられない、しかしどこか艶めいた磁力を放つ木村の佇まいが目を引いた。一方、花婿役の須賀が見せる、前半の人のよい好青年ぶりと後半の怒りをむき出しにした姿との振り幅の大きさも見事。そして、早見は自身の内なる思いへのもどかしさと、レオナルドへの愛を自覚した後の感情の爆発を見せる。また、安蘭も因縁に彩られた愛と憎しみ、さらに兼役で演じる“とある役”の無慈悲なまでの美しさを体現。彼らが体当たりの演技で表現する、痛々しく、しかしだからこそ愛おしい人間の姿に、観客は心を揺さぶられるだろう。千秋楽までにどれほど深化し完成度が高まっていくのか、灼熱のようなステージが期待できそうだ。取材・文:金井まゆみ
2022年09月07日平安遷都1100年を記念して明治28(1895)年に始まった『時代祭』が、10月22日(土)、3年ぶりに開催される。約2000人の市民が、明治維新時代から平安京の造営された延暦時代まで、時代時代のスタイルに扮して京都のまちを練り歩く時代風俗行列がみどころだ。時代祭チケット情報京都御苑、御池通、平安神宮道に行列をゆっくり見られる有料観覧席が設置される。一般席はパンフレット・手提げ袋付、まなび席(御池通)はパンフレット・手提げ袋に加え専用ガイドのイヤホン解説付となっている。チケットは発売中。
2022年09月07日ミュージカル『シンデレラストーリー』が9月6日(火)から東京・日本青年館ホールで開幕する。本作は、『シンデレラ』を子どもから大人まで楽しめるようにと鴻上尚史が書き下ろし、2003年にシンデレラ役に大塚千弘、王子役に井上芳雄のコンビで初演、その2年後に王子役を浦井健治が引き継いで再演された。17年ぶりの上演となる今回、シンデレラ役を加藤梨里香と水嶋凜がWキャストで演じ、王子役を大野拓朗が演じる。初日を前にした5日、公開ゲネプロと記者会見が行われた。シンデレラ役の加藤は「緊張やワクワク、いろいろな思いがありますが、気難しい現実も忘れるくらい、華やかで素敵な世界観になっています。早く皆様にお届けしたい気持ちでいっぱいです」と意気込む。一方、同じくシンデレラ役を演じ、本作が初舞台・初主演となる水嶋は「いろいろなことが重なりすぎて、よく分からない感情」としつつも、「全部が組みあわさったら、こんなに華やかになるんだということに気がついて。私も早く観たいですし、みなさんに本当に観てほしい」。王子役の大野は「僕もたくさんの笑いと感動に包まれる空間を楽しめたら。『あの王子様と結ばれてよかったね』と思ってもらえる、素敵な王子様を演じられるように頑張りたい」とコメント。義母のベラドンナを演じる佐藤アツヒロは、役のオファーについて「驚きました」というが、「演劇をやってきて、こんな幸せなことはないです」と話す。魔法使い役を演じるアン ミカは、今回が初めての舞台出演。「50歳の新人ですからね。皆さんのリハーサルを見て、(技を)盗ませていただきました」などと話しつつ、「(演じる魔法使いが)自分の地に近いところがあって。気持ちは楽ですね」。本作の見どころについては「閉塞感がある世の中で、芸能界でもさまざまな人間模様がありますけど......人間って、悪いものもやきもちも含めてお茶目やなって思える。登場人物それぞれ愛することができて、思い切り笑いに昇華できる。人生ってええなと思ってもらえるミュージカル」とした。童話の『シンデレラ』の大筋は変えることなく、「魔法が解けたのになぜガラスの靴だけは残ったのか」、「なぜ家事ばかりしていたシンデレラが華麗なダンスを踊れたのか」といった現実的な疑問にもコメディタッチに回答していくミュージカル。加藤のシンデレラ、大野の王子は安定感があり、眩しいほど純粋な王道ラブストーリーを見せてくれたが、そのほか王様(吉野圭吾)や王妃(彩吹真央)、義姉オードリー(ゆいP)、義妹ジェシカ(まりゑ)ら脇を固めるキャストも遊び心満載。観劇後はきっと元気をもらえるだろう。ぜひお見逃しなく!演出はウォーリー木下。東京公演は9月19日(月・祝)まで。その後、愛知(9月24日、25日/東海市芸術劇場大ホール)、福岡(10月1日、2日/キャナルシティ劇場)、大阪(10月7日~10日、梅田芸術劇場メインホール)を巡回予定。取材・文・撮影:五月女菜穂
