アイドルグループ・嵐の櫻井翔が、広告キャラクターを務めるアフラック<新 生きるためのがん保険Days>最新CMで、音楽家の坂本龍一と共演することが21日、わかった。新CM「櫻井翔の取材ノ ート・坂本龍一『まさか、自分が』」編(30秒)は4月1日から全国で放送される。同CMはがんを経験された方のリアルな声を聞き、がん保険について語り合う「櫻井翔の取材ノート」の第3弾。全編ニューヨークで撮影を実施し、細かなセリフを決めず、坂本が"がん"と診断されたときの率直な気持ち、病気や仕事のことについて、ありのままを話す、ドキュメンタリー手法で描いた。撮影前、監督・CMプランナーから撮影手法の説明を受けると、「大丈夫かなあ」と、不安を隠せない坂本だが、「(櫻井は)しっかりしているから、撮影を引っ張ってくださいね(笑)」とお願いする。雑談を開始し、気づかれないようにカメラが回り始める撮影手法に、櫻井も「あれ? これもう始まってる?(笑)」と戸惑うも、がんに関することだけではなく、映画、音楽の話、教育、健康、トレーニング、海外の暮らしについてなど多岐に渡った。櫻井がNHK紅白歌合戦でピアノを弾き、震えるほど緊張したという話も飛び出した。CMでは坂本が中咽頭がんにかかった時のことを思い返し、「まさか自分が、という感じですね」「そのときほど強く生きたいと思ったのは生まれて初めてです」と語る。実は、ニューヨークに到着するまでの機内で 坂本出演のドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』を見ていたという櫻井は、映画の中で見ていた坂本が目の前にいるということで、冒頭は緊張していた、と振り返った。2011年からアフラックの広告キャラクターを務める櫻井だが、今回が初めての海外撮影。撮影前日、雪が降るニューヨークに到着した櫻井は合間の時間に少し散歩し、「全身星条旗に染まりました(笑)」と語る。撮影現場について「景色もそうですし、現地スタッフとの会話も英語なので、ああ、ニューヨーク、アメリカに来たなと実感しますね。撮影の合間にいつもとは違う景色を見ることで、非日常を味わえるので、この近年ではなかなかない、かなりリラックスして臨めた撮影ですね!」と、振り返った。撮影終了後、「改めての坂本へ聞きたいことはあるか」という質問に、櫻井は“坂本の創作のモチベーション”についてと答える。「アウトプットが続くと、自分の表現したいものが外に出ていってしまう ため、次作へのモチベーションをどう保っているのか」という櫻井の質問に、坂本は「やりたいことは、いつもたくさんあるから、自分を奮い立たせないとモチベーションがあがらない、ということはないですね」と回答。「仕事上、そしてSNSでも、普段否が応でも情報のインプットがどうしても多くなってしまいますよね。ただ、頭がいっぱいな状態では、何も自分から出ていかない。音楽を集中して制作するときは、メディアやSNSは見ない、“飢餓状態”を敢えて作り、自分から出てくるのを待つ。そういうことをしてます」と明かした。
2019年03月21日3月に行われる世界フィギュアスケート選手権に初出場する坂本花織選手。金メダルの期待もかかる全日本女王の魅力を解き明かすべく、会いに行った。ヘタなら、“ヘタクソ~”って、怒られたほうが気持ちいい。昨年末に行われた全日本フィギュアスケート選手権の女子シングルフリースケーティング。最終滑走の重圧もなんのその、会心の演技で優勝し、初の全日本女王に輝いた坂本花織選手、18歳。一昨年の同大会では、五輪切符を掴んでいる。その、ここいちばんでの強さの秘密は、どこにあるのだろう。そう尋ねると、「お昼寝」という予想外の答えが返ってきた。「公式練習は朝が早いので、お昼寝して、散歩してっていうのが、ちょうどいい気分転換になって、ああいう結果が出ました。ハハハ」笑うと、目が細くなり、エクボが出る。「目は好きじゃないけど、これは好き」と、エクボを指して、また笑う。その飾らない、作らない素顔は、観ていて気持ちのいい演技に通じるものがある。フィギュアスケートを始めたのは、4歳の時。同時に水泳や陸上、モダンダンスも習っていたというから身体能力が高かったのだろう。「小学校2年生になる時、水泳を続けるかフィギュアスケートか、究極の選択を迫られて。当時は、水中で息を止めるのが、とにかくキツくてキツくて…。普通に地上で息をしたいなと思って」フィギュアを選び、以降、ひと筋。やめたいと思ったことはない。ジャンプの練習が大好きで、「失敗してコケても、ずっと笑っている感じ。まぁ、大半は先生(中野園子コーチ)に怒られているんですけど、ごくたまに褒められることがあって。そういう時はすごくうれしいし、新鮮な気持ちでまた頑張ろうと思える。私は、ヘタなら、“ヘタクソ~”って怒られたほうが気持ちいい。ヘンにお世辞言われると、“ウソやん”と思ってしまうので」実は、いまだに恥ずかしがり屋で、目立つのも好きじゃない。モダンダンスも、「恥ずかしすぎて」やめたぐらい。この日も、カメラを前に、時折、“あぁ、恥ずかし~”という表情をのぞかせる。「それでも、衣装を着ると、テンションが上がって、“私を観て”って思えるようになりました。観てほしいところは、う~ん、パワフルなジャンプです」女子シングルにも、高難度ジャンプ時代が到来しつつあるが、「新しいジャンプは、もうちょっと体重を落として、体幹を鍛えて、跳んでもケガをしないような体を作ってからやっていこうと思っています。中3の時にトリプルアクセルの練習中に、あと少しというところで骨折と肉離れを起こしてしまったので。いまは、できるジャンプの練習だけをしています」ステップを踏むかのように、軽々と跳ぶ、幅があって正確なジャンプは最大の武器。でも、それだけではない。坂本選手の演技には、観る者をグイグイ引き込む力がある。その魅力を引き出しているひとりは、昨シーズンからプログラムの振付をしているフランス人のブノワ・リショーさんだ。「ブノワ先生は、ひとつひとつの動きを大事にしなさい、って細かく、細かく振付してくださるんですけど、いままでとはまったく違う動きなので、とにかく難しい。何回やってもついていけない。ジャンプもスピンもない振付のところで転ぶし…。試合が終わるたびにアドバイスをもらうんですけど、厳しいし、まぁ、怖いです(笑)」現在は、3月20日から、さいたまスーパーアリーナで行われる世界フィギュアスケート選手権に向け、猛練習中だ。金メダルも十分狙えるが、本人は「金メダルを目指せば、(表彰台に)乗れるかな」。ちなみに4月からは大学生。フィギュア以外でやってみたいことは?と尋ねると、ずいぶん長いこと考えて、「強いて言えば、パーマかけたい。ゆるふわ、みたいな感じに。似合うかどうかわからへんけど」と。いまは大好きな競技のことで頭がいっぱいの18歳だ。さかもと・かおり2000年4月9日生まれ、兵庫県出身。ジュニア最後のシーズンで、世界ジュニアの表彰台に立ち、シニア1シーズン目から大活躍。平昌五輪でも6位入賞を果たす。好きな色は赤と青。「賢い友だち」を募集中。※『anan』2019年2月27日号より。写真・わたなべよしこヘア&メイク・吉田奈央取材、文・齋藤優子(by anan編集部)
2019年02月23日毎週金曜夜にフジテレビ系で放送中の「ダウンタウンなう」。10月26日(金)今夜の放送はお馴染み人気企画「本音でハシゴ酒」に俳優の市原隼人、女優の倉科カナが登場。一同が驚愕した市原さんの“やりすぎ伝説”とは!?ダウンタウンと坂上忍さんの3人が、豪華ゲストたちとお酒を飲みながら本音で語り合う人気の「本音でハシゴ酒」。ドラマ「ROOKIES」で人気となると「おんな城主 直虎」などのドラマから『無限の住人』などの映画まで幅広い役柄を演じる俳優として常に一線で活躍中の市原さん。市原さんはダウンタウンの2人もその礼儀正しさを絶賛するほど、仕事もプライベートもストイック。役作りのためにハイエナの補食動画を研究したり、蜂に刺されても演技を続けたり、壁を殴りながらせりふを覚えたりと数々の“やり過ぎ伝説”を告白。さらに役者仲間からも共演シーンで“胸ぐらをつかまれたら息が止まった”というタレコミが。実際にMCの「ダウンタウン」浜田雅功相手に実演したところとんでもない展開に…!またプライベートで見知らぬ人のケンカの仲裁に入った市原さんが取った行動に一同あ然。飲み仲間の山崎夕貴アナウンサーも思わず「面倒くさいですよ」と叫んだやり過ぎ朝ご飯エピソードも必見だ。もうひとりのゲスト、「カインとアベル」「奪い愛、冬」などで活躍する倉科さんは冒頭から“酒豪”を告白。そのお酒に関するエピソードが語られるほか、以前浜田さんとロケで共演した際、浜田さんが倉科さんの弟宛てにメッセージをくれるなど優しくしてもらったという意外な接点も明かされる。そこから家での超ズボラな部屋着姿が暴露され意外な一面が明らかに。また家で絵を描いたり写経を書いたりしているという倉科さん。12歳の弟からも「暗すぎる」と言われる倉科さんの絵とは!?倉科さんの独特の“間”とキュートな笑顔にも注目。倉科さんが主演、市原さんも共演する映画『あいあい傘』は現在絶賛公開中。25年前に姿を消した父を探す主人公・さつきを倉科さんが演じ、さつきと運命的に出会い恋をするテキ屋の清太郎を市原さんが、さつきの父・六郎に立川談春、六郎を支えながらお茶屋「恋園庵」を営む玉枝に原田知世、そのほか、入山杏奈、高橋メアリージュン、やべきょうすけ、永井大、トミーズ雅らが出演。逢いたいのにずっと逢えずにいた父と娘の愛にあふれた5日間の物語を描く。「ダウンタウンなう」は10月26日(金)今夜21時55分~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2018年10月26日新作歌舞伎『NARUTO-ナルト-』の公開舞台稽古が3日に東京・新橋演舞場で行われ、坂東巳之助、中村隼人取材に応じた。同作は岸本斉史による人気コミック『NARUTO』を歌舞伎化。落ちこぼれ忍者のうずまきナルト(巳之助)が、うちはサスケ(隼人)らとともに、強大な敵・うちはマダラ(市川猿之助・片岡愛之助)に挑んでいく。72巻もの長さの原作だが、巳之助は今回の舞台化で「完結させるのを目標に掲げた。選りすぐってやっていくので、ノンストップで進んでいきます」と説明。全てが見どころだという。また隼人は「普段の立ち回りよりももっともっとテンポの速い、歌舞伎ではなかなかないアクション」とポイントを語る。水の中での立ち回りなどアクションシーンも多いが、巳之助は「バトル漫画なので、物語の進行にアクションが伴う。戦いでキャラクターが気持ちを交換するので、不可欠なんです」と説明した。和楽器バンドが音楽を務めることもあり、ロックテイストを取り入れた舞台に、2人の格好もまるでビジュアル系のようだと言われると、隼人は猿之助と愛之助の格好を示し「モロX JAPANですからね」と苦笑。2人の格好について「連獅子の獅子とかで使っている毛を使っていて、結構、歌舞伎にあるものを使っています」と解説した。また同じ少年ジャンプ掲載作品では、2人も出演していた「スーパー歌舞伎II『ワンピース』」の成功もあるが、巳之助は「全然違う舞台になっています。原作自体も陽と陰の違いがありますし、じっくりと物語を楽しめる濃密な作品になっています」と同作の特徴を語った。公演は8月4日〜27日、新橋演舞場にて行われる。
