80歳以上でも県民共済に加入できる?保障内容や民間の方がおすすめなのかなど解説

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県民共済は保険料が手ごろである一方、高齢になると保障が受けられないという話があるが、80歳以上でも加入できるのか調べているでしょう。

県民共済は新規の加入可能年齢と保障対象年齢が違い、それぞれが80歳以上なのか知りたいですね。

実は、県民共済のうちの生命共済の保険料は年齢によって変わりませんが、保障が年齢とともに変わり、特に80歳以上になると大きく変わることには注意しなければなりません。

そこで、この記事では
  • 県民共済は何歳まで入れるか
  • 65歳以上の保障内容
  • 保険プランの保障内容
  • 80歳以上の注意点
  • 80歳以上なら民間保険がおすすめ
にそって解説します。

県民共済には生命・医療保険に相当する生命共済の他に、火災共済や障害保険型共済がありますが、この記事で県民共済とは生命共済のことを示します。

また、共済では保険料を掛金といい、保険金のことを共済金といいます。馴染みの少ない言葉かもしれませんが、共済用語を使います。

県民共済は掛金が手ごろで気軽に加入でき仕組みも分かりやすく使い勝手のよいものです。

単独で加入することも併用することもあるいは乗り換えることも可能です。

保険を考えるときには民間保険と比較して県民共済の特徴もしっかり把握しましょう。

ぜひ最後までご覧下さい。

内容をまとめると

  1. 県民共済は掛金が安く、保障も適度にあるので評判がよい
  2. 新規加入は69歳までしかできないが、保障は85歳まで継続するため安心
  3. 年齢が上がっても掛金が一定なのはメリットである
  4. しかし、高齢になると保障が少なくなるというデメリットがある
  5. 入院と死亡保障をバランスよく希望する人には熟年2型、保障を充実させたい人には熟年4型、入院保障を手厚くしたい人には熟年入院型がおすすめ
  6. さらに保障を厚くしたい人には、熟年型と熟年入院型を組み合わせたものや特約をつけることもできる
  7. 県民共済が自分にベストか確かめるには、無料保険相談を利用するのがおすすめ
  8. 無料保険相談を利用すれば、プロと一緒に複数の保険を比較して入る保険を決められる
  9. いまならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、この機会に保険の悩みを解決しましょう! 
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県民共済は80歳以上でも加入できる?何歳まで入れるの?


県民共済は80歳以上でも加入できるのでしょうか。


県民共済は加入年齢によって、

  • こども型は0歳~17歳
  • 総合保障型は18歳~64歳
  • 熟年型は65歳~69歳

のように3つに区分されています。


このうち熟年型は69歳まで新規に加入できますが、保障は85歳まで続きます。残念ながら80歳以上では新規に加入することはできません。


こども型、総合保障型、熟年型と3つのコースがあるのは、同じ掛金であってもコースによって保障内容が違うためです。


つまり、県民共済は0歳から69歳まで新規に加入でき、85歳まで保障は継続されますが、65歳から保障内容は違うということです。

65歳以上からの県民共済の保障内容を一覧表でチェック


65歳以上の県民共済のタイプを表にまとめました。
タイプタイプの概要掛金
熟年型基本の保障内容
2型と4型
熟年2型は2,000円
熟年4型は4,000円
熟年入院型入院の保障が手厚い2,000円

熟年型+

熟年入院型

入院も死亡も手厚い
熟年2型+熟年入院型
4,000円

各タイプとも年齢区分が
  • 65歳~70歳
  • 70歳~80歳
  • 80歳~85歳
のようになっています。

保障項目は
  • 入院(事故、病気)
  • 後遺障害(事故、疾病障害)
  • 死亡(事故、病気)
  • 入院一時金
  • 手術
  • 先進医療
  • 在宅療養
がありますが、タイプによっては含まれないものもあります。

また、年齢区分が上がると保障額が少なくなるものがあります。

各保険プランの保障内容はどうなってるの?


ここからは保障内容を詳しく紹介します。


紹介するプランは

  • 熟年2型
  • 熟年4型
  • 熟年入院型

の3つです。


他に上記のプランを組み合わせたものがありますが、掛金も保障額も上のプランの掛金と保障額をたしたものとなりますので、ここでは省略します。


なお、2型とは掛金が2,000円であり4型とは掛金が4,000円とわかりやすい表記になっています。熟年入院型は熟年入院2型ともいい掛金は2,000円です。

熟年2型コースの保障内容

入院保障と死亡保障のバランスがよい熟年2型コースの保障内容を見てみましょう。


保障内容

保障内容を表にまとめると下の表のようになります。

保障項目65歳~70歳70歳~80歳80歳~85歳
事故入院2,500円2,500円1,000円
病気入院2,500円2,500円1,000円

事故による

後遺障害

100万円
~4万円
100万円
~4万円
20万円
~0.8万円
事故死亡200万円150万円50万円
病気死亡100万円50万円30万円


事故入院の共済金は1回の入院が184日まで、病気入院は124日までです。ただし、病気入院の70歳以上は44日までとなります。


医療特約をつけることによって、表に記載のない手術共済金、入院一時金、先進医療、在宅療養の保障を追加したり、がん特約をつけることもできます。


事故による後遺障害は1級から13級までの障害等級に応じて表の共済金が支払われます。


掛金

熟年2型の掛金は月額2,000円で、年齢にかかわず一定です。


保障期間

保障期間は65歳を迎えた4月1日から85歳を迎えた3月31日までです。64歳で県民共済に加入したときは65歳を迎えた3月31までは64歳までの人が加入する総合保障型の対象です。

