更新日:2023/08/25
メットライフ生命「ウェルスデザイン2」の評判・口コミは?
- 長期での保障と資金形成を検討している人
- 介護保障と資金形成を外貨で備えたい人
- 「ウェルスデザイン2」は米ドル建の一時払終身保険で介護保障もある
- 外資での一時払終身保険は、為替変動を理解して利用する必要がある
- 長期間の保障と運用を検討している人に「ウェルスデザイン2」はおすすめ
目次を使って気になるところから読みましょう!
メットライフ生命「ウェルスデザイン2」の評判・口コミ
※口コミはインターネットアンケートで募集
募集期間:2022年7月~2023年8月
メットライフ生命「ウェルスデザイン2」のデメリット
メットライフ生命「ウェルスデザイン2」は、介護補償と資産形成の両方を備えられる一時払終身保険です。積立が米ドル建ての外資建てとなっており、加入時に決めた利率で資産をドルで運用し、運用した資金は解約や死亡すると受け取れます。
さらに、運用時に介護認定されると介護保険金が受け取れる、介護保障がついているのが特徴です。
ここでは、この「ウェルスデザイン2」の3つのデメリットを解説します。
- 為替リスクがある
- 早期に解約すると解約控除がある
- 内容が複雑でわかりにくい
それぞれ解説していきます。
為替リスクがある
メットライフ生命「ウェルスデザイン2」は、為替リスクがあることに注意が必要です。
為替リスクとは、円と外国の為替相場の変動によって外資建て資産の価値が変わってしまう可能性があることを言います。
外資建ての終身保険では、保険料払込・運用・保険金・濊貊返戻金などが全て外貨で取り扱われます。
このため、為替が変動するとその影響を大きく受けてしまう終身保険です。
ちなみに、保険金や解約返戻金を受け取るときは、円安ドル高のときにしましょう。
円安ドル高の方が円高ドル安のときよりも円に換金する際に多くのお金を受け取れるからです。
逆に、保険料を払い込む際は、円高ドル安のときの方が支払う金額が少なくなります。
このように、為替リスクをしっかりと理解したうえで、適切なタイミングで保険金を受け取れるようにしましょう。
早期に解約すると解約控除がある
メットライフ生命「ウェルスデザイン2」は、早期に解約すると解約控除がかかってしまいます。
解約控除とは、契約日から10年未満の解約時・減額時・契約日から10年未満の円建終身保険への移行時に、契約年数に応じて積立金額に対し10.0〜1.0%が払戻金から差し引かれるというものです。
通常であれば早期に解約するようなことはないかもしれませんが、為替変動の状況などで別の円建ての保険へ移行を検討することがあるかもしれません。
このような場合は、10年未満の円建終身保険への移行に該当してしまい、解約時に控除が発生してしまうため注意が必要です。
内容が複雑でわかりにくい
メットライフ生命「ウェルスデザイン2」は、介護保障と資産形成の両方を備えられる便利な一時払終身保険です。
便利な保険である一方で、介護保障と資産形成が絡み合った保険であるために、内容が複雑となっている点がデメリットです。
特に、為替相場の変動の影響を大きく受ける、為替リスクがある点はこの保険をわかりにくくしている一因でしょう。
どのタイミングで保険金の払い込みや受け取りを行うかは、為替相場を理解した上で行う必要があります。
そのほかわからない部分に関しては、保険の担当者に相談すると良いでしょう。
メットライフ生命「ウェルスデザイン2」のメリット
メットライフ生命「ウェルスデザイン2」は、介護保険と資産形成の両方に備えを作れる一時払終身保険であるため、その内容に難しさを感じる人も多くありません。
しかしながら、多くのメリットもある保険です。
ここでは、以下3つのメリットを解説します。
- 一時払終身保険に介護の保障も付加されている
- 介護で保険を使わなくても死亡保障、解約払戻金など別の用途にも使える
- 介護の保障があるわりに告知事項が少なく健康不安がある人も入りやすい
それぞれ解説していきます。
一時払終身保険に介護の保障も付加されている
メットライフ生命「ウェルスデザイン2」は、一時払終身保険に介護の保障も付加されている点がメリットです。
外資建ての終身保険は、はじめにまとまったお金を入金してその資産を米ドルなどの外資で運用し、必要に応じ解約して使用します。
ここまでは普通の外資建ての終身保険と同じですが、この「ウェルスデザイン2」は、更に介護の保障も付加されているのがポイントです。
このため、外資を運用しながら自身に介護が必要となった場合は、介護保険金が支払われれる仕組みになっています。
老後の資金を貯めながら、いざという時は、介護資金ももらえる点はメリットであるといえるでしょう。
介護で保険を使わなくても死亡保障、解約払戻金など別の用途にも使える
