更新日:2022/09/29
90歳・92歳でも入れる保険は?おすすめの一時払い終身保険や相続対策について解説
- 生命保険は何歳まで必要なのか?
- 90歳や92歳でも入れる保険はあるのか?
- 保険での相続対策の方法
- 高齢者におすすめの保険
内容をまとめると
- 保険は年齢にかかわらず必要性を考えて加入する
- 90歳で入れる保険はあるが92歳でも入れる保険はない
- 一時払いの終身保険は相続対策に使える
- 生命保険には非課税枠がある、すぐに使える現金を残せると言ったメリットがある
- 無料保険相談を利用すれば、プロと一緒に複数の保険を比較して入る保険を決められる
- 今ならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、この機会に保険の悩みを解決しましょう!
目次を使って気になるところから読みましょう!
そもそも生命保険は何歳まで必要なの?
多くの人が生命保険に加入していますが、何歳まで必要なのかをはっきりと意識している人は少ないかもしれません。
いつまで必要なのかは年齢よりも自身の状況をもとに考えることが大切です。例えば
- 家族を守るため
- 相続対策のため
- 貯蓄目的
といった目的があれば高齢であっても保険に入るメリットがあると言えるでしょう。
家族の生活を守るためであれば、家族がいる限り保障は必要になります。逆に家族がいない場合は若くても必要がないというケースもあります。
相続対策をする場合も年齢に関係なく保険を活用できます。これについては後ほど詳しく解説します。
貯蓄性の高い外貨建ての保険を利用して、保障を得つつ効率的に運用することも可能ですが、元本の保証が無かったり為替に影響されたりするので注意も必要です。
90歳でも入れる死亡保険はある?
保険には年齢制限がありますが、90歳や92歳でも入れる保険はあるのでしょうか?
高齢になると健康や死亡のリスクが高くなるのでこれまでは保険会社もあまり商品を販売したくなかったようです。
しかし、健康寿命が延びたうえ、高齢者のニーズが高くなったため、90歳でも入れる保険が増えてきました。
後で詳しく解説しますが、日本生命の「一時払い終身保険」といった死亡保険に加え、明治安田生命の「一時金給付型終身医療保険」のような医療保険でも90歳で契約が可能です。
しかし、92歳ともなると入れる商品はないので必要であれば早めに加入しておきましょう。
加入年齢90歳以上が入れるおすすめの保険は、相続対策できる一時払い終身保険
保険は加入できる年齢に上限があります。年齢が上がると病気や志望のリスクが高まるためです。
保険の種類により加入上限の年齢が異なることを知っていましたか?
ここでは主な保険の加入年齢の目安を紹介します。
種類 | 上限 |
---|---|
医療保険 | ~満85歳 |
がん保険 | ~満85歳 |
生命保険 | ~満80歳 |
一時払い終身保険 | ~満90歳 |
個人年金保険 (一時払い以外) | ~満65歳 |
このように見ていくと一時払い終身保険が最も上限が高いことが分かります。個人年金保険は一般的に老後に備えて資金を積み立てるという目的で利用されるので、定年を迎える年齢が上限となっています。
高齢で保険を考えるのなら90歳でも加入でき相続対策ができる一時払い終身保険がおすすめです。
80歳以上の生命保険は、非課税枠を使って相続対策に利用できる
資産の多い家庭では相続税に対する関心が高いと思いますが、実は生命保険も相続税対策として活用可能です。
生命保険には非課税枠があり
法定相続人数×500万円
上記の金額が非課税となります。
例えば、相続人が次の通りだとして、
- 配偶者
- 子供:3人
- 合計:4人
いくら非課税になるか計算してみましょう。
4人(相続人数)×500万円=2000万円
となり、保険金2000万円まで税金がかかりません。
もともとある相続税の基礎控除「3,000万円+600万円×法定相続人数」に加えて保険を活用した分にも税金がかからないので特に資産が多い人にとっては大きなメリットとなります。
この方法を利用するには支払い金額と保険金額がほぼ同額となる一時払いの終身保険がおすすめです。
外貨建ての商品は大きく増やせる可能性がありますが、為替の影響を受けるので注意が必要です。
相続税の納税資金にも使える
生命保険の利点の一つにすぐに使える現金が手に入ることもあげられます。
通常、遺産相続の際は遺産分割協議が終了しないと自由に故人の財産(預貯金など)を引き出すことができません。相続税の支払いには期限があるので、相続がスムーズに進まず相続税を支払うことができないということもよく起こります。
保険金であれば死亡後すぐに給付されるので相続税の支払いに保険金を当てるという使い方ができます。
こういった使い方を想定するのであれば高齢であっても生命保険に入るメリットは大いにあります。
80歳以上でも入れるおすすめの一時払い終身保険は?
