学費の安い音楽大学ランキング!4年間でいくら?学費を払えないときは?

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音楽大学は一般の大学よりも学費が高いと聞くけれど、子供が音楽の道に進みたいと言う場合、全力で応援してあげたいですよね。

実際に音大の学費はどれくらいの金額がかかるのでしょうか。

実は、国公立の音大は私立に比べると学費がかなり安く、4年間で500万円程の差が出ることもあるのです。

この記事では、
  • 東京と関西に所在する音大の学費が安いランキング
  • 私立と国公立の学費相場を比較
  • 音大の学費の内訳と金額
  • ヨーロッパの音大の学費
  • 奨学金制度や特待生制度の概要
  • 音大が実施する新型コロナに対する支援策
について、解説していきます。

この記事を読んでいただければ、音大の学費相場や内訳が分かり、学費の支払いが厳しい時に活用したい制度も理解できると思います。

ぜひ、最後までご覧ください。

内容をまとめると

  1. 国公立音大の方が私立の音大より断然安い
  2. 音大の初年度の学費相場は90~220万円程
  3. 楽器購入代や楽器のメンテナンス費用も考慮しないといけない
  4. ヨーロッパの音大は日本よりも学費が安いため留学も検討できる 
  5. 学費の支払いには奨学金や特待生制度を検討するべき
  6. コロナ給付金制度もあるので使えるか検討する
  7. お金に関する悩みがあればお金のプロに相談する
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学費の安い音大をランキングで紹介!私立大学もランクイン


お子さんを音大に進学させる際、学費の面を心配に思っている親御さんも多いことでしょう。


そこで、東京・関西に所在する音大の学費が安いランキング1~5位をご紹介します。


ここでの学費は初年度のもので、学部学科の中で一番高い金額を基にしています。

各大学でどれくらいの差が見られるのかを比較し、学費の安い音大の特徴を見ていきましょう。


また、各大学の公式サイトにリンクできるようにしているため、ここから詳細情報を確認できます。

【東京】音大の学費ランキング

東京都に所在する音楽大学の初年度学費ランキングを安い順に見てみましょう。

上記は学部学科の中で一番高い学費を基にしています。


1~3位は国立大学であるため、授業料や施設代・施設維持費が安く設定されています。


5位の国立音楽大学は東京6音大(東京藝術・桐朋学園・東京音楽・武蔵野音楽・昭和音楽)の一つに数えられています。

【関西】音大の学費ランキング

関西に所在する音楽大学の初年度学費ランキングを安い順に見てみましょう。


上記は学部学科の中で一番高い学費を基にしています。


1位の京都市立芸術大学は国公立大学であるため、授業料や施設代・施設維持費が安く設定されています。


1~2位は芸術系大学ですが、3~5位は一般大学に設置されている音楽学部・学科となっています。


5位以内まで200万円を超える大学はなく、東京の音大に比べると学費が安いことが分かります。

音大の学費相場は平均いくら?私立・国公立学校で比較

音大の初年度および4年間の学費相場はいくらくらいになるのでしょうか。

学費には以下のような費用が含まれます。
  • 入学金(初年度のみ)
  • 授業料
  • その他費用(施設代・施設維持費、同窓会費、保険、実習費など)
各費用の内容と相場について説明していきます。

また、国公立と私立の学費を比較すると、国公立の方が安価になりますが、どこに違いがあるのかも見ていきましょう。

ここでは、以下の内容について説明していきます。

  • 1年間(初年度)の学費相場
  • 4年間の学費相場

1年間の学費相場

1年間(初年度)の学費に含まれるものは以下が挙げられます。

  • 入学金
  • 授業料
  • その他費用(施設代・施設維持費、同窓会費、保険、実習費など)

初年度学費を比較してみましょう。

区分大学名初年度学費
国公立東京藝術大学(東京都)
1,206,020円
国公立愛知県立芸術大学(愛知県)882,460円
私立武蔵野音楽大学(東京都)2,220,000円
私立洗足学園音楽大学(神奈川県)2,190,000円
私立東邦音楽大学(埼玉県)2,180,660円
私立エリザベト音楽大学(広島県)1,900,000円
私立平成音楽大学(熊本県)1,750,000円
国公立は私立よりも50~130万円程安い学費となっています。

4年間の学費相場

初年度は入学金がかかりますが、2~4年生は授業料、その他費用のみかかります。


初年度学費の比較でご紹介した大学の4年間学費を見てみましょう。

区分大学名4年間学費
国公立東京藝術大学(東京都)3,134,900円
国公立愛知県立芸術大学(愛知県)2,489,860円
私立武蔵野音楽大学(東京都) 8,430,000円
私立洗足学園音楽大学(神奈川県)8,160,000円
私立東邦音楽大学(埼玉県)8,498,660円
私立エリザベト音楽大学(広島県)6,700,000円
私立平成音楽大学(熊本県)6,400,000円
国公立は私立よりも300~600万円程安い学費となっています。