2018年08月03日仕事人間の市民課長・渡辺勘治が、胃がんを患ったことを機に、自らの人生を見つめ直していく黒澤明監督の傑作『生きる』。その初ミュージカル化が決定し、市原隼人が渡辺の息子・光男役でミュージカル初出演を果たす。【チケット情報はこちら】20代前半、ブロードウェイでミュージカルに興味をもちつつも、自らにはむかないとこれまでオファーを断ってきたという市原。今回そんな彼の背中を押したのが…。「30歳を超えたころ、自分が守りに入ったなと感じる瞬間があったんです。その時、すごく悔しくて、寂しくて、自分は何をやっているんだろうと。そこからもっと何かを掴みにいきたいという欲が出てきて。ただ実を言うと、これも1度はお断りしているんです。でも“俺また守りに入った!”と気づいて、追いかけるようにやることを決めました」その初ミュージカル作品が『生きる』であったことは、「素直に嬉しい」と市原は顔をほころばせる。「内容とは反するかもしれませんが、僕は見ていてとても興奮するんですよね。すべての人物が生き生きとしていて、映る世界がすべて楽しそうで、どの場面を見ても生活感や人間味が溢れんばかり。さらに一生懸命愛情を込めて息子を育て、その幸せを大切にし続けた父の想いが、胸の奥まで突き刺さってきて…。さらに今回はミュージカルということで、メロディという表現方法がより人の感情を動かすのだと、事前のワークショップを通して学びました」光男の父・勘治をWキャストで演じるのは、市村正親と鹿賀丈史のふたり。「それぞれ違う生き方をしてこられた方々だというのはすぐに感じられましたし、きっと出来上がる舞台もまったく違うものになると思います。ただ根本にあるものはおふたりとも同じで、ずっと何かを大事にし続ける、守り続けるものがあって、しかもその守り方がとても優しい。あと市村さんはとにかく楽しい方です。気がついたら市村ワールドに引き込まれていて、ずっと居たくなるほど(笑)。鹿賀さんは言葉は少ないですが、現場のすべてを見られている、とても真摯な方という印象です」市原にとってターニングポイントになりそうな舞台だが、観る者にとっても忘れられない感動の1作となりそうだ。「老若男女問わず、気軽に楽しめる舞台だと思います。それでありながら、生きることがより楽しく、より深くなる舞台。この機会を逃すのは本当にもったいないと思いますので、ぜひ劇場に遊びにいらしてください」ミュージカル「生きる」は10月8日(月・祝) から28(日)まで、東京・TBS赤坂ACTシアターにて。チケットの一般発売は6月9日(土)午前10時より。なお、現在、プリセールを実施中。受付は6月8日(金)午後11時59分まで。取材・文:野上瑠美子
2018年06月08日音楽家・坂本龍一が音楽を担当した映画をスクリーンで上映するイベント「坂本龍一映画祭」が、2018年6月4日(月)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催される。2017年11月に公開された坂本龍一のドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』のDVD・Blu-ray発売を記念して、坂本龍一が音楽で携わった名作映画の数々がスクリーンに帰ってくる。上映作品は、『戦場のメリークリスマス』(1983)、『シェルタリング・スカイ』(1990)、『ラストエンペラー』(1987)、『レヴェナント:蘇えりし者』(2015)に、前述のドキュエンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』(2017)、200人しか観られなかったプレミアライブの様子を収めた『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async』(2018)を加えた全6作品。各作品はそれぞれ1日限り、200席限定での上映となる。【開催概要】「坂本龍一映画祭」劇場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズチケット料金:1,500円※「坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async」は通常2,500円で上映しているが「坂本龍一映画祭」に限り、特別価格1,500円で上映。<上映作品・上映日>■『戦場のメリークリスマス』上映日時:2018年6月4日(月)19:00~21:05 終了予定チケット申込み:■『シェルタリング・スカイ』上映日時:2018年6月5日(火)19:00~21:20 終了予定チケット申込み:■『ラストエンペラー』上映日時:2018年6月6日(水)19:00~21:45 終了予定チケット申込み:■『レヴェナント:蘇えりし者』上映日時:2018年6月11日(月)19:00~21:40 終了予定チケット申込み:■『Ryuichi Sakamoto: CODA』上映日時:2018年6月12日(火)19:00~20:45 終了予定チケット申込み:■『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async』上映日時:2018年6月13日(水)19:00~20:10 終了予定チケット申込み:
2018年05月28日アイドルグループ・V6の坂本昌行が、ミュージカル『TOP HAT』の主演を務めることが1日、わかった。同作は、ハリウッド・ミュージカル映画を代表するフレッ ド・アステア&ジンジャー・ロジャースが主演し、1936 年に日本でも公開した映画『トップ・ハット』をミュージカル化。2011年に英国で初演された。舞台やミュージカルを中心に活躍し、確かな歌唱力とダンスパフォーマンスで観客を魅了する坂本が、アステアが演じたジェリー・トラヴァース役に。ヒロインのデイル・トレモント役には幅広く活躍の場を広げている多部未華子が抜擢され、ダンス初披露となる。他、屋良朝幸、朝海ひかる、益岡徹、浅野和之といった実力派キャストが集結した。生オーケストラが奏でる音楽のもと、主人公カップルによるデュエットダンスの美しさや、燕尾服にシルクハット姿のキャストが魅せるパワフルなダンスシーンが見どころ。演出・脚色は、マシュー・ホワイトが務める。○マシュー・ホワイトコメント坂本昌行さんと多部未華子さんのような、とても才能あふれるお二人と一緒に作品が作れることをとても楽しみにしています。おニ人とも、ジェリー・トラヴァースとデイル・トレモント役としてぴったりの魅力と洗練さの持ち主です。本当に彼らと一緒に働けることを心待ちにしていますし、彼らがこの作品に独自の才能をもたらし舞台上で2人の”相性”は魔法のようだ(魅力的だ)と確信しています。坂本昌行さんは、歌、ダンス、演技のすべての分野において優れたスキルを持つダイナミックな パフォーマーです。彼は、チャーミングでカリスマ性のあるジェリーになると思います。プロ意識と専門 技術(知識)で、カンパニーを導いてくれるでしょう。彼のダンスと歌は、ステージを明るく照らし、観客は彼に恋に落ちることは疑いようがありません。品位と美を兼ね備えた多部未華子さんは、主演女優としてパーフェクトです。観客は、数多くのテレビや映画、ストレートプレイで活躍する彼女が、歌とダンスにも秀でている(堪能である)ことに感動するでしょう。素晴らしい衣裳をまとい、まるで空を飛んでいるかような彼女のダンスを見るのが待ちきれません。彼女はセンセーションを巻き起こすはずです。○坂本昌行コメント来日公演を観劇させていただいた際に、なんてスマートでお洒落なミュージカルなんだろうと思いまし た。TAPあり、ペアダンスあり、ユーモアあり、いつかはこんな作品に出られたらなと思っていたときにお話しをいただきました。この作品でジェリーとして生きられることを本当に嬉しく思います。願いは叶う! 次の願いはスタッフキャスト一丸となり、より良い作品を作り、そして日本のフレッド・アステア&ジンジャー・ロジャースと呼ばれるよう頑張りたいと思います。○多部未華子コメント今までにやったことのない本格的なミュージカルに挑戦することにしました。この作品の魅力はやはり歌と踊りなので、皆さんの足を引っ張らないように頑張りたいと思います。ただ、今は歌と踊りのことで 頭がいっぱいなので、本番までにデイルになれるようにこれから作っていきたいです。ロンドンのスタッフの皆さんも本当に素敵な方々で、楽しんで作品作りができそうな気がしています。 緊張していて不安もありますが、全力で20代最後を楽しみたいです。
