7月24日、大倉孝二とブルー&スカイによる新コンビネーション「ジョンソン&ジャクソン」の第一回公演『窓に映るエレジー』が開幕した。ジョンソン&ジャクソン『窓に映るエレジー』チケット情報2012年上演の『持ち主、登場』(ナイロン100℃番外公演)で、共同企画・脚本・演出・出演を行った大倉とブルー&スカイが、満を持してコンビを結成。その第一回公演には、池田成志をはじめ、村岡希美、池谷のぶえ、菊池明明、川原一馬と強力キャスト陣が、ハイブローなナンセンスコメディに全力で挑む。とあるデパートに勤める販売員の女(村岡希美)は、周囲が戸惑うほどの倹約でお金を貯めこみ、高層マンションの最上階の部屋を購入する。念願の「自宅からの素晴らしい眺め」を手に入れ、友人や同僚を招いては、その「自宅からの素晴らしい眺め」の自慢を繰り返す女。度を越した自慢に周囲の人間は、悩み、傷つき、疲れはてていく。一方、電車に揺られているひとりの男(池田成志)。その様子から、何かの旅の途中であることが伺える。男のひとり旅は、徐々に様相を変えてゆく。男の前に現れる何かあるっぽい人物達、降りかかる何かあるっぽい出来事。男はどこへ向かっているのか、その目的は…。あるっぽい何かはとは何なのか…。女の「自宅からの素晴らしい眺め」の自慢の裏に隠された真実とは…。男と女の物語は、やがて思いがけない形でリンクする。ただし必ずしもリンクする必要はさほどないのかもしれないのだった……。劇中はナンセンスの応酬で、脱力系の笑いの連続だが、その中にもほのかに昭和の香りが漂う、ビターな放浪記が展開する。『持ち主、登場』から今回はよりストーリー性が濃くなっている。ジョンソン&ジャクソンの“ジョンソン”こと大倉孝二は、「またよくわからないものが出来てしまいました。とりあえず観にくるっていうのはどうでしょう?劇場でお待ちしています」と、彼らしい言葉で舞台をアピールしていた。公演は8月6日(水)まで東京・渋谷のCBGKシブゲキ!!にて。
2014年07月28日舞台のみならず、映画、ドラマでも活躍する個性派、ナイロン100℃の大倉孝二が来年4月、ケラリーノ・サンドロヴィッチの演出でひとり芝居に挑む。上演するのは、いとうせいこうがサミュエル・ベケットの名作『ゴドーを待ちながら』を下敷きに書き上げた、待たれている男を描くひとり芝居『ゴドーは待たれながら』。1992年にいとう自身が演出、シティボーイズのきたろうのひとり芝居として上演され話題を集めた作品だ。本家『ゴドーを待ちながら』ではふたりの男が正体不明のゴドーを待っていたが、本作では何者かに待たれているゴドーその人を描き出す。ゴドーは誰が、いつ、どこで、自分を待っているのかを知らない。そもそも、今いる場所がどこなのか、今日が何曜日なのかもゴドーは知らない。待たれる身のゴドーは自問自答を繰り返す。「つまり神はどうやって自分が神だと確信出来るのかってことだ。そりゃ水を葡萄酒に替えたり、大蛇を退治したりすれば、人は神と崇めてくれるだろう。だけど、だ。だからって自分が本当に神なのかどうか、本人は疑問に思うんじゃないかってことだな。もっと偉い神様がそいつに、いやその神様に、お前は神だって言ってくれるなら、まあ信じてもいいかなって気にもなるだろうが。問題は、一番偉い神様かどうかだ。いや、神様がたった一人しかいない場合はもっと悲惨だろう。アイデンティティの崩壊はないのかね」20世紀を代表する戯曲に真っ向勝負を挑んだ、いとうせいこうの作品に大倉がどう切り込んでいくか。ケラリーノ・サンドロヴィッチが10年以上にわたり大倉を口説いて実現させたという本公演に注目が集まる。■ナイロン100℃ side SESSION#12『ゴドーは待たれながら』2013年4月上旬東京芸術劇場シアターイースト他、4月中旬から5月上旬 地方公演を予定チケット一般発売開始:東京公演2013年2月3日(日)
