みずほ情報総研およびみずほ銀行はこのたび、「医療産業の海外展開促進に関する検討会」が発足すると発表した。同検討会は、医療機器メーカー7 社や医療法人などが参画し、民間企業の立場からICT(情報通信技術)を活用した医療産業の海外展開に関して、より実効性の高い日本の戦略を検討するもの。日本における産業政策を振り返ると、21世紀以降、世界的に進む高齢化を背景に、医療産業はいずれの政権においても、経済の成長牽引分野として位置づけられてきた。しかし、現状、日本メーカー全体としての海外市場におけるプレゼンスは、欧米メーカーと比較して競争優位にあるとは言いがたい状況だという。このような背景から、官公庁が主導してきた医療産業の海外展開に関する産業振興策だけではなく、民間企業が個々に蓄積してきた海外展開の知見を集約し、ICTを活用した新たな戦略を立案するという目的のもと、同検討会の発足を決定したという。現在、内閣官房健康・医療戦略推進本部においては、「次世代医療ICT基盤協議会(仮称)」の開設が進められている。このたび発足する検討会は、こうした政府の動向とも連動して、政府と民間企業が協力関係を築きながら、次世代医療ICT基盤(医療介護サービスの質の向上や産業の活性化、医療イノベーション促進、医療・介護・健康分野にまたがる情報の連携等を図ることを目的とした情報インフラを指す)を活用した医療分野におけるソフト面の強化や効率化について議論する。さらに、このソフト面を強みとした「新興国の社会システム作り」や「長期的な医療機器輸出振興」の可能性を追究することを目指すとしている。同検討会は、2015年3月までに全4回の開催を計画しており、医療機器メーカー、医療法人、ICT関係団体など、異業種間の有識者が一堂に会し議論を行うという。また、2015年2月末には、医療機器メーカーを中心とした訪問団を組織し、市場として期待される対象国の調査やキーパーソンとの意見交換を行うとしている。なお、これらの検討会の議論や調査結果は、検討報告書としてまとめ、2015年3月に政策提言を行う予定としている。○同検討会で設定した課題成長著しい新興国の多くは、最新の医薬品・医療機器に関する情報、医療施設・機材を運用する専門人材、オペレーションのノウハウ(ソフト面)が圧倒的に不足している。このような状況で、最新の薬や機材を投入しても、対象国の課題解決に資する結果にはならない。このため、製品単位で、日本の医療機器や資材がいかに優れた品質や機能を有していても、それだけで新興国を中心とした国際市場で有利な地位を占めることは難しい新興国にとって、最新の情報取得と、効率的・効果的な人材育成と施設運用支援を念頭に置いた社会システムの導入・定着が優先すべき課題となっているこれらの課題の解決策として、一連の医療情報を集約・運用するICT基盤の導入に大きな効果が期待されているという。そして、このICT基盤を活用したサービスと医療機器・資材の体系化が実現した時、個々の製品の優秀性に加え、パッケージとしての新たな価値の提供により、日本が国際市場で有利な地位を獲得できるとの考えのもと、同検討会にて議論を展開するとしている。
2014年12月11日ネットワールドは、米Cumulus Networks(キュムラス・ネットワークス)社とディストリビューター契約を締結し、同社が開発・提供するネットワークOS「Cumulus Linux」を、12月8日より販売開始すると発表した。1Gライセンス(参考定価、税別)当たりの価格は11万9,000円(税別)~。「Cumulus Linux」は、汎用スイッチチップを搭載するホワイトボックススイッチで動作するLinux OSで、ネットワールドは、今年7月に販売を開始した台湾のQuanta Cloud Technology社のホワイトボックススイッチに搭載して、今後、改めてスイッチとCumulus OS両方の自営保守サポートを提供するという。「Cumulus Linux」は、汎用のホワイトボックススイッチに最適化されたネットワークOSであり、シェル(bash)やエディタ(vim等)も備えており、設定ファイルがLinuxと同じなので、従来のようにネットワーク機器ベンダー特有のコマンドを覚えてスイッチを設定する必要がなく、サーバ管理者が、Linuxサーバと同様にスイッチも管理・運用できる。また、Open Stack等のクラウドOS、PuppetやChef等の構成管理ツールと連携し、コンピューティングリソースとネットワークの一元管理や運用の自動化を可能にする。ネットワールドは、「VMware NSX」と「Cumulus Linux」を連携するシステムの総合的な技術支援を提供し、Software-Defined Data Centerの普及を加速させる。
2014年12月08日ミックスネットワークはこのたび、全国6445名のうち、スマートフォンやタブレット端末を持つ1347名を対象に、「スマートデバイスを利用したWebサイト閲覧の利用動向調査」を実施し、その結果を発表した。これによると、1日あたりの平均利用時間は、1時間以上使用するとした人がスマートフォンでは62.6%、タブレットでは52.9%となった。利用場所は、スマートフォン・タブレットともに自宅が最も多く(90%以上)、閲覧対象は「ニュースサイト」が両端末において60%を超える結果に。スマートフォンでの閲覧は、ニュースサイトに次いで、「一般向け情報サイト(44.7%)」や「Facebook、TwitterなどのSNSサイト(42.6%)」「企業サイト(41.2%)」が多い結果となった。また、「過去1年以内にWebサイトを閲覧した目的」として最も多かった回答は、両デバイスともに「商品を購入する」で、スマートフォンユーザーが58.7%、タブレットユーザーが69.9%。私用の商品販売価格に関する「情報収集」なども、スマートフォン・タブレットの両方にて約50%の回答があった。なお、ミックスネットワークは12月16日、同調査の結果を紐解くセミナーを実施し、「マルチデバイス最適化成功のポイント」などを紹介する予定。東京都・千代田区のフクラシア東京ステーション RoomAにて、13:30~より開催する。参加費は無料だ。
2014年12月08日ヤマハは、独Axiros社とネットワーク機器事業における製品機能の開発に関する業務提携の契約を締結したと発表した。Axirosは、通信ネットワークに関わる機器の管理・制御とサービスの稼働状況の可視化を実現するソフトウェア群を提供しているソリューションプロバイダー。ヤマハでは、ネットワーク機器事業のさらなる拡大にあたり、顧客価値につながる機器機能の高度化を重要テーマとしており、同分野において高い技術と豊富な経験を持つAxiros社と開発に関する業務提携を結ぶことで、より高い市場競争力を確保できるとしている。両社は、この業務提携を通じて、両社の保有する知見やノウハウを相互活用し、安定したネットワーク環境の提供を一層拡大させるという。
