団体信用生命保険に入れない病気とは?ケース別に対処法まで徹底解説

※本記事で紹介しているサービスにはPRが含みます。
「持病があるのだけど、団体信用生命保険に入れるのだろうか?」 

このような悩みをお持ちではないでしょうか? 
持病があると保険に加入できるかどうか心配になりますよね。 

そこで今回は「住宅信用生命保険の加入の際に懸念される病気」について 
  • 団体信用生命保険に入れない病気とは? 
  • 団体信用生命保険へ加入する際の審査内容とは? 
  • 審査に落ちた場合の対処法とは? 

以上のことを中心に解説していきます。 

この記事を読んでいただければ、 団体信用生命保険に入れない病気とその対処法について知ることができるはずです。
ぜひ、最後までご覧ください。 

内容をまとめると

  1. 団体信用生命保険への加入には、健康告知が必要
  2. 団体信用生命保険に入れない可能性のある病気は、高血圧症、喘息、胃潰瘍、脳梗塞、緑内障、うつ病、子宮筋腫、ガンなどがある
  3. 高血圧症で治療を受けていない場合、団体信用生命保険に加入できない可能性あり  
  4. 虚偽の告知をすると、告知義務違反で保険金が支払われない可能性が高い
  5. ワイド団体信用生命保険と言う持病がある人でも入れる保険がある
  6. フラット35は団体信用生命保険と言う加入しなくても借入できるローンがある
  7.  逓減型保険は団体信用生命保険の代用になり、保険料を安く抑えられる 

おすすめ保険相談窓口はこちら
マネーキャリア相談
相談員の数は業界トップクラス&ベテラン揃い
保険見直しラボ
最大31社の保険商品を比較可能

団体信用生命保険に入れない病気・ケース一覧を紹介!持病があると入れないの?そもそも団体信用生命保険とは?月々の保険料の負担は0って本当?



団体信用生命保険とは、住宅ローンの契約者本人がローンの返済中に万一亡くなった、または高度障害状態となった場合、ローンの残額が0となる住宅ローン専用の保険で、「団信」とも呼ばれています。 


もし、団体信用生命保険に入っておらず万一のことが起こった場合、家族が代わりに返済しなくてはならなくなります。  


こういったリスクを避けるため、住宅ローンを契約する際には団体信用生命保険に加入するのが一般的です。 


なお、団体信用生命保険の契約者は銀行となり、保険料は銀行が支払ってくれます。 


ですので、ローン契約者本人に万一のことがあった場合は、引受保険会社から銀行へ保険金が支払われる仕組みとなっています。 


また、団体信用生命保険は生命保険の一種ですので、加入時には健康に関する告知が義務付けられています。 


そこで、持病がある場合、団体信用生命保険に入れるかどうか不安に思う人もいるのではないでしょうか? 


というわけで、ここからは 

  • 団体信用生命保険に加入できない病気とは? 
  • 団体信用生命保険に加入する時の告知内容とは? 
について詳しく解説していきます。

団体信用生命保険に加入することができない主な病気一覧

団体信用生命保険の規定によると、告知事項の中に「告知が必要な疾病」が記載されています。 


ですので、これに該当する病気の場合、加入できないと明記されているわけではないのですが、加入できない可能性があるわけです。 

 

保険会社によって多少の違いはありますが、一般的に告知の必要な疾病は以下のようなものがあります。 

部位 病名 
循環器 狭心症、心筋梗塞、高血圧症、不整脈など 
呼吸器ぜんそく、慢性気管支炎、肺気腫など
消化器胃潰瘍、十二指腸潰瘍、肝炎、腎炎、腎不全など
脳梗塞、くも膜下出血、脳出血など
緑内障、網膜・角膜の病気
精神・神経うつ病、てんかん、認知症など
婦人科系子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣のう腫
その他ガン、白血病、糖尿病、リウマチ、膠原病など

詳しく知りたい人は、申し込み予定の保険会社のホームページ等で確認してみて下さい。  

団体信用生命保険に加入する際の告知内容は?