高齢であっても相続対策のために一時払い終身保険に入るメリットが大きいことを説明してきました。
- 住友生命「ふるはーとJロードプラス」
- 日本生命「ニッセイ一時払い終身保険」
返戻率のシミュレーションや保障内容も解説しますのでご自身だったらどのように活用できるか参考にしてくださいね。
※2019年現在の情報になります。
住友生命「ふるはーとJロードプラス」
特徴
90歳まで加入可能な一時払い終身保険で死亡給付金や解約返戻金が受け取れるため、相続税対策に活用できます。
- 指定した受取人に好きな金額を残せる
- スムーズに現金化が可能
- 一定期間後は支払い金額より多い死亡保険金が受け取れる
- 解約返戻金を受け取ることも可能
請求手続きから原則5営業日以内に支払いを受けることができるので、お葬式の代金にあてることも可能です。
シミュレーション
年齢別に解約返戻金がいくらもらえるかまとめました。
- 一時払い保険料:1000万円
- 保険期間:終身
80歳 | 90歳 | |
---|---|---|
1年後 | 995万円 | 997万円 |
5年後 | 998万円 | 999万円 |
10年後 | 1000万円 | 1000万円 |
15年後 | 1001万円 | 1000万円 |
(契約から5年後以降の 死亡保険金) | 1002.7万円 | 1001.6万円 |
契約から5年までの死亡保障はどちらも1000万円です。
※保障内容や保険料は変更される可能性がありますので、ご注意ください。
日本生命「ニッセイ一時払終身保険」
日本生命の「ニッセイ一時払い終身保険」も大人気の商品です。日銀のマイナス金利政策のため運用が難しくなり一時は販売を停止していましたが、大きな需要があったため販売が再開されました。
保障内容
- 一生にわたる死亡保障
- 解約返戻金を受け取ることもできる
- リビング・ニーズ特約や自動付加
亡くなった場合に保険金を受け取ったり、必要な時に解約返戻金を受け取ったりできます。
特徴
- 支払い額よりも大きな死亡保障が一生得られる
- 指定した人に保険金を残せる
- 死亡保険は一定額まで税金がかからない
保険を利用することで節税したり指定した人にお金を残したりすることができます。
80歳以上、90歳で入れる医療保険もある
高齢者におすすめの死亡保障を紹介してきましたが、実は80歳以上でも入れる医療保険もあります。
加入年齢が上がるにつれ保険料も高くなるので、コストに対する保障内容が適切であるかしっかり検討する必要があります。
ここではおすすめの保険を2つ紹介します。
- 明治安田生命「一時給付金型終身医療保保険」
- SBIいきいき少短「持病がある人の医療保険」
特徴や保障内容などをご案内しますので保険選びにお役立てください。
明治安田生命「一時金給付型終身医療保険」
特徴
- 契約可能年齢が満50歳~90歳と高齢者のための商品となっている
- 払込は95歳までで保障は一生涯
- 日帰り入院でもまとまった一時金が受け取れる
- 払込期間終了後は死亡保険金も受け取れる
ただし、95歳までは解約返戻金がありません。途中で解約すると割高になるので注意しましょう。
保障内容
10万円コース | 15万円コース | |
---|---|---|
入院 | 10万円 | 15万円 |
手術 | 5万円 | 7.5万円 |
放射線治療 | 10万円 | 15万円 |
死亡 | 10万円 | 15万円 |
※先進医療特約(90歳まで更新可能)
入院給付金は一時金が30日ごとに最大5回給付されます。
保険料
【契約者例】
- 男性
- 10万円コース
- 口座振替
契約年齢 | 月額 |
---|---|
80歳 | 11,860円 |
90歳 | 20,750円 |
※保障内容や保険料は変更される可能性がありますので、ご注意ください。
「SBIいきいき少短の持病がある人の医療保険」
- 持病がある
- 通院している
- 手術をしたことがある
3000円コース | 5000円コース | |
---|---|---|
入院 (1日目〜60日目まで) | 日額3000円 | 日額5000円 |
手術 | 3万円 | 5万円 |
※先進医療保障はコース共通で100万円まで
責任開始日から6ヵ月以内は保障が50%減額されます。
保険料
【契約例】
- 男性
- 5000円コース
- 保険期間:1年間
契約年齢 | 月額 |
---|---|
70歳 | 8,360円 |
80歳 | 11,710円 |
更新時には5歳刻みで保険料が上がります。
※保障内容や保険料は変更される可能性がありますので、ご注意ください。
まとめ:90歳でも入れる可能性ありの保険はある、相続対策などにメリットあり
ここまで、90歳や92歳でも入れる保険はあるかについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
この記事のポイントは
- 保険は年齢にかかわらず必要性を考えて加入する
- 90歳で入れる保険はあるが92歳でも入れる保険はない
- 一時払いの終身保険は相続対策に使える
- 生命保険には非課税枠がある、すぐに使える現金を残せると言ったメリットがある
でした。
高齢になってからの保険にはさまざまなメリットがあります。
ただし、90歳でも加入可能な保険は増えてきましたが、92歳でも入れる保険はないので検討している場合はなるべく早く加入しましょう。