更新日:2021/05/31
保険相談に必要なものとは? 保険相談の際に準備しておくべき持ち物を解説!
- 保険相談には何を持っていけばよいのか、準備しておくもの
- 保険相談ではどんなことを聞かれるのか
- 保険相談の予約や契約までの流れ
内容をまとめると
- 保険相談は事前準備をしておくほうがスムーズに進められる
- 今加入している保険があれば保険証券、なければ加入したい保険商品を挙げられると良い
- 資産状況も説明できればベスト
- 保険契約をすぐしたい人は印鑑や身分証なども準備する必要がある
- その場ですぐ契約しなければならないわけでもない
- 最初は気軽に保険相談をするつもりで行ってよい
- 保険相談については、ファイナンシャルプランナーが詳しい
- 今ならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、この機会に税金の悩みを解決しましょう!
目次を使って気になるところから読みましょう!
より良い保険相談のために!準備しておくべき持ち物は?
保険相談では、一人当たりの時間の目安は30分から1時間程度が一般的で、1回で契約まで終わることはあまりなく最低でも2~3回の訪問が必要です。
短い時間ではありませんが、しっかりと事前準備をしていないと何を聞いていいのか分からなくなったり、説明してくれる営業員の話をきちんと理解できません。
保険は納得して加入することが大事なので、そのためにも事前準備をしっかりと行ってから保険相談に臨んでください。
1.既に契約している保険があれば保険証券を持っていこう
保険相談をする目的は、大きく分けて新たに保険に加入しようとしている人と、今現在すでに加入している保険の見直しという2つの目的に区分されまs。
すでに保険に加入している人は、今の保険とこれから加入しようとしている保険の保険料や条件を見直すことが前提です。
そのため、支払っている保険料や契約期間、保障内容や保険金など、契約している保険の内容が網羅されている資料があった方が話がスムーズに進みます。
保険の見直しで保険相談をしようとしている人は、すでに契約している保険の保険証券や契約内容のお知らせなど、契約内容がわかる資料を持っていきましょう。
2.初めて相談する場合は気になる保険をリストアップしておこう
一方で、初めて保険を契約する人は何も準備するものがないと思いがちですが、そうではありません。
今はスマホやパソコンで、各保険会社の見積もりを出したり保険の内容を知ることができます。
もし加入しようとしている保険のイメージができているのであれば、気になっている保険会社や保険商品の名前と、おおまかな保障内容、保険料などをリストアップしておきましょう。
それを保険相談で伝えるだけで、具体的な保険商品を案内してくれるなど、スムーズに相談が進みます。
また、似たような保険商品を同時に提案してくれて保険料の比較ができるなど、より踏み込んだ保険相談に早く進むこともできます。
ただしまだ保険のイメージがつかめていなかったり、選び方がわからない場合には、正直にその旨を伝えれば丁寧に説明をしてくれるので、気負わずに相談に出向いても問題ありません。
3.資産状況が分かる必要書類を用意しよう
保険は金融商品のひとつであり、自分の資産に対するリスクヘッジの手段のひとつでもあります。
一見関係ないように見えるかもしれませんが、今の自分の資産状況は保険の内容を決めるために重要な要素のひとつです。
この情報は必須のものではありませんが、貯蓄の状況や、投資をしているのであれば金融商品の状況など、説明できる範囲で把握しておくと保険相談がスムーズに進みます。
既婚の場合は夫婦での相談がおすすめ!
また、既婚者の方も結婚のあとや、子どもを考えはじめたとき、子どもが生まれたときなど、保険に新規加入したり加入を考える時期があります。
既婚の方は、夫婦いっしょに保険相談することをおすすめします。
それぞれの資産の状況や、今すでに加入している保険の内容などはお互いに把握していないことも多く、一旦保険を整理するのにいい機会です。
夫婦の場合はお互いに家計や収入の状況なども知っておいたほうが、保険のプランを組み立てやすくなります。
加えて、子どものことや老後のことなど、ライフプランをしっかり組み立てていくことも保険の加入のうえでは大切なことです。
それぞれが加入している保険の保険証券などをすべて持ち寄り、保険相談に行きましょう。
相談に行ったその日に契約したい!その場合の必要書類は?
