来年1月スタートのTBS新金曜ドラマは、堤真一が主人公を演じる「妻、小学生になる。」を放送することが決定した。本作は、「週刊漫画TIMES」(芳文社)にて連載中の村田椰融による同名漫画の映像化。累計発行部数(紙+電子)が130万部を超える話題作。愛する妻を失い、生きる意味を失った夫とその娘が、小学生の女の子に生まれ変わった妻(母)と奇跡の再会をするところから物語がスタート。彼らのみならず、一家に関わる周りの人々が生きることに再び向き合おうとする、ちょっと変わったホームドラマだ。堤さんが演じるのは、10年前に最愛の妻を亡くしてから、全く生気が感じられないため、周囲からは陰鬱な男に見られている主人公の新島圭介。TBSのドラマに出演するのは、「セーラー服と機関銃」(’06)以来16年ぶりとなる堤さんは「もうそんなに経ったのですね・・・」としみじみ。本作については「脚本がすごくおもしろかったです。原作の漫画は随分前に読んだことがあるのですが、ドラマの脚本は漫画の世界とはまた違って、非常にリアルに描かれていて、これが今後どう展開していくのか、僕自身が今ものすごく楽しみにしています」と期待し、「これから撮影に入るのですが、みんなで楽しく撮影できればいいなと思っています。とても不思議な設定の作品ですが、僕自身も最終回までどうなっていくのか本当に楽しみにしております。1月スタートの金曜ドラマ『妻、小学生になる。』をぜひご覧ください」とメッセージを寄せている。金曜ドラマ「妻、小学生になる。」は2022年1月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年11月03日堤幸彦監督の記念すべき映画監督作50作目にして最強のインディーズ映画『truth ~姦しき弔いの果て~』より、メインビジュアルと場面写真が到着した。これまで、一貫して「真実」に目を凝らし続けた堤監督が、企画発起人であるプロデューサー兼主演3人と手を組み、創作の原点に立ち返り、自主制作映画として完成させた本作は、広山詞葉、福宮あやの、河野知美という主演3人のワンシチュエーション会話劇。精子バンクをテーマに、愛を追う女性たちが本音むき出しで人間味を曝け出す喜劇作品となっている。今回到着したメインビジュアルは、そんな女性3人が演じる喪服の女たちが、佐藤二朗扮する男を愛し、己のプライドを巡る壮絶な舌戦を繰り広げるシーン。同時に到着した場面写真でも、ユーモラスでアクチュアルに戦う彼女たちの姿がとらえられている。本作へは“忖度出演”となった佐藤さんは「事務所のかわいい後輩・広山詞葉が発起人、そして何より、僕に映像の世界の扉を開いてくれた堤幸彦が監督とあれば、協力しないわけにはいかない」と思いを明かし、「志高き3人の俳優と堤幸彦が紡ぐ『最強のインディーズ映画』を堪能してほしい」とコメントを寄せる。また、ローマインターナショナルムービーアワード最優秀作品賞、ベルリンインディー映画祭特別賞、ウルバッティ国際映画祭女性映画最優秀作品賞、ゴールデンスパロウ国際映画祭審査員特別賞、モントリオールインディペンデント映画祭最優秀短編コメディ賞を受賞と、本作の世界各国映画祭受賞ニュースも到着した。なお、本作の公開を記念して、『2LDK』『EGG』など、堤監督の歴代作品を上映する「堤 幸彦監督映画50作公開記念上映会」の開催も決定している。『truth ~姦しき弔いの果て~』は2022年1月7日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開予定。「堤 幸彦監督映画50作公開記念上映会」は2021年11月27日(土)~12月3日(金) K‘s cinemaにて開催。※上映作品:『2LDK』『EGG』『自虐の詩』『MY HOUSE』『くちづけ』『悼む人』+ 各劇場Secret1作品(cinemacafe.net)■関連作品:truth 〜姦しき弔いの果て〜 2022年1月7日より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開©2021 映画「truth〜姦しき弔いの果て〜」パートナーズ
2021年10月13日来週から配信予定のHuluオリジナルの痛快ミステリードラマ「死神さん」。この度、主演の田中圭とメイン監督の堤幸彦監督、前田敦子、竹中直人が登場する、本作の配信記念イベントが行われた。オンラインで実施された今回のイベント。“死神”と呼ばれる再捜査専門のクセモノ刑事・儀藤堅忍を演じた田中さんの「みんなでハッピーな時間を過ごしましょう」という挨拶からスタート。本作は、儀藤が事件ごとに相棒を替えながら、冤罪事件を再捜査し真実を明らかにしていく様子を描く。帽子に長髪、黒づくめの服に猫背、鼻に大きなホクロがあるという、個性的なビジュアルで撮影に臨んだ田中さんは「ユニークなキャラクターは見どころです。(毎話)相棒も変わり、1話1話特別感があります」と語り、堤監督も「見たことのない田中圭が見せたかった」「完璧。イメージどおりだった」と大絶賛。また儀藤の外見は、堤監督と田中さんが相談しながら作り上げていったそうで、中身は「堤監督のイメージを伺って、そのイメージから役を作っていきました」と田中さんが言いつつ、一方で「ほくろ…いる?と思ってはいました(笑)」と初告白も。堤監督は「え?嫌だった?」と問いかけながらも、「パッと見て、忘れられないキャラクターを作りたかったんです」とその意図を明かしていた。そして、南川メイ役の前田さんは、今回田中さんと久々の共演。「すごく楽しかった。(儀藤との)かみ合っていない感じといいますか、そのかみ合っていない2人の距離感が良いなと思いました」と撮影をふり返る。さらに、儀藤の5代目相棒・米村誠司役の竹中さんは「圭ちゃんがチャーミングで可愛い。儀藤のキャラを作ってる圭ちゃんがチャーミングで笑っちゃう」と見どころを話し、そんな竹中さんから「セカンドシーズンがあったら、ニセ儀藤をやるから呼んでよって言われました」と田中さんが嬉しそうに語る一幕もあり、共演経験の多い2人の仲の良さも感じられた。トークのあとには、企画コーナーも実施され、【共演者が明かす!田中の本性を“再捜査”】のコーナーでは、竹中さんが過去の共演で役者としての自分の考えを貫きとおした田中さんのエピソードを披露したり、前田さんは「いつも晩ごはんのメニューを考えている」と暴露したり、そして堤監督は「田中圭はロボットです」「どんなに長いセリフも完璧に覚えてくる、本当に撮りやすい!」とそれぞれ田中さんの素顔を明かした。イベント最後には、「もう続編をやりたい!」田中さんがアピールし、「やりたいと言ってやれるものではないですが、演じていてもすごく楽しくて、ぜひ、みなさんのお力で、もう1度儀藤を演じることができたら嬉しいです」と願いを込めた。Huluオリジナル「死神さん」は9月17日(金)より毎週金曜日1エピソードずつ配信(全6話)。(cinemacafe.net)
2021年09月08日嵐のコンサートを記録・映画化したライブフィルム『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』が2021年11月26日(金)に全国公開される。監督は堤幸彦。尚、ドルビーシネマ限定で、2021年11月3日(水・祝)より先行公開される。嵐20周年コンサートが初のライブフィルムに相葉雅紀、松本潤、二宮和也、大野智、櫻井翔の5人組から成る人気グループ・嵐は、1999年にデビューを果たして以来、2020年に活動休止するまで約20年間にわたり、コンサートなどで活躍してきた。デビュー20周年にあたっては、2018年11月から2019年12月まで1年以上に渡り、ツアー「ARASHI Anniversary Tour5×20」を開催。計50公演を開催し、日本史上最大の累計237万5千人の動員を記録した。計125台のカメラを使用した臨場感あふれる映像嵐にとって初のライブ映画となる映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』は、ツアー「ARASHI Anniversary Tour5×20」の中で1日限りで行われた「シューティング・ライブ」を撮影した作品だ。撮影は、2019年12月23日に、東京ドームにて敢行。嵐の初主演映画『ピカ☆ンチ』の監督も務めた堤幸彦をはじめ、嵐を知り尽くした映画・ライブのスタッフが集結し、計125台のカメラを用いて大規模な撮影が行われた。映像には、嵐の5人と集まった52,000人の観客が当日に目にした景色が余すことなく映し出されている。東京ドームの圧倒的な一体感と臨場感にあふれた映像を通して、嵐の名曲とパフォーマンスを存分に体感することができる。会場の一体感を感じられる予告編が解禁に解禁された予告編には、「映画館でもう一度嵐に会える。もう一度ライブを楽しめる」という期待感の高まる映像の数々が登場している。「感謝カンゲキ雨嵐」「Monster」「Love So Sweet」「Oh! Yeah」といった嵐の楽曲とともに、ダイナミックな演出や生き生きとした嵐のパフォーマンス、大胆なアングル、嵐の関係性を象徴するような表情・仕草が凝縮されており、嵐とファンとの一体感あふれる空気感を感じ取れる内容となっている。ジャパンプレミアに嵐の櫻井翔、堤幸彦が登壇2021年9月15日(水)に行われたジャパンプレミアには、嵐の櫻井翔と、監督を務めた堤幸彦が登壇した。櫻井翔は、映画の公開に向けて、「劇場のポスターに“さあ、映画館で夢のつづきを始めよう。”と書いてあるんですが、本当に僕にとって夢の詰まった作品となりました。2 年前のあの頃の夢、観客が埋め尽くされているという今となってはの夢。そのたくさんの夢の詰まった作品を見て、これからの夢をご覧になった方に感じて頂けたらなと思っております。そして何より、松本潤も精魂込めて作ったコンサートですので、ぜひ嵐のコンサートに触れたことがないと言う方にもご覧になって頂けたらと思っております」とコメント。さらに、「松本と2人で観たんですけど、コンサート部分のエンドロールで、“Directed by Jun Matsumoto”のクレジットをもの凄く恥ずかしがってました(笑)。僕は誇らしい気持ちになりました」と付け加えた。また、監督の堤幸彦は高品質な映像・音響体験を提供するドルビーシネマ限定での先行公開について触れ、「没入感が全く違いますね。まさにドームの中にいるような感じ。もしかしたら、ドームで生の音を聞いているよりももっと耳や目に訴える作品となっていて、自分でもびっくりしましたので、ぜひ劇場で堪能して頂ければ」と語った。【詳細】映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』公開日:2021年11月26日(金) 全国公開※ドルビーシネマ限定で2021年11月3日(水・祝)~先行公開監督:堤幸彦出演:相葉雅紀、松本潤、二宮和也、大野智、櫻井翔撮影日:2019年12月23日(月) 東京ドーム配給:松竹