熟年4型コースの保障内容

県民共済は保障が少ないという加入者の意見を反映して、熟年2型の2倍の保障にしたのが熟年4型です。

保障内容

熟年4型の保障内容を下の表にまとめました。
保障項目65歳~70歳70歳~80歳80歳~85歳
事故入院5,000円5,000円2,000円
病気入院5,000円5,000円2,000円
事故による後遺障害

200万円

~8万円

200万円
~8万円
40万円
~1.6万円
事故死亡400万円300万円100万円
病気死亡200万円100万円60万円


1回の入院日数上限は熟年2型と同様、事故入院が184日まで、病気入院が124日までです。


医療特約をつけることによって、他に手術、入院一時金、先進医療、在宅療養の保障を追加したり、がん特約などをつけることもできます。


掛金

熟年4型の掛金は月額4,000円で、85歳まで一定です。


保障期間

県民共済における70歳、80歳への移行日は、70歳もしくは80歳を迎えた最初の4月1日です。

熟年入院型の保障内容

熟年入院型は掛金2,000円のままで、熟年4型の入院保障や手術、先進医療の保障が得られるコースです。


保障内容

保障内容を下の表にまとめます。

保障項目65歳~70歳70歳~80歳80歳~85歳
事故入院5,000円3,500円2,000円
病気入院5,000円3,500円2,000円
手術

1万円~4万円

1万円~4万円
先進医療1万円~75万円1万円~75万円
事故死亡5万円5万円5万円
病気死亡5万円5万円5万円


70歳~80歳の入院保障は熟年4型より少ないことに注意しましょう。


安い掛金で入院保障を手厚くしている分、死亡保障が非常に少なくなっているのはやむを得ません。


1回の入院で共済金が支払われる上限の日数は熟年2型、熟年4型と同じです。


掛金

熟年入院型の掛金は月額2,000円で保障期間中変わりません。


保障期間

保障期間は熟年型と同じで65歳から85歳を迎えた最初の3月31日までです。


なお、熟年2型から熟年入院型などへコース変更するときは、必要書類を送付した消印日から翌々月の1日からになります。

80歳以上からの保障内容はここに注意!


県民共済の各プランの保障内容を見てきたように、手ごろな保険料で満足できる共済金がもらえますが、80歳以上は保障額が減るのが気になります。


70歳までの保障と比較し、80歳以上からの保障の割合を表にまとめると

保障項目80歳以上の
保障の割合
入院40%
後遺障害20%
手術・先進医療0%
死亡25%~30%

のようになります。


80歳以上の人は治療頻度は高くなるため、公平性の観点から保障額を減額せざるを得ないわけです。


共済組合の意見は理解できますが、80歳以上になってからこそ保険が必要であり、加入者からすれば理解できても満足はできないでしょう。


80歳以上85歳まで県民共済に加入し続けようと考えている人は、80歳になった4月1日から保障が減ることに注意しましょう。

80歳以上なら、県民共済よりも民間の生命保険がおすすめ


65歳以上の高齢になってから県民共済に加入すると、70歳、80歳と年齢が上がるにつれて保障額が減ります。


民間保険には年齢が上がっても保険料が変わらず、保障額も変わらないといものが少なくありません。


80歳以上になっても入院保障を1日5,000円もしくは10,000円はほしいという人は、民間の医療保険がおすすめです。


また、80歳以上になっても死亡保障を数百万円はほしいという人も、民間の生命保険がおすすめです。


民間保険も高齢になってから加入すると保険料が高くなる傾向にありますから、80歳以上でも保険に入り続けるという人は、若いうちに民間保険に加入することがおすすめです。


若いうちに加入すると保険料も保障も変わらず、県民共済と比べると割安になります。

まとめ:80歳以上の県民共済を検討の際は民間の保険も視野に入れよう


80歳以上でも県民共済に加入できるか、保障内容や民間の方がおすすめなのかなどを解説しましたが、いかがでしたか。


今回の記事のポイントは

  • 県民共済の新規加入は69歳までであるが、85歳まで継続できる
  • 65歳以上の県民共済は保障内容が65歳~70歳、70歳~80歳、80歳~85歳にわかれる
  • 県民共済のプランには熟年2型熟年4型熟年入院型がある
  • 県民共済は80歳を超えると保障が減るので、手厚い保障がほしい人は民間保険の方がおすすめ

です。


県民共済は掛金が手ごろで保障も満足できるものですが、年齢によって保障額が減るという特徴があります。


一方、民間保険の場合、保険料は加入時の年齢によりますが、いったん加入すると保険料と保障内容は生涯変わらないものが多いです。


それぞれの特徴をよく理解して、単独で利用する、併用する、乗り換えるなどがありますので、自分に合った方法を考えてみてはどうでしょう。

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