更新日:2022/11/14
三大疾病保険とは?必要性やメリット・デメリットを徹底解説!
- 三大疾病保険への加入を検討している人
- 三大疾病について知りたい人
- どのようにして保険に加入すればいいか迷っている人
内容をまとめると
- 三大疾病保険は保障が非常に手厚い保険
- 三大疾病にかかった際に一時金を受け取ることができる
- 死亡・高度障害になった際でも、一時金を受け取ることが可能
- 三大疾病保険への加入は、保険相談窓口で
- マネーキャリア等の保険相談窓口で無料で相談可能
目次を使って気になるところから読みましょう!
三大疾病保険とは?
三大疾病保険とは、日本人が死亡する原因上位3つの「がん(悪性新生物)」「急性心筋梗塞」「脳卒中」に備えておくための保険です。
なぜ三大疾病に対する保険があるかというと、1年間における日本人の死因の割合について、がんが約31%、急性心筋梗塞が16%、脳卒中が12%となっています。
つまり、死因の約6割はこれらのいずれかとなり、日本人であればこれらにかかる可能性が高いため、それら三大疾病に備える保険として、三大疾病保険があります。
三大疾病保険に加入しておくと、がん・急性心筋梗塞・脳卒中のいずれかであると診断されてしまった場合に一時金を受け取ることができます。
また、三大疾病にかからなかったとしても、死亡時や高度の障害状態になった際にも保険金を受け取ることができます。
生命保険や医療保険に加入していれば、保障内容によっては保険金を受け取ることができますが、三大疾病保険に加入しておくとさらに手厚い保障を受けることができます。
三大疾病保険の必要性が高い人の特徴
生命保険や医療保険に加入していれば、保障内容によっては三大疾病にかかった際も保障が受けられる可能性はありますが、月額の保険料が高かったり、保障が手薄だったりすることがあります。
ここでは一般的な生命保険や医療保険でなく、三大疾病に特化した保険の必要性が高い人の特徴を解説します。
▼三大疾病保険の必要性が高い人の特徴
- 医療保険よりも保険金が必要
- がん保険よりも手厚い保障が必要
- 大きな疾病に対する保険が必要
それぞれ順番に解説します。
必要性が高い人①医療保険よりも保険金が必要
三大疾病にかかった際に、医療保険の保険金よりも多くのお金が必要という方には、三大疾病保険がおすすめです。
医療保険は、三大疾病以外のケガや病気なども保障する保険です。
医療保険であっても保障内容によっては保険金を受け取ることが可能ですが、他の病気も保障されている分、保険金が安くなってしまいがちです。
三大疾病保険であれば、医療保険と同等の保険料で加入したとしても、三大疾病に特化している分、保険金が多くなります。
なので、三大疾病と診断された際、医療保険よりも手厚い保険金を受け取りたい場合は、三大疾病保険がおすすめです。
また、三大疾病にかからなかった場合でも、生命保険のように死亡時にも保障が受けられますので安心できます。
必要性が高い人②がん保険よりも手厚い保障が必要
がん保険よりも手厚い保障が必要という方にも、三大疾病保険がおすすめです。
がん保険は三大疾病のうちの「がん」に特化した保険なので、一般的には三大疾病保険よりも保険料が安くなります。
しかし、その他の疾病(急性心筋梗塞、脳卒中)にかかったとしても、保障が受けられません。
日本人の死因として一番多いのが「がん」ではありますが、急性心筋梗塞や脳卒中が死因となる確率も高いため、三大疾病保険にて備えておくことがおすすめです。
また、生命保険と同じく、死亡状態・高度障害状態になった際にも、三大疾病保険であれば保障が受けられますので、がん保険より保障内容が非常に手厚いという魅力があります。
がん保険と三大疾病保険どちらに入ろうか悩んでいる人は、可能な限り三大疾病保険へ加入することをおすすめします。
必要性が高い人③大きな疾病に対する保険が必要
これまでご紹介した、がんや急性心筋梗塞、脳卒中などの大きな疾病に対する保険が必要という方には、三大疾病保険への加入をおすすめします。
日本人の死因の約6割を上記三大疾病が占めているため、上記疾病にかかってしまう可能性が高く、何らかの形で備えておくことが必要です。
三大疾病保険であれば、三大疾病に特化しているため、保険料を安く抑えながら、十分な保障を受けることができます。