保険相談から保険の契約に至るまでに、何も準備していない状態からですと少なくとも2~3回は保険相談に出向かなければなりません。
しかし、時間がなかったり、急いで保険を契約したい場合には初回の保険相談で契約まで行いたい場合もあります。
相談に行ったその日に保険契約をしたい場合は、以下のものを準備して行きましょう。
- 印鑑
- 身分証明書
- 通帳もしくはクレジットカード
持ち物以外で保険相談に必要な準備は?
そもそも、保険相談に行く前に「なぜ保険に加入するのか?」ということは、しっかりと考えておきましょう。
社会人になった、結婚した、子どもが生まれた…といったライフステージの変化のときに、保険を考える人は多いです。
はじめて就職したときなどは、会社に営業に来ている保険外交員から「社会人になったら保険への加入を!」というような呼びかけで、何も考えずに保険に加入する人も多いでしょう。
しかし、「その保険が本当に必要なのか?」ということをじっくりと考える人はあまりいません。
保険は、何かしらの問題が発生したときに、貯蓄がなくなってしまったり場合によってはお金が足りなくなってしまうような金銭的リスクに備えて加入するものです。
医療費に備えたいのか、自分が死亡したときに家族が困らないようにしたいのか、家財や家が壊れたときに備えたいのかなど、まずは何に備えるかの目的を考えましょう。
保険の種類に合わせて持ち物を準備しよう
保険とひとくちにいっても、まず保険には大きく分けて生命保険と損害保険という大きな区分があります。
簡単にいえば「人」に対して備えるのか、それとも「物」に対して備えるかの違いで、そこからさらに細かく区分されます。
保険の種類によって、保険相談の際に準備しておくと良い持ち物が変わります。
決して必須なものというわけではありませんが、保険の種類ごとにあると手続きがスムーズに進められるものや書類をご紹介します。
生命保険の相談に必要な書類は?
まず、生命保険の相談の際に必要な書類について解説します。
生命保険は加入者の生存や死亡、医療機関の受診などによって保険金が支払われる保険で、保険会社にとっては加入者の健康状態によって保険金の支払確率が大きく変わります。
そのため、生命保険においては加入者の申し込み時点での健康状態を、告知という方法によって知らせなければなりません。
健康状態の告知については、おもに以下のような項目で構成されています。
- 現在入院や手術をしているか
- 持病があるか
- 現在医療機関を受診しており、長期間の服薬指示があるか
- 過去数年の間に、入院や手術などの経験があるか
- 健康診断において要再検査や要精密検査などの項目があるか
火災保険の相談に必要な書類は?
一方、損害保険の一種である火災保険は、おもに自己所有の住宅や倉庫などの物件に対して、火災の際に保険金を受け取ることができる保険です。
火災事故については加入者の健康状態とは関係なく、保険金支払いのリスクが発生するものです。
そのため生命保険のような健康状態の告知は必要なく、かわりに保険をかける建物に対する詳細な情報が必要になります。
建物の建築構造や広さ、建築年数が分かる不動産売買契約書や設計図などの書面のコピーを準備しましょう。
上記の書類を準備できない場合や、準備に時間がかかる場合は、建物の写真や簡単な間取りなどを書き起こしたものを準備できると、保険相談の際にスムーズに話を進められます。
自動車保険の相談に必要な書類は?
また、損害保険の一種である自動車保険についても上記の保険とは異なる、以下のような書類を用意しておくことをおすすめします。
- 車検証
- 免許証
- 現在加入している保険証券
保険相談の予約から相談の流れを解説!