メットライフ生命「ウェルスデザイン2」は、介護保険金の支払いがなければ、保険金が受け取れるようになっています。
このため、介護で保険を使わなかったとしても、死亡保障や解約払戻金など別の用途にも使えるため便利です。
保険金が受け取れるのは、「ウェルスデザイン2」が、介護保障のほかにも外資建てで資産運用をしている保険だからです。
介護保障だけでなく、外資建ての一時終身保険という2つの特徴をもつため、介護状態にならなくても保険金が受け取れるのは安心できます。
「ウェルスデザイン2」で資産運用し、介護状態にならなかった場合は、そのまま老後の資金にあてる、などといった使い方ができるでしょう。
介護の保障があるわりに告知事項が少なく健康不安がある人も入りやすい
メットライフ生命「ウェルスデザイン2」は、介護保障があるために告知事項が少なく、健康に不安がある人も入りやすい保険です。
「ウェルスデザイン2」に必要な告知事項は以下の2点のみです。
- 公的介護保険制度における要介護(要支援)認定の申請歴の有無
- 認知症又は軽度認知障害の診断状況の有無
このため、既往症がある人や、健康に不安のあるシニア世代でも入りやすい保険です。
介護が必要とされる可能性が高い人でも入りやすい点は、「ウェルスデザイン2」のメリットであると言えるでしょう。
すでに他の保険に加入している人でも、介護の保障がまだ検討できていないのであれば、資産運用しながら介護の保障もつけられる「ウェルスデザイン2」はおすすめの保険です。
メットライフ生命「ウェルスデザイン2」の基本情報
以下、メットライフ生命「ウェルスデザイン2」の基本情報を表にまとめました。
項目 | 説明 |
---|---|
保険期間 | <第1保険期間>契約日からその日を含めて3年後の契約応当日 の前日までの期間 <第2保険期間>第1保険期間満了日の翌日からその直後に到来 する基準利率計算基準日の前日までの期間 <第3保険期間>第2保険期間満了日の翌日以後の期間(終身) |
保険料払込方法 | 一時払/メットライフ生命指定口座への振込 |
基準利率 |
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被保険者の契約年齢範囲 | 満40歳~満85歳(契約日における満年齢) |
運用通貨 | 米ドル建 |
一時払保険料(最低金額) | 3万米ドル(100米ドル単位) |
一時払保険料(最高金額) | (1契約あたり) 3億円相当額・(当保険の通算)3億円相当額 |
主な保障内容 |
|
この保険に付加できる 主な特則・特約 |
|
「ウェルスデザイン2」は、一時払保険料が米ドルで支払われるため、条件を満たしたとしても受け取るタイミングによっては金額が少なくなる可能性があるため注意が必要です。
円安ドル高のタイミングで受け取るのがおすすめです。
※2023年8月時点の情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください
メットライフ生命「ウェルスデザイン2」がおすすめな人
メットライフ生命「ウェルスデザイン2」は、外資建ての一時払終身保険と介護保障が組み合わさった保険であるため、少しクセが強く、万人受けする保険ではありません。このため、以下の人におすすめです。
- 介護保障、死亡保障をまとめて高金利の外貨で備えたい人
- 長期間の保障と運用を検討している人
それぞれ解説していきます。
介護保障、死亡保障をまとめて高金利の外貨で備えたい人
メットライフ生命「ウェルスデザイン2」は、介護保障と死亡保障をまとめて高金利の外貨で備えたい人におすすめです。
「ウェルスデザイン2」は、外資建てで資産運用をしながら、自身に介護の必要があった場合に介護保険金が支払われる保険です。
また、介護で保険を使わなかったとしても、死亡保障や解約払戻金などさまざまな用途に使えるため、将来に対しての備えは十分であるといえるでしょう。
さらに、外資建ての保険であるため、円ではなく外貨で将来に備えたい人にむいています。
ただし、外貨での資金形成は為替変動の影響を受けるため、注意が必要です。
長期間の保障と運用を検討している人
メットライフ生命「ウェルスデザイン2」は、長期間の保障と運用を検討している人におすすめです。
「ウェルスデザイン2」は、3つの保険期間があり、長期間を見据えなければならない保険です。
第1保険期間では、条件を満たしても介護保険金が受け取れなかったり、第2保険期間になっても解約などをしてしまうと解約払戻金に控除がついたりしてしまいます。
このように、短期間で運用を行っても、デメリットしかないためおすすめできません。
逆に、長期間の運用であれば、さまざまなメリットがあります。たとえば、資産形成をしながら自身に介護が必要となっても介護保障が受け取れたり、介護の保険金を受け取らなかったとしても死亡や保障などさまざまな用途に利用できたりというメリットがあります。
