更新日:2021/04/05
終身死亡保険の保険金を100万円に設定するのは可能? 格安の生命保険も紹介
- 死亡給付金を100万円にできる保険とは
- 100万円の設定が可能な保険一覧
- 各おすすめ保険の保障内容・保険料シミュレーション
- 死亡保険を100万円に設定するメリットとデメリット
内容をまとめると
- 終身死亡保険の死亡保険金を100万円にできる保険は、葬儀保険やネット保険、少額短期保険(ミニ保険)と呼ばれるものがある
- 通常の終身保険だと、給付金額200万円を最低金額として設定している場合が多く、100万円にすることはできない
- 少額短期保険などの保険は、保険料が手ごろで加入年齢の幅が広いのが大きなメリット
- さらにネット保険だと、自宅にいながら簡単に加入することが可能
- ただ、100万円に設定しているため元本割れのリスクがあるので要注意
- 給付金額を100万円にしたいが、どんな保険が自分に合っているかわからないという方は保険のプロに相談するのがおすすめ!
- 無料保険相談を利用すれば、プロと一緒に複数の保険を比較して入る保険を決められる
- いまならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、この機会に保険の悩みを解決しましょう!
目次を使って気になるところから読みましょう!
終身死亡保険の死亡保険金を100万円に設定できる?
終身死亡保険に加入する際、死亡保険金の設定を行います。家族構成や加入のタイミング、ライフスタイルなどによって設定金額は変わってきます。
そのなかで、保険料を抑えたい方や葬儀代だけでも保険金でまかないたいと考えている方にとって保険金額の設定を100万円にできるかどうかは大きな疑問です。
結果から伝えると、保険によっては死亡保険金を100万円にすることはできます。
ここでは、
- 100万円に設定できる終身死亡保険とは
- 死亡保険金の最低金額って何?
わずかだが100万円に設定できる終身死亡保険もある
ほとんどの終身死亡保険では、保険金の設定が100万円以上であることが多いです。
しかし、100万円から設定できる保険がまったくないわけではなく、以下の保険会社で販売している商品は保険金を100万円に設定可能です。
- ネオファースト生命
- アフラック
終身死亡保険の死亡保険金には最低金額がある
死亡保険金には、詐欺対策などとして保険金に上限が決められています。上限があるのと同時に最低金額も存在します。
ほとんどのネット保険では、最低金額が200万円であることが多いです。つまり、最低金額が200万円の保険であれば、199万円以下にできません。
ネット保険の最低金額を見てみましょう。
保険名 | 設定範囲 |
---|---|
オリックス生命「終身保険RISE」 | 200万円~5,000万円まで |
アクサダイレクト「アクサダイレクトの終身保険」 | 200万円~4,000万円まで |
上限が決まっているのはもちろんですが、最低金額も定まっています。他の条件が良くても、保険金を100万円に設定したいのであれば最低金額をしっかり把握しておきましょう。
100万円に設定できる死亡保険は保険料が安い少額短期保険や葬儀保険が多い
死亡保険金を100万円にできる保険としては、少額短期保険や葬儀保険の分類であることが多いです。
少額短期保険(ミニ保険)や葬儀保険とは、少額の保険料で短期間の加入が可能な保険です。葬儀費用の負担軽減のために加入する方が多いです。
少額であることから、保険料も格安な生命保険となっています。契約年齢によっては数百円で加入することも可能で、家計を圧迫することなく葬式代の負担を軽減できるでしょう。
葬式代の平均金額は、全国で約195万円といわれています。200万円あれば十分賄えると思いますが、葬式の方法によっては100万円でも十分に葬式を行うことが可能です。
葬儀に関する出費を抑えたい、できるだけ負担を軽くしたいと考えている方は生前から葬儀保険に加入する方も増えています。
家族に負担をかけることも少なくなることから、人気を集めていますよ。
死亡保険金を100万円に設定できるネット保険や葬儀保険(葬儀代保険)一覧
終身死亡保険の死亡保険金を100万円に設定できる保険を一覧で紹介します。今回紹介するのは全部で5つです。
100万円に設定可能な終身死亡保険は以下の通りです。
- ネオファースト生命「ネオdeとりお」
- アフラック「かしこく備える終身保険」
- SBIいきいき少額短期保険「SBIいきいき少短の死亡保険」
- ベル少額短期保険「千の風」
- 健康年齢少額短期保険「かなえるホケン」
死亡保険金を100万円に設定できる死亡保険の保障内容や保険料シミュレーション
ここでは、死亡保険金を100万円に設定した場合の保障内容と保険料をシミュレーションしていきます。
紹介する保険はこちらです。
- ネオファースト生命「ネオdeとりお」
- アフラック「かしこく備える終身保険」
- SBIいきいき少額短期保険「SBIいきいき少短の死亡保険」
ネオファースト生命「ネオdeとりお」
ネオファースト生命が販売している「ネオdeとりお」について解説します。こちらの保険は、三大疾患への保障も追加されているため掛け捨てではないがん保険としても活用できます。
三大疾患になった場合でも死亡保険金と同額の保険金を受け取れるのが大きな魅力です。