2021年09月06日主演・田中圭、メイン監督・堤幸彦の最強タッグで贈るHuluオリジナル「死神さん」の主題歌に、現在ソロとしても活躍する宮本浩次(エレファントカシマシ)が書き下ろした楽曲「浮世小路のblues」(うきよこうじのブルーズ)が決定。宮本さんの魂の歌声が響く予告編映像も解禁された。原作は、大倉崇裕の同名小説(幻冬舎文庫)。主演の田中さんが演じるのは、警視庁内にある謎の部署で、無罪判決が出た事件を再捜査するクセモノ刑事・儀藤堅忍。警察組織にとって掘り返されたくない事件の証拠を、徹底的に洗い直して真犯人を検挙していくため「死神」と呼ばれている。本作は、そんな儀藤が「逃げ得は許しません」という決めゼリフとともに、事件ごとに相棒を替えながら、“闇”に葬られた真相をあぶり出し、事件の全貌を180度転換していく「コロンボ」スタイルの痛快ミステリードラマ。宮本さんは今回の楽曲について、「田中圭さんは非常に存在感のあるプロフェッショナルな方という印象を私はもっていましたので、彼のことを思いながら自分も思い切って腰を据えて、『死神さん』の自分なりの解釈をこの『浮世小路のblues』に込めることができました」とコメント。“浮世小路”とは人の世を縮図に例えた言葉。「“死神さん”こと儀藤堅忍は非常にクセのある人物で、ただその真実を追求する姿勢に関しては同僚から一目も二目も置かれている、すごい刑事であると。そして『死神さん』というすごいインパクトのあるタイトル。とても明快なイメージをいただきました」と語るとおりに、「浮世小路に真実だけが足りない憧れの明日を取り戻せ闇に埋もれしかすかな光」という歌詞で、周囲からどんなに疎まれようとも、ただ事件の真相だけを追い続ける儀藤の姿を象徴した。そんな宮本さんの想いが詰まった主題歌に、堤監督は「誰にも聞かせたくないほど、見事にドラマのみならず時代の芯を食った曲! 感動! ありがたや!」と絶賛。心に訴えかける歌詞と、一度聴いたら耳から離れない哀愁漂うキャッチーなメロディ、宮本さん独特のこぶしがさく裂する魂の歌声がドラマの世界観を彩っている。なお、そんな主題歌「浮世小路のblues」が流れる予告編映像も初公開。本作は、事件ごとに儀藤が相棒を替えて再捜査するというスタイルも本作の大きな見どころの1つとなっているが、その相棒を演じる俳優陣については順次発表される。Huluオリジナル「死神さん」は9月17日(金)より毎週金曜日1エピソードずつ配信(全6話)。(text:cinemacafe.net)
2021年08月10日岡田准一と堤真一初めて共演したのは2005年公開の映画『フライ,ダディ,フライ』。同作では娘にケガを負わせた高校生への復讐を誓う気弱なサラリーマン(堤)と、コーチとして彼を指導する高校生(岡田)という間柄を演じた。その後もドラマから映画になった『SP』シリーズ、『海賊とよばれた男』などで共演しており、岡田いわく「大事な時に来てくださる」存在だという。そんなふたりが主人公と因縁の相手役という形で相まみえるのが映画『ザ・ファブル殺さない殺し屋』である。男ふたりが互いを語る。少しテレくさそうに、冗談めかしつつ――しかし、そこには確たる尊敬の念と信頼感があり、何より彼らが互いの演技、生きるさまをしっかりと見てきたことが感じられる。――久々の共演となりました。岡田さんは堤さんが宇津帆を演じることが決まって、いかがでしたか?岡田:僕にとっては、堤さんは大事な作品でいつも共演してくださって、支えてくださる方なんです。大好きな俳優さんであり先輩。普段、沢山話すわけではないですけど、画として一緒に映った時の相性がすごく良いと勝手に思っています。大事な時に来てくださるんですよね、偶然もあると思いますが、『フライ,ダディ,フライ』も『SP』もそうですし、『海賊――』も。自分が「頑張んなきゃ!」って思う作品の時に来てくださるんです。特に今回『ザ・ファブル』新シリーズで誰が(宇津帆役を)やるんだろう? と思っていたんですけど、堤さんと聞いた時は嬉しかったです。やってくださるんだ!と。堤:『海賊――』が5年前?岡田:5年前ですね。堤:そんなに昔の気がしないですね。歳を取ってくると、時間が過ぎるのが早いんで(笑)。『SP』も今回も意外と(出演するか否かを)考えたんです。アクションは基本的にやりたくないもので(苦笑)。アクション系の作品は結構悩むんですよ。時代劇でも、アクション中心の作品だと考えてしまう。「どうしようかな…?」って。今回のお話をいただいた時も、脚本を読む前は「俺はアクション映画はいいや。身体も動かないし、しんどいから」って。トレーニングも一切イヤなんで(苦笑)。でも脚本を読んだら(アクションは)やらなくてよかったし、宇津帆みたいな役をやったことがなかったんで。――確かに堤さんが、宇津帆のような清々しいまでのハッキリとした“悪”を演じるのは珍しいですね。堤:それでも、まだちょっと悩んだんですよ。「俺、こういうのできるかな…?」って。原作の画をちらっと見て「俺とは雰囲気が違うんじゃないかな」とも思いましたが、まあ(主演が)岡田くんだし、そういう意味では初めてこういう役にチャレンジするには(岡田に)甘えられるなと。多少僕がダメでも、岡田くんがアクションで持っていってくれるだろうから、僕がヘタこいてもいいかなって感じでお受けしたんです(笑)。――岡田さんを信頼して引き受けたわけですね?堤:いま、岡田くんのアクションのすごさは圧倒的で、海外でもハリウッドでも通じる人だと思いますし、お芝居もいろんな役をやってきているから。主役がドンっとしてれば、(自分の演技は)関係ねぇかな、僕は隣でコソコソっとやってればいいやって(笑)。――今回、約5年ぶりに共演されていかがでした?岡田:『ダディ』の時、堤さんはおいくつでした?堤:撮ったのは2004年くらい? 40でしたね。岡田:いまの僕の歳くらいですね。堤:あの時でさえつらかったもん、身体。肉離れやったじゃん?岡田:やりましたね、走るシーンで。堤:夜中の撮影でね。日が沈む前にリハーサルをやって…。まあ、ただ走るだけなんですけど、最初、カメラテストで助監督さんが走って、本番前に僕が走るようにしてたんだけど、夕方ごろはちゃんとウォーミングアップして、柔軟もやってたんだけど、夜中の3時くらいになると、待ち時間もあるから一度、寝ちゃうんですよ。その前は(テストで)助監督が走ってたけど、その頃になるとテストも僕が走るようになってて、その時に(足を)ブチっとやっちゃったんです(苦笑)。岡田:その頃がいまの僕の年齢。でも、キレキレでしたよ、堤さん。ちょっと怖かったですもん。いま、自分もそういう年齢なんだなぁ…って。僕が勝手に思っていただけだと思いますけど、作品に向かい合う集中力とか。いまは“達人系”になられていて、フラっと現場に入られて、フラっと芝居をやられる感じがありますが、当時はまだちょっと…。堤:40だもんね。20代とか30代の頃は、家に帰ってもずっと役のことしか考えてないので、気持ちが病んできて、疲れるくらいだったけどね。40くらいになると、切り替えをどうしていいか模索するようになって、その頃から、舞台なら袖ではずっとしゃべってて、出た瞬間に芝居をしてスイッチを入れたりできるようになりましたね。岡田:途中から変わりましたよね。自分のリズムを、お話されながら整えて、お芝居をされるようになったので。それまでは集中して臨む感じでしたけど。お話されながらアップして、気持ちを落としたりせず、スッと入ってスッとできるようなアップをされるようになって。『ダディ』と『SP』で違いましたし、『SP』でもドラマと映画でもまた違いました。――堤さんが演じた宇津帆という役柄について、どのように感じましたか?岡田:『ザ・ファブル』はまず敵役と主軸のストーリーがまず何より大事だと思います。僕の役は、アクションとちょっとズレている面白さを担う役なので。その敵役を堤さんがやってくださって嬉しかったです。脚本でもしっかりと宇津帆とヒナコ(※物語のカギを握る少女で平手友梨奈が演じた)のことが描かれていて、すごく楽しみにしていました。役者としてやりがいのある、面白味のある役で、これを堤さんがどう演じるのかな? と楽しみでした。――宇津帆は表ではNPO団体の代表を務めて称賛を浴びつつ、裏の顔を持つ男ですね。堤:原作の漫画の絵を見たら、気持ち悪い雰囲気がしたんですよね。でも宇津帆が慈善事業をやっている時に、どこか気持ち悪さを匂わすというより、心底慈善事業をやりたくてやってる人に見えないとダメだと思っていました。「裏は実はこうなんですよ」という気配を一切なくすこと、伏線を引くような芝居を絶対にしちゃいけないと思っていました。漫画は「このひと、なんか気持ち悪いな」と思わせるけど、それを芝居でやると慈善事業が成り立たないわけで、本当に慈善事業をやっている人の顔を見せないといけないなと。ヒナコに対しても、本当に愛情を持っているのか? そのあたりは監督とも話したんですが、少なくとも彼女の前では確実に、本当に愛情を注いで、彼女のためを思っているように見えないとダメだと。悪党って「俺は悪いことしてんだぞ!」「人殺してるんだぞ」って感じでいるよりも「殺すのにも理由があるんですよ」というタイプの方が怖いなと思うんです。自分が正義だと思ってやっていることが、周りにとって大迷惑という人間の方が怖いなと。だから表面的な悪党の芝居はしてはいけないと思ってやっていました。――こういうメチャクチャ悪い役を演じるのは、俳優として楽しいですか?堤:「あぁ、楽しい!」というより、いま言ったようなさじ加減の難しさのほうがありましたね。まあ、僕は芝居をやって「楽しい」というのは…僕が楽しいのは酒飲んでる時だけだから(笑)。岡田:僕は現場で、宇津帆がヒナコと心を通わせてるなっていうのは感じましたね。堤さんと平手さんがコミュニケーションを取りながら演じられてきたんだろうなということを、最後の森のシーンで感じましたね。ふたりの関係性を作り上げて、現場に立っていたので、漫画で読んだ印象よりも、現場でふたりが過ごした時間軸があるのを感じたので、映画ではどういう感じに映っているのかなって楽しみでした。――堤さんから見て、『フライ,ダディ,フライ』の頃と比べて、岡田さんは変わりましたか?堤:あの頃から身体は動かしていたけど、まだすごくかわいさがあった感じかな? 高校生の役だったしね。岡田:当時23歳くらいで高校生の役だったので。堤:いまは立派におじさんに…いや、大人になられて(笑)。岡田:40ですからね。高校生の役から40歳ですから(笑)。堤:あの頃はかわいい感じが残ってたけど、いまはいろんなことを自分で積極的にやっていらっしゃるし、僕とは全然違うリーダーシップがありますよね。これからのジャニーズ事務所を支えていかないといけない…。岡田:大きい話になってますね(苦笑)。そう考えると20代前半から長いですよね。でもここから先も、またお会いできたらいいですよね。大事なところでお会いしたいです!『ザ・ファブル殺さない殺し屋』公開中(C) 2021「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」製作委員会取材・文:黒豆直樹
2021年06月21日俳優の堤真一、タレントの指原莉乃、フリーアナウンサー・女優の田中みな実が20日、都内で行われた「キリンビール史上最大!『新・一番搾り』100万本当たるキャンペーン」発表会に出席。堤は、自宅でよく料理をしていることを明かした。「一番搾り」のテレビCMに出演している堤と、昨年7月・12月に開催された配信イベント「『一番搾り』の会」に参加した指原と田中がゲストとして登場。一番搾りに合う料理の話で盛り上がり、堤は「今ハマっているのは、ゆでダコを薄く切って皿に並べて、白髪ネギを山盛りにして、そこに温めたサラダ油をじゅわじゅわっとかけて、たまにだし醤油をかけたりして…」とお気に入りの料理を紹介。田中は「絶対おいしい!」と興味津々だった。堤はさらに、「マグロのタルタル。マグロをたたいて、エシャロットを刻んだやつと卵を入れて、味付けして…」ともう1品紹介し、田中も指原も「最高におしゃれ!」「おしゃれですね!」と感嘆。堤は「料理の本を見るの好きなんですよ。時間がないので、つまみ系の簡単なものを」と話し、「(食材は)自分で買いに。スーパー大好きなんです。そこでいろいろ見つけるんです」と説明した。また、「結婚した当初は僕の方が料理している回数が多かった。奥さんは劇場に勤めていて、遅い時間に終わる仕事をしていたので、僕のほうが料理していたんですけど、今は、僕は簡単なつまみを作って、子供たちのものとかメインは奥さんが作る」と明かし、「最初は味付けも『もうちょっと砂糖入れたほうがいい』とか言っていたけど、今はかなわない。僕がやる時に『味見て』という感じです」と妻の味付けを絶賛した。幸せな夫婦エピソードに、田中と指原は「めちゃくちゃ理想的」「羨ましいですね。最高すぎる」と興奮気味。田中はさらに、「どこにあるんですか、そういう幸せって」と羨ましそうな表情を見せ、「お邪魔したい」と言うと、堤は「いつでも遊びに来てください」と歓迎していた。
