かんぽ生命の終身保険の口コミ・評判!おすすめプランや解約返戻金、デメリットなども解説

※本記事で紹介しているサービスにはPRが含みます。
かんぽ生命は2019年に発覚した不祥事の影響もあって、本当に終身保険「新ながいきくん」に加入して大丈夫だろうか、今後安心して付き合っていけるのだろかと不安を感じる部分です。残念ながら数えきれいないほど被害者が出ているという事実もあります。

不祥事については本当に残念ですが、かんぽ生命で扱っている「新ながいきくん」は他社に見劣りしない保険商品です

また保険に詳しくない方がマスメディアの報道や悪い口コミ評価に基づいて自己判断したところで、正しく評価することは難しいものです。

この記事ではかんぽ生命の終身保険「新ながいきくん」について、
  • かんぽ生命の口コミ評判
  • かんぽ生命の特徴
  • かんぽ生命の商品は4種類ある
  • 加入する際に抑えておきたい「メリットとデメリット」
  • 社会的な問題になった不祥事問題の経緯
などを中心に詳しくお伝えします。

こちらの記事を読んで頂ければ、かんぽ生命の終身保険「新ながいきくん」の良し悪しが分かり、正しい情報に基づいて加入を検討できます。

今回、この記事を読んでかんぽ生命の終身保険「新ながいきくん」がご自身に適さない保険商品であると判断をされる方もいるかと思われますが、どのような結論であれども大切なことは自分で判断して加入を検討することです。

終身保険を選ぶ際の参考にして頂けると幸いです。


こちらのページの情報は当サイトが独自に調査したものになります。
加入を検討されている方は必ず約款などで保障内容をご確認ください。

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かんぽ生命終身保険の評判や口コミを紹介

※口コミはインターネットアンケートで募集

募集期間:2022年7月~2022年8月

郵便局で手続きができて楽

郵便局に窓口があるので加入も簡単で何かあった時も対面で相談できるのが良いです。保険料が少し高く感じますが、保障内容も充実していて知名度もあるので安心できます。加入してよかったです。 

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かんぽ生命の終身保険「新ながいきくん」には種類がある




保険業界には複数の保険会社が参入していますが、ご自身の命を守る大切な保険ですから経営基盤がしっかりしている所にお任せしたいですね。

ところで、かんぽ生命はどこの会社が経営しているのでしょうか。

また、かんぽ生命の終身保険「新ながいきくん」には、
  • 新ながいきくん(定額型)
  • 新ながいきくん(ばらんす型2倍)
  • 新ながいきくん(ばらんす型5倍)
  • 新ながいきくん(おたのしみ型)
4種類あるため、どれを選んだらいいのか判断に悩みますね。

そこで、こちらの章では、
  • かんぽ生命はどこの企業が経営しているのか
  • 新ながいきくんの種類
について詳しくお話しします。

※2022年9月16日時点の情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください。

かんぽ生命の終身保険は郵便局の保険

かんぽ生命は郵政民営化法に基づいて日本郵政グループが運営管理する、日本郵便、ゆうちょ銀行に並ぶ主要3社の1つです。


日本郵政が100%出資元である日本郵便が事業サービスを行なっている、郵便局に業務委する形で私たちに保険商品のサービスを提供しています。


郵便局はみなさんご存知のように、各地域に窓口が設けられていてその数は2万店舗以上にのぼります。


かんぽ生命自体は全国に82支店があり、都市部から離れた交通事情の悪い場所に暮らす方もスムーズにサービスを受けられる点が人気となっています。


残念ながら不祥事はありましたが、現在では約2,100万人もの被保険者が加入している経営基盤がしっかりした会社なのです。

かんぽ生命の終身保険「新ながいきくん」4種類の特徴や違いとは?

かんぽ生命の終身保険「新ながいきくん」は前にお話ししましたように、全部で4種類の保険商品が販売されています。


それぞれの特色や違いを知らないと、ご自身のライフスタイルに相応しい生命保険を選ぶことは難しいですから、下の表でどのような点が異なるのか、しっかり確認しましょう!!