また、かかった際に一時金の受け取りができる他、死亡・高度障害状態になった際であっても一時金が受け取れる、医療保険・生命保険を兼ね備えたような保障内容の商品も多くあるため、非常に魅力的です。
大きな疾病に対して一つの保険で備えることができるため、三大疾病保険は非常に魅力的です。
三大疾病保険がいらない人の特徴
次に、三大疾病保険がいらない人、必要性が低い人の特徴を説明します。
▼三大疾病保険がいらない人の特徴
- 貯金に余裕がある
- ほかの保険で満足している
三大疾病に備えておくことは非常に重要ですが、以上のような方は三大疾病保険に新たに加入する必要は低いでしょう。
それぞれ詳しく解説します。
いらない人①貯金に余裕がある
貯蓄に余裕がある方は、保険に入る必要性が低いと言えます。
前提として、三大疾病にかかってしまった際は、治療費・通院費・入院費等で非常に多くのお金がかかります。
国民一人当たりの平均医療費が年間で約34万円であるのに対し、三大疾病にかかってしまった人の一人当たりの医療費は、年間で約180万円と非常に高額になります。
この金額は健康保険が適用される前の金額ではありますが、三大疾病にかかってしまった際は、治療のために先進医療を受けることが必要になる可能性もあります。
先進医療は健康保険の適用対象外となりますので、平均的な医療費は非常に高額となります。
その上で、それらに対する十分な備えが貯蓄で賄えている方にとっては、三大疾病保険に加入するメリットが低くなるでしょう。
いらない人②ほかの保険で満足している
生命保険や医療保険に別途加入していて、それらの保険の保障内容で満足している人についても、三大疾病保険に加入する必要性が低いと言えます。
三大疾病保険は、三大疾病であると診断されてしまった場合に一時金を受け取ることができるほか、三大疾病にかからなかった場合でも、死亡・高度障害状態になった際に保険金を受け取ることができる保険です。
これらの保障について、すでに加入している生命保険や医療保険の特約などにて十分な保障が期待できるのであれば、新たに三大疾病保険に加入するメリットは低いでしょう。
三大疾病保険のメリット
三大疾病保険への加入は、様々なメリットがあります。ここでは、三大疾病保険に加入するメリットを3つご紹介します。
▼三大疾病保険に加入するメリット3選
- がん保険よりも保障が手厚い
- 主契約・特約どちらにも対応している
- 三大疾病を1つでカバーできる
これらのメリットについて、三大疾病保険への加入を検討する際に参考にしてください。
それぞれ詳しくご解説します。
メリット①がん保険よりも保障が手厚い
三大疾病保険のメリット1つ目は、がん保険よりも保障が手厚いという点です。
がん保険は「がん」になった場合のみに適用される保険なので、三大疾病保険よりも保険料が安くなりますが、 急性心筋梗塞や脳卒中にかかってしまったとしても、保障が受けられません。
三大疾病保険であれば、がんにかかっても、急性心筋梗塞・脳卒中にかかっても保障が受けられるので、がん保険より保障が手厚いと言えます。
また、三大疾病にかからなかったとしても、生命保険のように、死亡・高度障害状態になった際に保障が受けられますので、その点も手厚く、魅力的です。
このように生命保険や医療保険を兼ね備えているような保証内容であることがメリットの一つです。
メリット②主契約・特約どちらにも対応している
三大疾病保険のメリット2つ目は、三大疾病保険が主契約・特約どちらにも対応している点です。
三大疾病保険は主契約が可能なので、現在生命保険や医療保険に一切加入していない人であっても、三大疾病保険を契約することができます。
三大疾病に対してのみ、重点的に備えたいという人は、三大疾病保険のみの契約がおすすめです。
次に、保険商品にもよりますが、すでに契約している生命保険や医療保険がある場合、その生命保険や医療保険の特約として三大疾病保険を契約することができる場合もあります。
このように、主契約・特約どちらでも契約することが可能ですが、一般的に主契約より特約の方が保険料が安くなりますので、可能であれば特約で契約することをオススメします。
メリット③三大疾病を1つでカバーできる
三大疾病保険のデメリット
ここまで三大疾病保険のメリットを紹介してきましたが、以下のようなデメリットもあります。
- 保険料が高い
- 保険金の支払いは一度きり
三大疾病保険への加入を検討する際は、メリットだけでなく、こちらのデメリットも考慮した上で加入するようにしましょう。
