第88回アカデミー賞授賞式が2月29日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、『レヴェナント:蘇えりし者』でノミネートされているレオナルド・ディカプリオと『スティーブ・ジョブズ』のケイト・ウィンスレットが、レッドカーペットに2人揃って登場し、ファンを熱狂させた。『タイタニック』(’97)、『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』(’08)で共演した2人。レオナルドは今回、『レヴェナント:蘇えりし者』で主演男優賞にノミネートされ、悲願の受賞となるか全世界が注目している。一方のケイトは『スティーブ・ジョブズ』で「ジョブズに一番上手に立ち向かった社員賞」に選ばれたというジョアンナ・ホフマンを熱演し「助演女優賞」にノミネート。そんな2人はレッドカーペットに揃って登場し、フォトコールに応じた。ファンはまさかの2ショットに歓喜。『タイタニック』で共演した以来プライベートでも親しみのある2人は、今回W受賞となるか。期待したい。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スティーブ・ジョブズ 2016年2月12日より全国にて公開(C) Universal Pictures
2016年02月29日パシフィコ横浜で開催の「CP+2016」、コシナのブースでは、今年もカールツァイスとフォクトレンダーに分けてレンズ類を展示している。カールツァイスはブースが白で統一され、フォクトレンダーは黒いブースだ。カールツァイスのエリアでは、2015年に発表され、一部発売が開始されたばかりのMilvus(ミルバス)シリーズが最も目立つ場所に。未発売の製品も含めて、すべて手にとって使うことができた。Milvusは35mmフルサイズセンサーに対応したレンズで、キヤノン用とニコン用が用意されている。全体では、最上位機種「Otus(オータス)」のほか、これまで発売されていた古い35mm用は「Classic」という名称となり、35mmフルサイズ用として3ライン構成となった。今回イチオシのMilvusは、Classic以上にデジタルカメラの画素数アップに対応させて解像力を上げるなど、より画質を向上させたモデルだ。一方、フォクトレンダーのエリアでは、2月25日に発表されたばかりのソニーEマウント用10mmレンズ「HELIAR-HYPER WIDE 10mm F5.6 Aspherical E-mount」、15mmレンズ「SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical III E-mount」の姿が。さらに参考出品として、12mmの「ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 Aspherical III E-mount」が展示されていた。どちらの製品もマニュアルフォーカス、マニュアル絞りだが、ソニーから提供された情報をもとにした電子接点を持つ。これにより、レンズとカメラが通信するため、距離に応じた適切な手ぶれ補正などが行われるという。Exif情報にもレンズ情報が入る。また、VMマウントの「HELIAR-HYPER WIDE 10mm F5.6 ASPHERICAL VM」は、魚眼ではないVMマウントレンズとしては世界最広角となる。
2016年02月28日●「ペンF」や「OM-1」など往年の銘機も勢ぞろいパシフィコ横浜で2月28日まで開催中の「CP+2016」。オリンパスは新製品「OLYMPUS PEN-F」や「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」の体験コーナーを設けた。毎年恒例、受付でオリンパス製カメラを提示するとオリジナルステッカーがもらえるサービスも実施中だ。○今年の主役は「OLYMPUS PEN-F」●防水カメラ「Tough」シリーズも元気○防水カメラ「Tough」シリーズも元気オリンパスといえば、防水カメラにも強い。Toughシリーズは販売台数10年連続No.1の実績を誇る。会場には新製品の「TG-870」が展示されていた。また、「LEDライトガイド LG-1」と同じ用途に使えるフラッシュディフューザーの実演もあった。フラッシュを使うことでLEDよりも明るく発光時間の短い光がえられ、ユーザーからのリクエストも高いアクセサリーなので製品化を急いでいるとのこと。レンズに装着することで2cmの接写に対応、ストロボ光量を半減させる機能も搭載している。
2016年02月26日KDDI研究所は2月25日、災害などで孤立してしまった地域で安否連絡するための実証実験に成功したと発表した。この実証実験は、同研究所が総務省より受託した「無人航空機を活用した無線中継システムと地上ネットワークとの連携及び共用技術の研究開発」の一環で行われた。"無人航空機"は固定翼機と、いわゆる"ドローン"などの回転翼型のマルチコプターを指し、報道陣向けに行われた実験では、後者のドローンを利用した。安否連絡は、孤立地域に残るユーザーのスマートフォンからEメールを送信することで行う。孤立地域では、通信環境が途絶される恐れがあるため、無人航空機によって、Eメールデータを蓄積し、ネット環境のある遠隔地で蓄積したデータを送信することで、孤立者が送信したい相手に安否を知らせることが可能になる。スマートフォンでは、ネットに接続していることを前提としたメールアプリが動作しているため、通信途絶地域では、そのままメールを送信することができない。そこで同研究所では、自治体などに配置することを想定した「メッセージ保管装置」を用意。この装置では、通信環境がない場所でもメールサーバーとして機能する小型サーバーによって、ドローンが到着するまでメッセージを保管する。また、このサーバーは、通常のメールは送信できない環境でもメールを送信できるよう、専用のメールアプリを用意しており、独自のメールアドレスを付与する。Androidの場合はapkファイルを、iOSの場合はプロファイルを配信することで、それぞれ利用できるようになる。無人航空機がサーバーに接続された通信装置上空に到達すると、自動的にデータを送信する。通信にはWi-Fiを利用しており、上空およそ150mの無人航空機までデータの送信が可能となる。通常のWi-Fi運用では、1カ所のアクセスポイントの周囲で利用するため、指向性アンテナを活用するケースは少ないが、この実験では上空の限定された方向に電波を飛ばすため、特別に指向性をもたせたアンテナを製作した(放射角は45度)。説明を行ったKDDI研究所 執行役員でアクセスネットワーク部門長の竹内 和則氏によると、報道陣向けに行われた実証実験こそドローンであったため、「アンテナ真上でホバリングできる」ことから、安定して通信できるものの、遠距離飛行などを想定した固定翼機の場合、滞空するためには旋回行動をとらねばならず、半径150mをぐるぐる回り続ける必要がある。そのため、指向性アンテナによって、電波強度を保ちつつ、放射角を定めることで、安定した通信を確保したのだという。なお、無人航空機によって収集されたメールは、孤立者が送信する一般のメールアドレスに送信されるため、受信者側が特別な設定を行う必要がない。無人航空機が、受信側の「メッセージゲートウェイ」が設置してある場所に到達することで、自動的に配信が行われる。このメールを受信した連絡相手が返信する場合には、送信者に割り当てられたメールアドレスに返信するだけで、再びドローンが孤立地域に向かうことで、そのまま同アドレスに返信が行われる。○実用化の課題は「無人航空機の運用」記者説明会で竹内氏は実用化について「技術的にどうこうというよりも、UAVなどの無人航空機の運用が法律によってどのように規定されるかを考えねばならない」と慎重な言葉を口にする。例えば、高度150m以上で無人航空機を飛ばす場合、現状の法律では飛行の許可を申請しなければならない。また、災害時には有人飛行機も含めて運用するケースが想定されるため、接触事故を避ける意味でも「ビジョンを持った運用をする必要がある。試験的なところを含め、徐々に実用化への道筋を整えていきたい」としていた。KDDIでは、陸上で衛星通信をバックホール回線に据えた車載型基地局や、電源を喪失しても、太陽光発電などで継続的に運用できるトライブリッド基地局を運用しているほか、船舶上に基地局を設置して、沿岸部の孤立地域に通信環境を構築する実証を行っており、無人航空機を活用した取り組みも、災害対策の一環となる。今回の実証実験は、2013年度の研究開発課題に基づいて行われたため、今年度末をもって一旦の終了を迎える。LINEやFacebookをはじめとするコミュニケーションサービスによって利用機会の減っているEメールだが、通信が途絶した場合にはこうした仕組みが存在しなければ、被災者個々人が、身近な人へ連絡する手段を効率的に、安価に用意することは難しい。このシステムをどういった地域の自治体が必要とするのか、竹内氏が指摘するように無人航空機の運用面の課題もあるが、いざという時の備えが必要な日本においては、この「伝書鳩」のような存在は必要なのかもしれない。