  • 新ながいきくん(定額型)...一般的な終身保険とほぼ同じ内容。解約返戻金の有無に応じてプラン分けされている
  • 新ながいきくん(ばらんす型2倍)...保険料金の支払い満了時点から保障が2分の1になる。働き盛りの時に保障が2倍になり、手厚い保障が必要な時をカバー
  • 新ながいきくん(ばらんす型5倍)...保険料金の支払い満了時点から保障が5分の1になる。保障が必要な働き盛りは一時的に5倍の保障を受けられる点が特徴的
  • 新ながいきくん(おたのしみ型)...保険料の支払い満了時、さらに5年が経過するごとに計4回の生存保険金が支給される。

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かんぽ生命の終身保険「新ながいきくん」の保障内容などを解説




いくら家族や知人から「かんぽ生命はいい終身保険」と加入を勧められても、あなたのライフプランや家族構成にマッチしなくては、十分な保障を得られません。


つまり、どの生命保険についても共通しますが、ひとりひとり最適な保険商品は異なるのです。


かんぽ生命で販売している終身保険「新ながいきくん」はどのような保障内容になっているのでしょうか。


こちらの章では、「新ながいきくん」について

  • 保障内容
  • 各プランの保険料金はどのくらいか
  • 低解約返戻金が人気の理由
を中心に詳しくお話しします。

「新ながいきくん」の保障内容

「新ながいきくん」は病気による死亡、重度な障害が身体に残ってしまった時に、一生涯保障を受けられる終身タイプの保険です。

また「新ながいきくん」の加入者が事故や指定感染症で亡くなった際には、基本保障にさらに同額の保険金が支給されますので、不慮の事故にもしっかり備えられて残された家族が安心です。

さらに、医療特約をオプションで付帯すれば、入院1日目から保険金が受けられますし、最近増えている日帰り手術にもしっかり備えられます。


以上のように、保障内容は4つのプランともに共通していますが、保険金額や支払い方法が異なりますので、加入する際にはよく検討してベストなものを選ぶ必要があります。


  • 定形型..基本保障は生涯一定保険金額は100万円から1,000万円で、加入対象年齢は満15歳から満85歳。
  • バランス型2倍..払込期間中に限って保障が2倍、払込終了時点で2分の1に減額。保険金額は100万円から1,000万円で、加入対象年齢は満15歳から満65歳。
  • バランス型5倍..保険料金払込期間中は保障が5倍、払込終了時点で5分の1に減額。保険金額は100万円から1,000万円で、加入対象年齢は満15歳から満60歳。
  • おたのしみ型..基本保障は払込終了時点を境に5年ごとに総計4回減額となる。ただし、計4回まで生存給付金あり。保険金額は100万円から1,000万円で、加入対象年齢は満15歳から満70歳。


「新ながいきくん」の保険料シミュレーション

ご自身に万が一のことがあった時に家族にできるだけ大きな保険金を残してあげたい一方で、保障額が大きくなると保険料も高くなります。


月々の生活費に加えて、教育費、住宅ローンの支払いがありますから、できるだけ保険料を抑えたいものですね。


そこで、「新ながいきくん」を各プランごとにシミュレーションして、同一条件で月払保険料を算出しましたので、加入する際の参考になさってください。


<条件>

・40歳男性

・基準保険金額1,000万円

・保険料払込済年齢 60歳

・入院1日5000円

商品名月払保険料
定形型48,700円
バランス5型17,600円
おたのしみ型50,600円


同一条件でシミュレーションしてみたところ、もっとも保険料金が高いおたのしみ型と一番安いバランス5型の差額は、¥33,000になることが分かりました。


ひと月に3万円を超える差額はかなり家計に影響が大きいですし、まして出費が多い働き世代になるとなおさらそのように感じられますね。


ご自身がどのような保障を必要としているのか、よくパンフレットや専門家のアドバイスを受けて確認して、最適なプランを選ぶことが大切です。

「低解約返戻金プラン」は保険料が安く払い済み後の返戻率が高め?