2021年04月20日Y’s(ワイズ)から、書家・木下真理子の「書」に着想したジェンダーレスなカプセルコレクション「Y’s カリグラフィー コレクション(Calligraphy Collection)」が登場。2021年4月21日(水)より東京・京都・広島・静岡・福岡で順次開催される限定ストアをメインに販売される。一部のY’sストアでも5月12日(水)より展開。木下真理子の「書」がモチーフ木下真理子は、古来より受け継がれてきた伝統文化としての「書」を探求しながら、現代的な方法論で「書」の本質へアプローチする書家。禅の思想「不立文字(ふりゅうもんじ)」などにインスピレーションを得た作品を代表作に持つ。「書」がドレープでたゆたうブラウスやドレス「Y’s カリグラフィー コレクション」では、そんな木下の作品をモチーフにしたバックボタンブラウスやドレス、ビッグシルエットシャツ、ワイドボトムなどを展開。「書」を、単なる“文字”としてではなく、物の表面に現れる形や模様“文(あや)”として捉えて、洋服に落とし込んだ。「書」の“かすれ”や“にじみ”がブラウスやドレスのドレープでたゆたう、躍動感あふれるクリエーションに仕上がっている。「Y’s カリグラフィー コレクション」の証として、全アイテムに木下が描いた「Y’s」のタグを採用。また、限定数のアイテムには木下の「書」の現物を裁断・再構築して作った「不立文字」シリーズの作品パーツが取り付けられている。一点ものシャツドレスもまた、木下真理子が筆で「書」を描いた布地を、そのまま洋服に仕立てた一点ものシャツドレスも販売。4月21日(水)、伊勢丹新宿店 期間限定ストアのオープンとともに、その姿を披露している。【アイテム詳細】Y’s Calligraphy Collection販売店舗:期間限定ストア、および一部Y’sストア※一部Y’sストアでは2021年5月12日(水)より展開予定。詳細は近くの店舗へ問い合わせ。※全国のY’sストアで限定アイテムの電話受注が可能。詳細は近くの店舗へ問い合わせ。アイテム例:・バックボタンブラウス 74,800円(税込)・ブラックドレス 143,000円(税込)・一点ものシャツドレス 550,000円(税込)【期間限定ストア】・東京:4月21日(水)~5月25日(火) ※会期延長場所:伊勢丹新宿店 本館1階 プロモーション(東京都新宿区新宿3-14-1)TEL:03-3350-8079(Y’s 伊勢丹新宿店)※5月31日(月)までY’s Calligraphy Collectionを三越伊勢丹オンラインストアでも購入可能。一点物シャツドレスを除いた全アイテム。・広島:5月11日(火)~ 5月24日(月)場所:広島三越 3階 ステージ(広島県広島市中区胡町5-1)TEL:082-242-7488(Y’s 広島三越)・静岡:5月12日(水)~5月18日(火)場所:静岡伊勢丹 2階=ステージ#2(静岡県静岡市葵区呉服町1-7)TEL:054-653-5610(Y’s/Yohji Yamamoto 静岡伊勢丹店)・福岡:5月12日(水)~5月18日(火)場所:岩田屋本店 本館3階 プロモーションスペース(福岡県福岡市中央区天神2-5-35)TEL:092-732-9632(Y’s 岩田屋本店)■プレゼント企画内容:木下が書いた「Y’s」がプリントされたハンカチを、Y’s Calligraphy Collection を22,000円(税込)以上購入者へ、先着順でプレゼント。限定数のため、各限定ストアで無くなり次第終了。【問い合わせ先】ワイズプレスルームTEL:03-5463-1540
2021年04月19日W主演の中川大志、石井杏奈、共演の矢田亜希子、堤真一、SABU監督が映画『砕け散るところを見せてあげる』の公開記念舞台挨拶に登壇。劇中での“親子”役が2年半ぶりに集結した。濱田清澄役を演じた中川さんは、撮影から約2年半、情報解禁から約1年半を経てようやく公開にたどり着いたことに「長い間待っていてくださり、ありがとうございます。こうして映画を届けられたこと、みなさんとお会いできたことに感謝しています」と挨拶。共に主演を務め、学年一の嫌われ者・蔵本玻璃を演じた石井さんは、「ようやく公開できたことの幸せと、前回(3月1日実施)の完成報告舞台挨拶はお客様がいなかったので、こうしてたくさんの方の顔を見ることができて嬉しく思います」と喜びを語る。新型コロナウイルス蔓延の影響で公開を約1年延期し、“熟成”期間を経てきたことについても、石井さんは「こうして目の前にお客様がいらっしゃることで、本当に公開したんだ、という実感が沸きます」と、直接観客と顔を合わせることに笑顔を見せた。中川大志「あの瞬間にしかできなかった表情や感情表現が沢山あった」清澄の母を演じた矢田さんは、久々の“息子”との再会について、「撮影期間のときのことを考えると、面影があるにはあるけれど、立派な男性になられて…なんかあったの!?という感じです。母としてもすごくびっくりです!」と撮影当時20歳になりたてだった中川さんと、現在の姿を比べて感慨深い様子。“息子”である中川さん自身も、「20歳になったばかりの頃の撮影だったので、本当に、ニキビが出来ている感じとかも、『若いな』と思います。そういう事も含めて、あの瞬間にしかできなかった表情や感情表現が沢山あったんだろうなと思いますし、それをSABU監督に残していただけて嬉しいです」と自らの変化について触れる。玻璃の父を演じた堤さんもまた、“娘”との久々の再会となったことを聞かれると、「衣装で全然違いますよね!撮影時は暗い表情・暗い衣装・顔も傷だらけ…だったので、今とは全く違います。どんどんお綺麗になられて、かわいいです。(笑)」とほほ笑む。石井さんは、隣に立つ“父”を前に「撮影現場と今とでは、全く別人の堤さん。撮影時は本当に怖かったですし、ほとんど会話もないような状況でした」と当時をふり返っると、中川さんも「今でも作品の中の堤さんを思い出すと、ちょっと体が震えます。(笑)」と語った。長回しは「二人だけの会話がずっと続いていくのが映画としてとても素敵」それぞれ対極にあるような親子像を演じた中川さん、石井さん、矢田さん、堤さんに対し、どのように役作りのアプローチをしたのか質問が及ぶと、中川さん&石井さんは互いに「事前にこうしよう」ということは決めず、現場でお互いの演技、表情を見て関係を構築していったと明かす。「玻璃がトイレに閉じ込められるシーンも、このセリフは聞こえていて、このセリフは聞こえない…の塩梅が難しかったよね」と顔を見合わせた。原作・竹宮ゆゆこの特徴的なセリフ回しと、その原作の魅力を最大限に引き出したいSABU監督の演出に、少し苦労した一面が垣間見えた。ワンシーンの長回しについても聞かれると、中川さんは「セリフは一度すべて覚えて、忘れる、の繰り返しでした。商店街を歩きながらの撮影では、一般の方が映り込んでしまったり、いろいろなハプニングがあって、何が起きても反応できるように工夫したりして。清澄と玻璃、二人だけの会話がずっと続いていくのが映画としてとても素敵だし、かっこいいなと思っています」と作品に対する熱い気持ちを語った。演出する際にこだわったポイントを聞かれたSABU監督は、「できる二人、できるキャストだったので、本読みの段階で『任せる』と思って、現場を良い空気にしたいなと思っただけでした」と注目の若手からベテランの豪華キャストがそろった本作での撮影をふり返った。石井杏奈「玻璃の心の葛藤をリアルに感じて、泣きそうに」また、今作はレビューサイトなどでも、「中川さんの清澄はハマリ役!」「石井さん以外の玻璃は考えられない!」と主演2人の演技を絶賛する声が多く見受けられることについて聞かれると、中川さんは「クラスメイトとの掛け合い等、清澄のセンスのある会話術がすごく好きで。すごく自然体で、自然と同調圧力にも逆らうことができてしまう人物像だったので、僕自身もピュアに向き合うことを意識していました」と語った。そんな清澄を育てた母を演じた矢田さんに、親子関係をどのように構築したかを聞いてみると、「こんなにも大きな(高校生)息子を持つ母という役が初めてだったので、台本をいただいた当初はイメージが湧きませんでした。ですが、撮影前のセリフ合わせで、純粋でまっすぐな清澄がそこにいたので、『そうか、そのままの清澄をしっかり愛して、愛情を込めてお芝居をすれば、大丈夫なんだ』、というヒントをいただきました」と初めての役どころへの挑戦過程を告白。蔵本親子については、「現場ではほとんどしゃべらなかったですね。とにかく集中している玻璃(石井さん)を邪魔しないようにと思っていました」とふり返る堤さん。石井さんも、「自分の中ではずっと『お父さん!お父さん!』と思っていたのに、実際に対面すると距離を感じていて、玻璃の心の葛藤をリアルに感じて、泣きそうになりました。その感覚が役に出ていたのかな」と吐露する。監督も、玻璃の覚悟を描く“赤い雨”のシーンは何度もリハーサルを重ね、一段とこだわって演出したことを明らかにした。舞台挨拶も終盤に差し掛かり、締めの挨拶を振られると、監督は「ありがとうございました。皆さん、面白かった!とあちこちで言いふらしてください!」とコメント。堤さんは「今日のお客様は若い方が多いですが、子供を育てている僕ら世代にもぜひ観てもらいたいです。次はお父さん・お母さんと一緒に来てください!」と、大人こそ観てほしい作品であることをアピール。矢田さんは「皆様それぞれの心の中に残る作品となったなら嬉しいです」と自身も繰り返し鑑賞している当作への熱い気持ちを語り、石井さんは「私の中でこの作品は“ヒーロー”となりました。皆さんにとってもそんなヒーローのような作品になるといいなと思います」と大切な作品であることを伝えた。最後に中川さんは、「撮影から今日ここにくるまで、2年半かかりました。僕たちの仕事は、見てもらって初めて完成する仕事で、どの作品でも、お客さんの顔を想像しながら取り組んでいます。一つの作品がこうして届けられることが奇跡だなと改めて思いました。感謝しています」と話し、「トイレの中にいた玻璃のように、この映画もずっと長い間、みなさんに見つけてもらうのを待っていたんじゃないかなと思っています。みなさんにこうして観ていただくことができて、本当に感謝しています。ぼく自身、この作品と共に、これからもがんばっていきたいと思います」と感謝の言葉を重ねて締めくくった。『砕け散るところを見せてあげる』は新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:砕け散るところを見せてあげる 2021年4月9日より全国にて公開©2020 映画「砕け散るところを見せてあげる」製作委員会