2014年11月28日アットマークテクノと図研エルミックは11月17日、図研エルミックのONVIFのネットワークカメラ向けインタフェース規格準拠のミドルウェア「Ze-PRO IPcam」と音声や動画像をリアルタイム送受信するRFC規格RTP準拠のミドルウェア「Ze-PRO RTP」が、アットマークテクノのARMプロセッサ搭載の組み込みプラットフォーム「Armadillo」に対応したと発表した。ONVIF(Open Network Video Interface Forum)は、IPベースのセキュリティ製品のインタフェース規格標準化を行うフォーラムである。ネットワークカメラに必要な仕様が定義され、規格に準拠した製品同士で映像や音声、制御情報などをやりとりさせることができる。 図研エルミックのONVIF対応製品は「Ze-Pro IPcam」の他に、ストレージサーバ向け「Ze-PRO IPrec」、モニタリングを想定したモニタ部向け「Ze-PRO IPmon」、Android/iOS対応ビューワの開発キット「Ze-PRO Sight Viewer」があり、すでに多くの場面で採用されている。一方、「Armadillo」は、ARMプロセッサ搭載の小型・省電力CPUボードにLinux OSをプリインストールした組み込みプラットフォームである。USBやLAN、シリアルなどの他、カメラや無線通信、タッチパネル液晶など各種インタフェースに対応した製品がラインアップされており、データロガーや監視・制御機器、デジタルサイネージなど、さまざまな用途で採用されている。今回の「Ze-PRO IPcam」と「Ze-PRO RTP」の「Armadillo」向けライブラリは、カメラインタフェース対応製品「Armadillo-810/840」で動作するバイナリーコードで構成されている。オリジナルの「Ze-PRO IPcam」と「Ze-PRO RTP」から、特に重要な機能が「Armadillo」向けにバイナリとして提供されるという。あらかじめ、「Armadillo」向けに最適化してあるため、組み込みなどの初期工数をかけずに利用することが可能となっている。なお、「Armadillo-810/840」の開発セットを購入したユーザーは、 Armadillo用「Ze-PRO IPcam」と「Ze-PRO RTP」を試すことができる評価環境を、アットマークテクノのWebサイトから無償でダウンロードすることができる。
2014年11月18日セルフケアで肌悩みが解決しなければ、美容医療に行かれる方も多いと思います。ただ、その前にどの美容医療が自身のケアに必要なのか、よく見極める必要があります。最新美容医療にはどんなものがあるのでしょうか?今回は、7つの美容医療をご紹介いたします。■1.レーザー特殊な装置で発生させた光を患部に照射する治療です。皮膚の正常な部分には傷をつけず、目的の部分だけを焼いて除去。シミ、アザ、ほくろ、などに有効な治療です。■2.フォトフェイシャル気になるところだけスポット的に治すレーザー治療比べ、顔全体にソフトな光線をあてるのがフォトフェイシャルの特徴です。広い波長の光で、複数の肌トラブルを解決。シミ、シワ、赤ら顔などの肌トラブルに作用します。ただし、シミへの効果は、レーザー治療に比べると劣るようです。■3.ケミカルピーリング一種の酸を塗ることによって、皮膚の角質をはがし、新しい皮膚の再生を促す治療です。コラーゲンが増えるので、シワやたるみ、たるみ毛穴などに有効です。余分な角質を取るため、毛穴の詰まりやニキビ予防にも効果的です。■4.ヒアロルン酸/コラーゲン注入シワの部分に沿って、ヒアロルン酸やコラーゲンを注入し、肌をふっくらさせて目立たなくする方法。特に皮膚の深い層に原因がある法令線などに向いています。注入したものは、いずれ吸収されてなくなります。コラーゲンはタンパク質の一種ですから、ごくまれにアレルギーが出ることもあります。ヒアルロン酸にはアレルギーの心配はありません。■5.ボトックスボツリヌス菌という細菌が産生する物質を注入し、シワのもとになる表情筋の働きを弱める方法。筋肉の動きによってできる額、眉間、目尻のシワなどに効果的です。腫れや痛みも少なくて、とても効果的な治療法ですが、注入量が多すぎると表情筋の動きを抑制しすぎて無表情になることがあります。■6.レチノイン酸ビタミンAの一種であるレチノイン酸は、市販の化粧品に配合されているレチノールと同じ系統の成分ですが、医薬品なのでより強力な作用を持ちます。注射が適さない目の下の小皺、黒グマ、くすみ等に使用します。ターンオーバーを高める働きがあるので、使用を続けるとコラーゲンの生成やメラニンの排泄が活発になり、シミとシワが緩和されます。■7.イオン導入ビタミンC誘導体を塗り、電極を当ててイオン導入し、真皮に浸透させる方法です。肌につけるだけより、何十倍も浸透がよくなります。針を使わない注射と言われ、注射器を使わずに体内に有効成分を入れられるのがメリットです。シミ、毛穴、シワ、たるみ等、あらゆる肌悩みに効果的です。ピーリングなどで古い角質を取り除いた後に行うと、さらに吸収率が高まります。■おわりにそれぞれの美容医療は効果、費用、治療期間もさまざまです。事前によく調査し、相談をしてから行いましょう。先ずはセルフケアでできることを行い、それでも改善しないようでしたら検討してみましょう。(下山一/ハウコレ)
2014年11月16日バッファローは12日、130万画素のCMOSセンサーを搭載するネットワークカメラ「WNC01WH」を発表した。11月下旬に発売する。価格は税別15,400円。スマートフォンやタブレットからのリモート視聴に対応した、有線LAN/無線LAN対応のネットワークカメラ。外出先から子供やペットなどの状況を確認するのに適している。スマートフォンなどとの接続は、専用アプリ「おうちカム」を使い同梱されているQRコードを読み込むことで行う。「おうちカム」ではカメラ映像の視聴のほか、動画や写真の撮影も行え、最大12台までのカメラ本体を接続可能。カメラ部にはスピーカーを装備しているので、スマートフォン経由でカメラの向こう側に話しかけることが可能。動体検知機能を搭載し、検知に合わせて自動で録画開始したりメールを送信したりできる。主な仕様は、センサーが130万画素のCMOS、対応フォーマットがH.264 / MJPEG(動画)、JPG / BMP(静止画)。対応解像度は1,280×1,024ドット / 1,280×720ドット / 640×360ドット / 320×180ドット、フレームレートは30fps / 20fps / 15fps / 5fps。インタフェースは、10BASE-T / 100BASE-TX対応有線LAN×1、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。本体サイズはW103×D33×H69mm、重量は約97g。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1、Mac OS X10.6~10.9、Android 4.0~4.4、iOS 7.0~8.0。