ここまでは、スムーズな保険相談のために準備しておくといいものについて学びました。
それでは、準備を進めたことを前提にして、実際に保険相談をするときを想定して予約から相談までの流れを解説します。
予約の方法や保険相談の方法もたくさんあるので、自分の生活スタイルに合った相談を検討しましょう。
1,保険相談の予約
まずはじめに行うことは、保険相談の予約です。
保険相談といえば店舗に出向いて、窓口で保険の相談をするというイメージが一般的ですが、現在はそれを含めて以下のような方法があります。
- 窓口に出向く
- 自宅や近所のカフェ、会社などに来訪してもらう
- ウェブ上にてオンライン相談を行う
こういった複数の相談方法を設定している窓口も多くなっています。
また、窓口によっては予約が不要で、直接店舗に行って相談を行うというところもあります。
まずは自宅や会社に近い、評判の良い店であるなど、自分にとって都合の良い店舗を選び、どのように相談を始めるか確認を行いましょう。
予約方法についても、電話での予約やインターネット上で予約を行う店など、その方法も様々ですので、まずは相談予定の店舗についての情報を集めましょう。
2,ヒアリング・ライフプランニング
保険相談をする店舗を決めて予約をしたら、実際の保険相談に移ります。
当日は事前に準備した書類などを持って、保険相談に臨みましょう。
保険相談で始めに行うことは、ヒアリングおよびライフプランニングの設定です。
ヒアリングでは、加入者がどのような保険に加入したいのか、また保険についてどの程度の知識があるのかを把握するための質問があります。
また、ライフプランニングでは加入者のライフイベントの考え方や設計などを聞き、それをもとに保険を設計していくという手法です。
多くの店では、あらかじめ決まったフォーマットのシートに指示に従って記入していく形が多いため、あまり難しく考えなくて大丈夫です。
3.商品の比較・検討
ヒアリングおよびライフプランニングの設定が完了したら、実際に保険商品を選んでいく段階になります。
ライフプランニングに沿って加入者にとって必要と思われる保険や、加入者が欲しいと思っている保険をお店の人がピックアップし、保障内容も含めて設計を行います。
このとき、保障内容が近しい保険が複数ある場合は複数の保険を提案してくれ、保険料や保障内容の比較・検討ができます。
自分で事前に保険を調べていった場合でも、似たような内容で別の保険を提案してくれることもあります。
このとき、保険への加入を無理に勧められることはなく、加入者自身がじっくりと比較・検討できます。
また、保険は初回相談で決まることが少ないことは上述しましたが、これは初回相談が大抵ヒアリング・ライフプランニングまでで時間いっぱいになってしまうことが多いからです。
保険商品の提案があった場合でも、慌ててその日に決める必要はなく、次回の相談まで考える時間がたっぷりありますので、心配せずに保険の提案を受けてください。
4.保険の契約 もしくは次回の予約
具体的な保険商品の提案を受けたら、その保険を契約するかを自身で検討したうえで、契約に移ります。
このとき、検討するのに時間がかかると思いますが、そのときは再度相談の時間を作って、そのときまで検討してかまいません。
契約を持ち越しする場合は、次回の保険相談の予約をとって一度持ち帰り、周りに保険が詳しい人がいればその人も巻き込んでじっくり検討しましょう。
次回の保険相談の予約はその場でできることが多く、保険相談では予約が取りづらいことも多いため、その場で予約をとっておくことをおすすめします。
まとめ:準備も大切だが、まずは気軽に保険相談相談を!
保険相談に必要な準備しておくべき持ち物について見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回のこの記事のポイントは、
- 相談の際には現在契約している保険証券や気になる保険商品をリストアップする
- 契約の際には印鑑や身分証など契約に必要なものをあらかじめ準備する
- 保険相談で聞かれることを想定してあらかじめライフプランを作成しておく
です。
保険相談は、加入する保険のイメージが固まっているほど手続きもスムーズに進められますが、もちろん保険に詳しくない人の相談も想定されているものです。
難しいと感じたら、保険のことを聞きに行くという意識で相談しに行っても問題ありません。
ぜひ保険加入の際には保険相談窓口を気軽に利用しましょう。