2012年12月10日今年でデビュー8周年を迎える人気アイドルユニット「関ジャニ∞」きっての演技派として目覚しい活躍を見せる大倉忠義と、『荒川アンダーザブリッジ』を始め話題作への出演が続く若手実力派女優、桐谷美玲が号泣ラブストーリーでタッグ!野間文芸賞作家・中村航の人気恋愛小説「100回泣くこと」(小学館刊)の実写映画化で初共演を果たすことが決定した。原作は、2002年にデビュー作「リレキショ」で第39回文藝賞を受賞し、2004年には「ぐるぐる回るすべり台」で第26回野間文芸新人賞を受賞するなど話題の絶えない中村航の55万部発行の恋愛小説。主人公は、運命に導かれるように交際を始めた一組のカップル。付き合いだして日が浅いうちに、結婚のプロポーズをする藤井に対して、彼女の佳美は「1年間(結婚の)練習をしよう」と提案する。幸せ絶頂にいた矢先、佳美を襲う病魔。彼女が「1年」と伝えたワケとは――?4年前のバイク事故で記憶の一部を失った主人公・藤井を演じる大倉さんにとって本作は満を持しての初単独主演映画となる。デビュー8周年を迎える関ジャニ∞主演の映画『エイトレンジャー』や秋にはコンサートツアーが控えるなど、いま最も勢いのあるグループのメンバーとしての活躍に加えて、一昨年に大ヒットした銀幕デビュー作『大奥』を始め、ドラマ「ヤスコとケンジ」、「三毛猫ホームズの推理」への出演など、俳優としての実力は折り紙つきだが、本格的なラブストーリーを演じるのはこれが初となる。そのお相手、ヒロインの佳美を演じる桐谷さんの近年の活躍も目覚しい。先述の『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』を筆頭に、『逆転裁判』、『ツナグ』、『新しい靴を買わなくちゃ』と今年だけで4本の出演映画が公開、さらに主演舞台「新・幕末純情伝」や情報番組「NEWS ZERO」でキャスターを務めるなど、着実に活躍の場を広げている。本格的なラブストーリーへの挑戦に向けて、大倉さんは「素直に嬉しいという気持ちと共に、原作・台本を読ませていただき“本当の愛”ということについて、改めて考えさせられました。主人公の繊細な心の移り変わりや葛藤を表現できればと思います。廣木監督、共演者の方々、スタッフのみなさんにお力を借りながら、観に来て下さった方に何か“大切なメッセージ”を伝えられる素敵な作品になるように頑張ります」と意気込み。桐谷さんも「初めて本を読ませていただいたとき、何気ない日常の中にある幸せをとても感じました。私が演じる佳美という役は、病気と必死に闘う姿、彼を一途に思う健気な姿、彼と一緒に過ごしているときの可愛らしい姿…どの姿も魅力的なキャラクターだなと感じました。私が感じた魅力をみなさんにもスクリーンを通して伝えられればと思います」と強い思いを寄せる。まさに旬の2人の“愛”を切り取るのは、一大センセーションを巻き起こした『ヴァイブレータ』(’03)を始め、近年では『余命1ヶ月の花嫁』、『雷桜』、『軽蔑』、そして来年公開の『きいろいゾウ』と一貫して悲恋を交えた“純愛”を繊細に描いてきた廣木隆一監督。脚本は、『ソラニン』などを手がけた高橋泉が務める。「真摯でひたむきな大倉さんと桐谷さんに以前から注目していました。おふたりを通した『100回泣くこと』を心から楽しみにしています」という原作者の期待を背に受けながら、原作にはない設定へとアレンジすることで、より感動的なストーリーを作り上げた。大倉さんと桐谷さんが見せる、期限付きの「純愛」の形とは――?本作のクランクインは8月末、約1か月間にわたり撮影が敢行される予定。『100回泣くこと』は2013年、全国にて公開。
2012年08月16日関ジャニ∞の大倉忠義が初の単独主演を務める映画『100回泣くこと』が今月末より撮影を開始し、相手役の桐谷美玲とラブストーリーに挑むことが発表された。その他の写真本作は、中村航の同名ベストセラー小説が原作。4年前のバイク事故によって記憶の一部を失った主人公・藤井(大倉)と、彼が出会った運命の女性・佳美(桐谷)の恋、そして病魔におそわれた佳美と藤井の失われた記憶に隠された切なくも悲しい真相が描かれる。映像ユニット“群青いろ”の高橋泉が脚本を手がけ、『余命一ヶ月の花嫁』『雷桜』の廣木隆一が監督を務める。報道陣向けの資料には“号泣ラブストーリー”というフレーズが繰り返し用いられており、繊細な演出で知られる廣木監督が、どのような作品を作りあげるのかも気になるところだ。大倉は「僕自身、これ程深い恋愛ストーリーは初めての挑戦です。素直に嬉しいという気持ちとともに、原作・台本を読ませていただき“本当の愛”ということについて、改めて考えさせられました。主人公の繊細な心の移り変わりや葛藤を表現できればと思います」と言い、ヒロインを演じる桐谷は「はじめて本を読ませて頂いた時、何気ない日常の中にある幸せをとても感じました。以前から、廣木監督の作品は好きでよく観ていて、この作品の素敵な世界観をこれから一緒に創り上げていけることが本当に嬉しいし、楽しみです」とコメントしている。撮影は8月下旬より開始され、ショウゲートの配給で2013年に全国公開される。『100回泣くこと』2013年公開
