更新日:2023/09/02
日本生命の外貨建て保険「ロングドリームゴールド3」の評判・口コミは?デメリットもわかりやすく解説
目次を使って気になるところから読みましょう!
日本生命の外貨建て保険「ロングドリームゴールド3」の評判・口コミ
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募集期間:2023年7月~2023年8月
日本生命の外貨建て保険「ロングドリームゴールド3」のデメリット
日本生命の外貨建て保険 ロングドリームゴールド3には、おもに3つのデメリットがあります。
- 最低保証利率が低い
- 途中解約時には解約控除、市場価格調整がある
- 為替リスクがある
最低保証利率が低い
ロングドリームゴールド3の最低保証利率は、いずれの通貨でも「年0.01%」と低いです。
ロングドリームゴールド3は一時払終身保険で、契約時の最低保険料は100万円からとなります。
最低保証利率が適用されると、100万円を運用しても年間で1万円しか増やせない点がデメリットといえるでしょう。
なお、個人向け日本国債の最低保証利率でも「年0.05%」ですので、ロングドリームゴールド3の最低保証利率の低さは目立ちます。
一般的に、外貨建て保険商品の最低利回りは円建ての保険商品よりも高めに設定されていますが、年0.01%の利率は低水準です。
ただし、年0.01%は最低限保証される利率ですので、実質的な運用利率は円建て保険商品よりも高い傾向にあります。
途中解約時には解約控除、市場価格調整がある
ロングドリームゴールド3を途中解約するときには、解約控除や市場価格調整が適用されます。
解約控除とは、短期解約をする人に向けたペナルティのことです。ロングドリームゴールド3では、契約年数に応じて「0.5%〜5.0%」の解約控除率が適用されます。
市場価格調整とは、解約返戻金が市場金利に応じて増減する仕組みのことです。市場価格調整によって解約返戻金が増える可能性もありますが、減るリスクもある点には注意しましょう。
解約控除は保険契約から10年間適用されるため、短期間で解約する場合は、解約返戻金が一時払保険料を下回る可能性が高いです。
そのため、ロングドリームゴールド3を契約する場合は、長期間契約を前提にしておくと良いでしょう。
為替リスクがある
ロングドリームゴールド3には、為替リスクが生じるデメリットがあります。
為替リスクとは、為替相場の変動によって、受け取れる保険金や解約返戻金が増減するリスクのことです。
例えば、「1米ドル=120円」で1万米ドルを一時払いすると、払込保険料は円換算で120万円になります。一方で、解約時の為替相場が「1米ドル=100円」になっていると、解約返戻金は100万円となるのです(その他条件を除く)。
そのため、保険金や解約返戻金は為替相場によって受取可能額が増減します。
なお、為替相場が円安ドル高の状態だと、より多くの円を受け取れる可能性もありますので、為替リスクはメリット・デメリットの両面を持ち合わせているといえるでしょう。
日本生命の外貨建て保険「ロングドリームゴールド3」のメリット
日本生命の外貨建て保険 ロングドリームゴールド3には、おもに3つのメリットがあります。
- 円で運用するより高金利で運用が可能
- プランによっては目標金額達成後は自動で運用成果を確保できる
- 複数のプランから運用、受取を選ぶことができる
円で運用するより高金利で運用が可能
ロングドリームゴールド3「ふやすタイプ」では、2023年8月29日現在の実質利回りが「3.23%〜(参考値)」です。
ロングドリームゴールド3にはさまざまな運用方法がありますが、資産増加に特化した「ふやすタイプ」なら、円で運用するよりも高金利での運用が期待できます。
また、毎年定期支払金を受け取れる「うけとるタイプ」の運用利率は、2023年8月29日現在で「2.19%〜(参考値)」です。
うけとるタイプは、支払金を指定通貨で受け取るか、円で受け取るかで運用利率が異なります。
円で受け取る場合は為替リスクを抑えられますが、指定通貨と比較して運用利率が下がる点には注意が必要です。
なお、運用利率は毎月「1日」と「16日」に設定されるため、常に一定ではありません。
プランによっては目標金額達成後は自動で運用成果を確保できる
日本生命の外貨建て保険 ロングドリームゴールド3なら、プランによっては目標金額達成後に自動で運用成果を確保できます。
ロングドリームゴールド3では、一時払保険料の「105%〜200%」の範囲(解約返戻金円換算額)で目標金額を設定可能です。
なお、目標金額の設定は必須ではありませんし、何度でも変更できるため、自分にとって無理のない範囲での目標設定をおこなえます。
また、目標金額を達成すると、円建終身保険(のこすコース)へ自動移行され、所定の利率で運用され続けます。
目標金額達成後に「のこすコース」へ移行させることのメリットは、為替リスクに対応できる点です。
例えば、外貨で目標金額を達成しても、為替相場が円高の場合は円での受取金額が少なくなります。
目標としていた金額を確実に円で受け取れるように、のこすコースはうまく活用するべきといえるでしょう。
複数のプランから運用、受取を選ぶことができる
ロングドリームゴールド3なら、複数のプランから運用、および受取方法を選択できます。
運用方法には、外貨の金利を活かして円の目標金額を目指したり、資産を確実に円で残せるようにするコースがあります。
外貨の金利を活かして運用すると、円よりも高い金利で運用できる可能性が高いです。
また、受取方法も、指定通貨での受け取りか、円で受け取るかのいずれかを選択できます。