2022年09月06日大阪・堺出身のTHE→CHINA WIFE MOTORSとGOOD4NOTHINGが「地元に恩返しをしたい!」という強い想いで2013年3月にスタートした、堺発ロックフェス『SAKAI MEETING』。今年はイベント発足10周年を記念して、12月3日(土)・4日(日)に始まりの場所、泉ヶ丘ビッグ・アイにて、初めての2DAYS開催となる。「SAKAI MEETING 2022 10th ANNVERSARY」 チケット情報第二弾出演者として、a flood of circle、BURL、BUZZ THE BEARS、THE CHERRY COKE$、THE DISASTER POINTS、ハルカミライ、Hump Back、POT、SKA FREAKS、STOMPIN’BIRD、SUNSHINE DUBの計11組が発表された。日割りは後日発表される。チケットは、9月12日(月)23:59までオフィシャルHP2次先行(抽選)受付中。
2022年09月06日≪TOKYO WIND SPECIAL 「東京佼成」&「シエナ」夢の競演!≫出演に際して~シエナ・ウインド・オーケストラのコンサートマスター・佐藤拓馬さんのコメント~10月1日(土)に東京文化会館大ホールで開催される、『TOKYO WIND SPECIAL 「東京佼成」&「シエナ」夢の競演!~リクエスト曲をド迫力の合同演奏で楽しむ特別な1日~』。今回が初開催となる同公演は、日本の吹奏楽団を代表する東京佼成ウインドオーケストラとシエナ・ウインド・オーケストラが同じステージで演奏するという、なんとも夢のような企画です。さらに演奏曲目は、公式サイトでの人気投票によって決まるところも魅力のひとつで、吹奏楽ファンにとっては必見の公演となること間違いなし! この度、シエナのコンサートマスターである佐藤拓馬さんに、出演にあたっての思い、そして選曲のポイントなどを伺いました。−−最近のシエナの活動のなかで力を入れていらっしゃることはありますか?コロナ禍で苦しい時期が続いていますが、以前から当団が進めている提携事業を積極的に継続しています。現在、文京区、文京シビックホール、尚美学園、上越教育大学、上越文化会館、名古屋音楽大学、富士市、富士ロゼシアターの8カ所と提携を結び、それぞれの地域に寄り添ったユニークな活動を展開しています。来年度には、さらにもう1カ所増える予定です。−−TWSの企画の話を聞いた時、どのようにお感じになりましたか?実は2020年にお互いの周年事業として合同のコンサートを企画していたのですが、残念ながらコロナの影響により実現しませんでした。今回は、そのリベンジとは言いませんが、ようやく一緒に演奏できるなという気持ちで、心が躍りましたね。−−今回、約20曲に及ぶリクエスト曲を選定するにあたっての、ポイントを教えてください。これまでリリースしてきたCDやDVDに収録した曲のほかに、コンサートで何度も取り上げてきた曲を中心に選びました。−−ズバリ、1位はどの曲だと思いますか?《アルメニアン・ダンス パートⅠ》ではないでしょうか。−−当日は大編成で演奏していただけるとのことですが、その魅力とは? また、合同ステージでお客様に特に注目していただきたいところはありますか?シエナサウンドによる吹奏楽オリジナル曲の響きを、たっぷりご堪能いただけると思います! また、合同ステージでは双方の団員たちが楽しんでいる様子をご覧になりながら、大迫力の演奏をお楽しみください。−−最後に、来場されるお客様へメッセージをお願いします!このような機会は滅多にないチャンスです! どうぞ、思う存分一緒に音楽を楽しみましょう! 会場でお待ちしています!(文・北山奏子)