2016年02月26日BetaNewsは2月23日(米国時間)、「90 percent of Android devices are running an outdated OS」において、Androidデバイスの90%以上が脆弱性の存在している古いバージョンで動作しているという調査結果を伝えた。さらに企業で使われているAndroidデバイスの32%が、バージョン4.0およびこれよりも古いバージョンで動作しているとしており、Stagefrightといった脆弱性の影響下にあることが疑われる状況にあると指摘している。また、同様の問題はAndroidのみならずiPhoneにも存在しており、最新バージョンのiOSが動作しているiPhoneは20%にとどまっていると指摘。さらに、企業ネットワークに接続しているにもかかわらず、メーカーによるサポートが提供されなくなっているモバイルデバイスの数は2000万台を超えているという。さらに、サポートが提供されていてもアップデートが適用されていないモバイルデバイスもあり、これらは企業活動においてセキュリティ上の懸念になっていると説明している。情報セキュリティへの対策の遅れが企業活動に深刻な影響を与えており、その範囲も被害総額も年々増加していることはさまざまなセキュリティファームが報告しているが、改善する積極的な理由は見つからない状況にある。とはいえ、常に最新のソフトウェアにアップデートするとともに、さまざまなサイバー攻撃を受けることを前提としたシステム構築や対策の実施が求められる。
2016年02月25日パナソニックは24日、マイクロフォーサーズ規格の標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」を発表した。4月28日の発売を予定しており、希望小売価格は68,000円(税別)。LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.は、同社のミラーレス一眼カメラと同じくマイクロフォーサーズ規格に準拠した標準ズームレンズ。35mm判換算で24~120mmのズーム域をカバーし、絞り開放値はF3.5~5.6。風景やポートレートなどに幅広く活用できる。レンズ構成は、非球面レンズ3枚を含む9群11枚。4K動画撮影中の微小な画角の変化や、手ブレ補正動作時の周辺画像の歪みを抑える。ボディは防塵・防滴仕様となっている。そのほかの主な仕様は、最小絞りがF22、絞り羽枚数が7枚(円形虹彩絞り)、最短撮影距離範囲はワイド端0.2m、テレ端0.25m、最大撮影倍率が0.27倍(35mm判換算で0.54倍)。フィルター系は58mm。本体サイズは最大径が66mm、長さが約71mm、重量は約210g。
2016年02月24日ハロージャパン! ライターの尾崎ムギ子です。毎晩、「明日、朝起きたら絶世の美女(Eカップ)になっていますように」と祈っているのですが、かなう気配がありません。祈りぞん。■第24回:‘one’を制する者は英語を制す美女といえば、石原さとみさん。英会話学校AEONのCMがとんでもなくキュートです。Which one?(どっちの本?)The greenish one.(緑のほうです)か、かわいい…! 実際はイラストの3億倍かわいいです。この‘one’は、「1つ」ではなく、「(1つの)物」という意味。海外にいくと、まず最初に使う表現がコチラ。Can I have this one?(これください)なぜいままでご紹介しなかったのか、謎なくらい、超頻出表現です。まるっと覚えてくださいね。なにかと使える‘one’。イギリスでは“Nice one.”という言い方をします。「ナイスなやつ」という意味で、日本語に訳すと「いいね」といった感じ。例えば、I’ve got my hair cut.(髪を切りました)Nice one.(いいね)※「髪を切りました」については、 コチラ の記事。タレントのハリー杉山さんの決めぜりふでもありますが、決めぜりふというか、ふつうにイギリス英語なんですね。ちなみにわたしの決めぜりふは「ハロージャパン」ですが、オリジナルはマイコーりょうさんです。最初はちゃんと説明していたのですが、だんだんとしなくなりました。パクりって、こういうところから生まれるのかな。使用許可をいただきに、今度、マイコーさんが出演しているショーパブに行こうと思います。ハローマイコー!【本日のまとめ】oneは「1つ」ではなく「(1つの)物」
2016年02月24日シグマは23日、シグマSAマウント用交換レンズ、およびシグマ製キヤノン用交換レンズを、ソニーのEマウントボディで使用できるマウントコンバーター「MOUNT COMVERTER MC-11」を発表した。発売日、価格は未定。本体にレンズごとのデータを内蔵しており、コンバーターを使用しても高速で快適なAF動作が可能としている。手ブレ補正機構「OS」に対応するほか、周辺光量、倍率色収差、歪曲収差といったカメラ側の補正機能も利用できる。自動露出にも対応。レンズが対応しているかどうかは、アダプター内蔵LEDの発光パターンで判別できる。フォーカスモードはAF-Sには対応するものの、AF-CとAF-Aには対応していない。DMFも一部のレンズに限られる。対応レンズは以下の通り。
2016年02月23日エプソンダイレクトは23日、15.6型タッチパネル液晶を搭載したタブレットPC「Endeavor TD160E」を発表した。3月中旬に発売する。メモリやストレージのカスタマイズに対応し、直販価格は99,800円から。設置スペースを節約できる15.6型タッチパネルPC。タッチ対応(静電容量式)液晶ディスプレイにCPU / メモリ / ストレージなどを組み込んでおり、本体のみでPCとしての運用が可能。CPUファンやケースファンを搭載しないファンレス設計で、SSDを搭載すれば完全無音で可動する。背面には標準でスタンドを装備し、単体で自立。アームスタンドや壁掛けキットなども取り付けられるほか、オプションでバッテリも装着できる。バッテリ装着時の駆動時間は約1.8時間。光学ドライブは非搭載だが、オプションで選択可能。基本構成の主な仕様は、CPUがIntel Celeron N3150(1.60GHz)、メモリがPC3-12800 2GB(最大4GB×2も選択可能)、ストレージが64GB SSD(512GBまでのSSD、500GBまでのHDDも選択可能)、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)。ディスプレイは15.6型の光沢(グレア)液晶で、解像度は1,366×768ドット。OSはWindows 10 Home 64bit。インタフェースは、Gigabit Ethernet有線LAN×1、USB 3.0×2、HDMI×1、シリアル×2、SDメモリカードスロット、200万画素Webカメラなど。本体サイズはW382×D265×H25mm、重量は約1.9kg。