音大の学費は何に使われている?授業料以外にかかる費用も

音大の学費は一般の大学よりも高額ですが、どのようなことに使われているのでしょうか。その内訳や金額を見ていきましょう。


また、専攻する学科・コースによって学費が異なることや音大入学のための受験費用、楽器代やメンテンナンス代についても解説します。


ここでは、以下の内容について説明していきます。

  • 入学金・授業料
  • その他にかかる費用
  • 参考:声楽科と作曲科で学費が違う?武蔵野音楽大学の場合
  • 参考:楽器購入代など、入学前にかかる費用もある!

入学金・授業料

入学金と授業料について見ていきましょう。


入学金

入学する年に支払う費用です。国公立・私立問わず、20~30万円程が相場になっています。


授業料

授業を受けるために納める費用です。
国公立は50~60万円、私立は大学によりけりですが、130~150万円となっています。


以下3校の入学金と授業料を比較してみましょう。

大学名入学金年間授業料
(4年間)
東京藝術大学
(国立/東京都)
338,400円642,960円
(2,571,840円)
洗足学園音楽大学
(私立/神奈川県)
200,000円1,490,000円
(5,960,000円)
エリザベト音楽大学
(私立/広島県)
300,000円1,300,000円
(5,200,000円)

入学金は国立・私立で差はありませんが、授業料は私立が国立の倍以上の金額になっています。

その他にかかる費用

入学金・授業料以外にかかる費用には以下のものが挙げられます。


施設代・施設維持費

レッスン室・音楽ホールなどを利用したり維持するための費用です。
国公立はかかりませんが、私立は年間30~60万円程度かかります。


上記以外に、同窓会費・保険・実習費・演奏会費用などもかかります。


東邦音楽大学(私立/埼玉県)におけるその他費用を見てみましょう。

費目金額
施設拡充費 初年度400,000円
2~4年次生500,000円
卒業関連諸費積立金126,000円(×4年) 
災害傷害保険3,300円(初年度のみ)
賠償責任保険1,360円(初年度のみ)
教職実践専攻課程費120,000円(×4年)

参考:声楽科と作曲科で学費が違う?武蔵野音楽大学の場合

音大や音楽学部の中でも、専攻する学科・コースにより学費は異なります。


例として、武蔵野音楽大学における以下の学費を比較してみましょう。

費目演奏学科
声楽コース(円)
音楽総合学科
作曲コース(円)
入学金150,000150,000
授業料
(4年間)
1,390,000
(5,560,000)
1,360,000
(5,440,000)
施設費670,000670,000
後援会費10,00010,000
初年度学費2,220,0002,190,000
4年間学費8,430,0008,310,000

※入学金以外は年間の金額であり、4年分かかります。


2つのコースを比較すると、声楽コースは授業料が3万円高くなっていて、4年間の学費総額では12万円の差が出ています。

参考:楽器購入代など、入学前にかかる費用もある!

音大に入学するための受験費用として、以下のような費用がかかります。


レッスン費用

歌や楽器の演奏など実技試験への対策として、音楽教室に通ったり、個人レッスンを受ける費用がかかります。


レッスンの回数や内容、誰に習うかにより、金額は大きく異なります。レッスンを受ける場所が自宅から離れている場合は、交通費もかかります。


楽器にかかる費用代

楽器の購入費用やメンテナンス費用がかかります。


例えば、グランドピアノは一流品で500万円程かかり、定期的な調律代で約2万円程かかります。


ヴァイオリンは数百万円から高価なものでは数千万円程かかり、弦の交換で2万円弱、弓の毛替えで6千円ほどかかります。


サックスやトランペットなどの管楽器は30~50万円と比較的安価であり、メンテナンス費用も数千円程度です。


なお、声楽科は楽器を購入する必要がないため、楽器にかかる費用は発生しません。

ヨーロッパの美大は学費が安い!留学も視野に!ただし注意点あり

クラシック音楽の本場であるヨーロッパに留学し、音楽を勉強したいと考える人もいることでしょう。


ヨーロッパの音大は日本の国公立音大よりも学費が安くなっていて、例えば、イタリアの音楽院は1年の学費が30万円程です。

これは単に物価の違いだけでなく、国が文化を保護することを目的に資金を投資しているためです。


ただし、留学のため学費以外に渡航費、生活費、家賃、光熱費などがかかります。

家賃はローマやミラノなどの都市部だと7~10万円位かかりますが、ルームシェアだと5万円程です。

食費は毎日自炊すれば月1.5万円程で済むでしょう。

電気代は高いので、節電を心掛ける必要があります。

音大の学費を払えない!授業料免除・補助制度、無償化はある?