解約返戻金タイプの保険は、被保険者が途中で契約を解約したり、保険会社が契約を打ち切った時に、返戻金をもらえるタイプの保険です。


中でも今貯蓄性の高さから評判となっているのが、かんぽ生命で扱っている「新ながいきくん」の定形型コースの中の「低解約返戻金プラン」です。


「低解約返戻金」タイプの商品は保険料金の払込をしている時点の解約返戻金の率が70%ほどと低く設定されていますが、払込を終えた時点で返戻率が100%以上と高く設定されています。


保険料の支払い終了後には、これまで払い込んだ累計額を超える解約返戻金を受け取れますので、貯蓄性の高さがメリットです。


また解約返戻金を受け取る時期は自分で自由に選べますので、お子さんの学費の準備金や結婚資金、老後の生活費と思い思いのタイミングで受け取れる点も魅力です。


その一方で、経済的に保険料の支払いがきつくなり早期に解約してしまうと、元本割れになってしまうというデメリットもあります。

かんぽ生命の終身保険「新ながいきくん」のメリットとは?




世の中には数えきれいほどの保険商品が販売されていますが、かんぽ生命は約2,100万人もの契約者に支持されていますし、今後も加入者が増え続けることが予想されます。


なぜ、かんぽ生命の終身保険「新ながいきくん」はこれほどまでに契約者を確保できたのでしょう。


多くの契約者をコンスタントに獲得できている背景には、加入希望者を引きつけるなんらかのメリットがあるはずです。


こちらの章では、そんな「新ながいきくん」の魅力に3つの視点から迫っていきましょう!!

メリット①:郵便局が窓口

銀行の窓口を経由して生命保険の加入をする方も多いと思われますが、金融業界では経営が厳しい状況となっており、店舗数や人員の削減などの縮小化の動きが見られます。


一方で、かんぽ生命は全国に2万3,823局数も店舗を持つ郵便局でサービスを受けられるため、必要な時にいつでもスピーディーなサポートを受けられるので安心ですね。


まして郵便局はゆうちょ銀行をはじめ、宅配サービス、郵便物の発送と昔から私たちの生活になじみがある機関ですから、親近感があり、気軽に相談しやすい点も魅力です。


また全国のどちらにも郵便局があり、アクセス環境や住まいの環境を問わないでどなたも公平にかんぽ生命の保険商品の手続きを行えることも、加入者から好評となっています。

メリット②:加入時の医師の診査が不要(告知のみ)

持病、入院経歴、手術歴がある方は新規での生命保険の加入が難しく、結局どの保険にも加入できなかったという方も少なくありません。


また多くの生命保険会社が加入の際には、医師の診断書健康診断書が必要なケースもあります。


健康上の問題で保険へ加入できるか心配な方は、かんぽ生命に問い合わせてみてはいかがでしょうか。


かんぽ生命は医師の審査や診断書の提出義務がなく、自己申告制で健康状態を告知するだけで済みますので、他所の保険会社に比べて加入のハードルが低いと思われます。

ただし、全ての加入希望者がかんぼ生命に入れる訳ではありませんし、事実に反する告知は後々トラブルになりますので気を付けましょう。

メリット③:どんな職業でも保険料は同じ

一般的に生命保険は健康状態だけではなく、職業によるリスクの高さを考慮して保険料金が算出されますので、年齢、性別などが同一条件であっても保険料金に差額が生じます。


例え、支払う保険料の差額が年間で数千円程度であったとしても、5年、10年さらに20年単位で払い込むとなると、累計額はかなり変わって来ますね。


その点、かんぼ生命は職業の違い、世帯年収額によって保険料金が変わることがありません。


また他所では加入が難しい職業の方も平等に加入できますので、他社で契約を断られてしまった方はぜひかんぽ生命への加入を検討してみてはいかがでしょうか。


ただし、職業による加入契約の拒否、保険料金の負担額の相違がない一方で、危険性の低い職業の方は他社よりも保険料金が割高になる点は注意が必要です。

かんぽ生命の終身保険「新ながいきくん」のデメリットとは?