2022年09月06日神戸・六甲山で現代アート作品を楽しむ展覧会『六甲ミーツ・アート芸術散歩2022』が、8月27日(土)に開幕した。公募と招待のアーティスト計38組が参加し、絵画や彫刻など幅広いジャンルの作品が、会場である観光施設10カ所で展示されている。「六甲ミーツ・アート芸術散歩2022 鑑賞パスポート引換券」チケット情報同展のメインビジュアルにもなっている、ROKKO森の音ミュージアムに展示の袴田京太朗「闘う女の子と中国の文官」は、太古の中国の王とともに埋葬された「陶桶」を引用した身体に、別の時代に勇敢に闘った女の子の頭部を合体。森の中ならではの息づかいが伝わるような作品だ。公募大賞グランプリに選ばれたのは、二ノ宮久里那「Transience」。粘菌や雑草が増殖するかのごとく14年間毛糸を編み続けた100平方メートルもある編み地が、まるで生き物のように会期中も変化を続け存在感を放つ。安藤忠雄設計の「風の教会」では、日本を代表する現代アーティスト大巻伸嗣が「そらのあな」を発表。約20年鳴っていない鐘を用いて、過去の記憶とまだ見えない「存在するはずのもの」をつなぐ孔を教会内に表現する。本展覧会限定の作品なので、ぜひチェックしておきたい。ほか六甲山の自然や各施設と調和したさまざまな作品が展示されており、観る者の五感を刺激する。9月23日(金・祝)からは、土日祝限定で「ひかりの森~夜の芸術散歩~」がROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園で開催され、幻想的な六甲山上の夜が楽しめる。同展覧会は11月23日(水・祝)まで。周遊には、会期中に有料施設5会場に入れるお得な「鑑賞パスポート」の購入がおすすめ。チケットぴあで好評発売中。■『六甲ミーツ・アート芸術散歩2022』会期:8月27日(土)~11月23日(水・祝)開催時間:10:00~17:00※会場により一部異なる。17時以降も鑑賞できる作品あり休業日:会期中無休、ただし「六甲山サイレンスリゾート」のみ、9月~10月の毎週月曜日休業鑑賞パスポート大人(中学生以上)2400円、小人(4歳~小学生)950円■『ひかりの森~夜の芸術散歩~』開催日:9月23日(金・祝)~11月23日(水・祝)の土日祝開催時間:17:00~20:00(19:30受付終了)会場:六甲高山植物園、ROKKO森の音ミュージアム◎ナイトパス付鑑賞パスポート大人(中学生以上)3200円、小人(4歳~小学生)1350円ナイトパス大人(中学生以上)1600円、小人(4歳~小学生)800円同展の詳細は、公式HPをチェック!取材・文/滝野利喜雄
2022年09月06日主人公の頭の中で擬人化された5つの思考が“脳内会議”を繰り広げるラブコメディ『脳内ポイズンベリー』が再演される。出演するFANTASTICS from EXILE TRIBEの八木勇征が思いを語った。舞台『脳内ポイズンベリー』チケット情報『脳内ポイズンベリー』は、水城せとなの同名人気コミックが原作。2015年に映画化され、2020年には舞台で初演を迎えた。平凡な女子のいちこ(本仮屋ユイカ)は、気になっていた年下男子・早乙女(白石隼也)と偶然、再会する。激しくときめくいちこの脳内では、5人のメンバーによる会議が開かれ、早乙女と付き合うことになるが、大手出版社の越智(平野良)からも思いを寄せられて…という物語。原作も映画も見たという八木は、「まず、いちこの脳内の感情を擬人化した設定が面白い。5人の一人ひとりに感情のバックボーンがあり、すごく共感できる部分がありました。