ネオファースト生命「ネオdeとりお」の保障内容
保障内容 | 条件 | 給付額 |
---|---|---|
死亡保険金 | 万が一死亡した際 | 100万円 |
三大疾患 | がん | 100万円 |
〃 | 急性心筋梗塞 | 100万円 |
〃 | 脳卒中 | 100万円 |
- 非喫煙者割引特約あり
- 保険金額100万円
- 上皮内新生物保障特則適用
契約年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
35歳 | 2,173円 | 1,960円 |
40歳 | 2,528円 | 2,221円 |
50歳 | 3,578円 | 2,905円 |
60歳 | 5,399円 | 3,988円 |
アフラック「かしこく備える終身保険」
アフラックが販売している「かしこく備える終身保険」は、安い保険料で安定した保障を受けられるシンプルな終身保険です。
保険金額を100万円から自分に合った金額まで設定することができるのが特徴です。
アフラック「かしこく備える終身保険」の保障内容
保障内容はこちらです。- 死亡保険金を100万円から10万円単位で設定可能
- 非喫煙者の場合、保険料が割引される
- 三大疾患になった場合、以降の保険料は支払わなくていい
- 非喫煙者割引特約あり
- 三大疾患保険料免除特約あり
契約年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
30歳 | 1,685円 | 1,579円 |
40歳 | 2,180円 | 1,988円 |
50歳 | 2,993円 | 2,542円 |
60歳 | 4,409円 | 3,437円 |
もし、タバコを吸っていた場合は非喫煙者割引の利用が行えません。40歳男性でタバコを吸っていた場合、保険料は2,512円となります。
こちらの保険は、終身払いのみの取り扱いとなっています。一生涯保険料を支払う必要があり、その点でいうと負担になる可能性が高いでしょう。
SBIいきいき少額短期保険「SBIいきいき少短の死亡保険」
SBIいきいき少額短期保険の「SBIいきいき少短の死亡保険」は、終身保険ではなく少額短期保険です。
こちらは、一覧で紹介した少額短期保険の代表として紹介させていただきます。
最低限のお金を残しておきたい、という思いから生まれたミニ保険となっており、注目を集めています。保険料も安く、家計へ負担をかけないのも大きな特徴です。
SBIいきいき少額短期保険「SBIいきいき少短の死亡保険」の保障内容
保障内容を簡単にまとめると、以下の通りです。
- 100万円
- 200万円
- 300万円
- 400万円
- 500万円
- 600万円
保険金額の利用目的に応じて、コースを選択することが可能となります。葬儀代のみの負担軽減なら100万円コースを、残された家族への生活費であれば500~600万円のコースがいいですね。
SBIいきいき少額短期保険「SBIいきいき少短の死亡保険」の保険料シミュレーション
100万円の保険金を受け取る場合のシミュレーションは以下の通りです。契約年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
45~49歳 | 600円 | なし |
50~54歳 | 880円 | 490円 |
55~59歳 | 1,330円 | 660円 |
60~64歳 | 1,760円 | 810円 |
65~69歳 | 2,450円 | 1,130円 |
70~74歳 | 3,610円 | 1,660円 |
100万円の場合、男性は45歳から加入可能です。女性の場合、50歳から加入可能となります。保険料がかなり抑えられており、45歳を超えても加入しやすくなっています。
死亡保険金を100万円に設定できる死亡保険のメリットとデメリット
死亡保険金を100万円に設定できる少額短期保険や葬儀保険は、メリットが大きいように感じますが、デメリットもあります。
ここではメリットとデメリットを紹介していきたいと思います。比較して納得したうえで加入するようにしましょう。
死亡保険金を100万円に設定できる死亡保険のメリット
死亡保険金100万円の葬儀保険やネット保険、少額短期保険へ加入する共通のメリットを紹介します。
- 保険金額がとにかく安い!
- プランの見直しがしやすい
- 加入年齢の上限が高い
- ネットから加入できるから手軽(ネット保険)
- 葬儀保険でも葬儀以外の使い方もできる
- 葬儀会社の口座へ直接振り込み可能
死亡保険金を100万円に設定できる死亡保険のデメリット
死亡保険金を100万円に設定できるネット保険や葬儀保険、少額短期保険への加入に関するデメリットを紹介します。
- 選択肢が少ない
- 掛け捨てなので元本割れの可能性あり
死亡保険金を100万円に設定できる終身死亡保険は多くない
死亡保険金には最低金額が定められており、100万円に設定できる保険は少ないということを紹介してきましたがいかがでしたか?
この記事のポイントは、
- 数は少ないけれど、死亡保険金を100万円に設定できる保険はある
- 少額短期保険やネット保険、葬儀保険などを活用すれば保険料を押さえながら100万円の給付金が受け取れる
- 少額短期保険などの保険は保険料も安く、加入年齢の上限が高いので加入しやすい