特に保険金の支払いが一度きりである点はしっかりと認識しておく必要があります。
それぞれ詳しく解説いたします。
デメリット①保険料が高い
デメリットの1つ目は、生命保険や医療保険に比べて、保険料が少し高いということです。
30歳で一時金を500万円受け取れるような保証内容の場合の三大疾病保険の保険料について、保険会社や保証内容にもよりますが、
- 男性は、年間42,000円から51,000円、月額換算で3,500円から4,300円
- 女性は、年間39,000円から41,000円、月額換算で3,300円から3,500円
が相場となっています。
三大疾病保険は、三大疾病にかかった際と、死亡・高度障害状態になった際両方に備える保険であるため、一般的な生命保険や医療保険に比べて保険料が割高になってしまいます。
しかし、すでに加入している保険の特約として加入することができれば、保険料をもっと低く抑えることが期待できます。
なので、まずはすでに加入している保険の特約として契約できるかを確認してみましょう。
デメリット②保険金の支払いは一度きり
デメリットの2つ目は、保険金の支払いは一度きりである点です。
三大疾病保険は、三大疾病にかかった際と、死亡状態、高度障害状態になった際に保険金が支払われる保険ですが、いずれか場合のみでしか保険金を受け取ることができません。
例えば、三大疾病にかかり保険金を受け取った場合、死亡状態・高度障害状態になっても保険金を受け取ることはできません。
このように保険金は三大疾病にかかった際と、死亡状態になった際両方で受け取ることはできず、いずれか一度きりの支払いとなるので、注意が必要です。
おすすめの三大疾病保険の特徴
ここまで三大疾病保険についてご説明しましたが、三大疾病保険にも様々な種類があり、どれを契約すればいいか迷ってしまいますよね。
ここでは、おすすめの三大疾病保険の特徴をご紹介します。
▼おすすめの三大疾病保険の特徴
- 低解約返戻金型・無解約返戻金型
- リビング・ニーズ特約
- 指定代理請求特約
それぞれ詳しく解説します。
おすすめの特徴①低解約返戻金型・無解約返戻金型
おすすめの三大疾病保険の特徴1つ目は、「低解約返戻金型・無解約返戻金型」であることです。
保険には、解約時に返戻金がある保険がありますが、支払った保険料の一部のお金が返ってくる分、一般的には保険料が高くなる傾向があります。
そんな中「低解約返戻金型・無解約返戻金型」であれば解約時にお金が少なくなる、もしくは一切なくなりますが、その分保険料を抑えることができます。
いざというときに保険で備えておくことは重要ですが、保険料の支払いによって家計を圧迫してしまっては、元も子もありません。
なので三大疾病保険を選ぶ際は、低解約返戻金型、もしくは無解約返戻金型を選択することをオススメします。
おすすめの特徴②リビング・ニーズ特約
おすすめの三大疾病保険の特徴2つ目は、「リビング・ニーズ特約」が付加できることです。
リビングニーズ特約とは、生命保険のように加入者の死亡時に支払われる保険金について、もし余命6カ月以内と診断されてしまった場合に有効になる特約です。
この特約を付加していると、3,000万円を上限として、死亡時に受け取れる保険金を全て、もしくは一部受け取ることが可能になります。
余命を言い渡された際、多くの通院費が必要となったり、残された時間を有意義に過ごすためにお金が必要となる可能性があります。
リビング・ニーズ特約を付加しても、別途料金が発生することはほとんどありませんので、リビングニーズ特約がある三大疾病保険をオススメします。
おすすめの特徴③指定代理請求特約
おすすめの三大疾病保険の特徴3つ目は、「指定代理請求特約」が付加できることです。
指定代理請求特約とは、被保険者に何らかの特別な事情がある場合、契約時に指定した代理人が被保険者の代わりに保険金の請求等をできる特約です。
具体的には、三大疾病にかかってしまい被保険者との意思疎通ができず、被保険者が保険金の請求をできなくなってしまった場合などに、代理人が保険金を請求することができるようになります。
このように指定代理請求特約を付加していないと、保険金が請求できなくなってしまうケースもあるので、この特約を付加できる保険がおすすめです。
また、指定代理請求特約は、加入する三大疾病保険によって行使できる場合が異なりますので、注意が必要です。
生命保険の無料相談ができる相談窓口4選!