2018年05月01日日本を代表する世界的アーティスト、坂本龍一。2012年から“脱原発”を掲げた音楽フェス「NO NUKES FES」を開催するなど、長年、平和活動や環境活動に積極的に取り組んできた。日本の音楽シーンを変革し続けているだけでなく、声をあげるアーティストとして、政治への向き合い方、社会問題への関わり方を模索し続けた第一人者である。そんな坂本龍一の姿勢に多大な影響を受けて始まったのが、5月26日に渋谷で開催される、音楽×アート×社会をつなぐ都市型フェス『M/ALL』だ。イベント開催に向け、『M/ALL』の運営メンバーや参加アーティスト、賛同者に取材をしていく連載の第3弾として、今回Be inspired!は、坂本龍一に独占インタビューを行なった。『M/ALL』への賛同をいち早く表明し、「職業に関係なく社会・政治に参画するのは、民主主義の基本」と言い切るアーティストは、私たちに何を語るのだろうか。Photo by Zakkubalanー坂本さんは、2012年に脱原発をテーマとした音楽フェスティバル「NO NUKES FES」を始めましたよね。なぜ、デモではなく音楽フェスを始めようと思ったのですか?デモにも個人的に行ってましたが、音楽の現場でもやろうと思ったのは、主にデモに来ない若い層にも話しかけたいと思ったからです。デモには行かないけど、音楽は聴きに行くという人は多いと思います。好きなバンドを聴きに行って、そのバンドのメンバーが一言でも、社会的問題への気づきとなる言葉を投げてくれれば、少しは問題意識をもってくれるファンの人もいるのではないかと思うからです。ー最近「音楽に社会や政治をもちこむな」という批判をよく耳にします。このような風潮をどう思いますか? そのようなことを言う人たちは、音楽の中でなくとも、社会・政治問題を話すのが嫌なのではないでしょうか。理由は分かりませんが。もう一つは、音楽家を蔑んでいるからでしょうか。職業に関係なく社会・政治に参画するのは、民主主義の基本だと思いますので、そのような人たちはまず民主主義から学んだらどうでしょう。ー資本主義的な利便性や実用性が最上の価値を持つとされがちな日本社会ですが、アートに意味や価値があるとしたら、それは私たちの人生の中で、どんな意味や価値だと思いますか?アートの価値というものは、「誰かにとって意味があるから存在価値がある」というようなものではないとぼくは思っています。ある人にとって、「それをやらざるを得ない」、「それを作らないと自分とは思えない」ぐらいに何かを作りたいという衝動があるから作るわけです。それをアートと呼ぶか、そこにどんな価値を見出すかは本人には関係ない。ましては、それがいくらになるかなど関係ない。アートの有り様とは本来そういうものだと思います。例えば草間彌生さんを見るとよく分かります。Photo by Yoshie Tominagaー今の日本社会は、もはや「リベラルvs保守」や「左vs右」といった単純な図式で語れないほど複雑になっています。特に若い世代は、差別問題や貧困問題、奨学金問題やハラスメントの問題など、先が見えない様々な社会問題を前に「生きづらさ」や「閉塞感」を抱えている人が多いと思います。このような社会である原因は何でしょうか?「みんなが生きやすい社会」はどんな社会だと考えますか?原因は一部の階層による富の収奪からきていると思います。世界中の富がますます一部の少数の者の手に集中しています。そして生産の機械化、AI化はこれから進んでいきます。当然、世界には職のない人が溢れます。これから地球は職のない何十億の人間を食べさせていかなくてはならないのです。残念ながら、このままだとますます生きにくい社会が到来してしまいます。日本も例外ではありません。本当は根本の原因を改善しないとこの現象はなくならないと思いますが、それは大変な事業になりますね。ー坂本さんの眼から、今の日本はどのように映っていますか? 坂本さんがお住いのアメリカでは2016年にトランプ政権が誕生してから、アーティストの積極的な社会的発言が目立ちます。日本のアーティストとの社会的態度の違いはなんでしょうか?こんなことを言っても生産的ではないかもしれないけれど、やはり犠牲を払って自分たちの力で民主主義を獲得してきた長い歴史をもつ国と、戦争に破れて他の国からそれをいきなり与えられた国とでは、それを守ろうという人々の意識や意志がずいぶん異なると感じます。だから、今の日本はどうしたらいいかというと、すぐ答えは出てこないのですが。ただ、ここまで憲法がないがしろにされ、民主主義の屋台骨が壊されているのだから、それを復活させる、再構築することが市民の急務で、その行為を通して民主主義が血肉化したものになっていく可能性はある。最近よく思うのですが、日本にはまだフランス革命が起きていない。こんなことを言うと歴史学者には笑われると思いますが。もう一つはフランス革命のような大変革があったとしても、人間性が変わらない限り結局、富と権力を収奪しよう、あるいは富と権力にすり寄ろうとする人たちはい続けるでしょう。それは政治体制がどうなっても同じだと思ってしまうのです。もちろん独裁制よりは民主主義の体制の方がましではあるでしょうが、根本に人間性の変革なしには同じことの繰り返しになるような気がします。Photo by Yoshie Tominagaー坂本さんは影響力も大きいので、「NO NUKES FES」をはじめ、社会的な発言をする際に、たくさんの批判や誹謗中傷を受けてきたと思います。そんな坂本さんから、「社会問題や政治に関心があるのに友人と話しにくい」と感じている若者を勇気付ける言葉、アドバイスはありますか?そんなに批判や中傷を受けたという自覚はないんですが(笑)。どうなんでしょう、ほんの少しの勇気でいいんじゃないかな。一度しかない人生なんだから、自分に嘘をつかずに生きていきたいね。自分を大切にする気持ちがあればこそ、言いたいことは言わないと。ー今回のM/ALLのコンセプトは「MAKE ALL」です。MAKE(つくる)ことは、葛藤が伴う行為でもあると思いますが、坂本さんにとってMAKEはどんなものですか?一番楽しいのは、作っている当の本人が何を作っているのか分からない状態。一番つまらないのは、青写真があってその通り完成を目指すこと。人生は即興じゃなきゃ面白くない。そして人生は決してプラン通りにはいかない。ぼくはいつも音楽を作るとき、子どもの砂遊びだと思ってやってるよ。何を作るのか自分では分からないけれど、とりあえず砂をもってみるでしょう。そして途中までいって壊してみたり。それと同じだな。ー最後に、5月26日に開催されるイベント『M/ALL』に賛同している坂本さんから、運営メンバーやアーティスト、支援する方々へ応援のメッセージをお願いします。社会は若者が作るもの。消えていく世代はそれを見守り、時に応援し、時には助言を与える程度でいいと思うよ。THE M/ALLクラウドファウンディング「音楽」「アート」「社会」をひとつに繋ぐ”カルチャーのショッピングモール”、「THE M/ALL」が渋谷で初開催! 「MAKE ALL(すべてを作る)」のマインドで、この社会をいまより少しでもマシなものにするために。クラウドファンディングを通し本イベントの無料開催を目指します。「音楽xアートx社会を再接続する」をテーマに、ミュージシャン&DJによるライブ、アートと社会問題について各分野の若手クリエイターや専門家が語り合うトークセッション、会期前日から会場に滞在するアーティストがその場で作品を作り上げていくアーティスト・イン・レジデンスなど、さまざまな企画が4つの会場(WWW、WWWX、 WWWβ、GALLERY X BY PARCO)をまたいで同時進行します。<WWW / WWW X / WWWβ>2018年5月26日(土)OPEN 15:00 / START 16:00<GALLERY X BY PARCO>2018年5月26日(土)~5月27日(日)OPEN 15:00 / START 16:00【出演者】<WWW / WWW X / WWWβ>出演アーティスト・コムアイ・BudaMunk・MOMENT JOON・odd eyes・行松陽介・1017 Muney・Gotch・Awich・田我流・Yellow Fang・テンテンコ・Maika Loubté・Bullsxxt<GALLERY X BY PARCO>出演アーティスト・中川えりな(Making-Love Club)・野村由芽(She is)・桑原亮子(NeoL)・haru.(HIGH(er) magazine )・村田実莉(アーティスト)・ヌケメ(ファッションデザイナー/アーティスト)・歌代ニーナ(マルチクリエイター)・JUN(Be inspired!)・UMMMI.(映像作家)・五野井郁夫(国際政治学者)・奥田愛基()
2018年04月26日前代未聞の整形宣言アイドルグループ「仮面女子」のメンバー坂本舞菜が29日、整形手術のための資金集めとして、クラウドファンディングをスタートさせたことを発表した。YouTuberとしても活動している坂本は同日に投稿した動画にて、過去に30万円をかけて二重形成手術を受けていたことを告白。元々は奥二重だった目元にコンプレックスがあったため、親を説得して手術に踏み切ったという。再度手術に挑む理由そして、「もっとかわいくなりたい」という想いと、自分のように容姿にコンプレックスがある女の子たちに勇気を与えたいとして、新たな整形に挑む決意をしたことを明かした。坂本は次の手術にて口元のほくろと目のクマの除去、涙袋の形成と、二重の幅の調整を検討していると話し、手術前からダウンタイムの様子まで一部始終を動画にアップするという。アイドルならではのリターン資金源として設置されたクラウドファンディングの目標金額は、600,000円に設定されている。リターンとしては、サイン入りチェキや直筆の手紙、本人からのメッセージDVDのほか、YouTube動画への出演などが用意された。坂本は「全てを公開することで私と同じコンプレックスを持っている女の子たちに一歩踏み出せるようなきっかけになりたいと思っています。どうしてもやり遂げたいです。どうか応援よろしくお願いいたします。」(クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」より引用)と、この整形手術にかける強い想いを綴っている。(画像はTwitterより)【参考】※坂本舞菜Twitter※CAMPFIRE「アイドル生命をかけ、整形し人生を変えたい。」※YouTube「整形します。人生を変える決断をしました。」
2018年03月31日(写真:アフロ) いよいよ開幕した平昌五輪!そんななか注目されているのが坂本花織選手(17)だ。昨年末の全日本選手権で準優勝し、1月の四大陸選手権では初優勝!勢いそのままに五輪へ挑んでいる。そんな女子フィギュア界の新星の原点を追った――。 兵庫県神戸市で3人姉妹の末っ子として生まれた坂本。父は警察に勤め、母は専業主婦。年の離れた姉2人はすでに社会人だという。坂本が通っている美容室で働くAさんは言う。 「いつも周囲を笑わせてくれる、明るい子。私がカットをしているとき、いつも鏡ごしに“変顔”をするんです(笑)。お母さんには『そんな顔ばっかりして!』と怒られていますね。でも海外の試合ではそれが生きているみたいです。というのも言葉が通じなくても、彼女は変顔で笑いを取れる。そうすることで、海外の選手とすぐ友達になれるそうです」 そんな天真爛漫な坂本。その“個性”を伸ばしてくれたのは、家族だった。 「フィギュアスケートはお金がかかります。その資金を家族一丸となり捻出していました。お父さんはもちろんの、お姉ちゃん2人も働いて花織ちゃんを支えていました。お母さんは専業主婦ですが、いつも花織ちゃんについて支えていました」(近所の住民) 実際、Aさんは母の苦労をこう振り返る。 「花織ちゃんは本格的にフィギュアを始めた当初、大阪まで早朝練習に通っていました。その後で神戸へ戻って学校に行き、放課後は再び大阪で練習。お母さんは毎日、送り迎えに奔走していました。思えばあのころのお母さんは、いつも目を充血させていました。ほとんど睡眠もとれないほど大変だったのだと思います」 中学までは試合に付き添っていた母だが、坂本が高校生になると“自立”を促すように。 「中学卒業直前、お母さんから『あの子が高校生になったら、1人で試合に行かせたい。でも、そうなるとメークも自分でできないとダメ。だから、あの子にやり方を教えてくれませんか?』と頼まれたんです。レクチャーしているときも、お姉ちゃんが『後で見返すことができるように』と言ってビデオ撮影をしていました。そんなときでもあの子は“変顔”をして、お姉ちゃんに『こらっ!やめなさい!』と怒られていましたね(笑)」 Aさんは、最後に期待を込めてこう語る。 「彼女がどこでも変顔になれるのは、見方を変えると“物おじしない性格”だということ。大きな試合でも、緊張したりナーバスになったりすることがない。いつも平常心でいられるんです。だから花織ちゃんならきっと五輪のような大舞台でも、普段の試合と同じように見事な演技を見せてくれるはずですよ!」