2021年04月12日アニメ界最高峰のスタッフが集結した感動ファンタジー大作『鹿の王ユナと約束の旅』の声優キャストとして、堤真一、竹内涼真、杏の出演が決定。特報映像とティザービジュアルも公開された。2015年度本屋大賞と日本医療小説大賞をW受賞し、シリーズ累計220万部を突破した上橋菜穂子のベストセラー小説を、制作スタジオは、国内外から高い評価を受けハイクオリティな映像作品を世に送り出し続けるProduction I.G、監督は『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『君の名は。』の作画監督を担ったトップアニメーター・安藤雅司、共同監督には『千と千尋の神隠し』で宮崎駿の監督助手を務めた宮地昌幸、脚本は「ハイキュー!!」「僕だけがいない街」の岸本卓が担当し、日本アニメ界最高峰と呼べる豪華スタッフが集結しアニメーション映画化。物語の主人公、生き残った孤独な戦士ヴァンの声を務めるのは、声優初挑戦となる堤真一。前々から原作を読んでいたという堤さんは「この壮大な世界観が大好きでした。実写化は難しいだろうと想像していたので、こうやって関われたことが嬉しく、また、ご縁を感じましたね。アニメの声優は初めての経験で、慣れないことばかりで本当に難しかったです」とコメントし、「原作がお好きな方も、読んだ事のない方にも楽しんでいただける作品です」と話す。そしてもうひとりの主人公、謎の病の治療法を探す天才医師のホッサルを、アニメーションの声優初挑戦となる竹内涼真が演じる。「自分の声で大丈夫かな?とドキドキする気持ちもありましたが、ホッサルのカッコいいビジュアルに負けないように声を作って演じることを意識しました」と語り、「原作のキャラクターそれぞれの持ち味が素敵なので、アニメ化された時のセリフやビジュアル、映像などすごい迫力になっていると思います」とアピール。また、ヴァンを追う謎の女戦士サエを杏が演じる。杏さんは「上橋先生とは以前、まさに『鹿の王』で対談させていただき、その際にこの作品にかける情熱やこだわりをお伺いしたこともあり、私がキャスティングされた時は、とても嬉しかったけれど、まずは上橋先生がどう思うだろう、と上橋先生にお電話をして『本当に私で良いんですか!?』とお聞きしました。幸い、喜んでいただけてホッとしました」と原作者とのやり取りを明かし、「サエは孤独な狩人の役で、戦闘のシーンも多く、声だけとはいえ実際に殺陣を習うように動きの指示を受けて録音しました。2年前の収録段階では、まだ映像が完成していない状態でしたので、私も出来上がりを楽しみにしております」と公開に期待を寄せている。さらに今回、本作の世界観を少し覗くことができる特報映像も到着。堤さん演じるヴァンや、声は収録されていないものの竹内さんが演じるホッサル、杏さんが演じるサエの姿も確認することができる。『鹿の王ユナと約束の旅』は9月10日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:鹿の王ユナと約束の旅 2021年9月10日より全国にて公開©2021「鹿の王」製作委員会
2021年04月01日大倉崇裕の小説「死神さん」が、田中圭主演、堤幸彦がメイン監督を務め、「Hulu」でドラマ化されることが決定。この秋、配信されることも分かった。田中さんが演じるのは、警視庁内にある謎の部署でたったひとり、無罪確定となった事件を再捜査するクセモノ刑事・儀藤堅忍。警察組織が掘り返されたくない事件の証言と証拠を徹底的に洗い直し、真犯人を検挙していく人物で、彼の相棒になる者も組織から疎まれ、出世の道を閉ざされることに。組織内では「死神」とあだ名され、かつて類を見ない破天荒ダークヒーローだ。1話完結型となっている本作。メイン監督を務める堤監督と田中さんは、映画『包帯クラブ』以来、実に14年ぶり。主演と監督として向き合うのは、今回が初めて。「前回『包帯クラブ』でご一緒したときは、とにかく堤監督からのムチャぶりがすごかった思い出があります」とふり返った田中さんは、「実は、去年の年末に監督と久々にお会いしたのですが、そこで監督がとても熱くこの作品の話をして、僕が演じる儀藤に関しても肩をぶん回して話してくれたんです。それを受け、僕はどうしようかな、と。家でも台本を読みながら『このシーン、例えば発声の仕方はどうしようかな』と考えていて、奥さんに『こうしたいんだけど、どう思う?』と相談したんです。そうしたら『あなたは考えながらやると、大したことがないから、感じるままにやった方が絶対いい』と言われて…(笑)。確かにそうだと思ったので、ヘンに考え込まず、現場で作っていこうかなと思っています」と明かし、「監督が思う儀藤像と、僕が思う儀藤像と、実際やってみる儀藤像と、実際撮ってみる儀藤像もたぶんバラバラなので、それが早い段階でひとつになったら、とても楽しいんだろうなって。今からワクワクしています!」と心境を語った。一方、堤監督は「どこに心があるのか(笑)完全には理解できない、不思議な佇まいがあるんです。監督の負けだと感じるような、打ち崩させない何かがあるので、『包帯クラブ』でご一緒してから今まで、ずーっと隠し玉みたいに思っていた存在でした」と田中さんについて話し、「この人の存在感の芯の部分に勝ちたいし、今回は“やっぱり田中くんは田中くんだなぁ”と思うような演出はしたくない。《見たことのない姿》やポーズ、仕草も作って流行らせたいです」と意欲をみなぎらせている。また公開された写真では、人差し指を立てたポーズで写っており、この意味も今後明らかになっていくという。Huluオリジナル「死神さん」は秋、Huluにて配信予定(全6話)。(cinemacafe.net)
2021年02月25日堤真一、石田ゆり子、岡田健史、清原果耶が“家族”を演じる『望み』。この度、堤さんと岡田さん演じる父子のやり取りが緊張感漂う本編映像が解禁となった。今回解禁になったのは、石川家のひとり息子・規士(岡田さん)の部屋からナイフが見つかったことから、父子が話し合っている様子を捉えたシーン。母・貴代美(石田さん)は規士の部屋を掃除している最中にゴミ箱から切り出しナイフの空き箱を見つける。しかし、見覚えのないナイフの空き箱に心配性の貴代美は慌て、父・一登(堤さん)に相談をする。工作用のナイフだと思いながらも、規士の反抗的な態度に不安を抱いていた一登は、規士の部屋にナイフを探しに行く。学校から帰宅した規士に「何に使うんだ」と問い詰めるが、「色々だよ」とはぐらかされてしまう。顔のアザとは関係はないと規士は言うが、なにかに巻き込まれているのではないかと疑い深くなっていく一登だったが…。公開後、家族それぞれの“望み”が交錯する本作には「両親にも子どもたちにも共感ができる」「観終わった後に家族と会いたくなる」などの声が続々と寄せられている。『望み』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:望み 2020年10月9日より全国にて公開© 2020「望み」製作委員会
2020年10月13日映画『望み』(10月9日公開)の公開初日舞台挨拶が9日に都内で行われ、堤真一、石田ゆり子、岡田健史、堤幸彦監督が登場した。同作は雫井脩介原作による同名小説の実写化作で、堤幸彦が監督を務める。一級建築士の石川一登(堤真一)は、自らデザインした優雅な邸宅で、妻・貴代美(石田ゆり子)や子供たちと幸せな毎日を送っていたが、日常は、ある日突然一変する。高校生の息子が無断外泊をした夜、同級生が殺害される事件が起きる。それきり連絡が途絶えてしまった息子は事件への関与を疑われていくが、もう一人殺されているという噂が流れる。愛する我が子は犯人か、それとも被害者なのか。新型コロナウイルス感染防止のため、最近のイベントはアクリル板が主流となっているが、この日はフェイスシールド付きマイクが登場。堤は「使い慣れないマイクですけど、雨の中、コロナ禍の中、こんなにたくさんの方に入っていただけると思ってなかったので嬉しいです」と喜びを表す。石田は「すいません、どの位置が正しいんでしょうか……」と戸惑いつつ、「寒い中、雨の中ありがとうございます。この映画は今年の初め、じっくりと撮影していた映画です。本当に辛かったです。毎日辛かったです。でも、堤監督のもと、現場はとてもいいチームワークで幸せな現場でした」と振り返った。主演の堤が自ら家族役での食事会を提案していたこともあり、堤監督は「堤真一さんが周りをまるで暖炉のようにあたためていく。映画のことを語るより力があるんだなと感じていました」と感謝。堤は「僕も初めての人ばかりで、恥ずかしいじゃないですか。だからとにかくずっと喋ってました。緊張してたんだと思います」と苦笑する。石田が「堤さんはずっと薪ストーブの話。すごく薪ストーブを語っていらっしゃいましたね、毎日」と撮影時の様子を明かすと、堤は「今日みたいにそろそろ寒くなってくると、『おっ』と。煙突の掃除をしてからですね」と薪ストーブ愛を見せる。この日は、都合のために来られなかった娘役の清原果耶からビデオメッセージも。堤は「清原さんは、食事会の時未成年ということもあっていらっしゃらなかった。今回も、完成披露の時もお忙しくて、俺らが暇!? という。暇な人たちが来てるという感じ」とジョークを飛ばす。「撮影後、会っていないんですよ。機会があったらお会いしてお祝いしたいですね」と語った。
2020年10月09日「検察側の罪人」の雫井脩介渾身のベストセラーサスペンス小説を、堤幸彦監督が映画化した『望み』。今回は、堤真一演じる建築家が顧客と自宅を巡るシーンから、家族の微妙な関係性がうかがえる本編映像が解禁となった。今回解禁になったのは、建築家である石川一登(堤真一)の元に注文住宅の依頼で訪れた夫妻に対し、自身で設計した石川邸のこだわりについて自信たっぷりに説明をしている様子を捉えたシーン。一登から紹介を受け、妻・貴代美(石田ゆり子)は仕事を中断し、夫妻にお茶を入れようとアイランドキッチンへ向かう。キッチンの使い心地を聞かれた貴代美と一登のやり取りは自然に見えるが…。そして、一登は2階に続く階段へのこだわりを説明しながら子ども部屋の案内を始める。息子・規士(岡田健史)の部屋を開ける瞬間、一登の表情がこわばり、突然の訪問者に規士も明らかに不機嫌な様子。夫妻にサッカーについて話しかけられても返事をせず、困り果てた表情を浮かべる一登。それに対し、娘・雅(清原果耶)は夫妻に明るく挨拶し、質問にもしっかりと受け答える。そんな雅に一登は目配せし、笑顔を見せる。この一見、誰もがうらやむほど立派な邸宅に住んでいる“完璧な家族”にどんな事件が待ち受けているのか。家族のそれぞれの表情にも注目してみてほしい。『望み』は10月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:望み 2020年10月9日より全国にて公開© 2020「望み」製作委員会
2020年10月04日雫井脩介が執筆時最も悩み苦しみ抜いたという渾身のサスペンス小説を、堤真一を主演に迎え、堤幸彦監督が映画化する『望み』。この度、本作のメイキング写真が公開された。今回のメイキング写真では、撮影中、堤監督とキャストたちが細かい動きについて話している様子が切り取られている。堤監督は現場に誰よりも早く入り、動きを確認し段取りで提示。堤さん演じる一登の設計士らしさを出すために、リビングテーブルの建築業界新聞の表面ではなく、裏面を読むことを堤さんに提案するこだわりもあったという。家族の感情の移り変わりを重視するため、ほぼ順撮りでおこなわれた今回の撮影。リビングでの撮影は、家族の立ち位置やちょっとした移動によって、空間に家族の微妙な感情が立ち上がるという。そんなこだわりをみせる堤監督に対し、「キャストは皆、堤監督ならと出演を快諾してくれた」とプロデューサーは明かしている。またクランクイン前、堤さんから「家族4人集まって疑似家族として1日過ごしたい」と希望が出るほど意気込んでおり、撮影中、本番以外は家族を演じる石田ゆり子、岡田健史、清原果耶に明るく話しかけていたという。さらに、自分のセリフを練習している息子・規士役の岡田さんの姿を見つめている堤さんは、本当の父子のように見えるほどだったそうだ。『望み』は10月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:望み 2020年10月9日より全国にて公開© 2020「望み」製作委員会