2016年02月23日シグマは23日、レンズのプロダクト・ライン「Contemporary」から、大口径F1.4スタンダードレンズ「SIGMA 30mm F1.4 DC DN|Contemporary」を発表した。マイクロフォーサーズ用とソニーEマウント用をラインナップし、希望小売価格は税別48,000円。3月18日から発売する。「ミラーレスのため」をうたう新レンズで、最新技術の投入や幅広い撮影シーン対応を掲げるContemporaryラインに属する。35mm換算時の焦点距離は、マイクロフォーサーズで約60mm相当、ソニーEマウントで約45mm相当だ。高い屈折率の高分散ガラスを前玉に用い、大きな屈折力を確保してレンズ全長を短縮したほか、小型化・軽量化を徹底している。カメラ側の補正機能を利用して歪曲補正を行うことで、光学系の補正能力をシャープネス向上に集中させ、画質の向上を図った。モーターはステッピングモーターで、ソニーEマウントのファストハイブリッドAFにも対応する。レンズ鏡筒や絞り部品などには、複合素材の「TSC」(Thermally Stable Composite)を採用した。弾性が高く、温度変化による変形が少ないため、パーツ間のガタつきを抑制。絞りの滑らかな駆動にも貢献している。そのほか主な仕様(ソニーEマウント用)は、レンズ構成が7群9枚、開放絞りがF1.4、最小絞りがF16、画角が50.7度、絞り羽根枚数が9枚(円形絞り)、最大撮影倍率が1:7、最短撮影距離が30cmだ。サイズは最大径φ64.8mm×全長73.3mm、重量は265g。フィルター径は52mm。レンズフードが付属する。
2016年02月23日タムロンは22日、35mm判フルサイズ一眼レフカメラに対応した焦点距離90mmのマクロレンズ「SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017)」を発表した。キヤノン用、ニコン用、ソニー用を用意し、2月25日に発売する(ソニー用は順次発売)。価格は90,000円(税別)。"銘玉"と名高いタムロンの90mmマクロレンズがリニューアル。手ブレ補正機構「VC」に、角度ブレを検知するジャイロセンサーとシフトブレを検知する加速度センサーを追加。さらに強力な手ブレ補正効果が得られるようになった。手ブレ補正段数は、キヤノン EOS 5D Mark III、ニコン D810使用時で3.5段分(CIPA規格準拠)。なお、ソニー用には手ブレ補正機能「VC」は搭載されていない(カメラ側に手ブレ補正機能を搭載するため)。AF機能「USD」の制御ソフトも改善されており、AFの合焦速度と精度も向上している。本体はフォーカス時にレンズ全長が変化しない「インターナル・フォーカス方式」だ。外部からのチリや水滴の侵入を防ぐ防塵防滴構造を採用。各種スイッチ部やフォーカスリングと鏡筒との境界にシーリングを施している。レンズ最前面は防汚コート済みで、鏡胴も金属製になるなど、従来モデルよりも高いレベルの耐久性を持たせた。ゴーストやフレアを低減するeBANDコーティングとBBARコーティングも施されている。レンズ構成は11群14枚で、特殊硝材LDレンズ1枚と、XLDレンズ2枚を採用。光の分散性を極限まで抑え、軸上色収差と倍率色収差を良好に補正。撮影距離を問わず高い光学性能を発揮する「フローティングシステム」により、マクロから遠景まで、クリアで美しい描写が得られるとしている。そのほか、狙った被写体に合焦する時間を短縮する「フォーカスリミッター」や、フルタイムマニュアルフォーカスにも対応する。主な仕様は、焦点距離が90mm、明るさがF/2.8、画角が27度2分、最小絞りがF32、絞り羽枚数が9枚(円形絞り)、最短撮影距離が0.3m、最大撮影倍率が1:1だ。フィルター径は62mmで、丸形フードが付属する。本体サイズは最大径が約79mm、長さはキヤノン用が117.1mm、ニコン用が114.6mm、重量はキヤノン用が610g、ニコン用が600g。
2016年02月22日ソニーは19日、デジタル一眼カメラ「α」シリーズのEマウントに対応した新レンズシリーズ「G Master」を発表した。「FE 85mm F1.4 GM(SEL85F14GM)」「FE 24-70mm F2.8 GM(SEL2470GM)」「FE 70-200mm F2.8 GM OSS(SEL70200GM)」の3モデルをそろえ、「FE 85mm F1.4 GM(SEL85F14GM)」「FE 24-70mm F2.8 GM(SEL2470GM)」は4月、「FE 70-200mm F2.8 GM OSS(SEL70200GM)」は6月の発売を予定する。Eマウント対応として最上位となるレンズシリーズ。新開発の超高度費球面レンズ「XAレンズ」の採用や最新のシミュレーションソフトを導入することにより、高い解像感に加え、年輪ボケを抑えた美しいボケを実現したという。また、独自のコーティング技術「ナノARコーティング」により、逆光時に発生しやすいフレアやゴーストの軽減するほか、高コントラストで黒が締まったクリアな描写が得られるという。また、防塵防滴に配慮した設計となっている。○FE 85mm F1.4 GM(SEL85F14GM)焦点距離85mm、F1.4の短焦点レンズ。4月発売予定で、推定市場価格は税別225,000円。αレンズとして初となる11枚羽の円形絞りによって自然なボケ表現が可能。3枚のEDガラスを配置し、軸上色収差補正する。また、2つの位置検出センサーで、フォーカスレンズ位置の検出精度を高めることで、高いAF精度を備えるという。このほかの仕様は、最短撮影距離はAF時が0.85m、MF時が0.8m。最大撮影場率が0.12倍。フィルター径が77mm。絞りリング、MFリング、AF/MFスイッチ、フォーカスホールドボタンを備える。本体サイズは最大径が89.5mm、全長が107.5mm、重量は約820g。フード、フロントキャップ、リアキャップ、ケースが付属する。○FE 24-70mm F2.8 GM(SEL2470GM)FEレンズで初となる全域F2.8の標準ズームレンズ。4月に発売予定で、推定市場価格は税別278,000円。「XAレンズ」を含む3枚の非球面レンズを採用するほか、EDガラスとスーパーEDガラスで色収差を補正し、シャープな描写を実現するという。AFの駆動にダイレクトドライブSSMを採用することで、高精度かつ静粛性の高いAFが可能で、動画撮影時などで駆動音を低減できるという。絞り羽は9枚の円形絞り。このほかの仕様は、最短撮影距離は0.38m。最大撮影場率が0.24倍。フィルター径が82mm。MFリング、AF/MFスイッチ、フォーカスホールドボタンを備える。本体サイズは最大径が86.7mm、全長が136mm、重量は約886g。フード、フロントキャップ、リアキャップ、ケースが付属する。○FE 70-200mm F2.8 GM OSS(SEL70200GM)「FE 24-70mm F2.8 GM」と同じく、全域F2.8の望遠ズームレンズ。6月に発売予定で推定市場価格は未定。最短撮影距離0.96m、最大撮影倍率0.25倍の近接撮影性能を備える。αレンズで初めてズームレンズのフォーカスにフローティング機構を採用し、近接撮影時の諸収差を補正する。AF駆動はリングドライブSSMと2つのリニアモーターで行う。また、光学式手ブレ補正機構や着脱式三脚座を搭載する。絞り羽は11枚の円形絞り。このほかの仕様は、フィルター径が77mm。レンズ表面にフッ素コーティングを施している。本体サイズは最大径が88mm、全長が200mm、重量は約1,480g。フード、フロントキャップ、リアキャップ、ケース、三脚座が付属する。また、これにあわせてEマウント初のテレコンバーターレンズ「SEL14TC」(1.4倍)、「SEL20TC」(2倍)を用意する。こちらも発売は6月を予定。本体サイズと重量は「SEL14TC」が最大径33.6mm、全長62.4mm/167g。「SEL20TC」が最大径42.4mm、全長62.4mm/207g。