2018年02月19日(写真:アフロ) 平昌五輪の女子フィギュアでいま注目を集めている坂本花織選手(17)。11日からの団体戦を終了、21日からシングル戦に突入する。 ここ最近の日本女子フィギュア選手にはなかった“高く遠く跳ぶジャンプ”を武器に突如、彗星のごとく現れた坂本。昨年末の全日本選手権で準優勝して代表入りを果たすと、1月の四大陸選手権ではみごと初優勝!勢いそのままに五輪へ挑んでいるのだ。 そんな女子フィギュア界の新星は、いかにして誕生したのだろうか。兵庫県神戸市で3人姉妹の末っ子として誕生。父は警察に勤め、母は専業主婦。年の離れた姉2人は、すでに社会人だ。家族の支えを受け、幼いころからフィギュアや水泳、ダンスなどの習いごとをしてきた坂本。4歳から通っていたイトマンスイミングスクールの羽谷明美コーチは言う。 「フィギュアと同じ時期に始めたそうですが、彼女は水泳のセンスも抜群。選手専門のコースへの推薦がコーチから出てくるほどでした。他の子が四苦八苦するようなことも、彼女は自然にできてしまうんです。でも器用というわけではなく、壁にぶち当たることも。そんなときでも決してあきらめず、クリアするまで努力を続けるような子でした」 彼女の天真爛漫さは、いつも周囲を惹きつけていたという。羽谷コーチがこう振り返る。 「彼女は、気がつくと輪の中心でリーダーシップをとっているような子でした。目立つようなことをするわけでもないし、『私が!』と手をあげるわけでもない。でもいつの間にか、みんながついていくんです。あの明るい性格と、面白いキャラクターがそうさせているのだと思います。それに年下の子が泣いていると、彼女はそっと近づいて声をかけてあげていました。そうしたさりげない優しさがあるから、みんな好きになるのでしょうね」 坂本は中学卒業まで12年間、通い続けた。水泳で培った空間認識能力があの高いジャンプを生み出し、身についた持久力が終盤になっても衰えない演技を生み出したのだろう。 4日には決戦の地、韓国に降り立った坂本。四大陸選手権での初優勝について聞かれると、力強くこう語っている。 「この勢いのまま、いこうと思う――」 女子シングルでミラクルを起こすことができるのか。今から目が離せない。
2018年02月19日恋愛に冷めていた男女の運命が激しく交錯する市原隼人主演の新感覚ヒューマンラブストーリー「明日の君がもっと好き」が、1月20日(土)、テレビ朝日「土曜ナイトドラマ」枠でスタートする。“人生に一度だけの大切な恋”をテーマに、市原さんはじめ伊藤歩、白洲迅、森川葵、志田未来といったキャストが一癖も二癖もある登場人物を演じ“想定外”の恋の物語を描く作品で、タイトルから受ける印象とは対照的な、複雑に入り組んだ男女関係が展開。恋愛だけでなく現代の仕事観や、心や体に関する煩悶、家族との葛藤など、さまざまな要素を交えた濃密な人間ドラマも見どころだとか。今回放送よりひと足早く第1話をチェックしたという市原さんが、その見どころをコメントした。第1話を見て「人間って多面性がある生き物なのだな」と感じたという市原さん。「他人に見せてはいけない姿と、見せなくてはいけない姿…。この作品では両方が描かれていますので、皆さん間違いなく親近感がわくと思います。自分の概念や価値観、社会の立ち位置まで考えさせられる作品。誰もが自分を見つめ直すきっかけになるドラマだなと思いました」とその感想を語ってくれた。井沢さんの脚本を「もしも波形で表すと計器が壊れるんじゃないかと思うぐらいふり切った台本」という市原さん。「続きが見たくなるシチュエーション、気になる表情、自分も口にしたくなるセリフがたくさん出てきますし、カメラ、バイク、水彩画、親子の絆、姉妹の絆…などなど、目に見えるものから目に見えないものまでほかのドラマではありえないほど多くのテーマを扱っている作品。大切に見ていただけたらうれしい」とその見どころについて語り、「登場人物全員が人生に壮絶なバックグラウンドを持っていて誰もが予想できない展開になっていきます。皆さんの会話の糸口になるようなとっておきのドラマ。僕も視聴者の皆さんと共に楽しみたい」と視聴者へメッセージを寄せてくれた。また1月27日(土)放送の第2話からは釈由美子もレギュラー出演。釈さんが演じるのは城崎遥飛(白洲さん)に誘惑される年上の女性・城之内美晴。幼少期に母から受けた虐待によるトラウマを持ち、年上の女性に対して自身にはどうにもできない闇を抱えていた遥飛から、厳しい言葉を浴びせかけられ屈辱を味わう…という役柄だ。若い男性の誘惑に乗ってしまう美晴に対し「私も同じ人妻で息子がいますが、白昼に子どもを預けて堂々と不倫をする美晴には一ミリも共感できません」と言い放つ釈さん。「美晴はいまでいうゲスな女性ですが、オトナの色気と怖さを情念たっぷりに演じきりたい。これまでやったことがない難しい役で不安はあるが、殻を破って新境地を開いていけるように頑張ります」と、いままで演じたことがない“ゲス女”役に意欲充分。釈さん演じる美晴が巻き起こす“波乱”にも注目だ。土曜ナイトドラマ「明日の君がもっと好き」は1月20日(土)23時05分~テレビ朝日で放送開始。(笠緒)
2018年01月20日2018年1月期のテレビ朝日「土曜ナイトドラマ」枠は、主演に市原隼人を迎え、恋愛に冷めていた男女の運命が激しく交錯する、新感覚ヒューマンラブストーリー「明日の君がもっと好き」を放送することが決定した。脚本は、「氷点」「同窓会」「母。わが子へ」の井沢満が担当。また市原さんのほかにも、伊藤歩、森川葵、白洲迅、志田未来の出演も発表された。本作のテーマは、“人生に一度だけの大切な恋”。若者が恋をしなくなったといわれて久しいいま、あえて“恋の面白さ”を語りかけていく。主な登場人物は「恋に冷めた造園デザイナー」、「ダメ男とばかり関係を持ち、恋をあきらめかけている秘書」、「人懐っこいキャラとは正反対のウラの顔を持つ新社会人」、「自身の性的アイデンティティーに悩む女」の4人の男女。一癖も二癖もあるこの男女が、一筋縄ではいかない恋愛模様を繰り広げていく。■主演・市原隼人、恋に冷めた主人公に市原隼人が演じるのは、女性に夢を抱くことができないでいる、老舗造園会社に住み込みで働く、造園デザイナー・松尾亮。彼の唯一の趣味は、カメラで昆虫や草花を撮影すること。市原さん自身もカメラの腕前はプロ顔負け。趣味に“リアル”を感じる亮を、確かな存在感をもって演じる。市原さんは「この作品はラブストーリーではありますが、その裏側で登場人物ひとりひとりが抱えているものを深く、鋭利な角度から描いていくヒューマンドラマでもあります。しかも、彼らの恋は一筋縄ではいかず、天秤のようにギリギリのバランスで成り立っている…。何かひとつでもズレてしまうとすべてが壊れてしまうような関係が展開する、美しくもはかない、素敵な作品だと思います」と本作を説明。また“熱い男”のイメージがある市原さんだが、「まったくもって熱くないです(笑)役者は作品によって見られ方が変わると思うので、今回、また自分の新たな一面をお見せできるのがとても楽しみですね」とコメント。■一癖も二癖もある男女には実力派が集結!一流企業の社長秘書を務めているが、かつての恋人は妹に奪われ、その後関わりを持つ男は妻子持ちばかり…と男運はめっぽう悪い里川茜役を演じるのは、不倫ドラマでの怪演で話題をふりまいた伊藤歩。結婚をあきらめマンションの購入を考え始めているという役どころだ。また亮が働く造園会社社長の一人娘で、亮とは兄妹のように育つ丹野香役を『恋と嘘』『嘘八百』など様々なジャンルの作品に出演する森川葵。自分のセクシャリティーに悩みを抱え、昼は工事現場で男っぽく、夜は一転してフェミニンな装いに身を包みガールズバーで働きながら、自分の性的アイデンティティーを探している。また亮に好意を抱いているが、それが女性としての恋心なのかがわからず苦しんでいる。茜が務める企業の若手男性社員で、“高嶺の花”と敬遠されている茜にも臆せずアプローチをかける城崎遥飛役には、ミュージカル「テニスの王子様」や現在放送中の「明日の約束」にも出演する白洲迅。陽気で屈託がないが、実は幼少期に母から受けた虐待によるトラウマがあり、年上の女性に対してどうにもできない闇を抱えている。■志田未来が4人の恋路に首を突っ込む! 物語に波乱をもたらす…さらに、姉の恋人を奪う“略奪婚”で実家を出て行った茜の10歳年下の妹・黒田梓役を、圧巻の演技力を誇る志田未来が扮する。すでに結婚生活は冷え切っており、愚痴を聞いてもらおうと飛び込んだガールズバーで香と出会い、互いに親しみを抱くようになる…。■第1話あらすじ老舗造園会社で働く松尾亮(市原隼人)は、クライアントのオフィスビルにレンタル植木を納めに行く。搬入作業中、突風でめくれた里川茜(伊藤歩)のスカートについ目がいってしまうが、あくまで条件反射に過ぎず女性に強い興味があるわけではない。茜がたとえ、男性社員から“高嶺の花”と仰がれる才色兼備の社長秘書だったとしてもだ。そんな茜に新入社員の城崎遥飛(白洲迅)が突然、「一緒にお茶なんか無理っぽい?」と、人懐っこく声をかけてくる。10歳以上年下の遥飛の言動に一瞬、面食らう茜。取り合いこそしないが、その屈託のなさには思わず笑みがこぼれる。だが、茜が背を向け歩き出した途端、後ろ姿を追う遥飛の目からは、さっきまでの無邪気さが消えてなくなっていた…。亮はある晩、勤務先の社長から娘の丹野香(森川葵)と結婚し家業を継いでもらえないかと話を切り出される。中学卒業後、家出同然で東京に来てからずっと住み込みで働いてきた亮にとって、社長は親も同然。香もまた一緒に育ってきた妹のような存在で、突然の話に亮は困惑するばかり。当の香はその頃、フェミニンな装いに身を包みガールズバーで働いていた。昼間は化粧っ気もなく工事現場で働き、夜は美しく着飾りガールズバーで接客する香は、性的アイデンティティーを完全に見失っていた。そんな香のもとに、新規客の黒田梓(志田未来)がやってくる。女性客は少数。最初は緊張気味の梓だが、夫の愚痴を聞いてもらううちに、同年代の香とすっかり打ち解けていく――。