2014年11月12日ディーアンドエムホールディングスは11月4日、デノンブランドより「CEOL」シリーズのネットワークオーディオシステム「CEOL N9」を発表した。CEOL N9は、CDレシーバー「RCD-N9」とスピーカーシステム「SC-N9」の組み合わせ。発売は11月下旬で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は、RCD-N9が46,000円前後で、SC-N9が14,000円前後(いずれも税別)。RCD-N9は、2012年8月に発表された「RCD-N8」の後継モデル。コンパクトなCDレシーバーにDLNA 1.5やAirPlayに対応したネットワークオーディオ機能を組み込んだ製品だ。WAV、FLAC、AIFF形式では192kHz/24bit、ALAC形式では96kHz/24bitまでのハイレゾ音源の再生に対応。フロントパネルに装備したUSBポートからも、ハイレゾ音源の再生を行うことができる。インターネットラジオも利用可能だ。無線LANは、IEEE802.11b/g/nに対応。WAC(Wireless Accessory Configuration)やWPS規格に対応しており、簡単にネットワークの設定を行うことができる。また、「Denon Remote App」に対応しており、iPhone/ iPad/ iPod touchやAndroidデバイスから操作を行うことも可能だ。新たにBluetoothに対応。SBCに加えて高音質なAACコーデックも利用できる。NFCに対応しており、スマートフォンなどとワンタッチで接続することが可能だ。パワーアンプは、定格出力65W×2(4Ω、1kHz、THD+N 0.7%)。SDB(スーパーダイナミックバス)やイコライザーなどの補正機能も搭載している。入力インタフェースは、アナログ音声×1系統に光デジタル音声×2系統を装備する。サイズはW280×D305×H102mmで、質量は3.2kg。SC-N9は、φ2cmバランスドームツイーターとφ12cmペーパーコーンウーファーを使用したコンパクトな2Wayバスレフスピーカー。再生周波数帯域は50Hz~20kHzで、インピーダンスは6Ω。最大許容入力は60W(JEITA)で、平均出力音圧レベルは83dB(1m/1W)だ。サイズはW153×D200×H233mmで、質量は2.4kg。RCD-N9には、SC-N9の音響特性に合わせた処理を行うフィルターも搭載されている。
2014年11月04日ディーアンドエムホールディングスは11月4日、デノンブランドよりネットワークオーディオプレーヤー「DNP-730RE」を発表した。発売は11月下旬で、希望小売価格は46,000円(税別)。PCなどに保存されている音楽をネットワーク経由で再生するオーディオ用のネットワークメディアプレーヤーは、音楽配信サービスの一般化や、ハイレゾ音源の登場により注目を集めている製品だ。DNP-730REは、2011年8月に発表した「DNP-720SE」の後継モデルだ。DACチップは、テキサス・インスツルメンツ製の「PCM1795」を採用。高精度なD/A変換のために、ハイブリッドPLLジッターリデューサーを搭載。デジタル音声信号のクロックをリクロックすることで、ジッターによる音質への影響を抑えている。DLNA 1.5とAirPlayに対応しており、DSD 5.6MHzや192kHz/24bitまでのWAV、FLAC、AIFF、96kHz/24bitまでのALACを利用可能だ。ハイレゾ音源以外でも、WMA、MP3、MPRG-4 AACの再生に対応している。フロントパネルにはUSBポートを装備しており、ここからもネットワーク経由の場合と同じ形式のファイル再生を行うことができる。また、インターネットラジオも利用可能だ。アナログ出力回路は、2013年8月に発表したSACDプレーヤー「DCD-1500RE」と同等の回路構成を採用。カスタムコンデンサーなどの高品位パーツも使用されている。無線LANは、IEEE802.11b/g/nに対応。2本のアンテナによるダイバーシティ方式を採用しており、より高速で安定した通信を行うことが可能となった。WAC(Wireless Accessory Configuration)やWPS規格に対応しており、ネットワークの設定は簡単に行うことができる。また、「Denon Remote App」に対応しており、iPhone/ iPad/ iPod touchやAndroidデバイスから操作を行うことも可能だ。出力インタフェースは、アナログ音声(RCA)と光デジタル音声を装備。本体サイズはW434×D297×H73mmで、質量は2.9kg。
2014年11月04日スイスのミドクラは11月3日(現地時間)、Infrastructure as a Service(IaaS)に適したネットワーク仮想化ソフト「MidoNet」のソースコードを無償で提供し、自由に入手・改変が可能なオープンソースソフトウェアとすると発表した。MidoNetは、ネットワーク処理をエッジ(コンピュートノード)で処理するアーキテクチャを特徴としており、導入や運用が簡易で拡張性や耐障害性にすぐれている。また、他のネットワークサービスとの間にスイッチ、ルーター、DHCP、NAT、ロードバランサー、ファイアウォールを作成することができ、IaaSクラウド上でL2-L4の仮想分散ネットワークサービスを実現する。同社の共同創業者兼CEO/CTOであるダン・ミハイ・ドミトリウ氏は、「現在、OpenStack Neutronのコミュニティは、ネットワークベンダーが各社のプロプライエタリ製品を販売するために多数のプラグインがバラバラに存在しており、デフォルトとなるべきオープンソースに力を入れることができていない。結果、オープンソースのOpenStack Neutronは商用利用に耐えるレベルに至っていない。ミドクラはMidoNetをオープンソース化し、コミュニティドリブンのプロジェクトとすることでこの問題を解決する」と語っている。今回の発表をもって、MidoNetのすべてのコードはApache 2.0に準じてオープンになり、ユーザーはMidoNetを自由に利活用、ディストリビュートし、さらには開発に貢献できるようになる。同社は今後もMidoNetの商用版を「Midokura Enterprise MidoNet (MEM)」という名称の下、サポートや管理ツールを付加して提供する。MidoNetのコードはコミュニティサイトから無償でダウンロードできる。
2014年11月04日Freescale Semiconductorは10月27日、エッジ・ネットワーク機器メーカーが高度に仮想化されたソフトウェア定義ネットワーク(SDN)のニーズの変化に応じて、電力と性能を容易に拡張するのを助ける仮想ネットワーク向け64ビットARMアーキテクチャベースプロセッサ「QorIQ LS1043A」を発表した。同製品は、4コア構成のARM Cortex-A53コアを搭載したプロセッサで、1.5GHz動作ながら6Wの消費電力を達成しているため、ファンレス動作が可能だ。また、ソフトウェア・アウェアでCPUコアに依存しないLayerscapeシステム・アーキテクチャをベースにしており、10Gbps以上のパケット処理性能と16000以上のCoreMark性能を達成しているという。さらに、先進の仮想化ハードウェアを搭載しているほか、同社のトラスト・アーキテクチャによる柔軟でセキュアなクラウド・アプリケーションのアップデートをサポート。実証されたクラシフィケーションおよびトラフィック管理ハードウェアにより、レイテンシが重視されるアプリケーションの負荷をオフロードし、ローカル性能を最適化することが可能だという。加えて、10GbEと1GbE(×5)、PCI Express(×3)、PHY内蔵USB 3.0(×3)、およびSATA 3.0など有線/無線システム向けの多様な高速I/Oを統合し、最大限の構成の柔軟性を提供しているほか、従来のワイド・エリア用インタフェースや産業用インタフェースに対しては、マルチプロトコル対応の、同社のQUICC Engineモジュールでサポートしている。なお、同製品のサンプル出荷は、2015年第1四半期を予定しているという。