2012年08月16日東日本大震災から1年となる3月11日(日)、指揮者・佐渡裕の呼びかけのもと、パリで「3.11メモリアルコンサート」が開催される。「佐渡裕」の公演情報これまでに世界中から被災地に寄せられた支援に感謝の意を伝えるべく、開催される本公演。出演は、佐渡裕、パリ在住の指揮者・阿部加奈子、パリ国立高等音楽院の在校生・卒業生、パリ管弦楽団やフランス国立管弦楽団、メトロポリタン歌劇場管弦楽団などフランスや世界のオーケストラの演奏家有志による「ジャポネード・オーケストラ」、佐渡裕が芸術監督を務める兵庫芸術文化センターの「スーパーキッズ・オーケストラ」小中高校生の団員45名ほか。ソリストとして、ピアニストの辻井伸行、2009年の東京音楽コンクールで優勝した16歳のバイオリニスト・周防亮介も参加する。また公演当日には、東日本大震災の被災者を代表し、岩手県釜石市の根浜海岸で津波に飲み込まれた旅館「宝来館」の女将・岩崎昭子さんらも登壇。被災地の現状の報告などが予定されている。2月12日に行われた記者会見で「人が人を思いやれる、心の支援が実感できる、そんな演奏会にしたいです。国境や年代、プロ・アマを越えて、ドリームオーケストラが凄い演奏をしてくれるでしょう。復興に向けては、まだまだ時間がかかります。これからの支援も誓い合えるような機会にもしたい」と語った佐渡裕。昨年8月には「佐渡裕被災地訪問プロジェクト」として福島県いわき市、岩手県釜石市・大槌町で演奏会を開催するなど、様々な復興支援に尽力してきたマエストロが、音楽を通じて、パリから被災地に向けて力強いエールを発信する。「3.11メモリアルコンサート」は、3月11日(日)にパリ・ユネスコ本部にて開催される。当日の会場ロビーでは、東北復興写真展も同時開催。コンサートの入場料、寄付金による収益は、全額、日本ユネスコ協会連盟(教育復興プロジェクト)、明友館を通じて、経済的に困っている家庭への支援として、子供たちの奨学金に充てられる。
2012年02月14日開催中のヴェネチア国際映画祭において、昨年に続いて2度目の試みとなる「3D映画部門」のグランプリ発表に、この部門の審査委員長を務める清水崇監督が登場!つい2日前にクランクアップしたばかりの新作3Dホラー『ラビット・ホラー3D』の一部が会場で上映され、喝采を浴びた。昨年の映画祭では、新設されたこの部門のプレゼンターを務めた清水監督だが、今年は審査委員長に就任。映画祭エグゼクティブ・ディレクターのマルコ・ミューラーの紹介を受けて威厳たっぷりに登場!…と思いきや、清水監督は新作に登場するウサギの被り物を着けたまま姿を現し、これには現地の観客は大喜び!フッテージ上映された『ラビット・ホラー3D』は、いまだスタッフさえも観ていないというもので、正真正銘に“世界初上映”。世界的な撮影監督クリストファー・ドイルをスタッフに迎え、満島ひかり、香川照之、大森南朋といった実力派キャストで描く3Dホラーで、夜な夜な現れる不気味なウサギの着ぐるみと退治する姉弟の姿を描いている。まだVFXなどが全く施されていないながらも、スリルに満ちあふれた映像に、客席からは拍手がわき起こった。そして、「3D映画部門」の発表。15本のノミネート作品の中から清水監督をはじめとする審査員たちが選んだのは『アバター』と『ヒックとドラゴン』の2本。異例の2作同時受賞について清水監督は「全く違う視点で作られているのが面白い」と説明。さらに3D映画の今後について「数年前までは自分も3Dにさほど興味があったわけではなかった。だが、実際に自分で作ってみて、考えを改めた。