為替リスクを避けたい人は円での受け取りを選択すると、安定的に定期支払金を受け取れるでしょう。
なお、定期支払金は生前贈与にも活用でき、一括でまとまった金額を贈与するよりも税金を抑えやすいです。
ロングドリームゴールド3なら、運用方法や支払金の受取方法の選択肢が多いため、契約者ごとに最適なプランで資産を運用できるといえます。
日本生命の外貨建て保険「ロングドリームゴールド3」の基本情報
- 1万米ドル
- 1万豪ドル
- 100万円
保険種類 | 外貨建て終身保険 |
---|---|
保険期間 | 終身 |
被保険者年齢範囲 | 15歳〜90歳 |
最低保証利率 | 年0.01% |
ロングドリームゴールド3がおすすめな人
ここからは、ロングドリームゴールド3がおすすめな人について解説していきます。
下記2つの特徴にあてはまるなら、ロングドリームゴールド3への加入がおすすめです。
- 分散投資を検討している人
- 生前贈与を検討している人
分散投資を検討している人
分散投資を検討している人には、ロングドリームゴールド3がおすすめです。
分散投資とは、投資先を1点に集中させず、リスクを抑えて安定的なリターンを目指す投資手法です。
ロングドリームゴールド3の最低保証利率は0.01%と低水準ですが、利率が保証されているため元本割れリスクを最小限に抑えられます。
低リスクの保険商品で元本を確実に増やしながら、別の金融商品などでハイリターンを狙うなど、ロングドリームゴールド3にはさまざまな活用方法があります。
ただし、契約期間が10年以下と短かったり、為替変動リスクがあったりするなど、解約返戻金が支払保険料を下回る可能性もある点には注意しましょう。
生前贈与を検討している人
生前贈与を検討している人には、ロングドリームゴールド3がおすすめです。
生前贈与とは、生きているうちに自分が保有している財産を他者に無償で与えることです。
ロングドリームゴールド3なら、契約者の配偶者、および3親等内の親族から1人を指定して定期支払金を贈与できます。
さらに、保険期間中でも贈与を受ける人を変更できますし、自分が受取人になることも可能です。
なお、ロングドリームゴールド3を活用して生前贈与をおこなうメリットは、贈与税の基礎控除を活用できる点です。
贈与税の基礎控除は毎年110万円までですので、1年ごとに110万円までの定期支払金を贈与する場合は、贈与税を非課税にできます。
節税対策をしながら配偶者や親族に財産を贈与したいなら、ロングドリームゴールド3を活用すると良いでしょう。
ロングドリームゴールド3をおすすめできない人
ここからは、ロングドリームゴールド3をおすすめできない人について解説していきます。
下記2つの特徴にあてはまる人にはロングドリームゴールド3をおすすめできません。
- 外貨建ての保険商品に抵抗がある人
- まとまった余裕資金が用意できない人
外貨建ての保険商品に抵抗がある人
外貨建ての保険商品に抵抗がある人には、ロングドリームゴールド3をおすすめできません。
ロングドリームゴールド3では保険料を円で払い込むことも可能ですが、運用は外貨の金利を活用します。
外貨金利を活用するメリットは、円よりも高金利での運用を目指せる点です。
しかし、外貨の金利で運用する場合は為替リスクや市場金利変動リスクなど、外貨建て商品ならではのリスクも生じます。
さらに、ロングドリームゴールド3を契約してから10年以内に解約する場合は、解約控除が適用されるため、解約返戻金が支払保険料を下回る可能性も高いです。
資産は自分で運用して増やしたい場合は、外貨建ての保険商品で運用するよりも、投資信託などを活用したほうが良いでしょう。
まとまった余裕資金が用意できない人
まとまった余裕資金を用意できない人には、ロングドリームゴールド3をおすすめできません。
ロングドリームゴールド3は一時払終身保険ですので、契約時にはある程度まとまった資金が必要です。
なお、保険料を円で払込む場合は100万円からで、米ドルや豪ドルで払込む場合はそれぞれ1万ドルが必要です。
さらに、ロングドリームゴールド3を10年以内に解約すると元本割れをする可能性が高いです。
短期解約を防ぐためには、手元に残すお金もある程度必要ですので、余裕資金がない人にはロングドリームゴールド3をおすすめできません。
保険商品で資産運用を考えている人には、余裕資金にも考慮しながら検討することがおすすめです。
ロングドリームゴールド3を他社商品と比較
ロングドリームゴールド3を他社商品と比較しながら解説していきます。
比較対象は、三井プライマリー生命「しあわせ、ずっと3」です。
はじめに、ロングドリームゴールド3がしあわせ、ずっと3より優れている点は下記のとおりです。
- 定期支払金を円貨で固定できる
- 指定通貨種類の豊富さ
- 介護年金特約の有無
まとめ:日本生命の外貨建て保険「ロングドリームゴールド3」の評判・口コミは?デメリットもわかりやすく解説
ロングドリームゴールド3は、分散投資や生前贈与を検討している人におすすめの保険商品です。
ただし、契約時にはまとまった余裕資金が必要ですし、短期解約時は元本割れリスクが高くなりますので、資金に余裕がない人には不向きといえます。
また、外貨建て保険商品は為替変動や市場金利変動によるリスクが生じる点に注意が必要です。
なお、運用方法や定期支払金の受取方法にはさまざまなタイプがありますので、自分にあった資産活用方法がしやすい点はメリットといえるでしょう。
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