その上、5人はいちこ自身だから、自分自身が幸せになることと、相手の幸せを願う=それも自分自身の幸せということに直結してくる。ポップで明るいだけでなく、深いんです」と熱を込める。八木が演じるのは、脳内会議のメンバーをまとめる議長の吉田。議長というからには冷静な人物だと思いがちだが、「めちゃめちゃ優柔不断で、ポジティブな人に嫉妬して右往左往する。そのダメぶり、こいつ頼りないというのが舞台でもすごく見えると思います。でも、人に対して警戒心があるところは僕と重なりますね」と笑う。原作や映画とは違う、舞台ならではのシーンも楽しみだ。いちこや早乙女ら現実世界のメンバーと、5人の“脳内組”とのお芝居の掛け合いや、セリフのバトンパスが見どころだそうだ。「新たに越智さんの脳内会議のシーンもあって、それは原作や映画には出てこないので注目です」。FANTASTICS from EXILE TRIBE以外の舞台に初挑戦する今作。「舞台はあまり経験がなく、フルで2時間を超える芝居は初めてで、どうしても映像作品のように、観客をレンズの向こうに意識する面と面だけの演技をしてしまうんです」と苦労を明かす。演出を手掛ける佐藤祐市から「リアルタイムでいろんな角度からお客さんに見られていることを意識しなさい」とアドバイスを受けた八木。演出家をはじめ、周りのキャストにも鍛えられ、同じ瞬間やタイミングは二度と起こらない舞台は新鮮と語る。「最高に楽しい時間を過ごしてもらえるように、毎公演、毎公演、大切に届けます。ぜひ、劇場に来てください!」。東京公演は9月6日(火)まで明治座にて上演中、大阪公演は9月10日(土)から12日(月)まで、COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて上演。東京公演のチケット発売中。取材・文:米満ゆう子
2022年09月05日2022年9月25日(日)にヒューリックホール東京にて開催する、大阪・梅田発のサイファー集団“梅田サイファー”とラッパー芸人たちによるコラボイベントsmad Co.,Ltd.Presents「UMEDA HOUSE」の一般発売前最後の先着先行が9月2日(金)11:00からスタートした。本公演は、ジャンルを問わず腕自慢のラッパーたちが集まるってくる架空の海の家「UMEDA HOUSE」を舞台に繰り広げられるヒップホップライブイベント。出演はジャパニーズヒップホップカルチャーを牽引し続ける“梅田サイファー”そして、様々な番組で高いヒップホップのポテンシャルを見せつけるレイザーラモンRGや広田ハヤト(オッパショ石)らラッパー芸人らが集結。謎に包まれていた梅田サイファーの出演メンバーはKOPERU、KennyDoes、KZ、KBD a.k.a 古武道、ILL SWAG GAGA、コーラ、テークエム、teppei、cosaquの9名に決定し、東京では珍しいたっぷり60分のロングLIVEも予定。また、普段は見られない梅田サイファーと芸人によるトークや、両者のコラボレーションによる即興ラップを披露するコーナーなど、大満足なステージプログラムは必見だ。現地チケットは一般発売前最後の先着先行が9/2 11:00からスタートし、9月10日(土)10:00には一般発売が開始となる。また、公演当日の生配信も決定。配信チケットの販売も9/2 11:00から受付中だ。イベント公式YouTubeチャンネルでは新たに梅田サイファーメンバーからのコメント動画を公開。そちらもお見逃しなく。●公演コンセプト梅田駅の阪神百貨店と阪急百貨店を繋ぐ歩道橋で生まれた、サイファー集団「梅田サイファー」そんな彼らが集まる海の家「UMEDA HOUSE」(架空)そこには毎日PEACEでBIGなラッパーたちが集まってきて朝から晩までサイファーし夏を盛り上げた。そんな、「UMEDA HOUSE」がなんと!東京有楽町・阪急百貨店も入る有楽町マリオンのヒューリックホールに出現!