団体信用生命保険における、一般的な告知内容は以下の通りとなっています。 

  • 最近3ヵ月以内に医師の治療や投薬を受けたことがあるか
  • 過去3年以内に告知が必要な疾病で、手術を受けたことがあるか 
  • 過去3年以内に告知が必要な疾病で、2週間以上にわたって医師の治療や投薬を受けたことがあるか 
  • 手・足の欠損、もしくは機能に障害があるか 
  • 背骨(脊柱)・視力・聴力・言語・そしゃく機能に障害があるか 

上記の告知内容について、「はい」「いいえ」で回答します。


「はい」と回答した質問については、治療の時期、入院歴・手術の有無、症状の経過や服薬中の薬などについて記載します。 


「はい」と答えた箇所があるから必ずしも審査に通らないというわけではなく、その内容により判断されますので、詳細に記載することが重要となってきます。


ここまで、団体信用保険に加入する際の条件を説明してきましたが、実際に自分が入れるか不安と言う方もいると思います。


そのような不安をお持ちの方は保険のプロに相談をしてみましょう。個別の事例に対して、団体信用生命保険に入れるか保険のプロが判断してくれます。


今ならスマホ1つで保険のプロに無料でオンライン相談ができるため、この機会に今抱えている保険屋お金の悩みを解決しましょう。

おすすめ保険相談窓口はこちら
マネーキャリア相談
相談員の数は業界トップクラス&ベテラン揃い
保険見直しラボ
最大31社の保険商品を比較可能

高血圧症の場合、団体信用生命保険に入れない?

住宅ローンを検討している人の中には、現在、高血圧症の治療を受けていて、団体信用生命保険に入れないのではないかと不安に思っている人もいるのではないでしょうか? 


高血圧症は、告知の必要な病気に含まれており、契約時に必ず告知しなくてはなりません。 


ですが実際のところ、高血圧症と告知して団体信用生命保険に加入できるケースと、加入できないケースがあります。 


その違いは何なのでしょうか? 


健康診断や人間ドックで高血圧症と診断されて、通院・投薬中の人は加入できる可能性が高いです。 


というのも、薬を服用することで血圧をうまくコントロールできていれば、高血圧症が原因となる脳梗塞、心筋梗塞などにかかるリスクが少ないからです。 


一方、高血圧症の治療をしていない人はそのリスクが高いと判断され、加入できない可能性が高くなります。 


高血圧症と診断された場合は、ご自身の体のためにも、早めに適切な治療を受けるようにしましょう。 

団体信用生命保険加入時の審査はどこまで調べる?虚偽告知はバレる?

前に述べた通り、団体信用生命保険へ加入する際は、健康に関しての告知事項に答える必要があります。 

ですが持病がある場合、

「正直に告知したら審査に通らないので、告知しなくても良いのではないか?」

と思う人もいるのではないでしょうか。 

ですが、正確に告知していないと、万一の場合に保険金が出ないといった可能性も出てきます。 

というわけで、ここからは 
  • 団体信用生命保険の審査基準とは? 
  • 病気や持病の虚偽告知をした場合の扱いは? 
について詳しく解説していきます。 

審査の基準は厳しい?5年前の病気でも審査に通らない?

団体信用生命保険へ加入する際には、一般的な生命保険と同様に過去3年の病歴や治療歴(通院歴、手術や入院の有無、処方薬の内容)を告知する義務があります。 

例えば、病気が見つかったのが5年前だとしても、過去3年間に治療を受けていなければ告知の必要はなく、審査に通る可能性があります。 

ですが、過去3年間に治療を受けていた場合は対象となりますので、告知しなくてはなりません。 

なお、審査に通るかどうかは、病名というよりも病歴や治療歴によって決まってきます。 

告知の際には、病名や治療歴について正確に答えるようにしましょう。 

病気や持病の虚偽告知のリスクは大きい!

持病があると、審査に不利になるので正確に告知しなくても良いのではと思う人もいるかもしれません。 

ですが、こういった虚偽告知はとてもリスクが大きいです。 

というのも、持病があるにもかかわらず、正確に告知せずに団体信用生命保険に加入して、万一のことがあった場合、契約を解除されて保険金が支払われなくなります。 

例えば、4人家族の世帯主である夫が借入期間35年、3000万円のローンを組んだとします。 

ローンを組んでから5年後に夫が病気により亡くなりました。その時のローン残債は約3500万円で、正確に告知して団体信用生命保険に加入していれば、この額が保険金として保険会社から銀行に支払われ、残高は0となります。 

ですが、虚偽告知をしていた場合、告知義務違反とみなされ、保険金が支払われないので、ローン残債は妻が代わりに支払わなくてはならなくなります。 

虚偽告知は詐欺とも言える行為です。絶対にしてはいけません。 

審査に落ちた!住宅ローンを組めない場合の対処法は?