ここまで三大疾病保険について詳しく解説しましたが、どのようにして保険を契約すればいいか迷ってしまいますよね。
保険の相談や契約については、生命保険や三大疾病保険問わず、無料で保険相談ができる窓口が数多くあります。
そんな保険の無料相談窓口について4つ厳選しましたので、ご紹介します。
▼生命保険・三大疾病保険の無料相談ができる相談窓口4選
- マネーキャリアの無料相談
- ほけんのぜんぶ
- 保険見直しラボ
- 保険市場
いずれもお金のプロであるFPが無料で相談に乗ってくれるため、安心して気軽に相談できる非常におすすめの窓口となっています。
それぞれ順番に詳しくご紹介いたします。
おすすめ①マネーキャリア
▼マネーキャリアの特徴
- 保険相談満足度93%以上
- 保険相談件数12,000件以上
- 取扱保険会社数40社以上※業界トップクラス
- 3,000人以上の優秀なFPが在籍
マネーキャリアはFP相談に1番おすすめのFP相談窓口です。
マネーキャリアの無料FP相談は信頼性が高く、リピーターが多いため相談者が満足する相談サービスを提供している点が評価ポイントです。
家族や身近な人に経済的負担をかけたくない人に、マネーキャリアの無料相談をおすすめします。
おすすめ②ほけんのぜんぶ
▼ほけんのぜんぶの特徴
- 316名のFPが在籍
- 取扱保険会社数35社以上
ほけんのぜんぶは、子持ちの夫婦におすすめの生命保険の相談窓口です。
ほけんのぜんぶでは、教育資金の準備や家計の見直しを中心とし、必要な生命保険に関する提案を行います。
ほけんのぜんぶは、保険料の負担を減らしながら家計に余裕を持たせたいあなたにおすすめの保険相談窓口です。
おすすめ③保険見直しラボ
▼保険見直しラボの特徴
- お客様満足度97.3%の相談実績
- 業界経験年数平均12.1年のベテラン相談員
- 訪問保険相談をしたい方におすすめ
保険見直しラボは、訪問タイプの保険相談をしたい方におすすめです。
※訪問保険相談とは、あなたが指定した場所にFPや相談員が訪問してくれる相談形態のこと。
保険見直しラボの最大の特徴は業界経験年数が長いスタッフのみが在籍している点です。
多くの事例を経験しているFPに相談したい方は保険見直しラボで保険相談がおすすめです。
おすすめ④保険市場
▼保険市場の特徴
- 店舗、オンライン、訪問型の形式で相談可能
- 取り扱い保険会社数が94社と豊富
- 相談するコンサルタントを一覧から選べるユニークなサービスがある
特に相談をするコンサルタントを指名予約できるサービスが人気で、プロフィールを見ることでコンサルタントの顔や評価、保有している資格などが事前に分かるので安心できます。
また、取扱保険会社数が94社とこちらも国内では非常に多くなっていますので、たくさんある保険の中から比較して選ぶことができます。
三大疾病保険の注意点
三大疾病保険について、以下のような注意点があります。
▼三大疾病保険の注意点
- がんの場合の注意点
- 急性心筋梗塞の場合の注意点
- 脳卒中の場合の注意点
三大疾病保険について、三大疾病と診断されたとしても、条件次第では保険金を受け取ることができない可能性があります。
それぞれの場合について、注意点を詳しく解説します。
がんの場合の注意点
がんの場合の注意点は、契約する保険によっては、悪性腫瘍(悪性新生物)と診断された場合のみに適用となることです。
腫瘍について、大きく「悪性」と「良性」の2種類に別れます。このうち悪性腫瘍のみが一般的にがんと言われます。
最近では良性の腫瘍であっても保険金が支払われる保険がありますが、昔の保険だと、「悪性新生物のがん」のみが保険金の支払い対象であることが主流です。
もし腫瘍ができたと診断されても、その腫瘍が良性の場合は三大疾病保険の適用対象外となる可能性がありますので、ご注意ください。
急性心筋梗塞の場合の注意点
急性心筋梗塞の場合の注意点は、契約する保険にもよりますが、急性心筋梗塞であると診断されただけでは、適用とならないことが多いです。
急性心筋梗塞と医師に診断されて、就業できない状態が60日間続いた場合のみ適用される場合がほとんどです。
急性心筋梗塞にともなう入院期間について、平均で約4週間となっており、就業できない状態が60日未満であることは十分に考えられます。
このように、急性心筋梗塞にかかっただけでは保険金の支払対象とはならず、がんの場合より適用されづらいといえます。
脳卒中の場合の注意点
脳卒中の場合の注意点は、契約する保険により異なりますが、脳血管疾患のうち、くも膜下出血・脳内出血・脳動脈の狭塞(脳血栓、脳塞栓)に限る場合が多いです。