しかもそんな新しい分野をこの世界で最も歴史ある映画祭がいち早く取り上げたこと、それ自体が映画の可能性を示している。3Dというといまだにどうしても『こけおどしの子供向け』というイメージが強いが、それが変わってほしいと思う。今後もクリエイターとして、技術に操られるのではなく、技術を使って素晴らしい映画を作って行かなければという気にさせられた」と決意と共にその可能性の広がりを訴えた。ちなみに、会場にはホラー映画巨匠ダリオ・アルジェントも姿を見せ、清水監督と握手を交わした。『ラビット・ホラー3D』の日本公開は2011年を予定。■関連作品:ヒックとドラゴン 2010年8月7日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved. アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedラビット・ホラー3D 2011年公開予定第67回ヴェネチア国際映画祭 [映画祭]■関連記事:『十三人の刺客』にスタンディングオベーション7分!金獅子に三池監督手応えアリ?三池崇史監督、SMAP稲垣の“悪役”起用を説明『ラビット・ホラー3D』撮影終了!「怖いのは苦手」な満島ひかり、リアル恐怖体現劇中では赤ジャージのカトリーヌ・ドヌーヴ、華麗なドレスでヴェネチア降臨清水崇が満島ひかり×香川照之×大森南朋で3Dホラー再挑戦!ヴェネチアで一部を上映
2010年09月11日携帯専用放送局BeeTVにて、ジャパニーズ・ホラーの旗手・清水崇監修により、星野真里、堀部圭亮らを配して本格ホラー「しってはいけない怖い話」が配信されることが発表された。本作はBeeTVにとって初めての本格ホラー作品。夜のデパート、携帯メール、同窓会など身近なシチュエーションを題材にしつつ、そこに潜む“恐怖”が清水監督の監修の下、5人の新鋭監督によって8つのオリジナルドラマとして映像化される。出演陣も豪華!現在放送中のNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」にも出演している星野真里に、俳優としての活躍に加え、昨年公開された『悪夢のエレベーター』など監督としても高い評価を得ている堀部圭亮。また、ドラマ&劇場版と一大旋風を巻き起こした「ROOKIES」をはじめ、次々と話題作に出演している尾上寛之など幅広い活躍を見せる実力派が集った。いまだ撮影中ということで、各話の内容については明らかにされていないが、星野さんからは今回の発表に際してコメントが到着した。ホラー作品への出演オファーについて「夏を感じました」と語る星野さん。これまでにもホラー作品への出演は多いが自身は「(ホラーは)好きではないですね…。でも、以前よりは免疫ができたような気がします」と明かす。また、これまでに経験した心霊体験について尋ねると「霊感の強い友達が実家に遊びに来て、ある部屋に誰かがいると言われたときはビビりました。でも、悪いものではないようなので。守ってくれているんですかね?」とのこと…。そして自身の出演したエピソードについては「じわじわとくる怖さ、なのでしょうか」と恐怖を煽る。暑〜い夏も携帯のおかげで背筋のあたりがひんやりしてくる…かも?「しってはいけない怖い話」は7月20日(火)より配信開始(全8話/毎週火曜日更新)。BeeTV「しってはいけない怖い話」公式ページ■関連作品:戦慄迷宮3DTHE SHOCK LABYRINTH 2009年10月17日新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開© ショック・ラビリンス・フィルム・コミッティ2009■関連記事:前田愛、挙式を10日後に控え共演陣からの花束の祝福に、驚き過ぎて3Dメガネで…3連休は新感覚を先取り!『戦慄迷宮3D』見どころ凝縮のフッテージが無料で上映『戦慄迷宮3D』柳楽優弥インタビュー「お化け屋敷はM・キャリーに誘われてもノー」『戦慄迷宮3D』世界配給決定!柳楽優弥は映画祭よりも観光で海外に行きたい?清水崇ティーチイン付き!『戦慄迷宮』3D特別試写会に5組10名様をご招待