2016年02月19日キヤノンは2月18日、高倍率ズームレンズ「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」に装着して使用する電動ズームアダプター「PZ-E1」を発表した。6月下旬の発売を予定しており、希望小売価格は税別25,000円。PZ-E1は、手動では難しい滑らかなズームを行うためのオプション品。ズーム速度を2段階に切り替えられ、ズームレバーによる調整も可能だ。パソコン向けのソフト「EOS Utility」、スマートフォン・タブレット向けのアプリ「Camera Connect」からリモート操作も行える。対応レンズのEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USMは、同日発表されたEOS 80Dのキットレンズとなっている。○指向性ステレオマイクロホン「DM-E1」指向性ステレオマイクロホン「DM-E1」も同時に発表された。こちらも発売は6月下旬の予定で、希望小売価格は税別39,000円。EOSシリーズのアクセサリーシューに装着して使用する。DM-E1はバックエレクトレットコンデンサー型のステレオマイク。ボタン型リチウム電池「CR2032」を使用し、カメラ本体のバッテリーを消費しない。指向性の切り替えが可能で、ショットガン(モノラル)、90度(ステレオ)、120度(ステレオ)の3つの録音モードを用意。風切り音を低減するウインドスクリーンを同梱する。
2016年02月18日キヤノンマーケティングジャパンは2月18日、eラーニングシステムを利用した写真教室「EOS学園オンライン」を発表した。サービス開始は3月中旬。料金は未定となっている。EOS学園オンラインは、PCやタブレットで写真教室を受講できるサービス。撮影実習とオンライン講座の組み合わせも可能で、実習で講師から直接指導を受け、撮影した作品をオンラインで提出すると、講師から作品を評価した動画が届く。このほか、写真撮影の基礎を動画で学べる「オンラインスキルアップ講座」、撮影テーマやジャンル別のテクニックを紹介する「オンラインジャンル別講座」、著名な写真家が作品を添削する「オンライン作品講評講座」などを用意。ユーザーは目的に合った講座を選んで受講する。
2016年02月18日映画『リリーのすべて』(3月18日)で共演する俳優のエディ・レッドメインと新人女優のアリシア・ヴィキャンデル、トム・フーパー監督のインタビューを織り交ぜた特別映像がこのほど、公開された。2016年度の第88回アカデミー賞で、主演男優賞(エディ)、助演女優賞(アリシア)をはじめ4部門にノミネートされていることでも話題の本作は、1926年のデンマークを舞台に、史実に基づいた繊細なラブストーリー。風景画家のアイナー・ヴェイナー(エディ)は、肖像画家の妻ゲルダ(アリシア)と共に公私とも充実した日々を送っていたが、ある日、ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、アイナーは自分の内側に潜んでいた女性の存在を認知する。以来、"リリー"という名の女性として過ごす時間が増えていったアイナーは、心と身体が一致しない自分に困惑と苦悩を深め、一方のゲルダも、夫が夫でなくなっていく事態に戸惑うが、いつしかリリーこそがアイナーの本質なのだと理解していく。公開された特別映像では、エディとアリシアが、実在の人物を演じ、表現することで得たリリーとゲルダのそれぞれの思いについて語る姿を捉えている。見せかけの自分と真の自分の差異に苦悩するリリーに献身的な愛をそそぎ支える妻ゲルダ役を務めたアリシアは、本作を「最愛の人に全てをささげた女性の物語」と表現。「2人の愛の物語だけど、究極的にはいかに自分を愛するか」とも語るように、おのおのが抱く、それぞれの愛の形に触れていく様も描かれる。一方のエディは、「原作を読んで心を動かされた」と明かしながら、ALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵されていくホーキング博士を熱演した『博士と彼女のセオリー』とは一変して、世界で初めて性別適合手術を受けた女性・リリーを体現する。脚本を読んで3度泣いたというフーパー監督は「人生には壁が立ちはだかる。だが2人は困難を乗り越え社会に挑戦したんだ」と断言。また、本作を「『英国王のスピーチ』と関連したテーマを持っていて、真の寛容な愛が変わりゆく相手をいかに受け入れるかを描いた」と打ち明けた。特別映像でも描写される、重い葛藤を心に持ちなが美しく生きようとするリリーについて、エディも「勇気をもって真実の人生を生きた」と語るように、ゲルダのひたむきな愛を受けながら困難を乗り越えた"ひとりの女性"として映されている。(C)2015 Universal Studios. All Rights Reserved.
2016年02月17日2クール目に入り、その人気はさらに加熱。"マツノミクス"なる造語までもが囁かれるようになったTVアニメ『おそ松さん』だが、グルーヴガレージからは「自宅警備隊N.E.E.T.」とコラボしたアイテムが発表された。OUTDOOR PRODUCTSのデイパックや、こけしとらっぷ、缶バッジポケットート、これコンベルトなど独特の視点で「おそ松さん」グッズをリリースしてきたグルーヴガレージは、2014年より「自宅警備隊N.E.E.T.」の正式ライセンス窓口を行っており、番組内で6つ子が「ニートたち」と母親から呼ばれているところから企画された注目のコラボグッズが『おそ松さん×自宅警備隊N.E.E.T.ベルクロワッペン』だ。「自宅警備隊N.E.E.T.」の制式ワッペンをベースに、「おそ松さん」のメインビジュアル内のシャチホコ十四松を取り入れたデザイン。家は"松野家"、剣は"十四松愛用の金属バット"へ変更されるなど、コラボ感溢れた一品に仕上がっている。価格は1,500円(税別)。さらにグルーヴガレージからは、第16話「一松事変」をモチーフにした「おそ松さん【こけしとらっぷオモテウラバー】一松事変」も登場。こちらは、カラ松の服を着た一松と、一松の服を着たカラ松を表と裏にデザインしたこけし型のぷっくりとした両面ラバーストラップで、同社のオリジナルシリーズ【こけしとらっぷ】と【オモテウラバー】を合体させたアイテムとなっている。価格は1,200円(税別)。『「おそ松さん」×「自宅警備隊N.E.E.T.」ベルクロワッペン』と「おそ松さん【こけしとらっぷオモテウラバー】一松事変」は、本日よりネット通販およびアニメショップにて予約販売がスタート。発売は2016年4月の予定となっている。(C)赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会
2016年02月09日F5ネットワークスジャパンとパスロジは、F5のリモートアクセスソリューション「F5 BIG-IP Access Policy Manager(以下、BIG-IP APM)」とパスロジのトークンレス・ワンタイムパスワード「PassLogicエンタープライズ版(以下 PassLogic)」を連携させ、スマートデバイスなどの端末固有情報の登録作業を自動化する機能を共同開発したと発表した。パスロジが開発したPassLogic Enterprise版のVersion 2.3.0(2月10日リリース予定)において実装されるAPIと、F5の連携用iRules(BIG-IPのトラフィック処理機能)を組み合わせて利用することにより、トークンレス・ワンタイムパスワードによる個人認証に加え、端末固有情報を活用した端末認証の仕組みを導入することができるという。ユーザは、 当該端末でBIG-IP APMに一度アクセスするだけで、 認証データベース内に端末固有情報が自動登録される。今回実装されるAPIは、端末固有情報の登録以外にも応用が可能だといい、たとえば、 企業の既存の認証基盤(Active Directory/LDAP等)のパスワードを、 初回アクセスまたはパスワードの更新時に自動登録することで、 ワンタイムパスワードでログインした後に社内の既存の認証基盤で認証するWebアプリケーションへのシングルサインオン(SSO)も可能となるという。