世の中にはたくさんの保険商品がありますが、いずれもメリットがある一方で必ずデメリットがあるものです。


もちろん、今回テーマになっているかんぽ生命の「新ながいきくん」についても、他社よりも

  • 保険料金が高すぎる気がする
  • 保障が小さく働き世代には足りない
  • 解約返戻金タイプを選んでも貯蓄性は不十分である
  • クレジット払いができず時代に適さない
などのマイナス評価がSNSなどを中心に複数見られます。

そこで、こちらの章ではかんぽ生命の「新ながいきくん」のデメリットについて、一緒に1つずつ確認していきましょう!!

デメリット①:保険料が高め

かんぽ生命の終身保険「新ながいきくん」は他社に比べて保険料金が高く感じられるとの声が複数聞かれます。


そこで、低解約返戻金プランの終身保険で人気の「ひまわり生命」と月払い保険料を比較してみましょう!!


<条件>

30歳男性

死亡保険金1,000万円

保険料払込期間 60歳まで


  • ひまわり生命..約25,000円
  • かんぽ生命..約27,000円


かんぽ生命とひまわり生命の低解約返戻金プランの終身保険の月払保険料金の差額は、およそ¥2,000ほどですが、1年にすると¥24,000、10年では¥240,000と長く払い込む終身保険だけに、長期的に見るとかなり家計への負担が変わります。


かんぽ生命は医師の健康診断を義務付けていないため、他社よりも健康リスクが高めの方が契約を結びますので、どうしても保険料が高くなってしまうのです。


健康で持病などをお持ちでない方は、かんぽ生命と併せて他社の終身保険も検討なさることをおすすめします。

デメリット②:保障が弱め

かんぼ生命の「新ながいきくん」の保障額の上限は1,000万円までになっていますが、果たして一家の大黒柱が亡くなった際に、わずか1,000万円の金額で家族全員が暮らしていけるでしょうか。


公共財団法人生命保険文化センターの調査によると、一家の働き手を失った時には平均年間総額は327万円の保険料を16.7年間に渡って必要なことが報告されていて、なんと累計平均総額は5,558万円にものぼります。


1,000万円の保障ではたった3年程度しか遺族の生活を賄えませんし、さらに進学を希望するお子さんがいるとなれば、さらに高額な死亡保険が必要です。


また「新ながいきくん」はあくまでも死亡保険と障害状態の時の保障をするものであり、医療特約を付帯しないと入院や日帰り手術などに備えることができない点もネックです。


例えば、他社ですと5,000万円、1億など年収に応じた高額な死亡保険を選べますし、死亡保険に養老保険、介護保障保険などを複数の保険の中から自分で自由に選んで設計できる商品もあります。


ニーズに合わせて必要な保障をプランニングできない、自由度がきかない点も弱点と言えます。

デメリット③:解約返戻金が少ない(返戻率が低い)

お子さんの教育資金、結婚資金、ご自身の老後の蓄えにかんぽ生命の「新ながいきくん」への加入を検討なさっている方が多いのではと思われます。


「新ながいきくん(定形型)」のコースには、

  • 通常の返戻金プラン..スタンダードな解約返戻金プラン
  • 低解約返戻金プラン..保険料満期前までは解約返戻金が低く、満期後に返礼率が高い
の2つのコースが用意されています。