2020年09月30日映画『望み』(10月9日公開)舞台挨拶中継付き完成披露試写会が27日、都内で行われ、主演の堤真一、共演の石田ゆり子、岡田健史、メガホンをとった堤幸彦監督が登壇した。本作は、累計発行部数20万部超えの同名サスペンス小説を堤監督にとって映画化。一級建築士の石川一登(堤)は、自らデザインした優雅な邸宅で、妻・貴代美(石田)や子供たちと幸せな毎日を送っていた。その日常は、ある日突然一変する。高校生の息子(岡田)が無断外泊をした夜、同級生が殺害される事件が起きる。それきり連絡が途絶えてしまった息子は事件への関与を疑われていくが、もう一人殺されているという噂が流れる。愛する我が子は犯人か、それとも被害者か? 豪華キャスト陣による、刺激的でサスペンスフルな演技合戦にも期待が高まる作品となっている。初めて台本を読んだ際の心境を聞かれた堤は「いいお話ではあるけど、とにかく難しいと思ったので、最初はお断りしようと思ったんです」と打ち明けて堤監督を驚かせ、「現場に入ってからは、発している言葉と体の状態のズレが大きい役だったので、バランスが崩れやすくて本当に辛かったです」と回顧。そのため、撮影以外は楽しく過ごそうと思い、たくさん雑談をしたそうで、石田は「撮影以外の堤さんはずっと薪ストーブがいかに素晴らしいかという話をされていていました」と明かし、「私、薪ストーブが今ほしいです」と笑顔混じりで語った。また、今回、夫婦役を演じた堤と石田は、もし本当の夫婦だったらお互いに望むことはあるか尋ねられると、堤は「何にもないです」と言いつつも、「多分、1日に2、3回は面白いことをやってくれると思うので、それだけは期待しています。ちょっとトンチンカンなところがあるので」とニヤリ。これに石田は「何にもないなんて嘘です。私、よく撮影中に堤さんに『本当に手順を覚えない人だね』って言われ続けていたので、ちゃんとやってくれって内心思っていると思います」と勘ぐると、堤は「作業をしながらセリフを言うときに、(テストを)何回かやっても1から覚えていないんですよ。こんな人いるんだなって。天然記念物みたい人です」とコメント。石田は「私、そういうのを覚える能力がなくて、自分でもヤバいなって思うくらい忘れてしまうんですよね…。洗濯物をたたみながら喋るシーンがあるんですけど、あのシーンは大変でしたね…」と反省した。さらに、もし堤が父親だった場合、どんなことをしてほしいか質問された岡田が「これから寒くなっていくので、薪ストーブで満遍なく家を温めてほしいです」と答えると、堤は「本当に温まるのよ! ビザも作ってあげるから」とテンションを上げ、堤監督から「そんなに火力あるんですか?」と尋ねられると、堤は「すごいっすよ! 薪なんですけど暖炉とは違うんです。薪ストーブは(熱を)対流させて、火が燃えていくんだけど、もう1回燃焼させるみたいな…」と興奮気味に語り出し、周りから制止されていた。
2020年09月28日堤幸彦監督のもと、痛快なコメディ作品からクラシカルな文芸大作の舞台もこなす日本を代表する名優・堤真一が主演を務める『望み』。この度、堤さんが演じる主人公の建築デザイナー・一登が設計した石川邸の全容が明らかになった。石川家には、堤さん演じる一登と妻の貴代美(石田ゆり子)、息子の規士(岡田健史)、娘の雅(清原果耶)の4人が暮らしている。一登は自宅をモデルルームとしてクライアントに披露したり、貴代美も在宅で校正の仕事を持ち、高1の規士も部活動に励み、中3の雅も名門校受験に向け準備を進めていた。立派な邸宅に住むその家族は、一見、誰もがうらやむほどの完璧な家族だった。しかし、そんな一家がとある事件をきっかけにバラバラになっていく――。今回解禁された石川邸は、実際に人が住んでいる家の外観を借りて撮影。室内は角川大映スタジオに作った。芝居場はほぼセットの石川邸の1階。美術の磯見俊裕が、ダイニングを中心にアイランドキッチン、一登がくつろぐソファ、貴代美の仕事場、2階に上がる階段全てが仕切りのないワンルームとして、俳優もカメラも自由に動けるように空間を生かしてデザイン。ダイニングの背もたれのないベンチも俳優の動きやすさを重視したもの。原作小説で微細に描きこまれた登場人物の心理や室内の描写がセットでも表現されている。「たとえば、ダイニングテーブルは250万円、ソファは150万円もする高級品。あまりに凝ったもの過ぎて家族には使いづらいが、設計士としての一登のこだわり」と磯見さん。「金属の階段や、設計事務所の外壁と門扉とリビングの壁が同じ素材を使ったデザインになっていることなど、一登の美意識で統一された家には夫婦の思いの違いが現れている」と考えたという。さらに、東、西、南に窓を設け、刻一刻と移り変わっていく時間の経過を光で表現。整理整頓の行き届いたこだわりの石川家だが、事件をきっかけに崩れていく日常を反映するように、少しづつ家の様子や食卓の質も荒れていく。石川邸が映し出す、家族それぞれの感情の揺らぎも注目のポイントとなりそうだ。『望み』は10月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:望み 2020年10月9日より全国にて公開© 2020「望み」製作委員会
2020年09月20日堤真一主演で『検察側の罪人』の雫井脩介の同名サスペンス小説を映画化した『望み』。本作で岡田健史演じる兄が事件に関与していることを知り、葛藤を見せる妹を演じた清原果耶について堤幸彦監督が語った。堤さん演じる建築デザイナーの石川一登と、石田ゆり子演じる妻・貴代美の長女・雅を演じた清原さん。成績優秀でいつも明るく、冬休みに入った中学3年生の雅は一流高校受験のラストスパートに手ごたえを感じていた。しかし、兄の規士(岡田さん)がとある事件に関与していると知る。兄のことは大好きだが、自分の輝かしい未来が壊されると焦る雅――。今回解禁された場面写真では、雅が自分の部屋で受験勉強に取り組んでいる熱心な様子が切り取られている。映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』『デイアンドナイト』、NHKドラマ「透明なゆりかご」や連続テレビ小説「なつぞら」など、若手俳優の中でも突出した才能で観る者を魅了する清原さんに対して、堤監督は「噂には聞いていたが、怖いくらい巧い。完璧以外の何者でもない演技でした」と絶賛。「今後の日本の映画やドラマを引っ張っていくことは間違いないでしょう。すでに多くの作品で評価されている方ですが、『望み』もそのなかのひとつであってほしいです」との賛辞を贈っている。2021年春放送予定の連続テレビ小説「おかえりモネ」ではヒロインをつとめるだけに、国民的女優にますます近づく清原さんの繊細な演技にも注目してほしい。映画『望み』は10月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:望み 2020年10月9日より全国にて公開© 2020「望み」製作委員会
2020年09月15日ドラマ「MIU404」で鮮烈な成長を見せた岡田健史が、主演・堤真一、石田ゆり子、清原果耶らと刺激的でサスペンスフルな演技合戦を繰り広げる映画『望み』。この度、そんな岡田さんにフォーカスした場面写真が解禁となった。本作では、堤さん演じる建築家の父・石川一登と石田さん演じる母・貴代美の長男・規士を演じた岡田さん。高校では人気者だった規士は、怪我でサッカー選手になる夢を閉ざされ、次第に夜遊びをするように。そんな規士が姿を消したその日、彼の友人が殺害される。家族想いの心優しい少年に、いったい何があったのか――。今回解禁された写真では、規士がサッカーに真剣に打ち込む姿が披露され、また別の写真では、顔には殴られた痕があり、問題を抱えているような表情からは事件の前兆を予感させる。実際には高校時代は野球部でキャッチャーとして活躍していた岡田さんが演じる、サッカー少年の姿も本作の見逃せないポイントだ。「MIU404」はじめ、『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』『新解釈・三國志』など、次々と話題作に起用され、“いま観客が最も観たい逸材”といえる岡田さんに対し、堤幸彦監督は「16~18歳の男の子の心理そのものをひじょうに的確に演じてくれました。親と対立しているからといって、心底拗ねてやさぐれているわけではなく、親が考える以上に他者に対する優しさや未来に対しての確信をもっている。そういう複雑なキャラをこの若さで演じきるとは今後が楽しみな俳優です」と大絶賛。岡田さんは純粋だが芯の強さを感じさせる眼差しで、少年の心の複雑な深淵を演じ切っている。『望み』は10月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:望み 2020年10月9日より全国にて公開© 2020「望み」製作委員会
2020年09月10日堤真一、石田ゆり子、岡田健史、清原果耶が“家族”を演じ、「検察側の罪人」雫井脩介のベストセラー小説を堤幸彦監督が映画化した『望み』。この度、堤さんも絶賛を贈る本作の主題歌、森山直太朗の「落日」が紡ぐ本予告映像と、本ビジュアルが解禁となった。解禁された本予告映像は、主人公・石川一登(堤真一)と高校生の息子・規士(岡田健史)の家庭での不穏なやり取りから始まる。幸せだった家族は、規士の失踪とその同級生の死をきっかけに生活が一変。息子は殺人犯なのか、それとも被害者なのか――。連日自宅に押し寄せる報道陣と世間から向けられる激しい批判に憔悴していく石川家の家族たち。息子の帰りを待つ母・貴代美(石田ゆり子)に近づくのは週刊誌の記者・内藤(松田翔太)。彼は規士の周りを取材していく中で、規士を加害者と推測する。息子の潔白を信じる一登、たとえ殺人犯であっても息子が生きて帰ってくることを願う貴代美、将来の不安に怯える雅(清原果耶)。それぞれの望みが交錯していく中で、堤さん、石田さんの慟哭や切なる叫びなど、いまだかつて誰も見たことのない表情と共に、森山直太朗が本作のために書き下ろした主題歌『落日』が心に響く予告映像。また、主演の堤さんは、この主題歌について「どんなことがあろうとも続いていく家族の日常を優しく包んでくれるこの楽曲が、映画にとっての救いになったことは間違いありません。この家族が最後に見つけた『望み』を、森山さんの歌声から感じとってもらえたらと思います」とコメントを寄せた。解禁された本ビジュアルは、「愛する息子は、殺人犯か、被害者か。それとも――」というコピーと共に、石川家4人それぞれの望みを抱えた表情が映し出されたもの。併せて解禁された場面写真には、石川家4人の姿のほかに、岡田さん演じる鍵を握る息子・規士の思い悩む表情をはじめ、報道陣に囲まれる一登、記者の内藤、貴代美の手を取り優しく寄り添う貴代美の母・織田扶美子(市毛良枝)の様子も収められている。『望み』は10月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:望み 2020年10月9日より全国にて公開© 2020「望み」製作委員会