また、医師に脳卒中であると診断され、60日間以上、言語障害・運動失調・麻痺などの後遺症が続いている場合のみに適用されます。
脳血管疾患のうち、一部の症状に限られる上、何らかの後遺症が60日間以上続かなければ保険金の支払対象とならないため、脳卒中もがんの場合より適用されづらいです。
三大疾病について
ここからは、更に三大疾病について詳しく説明します。
▼具体的には以下を解説します。
- 日本人の死因・死亡率の年次推移
- 年齢別に見る三大疾病の割合
- 三大疾病の入院日数と通院数
- 三大疾病でかかる医療費
三大疾病について保険で備えるかどうかの参考にしてください。
日本人の死因・死亡率の年次推移
日本人の死因と、死亡率の年次推移について、以下の通りとなっています。
▼日本人の死因と、死亡率の年次推移(死亡率は人口10万人に対する数値)
年度 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 |
---|---|---|---|---|
2021年 | 悪性新生物(腫瘍) (死亡率:310.7) | 心疾患(高血圧性を除く) (死亡率:174.8) | 老衰 (死亡率:123.8) | 脳血管疾患 (死亡率:85.2) |
2020年 | 悪性新生物(腫瘍) (死亡率:307.0) | 心疾患(高血圧性を除く) (死亡率:166.7) | 老衰 (死亡率:107.5) | 脳血管疾患 (死亡率:83.5) |
2019年 | 悪性新生物(腫瘍) (死亡率:304.2) | 心疾患(高血圧性を除く) (死亡率:167.8) | 老衰 (死亡率:98.5) | 脳血管疾患 (死亡率:86.1) |
2018年 | 悪性新生物(腫瘍) (死亡率:300.7) | 心疾患(高血圧性を除く) (死亡率:167.6) | 老衰 (死亡率:88.2) | 脳血管疾患 (死亡率:87.1) |
2017年 | 悪性新生物(腫瘍) (死亡率:299.4) | 心疾患(高血圧性を除く) (死亡率:163.8) | 脳血管疾患 (死亡率:88.1) | 老衰 (死亡率:81.7) |
上表の通り、直近の日本人の死因の1位が「がん(悪性新生物)」、2位が「心疾患(急性心筋梗塞)」4位が「脳血管疾患(脳卒中)」となっており、大半は三大疾病が締めています。
とくに「がん(悪性新生物)」については非常に高い死亡率となっており、何らかの備えが必ず必要であると言えます。
年齢別に見る三大疾病の割合
次に、年齢別に見る死因の割合をご紹介します。
男性は5~9歳及び、45~94歳では悪性新生物(腫瘍)、10~44 では自殺、95歳以上では老衰が多くなっています。
女性は5~9歳及び、35~89歳では悪性新生物(腫瘍)、10~34歳では自殺、90歳以上では老衰が多くなっています。
また、悪性新生物(腫瘍)のピークは、男性では 65~69歳、女性では55~59歳となっています。
▼詳細は厚生労働省のデータを御覧ください。
三大疾病の入院日数と通院数
三大疾病の入院日数と通院率をご紹介します。
▼三大疾病の入院日数と通院率
三大疾病 | 入院日数 | 通院率 |
---|---|---|
がん(悪性新生物) | 19.9日 | 57.0% |
急性心筋梗塞 | 20.3日 | 69.1% |
脳卒中 | 89.5日 | 37.0% |
まず入院日数について、がん(悪性新生物)は19.9日、急性心筋梗塞は20.3日となっています。また、脳卒中についてはは89.5日と、非常に長期の入院が必要なことがわかります。
また、通院率については、急性心筋梗塞が69.1%と最も高く、ついでがんが57%、脳卒中が37%と、いずれも非常に高い通院率となっています。
特に脳卒中の入院日数は、平均の入院日数が31.9日であるのに対し、89.5日と、平均の約3倍の入院に数が必要となりますので、保険で備えておくことをおすすめします。
三大疾病でかかる医療費
三大疾病でかかる医療費は以下のとおりです。
▼三大疾病でかかる医療費
三大疾病 | 医療費 |
---|---|
がん(悪性新生物) | 663,440円 |
急性心筋梗塞 | 753,229円 |
脳卒中 | 655,887円 |
医療費は急性心筋梗塞が753,229円と最も高く、がん(悪性新生物)が663,440円、脳卒中が655,887円となっています。
いずれの医療費も非常に高額となるため、三大疾病保険にて備えておくことがおすすめです。
三大疾病保険に関するQ&A
ここでは三大疾病保険に関してよくあるQ&Aに対して回答していきます。
▼三大疾病保険に関するQ&A
- 三大疾病保険とがん保険どちらがおすすめ?