音大の学費は高額なので、支払いに不安を感じる家庭も多いかもしれません。


しかし、成績や人物が優秀な生徒に対して、奨学金を給付・貸与する制度や特待生に選抜されると学費の一部や全額が免除される制度が設けられているので、活用すると良いでしょう。


ここでは以下の内容について説明していきます。

  • 奨学金制度
  • 特待生制度
  • 高等教育の修学支援新制度

奨学金制度

奨学金制度は経済的に学費の支払いが難しい学生に向けて、学費の給付貸与を行う仕組みです。


国が運営する日本学生支援機構(JASSO)や地方公共団体による公的なもののほか、育英団体や大学独自などの民間のものもあり、申し込み基準や審査を通過すれば、進学に必要な金銭的サポートが受けられます。


奨学金のタイプは大きく分けて以下の2種類があります。

  • 給付:そのままもらえて返済の必要がない
  • 貸与:卒業後に返済が必要

給付でもらえる金額は授業料相当額やその半額、年に数万円など様々です。

貸与は返済時に利子が付かない無利息型と利子が付く有利息型に分かれます。


申し込み条件や審査方法はそれぞれの奨学金制度により異なりますが、学業成績や人柄、家計基準などをもとに選考されます。

特待生制度

特待生制度とは入学試験や学業成績、人物が優秀な生徒に対して、学費の一部や全額を免除する制度です。


音大の学費は高額ですが、成績優秀者の学校生活が経済的な理由で阻害されないようにするため、多くの学校がこの制度を設けています。

詳細は各音大により異なるため、ホームページなどで確認しましょう。


例えば、昭和音楽大学(神奈川県)の特待生制度は、特待生選抜に合格すると、入試の成績に応じて30~150万円までの学費の納入免除が適用されます。

高等教育無償化制度

2020年4月から開始された高等教育の修学支援新制度は、高等教育の負担を軽減するための制度です。

一定の条件に該当すると、対象となる大学・短期大学・専門学校等の入学金と授業料が減免され、給付型奨学金が支給されます。


選考基準は資産・年収・学習欲の3つで判断されます。


資産基準は家庭の保有する不動産以外の資産が生計維持者2人の場合は2,000万円未満、1人の場合は1,250万円未満です。


年収基準は住民税非課税世帯およびそれに準ずる世帯の学生が対象になります。


子供を音大に通わせようと考える世帯は、楽器購入やレッスン受講が可能なほどの経済的余裕があると思うので、縁の薄い制度かもしれません。

コロナによる影響で、支援金の給付や学費の一部返還を行う音大も

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、保護者の家計急変や学生アルバイトの収入減、さらにオンライン授業を受講するための環境整備費用などがかかり、経済的な負担が大きくなっています。


これを受けて、各大学は支援金の給付や学費の減免など、独自の支援策を実施しています。


音大におけるコロナ給付の例を見てみましょう。

大学名給付額
桐朋学園大学10万円
東邦音楽大学5万円
大阪音楽大学5万円
エリザベト音楽大学2万円

また、困窮する学生に対して、 家賃補助金・アルバイト代減収への支援金などを設けている音大もあるので、詳細はホームページ等で確認してください。


ここまでみてきたように、お金に関する知識があると様々な制度や工夫をすることができるため、お金に関する知識を日々身につけておくことは重要です。


しかし、普段からこのようなことを調べるのは大変ですし、どうやって生活に関わるお金の知識を身に付けるべきかわからない方が多いと思います。


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まとめ:音大(音楽大学)の学費は高いけど、安く抑える方法がある!

音大の学費について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは、

  • 国公立音大は私立に比べると学費がかなり安い
  • 学費の内訳は入学金、授業料、施設代など
  • 初年度の学費相場は90~220万円程
  • 4年間の学費相場は250~850万円と幅がある
  • 音大の学費に含まれるものは入学金、授業料、施設代など
  • 楽器購入代やメンテナンス費用も必要
  • ヨーロッパの音大は日本よりも学費が安いため留学も検討できる
  • 学費の支払いが厳しい場合は奨学金や特待生制度を活用する
  • 音大ごとのコロナ給付支援制度もある

でした。


音大の学費は比較的高額ですが、国公立に進学したり、奨学金特待生制度を活用することにより、安く抑えることが可能です。


ご紹介した学費ランキングも参考にしてみてください。

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