夏の終わり?まだまだ終われない!終わらせない!サイファーメンバーが大集結!オリジナルソングからお笑い芸人とのコラボまで、ピースでハイな時間をお届け!めちゃめちゃアツい「UMEDA HOUSE」を見にこない?■公演概要【公演名】smad Co.,Ltd.Presents UMEDA HOUSE【日時】2022年9月25日(日) 17:00開演【会場】ヒューリックホール東京(東京都千代田区有楽町2丁目-5-1有楽町マリオン11F)【出演者】梅田サイファー(KOPERU、KennyDoes、KZ、KBD a.k.a 古武道、ILL SWAG GAGA、コーラ、テークエム、teppei、cosaqu)レイザーラモンRG、広田ハヤト(オッパショ石)、蒲谷ユウキ(オッパショ石)、紺野ぶるま
2022年09月05日世界的ジャズ・ピアニスト、小曽根真とバロック音楽の旗手、鈴木優人。2人が初共演を果たすコンサート「小曽根真×鈴木優人×大阪フィルひかれあうジャズと古典-2台ピアノの午後」が9月17日(土)、大阪のフェスティバルホールで開催される。ライブ感に溢れる瑞々しい演奏で多くの指揮者、オーケストラと共演を重ね、今やクラシック界からもラブコールの絶えない小曽根。豊かな音楽語法を背景に指揮、鍵盤楽器演奏はもとより作曲や舞台演出など、縦横無尽の活躍を続ける鈴木。ともにボーダーレスな2つの才能が大阪フィルとともに繰り広げる、新鮮な魅力に満ちたステージだ。「小曽根真×鈴木優人×大阪フィル ひかれあうジャズと古典―2台ピアノの午後」チケット情報「鈴木さんはすごく音楽的な視野の広い人。先日、2人で初めてピアノを合わせたんですが、僕がブルースについて説明すると彼はごく自然にそれを自分の言語のように音にすることができるんです。こういう柔軟さは音楽家にとってとても大事なことで、鈴木さんは根本にバロックという確固たるものを持ちながら異なったジャンルの音楽に踏み出すことも恐れない。素晴らしい演奏家と出会えたなと思っています」。そう語るのは公演に先駆けて大阪を訪れた小曽根真。「2人でモーツァルトを弾いていると、どんどん新しいアイデアが生まれてくる。本番が楽しみ」と続ける。コンサートでは全曲を鈴木優人が指揮。小曽根がソロを務めるラヴェルの『ピアノ協奏曲』に始まり、モーツァルトの『2台のピアノのための協奏曲』では2人の才気が際立つ音の対話と、鈴木優人の弾き振りが楽しめる。そして後半に置かれたムソルグスキー(ラヴェル編曲)の『展覧会の絵』では鈴木&大阪フィルの魅力が存分に味わえるという構成だ。自在な才能と渡り合う色彩感豊かな“大フィルサウンド”も聴き逃せない。「ラヴェルの『ピアノ協奏曲』はこれ自体ジャズのテイストも感じさせる作品ですが、今回、僕はあえて自分の中のジャズを強調せず、楽譜通りのアプローチで臨むつもりです。そこから浮かび上がってくるものこそ僕の個性であり、クラシック音楽の魅力だと考えているから。でもそれとは対照的に、『2台のピアノのための協奏曲』では鈴木さんと2人で思いっきり自由にやろうと思っています。ちょっと他では聴けないような、わくわくするようなモーツァルトをお届けしたいですね」。すでに十分な手応えをうかがわせながら、小曽根真はそのように語った。チケットは発売中。
2022年09月05日シンガーソングライターの三船雅也を中心とした、東京を拠点に活動する日本のインディーロックバンドROTH BART BARON。5年連続の発表となる通算7枚目のオリジナルアルバム『HOWL』が、11月9日(水)にリリース決定!ROTH BART BARON チケット情報さらに、リリースツアーの第1弾スケジュールが発表された。徳澤青弦弦楽カルテットと共に送る“with Strings”編成と、バンド編成の2パターンで開催。大阪・東京公演は“with Strings”編成、静岡・石川公演はバンド編成で行われる。チケットは、9月14日(水)23:59までオフィシャル先行(抽選)受付を実施中。