このため、短期間ではなく長期間の保障と運用を検討している人におすすめです。
メットライフ生命「ウェルスデザイン2」をおすすめできない人
メットライフ生命「ウェルスデザイン2」は、外資建ての一時払終身保険であるため、ほかの保険とは違った特徴があります。
たとえば、先述のように短期間での運用を考えている人には、介護保障の恩恵を得づらいため不向きでしょう。
ほかにも、以下の人にはおすすめできません。
- まとまった資金を用意できない人
- 外貨での運用に不安を感じる人
それぞれ解説していきます。
まとまった資金を用意できない人
メットライフ生命「ウェルスデザイン2」は、まとまった資金を用意できない人にはおすすめできません。
「ウェルスデザイン2」は外資建ての一時払終身保険で、保険をはじめるにはまとまった金額を支払う必要があります。
このまとまったお金を資金にして外資建てで運用を行い、資金形成を行なっていきます。
このため、まとまった資金を用意できない人はこの保険をはじめることができません。
介護保障だけが必要であれば、ほかにも介護の保障がある保険はあります。
また、まとまった資金が用意できない場合は、資金を用意できる範囲での契約となる保険を探してみるとよいでしょう。
外貨での運用に不安を感じる人
メットライフ生命「ウェルスデザイン2」は、外資での運用に不安を感じる人にはおすすめできません。
「ウェルスデザイン2」は、外資建ての一時払終身保険で、加入時に決めた利率で資産をドルで運用し、運用した資金は解約や死亡したさいに受け取れます。
ただ、外資での運用は、為替変動に大きく影響を受けるため不安を覚える人も多いでしょう。 為替変動を理解していないと、保険料の支払いや保険金の受け取りのタイミングを間違えて損をしてしまう可能性もあります。
外資での運用に不安を感じる人は、円建ての同じような保険を探すか、すでに外資での運用をはじめている人は他の保険への切り替えを検討するとよいでしょう。
メットライフ生命「ウェルスデザイン2」を他社商品と比較
ここでは、メットライフ生命「ウェルスデザイン2」を他社商品と比較します。
比較する商品は、PGF生命の「米ドル建一時払介護終身保険」です。
「米ドル建一時払介護終身保険」は、米ドル建てで一生涯にわたる認知症への保障・介護の保障・高度障害保障・死亡保障が確保できます。
また、まとまった保険料を一時払することで、資産を運用して資産形成が行えるのがポイントです。
このように、「ウェルスデザイン2」と似た部分が多い保険ですが、それぞれの違いをみていきます。
<優れている点>
「ウェルスデザイン2」が「米ドル建一時払介護終身保険」よりも優れている点は、特約付加で軽認知障害も保障される点です。
「ウェルスデザイン2」では、主契約で介護保険金と死亡保険金が保障されますが、特約をつけることで軽度認知障害も保障されます。
軽度認知障害は、物忘れが症状ではあるものの日常生活への影響がなく、認知症とは診断できない状態をいいます。
認知症とは診断されず保障を受けられない保険が多いですが、「ウェルスデザイン2」は特約で軽認知障害が保障される点は優れています。
<劣っている点>
「米ドル建一時払介護終身保険」は、要支援1からでも保険金の支払いがありますが、「ウェルスデザイン2」では、要介護2と認定されなければ保険金が支払われません。
要介護2とは、日常生活の維持・機能が難しく、身の回りの管理が困難で、生活をする上で見守りや介助が必要となる状態のことを言います。一方、要支援1とは、日常生活は自分でできますが、立ち上がり・起き上がり・歩行などが部分的に支援が必要な状態のことを言います。
このように、要介護2よりも要支援1の方が軽度な状態であるため、要支援1で保険金が支払われる「米ドル建一時払介護終身保険」の方が優れているといえるでしょう。
ここまで、2つの保険を比較してみていきました。
外資建てである部分や介護保障がつく部分は2つの保険とも似ていますが、保険金が支払われる条件が「米ドル建一時払終身保険」の方が緩い点が特徴的です。ただ、軽度認知障害の保障もつけたい場合は、「ウェルスデザイン2」を選ぶとよいでしょう。
まとめ:メットライフ生命「ウェルスデザイン2」の評判・口コミは?
今回は、メットライフ生命の「ウェルスデザイン2」を解説しました。
- 「ウェルスデザイン2」は米ドル建の一時払終身保険で介護保障もある
- 外資での一時払終身保険は、為替変動を理解して利用する必要がある
- 長期間の保障と運用を検討している人に「ウェルスデザイン2」はおすすめ
こちらのページの情報は当サイトが独自に調査したものになります。
加入を検討されている方は必ず約款などで保障内容をご確認ください。