土曜ナイトドラマ「明日の君がもっと好き」は2018年1月、毎週土曜日23時05分~テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年12月01日音楽家の坂本龍一が、第30回東京国際映画祭のSAMURAI(サムライ)賞に選出され1日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われた授賞式に出席した。第27回東京国際映画祭より新設されたSAMURAI賞は、比類なき感性で"サムライ"のごとく、常に時代を斬り開く革新的な映画を世界へ発信し続けてきた映画人の功績を称える賞。今年は、『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞作曲賞、『ラストエンペラー』でアカデミー賞作曲賞を受賞するなど、映画音楽家としても世界で名を馳せる坂本龍一が選出された。同映画祭の久松猛朗フェスティバル・ディレクターからトロフィーを受け取った坂本は、「刀の絵が描いてある」と"刀"デザインを発見。「映画に関わった最初の作品『戦場のメリークリスマス』では、役者として刀で居合いをするシーンがあり、撮影の前に居合道場に通って刀の使い方を習ったのを思い出しました」と懐かしそうに話した。また、「撮影現場でも刀を振り回して刀が曲がっちゃったり」と続け、「こういうのを持つと切りたくなっちゃうんですよね、人間って」と、やんちゃにトロフィーを刀のようにして振り回す動きも。「そんな思い出が頭をよぎって思わず振り回したくなっちゃった」と笑い、「侍という名に私がふさわしいか、大いに疑問がありますが、ありがとうございます」とネーミングと自身のギャップにやや戸惑いつつ、受賞を喜んだ。授賞式に続いて、特別招待作品として出品された坂本龍一のドキュメンタリー『Ryuichi Sakamoto: CODA』(11月4日公開)の舞台挨拶も行われ、坂本とスティーブン・ノムラ・シブル監督が出席した。なお、SAMURAI賞の第1回受賞者は北野武とティム・バートン、第2回受賞者は山田洋次とジョン・ウー。第3回受賞者はマーティン・スコセッシと黒沢清となっている。
2017年11月01日第30回東京国際映画祭において、音楽家の坂本龍一が時代を切り拓いていた映画人に贈られる「SAMURAI賞」を受賞。11月1日(水)に授賞式が行われ、坂本さんは映画『戦場のメリークリスマス』撮影時の思い出などを語った。今年で4回目を迎えるSAMURAI賞。大島渚監督作で、音楽のみならず、俳優としてビートたけし、デヴィッド・ボウイらと共演を果たした『戦場のメリークリスマス』、アカデミー賞受賞の『ラストエンペラー』、また近年では山田洋次監督作品『母と暮せば』、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督『レヴェナント:蘇えりし者』、李相日監督作品『怒り』など、そのキャリアにおいて数々の映画音楽に携わってきた坂本さんに贈られた。■坂本龍一、『戦場のメリークリスマス』撮影時をふり返り「当時はそんな意識も高くなくて…」侍の刀をイメージしたトロフィー受け取った坂本さんは、自らに突き刺すようなしぐさを見せるなど、壇上でも茶目っ気たっぷり。「思い起こすと『戦場のメリークリスマス』では、役者として居合いをするシーンがあり、撮影前に道場に通って、文字通りの付け焼刃で刀を振り回すのを習いました。現場でも、みんな軍人の役で刀を持ってるんですが、振り回して曲がっちゃったり…(笑)。こういうのを持つと、振り回したくなっちゃうんですよ。危ないですね、人間って(笑)。いまでこそ森林保全の運動とかやってますけど、当時はそんな意識も高くなくて、撮影が行われた南太平洋の島の木をバッサバッサと切ってました(笑)」と明かし、会場は爆笑に包まれた。坂本龍一/第30回東京国際映画祭■5年にわたるドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto:CODA』について言及この日は授賞式に加えて、坂本さんに密着し、その活動を5年にわたって追いかけたドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto:CODA』の上映も行われた。坂本さんは「僕は、自分の素顔をさらけ出すとか、そういう趣味はないんです。ではなぜ撮影を承諾したのか?ひとえに監督の人柄、人間性に惹かれて、任せてもいいかなと思ったから」と同席した本作のスティーブン・ノムラ・シブル監督を称賛する。坂本龍一&スティーブン・ノムラ・シブル監督/第30回東京国際映画祭5年におよんだ撮影について「当初、監督も何か『こういうものに…』という計画があったと思うけど、だんだん収拾がつかなくなっていきました(笑)。そのうち僕が病気(※2014年7月に中咽頭癌の罹患を発表。その後、1年にわたって治療、療養を行なった)になって『やった!』と思ったでしょ(笑)。『これでドラマチックになる!』と。思ったに違いないです(笑)。計画通りじゃなく、起こることを追ってるうちにこうなって、気がついたら5年経っていました」とふり返った。坂本龍一にとって“映画音楽”とは?大島渚、ベルトルッチ、ペドロ・アルモドバル、イニャリトゥなど、これまで錚々たる名匠たちと仕事をしてきた坂本さん。改めて「坂本さんにとっての映画音楽とは?」と問われると「難しい質問だな…(苦笑)」と思案しつつ「映画にはルールはない。自分の仕事を否定するみたいですが、必ずしも映画に音楽は必要なくて、あってもなくてもいいと思っています。映画が(音楽を)必要とするかどうか?映画が主人公であり、作っているうちに、必要とされる場所、いい場所に必要とされる“音”があれば、映画音楽の役割として、最高に幸せなケースだと思います」と語った。『Ryuichi Sakamoto: CODA』は11月4日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月01日坂本龍一のライブパフォーマンスを収録した映画『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async』が、2018年1月27日(土)に全国劇場公開される。監督はドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』と同様にスティーブン・ノムラ・シブルが務める。幻のライブパフォーマンスを収録『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async』には、2017年4月にニューヨークのパーク・アベニュー・アーモリーで行われた限定ライブの様子が収められている。2日間にわたって行われた限定ライブは、各日100人ずつしか見ることのできなかった“幻の”パフォーマンスだ。「非同期的な音」を表現限定ライブは、8年ぶりに発売されたオリジナルアルバム「async」を記念して行われた。これまで映画音楽やテクノといった“同期”を前提とする楽曲を手掛けてきた坂本龍一が、「async」で表現するのは「非同期的な音楽」。通常は音を組み合わせ、調和させて音楽を形成していくが、「音」そのものを中心に据え“非同期的な”音楽を作り上げていく。ライブでは、「アンドレイ・タルコフスキー監督の架空の映画音楽を書く」というコンセプトの下、ピアノやガラス板を使って、感じるがままに「非同期的な音楽」が演奏された。「あまりに好きすぎて、誰にも聴かせたくなかった」という鮮烈なキャッチコピーで締めくくられる予告編からは、ライブならではの緊張感と、観客も坂本龍一本人も「音」そのものと集中して向き合う様子が見てとれる。ドキュメンタリーと連続でプレミア上映も2017年11月3日(金・祝)には、2017年11月公開の『Ryuichi Sakamoto: CODA』と2本連続でプレミア上映される。坂本龍一の人物像とパフォーマンスを一度に体感することが出来る機会となっている。作品情報『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async』公開日:2018年1月27日(土)角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国の劇場料金:全国共通観賞券 2,200円(税込)、当日窓口料金 2,500円(税込)均一(各種割引・招待券不可)チケット販売:チケットぴあ、イープラスオンラインチケット予約 ※11月4日(土)10:00から発売原題:RYUICHI SAKAMOTO: asyncAT THE PARK AVENUE ARMORY監督:スティーブン・ノムラ・シブル『Ryuichi Sakamoto: CODA』出演:坂本龍一配給:ライブ・ビューイング・ジャパン©KAB America Inc./SKMTDOC, LLC■プレミア上映上映作品:Ryuichi Sakamoto: CODA』『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async』※2作品連続上映(途中休憩なし)日時:2017年11月3日(金・祝) 19:00場所:角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA、大阪ステーションシティシネマほか料金:5,000円均一※来場者には当日のみの限定オリジナルチケットホルダーをプレゼントチケット販売:チケットぴあ