2016年02月08日マスタードシードは5日、ASRock製マザーボードの新モデルとして、チップセットにA88Xを搭載した「FM2A88X Pro+ R2.0」「A88M-G/3.1」「FM2A88M Pro3+」「A88M-ITX/ac」を発表した。12日に発売し、店頭予想価格は「FM2A88X Pro+ R2.0」が税別8,780円前後、「A88M-G/3.1」が税別9,240円前後、「FM2A88M Pro3+」が税別7,850円前後、「A88M-ITX/ac」が税別10,180円前後。○FM2A88X Pro+ R2.0サージや雷、静電気放電からマザーボードを保護する「FULL SPIKE PROTECTION」や高密度ガラス繊維PCB、固体コンデンサを採用し、安定性や信頼性を高める。2基のPCI Express x16スロットを備え、2-Way CrossFireに対応するほか、APUと外付けグラフィックスカードを組み合わせたDual Graphicsをサポートする。2系統の画面出力(DVI-D、D-Sub)を搭載し、2画面出力に対応。また、サウンド面ではELNA製オーディオコンデンサによる低ノイズ化に加え、ヘッドセットアンプ(TI NE5532)を採用する。○A88M-G/3.1M.2スロットやUSB 3.1ポートといった最新のインタフェースをサポートするマイクロATXモデル。ASRockのマザーボード全体の設計思想である「Super Alloy Technology」や、電力サージからの保護機能「FULL SPIKE PROTECTION」といった機能を備える。3系統の画面出力(HDMI、DVI-D、D-Sub)により、3画面出力に対応する。○FM2A88M Pro3+「FULL SPIKE PROTECTION」や高密度ガラス繊維PCBを採用するマイクロATXマザーボード。こちらも3系統の画面出力(HDMI、DVI-D、D-Sub)により、3画面出力に対応するほか、FM2+APU搭載時はHDMIから4K解像度での出力が可能となる。○A88M-ITX/ac無線LANとBluetoothのコンボモジュールを搭載し、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LANとBluetooth 4.0が利用可能なMini-ITXマザーボード。「FULL SPIKE PROTECTION」や高密度ガラス繊維PCB、3系統の画面出力(HDMI、DVI-D、D-Sub)を備える。
2016年02月05日CORSAIRから、高密度遮音素材の二層構造で静音性を高めたE-ATX対応PCケース「CORSAIR Carbide Series Quiet 600Q」がリリースされる。代理店のアスクやリンクスインターナショナルを通じて、2月13日の発売予定。店頭予想価格は22,600円(税別)前後。E-ATX対応の倒立フルタワーPCケース。フロント、トップ、左右サイドパネルの内側に、高密度遮音素材による二層構造を採用。内部から発生するノイズを遮断し、静音性を高めている。ケース内部はマザーボード倒立設計となっており、効率的なエアフローを構築可能。最大で360mmサイズのラジエターを内蔵できるスペースも用意する。フロントパネル内側とボトム裏面には、取り外し可能なマグネットフィルタも装備。標準搭載ファンは前面に140mm×2基、背面に140mm×1基。オプションで前面に120mm×2基 / 140mm×2着、背面に120mm×1基 / 140mm×1基、底面に120mm×3基 / 140mm×2基を内蔵可能。3段階で回転数を制御できるファンコントロールスイッチも搭載する。搭載ベイ数は外部5.25インチベイ×2基、内部3.5インチ / 2.5インチベイ×2基、内部2.5インチベイ×3基。3.5インチサイズのドライブはツールレスで増設でき、内部3.5インチベイはドライブケージごと取り外せる構造。ドライブレールの内側には、HDDなどの動作振動を吸収する制振用シリコンゴムが装着されている。5.25インチベイ部分は、マグネット仕様のベイドアを装備。内側には吸音材が張り付けられているので遮音性も高い。主な仕様は、拡張スロット数が8基、拡張カードスペースが最大368mmまで、搭載できるCPUクーラーの高さは最大200mmまで、搭載できる電源の奥行きは210mmまで。外部インタフェース類はUSB 3.0×2基、USB 2.0×2基、ファンコントロールスイッチ、オーディオ入出力。本体サイズはW350×D600×H535mm、重量は約3.6kg。対応フォームファクタはE-ATX(12×10.6インチ) / ATX / マイクロATX / Mini-ITX。また、サイドパネルに大型のアクリルウィンドウを採用した「CORSAIR Carbide Series Quiet 600C」も同時に発売される。静穏仕様ではないが、ワンタッチでサイドパネルを開閉でき、内部にアクセスしやすい仕様だ。その他のスペックは共通。
2016年02月05日台湾MSIは5日、Skylake世代のIntel Xeon E3-1200 v5ファミリの搭載に対応したワークステーション向けマザーボード「C236A WORKSTATION」「C236M WORKSTATION」を発表した。6日に発売し、店頭予想価格は「C236A WORKSTATION」が税別21,400円前後、「C236M WORKSTATION」が税別18,400円前後。どちらもチップセットにIntel C236を搭載。独自の品質基準「ミリタリークラス 4」準拠のコンポーネントを採用することで、ワークステーションやエントリーサーバー、データセンターといった厳しい負荷環境でも、高い性能と安定性提供するという。メモリ回路をほかのコンポーネントから独立させ、安定性を高める「DDR4 Boost」は、ECCメモリにも対応する。また、「C236A WORKSTATION」にはストレージインタフェースとして、PCI Express Gen3 x4接続対応のTurbo M.2を搭載し、別売りのTurbo U.2 Host Card を利用することでU.2ストレージも搭載できる。このほか、新デザインを採用した「CLICK BIOS 5」やAudio Boostなどを備える。
2016年02月05日●「11ad」とは米Qualcommと米Intelは共同で、次世代無線通信規格「IEEE802.11ad」において、両社の無線ソリューションを利用した端末同士が互いの製品に接続できる、相互互換性デモに成功したことを発表した。新たな高速通信の登場で、スマートフォンの通信事情はどう変わるのだろうか?○近距離での高速通信に対応した「11ad」IEEE802.11adとは、電気通信分野の国際学会であるIEEEで策定された新しい通信規格だ。「IEEE802.11」までの部分であれば、Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/acなど)が、似た名前の規格であれば「IEEE802.15」(BluetoothやZigBee)や「IEEE802.16」(WiMAX)などもある。いずれも電波を使って通信する無線通信規格だが、「802.11」がイーサネットの無線化(無線LAN)を、「802.15」が近距離通信、「802.16」がラストワンマイル(引き込み線)や移動体通信規格と、それぞれカバーする範囲が異なる。この命名ルールからすれば「11ad」が無線LANに関連した規格であることがわかる。実際、802.11adは無線LANの互換性の認証などを行う業界団体「Wi-Fi Alliance」により「WiGig」として策定されている。ただし、11adは従来の無線LANで使われている2.4~5GHz帯の「マイクロ波」ではなく、60GHz帯の「ミリ波」を使う。このため、既存の無線LAN機器と物理的な互換性はない。利用には11ad専用の子機およびアクセスポイントが必要になる。ミリ波を使うのは、無線LANが普及して、マイクロ波の帯域が切迫しているからだ。それに対してミリ波はまだあまり使われておらず、一度に広い帯域を利用しやすい。また、元の帯域が高いため、占有する帯域が大きくても比として小さい(比帯域が小さい)ので、大きな帯域を確保しやすいという特徴もある。実際、11acが4チャネルのチャネルボンディングしても80MHz程度しか確保できないのに対し、11adでは1チャネルあたりが2.16GHzもあり、4チャネルで9GHzもの帯域を占有できる。帯域が広ければ速度も上げやすく、規格自体が最大で7Gbpsもの伝送レートを想定しているのだ。これならUSB 3.0と比べても遜色なく、4K動画など、大容量のコンテンツでも数秒でやり取りできる。一方、ミリ波は指向性が高いため障害物に弱く、遠くに飛ばないという特性もある。実際、11adが想定している利用距離はせいぜい10m程度で、アクセスポイントから見通せる、同じ部屋の中などで利用することを想定している。