2014年10月27日ソフトバンクテレコム、電算、テクマトリックスは10月22日、医療の効率化や個人の健康管理、災害時の緊急医療などを目的とした「地域健康・医療情報プラットフォームサービス(HeLIP:Healthcare Local Information Platform」)」の提供を開始すると発表した。HeLIPは、地域の医療機関、検査・検診センター、保険者、自治体などが所有する健康・医療に関するデータをクラウド上で安全に集積・管理するとともに、共通のインタフェースや認証基盤を通じて、各医療機関・施設で異なる医療情報システムの連携を実現する。システム構成は、SS-MIX2標準化ストレージに対応している電算の健康・医療情報プラットフォーム「HARMONYsuite」と、テクマトリックスの医療情報暗号化・分散保管システム「NOBORI」の画像保存技術を連携させ、ソフトバンクテレコムのクラウド基盤上で運営する形となる。SS-MIX2とは、厚生労働省および医療情報学会により定められている医療機関データの蓄積・管理の標準的な交換フォーマット。「認証基盤サブシステム」「ID管理」「SS-MIX2標準化ストレージ」「患者ビューア」という4つのサブシステムから構成される。 ヘルスケアPKI(HPKI:Health Public Key Infrastructure)による認証基盤を備えており、日本医師会医療認証基盤サービスと連携して、医師資格証(HPKIカード)による個人認証を行う。料金は、初期費用が250万円から、月額費用が20万円からとなる(いずれも税別)。
2014年10月23日エレコムは21日、スマートフォンやタブレット、PCを使って、外出さきから自宅といった離れた場所の映像を確認できるネットワークカメラ「NCC-EWNP100WH」「NCC-ENP100WH」を発表した。10月下旬より発売し、価格は「NCC-EWNP100WH」が34,430円、「NCC-ENP100WH」が31,655円。カメラの撮影アングルを操作できる「パン・チルト機能」を搭載。水平方向のパンは355度、垂直方向へのチルトは120度の広い範囲をカバーする。撮影範囲は専用アプリを通じて沿革から操作できる。また、赤外線を利用して夜間など暗い場所でも被写体を鮮明に撮影可能な「ナイトビジョンモード」を備える。撮影モードは、周囲が暗くなると自動的に「ナイトビジョンモード」モードに切り替わる。カメラ本体にはスピーカーとマイクを内蔵し、音声の確認や被写体との会話も行える。さらに学習リモコン機能を搭載することで、外出先からスマートフォンを使ってエアコンやテレビといった家電の電源を切ることもできる。このほか、動作検知機能により、撮影している映像に変化があった場合に撮影した静止画をメールに添付して送信することも可能。カメラの映像は静止画、動画いずれもPCやNASへ保存できるほか、本体に搭載したSDカードスロットで、SD/SDHC/SDXCカードに記録できる。「NCC-EWNP100WH」と「NCC-ENP100WH」の違いは、無線機能の有無のみで、そのほかの仕様は共通。カメラは100万画素のCMOSセンサ、対応フォーマットは動画がH.264、MJPEG、静止画がJPEG、対応解像度はHD(1,280×720ドット)、VGA(640×480ドット)、QVGA(320×240ドット)、対応撮影レートはHDが24/20/15/10/5(fps)、VGA/QVGAが30/20/15/10/5(fps)。電源はACアダプタ。有線ネットワークは10BASE-T/100BASE-TX、無線ネットワーク(NCC-EWNP100WHのみ)はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応有線LAN、暗号化形式はWPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(TKIP)、WEP(128/64bit)。このほかインタフェースにUSBを備える。NTTドコモの高速通信USBデータカードに対応し、Wi-Fiの電波が届きにくいところでも設置ができる。対応OSはWindows XP SP3 / Vista(32/64 bit)SP2 / 7(32/64 bit)SP1 / 8(32/64 bit) / 8.1(32/64 bit) / Mac OS X 10.6~10.9。Android 2.3~2.4 /3.2 / 4.0~4.4、iOS 5.0~8。対応ブラウザがInternet Explorer 8.0以上、Google Chrome 10以上、Safari 5以上、Firefox 3.6以上、Opera 11以上。本体サイズがW114×D108.4×H114.0mm、重量が約300g。
2014年10月21日NTTドコモは14日、安定的な通信サービスの提供などのメリットが見込まれる「ネットワーク仮想化技術」の実用化に向けた実証実験を成功させたと発表した。ソフトウェアと仮想的なハードウェアが異なるベンダーの組み合わせでも動作することを確認した。ネットワーク仮想化技術は、通常、特定のハードウェアでしか動作しないソフトウェアを仮想的なハードウェア上で動作させる技術のこと。同技術を用いることで、通信混雑時における通信のつながりやすさが向上、通信設備故障時の継続的なサービス提供が可能となる。また、新たな通信サービスの迅速な提供、設備投資の効率化も見込めるという。ネットワーク仮想化技術の実証実験は今年5月にも実施。その際、LTEのデータ通信機能を担うEPC(ソフトウェア)と仮想的なハードウェアが同一ベンダーにおいて動作することを確認していた。今回は、EPC(ソフトウェア)と仮想的なハードウェアが異なるベンダーにおいても動作することを確認している。同社では、今後、今年9月発足の「Open Platform for NFV」において、世界の主要通信事業者やベンダーと協力し、仮想化プラットフォーム作りを進め、2015年度の商用化を目指すという。なお。今回の実証実験では、NTTドコモほか、アルカテル・ルーセント、シスコシステムズ、エリクソン、ファーウェイ、日本電気、ノキアソリューションズ&ネットワークスが協力した。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年10月15日富士通は10月14日、米Amdocsと共同で通信キャリア向けにネットワーク基盤と管理システムの総合サービスソリューションを提供すると発表した。これは、両社が5月に締結したパートナーシップ契約に基づくもので、グローバルで展開される。富士通は、ネットワーク基盤製品群とネットワーク管理ソリューションを提供し、Amdocsはサービス管理・ビジネス管理ソリューションを提供。これらを組み合わせて社会インフラ事業向けに提供する。これらの技術は、業界標準に準拠したオープン技術をベースとしており、マルチベンダーシステムを前提としたエコシステムの構築が可能だという。こうした付加価値の高いソリューションを提供することで、「通信キャリアなどが、ネットワーク運用効率の最大化と次世代ネットワークへの移行が可能となり、利用者に対して繋がりやすく快適なネットワークサービスを提供できるようになる」としている。具体的には、モバイルネットワークに対する接続品質や体感品質と言った総合的な品質管理ソリューション群と、相互接続性が検証されているSDNやNFV技術に関連した製品群、顧客管理とネットワーク制御を融合したポリシー管理ソリューション群などを段階的に提供していく。