2017年10月27日世界的音楽家・坂本龍一を追ったドキュメンタリー映画が、この度、8月30日(現地時間)にイタリア・ベネチアで開幕する「第74回ベネチア国際映画祭」のアウト・オブ・コンペティション部門に公式出品されることが発表。あわせて映画の正式タイトルが『Ryuichi Sakamoto: CODA』に決定し、11月4日(土)より公開されることが明らかになった。坂本さんは、1978年「千のナイフ」でソロデビューし、細野晴臣、高橋幸宏の3人でイエロー・マジック・オーケストラ「YMO」を結成し世界的人気に。80年代には『戦場のメリークリスマス』『ラストエンペラー』に出演しその音楽も手掛け、多くの賞を受賞。以後、作曲家、演奏家、音楽プロデューサーとして幅広いジャンルで活動。90年代後半になると、社会問題・環境問題に意識を向けるようになり、その変化は音楽表現にも表れるように。そして2014年、中咽頭がんと診断され、1年近くに及ぶ闘病を経て復帰。今春には8年ぶりのオリジナルアルバム「async」をリリースした。本作は、2012年から5年間という長期間に渡る本人への密着取材によって実現。さらに膨大なアーカイブ素材が映画を彩っている。震災以降の坂本さんの音楽表現の変化に興味をもち、密着取材を始めたのは、本作が劇場版映画初監督となるスティーブン・ノムラ・シブル。坂本さん自身が「全てさらけだした」という本作は、過去の旅路をふり返りながら、新たな楽曲が誕生するまでの“坂本龍一の音楽と思索の旅を捉えたドキュメンタリー”となっている。坂本さんにとって本映画祭は、2013年にコンペティション部門の審査員として参加したゆかりの深い映画祭。今回は自身の出演作品が、日本での公開に先駆けてワールドプレミアを果たすことになった。『Ryuichi Sakamoto: CODA』は11月4日(土)より角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年07月27日好評放送中のドラマ「リバース」に出演している俳優の藤原竜也、市原隼人、三浦貴大が、6月8日(木)今夜放送される「櫻井・有吉THE夜会」にゲスト出演。「嵐」櫻井翔と有吉弘行の2人のMCとトークを繰り広げる。同番組は“夜会掲示板”に寄せられたゲストの願望や疑問、悩みを櫻井さんと有吉さんが視聴者と共に解決、実現していくという内容。前回同番組出演の際、ロケでUFOを呼ぼうとするも失敗した藤原さんは今回UFOコンタクティの第一人者と大物俳優Nとともに“リベンジ”に挑む。なんと今回もUFOを呼べなかった場合、モノマネ芸人Gたかしのカイジのモノマネを藤原自身が演じることに。ほぼ結果は見えている気もするが、果たして藤原さんはUFOを呼んで“自分のモノマネをする芸人のモノマネ”という非常にややこしい罰ゲームを回避することができるのか?放送をお見逃しなく。また今年4月のオールスター感謝祭で「テーブルクロス引き」に失敗した市原さんも今夜スタジオで「テーブルクロス引き」に“リベンジ”。また、いまインスタグラムに“ドはまり中”で毎日1,000枚は写真を撮るという市原さんの、テンションMAX激アツなプライベート撮影現場に密着。驚きの“インスタライフ”は必見だ。また最強芸能人一家に生まれた三浦さんの(秘)素顔に有吉さんが迫る。その驚きの地味生活の実態とは!?さらに綺麗な女優の目を見て演技できないという意外な素顔なども暴露。三浦さんがいま大好きなアイドルとは一体!?また自宅で作るラーメンがいまいち美味しくないという三浦さんが「チャーシュー」「味付け煮玉子」「メンマ」といったラーメンの具材それぞれの作り方を名店で学び、究極のラーメン作りに挑戦する。3人が共演している「リバース」は“イヤミス”小説の女王、湊かなえの原作を「夜行観覧車」「Nのために」のチームがドラマ化した渾身の“ヒューマンミステリー”。湊作品では珍しい男性主人公・深瀬和久を藤原さんが、深瀬と運命的に出会う越智美穂子を戸田恵梨香が演じ、そのほか「Kis-My-Ft2」玉森裕太、小池徹平、門脇麦、武田鉄矢らが脇を固める。市原さんは門脇さん演じる谷原明日香の夫・谷原康生役を、三浦さんは藤原さん演じる深瀬の大学のゼミ仲間・村井隆明役で出演している。「リバース」は毎週金曜22時~TBS系で現在放送中。「櫻井・有吉THE夜会」は6月8日(木)21時57分~TBS系で放送。(笠緒)
2017年06月08日今年8年ぶりにソロアルバム「async」を発表した音楽家の坂本龍一が、6月3日(土)今夜放送の「SWITCHインタビュー 達人達(たち)」に出演、「動的平衡」の概念を提示、生命の謎を探求する生物学者の福岡伸一と活動拠点のニューヨークで語り合う。東京藝術大学に在学していた頃からスタジオ・ミュージシャンとして活動、細野晴臣、高橋幸宏らと結成したテクノポップユニット「YMO」として発表した「ライディーン」や「君に、胸キュン。」などが大ヒット、『戦場のメリークリスマス』では音楽を手がけただけでなく俳優として作品にも出演、日本人初の英国アカデミー賞作曲賞を受賞。その後1987年公開の『ラストエンペラー』では日本人初のアカデミー作曲賞を受賞したほか、世界的な音楽賞を数多く受賞。その音楽性が国内のみならず世界で高く評価された坂本さん。2014年に中咽頭がんを公表、1年近くにおよぶ闘病生活を経て山田洋次監督作『母と暮せば』、第88回アカデミー賞で3部門の受賞に輝いたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作『レヴェナント:蘇えりし者』の音楽を同時期に手がけて復帰。昨年は芥川賞作家・吉田修一と鬼才・李相日監督、そして渡辺謙をはじめとする超豪華キャストが競演を果たした映画『怒り』の音楽を担当したのも記憶に新しい。一方、分子生物学の見地から「生命とは動的平衡にある流れである」という「動的平衡」の概念を提唱した福岡さんは、BSE問題で独自の見解を発表、生物学界だけでなく社会全体から大きな注目を集め、2007年の「生物と無生物のあいだ」がベストセラーとなった。今回は坂本さんがコンサートを行ったホールと福岡さんが研究活動を続けるロックフェラー大学で、秩序や論理の限界を知ったうえで自然を見つめ直すことの重要性と、音楽と生物学の意外な共通点についてトークを繰り広げる。最新アルバムで街の雑音などの“ノイズ”を取り込んで既製の音楽像と異なる音楽の形を提案した坂本さんと、「動的平衡」について考察するなかで論理を越えた自然の力の大きさに魅せられてきた福岡さんの2人の語り合いから見えてくるものとは!?「SWITCHインタビュー 達人達(たち)」は6月3日(土)22時~NHKEテレで放送。(笠緒)
2017年06月03日プロボクシング元世界3階級王者の亀田興毅氏(30)が16日、オフィシャルブログを更新し、俳優・市原隼人(30)との絆を明かした。亀田氏は「友」と題し、「隣にいてるだけで茹で上がるのではないかというぐらい熱くて最高の漢、その名は市原隼人…」と紹介。「今から約8年前、亀田家は逆境にあっていて決まった内藤戦。あの当時亀田を応援するものは悪く言われるというぐらいの少し変わった現象に陥っていたにも関わらず、この漢は堂々と応援に来てくれて、嬉しくてこっそりと涙したことを思い出す…」と赤裸々につづった。一般挑戦者と対戦するAbemaTV1周年企画『亀田興毅に勝ったら1000万円!』が話題になったばかりの亀田氏。「あれから年月は経ち二人とも30歳になって父親になった」と互いの変化を振り返りつつ、「今回俺は最初で最後のリングに上がると言うと間髪入れずに観に行くと。そしてドラマなどの撮影で連日多忙のスケジュールの中この漢は駆け付けてくれた。最高の漢で熱すぎる漢…」と市原の"男気"エピソードを明かす。ブログにはツーショット写真を掲載。「市原隼人…イッチーいつもありがとう」という感謝のメッセージで結んでいる。
2017年05月16日映画のアカデミー賞、音楽のグラミー賞に並ぶ、演劇、ミュージカルの世界における世界最高峰のトニー賞。この度、「V6」の坂本昌行が、WOWOWにて放送される「第71回トニー賞授賞式」のスペシャルゲストとして出演することが明らかになった。6月11日(現地時間)にアメリカ・ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催される「第71回トニー賞授賞式」。アメリカ演劇界で最も権威のある賞とされており、該当期間中にニューヨークのブロード ウェイで上演された演劇、ミュージカル作品を対象に贈られる賞で、まさに1年のブロードウェイを総括するアウォード。今回、スペシャル・ゲストの坂本さんはNYを訪れ、ブロードウェイにて今年のトニー賞を賑わす最新のミュージカルを観劇しレポート。その模様は、トニー賞授賞式の事前番組「トニー賞がやってくる!#2」「坂本昌行 ブロードウェイ・リポート トニー賞直前SP in NY」にて無料放送。また、12日(日本時間)授賞式当日は、日本のスタジオに生出演し、番組での歌唱も予定されている。なお、案内役は宮本亜門と八嶋智人、スペシャル・サポーターは井上芳雄が務める。「毎年、この時期になるとそわそわします」といつもトニー賞授賞式はテレビで見ていたと話す坂本さん。「今年はなんとその番組にゲストとして初参加させていただきます。出演者のお三方とともに楽しみたいと思います」と心待ちにしていると語っている。「トニー賞がやってくる!#2」(無料放送)は5月27日(土)9時50分~「坂本昌行 ブロードウェイ・リポート トニー賞直前SP in NY」(無料放送)は6月3日(土)19時~「生中継!第71回トニー賞授賞式」(2か国語・同時通訳) は6月12日(月)8時~「第71回トニー賞授賞式」(字幕版)は6月17日(土)19時~※すべてWOWOWプライムにて放送。(cinemacafe.net)
2017年05月12日「坂本龍一 | 設置音楽展」が、東京・神宮前にあるワタリウム美術館で開催される。期間は、2017年4月4日(火)から5月28日(日)まで。「坂本龍一 | 設置音楽展」は、8年ぶりの新作アルバム『async』の世界を音と映像、インスタレーションで多角的に紹介するもの。このニューアルバムは「あまりに好きすぎて、 誰にも聴かせたくない」という坂本本人の思いをそのままに、リリース以前の試聴やサンプル盤の配布が一切行われていなかった。ワタリウム美術館では、その音の全貌が明らかになる数日後の4月4日より、独自のインスタレーションを展開する。≪会場 2F - drowning - (仮)≫では、坂本龍一の「整った環境で音楽に向き合ってもらえたら」という思いと、新アルバムが「映像喚起力の強い音響作品である」という点から、坂本龍一が最も信頼するムジークエレクトロニクガイサイン製スピーカーにて、アルバム全曲の5.1ch サラウンドを再生するインスタレーション空間を創造。さらに、長年のコラボレーターである高谷史郎(空間構成・映像)の手を借りて空間を提供する。≪会場 3F - volume - (仮)≫では、映像・音響をzakkubalanのもと、ソロアルバム制作時に多くの時間を過ごした空間を映像で抽象的に捉え、その空間が持つ環境音とアルバム楽曲の中の音素材を混ぜたシンプルな映像とで構成するインスタレーション空間を展開する。≪会場 4F - path - (仮)≫は、バイオグラフィカルなアイテムの展示や、音楽と映像の視聴ブースで、世界的に注目されるタイ出身の映画監督・映像作家のアピチャッポン・ウィーラセタクンがアルバム『async』からイメージした映像を上映。さらに、ファンとの双方向交流のための「COMMUNICATION WALL」を設置した開かれた空間となっている。来場者から坂本への質問や、作品への感想など書き込み、坂本からその質問への回答や、あらたな問いを掲示する壁を設置。他にも、複数のターンテーブル+ヘッドフォンを設置し、新アルバムも含め、坂本のソロの作品のほとんどをアナログ盤で揃え、来場者が自由に視聴するブースを整える。また、過去の映像作品なども視聴可能だ。新作制作過程にインスピレーションを与えた書籍、モノ、写真、メモ、譜面なども展示予定なので、新アルバムを待ち望む坂本ファンには、必見のイベントになるだろう。【展覧会情報】「坂本龍一 | 設置音楽展」会期:2017年4月4日(火)~5月28日(日)会場:ワタリウム美術館入場料館料:大人 1,000円/学生[25歳以下] 500円/ペア券割引:大人2人 1,600円住所:東京都渋谷区神宮前3-7-6【音源情報】坂本龍一 / asyncCD:RZCM-86314 3,780円(税込)/発売中アナログ盤:RZJM-86312~3 7,020円(税込) /2017年5月17日発売収録曲:01. andata アンダータ02. disintegration ディスインテグレーション03. solari ソラリ04. ZURE ズレ05. walker ウォーカー06. stakra スタークラ07. ubi ユビ08. fullmoon フルムーン09. async アシンク10. tri トゥリ11. Life, Life ライフ、ライフ12. honj ホンジ13. ff エフエフ14. garden ガーデンアナログ盤ボーナストラック15. water state 2 ウォーター・ステート2