公衆無線LAN的な使い方も可能だが、この場合は待ち合わせの目印付近のみなど、比較的狭いスポットだけでやり取りすることになるだろう。●秋モデルから利用可能になるか○いつから利用できるのか11adが策定されたのは2009年で、仕様が決まってからすでに6年が経過している。対応する無線チップはようやく昨年ごろから、米Qualcommの子会社であるAtherosの製品(QCA9500)が登場しており、これが今年のハイエンドAndroid端末に搭載される見込みのSnapdragon 820と組み合わせて採用されることになる。登場時期は未定だが、まだ相互互換性の認証プログラムも始まっていないため、秋モデルあたりになるのではないだろうか。もちろん端末側だけでなく、無線LANルーターなどのアクセスポイント側も対応している必要がある。こちらは米国で開催されたCES 2016ではNECとエレコムがそれぞれ開発中の対応ルーターを展示していたほか、中国企業から初の11ad対応ルーター(TP-Link Talon AD7200)が正式発表されている。11ad対応ルーターは2.4GHzや5GHzも利用できるので、現在使っている無線LANルーターの交換用として11ad対応製品を購入し、将来に備えてもいいだろう。なお、パナソニックと成田空港は共同で、2月18日~26日まで、同空港内において11adアクセスポイントの実証実験を実施する。この実験ではテスト用端末に高精細映像をダウンロードを体験できるという。おそらく公衆無線LANにおける11adの利用例も、この実験のように(場合によってはNFCなどと組み合わせて)「特定の場所で映像などのコンテンツを配信する」ために使われることになるだろう。この場合、ストリーミングではなくダウンロードコンテンツが配信の中心になる。また、端末同士のコンテンツ交換にも使われそうだ。逆に、通常のインターネット通信については、7Gbpsというのはいかにもオーバースペックすぎる。もともと障害物や距離的な制限も多く、公衆無線LAN向きではない規格だが、自宅や職場の中でもちょっと利用するタイミングが難しそうだ。WANへのアクセス用ではなく、LAN内の機器同士、たとえばスマートフォンからテレビへミラーリング表示したり、無線接続のスピーカーやメディアストレージといった周辺機器同士を接続するための高速規格としての利用が進むのではないだろうか。***11adはこれまでのLTEやWi-Fiの進化速度を最初から大幅に超える速度で登場する、まさに次世代といった感の強い規格だ。それだけに使い勝手も含めてまだ未知数な部分が多いが、筆者は無線LANと周辺機器用I/Oの中間といった感じで使われることになると見ている。消費電力の高さなど、まだ越えねばならないハードルも多いのだが、PC側も含めて幅広い普及が期待される技術として注目してほしい。
2016年02月05日ガルーダ・インドネシア航空は2月1日、ビジネスクラスに初めて「スーパーダイヤモンドシート」を採用した新機材A330-300型機1機と10機目のB777-300ER型機を受領した。同社の機材でスーパーダイヤモンドシートを搭載を予定しているのは、2015年6月に30機発注する基本合意書(LOI)を締結したA350型機のみ(受領時期は未定)。スーパーダイヤモンドシートの設置は、今回受領した機材が初となる。受領した2月1日には、ジャカルタ スカルノ・ハッタ国際空港GMF敷地内にある格納庫ハンガー4で受領式を実施。その式で社長兼最高経営責任者のM.アリフ・ウィボウォ氏は、「これらの新機材導入は、全てのお客さまにより快適な空の旅を提供するためのガルーダ・インドネシア航空の継続的な路線拡大と保有機材の刷新プログラムに基づくものです。 『スーパーダイヤモンドシート』を採用したビジネスクラスでは、弊社のサービスコンセプトである"ガルーダ・インドネシア・エクスペリエンス"に基づく、さらなる快適な空の旅をお楽しみいただけると思います」とコメントしている。A330-300型機(機体記号: PK-GPZ)はビジネスクラス(スーパーダイヤモンドシート)24席とエコノミークラス263席の総座席数287席、B777-300ER型機(機体記号: PK-GIK)はビジネスクラス26席とエコノミークラス367席の総座席数393席となっている。スーパーダイヤモンドシートは全席が直接通路に面した1-2-1配列で、幅約61cm/全長約208cmのフルフラットシート仕様。16インチのタッチパネル式モニター(Panasonic Ex3)を搭載し、コントローラーはタッチパネル式による高い操作性のAVOD(オーディオ ビジュアル オンデマンド)システムとなっている。各席にはUSB(2ポート)と電源コンセント、調節可能なアームレストとヘッドレスト、読書灯(リーディングライト)を備え、快適性とプライバシーに配慮している。さらにビジネスクラス利用者用に、バーカウンターを設けている。エコノミークラスも新シート仕様になっている。シートは最大で4段階に調節可能なフットレスト付きリクライニングシートで、11インチのタッチパネル式モニターによるAVODシステムのほか、全席にUSB ポートと電源コンセントを設置している。同社は2016年、B777-300ER型機1機、A330-300型機4機、ATR72-600型機4機、A320型機8機の計16機の新機材導入を予定しており、12月末時点での総保有機材数は188機(シティリンク分含む)となる予定。今回受領したB777-300ER 型機(機体記号:PK-GIK)は、2013年に発注したB777-300ER型機10機のうちの最終受領分となる。
2016年02月05日キヤノンは2月2日、ワイヤレストランスミッター「WFT-E8B」を発表した。対応するカメラはEOS-1D X Mark II。4月下旬の発売を予定しており、希望小売価格は60,000円(税別)。WFT-E8Bは、EOS-1D X Mark IIと同時に発表されたワイヤレストランスミッター。5GHz帯のIEEE802.11ac/a/nに対応し、混み合う2.4GHz帯を避けた高速通信を可能としている。「WFT サーバー機能」を強化しており、接続したPCから動画のリモート撮影やAF機能の設定、ライブビュー撮影時の拡大表示などを行える。スマートフォン用アプリ「Camera Connect」からも、カメラのリモートコントロール、画像や動画の転送が可能。スマートフォンでも快適に操作できる簡易撮影画面を用意している。通信距離は最大約152m(スマートフォンと直接通信時は最大15m)。電源はカメラからの供給で動作。撮影可能枚数は無線LAN常温で約1,030枚。本体サイズは約W24.7×D34.1×H57mm、重量は約38g。EOS-1D X Mark IIと同等の防塵・防滴性能を有している。
2016年02月03日シマンテックはこのほど、Android端末を狙った新たなランサムウェア「Android.Lockdroid.E」を確認したとセキュリティブロブで明かした。このランサムウェアは、マルウェアを端末内に侵入させて、管理者権限を取得しようとするもの。管理者権限を取得すると、端末内のファイルを暗号化したり、デバイスをロックして暗証番号を変更したりする。また、出荷時設定にリセットして、ユーザーデータをすべて削除する。マルウェアは「Porn ‘O’ Mania」という名前のアダルト系アプリの中に含まれている。アプリは、サードパーティのアプリストア、フォーラム、torrentサイトなどで公開されている。端末の所有者が悪質なアプリをインストールすると、端末内にマルウェアが侵入する。アプリを起動した後、システム権限付与のダイアログ上で、Googleのサービスに関連するパッケージをインストールように促される。マルウェアは、ダイアログを表示している間にバックグラウンドで、外部ストレージで見つかったファイルをすべて暗号化して、端末内の重要な情報を収集する。このマルウェアは、TYPE_SYSTEM_ERRORウィンドウを使い、本来のデバイス管理者権限付与のダイアログを隠せる。その代わりに、パッケージのインストールに必要なコンポーネントの展開に関係するメッセージダイアログを表示する。インストールの完了画面では、TYPE_SYSTEM_OVERLAYウィンドウを表示する。このウィンドウによって、実際に見えているボタンなどを押しても操作は受け付けなくなるため、ユーザーの操作では何も入力ができなくなる。