2014年10月14日パイオニアは10月9日、ネットワークオーディオプレーヤー「N-70A」「N-50A」を発表した。発売は11月中旬。希望小売価格はN-70Aが142,000円で、N-50Aが89,500円(いずれも税別)。2製品とも、DSDやWAV、FLAC、AIFF、ALACなどのハイレゾ音源再生に対応したプレーヤー。DLNA 1.5やAirPlayによるネットワークからの再生に加えて、USBデバイスからの再生、PCと接続してUSB DACとして動作させることも可能だ。また、インターネットラジオ機能も搭載しており、ポータルサイトの「vTunner」を利用できる。ネットワーク端子は100BASE-TX/10BASE-Tで、Wi-Fi機能は搭載していない。DACチップはいずれもESS社製。N-70Aが、384kHz/32bitに対応した8ch DAC「ES9016S」で、N-50Aは192kHz/24bitに対応した2ch DAC「ES9011S」。いずれも、左右チャンネルにそれぞれ1個ずつ搭載している。2製品とも、DSDは2.8MHz/5.6MHzに対応。WAV、FLAC、AIFFおよびALACは、N-70Aが最大384kHz、N-50Aが最大192kHzまでのサンプリングレートに対応する。N-70Aは、フルバランス回路構成によりチャンネルセパレーションを向上。バランス出力端子も装備している。また、電源部とデジタル部、アナログ部を分離した3分割シャーシ構造を採用。ノイズの影響を低減するとともに、剛性も高めている。入力インタフェースは光デジタル音声×1系統、同軸デジタル音声×1系統、USB B(リア)×1基、USB A(フロント)×1基を装備。出力端子はN-70Aがヘッドホン×1系統、アンバランス(RCA)×1系統、バランス(XLR3)×1系統、光デジタル×1系統、同軸デジタル×1系統を装備。N-50Aが備えるのはアンバランス(RCA)×1系統、光デジタル×1系統、同軸デジタル×1系統となっている。本体サイズはN-70AがW435×D338×H121mmで、N-50AがW435×D331×H99mm。質量はN-70Aが12.5kgで、N-50Aが7.5kg。
2014年10月09日Facebookは、2014年5月に開始したオーディエンスネットワークに新機能を追加したと発表した。オーディエンスネットワークとは、Facebook上でユーザーに表示している広告をFacebook以外のモバイルアプリ上でも表示する広告手法のこと。広告主は精度の高い情報をより多く露出できる。既にオーディエンスネットワークでビジネス成果をあげている企業もあり、米国の薬局チェーン店のWalgreensは、オーディエンスネットワークを利用し、リーチ数が5%上昇し、広告クリック率は4~5倍増加したという。これまで、広告の表示方法はバナー広告、インタースティシャル広告、ネイティブ広告の3種類であった。今回、新たにアプリインストール広告、アプリエンゲージメント広告、リンク広告の3種類を追加した。現在のところすべてのアプリ広告とリンク広告がオーディエンスネットワークの対象となっており、特定の広告がオーディエンスネットワークへの配信対象かどうかは、Facebook広告のインタフェース(広告作成ツール、パワーエディタ、API)で確認できるとしている。
2014年10月09日アルティマは、「Yahoo! JAPAN」のネットワークインフラにおいて高速データベースで構築する「Oracle Real Application Cluster(以下Oracle RAC)」向けにアルティマが販売するHGST社PCIe フラッシュストレージ(FlashMAX II)およびメラノックステクノロジーズ社のInfiniBand製品が採用された発表した。メラノックステクノロジーズ社の「InfiniBand」を使うことにより、56Gbs(FDR)の高速性能、1マイクロ秒以下の低レイテンシによるI/O最適化が可能となり、またストレージにHGST社「FlashMAX II」を合わせて使うことにより、安定した性能と高いIOPSを実現するという。今回採用に至った経緯を、ヤフーシステム統括本部 データソリューション本部 データインフラ開発部 DB開発 リーダー 尾崎弘宗氏は、「従来のDBはネットワーク速度とストレージI/Oが最大のボトルネックでした。今回、高速DB構築にあたり、コストを抑えた上でこれらの課題を解決することが重要なポイントでした。フラッシュストレージを使えばI/Oボトルネックが解消されDBが速くなるのはわかっていましたが、フラッシュストレージを積んだストレージアプライアンスはSAS HDDに比べ非常に高額で、導入するには費用面において現実的ではありませんでした。また、ネットワークを高速化するには、低レイテンシであることが重要なのがわかっておりInfiniBandにも目を付けていました」と述べている。
2014年10月08日ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンは10月6日、ネットワークセキュリティの無償評価サービス「WatchGuard WatchMode」を提供開始すると発表した。WatchGuard WatchModeは、顧客のネットワークに専用アプライアンスにおけるネットワークセキュリティの状況を把握し、セキュリティ対策の導入効果を測定するツール。ゲートウェイアンチウイルス、アプリケーション制御、IPS(不正侵入検知・防御)、Webフィルタリングなどに対応する。セキュリティ可視化ツール「WatchGuard Dimension」を実装し、ネットワークセキュリティの状況をリアルタイムに表示できる。また、利用者の目的に合わせたさまざまな表示方法が可能だ。具体的には、通信量の多いクライアント、アクセスしたWebドメイン、URLカテゴリ、通信先IPアドレス、利用アプリケーション、利用アプリケーションのカテゴリ、プロトコルなどの主要項目についてレポートを表示できる。また、拒否された通信の送信元IPアドレス、拒否されたプロトコル、禁止カテゴリのブロック状況、禁止アプリケーションのブロック状況、GAV(ゲートウェイアンチウイルス)検知シグネチャなど、セキュリティに関する項目についてTOP10を表示できる。さらに、ブロックされたIPアドレス、IPSによる防御状況、アプリケーションの接続先など、地域別にマップで表示し、危険な地域との通信状況の把握に役立てられる。そのほか、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、ドメイン、カテゴリ別のアクセスコンテンツ、プロトコルなどの通信量を面積分布での表示できるほか、ポリシー別アクセス、インタフェース別送信/送出、セキュリティ機能(UTM)、アプリケーション別アクセス、ポリシー別アクセス許可/拒否、GAV別利用、といった各種の状況をイメージで表示できる。