2017年03月11日音楽家・坂本龍一を追ったドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』が、2017年11月4日(土)に角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開される。5年にわたる楽曲制作に密着『Ryuichi Sakamoto: CODA』 は、2012年から5年の長期間に渡る本人への密着取材、そして膨大なアーカイブ素材から実現している。2014年患った大病を経て、過去の旅路を振り返りながら新たな楽曲が誕生するまで、坂本龍一の音楽的探求に正面から向き合った作品だ。2017年3月には、8年ぶりとなるオリジナル・アルバム「async」がリリースされたが、カメラはその楽曲制作の現場にも密着。アルバム制作の様子の一部始終を捉えた本作は、坂本龍一の最終楽章の始まりとしてスクリーン上で奏でられる。また、第74回ベネチア国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に公式出品されることが決定。坂本龍一本人も2013年にコンペティション部門の審査員として参加したゆかりの深い映画祭で、日本での公開に先駆けてワールドプレミアを果たすことになった。坂本のこれまでの音楽的探究作中では、過去の坂本龍一の音への探求の描写が、積み重なるコラージュのように現在の坂本の作曲プロセスと交差。その一部始終を捉えた映像がスクリーンに映し出される。坂本龍一は、1978年に『千のナイフ』でソロデビューし、同年に細野晴臣、高橋幸宏とイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)を結成。散解後も、音楽・映画・出版・広告などメディアを越え活動してきた。1984年には、自ら出演し音楽を担当した『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞、映画『ラストエンペラー』の音楽で米アカデミー賞ほかを受賞し、活動の中心を欧米に移行させた。こうして彼の革新的なサウンドを追求する姿勢は、世界的評価を得てきた。そして、世界に衝撃が走った2001年9月11日、米同時多発テロ。彼は、ニューヨークの自宅近くで起きた圧倒的な暴力、それが生み出す世界の不均衡と非対称を感じつつも、人間の暴力性の生物学的なルーツを追い求め、音楽の原点を探究したのだ。3.11以後には、宮城県名取市で被災ピアノと出会った坂本。自然の猛威によって水に溺れたピアノの音を聞いて、坂本は「痛々しくてその鍵盤に触れるのも辛かった」と語っていた。しかし、今ではその壊れたピアノの音色がとても心地良く感じるという。時と共にその被災ピアノの「自然の調律」の音は、サンプリングを通じて作曲プロセスの一部となり、新たな表現へと生まれ変わる。初公開となる秘蔵フィルム含む予告編予告編では、坂本の音楽的変化のきっかけにもなった、津波をかぶったピアノとの出会いのシーン、予期せぬガン告知を受けた後にこぼれた本音や闘病生活、様々な場所でを集め、それが坂本の紡ぎ出すとひとつになる様子など、“坂本龍一の今”が捉えられている。さらに、『ラストエンペラー』製作当時に坂本さん自身が撮った本邦初公開となる秘蔵フィルム、本編に盛り込まれている貴重な映像の一部も盛り込まれた。代表作にして、映画音楽家としての出発点でもある『戦場のメリークリスマス』のテーマ曲「メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス」の美しい旋律も印象的だ。【作品詳細】『Ryuichi Sakamoto: CODA』公開日:2017年11月4日(土) 角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開監督/プロデューサー:スティーブン・ノムラ・シブル出演:坂本龍一配給:KADOKAWA
2017年03月03日先日、グラミー賞にもノミネートされた世界的音楽家・坂本龍一に、2012年から5年間に渡り密着取材を行ったドキュメンタリー映画『RYUICHI SAKAMOTO DOCUMENTARY PROJECT』(仮題)が、11月に公開されることになった。3.11以後、宮城県名取市で被災ピアノと出会った坂本さん。自然の猛威によって水に溺れたピアノの音を聞き「痛々しくてその鍵盤に触れるのも辛かった」とふり返る彼は、いまはその壊れたピアノの音色がとても心地良く感じると語っている。時と共にその被災ピアノの「自然の調律」の音は、サンプリングを通じて坂本さんの作曲プロセスの一部になり、新たな表現へと生まれ変わっていく。そして、過去の音への探求の描写が、積み重なるコラージュのように、現在の作曲プロセスと見事に交差していく――。坂本さんといえば、どこか脆い幻想のようなバブルの時代、「YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)」の一員として日本のエレクトロニクスやテクノロジーを象徴するポップアイコンとなった。そして『戦場のメリークリスマス』、『ラストエンペラー』に出演、その映画音楽をも手がけ、前者では英国アカデミー賞、後者では米国アカデミー賞をそれぞれ受賞した。2001年9月11日、ニューヨークの自宅近くで起きた米同時多発テロによる圧倒的な暴力、それが生み出す世界の不均衡と非対称を感じつつ、人間の暴力性の生物学的なルーツを追い求め、音楽の原点をも探すことになった坂本さん。また、震災から3年を経た2014年3月11日には、自ら防護服を着用し福島第一原発を囲む特別警戒区を訪れ、無人の地と化した集落の残像の音にも触れる。テクノロジーに頼る現代人の営みが、自然環境を蝕み、人間の“生き場所”をも奪ってしまうことへの悲しみが、本作内における作曲プロセスの根底を流れていくかのよう。さらに、2014年7月には中咽頭がんを公表。1年近くにおよぶ闘病生活を経て、山田洋次監督作『母と暮せば』、第88回アカデミー賞で3部門の受賞に輝いたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作『レヴェナント:蘇えりし者』の音楽を同時期に手がけて復帰。まもなく3月には、8年ぶりとなるオリジナル・アルバム(タイトル未定)がリリースされる。カメラは、5年におよぶ密着の最終楽章として、楽曲制作の現場にも潜入し、その最新アルバム制作の様子の一部始終を捉える。併せて、幼少からの膨大なアーカイブ素材も劇中を彩る。大病を経て、新たな楽曲が誕生するまでの音楽家・坂本龍一の音楽的探求を、正面から描いた本作。坂本さんは、「官邸前のデモや、東北ユースオーケストラとのコンサート、がんがわかって映画制作のスケジュールに大きな変更が余儀なくされても、僕の側にはいつもカメラがあった。(監督の)スティーブンは僕に何を見たんだろう?プライベートスタジオも、自宅のピアノ室も、全てさらけ出した。こんな映画に坂本の私生活を覗くという以上の意味はあるんだろうか?果たして映画として“見れる”作品となっているんだろうか?いま、僕は完成が待ち遠しい」とコメント。一方、スティーブン・ノムラ・シブル監督は「震災後、坂本龍一さんの音楽表現がどのように変わるのか、新たにどのような曲を書かれるのか、もしそこまで密着可能であれば、何かカタルシスが生じるのではないかとの思いが、この映画を作り始めるきっかけ」とコメント。「映画を通じて、映像と共に音楽や音の魅力を表現できればと、いまも願っております。是非皆さまに劇場で音楽的カタルシスを体験していただきたく思います」と期待を込めている。『RYUICHI SAKAMOTO DOCUMENTARY PROJECT』(仮題)は11月、角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月27日俳優の木村拓哉(44)、市原隼人(30)らが15日、都内で行われた映画『無限の住人』(4月29日公開)の完成報告会見に出席。会の途中、市原が「いいですか?」と切り出し、"座長・木村拓哉"の魅力について熱く語る場面があった。同名漫画を原作に、木村が『武士の一分』(06年)以来の時代劇主演に挑む本作。この日は木村、市原のほか、三池崇史監督(56)、杉咲花(19)、福士蒼汰(23)、戸田恵梨香(28)が出席し、終盤には記者との質疑応答の時間が設けられた。共演者の印象を聞かれた木村は、市原のことを「隼人」と呼び、市原とLINE交換後に既読にならなかったエピソードを披露。機種変更したことを木村に伝え忘れていたことが原因だったのだが、木村は「さっき無事に交換しました」とうれしそうに話して場を和ませた。すると市原は「ついでにここで1ついいですか? 僕の印象を言っていいですか? すみません」と割って入り、「こんな座長、初めてでした」と回顧。撮影中、過酷な現場でカメラマンが首を痛めた時があり、「現場が終わってメイクを落としてカメラマンさんのところまで行って、マッサージしてあげていた」と当時目撃した光景を伝えた。「"木村拓哉"という人間は、自分のことよりも周りを気にかけている男。本当にそこがすばらしいなといつも感じていました」「そういう座長を僕は初めて見た。こういう男になりたい。こういう振る舞いがしたいと思った」「本当に感謝しています」と絶賛する市原。木村はその言葉に黙って耳をかたむけ、照れくさそうに笑顔を浮かべていた。