2020年08月27日北川景子が堤幸彦監督と初タッグを組み、初のショートヘアとなって新境地に挑む『ファーストラヴ』。この度、中村倫也、芳根京子、窪塚洋介が追加キャストとして発表。堤監督が「まさにベストな人選。お陰で密度の濃い化学反応がいくつも」と自信をみせる豪華アンサンブルが実現した。映画やドラマ、CMなどにもはや欠かせない存在の実力派俳優・中村倫也は北川さん演じる由紀の義理の弟で、由紀とともに、事件の真相に迫る敏腕弁護士・庵野迦葉に挑む。昨年度のエランドール賞で新人賞を受賞し、ドラマ「美食探偵」や映画『水曜日が消えた』をはじめ、出演作品が目白押しの中村さんは本作でクールでドライな弁護士を演じる。「ここまで頭から離れなかった人物は初めてかもしれません」と語るように、由紀の過去の記憶のカギを握る難しい役どころだが、中村さんが放つ色香や佇まい、表情の機微が、張り詰めた糸のごとく、見る者に心地よい緊張感を与えている。また、由紀(北川さん)と迦葉(中村さん)が向かい合う父親殺しの容疑者・聖山環菜には、幅広い世代から支持を得て第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した名実ともに若手トップクラスの芳根京子。父を刺殺しながらも供述を二転三転させ、「環菜と向き合えば向き合うほど、引きずり込まれそうで震える恐怖を、初めて味わいました」とふり返るほど真意のつかめない複雑なキャラクターを鬼気迫る演技で熱演。環菜が発する言葉の一つ一つ、さらには、身に纏う雰囲気が不穏な空気を帯び、観る者をスクリーンに釘付けにする。そして、由紀の夫であり迦葉の兄、2人のよき理解者となるカメラマンの真壁我聞を、日本が世界に誇る名優・窪塚洋介が温かく優しい眼差しで演じる。2017年公開のマーティン・スコセッシ監督作『沈黙-サイレンス-』で世界デビューを果たし、一躍世界中にその名を轟かせた窪塚さんは「求められたのは"何もしない"こと」と落ち着いたトーンで作品に抑揚と緩急をつけ、物語に奥行きを持たせている。ひとりの女子大生が犯した殺人事件。なぜ、彼女は父親を殺さなければならなかったのか?極上のサスペンス・ミステリーを豪華キャストが盛り上げる。中村倫也(庵野迦葉役)このビターな世界の中で、迦葉はどんな過去を背負い、またどんな未来を歩いていくのか、日常生活まで入り込むほどずっとず~っと考えていました。ここまで頭から離れなかった人物は初めてかもしれません。僕がこの世界に入る前から一ファンとして多大なる影響を受けてきた堤さん、窪塚さん。もはや百戦錬磨の芳根さん。そしてなにより、同世代の星、北川さん。試写の案内が届くのが楽しみな今日この頃です。ご期待ください。芳根京子(聖山環菜役)環菜と向き合えば向き合うほど、引きずり込まれそうで震える恐怖を、初めて味わいました。撮影が終わった今も、思い出すと涙が溢れます。現場の温かい空気と、スタッフ・キャストの皆様に心から救われました。真壁先生が北川さんで本当に良かったです。初めての堤組で経験させてもらった事は、一生忘れません。窪塚洋介(真壁我聞役)何もしないことの難しさ。堤監督との12年ぶりの仕事で求められたのは"何もしない"こと。何の狙いも持たずにただただ良き夫、良き兄としてカメラの前で在ることは想像以上に難しかった。つい作為的になりがちなところを北川景子さん始め、演者とスタッフが真摯に自分の仕事に向き合う様に支えられて挑戦することが出来たように思います。堤幸彦(監督)中村氏は眉目秀麗な弁護士を演じるが、彼の役が持つ『影』はストーリーの低いところで少しずつ温かい流れとなって全体をくるんでいく。難しい役どころだったがストイックに演じ切ってくれた。芳根京子さん。役に憑依するとは彼女の事だ。撮影のシステムも熟知していて狙った場所で狙った以上の演技をする。まさに天才。涙の魔術師。そして盟友窪塚洋介。いろいろと過去から演じてもらったが、今回はまさに「はまり役」ではないか。信念と優しさ、まるで扇の要のようにいい声で動揺する魂を鎮めていく。他にもたくさんのこの映画にとっての適材適所な役者が渦巻いている。本当にたくさん。なんとも贅沢な作品作りであった。感謝!『ファーストラヴ』は2021年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファーストラヴ 2021年全国にて公開予定© 2021「ファーストラヴ」製作委員会
2020年07月31日6月中旬にリリースされる「ABEMA(アベマ)」の新機能「PayPerView(ペイパービュー)」にて、堤幸彦監督が同性同士の恋を描いた「Online?Reading『百合と薔薇』Vol.01」の模様が、6月20日(土)と21日(日)の2日間にわたりオンライン無観客生配信されることになった。本作は、「トリック」「SPEC」から映画『望み』まで、数多くのドラマ・舞台を手掛けてきた堤幸彦の演出と、数多くの作品を発表してきた川尻恵太の脚本で、同性同士の恋をテーマにしたオリジナルの朗読劇。昨年2019年の初公演では、俳優、声優、アイドル、芸人、2.5次元界などのキャストが日替わりで総勢38名出演、さらに同性愛を真正面から描いた内容に、反響が広がった。今回のオンライン生配信は、新型コロナウイルス感染拡大を受け、舞台・音楽ライブの中止が相次ぐなど、俳優やアーティストをとりまくエンターテインメント産業が大きな変化を迎える中、無観客でもオンラインにて生配信することで、舞台の力によって多くの方に笑顔や元気になってもらいたいという願いのもと開催が決定。キャストに荒牧慶彦、佐藤流司らを迎え、ひと味もふた味も違う新たな魅力の「Online ? Reading『百合と薔薇』Vol.01」を生配信。朗読劇の生配信後には、堤さんと出演者による「オンライン反省会」の配信も予定されており、本作の世界観をより深く楽しめる。本配信は、「ABEMA」の「PayPerView」機能にて各公演600円(税込)(ABEMAコイン500コイン相当)で視聴可能。リアルタイムで生配信を見ることができなかった場合は、放送中の番組を最初から視聴することができる「追っかけ再生機能」、配信終了後には6月28日(日)までタイムシフト利用可能。また、応援してサポーターになれる「応援機能」にて集まった応援金は、「Online ? Reading『百合と薔薇』Vol.01」の運営に役立てられる。演出・堤さんは「ちょうど1年前、猛烈に楽しみながら演出させていただいたReading??Stage『百合と薔薇』がオンラインで戻ってきた! 」とコメント、「今回のキャスティングはどうだ!華麗なる2.5次元のスター諸君と超飛び道具の二人!これを楽しまなくてどうする!ぜひとも《生配信》でお楽しみいただきたい!! 座して待て!!!」とアピールしている。<出演者コメント>【6月20日(土)公演】荒牧慶彦小気味良いテンポの良い掛け合いと、先の読めない展開でどんどんと話が進んでいくので話が気になってのめり込んでいく。とても面白いお話です。今までやったことのない役所なので演じるのが楽しみです!有澤樟太郎Online ? Reading「百合と薔薇」に出演させていただきます有澤樟太郎です。また新たな作品との出会い嬉しく思います。この期間お芝居に触れられないのが悔しかったので、機会をいただけたことにとても感謝しています。オンライン朗読劇という自分自身新たな挑戦、存分に楽しみ、新たな面白さを引き出したいです。初めましての方もいる中、モニター越しでの4人芝居、そして、一度きり…どうなるのでしょうか…勝負です。是非たくさんの方に届くこと願っております。阿久津仁愛今回Online ? Reading「百合と薔薇」に参加させていただきます。そして、オンラインでの朗読劇ということで新たなことにチャレンジ出来ることすごく幸せです。「百合と薔薇」という素敵な作品に携われること、素敵なキャストのみなさんとご一緒出来ること嬉しく思います。堤監督、共演者の皆様とも初めてご一緒させていただくので沢山の事を吸収して成長できるように全力で楽しみながら頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします!!小林顕作百合と薔薇ということは、当然そういう事なんですね!百合には百合、薔薇には薔薇の趣があって、それぞれの花言葉、愛、愛故の、… 頑張ります!【6月21日(日)公演】北園涼まずこの時期にお芝居ができる環境を作ってくださった事に感謝し、演じられることを嬉しく思います。まだまだ気の緩みを許さない事態ではありますが、このお芝居が皆さんにとって少しでも楽しい時間になり、心を豊かにするものになるように、自分自身もこの時間と出会いを大切に演じさせていただきます!佐藤流司どうも皆さまご無沙汰しております。佐藤流司です。オンライン朗読劇、やらせていただきます。久しぶりの涼くんとの共演に、血沸き肉躍るといった心情で御座います。池田さん、そして小西さんは初めましてですが、一方的に存じ上げておりましたので、共演させていただけるこということで、そちらも非常に楽しみです。一足先に台本も読ませていただきましたが、ありがたい事に今回の役もまた新鮮で、新しい挑戦になるかと思います。皆さまどうぞよろしくお願いいたします。小西詠斗Online?Reading「百合と薔薇」に出演させていただきます、小西詠斗です。厳しい状況の中、このような形でまた演劇が出来ること、とても嬉しく思います!初めての朗読劇、そして豪華なキャストの皆さんなので楽しみと緊張でドキドキしています。お芝居が出来る事に感謝し、そして皆さんに楽しんでいただけるよう一生懸命頑張ります!よろしくお願いいたします!池田鉄洋ヤバいです。小西詠斗くんは「白雪とオオカミくんには騙されない」を見てからの大ファンですし、『劇場版パタリロ』のたった3秒の出番で魅力満開だった佐藤流司くんとの共演も悲願でしたし、「舞台版こち亀」以来の北園涼くんとの掛け合いも絶対楽しいはずだろうしで、ほんとヤバいです。私ごのみのキャスティングで、私ごのみの内容なので、本番中に素でニヤニヤしてしまいそうで、かなりヤバいです。「Online?Reading『百合と薔薇』Vol.01」は6月20日(土)21時~、6月21日(日)21時~、2日間・計2回公演。※作品名「?」は中黒ハート表記(text:cinemacafe.net)
2020年06月13日堤真一、石田ゆり子、岡田健史、清原果耶らをキャストに迎え、『人魚の眠る家』『十二人の死にたい子どもたち』の堤幸彦監督が「検察側の罪人」の雫井脩介原作による同名小説を映画化した『望み』から、特報映像が解禁となった。今回解禁された特報映像では、「行ってきます」と笑顔で出掛ける清原さん演じる雅と、岡田さん演じる規士ら子どもたちを見送る両親の姿が微笑ましい、どこにでもある家族の風景から幕を開ける。優雅な邸宅に住み、絵に描いたような幸せな毎日を送る石川家。しかし、そんな幸せな日常は「息子が姿を消した、その日までは」というナレーションで一変していく。息子の失踪とともに起きた、“同級生の殺害事件”。「殺された倉橋くんと遊び仲間だったそうですね?」と迫る松田翔太演じる記者や加藤雅也演じる刑事たちに、長男の事件への関与を疑われ、石川家の家族たちは次第に追い詰められていく。「被害者だという可能性もあるんじゃないですか」と息子の無実を信じる堤さん演じる父・一登に対し、「お父さんは規士が殺されててもいいって言うの!?」と息子の無事を願いたい石田さん演じる母・貴代美。息子を想う気持ちから衝突してしまう夫婦の姿も垣間見え、2つに引き裂かれた家族の“望み”は「愛する息子は被害者か?」「それとも殺人犯か?」という究極の選択を突き付ける。石川家を取り巻く人物を演じた竜雷太、市毛良枝による印象的な表情も映し出される。最後は「あなたなら、どちらを望みますか?」と観る者に問いかけるコピーで締めくくられ、どのような結末を迎えるのか想像を掻き立てられる本編映像に仕上がっている。『望み』は10月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:望み 2020年10月、全国にて公開予定© 2020「望み」製作委員会