実は、持病のある人でも加入できる保険として「イド団体信用生命保険(加入条件緩和割増保険料適用特約付団体生命保険)」があり、略して「ワイド団信」とも呼ばれています。 

ワイド団体信用生命保険は、持病がある人でも加入できる保険ですが、加入には告知が必要です。 

条件が緩和されている分、保険料は割高になり、銀行にもよりますが住宅ローンの金利に0.3%ほどプラスした額になります。 

また、団体信用生命保険に加入せずに利用できる住宅ローンを利用するという方法もあります。 

これは「フラット35」と呼ばれる住宅ローンで、住宅金融支援機構が提供している固定金利型のローンになります。フラット35は健康状態にかかわらず加入できるのが特徴です。 

ただし、団体信用生命保険に加入しなくても良いとはいえ、住宅ローンは多額の借入を長期間に渡って行うものですので、民間の生命保険に入るなどして、万一に備えておく必要はあるでしょう。 

団体信用生命に加入しないほうがお得な場合も!?

団体信用生命保険は、年齢や健康状態に関係なく保険料や補償内容が決められています。 

一方、一般の生命保険は年齢や健康状態によって保険料や補償内容が変わります。 

ですので、若くて健康な人はフラット35と、一般の生命保険に加入した方がお得な場合があります。 

住宅ローンを借り入れする際には、しっかりと両者を比べてみると良いでしょう。 

なお、すでに一般の生命保険に入っている人は、団体信用生命保険に加入すると補償内容が重なってしまう場合がありますので、この機会に保険の見直しをすることをおすすめします。 

ここまで読んで、「内容が難しくて理解できない。」「もっと具体的な個別の事例が知りたい。」という疑問が残った方も少なからずいらっしゃると思います。
 そのような方は自分1人で理解しようとせずに、保険のプロに無料で相談をしてみましょう。専門的な内容はプロに任せることが最前な方法です。

今ならスマホ一つで保険やお金のプロに無料で相談をすることができるので、この機会にお金に関する悩みを解決しましょう。

おすすめ保険相談窓口はこちら
マネーキャリア相談
相談員の数は業界トップクラス&ベテラン揃い
保険見直しラボ
最大31社の保険商品を比較可能

ワイド団体信用生命保険でも入れない病気はある?

前に述べた通り、ワイド団体信用生命保険は持病がある人向けに告知条件が緩和された保険です。 

保険料が高めではあるものの、持病がある人でも加入できます。 

ですが、明確に記載されている訳ではないものの、ワイド団体信用生命保険でも入れる可能性が低い病気がいくつかあります。 
  • がん 
  • 糖尿病 
  • うつ病 
  • 適応障害、発達障害、ADHD、アスペルガー症候群など
ワイド団体信用生命保険の手術歴の告知義務は3年です。

もし、3年以内にがんで手術していた場合、審査に通らない可能性が大きいです。

ですが、3年を経過すると告知義務がなくなるため、審査に通る可能性が出てきます。

糖尿病の場合はインスリン注射や合併症を起こしている場合は審査に通りにくいです。 

また、うつ病などの精神疾患は、自殺率が高くなおかつ治療が長期間にわたるため、症状によっては審査に通らない場合があります。 

団信の代わりになる保険はある?FPに相談するのがおすすめ


団体信用生命保険の保険料は、加入が任意のフラット35で3,000万円、返済期間30年とした場合、約200万円程度となります。 

長期間にわたって保障を受けられるとはいえ、高いと思う人もいらっしゃるのではないでしょうか。 

そういった場合、「逓減型保険」を使うことで、十分な保障を受けられつつ、支払額を下げることができます。 

逓減型保険は、タバコを吸わない、健康診断の結果が良い、年齢が若いといった条件を満たすと支払額が下がる保険です。 

保険の加入に当たっては、保険のプロであるFPに相談してみて下さい。

まとめ:団体信用生命保険に入れない病気・入れない場合の対処法について

団体信用生命保険に入れない病気とその対処法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか? 

今回の記事のポイントは 
  • 団体信用生命保険とは、住宅ローンの契約者本人がローンの返済中に万一亡くなった、または高度障害状態となった場合、ローンの残額が0となる住宅ローン専用の保険である 
  • 団体信用生命保険へ加入する際には、健康に関する告知をする必要がある 
  • 団体信用生命保険に入れない可能性のある病気は、高血圧症、喘息、胃潰瘍、脳梗塞、緑内障、うつ病、子宮筋腫、ガンなどがある 
  • 高血圧症で治療を受けていない場合、団体信用生命保険に加入できない場合がある 
  • 虚偽の告知をしていると、万一の場合、告知義務違反となり保険金が支払われない場合がある 
  • 持病がある人でも入れる保険としてワイド団体信用生命保険がある
  • フラット35は団体信用生命保険に加入しなくても借入できるローンである
  • 団体信用生命保険の代わりとなる保険として、逓減型保険があり、保険料を安く抑えられる場合がある 
でした。 

 団体信用生命保険の加入に当たってお悩みがある方はぜひFPに相談をしてみて下さいね。 

おすすめの記事