2014年10月07日パイオニアは10月2日、ネットワークCDレシーバー「XC-HM82-S」とスピーカーシステム「S-HM82-LR」「S-HM62-LR」を発表した。発売は10月下旬。価格はオープンで、推定市場価格はXC-HM82-Sが48,000円前後、S-HM82-LRが21,000円前後、S-HM62-LRが16,000円前後(いずれも税別、スピーカーは2台1組)。○コンパクトサイズで手軽に設置できるハイレゾ対応ネットワークレシーバーXC-HM82-Sは、DSDなどのハイレゾ音源に対応したネットワークCDレシーバー。Wi-Fi機能を標準装備しており、手軽にネットワークオーディオ環境を構築することができる。DLNA 1.5に対応しており、ホームネットワーク内のPCやNASに保存されている音楽コンテンツを再生可能だ。192kHz/24bitまでのWAV、FLAC、AIFF、Apple Lossless、DSD(2.8MHz)のハイレゾ音源を利用できる。AirPlayにも対応しており、iPhone/iPod touch/iPadやiTunesに保存されている音楽コンテンツのワイヤレス再生も可能だ。Bluetoothにも対応。Bluetoothのバージョンは3.0で、対応プロファイルはA2DPとAVRCP。コーデックは、SBCのほか、高音質なAACやaptXも利用できる。3.5型のカラー液晶ディスプレイを装備。楽曲情報の表示が可能なほか、ネットワークオーディオの操作にも使用できる。入出力端子は、AUDIO IN(3.5mmステレオミニジャック)×1系統、LINE IN(RCA)×1系統、光デジタル音声入力×1系統、ヘッドホン出力(3.5mmステレオミニジャック)×1系統、サブウーファープリアウト(RCA)×1系統、USBポート(USB 2.0)×1基を装備。USBは音楽再生だけでなく、5V/2.1Aまでの電源供給にも対応している。パワーアンプには、パイオニアがAVレシーバーの上級モデルなどに採用している「Direct Power FET」を使用。また、デジタル部とアナログ部で電源を分離し、回路基板も機能ごとに分離。回路間の干渉を抑えてクリアな再生を実現している。また、チャンネルごとに独立したオペアンプを使用することで干渉を抑え、ハイレゾの音の広がりを高めている。アンプの実用最大出力は50W×2で、適合スピーカーインピーダンスは4~16Ω。本体サイズはW290×D333×H98mmで、質量は4.8kg。○XC-HM82-SにマッチするコンパクトなスピーカーシステムS-HM82-LRとS-HM62-LRは、いずれもφ12cmウーファーとφ2.5cmソフトドーム型ツイーターを使用した、バスレフ型のスピーカーシステム。S-HM82-LRは、ウーファーの振動板素材に、強度の高いグラスファイバーを使用。また、ネットワークには特性に優れたフィルムコンデンサーを使用している。いずれも、再生周波数帯域(-20dB)は45Hz~40kHzで、インピーダンスは4Ω、最大入力は100Wだ。出力音圧レベルは、S-HM82-LRが82dB/Wで、S-HM62-LRが81dB/W。サイズは、S-HM82-LRがW156×D258×H266mmで、S-HM62-LRはW156×D243×H241.5mm。質量は、S-HM82-LRが3.7kgで、S-HM62-LRは3.4kg。
2014年10月02日アユートは1日、ホームネットワーク内のPCやNASに保存した動画などを再生できるメディアプレーヤー「Media Emperor II」を発表した。10月8日より発売する。同社の直販サイト「アキハバラe市場」での価格は17,800円(税別)。ホームネットワーク内のPCやNASに保存した動画などを再生し、リビングの大画面TVなどにHDMI出力するメディアプレーヤー。ネットワーク接続はGigabit Ethernet対応の有線LAN×1基で、本体には3.5インチHDD内蔵用のワンタッチ式トレイを装備(容量2TBまでのHDDを使用可)。HDDを内蔵することでNASとしても機能し、保存したデータをネットワーク内で共有可能だ。PC接続用としてUSB 3.0ポート×1基を持ち、外付けHDDとしても使える。加えて、USB 2.0ポート×2基とSDメモリーカードスロットも搭載しており、USBメモリやSDメモリーカードのデータも再生できる。対応動画形式は、DVD-ISO、BD-ISO、H.264(MPEG-4AVC)、MPEG-4 ASP、MPEG-1、MPEG-2PS/TS/M2TS、RV8/9/10、Divx3/4/5/6、Xvid、WMV9、MJPEG、FLV1(Sorenson Spark)。対応拡張子は、動画がASF / AVI / Dvix / FLV / MKV / MOV / MP4 / MPG / RM / SWF / VOB / WMV / ISO、音楽がAAC / MP3 / OGG / WAV / FLAC / WAV、画像がBMP / GIF / JPEG。映像出力インタフェースはHDMI×1、コンポーネントビデオ×1、コンポジットビデオ×1。リモコンが付属し、本体サイズはW190×D185×H64mm、重量は約910g。
2014年10月02日UQコミュニケーションズは10月1日、京都大学の運営するキャンパスネットワーク「Kyoto University Integrated Information Network System(以下、KUINS)」において、2012年4月1日より接続を開始したWiMAXに加え、新たにWiMAX2+をアクセス手段として利用できる専用サービスを開始したと発表した。京都大学の学生/教職員は、京都大学のキャンパスネットワーク(KUINS)に直結し、特別な設定をしなくても 日本全国のWiMAXエリアから学内環境とKUINSによるインターネット接続を利用できるようになる。通常のインターネット接続と、学内への接続は、モバイルルーターをタッチパネル等で操作するだけで切り替え可能だ。京都大学とUQは、国立情報学研究所(NII)が運用する学術情報ネットワーク(SINET)に接続し、SINET上に仮想的な専用回線を設けることによって広帯域で直結されている。そのため、今回のサービス開始により、超高速通信のWiMAX2+がそのまま学内へのアクセス回線となり、蓄積された学術資源や、学生・教職員様向けに展開されている様々なサービスを快適に利用できるようになる。同サービスの利用には、京都大学内で使用されているID/パスワードによって利用資格の確認を行うため、WiMAX 2+サービスのSIMカードを学内接続用としてあらかじめ登録する必要がある。NIIの運営する学術認証フェデレーション「学認(GakuNin)」により、京都大学が自ら運営するサイト内で認証を行うことで、簡単・安全に登録手続きが行えるという。
2014年10月02日ミックスネットワークは10月2日、Webサイト運営プラットフォーム「SITE PUBLIS(サイト パブリス)」シリーズの最新版となる「SITE PUBLIS 4」を12月8日より提供開始すると発表した。SITE PUBLISシリーズとは、Webページを構成する要素をブロックとして管理する「ブロック方式」を採用し、コンテンツ管理のほか、Webサイトのビジネス利用に必要となるさまざまな機能の実装を短期間に実現する「Webサイト構築・運営ミドルウェア」。Webシステムにかかるコストの削減や、マーケティング効果の最大化、Web施策の実行をサポートする。同社が今回提供開始するSITE PUBLIS 4では、主に、ユーザーインタフェースの刷新と、Webシステム開発機能の強化を行い、「従来のWebサイト構築工数の約30%削減を実現した」という。アップデートにより追加・刷新した機能は、プレビューとコンテンツ編集をシームレスに行うことができるCMS機能や、METAタグやスクリプトまでマルチデバイスに最適化する「headブロックマスタ」、GUIやコードなどスキルレベルに応じた自由な編集が可能な「スタイルエディタ」、複雑なページ公開スケジュールをサポートする「マルチスケジューリング設定」、Webシステムの分散開発を実現する「独立Webアプリケーションフレームワーク」などとなる。同製品のライセンス体系とその価格は、サーバ数無制限のマルチサイトライセンスが2780万円(税別)、1ドメインあたり10サーバ利用可能なエンタープライズライセンスが1280万円(税別)、1ドメイン2サーバまで可能なアドバンストライセンスが480万円(税別)、1ドメイン1サーバのスタンダードライセンスが128万円(税別)。「PUBLIS4 Cloud on Microsoft Azure」と「PUBLIS4 Cloud on IIJ GIO」は、個別見積もりとなる。同社は今後、同製品の売上を3年間で30億円としたい考えだ。