しかし実際には、ユーザーが見えない位置にデバイス管理者権限付与のダイアログを表示している。偽の[インストールが完了しました]ダイアログと、デバイス管理者権限付与のダイアログとを比較すると、[続行]ボタンがちょうど[Activate(有効にする)]ボタンの位置と重なっている。シマンテックの説明では、ユーザーが[続行]ボタンを押すと、実際には[有効にする]ボタンを押すことになる。この手法をクリックジャックと呼ぶ。クリックジャックの手法は、ルート権限の管理ツールへの対策にも使われている。ルート権限管理のツールは、権限を昇格してルート権限を取得しようとするアプリがないかどうかシステムを監視し、処理の続行を許可する前に、そのアプリに代わって許可を求めるダイアログを表示する。今回のマルウェアの手口は、偽のウィンドウを重ねることで管理機能を巧みに回避している。影響を受けるAndroidのバージョンは、Android 5.0(Lollipop)より前のバージョン。5.0以降は、システム権限付与のダイアログの上に偽のダイアログを重ねて表示できない。5.0より前のバージョンを搭載する端末の利用率は、Androidユーザー全体の67%だという。なお、端末内にGoogle Playをインストールしている場合は、Google Play以外のアプリストアでダウンロードしても「Verify Apps」によって保護される。
2016年02月01日マウスコンピューターは1日、TV-CM公開を記念した15.6型ノートPC「m-Book B500E」を、税込39,800円で販売開始する。出荷開始は2月5日から順次。Braswellの開発コードで知られる4コアCPU、Celeron N3150と、120GB SSDストレージを搭載した、15.6型ノートPC。本体は、液晶パネルを開くと本体後部が約4.8mmせり上がり、キーボードに傾斜がつくリフトアップ構造を採用する。「m-Book B500E」と同じ仕様で、Microsoft Office Home and Business Premiumをプリインストールしたモデル「m-Book B500E-A」も、税込59,800円で販売する。主な仕様は、CPUがIntel Celeron N3150(2.08GHz)、メモリがPC3-12800 4GB、ストレージが120GB SATA SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイが15.6型ワイド(1,366×768ドット)、光学ドライブが非搭載、カメラ機能が約100万画素、OSがWindows 10 Home 64bitなど。通信機能は、10Base-T/100Base-TX/1000Base-T対応有線LAN、IEEE802.11 b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+LE。インタフェースは、USB 3.0×2、USB 2.0×2、HDMI×1、D-Sub×1、SDカードスロット×1、ヘッドフォン出力(S/PDIFオプティカル出力兼用)×1など。本体サイズはW377×D259×H22.8mm、重量は約2.2kg。バッテリ駆動時間は約5.4時間(JEITA 2.0)。
2016年02月01日オンキヨー&パイオニアイノベーションズは1月29日、オンキヨーブランドのハイレゾ対応イヤホン「E700M」とアニメ『ご注文はうさぎですか?? 』のコラボレーションモデルを発表した。直販サイト「ONKYO DIRECT」にて、2月1日12時から3月4日15時まで予約を受け付ける。製品の発送時期は2016年5月下旬。価格は税別19,800円。E700Mは、2015年11月に発売されたハイレゾ対応イヤホン。今回のコラボレーションモデルは、アニメ『ご注文はうさぎですか?? 』に登場する喫茶店「ラビットハウス」の看板ロゴをハウジング部にあしらっている。カラーはシルバーとピンクゴールドの2色。主な仕様は、ドライバー径が13.5mm、再生周波数帯域が6Hz~40kHz、インピーダンスが32Ω、出力音圧レベルが108dB、最大入力が30mW、ケーブル長が1.2m、質量が18g(ケーブル含まず)。イヤーチップ(S/M/L)、Complyチップ、専用ポーチが付属する。
2016年01月29日欧州のロケット運用会社「アリアンスペース」は1月27日(現地時間)、米国の通信衛星「インテルサット29e」を搭載した「アリアン5 ECA」ロケットの打ち上げに成功した。アリアン5ロケット・シリーズの打ち上げは、今回で70機連続成功となった。同ロケットは日本時間1月28日8時20分(現地時間1月27日20時20分)、南米仏領ギアナにあるギアナ宇宙センターの第3アリアン発射施設(ELA-3)から離昇した。ロケットは順調に飛行し、打ち上げから約30分後に衛星を分離して、予定通りの軌道に投入した。インテルサット29eは米国の衛星通信会社インテルサットが運用する通信衛星で、同社の次世代衛星である「エピック」シリーズの最初の衛星となる。20本のCバンド、249本のKuバンド、そしてKaバンドのトランスポンダーを搭載し、東経310度の静止軌道から、大西洋やカリブ海、南米大陸に通信サーヴィスを提供することを目的としている。設計寿命は15年以上が見込まれている。衛星の製造は米国のボーイングが担当した。打ち上げ時の質量は6552kgもあり、これまで世界中で打ち上げられた静止衛星の中でもかなり重い部類に入る。アリアン5ロケットはその大きな打ち上げ能力を生かし、静止衛星を2機同時に打ち上げられるという特徴をもつが、今回はその質量の大きさから、インテルサット29eのみを搭載しての打ち上げとなった。○アリアン5ロケットの打ち上げ、70機連続成功今回の打ち上げはアリアン5ロケットにとって84機目となるもので、また現行のアリアン5 ECAというヴァージョンでは54機目となった。アリアン5は2002年に打ち上げに失敗しているが、以来失敗は無く、アリアン5シリーズ全体では今回が70機連続、またECAに限っても53機連続での打ち上げ成功となった。アリアン5は、欧州のエアバス・ディフェンス&スペースが開発、製造しているロケットで、アリアンスペースによって運用されている。1996年に最初の打ち上げが行われ、その後2002年に改良型の「アリアン5 ECA」が登場。現在主力機として活躍している。アリアン5は、1990年代に欧州の主力ロケットとして活躍した「アリアン4」ロケットを代替する目的で開発された。アリアン4は116機が打ち上げられ、失敗はわずか3機で、成功率97.4%という極めて高い信頼性をもつロケットだったが、1970年代に開発された「アリアン1」を改良して造られたロケットであり、次第に性能が時代に追いつけなくなってきた。アリアン5の検討は1984年から始まったが、当時は米国がスペースシャトルを打ち上げ始めたころでもあり、欧州でも小型のスペースシャトル「エルメス」の検討が始まっていた。そこでアリアン5には、エルメスを打ち上げられるほどの、強力な打ち上げ能力をもつことが求められた。だが、エルメスは開発が進む中で肥大化し、質量が目標を大きく超過するようになった。それに合わせてアリアン5の打ち上げ能力も増やされ、さらにエルメスの質量が増加すると、またそれに合わせてアリアン5の打ち上げ能力も増やされるという悪循環に陥った。結局、最終的にエルメスは開発が中止され、欧州の手元には過大な打ち上げ能力をもったアリアン5ロケットだけが残ることになった。だが、この過大な能力を生かして、1機のロケットで静止衛星を2機同時に打ち上げれば、1機のロケットで1機の衛星を打ち上げるよりもコストが安くなるのではとの発想が生み出された。そしてそのアイディアは的中し、アリアン5は現在、静止衛星の商業打ち上げ市場の約半分のシェアを握っている。現在も多くの受注を抱えており、今年だけでも8機のアリアン5の打ち上げが予定されている。しかし最近、アリアン5よりも大幅に価格が安い、米国スペースXの「ファルコン9」ロケットが登場。同社では競争力を維持するため、より打ち上げ能力を高め、一方でコストを約半額に抑えた後継機「アリアン6」の開発が始まっている。【参考】・An "Epic" launch: Arianespace’s Ariane 5 soars to success for long-time customer Intelsat - Arianespace・Flight VA228: The successful launch of Intelsat 29e, and Ariane 5’s 70th success in a row - Arianespace・Intelsat 29e, the First Intelsat EpicNG Satellite, Successfully Launched into Orbit | Intelsat S.A.・Intelsat 29e | Intelsat S.A.・Dossier-de-presse-VA-228-final-GB.pdf