2020年06月10日堤真一、石田ゆり子をキャストに迎え、『人魚の眠る家』『十二人の死にたい子どもたち』の堤幸彦監督が「検察側の罪人」の雫井脩介原作による同名小説を映画化した『望み』。この度、ティザービジュアルと共に2人が演じる“夫婦”を取り囲む豪華キャストが解禁、公開が10月に決定した。高校生の息子が無断外泊をした夜、その同級生が殺害される事件が起きる。それきり連絡が途絶えてしまった息子は事件への関与を疑われていくが、もう一人殺されているという噂が流れる。愛する我が子は犯人か、それとも被害者か――?石川家の高校生の長男・規士役には、ドラマ「中学聖日記」でデビュー以降、CM・ドラマに活躍、今年は4本の映画出演を予定している大ブレイク中の岡田健史。殺人犯か被害者か、究極の運命を左右する重要な役どころを演じている。「この作品の大ファンでした」と原作ファンであることを明かす岡田さんは、「(役柄的に)僕が現時点で語れることはかなり限られています」とした上で、「愛とは、親子とは、人とは、いろんな事を考えさせる」映画だと語り、「たとえ、親子であっても子供は親の所有物ではない。人は孤独でしかない。その中で互いを愛し、愛され合うという儚さ、愛おしさを感じて頂けたら幸いです」と意気込みたっぷりのコメントを寄せる。長女・雅役を演じるのは、第32回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎新人賞、2020年エランドール賞新人賞を受賞し、その演技力で映画やドラマ界から熱い注目を集める清原果耶。兄を家族として心配しながらも、将来への不安で押しつぶされそうになる妹を演じ、「自分がどう生きていけるか、今この状況をどう切り抜けるか。私が演じたのは本能的にそれをやってのける女の子です」と役の魅力を語る。また、シリアスな内容に反して撮影現場は和やかだったと話す。「堤さん、石田さん、岡田さんとは空き時間に『昨日の晩ご飯何食べた?』なんて他愛もないお話をしたりしたのですが和やかで暖かいその雰囲気が色んな意味で拠り所になっていたようにも思います」とふり返る。そして、事件の真相を暴くため、石川家に巧みに入り込み独自の取材を進める記者・内藤役を、堤幸彦監督とは映画『イニシエーション・ラブ』でタッグを組んだ松田翔太。そのほか、事件を捜査する刑事・寺沼役に加藤雅也、貴代美(石田ゆり子)の母・扶美子役に市毛良枝、そして、一登(堤真一)の取引先である建設会社の社長・高山役に堤監督作品ではお馴染みの竜雷太が出演。若手実力派からベテラン個性派俳優まで幅広い豪華キャスト陣による、刺激的でサスペンスフルな演技合戦に期待が高まる。解禁されたティザービジュアルは、幸せそうな石川家のポートレイトが披露された。笑顔でいっぱいの家族の中に一人だけ暗い表情で下をうつむく息子の姿が。彼は家族に何かを伝えたいのか、それとも企んでいるのか、謎めいた印象だ。そして、鮮やかにペンキが飛び散った跡と「愛する息子は殺人犯か、被害者か。」というコピーから、サスペンスの幕開けを感じさせるものとなっている。『望み』は10月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:望み 2020年10月、全国にて公開予定© 2020「望み」製作委員会
2020年05月21日堤真一が主演し、小泉今日子が鬼嫁を演じるドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」の特別編が、5月9日(土)から放送されることが決定した。藤子・F・不二雄の「中年スーパーマン左江内氏」を、福田雄一脚本・演出でドラマ化した本作は、堤さんがサエない中年のスーパーマンに、小泉今日子がその“鬼嫁”に扮し、ある日怪しい老人から“スーパーヒーロー”になれるスーパースーツをむりやり譲り受けた主人公・左江内が、そのスーパースーツを着て平和を守っていくという物語。堤さんと小泉さんのほかにも、「今日から俺は!!」の賀来賢人、放送中の「美食探偵 明智五郎」の中村倫也をはじめ、ムロツヨシ、島崎遥香らいまをときめくキャストが出演している。第1話あらすじ藤子建設営業3課の係長・左江内(堤真一)は、家では妻の円子(小泉今日子)に逆らえない恐妻家。ある日、左江内は見知らぬ老人(笹野高史)から「スーパーヒーローにならないか?」と声を掛けられる。左江内は円子から、娘のはね子(島崎遥香)のために弁当を学校まで届けるよう言われるが、会議を控え、とても無理な状況。左江内は任務遂行のため、仕方なく老人からスーパースーツを借りることに。その後、左江内は誰かが助けを求める声が聞こえてくるように…。「スーパーサラリーマン左江内氏」特別編は5月9日(土)~土日の昼間の時間帯、日本テレビにて放送(※関東ローカル)。(cinemacafe.net)
2020年05月01日作家の林真理子さん(66)は、本誌連載『血流講座』でおなじみの順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生(59)と10年来の友人。そんな2人の対談では、新型コロナウイルス対策から、さまざまなダイエット法を試してきた林さんの悩みに、先生が適切な答えをーー。小林「作家としてお忙しい林さんですが、体調管理はどうされていますか」林「実は先生に教えていただいた食物繊維と乳酸菌を毎日取ることを続けてみたら、お肌の調子がよくなり、髪にもハリが。あとお通じも順調になったんです」小林「腸が健康になって、しっかり働いているようですね。体の隅々まで栄養が行き届いている証拠ですよ」林「ただ最近は、新型コロナウイルスの影響で、楽しみにしていた歌舞伎、オペラが中止で、大相撲は無観客に。私の講演会やイベントも全部、延期。講演で食べているわけではありませんが減収にはなるし、買い物ひとつでも、心ざわつくことが多くて……」小林「とにかく今の時期は正しい情報を知って、それを守ることが求められています。換気が悪くて狭い閉鎖空間で、大人数で集まらないこと。密閉、密集、密接の『3密』を避けることを徹底するのが大事ですね」林「コロナ対策もさることながら、小林先生に、相談があるんです。実は昨年から会食が重なり、暴飲暴食を続けていたら、女性としてどうかというレベルまで体重が増加。それから食事を我慢するなどすごく頑張ったのに毎日200グラムずつ増えていくので、体重を量るのをやめてしまいました。体重計が怖くて……」小林「食事に加えて、痩せ体質を作るには体を動かすことも重要ですが、林さんはどんな運動をされていますか?」林「週2回ジムに通って軽い筋トレやストレッチを中心にしていました」小林「今はジムにも行きづらいと思いますが、家でもいいので運動を続けることは大事です。林さんは仕事上、座りっぱなしが多いと思いますが、長時間座っている人ほどがん、糖尿病や心筋梗塞などのリスクが高くなることがわかっています。仕事の合間にウオーキングするのもオススメですよ」林「スーパーの帰りに遠回りしたり、用もないのに隣町まで歩いたりしています」小林「ウオーキングが流行していますが、正しい歩き方をしないでただ漫然と歩いているだけではあまり効果は期待できません。たとえば僕は、胸を張って腕を後ろにしっかり振り切ることを意識しています。腕を振ることで大股になるし、そうすることで、腸を支えている腸腰筋が動きます。腸の働きを促すだけでなく、美しい姿勢を維持できる。あと、階段の上り下りをするのが効果的な運動です」林「私も階段は意識して使うようにしています。地下鉄に乗るときもエスカレーターを使わずに階段を上り下りしていますが『おばちゃん頑張っている』と冷ややかな目で見られたら嫌だなと。考えすぎかもしれませんけど」小林「階段は無料のジムです。階段を見つけたらラッキーだと思うようにしてください」林「さっそくやってみます。とにかく今は免疫力を上げるのが大事ですからね」小林「林さんの近刊『綴る女』(中央公論社新社)を読ませてもらいましたが、宮尾登美子さんの波瀾万丈の人生に心躍らされたし、彼女の生きざまに感動しました。そのように心揺さぶられる感情によって、幸せホルモンといわれるセロトニンやドーパミンが分泌され、免疫力も上がると考えられています。今、自粛ムードが広まっている中、家で私の『グーパー体操』(『寝たきりでもできる!死ぬまでボケない小林式グーパー体操』〈光文社〉小林弘幸著)をするのもいいですが、読書もいいことだとあらためて思いました」林「家にこもってスマホをいじっていると鬱々した気分になりますからね。とくにSNSの情報にはデタラメが多くて……」小林「この新型コロナウイルスの流行もいずれ終息します。どんよりした気分で過ごすよりも少しでも、心を豊かにさせて、前向きに生きることが大事です」林「終息後には、テレワークが発達したり、働き方が改善されたりとさまざまな変化が起こるでしょうね。家族の触れ合いの大切さが見直されたりするのもいいことだと思います。先生とお会いしたら、元気な気分になれました」小林「こちらこそありがとうございました」「女性自身」2020年4月21日号 掲載
2020年04月10日作家の林真理子さん(66)は、本誌連載『血流講座』でおなじみの順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生(59)と10年来の友人。そんな2人の対談では、さまざまなダイエット法や美容法を試してきた林さんの悩みに、先生が適切な答えをーー。小林「作家としてお忙しい林さんですが、体調管理はどうされていますか」林「先生に教えていただいた食物繊維と乳酸菌を毎日取ることを続けてみたら、お肌の調子がよくなり、髪にもハリが。あとお通じも順調になったんです」小林「腸が健康になって、しっかり働いているようですね。体の隅々まで栄養が行き届いている証拠ですよ」林「小林先生に、相談があるんです。実は昨年から会食が重なり、暴飲暴食を続けていたら、女性としてどうかというレベルまで体重が増加。それから食事を我慢するなどすごく頑張ったのに毎日200グラムずつ増えていくので、体重を量るのをやめてしまいました。体重計が怖くて……」小林「最近、新型コロナウイルスの影響で、自宅にいることが多くて運動不足になりがちですから、体重のコントロールが難しいですよね。でも体重計には毎朝、乗ったほうがいいですよ。体重の増減は健康のバロメーター。僕は、朝の体重を、その日どのくらい食べたらいいかの指針にしています」林「でも先生、これまでお金をかけていろんなダイエット法を試してきたのに、いまだに200グラムに一喜一憂する人生って何だろうと思って“もう太ってもいいや”と。ちょうど週刊誌に『60歳を超えたら痩せてはいけない』というような記事があり、ラッキーと思いながら食べ続けていました」小林「たしかに60歳を過ぎたら、無理に痩せる必要はありません。過剰なダイエットは栄養のバランスを悪化させ、さまざまな病気を招く要因になります。とはいえ肥満は万病のもとです。“痩せ体質”になることが重要です」林「クローゼットにあるスカートの8割が入らなくなってしまったんです。ウエストゴムのスカートしかはけなくなって悲しくなりました。お洋服が大好きだったのに、お店に行っても楽しくない。人と会うのも嫌になり……」小林「ストレスは肥満を加速させますからね。あと、今の時期は、新型コロナウイルスの感染予防にもつながるので免疫力を上げましょう。そのカギを握るのは腸で、体の免疫細胞の70%が存在しています。腸内環境を整えるためには、食事と運動、そして睡眠の質が大事。しかも腸内環境を整えると“痩せ体質”になるのです」林「免疫力を上げるだけでなく痩せ体質を作るなんて、腸は本当にすごいですね」小林「そうなんです」林「先生に教わった食物繊維と乳酸菌を取るようになってから、おなかがスッキリして調子がいいです」小林「日本人の食物繊維摂取量は戦前の3分の1まで減少。食物繊維を取ると腸内環境が整い、腸のぜん動運動が活発になります。このまま続ければ、痩せる体質になります」林「でも実は、昨日も会食がありましたが、私が食べることが好きなのを知っているから、みんなが『食べなよ、食べなよ』と勧めてきます。結局つい食べすぎてしまって……。自分が招待しているときは『ダイエットしているから』と言えますが、ご接待だとお食事を残すのは気が引けますからね」小林「断れないならば、食事は夜9時までに終わらせたほうがいいですね。就寝まで3時間あればなおいいです。夜10時以降は腸のぜん動運動をつかさどる副交感神経が高まる時間帯。それまでに食事を終えることで、起きている間に消化を終わらせて太りにくくなります」林「つい食べすぎてしまった場合はどうですか」小林「うーん……、1週間単位で考えてみたらいいでしょう。会食があるときはその前後で食事量を減らして、1週間トータルで食べすぎなければいいのです。ドカ食いもたまになら問題ありません。僕は脂こってりラーメンが好きで、ときどき無性に食べたくなりますが、そういう日は、その前の食事を小さなサラダだけにしています」林「そうなんですね。では、朝ごはんには何を食べればいいんでしょうか?朝食は取らないほうが痩せる、という人もいるし……」小林「朝食は必ず取るようにしてください。食事の時間を空けすぎると、腸にストレスがかかり肥満の原因に。僕は忙しくても、バナナやヨーグルトなど何か口に入れています。あとはみそ汁を必ず飲むようにしています」林「私もおみそ汁が大好きです。とくに卵を落としたものは小さいときから好きで、そこに長ねぎを入れたのをよく飲んでいます」小林「そこにしめじやえのきなど水溶性食物繊維が豊富なきのこ類を入れたみそ汁を、朝の習慣にしてみてください。具を多くすることで、満腹感を得られますよ。あとは朝食のメニューに納豆を加えるといいでしょうね、納豆菌は腸内の善玉菌を活性化させますが、腸にずっとすみ着くわけではありません。毎日少しずつ食べ続けることがポイントです」林「納豆を食べると、どうしても白いご飯が食べたくなりますね。風邪をひいて何も口にしたくないときでも、おかゆと梅干しだけは食べたくなる。やっぱりご飯なんです。先生のご本によれば、1日3杯までのご飯なら大丈夫ということですが……」小林「問題ありませんね。糖質オフがはやっていますが、糖質も重要な栄養素。大事なのは3食を規則正しく食べること。1日の食事量の比率を朝、昼、晩で5:2:3にするのがいいでしょう」林「旅館の朝食のようにすればいいんですね。毎食、そこまではできませんが、朝の生活は習慣化しやすいから、体にいいものを積極的に取りたいです」「女性自身」2020年4月21日号 掲載