2022年09月05日山々に囲まれ、のびのびと生活できる長野県の小さな町・飯綱町。飯縄山・黒姫山・妙高山を一望できるロケーション「霊仙寺湖」で、9月18日(日)に“いいづな”で“いいつな”がりを作るフェス『GOOD CONNECTION IIZUNA 2022』が開催される。「いいづな袋」ご購入はこちら本イベントでは、飯綱町にゆかりのあるアーティストによるステージや、飲食テナント出店、体験型ワークショップを展開。自然を満喫しながら、地元のヒト・モノ・コトとのコラボレーションが楽しめる。開催は9月の3連休の中日!飯綱町の魅力を発見&満喫しに足を運んでみては。開催を記念して、飯綱町の特産品をセットにした「いいづな袋」を発売中。配送受取も可能なので、現地に行かなくても飯綱町の魅力が感じられるはず。数に限りがあるので、ぜひお早めにお買い求めください。『GOOD CONNECTION IIZUNA 2022』日時:9月18日(日) 10:00~16:00会場:霊仙寺湖芝広場(長野県飯綱町)料金:入場無料■「いいづな袋」数量限定販売!【料金】1980円※当日会場にて引取(10:00~14:00)2980円※配送にて受取(配送料1000円を含む)【セットの内容】・「八幡屋礒五郎」の七味1缶・「山本食品」の蕎麦2人前・「YOU-優-FARM」の特選米2合・飯綱町マスコットみつどん人形とボールペン・「フジワラルーツファーム」のりんごジュース180ml・季節のりんご(シナノドルチェ)1玉・「天狗の館」割引き券【お問い合わせ】good connection運営本部■good.connection.iizuna@gmail.com
2022年09月02日今年デビュー30周年を迎えたウルフルズ。「ULFULS 30th Anniversary」と銘打ち精力的活動を続ける中、遂に約3年ぶり、デビュー30周年記念盤となる16枚目のオリジナル・ニュー・アルバムを11月9日(水)にリリースすることが決定した。その名も『楽しいお仕事愛好会』。タイトルからもウルフルズの遊び心がしっかりと伝わってくる。ウルフルズチケット情報本作は30周年プレ・イヤーを記念してリリースされたセルフカバーアルバム3部作に続く作品となり、CMタイアップ楽曲2曲(『グッゴー!』『アイズ』)、配信シングル4曲(『続けるズのテーマ』『サンシャインじゃない?』『ゾウはネズミ色』『よんでコールミー』)を含む全12曲を収録予定。初回限定盤のみに付属される<Blu-ray/DVD>にはアルバム収録楽曲をレコーディング・スタジオで一発録りしたセッションの様子を収録した『楽しいお仕事セッション会』を収録。限定盤用に撮りおろしされた超貴重映像となる。さらにセルフカバーアルバム『ズ盤』収録曲10曲を動物たちの癒し映像と共に楽しく歌えるカラオケ・ムービー『ズ盤のZoo版』も収録される。アルバムリリース日の11月9日(水)からは全国14都市をめぐるツアー「ウルフルズ 30周年ツアー 2022-2023 ~楽しいお仕事演奏会~」もスタート。ツアーチケットのオフィシャルHP3次先行(先着)を実施中。また、追加公演のツアーチケットは、オフィシャルファンクラブ「ウルフルクラブ」マニア会員限定先行を9月4日(日)23:59まで受付している。なお今回の発表に合わせて、新たなアーティストフォトも公開。寅年で30周年を迎えることからメンバー全員がスタイリッシュなトラ柄のスーツを着こなしたインパクトのある写真で、こちらも遊び心満載。すべてのプロダクツに対してウルフルズらしさを貫き続けるアーティストスタンスから、彼らの30周年がいかに充実したものだったかが確認できる。今後も彼らの活動から目を離せない。
2022年09月02日