2010年07月15日嵐の二宮和也と柴咲コウを主演に迎え、よしながふみの同名漫画を映画化した歴史絵巻『大奥』に、堀北真希、大倉忠義(関ジャニ∞)、玉木宏、阿部サダヲの4人が出演することが発表された。本作は、謎の疫病により男性の人口が激減した江戸時代、男女の役割が逆転し、一人の女将軍に三千人の美男が仕えるという世界を舞台に、人々の野望や愛憎を映し出した歴史絵巻。ひと筋縄ではいかない大奥において士道を追い求め、剣の腕と才覚でのし上がっていく主人公の旗本・水野祐之進を二宮さんが、男勝りの八代“女”将軍・吉宗を柴咲さんが演じることが昨年末に発表されていた。そして今回新たに発表されたキャスト4名の役どころを順にご紹介!NHK大河ドラマ「篤姫」で和宮を演じて以来の時代劇出演となる堀北さんが今回演じるのは、水野と幼なじみで、名門薬問屋の娘・お信(写真左上)。水野とは両想いながら、貧乏旗本と名門薬問屋という身分違いのかなわぬ恋に身を焦がし、思い悩む。堀北さんは「誰も思いつかないような面白い設定のこの作品に出演することが決まり、わくわくしています。また、役者として尊敬している二宮くんと共演させていだだけるということで、大変嬉しく思います。男性ばかりの大奥がどんな華やかさを醸し出すのか楽しみです。私は好きな人を大奥に送り出す役どころですが、幼なじみ同士の、お互い素直になれない恋のゆくえを楽しみにしてほしいです」とクランクインをかなり楽しみにしている様子。堀北さんと同じく「篤姫」での坂本龍馬役以来の時代劇出演となる本作で、大奥のエリート集団“御中臈(おちゅうろう)”にあって、飛びぬけた美貌と聡明さで将軍の寵愛と出世を狙う松島(同右上)を演じるのは玉木さん。上司にあたる大奥総取締役の藤波や部下の鶴岡(後述)とも体の関係を持つ策略家という役どころに挑む。玉木さんは「厳しい時代に生まれ、その中でそれぞれが自分らしく生き抜くための術…。フィクションでありながら、僕が演じる松島を含め、登場人物ひとりひとりの気持ちに共感することが出来ました。原作と同じく、いまの世の中に向けて、大切なことがたくさん詰まった 作品になるよう、大奥の一員、松島をしっかり演じたいと思います」と役への共感と撮影に向けた意気込みを語っている。そして意外にも(?)哀愁漂う二枚目男・杉下(同右下)を演じるのが阿部さん。杉下は、大奥に入って10年になる古参であり、貧しい御家人の家の出ということもあって、ある種の諦観を抱きつつも、大奥に一生を捧げる決意を持っている。新入りの水野に大奥での作法や、生き方を教える男という役どころで、これまでとはひと味違う阿部さんが見られそう。「杉下、かっこいいですっ!」と興奮気味の阿部さん。TV、映画での本格時代劇出演は初めてとなるが「江戸時代に近い体型を活かして頑張ります!」と気合い十分。そして、注目はこの人!映画初出演となる大倉さんが演じるのは剣の達人・鶴岡(同左下)。大奥の道場No.1の腕前を持ちながら水野との試合で敗北を喫し、さらに恋慕する上司・松島(玉木さん)に捨てられたことで乱心し、水野に決闘を挑むという美しくも誇り高き男。「初めて二宮さんと共演することになり、とても楽しみにしています。また、現場ではいろいろと勉強させてもらいたいです。豪華な共演者の方々の中で、自分の色を出せるように頑張ります」とコメントを寄せてくれた。水野と鶴岡の鬼気迫る決闘シーンに加え、愛憎がうごめくドロドロの人間ドラマをどのように表現するのか?撮影開始前から想像するだけでも期待に胸が熱くなる!二宮さん、柴咲さん、堀北さん、玉木さん、阿部さん、大倉さんと、ズラリと並んだ豪華な顔ぶれにただ驚くばかりだが、今後、このメンバーに負けない豪華な共演陣が新たに発表される予定とか…。『木更津キャッツアイ』シリーズを成功に導いた磯山晶プロデューサーと、『雨あがる』で日本アカデミー賞を総なめにした荒木美也子プロデューサーのタッグだからこそ実現可能なこの豪華歴史絵巻。完成作がどのような輝きを放つのか、いまから待ち遠しい!『大奥』は今後、4月のクランクインに向けて準備が進められ、10月1日(金)より全国にて公開。■関連作品:大奥 (2010) 2010年10月1日より全国にて公開© 男女逆転「大奥」製作委員会■関連記事:二宮和也&柴咲コウでよしながふみの人気漫画「大奥」映画化女将軍に美男子三千人!
2010年02月16日