2020年04月10日広瀬すずが反抗期継続中のこじらせ女子大生を演じ、大嫌いな父親をピンチから救うべく奔走する映画『一度死んでみた』。この度、堤真一演じる父親と娘、親子の絆が試される本編映像が到着した。今回到着した映像は、<2日間だけ死んじゃう薬>を飲んで“幽霊”になってしまった計(堤さん)が、娘・七瀬(広瀬さん)に2日間経つ前に強制的に生き返る方法を伝えようとする重要なシーン。自ら仮死状態となったが、ライバル会社のワトソン製薬に本当に火葬されそうになってしまう計。この危機を脱するべく、言葉は聞こえないが、計の幽霊の姿だけは見えている七瀬に、ジェスチャーで伝えることに。しかし、絶賛反抗期中の七瀬との日頃のコミュニケーション不足のせいか、思うように伝わらないもどかしい感じに。本作がコメディ初挑戦となる広瀬さんは、堤さんがどのようなテンションで演じるか想像がつかず、事前にあまり固めず現場で感じるまま演じようと思っていたそうで、まるでアドリブかと思うような自然なやり取りが行われている。また映像には、リリー・フランキー扮する幽霊になった計に付き添う天国への案内人・火野、吉沢亮演じる七瀬に協力する計の秘書・松岡も一緒に登場。若干見切れているにも関わらず、自分には見えない計とコミュニケーションを取ろうとする七瀬を不審そうに見つめ、挙動不審な松岡の姿にも思わずクスッとしてしまう。『一度死んでみた』は3月20日(金・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:一度死んでみた 2020年3月20日より全国にて公開©2020 松竹 フジテレビジョン
2020年03月17日広瀬すず初のコメディ作品『一度死んでみた』より、まるでおとぎ話(?)のような吉沢亮と堤真一の場面写真が到着した。本作は、反抗期継続中のこじらせ女子大生・野畑七瀬(広瀬さん)が、“2日間だけ死んじゃう薬”で仮死状態になってしまった大嫌いな父親・計(堤さん)を生き返る前に火葬されるピンチから救うべく、奔走する物語。リリー・フランキー、松田翔太、城田優、佐藤健、志尊淳、竹中直人、妻夫木聡ら超豪華キャストが出演することでも話題の本作だが、今回到着したのは、堤さん演じる科学オタクの変人社長・計と、吉沢さん演じる長い前髪と眼鏡の“ゴースト社員”こと松岡の場面写真。花と一緒に棺桶に眠る計にキスをしようと顔を近づけるシーンだ。おとぎ話「眠れる森の美女」のワンシーンが思い出されるこの写真。プリンセスのように松岡のキスで無事に生き返ることができるのか?そもそもなぜ、松岡が計にキスをする流れとなったのか?本編が気になる場面写真となっている。また、先日のイベントでは本作の見どころについて堤さんが「私は、ある方とのキスシーンがあります」と答えており、その相手こそが吉沢さん。浜崎慎治監督からは「リリーさんがすごくこだわって、『この角度のほうがいいんじゃない?』など細かいディレクションが入っていました」というエピソードが明かされており、まさに渾身のワンシーンと言える。『一度死んでみた』は3月20日(金・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:一度死んでみた 2020年3月20日より全国にて公開©2020 松竹 フジテレビジョン
2020年03月16日“ananを後ろから開かせる女”という異名はいまだ健在。林真理子さんが書くエッセイは35年を経ても、新しく、そして斬新!今や親子2代でのファンも多いのです。ananパンダを愛し、そして愛された林真理子さんの“奇跡の軌跡”とは?2020年3月に50周年を迎えるananの歴史のうち、35年に渡ってエッセイを寄稿してくださっている林真理子さんにお話を伺いました。anan50周年おめでとうございます。エッセイも35年。私のような年齢で長いことananに出していただけるなんて、本当にありがたいことだと思います。田舎から東京に出てきた私は、ananが特集するファッションを必死に追いかけ、カタカナ職業に憧れていました。先日、週刊誌の対談でお会いした女優の土屋太鳳ちゃんが、お母さんが若くて地方にいた頃、ananの私のエッセイを読み、都会ってこんなにすごいんだ。都会にはこんなものがあるんだと思っていた、とお母さまからの手紙を代読してくださいました。昔の私と同じだったんですね。今は学生さんもOLさんも、皆さん本当におしゃれ。若い女性たちのメイクのうまいこと!昔は雑誌が新しいものや斬新なものを見つけ出し、それをいち早く発信し、読者の方々が好みに合わせて拾い集めるといった感じでした。でも今は同じフィールドに集い、編集者も読者もお互いに情報を発信し、ボールを投げ合うような時代ですね。私は今の読者の方々とはすでにカルチャーが違うと思うし、好奇心がなかなか同じ方向に向かないけど、ananでエッセイを書いていて学ぶこともいっぱいあります。ジャニーズの新しい素敵な方を知ったり、新しいブランドの服も(サイズが許す限り)買うし、エステや“痩せる”と噂のお店にもなるべく足を運ぶようにしています。ananといえば、なんといってもグラビアページの美しさ。旬の俳優さんやタレントさんをキャッチして作る表紙。実用記事でさえ、おしゃれに作っているし、コラムを書く人もよく選んでいるなあといつも感心しています。今は美容室でもiPadで雑誌を読ませるところがあるそうですが、私はなぜかデジタルの文字が、全然記憶に残らないんです。読者の皆さんも本や雑誌から遠ざからず、ネットで誰かが発信したものだけを信じるのではなく、知りたいことにはお金を出して、自分の足で見に行くべきだと思います。美容もおしゃれも上手ですが、もうワンランク上を目指し、もっともっと雑誌が発信するものを見て、楽しみながら学んでほしい。ananにも「これがトレンドなんだ」というものを、これからも作り出してほしい。私も好奇心を奮い立たせ、皆さんと一緒にもう少し走っていこうと思います。ananとの10の思い出1、おしゃれなブランドは、ananが教えてくれました。ananは昔からハイブランドより、ジャパンブランドを大切にする媒体でした。コム デ ギャルソンやワイズ、DCブランドの全盛期も支えていたと思います。私もワイズはよく着ていました。ギャルソンは恐れ多くて……。ファッションブランドのプレスの方やスタイリストはとてもキラキラとかっこよくて、私なんぞ近づけませんでした。2、夜の原稿執筆は、編集部のライター部屋で。連載を書き始めた当初は、完全に夜型の執筆だったんですが、真夜中にひとりで原稿を書くほど孤独で寂しいものはありません。そこで夜な夜な訪れていたのがanan編集部。仲良しのライター・トミちゃんや遅くまで仕事をする編集者がたくさんいて、寂しくなく仕事をすることができました。みんな、仲間に入れてくれてありがとうね。3、マガジンハウスの2大イケメンが私の担当に。35年もの間、私の連載担当者っていったい何人いたんでしょう。なかでもおなじみのテツオさんと、その大学の同級生の林良二さんはマガハ2大イケメンで思い出深いです。あのふたりが笑いながら話す姿を見るのが、目の保養でした。もちろん、女性の編集者もいましたよ。今の担当は、私のエッセイによく登場する女性のシタラちゃんです。4、バーやレストラン、トレンドの店は編集者たちと。テツオさん、バブルの頃はエッセイのネタにと、いろいろなお店に連れていってくれてありがとう。六本木のINGOとか、芝浦のインクスティックとか、トレンドの店に連れていってくれたのはananの編集者の方々。――当時、バーでお酒を飲みながら、30分ぐらい集中してエッセイを書き上げる林さんは、本当にお見事でした。byテツオ5、あの頃は気軽に誘えた、大物プロデューサーA氏。ananで何度も座談会をご一緒した、作詞家の秋元康さんと漫画家の柴門ふみさんと私。AKB48の生みの親と呼ばれ、今や恐れ多いほど大物の秋元さんですが、昔「ジュリアナ東京に行ったことがない」という私と柴門さんを哀れんで、終業後におばちゃんがモップをかけているジュリアナにわざわざ連れていってくれたこともありましたっけ。6、ananを読みながら、さまざまなダイエットにも挑戦。私が取り組むさまざまなダイエットや美容法が、年齢が離れている読者からも共感を呼ぶと編集長のキタワキさんは言ってくれます。そう、連載を書いた35年間はダイエットの記録といってもいいほど。あまりにいろいろ試みるせいか、どれだけのダイエットドリンクが編集部に届いたことか。これからも試せる方法はなんでもチャレンジします。7、トレンドキーワードは、私もananで学びました。私は昔から流行に疎かったんで、ananでレッグウォーマーの流行を知り、すぐに買いに走る下流の女の子でした。ジャージー素材の服が流行り、ananで見たらとてもかっこいい!それもすぐに試したんですが、どこから見てもトレーニング中の運動部。でもメイクもトレンドもおしゃれも、すべてananの誌面から学んだんです。8、パンダの原稿用紙にずっと憧れていました。昔、編集部の人たちは原稿を書くのに、ananパンダの絵が印刷された原稿用紙を使っていました。それを最初に見たのは地下鉄の中。つり革につかまっていたら、目の前に座っていた女性がとつぜん膝の上に原稿用紙を広げて、何かを書き始めたんです。なんてかわいい原稿用紙なの!と、当時コピーライターだった私は心から憧れました。9、撮影時のケータリングは、昔からいろいろ工夫してくれた。ananの撮影では、ケータリングがとにかく豪華でした。予算が厳しい今でも、食いしん坊の私のためにと担当者の皆さんはおいしいお菓子やお弁当を用意してくださいますが、当時はカービングを施したフルーツや見たことがない、食べたことがないお菓子がずらっと並んでいて。マガジンハウスは、昔から食べ物は豪勢で、こだわっていましたね。10、夜中の東銀座は私の遊び場。あの頃は麻雀もしたんですよ。マガジンハウスがある東銀座といえば歌舞伎座も有名です。私は歌舞伎が好きなので、観に行っては幕間の休憩時間にマガジンハウスの会議室をお借りしてエッセイのイラストや原稿を書くことも。昔はたいてい夜中に原稿を書きに行っていたんで、書き終わると麻雀に交ぜていただくこともありました。今思うと、あの頃は体力があり、元気でしたね。はやし・まりこ1954年、山梨県に生まれる。コピーライターとして活躍後、エッセイスト、作家に。第94回直木賞を受賞。著書『西郷どん!』は’18年NHKの大河ドラマに。※『anan』2020年3月11日号より。写真・天日恵美子スタイリスト・平澤雅佐恵ヘア&メイク・面下伸一(FACCIA)取材、文・今井 恵(by anan編集部)
2020年03月04日