2014年10月02日ローデ・シュワルツ・ジャパンは、エントリークラスの製品カテゴリ"Value Instruments"のベクトルネットワークアナライザ「R&S ZND」を発表した。同製品の基本構成は、周波数範囲が100kHz~4.5GHz、パワーレンジが-20dBm~+3dBm、そして、伝送/反射測定となっている。これをソフトウェアオプションにより、8.5GHzへの上限周波数拡張やフル2ポート構成への変更、タイムドメイン測定の追加、あるいは最小出力パワーを-45dBmに拡張するなど、要求に応じて製品機能およびテストセットの構成を変更することができる。これらのソフトウェアオプションは、キーコードの入力により簡単に追加および拡張することが可能なため、将来に渡って価値ある投資となるとしている。一方、フィルタやアンテナといったパッシブコンポーネントの特性評価では、反射特性S11と伝送特性S21だけしか評価しないケースがある。同製品は、基本構成を伝送/反射測定に限定することで低価格を実現しているが、ダイナミックレンジは最大120dB、パワーレンジは最大48dBといった優れた性能を備えている。さらに、フル2ポート測定に拡張した場合、4チャネルレシーバ構成となる。これにより、TRL、TRM校正が可能になり、低価格帯製品でも、より精度の高い評価を行うことができる。この他、画面サイズが12.1インチと大きく、タッチスクリーン機能を標準で搭載しているのに加え、日本語メニューをサポートしているため、チャネルやトレース、マーカーをドラック&ドロップで簡単に追加したり、使用者の直感で自由自在に移動することができる。キー操作においては、3回のキー操作ですべての機能にアクセスすることができる。
2014年10月02日パナソニックは9月29日、オーディオ専用ブランド「Technics(テクニクス)」のネットワークオーディオプレーヤー「ST-C700」を発表した。発売は2015年2月が予定されており、希望小売価格は138,000円となっている(税別)。なお、本製品は受注生産となる。Technicsブランドにおいて、上位のラインナップである「リファレンスシステム R1」シリーズに対して、より多くのユーザーに楽しんでもらうことが念頭に置かれている「プレミアムシステム C700」シリーズとして位置付けられるモデル。ST-C700は、ジッターによる音質劣化や外部からのノイズ混入を防ぐ「Digital Noise Isolation Architecture」、電源ノイズの混入を抑える「Virtual Battery Operation」などを搭載するネットワークオーディオプレーヤーだ。Digital Noise Isolation Architectureは、ジッターリムーバーによるジッター削減のほか、LAN入力にはコモンモードフィルター、デジタルインタフェースであるUSBにはパルストランスと、インタフェースごとに適したノイズ遮断を行うもの。これにより、クリアで安定したサウンドを実現する。加えてUSBからの入力には、低誘電損失、高耐圧、温度安定性などの特性を持った高品質ルビーマイカのコンデンサーや、磁気歪みに強い非磁性カーボンフィルム抵抗によるパワーコンディショナーを搭載。USB電源ラインからノイズが混入するのを低減し、高音質再生を可能としている。Virtual Battery Operationは、基準電位発生回路をコンデンサーチャージに使用。音楽再生時には回路を遮断して、電源ノイズが信号へ混入するのを防ぐことで、音が濁る原因を取り除くものだ。これにより、電源回路自体でノイズが発生するのを抑えている。これらに加えて、Technicsオリジナルアルゴリズムの「Ultra Low Distortion Oversampling」を採用。デジタルコンテンツ特有のサンプリングによるイメージ成分を-160dB以下まで高精度に除去し、豊かな空間表現を可能としている。接続インタフェースは入力がUSB-A、USB-B、出力がアナログRCAアンバランス×1系統、同軸デジタル×1系統、光デジタル×1系統、そのほかLANポートを備える。サイズはW340×D305×H88mm、質量は約4kgだ。
2014年09月29日パナソニックは9月29日、Technics(テクニクス)ブランドのネットワークオーディオコントロールプレーヤー「SU-R1」を発表した。発売は2015年2月で、希望小売価格は税別838,000円。受注生産方式をとる。同社は9月4日にTechnicsブランドの復活を表明しており、SU-R1はその第一弾となる製品のひとつ。Technicsの音響技術を結集したハイエンドオーディオシステム「リファレンスシステム R1シリーズ」に属するネットワークオーディオコントロールプレーヤーだ。SB-U1は、同時発表のパワーアンプ「SE-R1」と"一対"で開発された製品。SU-R1にはネットワークオーディオプレーヤーとプリアンプ機能を収めてシグナルパスを最短化し、パワーアンプをSE-R1として別きょう体とすることで、ハイレゾ音源の再生に理想的な構成を実現した。SB-U1とSE-R1は新開発のデジタル信号伝送インタフェース「Technics Digital Link」で接続する。Technics Digital Linkは最大384kHz/32bitのLR独立伝送をサポートする。「Digital Noise Isolation Architecture」によって、NASやPC、USBメモリといったデジタル音源を提供する機器からのノイズを徹底的に遮断。ジッター対策も施し、透明度の高いサウンドを提供する。また、電源部には「Separated Analog/Digital Power Supply」と呼ばれる新回路を採用。低ノイズでレギュレーション特性に優れたRコアトランスをアナログ・デジタルそれぞれ専用に搭載する。サイズはW480×D391×H118mm、重量は約17kg。同社はリファレンスシステム R1シリーズに属する製品として、スピーカーシステム「SB-R1」も同時に発表した。