2017年02月15日映画『無限の住人』の完成報告記者会見が2月15日(水)、都内にて開催され、主演の木村拓哉、杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、三池崇史監督が登壇。主演として作品を牽引した木村さんが共演者たちから絶賛された。同作は、圧倒的な画力と斬新な殺陣描写が話題を呼んだ、沙村広明氏による同タイトルのカリスマコミックを原作とするアクションエンターテインメント。望んでもいないのに不死身の身体にさせられた侍・万次(まんじ/木村さん)は、ある日、凛(杉咲さん)という少女から敵討ちの用心棒を頼まれる。凛に、自分の目の前で殺された妹・町の面影を見出した万次は凛を守るため、自らの意志で前向きに生き始める。木村さんは、全てのアクションシーンを自身で演じ、原作を忠実に再現するために独眼での演技にもチャレンジした。杉咲さんは、そんな木村さんとの共演を、「現場に行くと、カメラに映っていないときでも私の目線の先に木村さんがいるという(設定の)ときはお芝居をして下さるのです。寒くてもコートを脱いで。本当に大変でケガをされていても、アクションをして下さったのです。それが本当に有難かったです」と回顧。杉咲さんの言葉を受けた木村さんは、「みんながやっていらっしゃることなので、何の特別なことでもありません」と涼し気な表情で答えていた。凛の両親を殺した天津影久を演じた福士さんは、「殺陣という面でも刀ではなく、鎌のような形になっている斧だったのです。なかなかその形のもので練習をする機会もありませんでした」と苦労を述懐。「ひとつで大変だったなと思いながら見ていたら、木村さんが、かなりの数の種類の武器を今回、使われたので、『すげーなあ』と単純に思いました」と驚きを明かした。極悪非道の無法者・尸良(しら)役の市原さんは、「こんな座長初めてだなと思ったのが」と語り始めた。木村さんがロケ地にマッサージ器具を携帯し、首に疲労がたまったカメラマンがいたら現場が終わった後にそのカメラマンに声を掛けて、首のマッサージをしていたそう。三池監督が足を骨折するというケガをしたときにも、木村さんが「本当に現場が好きな人間だから、その分、もっと組まなくてはいけない」と話したという。市原さんは、「(木村さんは)自分のことよりも周りの立場に立って考えて行ける、それで、自分の時間を削ってでも…。そういう座長は、僕は初めて見たので、こういう男になりたいなと、こういうふる舞いがしたいなと、こういうあり方でいたいなと思わせて頂いたことに本当に感謝しています」と絶賛した。映画『無限の住人』は、4月29日(土)より全国にて公開。(竹内みちまろ)■関連作品:無限の住人 2017年4月29日より全国にて公開(C) 沙村広明/講談社 (C) 2017映画「無限の住人」製作委員会
2017年02月15日俳優の市原隼人4日、東京・芝浦のスタジオhue+で、自身初のファンイベントを開催。6日に30歳の誕生日を迎える市原に、サプライズでバースデーケーキも登場した。会場には、市原の幼少期からの写真や、デビュー作からの作品資料、愛用のバイク「KAWASAKI Z1」などを展示。市原は「写真は何千枚の中で自ら約200枚を選びました。バイクは4輪よりストリートに近く、自分的にひとりになれる時間が4輪より長いところが好きです」と、趣味の話題を弾ませた。また、普段よく作るという料理をファンへ振る舞う場面も。フランス料理の牛肉の赤ワイン煮である「ブフ・ブルギニョン」をライブクッキングで披露すると、サポートを行ったスタッフも「手際が良い」と、その腕前に太鼓判を押した。普段、どういう料理を作るのかファンから聞かれた市原は「家でも作れるときに朝ご飯や夜ご飯を作ります。得意料理はイタリアンです。アサリやトマト、キノコのパスタをよく作ります」と答えていた。同イベントでは、トークセッションも実施。最後には、訪れた78人のファン全員と2ショット写真撮影を行い、「僕の中で深く心に残る1日となりました。一番最後に言いたいのは、本当にいつもありがとうございます。皆さんがいなかったら、役者やってないです。これからも頑張ります」と締めくくった。
2017年02月06日歌舞伎俳優の中村隼人と料理研究家・寺田真二郎がアットホームな雰囲気でお届けする料理トークバラエティ「メンズキッチン」と、映画『3月のライオン』がコラボ!主演・神木隆之介をゲストに迎え「メンズキッチン」特別編<ライオンキッチン>を放送することが決定した。羽海野チカ原作の大人気コミックを実写化する映画『3月のライオン』。幼い頃に交通事故で家族を亡くした17歳のプロ棋士・桐山零(神木さん)。父の友人の棋士の家に引き取られるが、そこでも居場所を見つけることができず、東京の下町で一人暮らしながら、孤独を抱えてすがりつくように将棋を指し続けていた。しかし、同じ下町に住む川本三姉妹との出会いや、ライバル棋士たちとの闘いによって、零は本物の愛を見つけていく…。神木さんのほか、有村架純、清原果耶、倉科カナ、佐々木蔵之介、加瀬亮、伊藤英明、豊川悦司ら豪華キャスト陣が集結する。本作の公開を記念し実現した今回のコラボレーションでは、前後編にわたり、映画にちなみ寺田さんが考案したオリジナル料理の「いなり寿司」や「カレーライス」作りに挑戦するという。もともと神木さんと中村さんは高校の同級生で、親友でもあるということから念願の初共演が実現。中村さんは、「高校時代からのテレビ共演の夢が叶いました!しかも、『メンズキッチン』に参加してからちょうど1年が経過した節目の年にゲスト出演してくれて本当に嬉しかったです」と共演を喜び、神木さんは「ついに来たか!と思いました(笑)隼人さんとはお互い違う業界にいるので、高校時代からいつ共演できるかな?と話していたんです。なので、今回“料理”というまた違った分野で一緒にものを作る機会が出来てとても嬉しいです!」とコメントした。映画『3月のライオン』公開記念 「メンズキッチン」特別編<ライオンキッチン 前編>は3月7日(火)23時~、<ライオンキッチン 後編>は4月4日(木)23時~女性チャンネル♪LaLa TVにて放送。『3月のライオン』前篇は3月18日(土)、後編は4月22日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年01月26日アイドルグループ・V6の年上ユニット20th Century(トニセン)の坂本昌行、長野博、井ノ原快彦が21日、主演舞台TWENTIETH TRIANGLE TOUR『戸惑いの惑星』公開ゲネプロに登場した。2016年11月29日に、女優・白石美帆との結婚を発表した長野。メンバーの井ノ原は2007年に女優の瀬戸朝香と結婚しており、トニセンの中で唯一独身の坂本は「誰か助けて!」と悲鳴をあげた。坂本は「やっぱり、井ノ原が結婚して長野が結婚して、報告を聞くと僕も幸せになるので、この幸せを皆さんにも味わってもらえる報告ができるように」と今後の希望を述べた。また井ノ原は、長野から結婚報告を受けた坂本の様子を「もはや管理人みたいな感じだったよ」と表現した。井ノ原が目を閉じて深く頷く坂本の姿を再現し「『報告受けました』みたいな感じで」と思い返すと、坂本は「次の理事会にかけます」と苦笑した。周囲からいじられた坂本は「いいんですいいんです、僕には相方がいますから! (TOKIOの)城島茂という」と開き直った様子に。「(城島と)いつまでも、手をつないで歩いていきます」と宣言すると、井ノ原は「2人で戸惑いながら頑張りましょう」とエールを贈った。同作は生きることに惑う3人の男たちが、胸深くしまい込んでいた「本当の自分」と再会するための心の旅路を描く。トニセンの楽曲を使用するがミュージカルではなく、”Play with Music”という新たなジャンルとして公演を行う。東京公演は東京グローブ座で1月21日~2月14日、福岡公演はキャナルシティ劇場で2月18日~19日、大阪公演はシアター・ドラマシティで2月24日~26日。
2017年01月21日栗山千明、市原隼人、高梨臨、稲垣吾郎らの共演で昨年4月から放送されたドラマ「不機嫌な果実」がスペシャルドラマで復活、「不機嫌な果実スペシャル~3年目の浮気~」として1月6日(金)今夜と13日(金)の2週にわたって放送される。本シリーズは林真理子が週刊文春で連載した同名不倫小説を約20年ぶりにドラマ化したもの。栗山さん演じる人妻・麻也子が、稲垣さん演じる夫・航一に女として見てもらえなくなって結婚生活への不満を募らせ、市原さん演じる情熱的な音楽評論家・通彦と“禁断の愛”に溺れていく様を描いた大人の濃厚ラブストーリー。男女6人が織り成す“禁断の恋模様”が話題となった。昨年の連続ドラマ最終回で麻也子は通彦と再婚、高梨さん演じる親友の久美が航一と不倫から恋人に、橋本マナミ演じる玲子も六角精児演じる夫の茂と夫婦仲を修復、ラストシーンでは「もう不倫は卒業!」と固く誓い合っていたはずだったが、それから3年、今回のスペシャルではそんな彼女たちに“3年目の浮気”のシーズンが訪れる。通彦と再婚して3年、麻也子は派遣社員として働きながら収入の少ない夫を支えていたが、通彦は金銭感覚が鈍く将来に対して根拠もなく楽天的に過ごす日々。そんな麻也子だが派遣切りの対象になって結婚生活に再び不満を募らせていく。一方、航一と付き合っている久美も、いつまで経っても麻也子の名を口にする航一に対し不満が増殖。激しい嫉妬を覚える久美は“恐ろしい策略”を練り始める。久美が経営するワインバーでバイトを始めた麻也子は、路上で通彦が非常勤講師として勤める音大の生徒・神崎葵(南沢奈央)に抱きつかれているのを目にする。通彦の浮気疑惑に動揺する麻也子だが、久美のワインバーにイチゴなどを卸している長身イケメン農園家・相馬宏人(山本裕典)と出会い、その粗野な男らしさに惹かれていく…というストーリー。通彦を誘惑する音大生役の南沢さん、野性的で筋肉質、長身イケメンの農園家役という山本さん、さらに麻也子の前に突然姿を現す謎の女・夏希役でMEGUMIと新たなキャストも加わって、物語はよりドロドロした様相を呈していく。放送当時ネットで「登場人物がクズばかり」と言われた本作だが、3年経っても“クズ”ぶりは抜け切れてない様子。彼らの織り成す“3年目の浮気”の行方をその目で見届けて。「不機嫌な果実スペシャル~3年目の浮気~」前編は1月6日(金)23時15分より、後編は1月13日(金)23時15分より、2週連続でテレビ朝日系にて放送。(笠緒)
2017年01月06日