確かに、低解約返戻金プラン保険料払込時点で100%以上の返戻率になっていますし、年数の経過に比例してさらに返戻率が高くなるため一見お得のように感じられます。

しかし、経済的な理由で保険料の支払いが厳しくなり、保険料払込み満期日前に解約となった場合には元本割れになるリスクがあります。

満期日前に契約を打ち切ると、これまでコツコツと支払って来た保険料金の累計額に対して、返戻率が低く、解約返戻金が予定額を下回ることも視野に入れて、加入することが大切です。

デメリット④:クレジットカード払いに対応していない

クレジットカードで生命保険の支払いを済ませれば、手元にお金がなくてもスムーズに支払えますし、コンスタントにポイントを貯められるのでお得ですね。


「新ながいきくん」の保険料をクレジットカードで支払いたいと思う方も多いと予想されますが、一部の郵便局でしかクレジットカード払いに対応していません。


しかも、毎月の支払い方法にはクレジットカード決済を選択不可能となっていて、あくまでも初回時の保険料の払込のみに限定されています。


初回時以外のかんぽ生命への支払い方法は

  • 金融機関口座からの自動引き落とし
  • 窓口での払込み
  • 団体払込み
の3つです。

クレジットカードに対応していない時点で不便に感じられますが、3ヶ月分を前納しておくと割引の適用を受けられる点は魅力的です。

かんぽ生命の終身保険おすすめプランをケース別に紹介




前述しましたように、かんぽ生命の「新ながいきくん」は4つのプランからご自身の希望にあった保険商品をお選びいただけます。


しかし、生命保険は専門用語が多くて難しく、どの保障が自分にぴったりであるか選びづらいですね。


また窓口での相談となると、ただの相談程度の軽い気持ちで利用していても強引に勧誘を押し切られて断れなくなってしまう場合もあるでしょう。


そこで、こちらの章ではライフスタイルに相応しい、「新ながいきくん」をご紹介します。

ケース①:シンプルでスタンダードな終身保険が必要な場合

ご自身が病気で亡くなってしまった時、または重い障害が残り家計を支えられなくなった際の保障を準備したい方におすすめのが、「新ながいきくん(定形型)」です。


100万から1,000万まであなたが選んだ保障額が、亡くなるまでずっと継続するシンプルなスタンダードタイプの終身保険です。


ご契約者の年齢の上限は85歳までとなっていますので、ご自身の葬儀費用に選ばれる方も増えています。


「新ながいきくん(定形型)」はあくまでも死亡保障に備えたものですし、医療特約を付けても一般的な入院、手術等までしかカバーできません。


そのため、例えばがんが発覚した時に最先端の医療治療に備えるためのがん保障を希望される方には不向きです。


がん保障、認知症保障などその分野に特化した保障を欲しい方は、新たに特定疾病専用の保険を検討してください。

ケース②:若いうちの保障を手厚くしつつ保険料を抑えたい場合

多くのご家庭ではお子さんの大学進学、マイホームの住宅ローン返済時に家計の負担が重くなります。


その一方で、お子さんが独り立ちし、住宅ローンの支払いを終えたシニア世代は、大きな出費がなく、働き盛りの頃ほどの高額な保障を必要としない方も多いのではと思われます。


そのような働き世代の保障を特に重視したい方におすすめなのが、「新ながいきくん2倍型、5倍型」です。


2倍型、5倍型どちらも保険料を支払っている期間は保障が2倍5倍になりますので、家計を支える世帯主様にうってつけな保険商品です。


保険料の払込みを終えたセカンドライフは保障が2分の1または5分の1に減額されますが、一定額の保障は変わらず続きますので安心して残された余生を過ごせます。

ケース③:老後に分割してまとまったお金がほしい場合

年金保険の受給額が目減りしていますし、シニア世代になると医療機関へかかる割合が増えるため果たして経済的に余裕を持って老後を過ごせるのか、不安を感じますね。


そんなシニアライフに備えたいみなさんにおすすめなのが、「新ながいきくん(おたのしみ型)」です。


保険料払込満了時点で1回、その後5年間に渡り3回と合計4回の生存給付金を受け取れる、ネーミング通りにハッピーな気持ちになれる保険商品です。


もちろん、払込みを現役世代で終えてしまえば、リタイア後に保険料金を支払う必要がないため家計に優しい点でもおすすめです。


ただし、1点注意事項があります!!