- 三大疾病保険と医療保険の違いは?
- 三大疾病の一時金はいくら必要?
それぞれ詳しくご解説しますので、三大疾病保険に加入する際の参考にしてください。
三大疾病保険とがん保険どちらがおすすめ?
Q:三大疾病保険とがん保険どちらがおすすめ?
A:三大疾病保険がおすすめです。
確かにがん(悪性新生物)は日本人の死因1位で、毎年30%以上が、がんが原因でなくなっています。
しかし、急性心筋梗塞・脳卒中も非常に死因の上位を締めており、かかってしまう確率は低くありません。
三大疾病保険はこれら三大疾病にたいして1つの保険で備えることができますが、がん保険はがんのみにしか適用されません。
また、三大疾病にかからなかった場合でも、死亡状態・高度障害状態になった際、生命保険のように保険金が受け取れるというメリットもあります。
このようにがん保険より保証内容が非常に手厚いため、三大疾病保険をおすすめします。
三大疾病保険と医療保険の違いは?
Q:三大疾病保険と医療保険の違いは?
A:死亡・高度障害状態になった際に保険金が受け取れることです。
医療保険は一般的に医療行為を補助するための保険であるため、死亡時には保険金が支払われません。
しかし、三大疾病保険であれば、三大疾病にかからなかったとしても、死亡状態・高度障害状態になった際に保険金が受け取れます。
このように、医療保険と生命保険を兼ね備えたような保険であるため、非常に魅力的です。
三大疾病にかかり保険金を受け取った場合、死亡状態・高度障害状態になっても保険金を受け取ることはできませんのでご注意ください。
三大疾病の一時金はいくら必要?
Q:三大疾病の一時金はいくら必要?
A:100万円以上あると安心できます。
三大疾病でかかる医療費について、がん(悪性新生物)が663,440円、急性心筋梗塞が753,229円、脳卒中が655,887円となっており、いずれも非常に高額となります。
また、入院や通院などで収入がストップしてしまう可能性もありますので、一時金として100万円以上は少なくとも必要であると言えます。
これは各ご家庭の収入や貯蓄状況によって異なりますので、十分な貯蓄が内容でしたら、保険金を増やしておくことをおすすめします。
まとめ:三大疾病で生命保険に迷っているなら無料の保険相談窓口を利用しよう!
三大疾病にかかってしまった際の生命保険に迷っているのであれば、無料の保険相談窓口を利用しましょう。
▼おすすめの無料保険相談窓口4選
- マネーキャリア
- ほけんのぜんぶ
- 保険見直しラボ
- 保険市場
いずれも三大疾病保険に関わらず、各種生命保険や医療保険など様々な保険について相談できます。
また、相談員はFPの資格保有者が多いため、単純に保険を紹介されるだけでなく、各ご家庭の家計状況・収入状況から適切な保険商品を提案してくれます。
相談だけであれば無料で何度でもできるので、三大疾病保険を契約したい人や、そもそも三大疾病保険についてもっと詳しく知りたいという方は、気軽に相談してみることをおすすめします。