2016年01月29日ユニットコムは28日、「iiyama PC」ブランドのゲーミングPC「LEVEL∞」から、"Haswell-E"世代のIntel Core i7-5930Kと、2way SLI構成のGeForce GTXシリーズを搭載したハイエンドゲーミングPCを発表した。最小構成の価格は税込296,979円から。高品質な電源ユニットやハイスペックなCPU、グラフィックカードを採用したパフォーマンス重視の「F-Class」に属する製品で、6コア/12スレッドのハイエンドCPU「Intel Core i7-5930K」や、MaxwellベースのGeForce GTX搭載カードを2基標準搭載。グラフィックスカードのグレードにより5モデルをそろえる。最小構成「Lev-FG99-i7EK-RMD」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-5930K(3.5GHz)、チップセットがIntel X99 Express、メモリがDDR4-2133 16GB、ストレージが1TB HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 960 2GB×2。光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、OSはWindows 7 Professional 64bit版。上記からグラフィックスをNVIDIA GeForce GTX 970 4GB×2と変更した「Lev-FG99-i7EK-TMD」は税込334,779円から、NVIDIA GeForce GTX 980 4GB×2とした「Lev-FG99-i7EK-VMD」は税込393,099円から、NVIDIA GeForce GTX 980 Ti 6GB×2とした「Lev-FG99-i7EK-XMD」は税込464,379円から、NVIDIA GeForce GTX TITAN X 12GB×2とした「Lev-FG99-i7EK-ZMD」は税込561,579円から。
2016年01月28日ロジクールは28日、法人向けのUSBヘッドセット「ロジクール USB ヘッドセット ステレオ H570e」を発表した。2月5日に発売し、価格はオープン。イコライザを内蔵し、歪みを抑えるほか、ノイズキャンセリングマイクにより周囲のノイズを低減することで、クリアな音声を相手に伝えるという。マイク部分は回転させて邪魔にならない位置に移動させることができる。イヤーカップにはソフトな素材を採用。ヘッドバンドにはアジャスター機能を備える。インタフェースはUSBで、WindowsとMac OSに対応する。また、Microsoft Lyncへの最適化が図られているほか、SkypeやCisco Jabberでも利用できる。USBケーブル長は2.1m。マイクの周波数特性は100Hz~18kHz、入力感度は-47±3dB。ヘッドホンの周波数特性は31.5Hz~20kHz。本体サイズはW165×D50×H172mm。重量は111g。
2016年01月28日オリンパスは1月27日、マイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS PEN-F」を発表した。発売は2月26日。パッケージはPEN-F本体のみのものと、交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0」が付属するレンズキットの2種類が用意される。価格はいずれもオープンとなっており、推定市場価格(税別)は本体のみが150,000円前後、レンズキットが210,000円前後だ。PEN-Fは、1963年に発売された世界初のハーフサイズ一眼レフカメラ「ペン F」のボディラインやシルエットを継承するデジタルカメラ。トップカバーとフロントカバーにはマグネシウム、ボディー底面と削り出しのダイヤルにはアルミを採用しているほか、外側からビスが見えない設計にするなど外観にもこだわった。バリアングル液晶の裏側にはボディと同じ革素材を使用。また、ユーザーの右手親指が当たる部分には、ホールド性をサポートするため、ボディに凹みを設けている。フィルム選びから現像・焼き付けといったフィルムカメラのプロセスをデジタルで楽しめる「モノクロ/カラープロファイル機能」を搭載。「モノクロプロファイルコントロール」では、カラーフィルター効果とハイライト&シャドーコントロール、シェーディング効果、粒状フィルム効果、調色の5つの効果を組み合わせて作品づくりができる。初期状態のほか、コントラストの効いたモノクロフィルム調の「クラシックフィルムモノクローム」、赤外フィルター効果を強調した「クラシックフィルムIR」がプリセットされている。「カラープロファイルコントロール」では、12分割した色の彩度をそれぞれ-5~+5まで11段階で調整できるほか、ハイライト&シャドーコントロールも組み合わせ可能だ。初期状態のほか、渋みと重厚感ある色調の「クロームフィルム リッチカラー」、彩度が高い「クロームフィルム ビビッド」があらかじめ登録されている。モノクロ/カラープロファイル機能には、ボディ前面の「クリエイティブダイヤル」からアクセスできる。アートフィルターやカラークリエーターも同ダイヤルから設定可能だ。撮像素子には新開発の2,030万画素Live MOSセンサー、画像処理エンジンには「TruePic VII」を採用。ローパスフィルターレス仕様になっており、低感度側はISO80相当まで対応する。5軸VCM手ぶれ補正機構を搭載しており、シャッタースピード最大5段分の補正が可能だ。撮像素子を高速でずらしながら8回撮影した画像をもとに、高解像度写真を生成する「ハイレゾショット」は約5,000万画素相当へ進化した。電子ビューファインダー(EVF)は236万ドットで視野率100%、倍率は1.23倍(35mm判換算で約0.62倍)となる。ダイナミックレンジが拡大される「OVF シミュレーション」を使えば、目視に近い状態で各種設定を変更可能だ。レリーズタイムラグはミラーレス一眼カメラで最短となる0.044秒(メカシャッター時)を実現。完全無音で撮影できる電子シャッターの「静音撮影モード」、機構ブレを低減する電子先幕シャッターの「低振動モード」を用意する。「OLYMPUS OM-D E-M10 Mark II」にも搭載されている「AFターゲットパッド」機能を備える。ファインダーを覗きながら背面の液晶モニターを指でなぞって、81点の合焦ポイントからピント位置を決められるというものだ。主な仕様は、マウントがマイクロフォーサーズ、撮像素子が4/3型(17.4×13mm)・有効2,030万画素のLive MOSセンサー、対応感度がLow(ISO80相当)~ISO25600、シャッター速度が1/8,000~60秒(メカニカルシャッター)。本体サイズはW124.8×D37.3×H72.1mm、重量は本体のみで約373g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約427g。防塵防滴仕様の外付けフラッシュ「FL-LM3」が付属する。別売のアクセサリとして、外付けグリップ「ECG-4」、本革ストラップ「CSS-S120L PR」、本革ラッピングクロス「CS-48 PR」、本革カメラバッグ「CBG-11 PR」、本革ボディジャケット「CS-47B」を用意する。
2016年01月27日