それは、生存給付金を受ける度に死亡保障が減額される点です


企業主様など生涯を通じて現役で会社や家計を支え続けたい方には適さない商品と言えます。

参考:かんぽ生命は大丈夫か?不祥事への対応と現在




ニュースや新聞などのマスメディアで大々的に取り扱っていましたので、みなさんの記憶に残っていると思われますが、2019年にかんぽ生命の不適切な契約問題が話題になりました
ね。


かんぽ生命の契約者に不当な契約変更、乗り換えを勧めた結果、本来なら得られる保障を受けらなくなってしまった被害件数が18万件以上に及んでいます。


ずさん過ぎる販売方法や、きついノルマが局員に課せられたことが原因ではないかと言われています。


かんぽ生命の親会社である日本郵政グループは国営色が強い企業ですし、郵便局そのものが民営化前までは国営であることから、利用者も他社に比べて安心感があったことも一因と言えるでしょう。


2019年12月に金融庁から業務停止命令を命じられ、その後かんぽ生命社長、日本郵政社長が退任となりました。


2020年10月より業務再開となっていますが、被害者救済を含めて今後もまだまだ課題が残されています。


また2019年の不祥事問題の他にも、民営化直後の2007年から2012年の過去5年間に約10万件、金額にして約100億円が不払いであったことが発覚しています。


民営化されたとは言え、他社に比べて公共性が強く、国民からの厚い信頼が寄せられている機関だけに、今回の不祥事の原因を明確化し、再発が生じないような企業体制が必要と言えますね。


今回の事件で何らかの心当たりがある方は、早急に近くの郵便局窓口に相談してみてください。

不安な場合は専門家に相談してみよう

今回のかんぽ生命不祥事の発覚により、

  • このまま新ながいきくんに加入していても大丈夫だろうか
  • 終身保険に加入したいが、かんぽ生命の将来は大丈夫だろか
  • 本当に死亡保障金が正当に支払われるだろうか
といった声が非常に多く聞かれます。

確かに、保険金の未払いや不正な勧誘などがありましたので、命のお守りと言える生命保険をかんぽ生命に決めて大丈夫なのか、不安になるのは当然のことです。

しかし、ただテレビや新聞のニュースの情報だけを頼りに、保険業界に知識を持たない方達が熱心に研究をした所で、正しい判断はできません。

今後のかんぽ生命の経営、ユーザーの口コミ評価については、保険に長く携わって来たプロに尋ねた方が、明らかにあなたによって有益な情報を入手できるでしょう。

ぜひこの機会に、公平な観点からアドバイスをもらえるエキサイトにご相談ください。

かんぽ生命の終身保険はデメリットばかりではない




かんぽ生命の終身保険「新ながいきくん」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。


そこで、もう一度終身保険「新ながいきくん」についておさらいしていきましょう。

  • ライフスタイルに合わせて4つのプランから選べる
  • 低解約返戻金プランは貯蓄性重視派の人に最適である
  • 医師の健康診断なしで入れて、加入のハードルが他社より低い
  • 郵便局が窓口なので加入及び変更手続きがしやすい
  • 危険度が高い職業の方でも加入でき、しかも保険料を抑えられる
  • 自由設計がしづらく、がん保障など特定の保障を望む方には不向きである
という内容を中心にお話しさせていただきました。

2019年の不正契約などの不祥事問題の影響もあり、かんぽ生命に悪いイメージを抱いている方も多いことと思われますが、他社の保険商品そのものも終身保険「新ながいきくん」と同じようにメリット、デメリットがあります。

一時的な印象だけで判断せずに、専門家の意見に耳を傾けて冷静に加入を検討なさることが大切です。

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