2014年09月29日皆さんは医療費をどれくらい払っていますか? もし、医療費の自己負担額が7割、10割となってきたら、虫歯1本治療するのに5千円~20万円ほどの支払いをしなければなりません。そうなら困るし、まさかそうなりはしないだろう、と思いたいところですが、今の日本の国家予算の赤字を考えると、はっきりそれを否定することができないのです。将来医療費が7割負担になっても困らないために、病気になってから対策をとるのではなく、病気を未然に防ぐ方法、つまり「病気になりにくい体づくり」が大切になのです。では、病気になりにくい体にするにはどうしたらいいでしょうか。答えは栄養学にあります。◆病気にならない体を作るために私たちの体は、心臓などの臓器、骨、筋肉、脂肪、皮膚、爪、髪の毛、と様々な部位からできていますが、もとは60兆個の細胞から成り立っています。その細胞が傷つくことで病気のもとになるため、細胞を元気にするために栄養をきちんと取り入れることが大切です。家族の健康は、家庭を守るお母さんの栄養学の知識に大きく影響します。◆体に必要な栄養素とは体に必要な栄養素は、1.炭水化物、2.たん白質、3.脂質、4.ビタミン、5.ミネラル、6.食物繊維です。いわゆる「6大栄養素」のことです。いずれもバランスよく必要量が摂取されていることが重要で、その量は「日本人の食事摂取基準」にて示されています。現代人が過剰に摂りすぎているのが炭水化物、たん白質、脂質で、足りないのがビタミン、ミネラル、食物繊維ですね。この中で特に注目したいのがビタミン、ミネラルです。ビタミン、ミネラルは人間が自ら作り出すことができない栄養素なのです。そして、たくさんとって何日も体内に蓄えておくこともできない。だから、毎日、野菜や果物などから体内に取り入れることが必要です。ビタミン、ミネラルはそれぞれたくさんの種類がありますが、中には生命維持に関わるものもあります。ですから、ビタミン、ミネラルが不足すると人は病気になり、全くなくなると死に至ります。病気にならないための体づくりの基礎は、ビタミン、ミネラルを毎日必要な分だけ摂り続けることで、子どもが小さいうち、成長期は食生活を預かる親がちゃんとそれを認識しておくことが大切です。お母さんの「野菜ちゃんと食べなさい!」のセリフは奥が深いんですね。◆ビタミン、ミネラルを摂るための工夫一方で、体に必要な全てのビタミン、ミネラルをバランスよく食事から摂ることは結構難しく、そのためマルチビタミン等のサプリメントなども重要視されています。栄養補助食品に頼ることももちろんよいと思います。ただ、食生活を預かる母としては、基本となる毎日の食事もきちんと見直していきたいですよね。悲しいことに、野菜そのものの栄養価が落ちている昨今、必要量を摂ろうとするとかなりの量の野菜を食べないとなりません。また、生の野菜より火を通した野菜の方が栄養価は格段に落ちます。栄養価の落ちを少しでも防ぐため、おススメなのが無水調理。モロッコに古くから伝わるタジン鍋や、各メーカーから出ている無水鍋を活用すると、通常の調理法より水に逃げる栄養素が少ないため、ビタミンミネラルもなるべく損なわずに食事から摂取できます。ささやかなことかもしれませんが、毎日、毎回の食事で考えると1年で大きな差が出ますよ! 千里の道も一歩から、病気になりにくい体づくりのための家庭でできる第一歩です。
2014年09月02日アユートは7月19日、「ポータブルオーディオ研究会2014年夏(ポタ研2014夏)」の会場で、Astell&Kernブランドのハイエンド・ネットワークオーディオプレーヤー「AK500N」の発表会を開催した。なお、発売日や価格は未定。AK500Nは、Astell&Kernブランドとして初めての据え置き型プレーヤー。1TBのSSDを搭載しており、そこに保存した音楽ファイルを再生するというのが基本スタイルだ。CDドライブを搭載しているが、これはリッピング専用で、ダイレクトに音楽再生を行うことはできない。リッピング時のファイル形式は、現状はWAVのみだが、製品化の際には、FLAC/AIFFなどにも対応させる予定としている。また、NPTモードを持っており、PCなどでダウンロードしたファイルは、USB経由でコピーすることが可能だ。USB DAC機能を搭載しており、PCなどから音楽再生を行うこともできる。対応フォーマットは、同社のハイレゾ対応ポータブルプレーヤー「AK240」と同じで、192kHz/32bitまでのファイルに対応する(ネイティブ再生は192kHz/24bitまで)。「AK120」や「AK100II」、AK240とネットワークで連携可能。AK500Nに保存されている音楽ファイルを、これらのプレーヤーに転送することができる。また、AK500Nに保存されている音楽ファイルを、AK120やAK100II、AK240からネットワーク経由で再生させることも可能だ。Wi-FiやBluetoothに対応しており、iOS端末やAndroid端末で動作するリモートコントロールアプリも用意される予定だ。DLNAもサポートされるが、プレーヤーとレンダラー、サーバーのうち、どの機能が利用できるのかは現時点で不明だ。USBは、Type AとType Bそれぞれ1系統を装備。それ以外のデジタル入出力は、AES/EBU×1、S/PDIF×1、同軸デジタル×1、光デジタル×1。アナログ出力は、バランスとアンバランスをそれぞれ2系統装備する。
2014年07月22日フォーティネットは7月14日、毎日放送が次世代ファイアウォール「FortiGate-1000C」「FortiGate-600C」と、ネットワーク可視化ツール「FortiAnalyzer」を導入したと発表した。毎日放送は、災害時における放送の継続を念頭にネットワークを構築している。3系統のネットワークを構築・運用している毎日放送では、社内LAN用に「FortiGate-1000C」を、それ以外の2系統に「FortiGate-600C」をそれぞれ冗長構成で計6台を導入。大量のトラフィックが流れ、セキュリティ処理にも高いパフォーマンスが要求される社内LANには、10GbEインタフェースを備えた「FortiGate-1000C」、Webサーバーなどが設置されたそれ以外の2系統のネットワークには、1GbE対応の「FortiGate-600C」がそれぞれ導入されている。毎日放送では、1台のFortiGateを複数の仮想FortiGateとして利用できるVDOM(仮想ドメイン)機能を活用。社内LAN向けの「FortiGate-1000C」では2つのVDOMを、「FortiGate-600C」は3つのVDOMを適用して、それぞれにポリシーを設定している。FortiGateの仮想ファイアウォールで台数が集約され、イベント中継などで必要となるファイアウォールの設定変更作業なども効率的に行えるようになり、運用管理の負荷軽減に大きなメリットを得ている。さらにFortiGateのIPS機能を利用して、社内ネットワーク上の脅威を素早く検知・防御する仕組みを整備。併せて、ネットワークを可視化し、IPSで検知した攻撃パケットなどのログを収集・管理し、その分析とレポート作成などを支援するアプライアンスFortiAnalyzerを活用。これにより、新たな脆弱性を狙った攻撃から業務を守り、多層的な防御の可視化を実現している。
2014年07月15日NECは5月27日、NTTドコモと仮想化モバイルコアネットワークソリューション(vEPC:Virtualized Evolved Packet Core)を用いて通信の繋がりやすさを向上させ、今後の新たな通信サービスを迅速に提供可能とする共同実証実験に成功したと発表した。本実証実験において、仮想化プラットフォームがNFV(Network Functions Virtualization)で求められる機能を有していることを確認。これによりNFVで実現するvEPCは、シンプルかつフレキシブルなネットワークの構築が可能となる。また、実験においては、LTEのデータ通信機能を担うEPCのソフトウェアに仮想化技術を適用し、EPCの基本的な動作を確認。加えて、EPCを管理するシステムからの制御により、顧客が利用するデータ通信量に応じて処理能力を増やす機能や、ハードウェアが故障した際に自動的かつ短時間で別のハードウェアを用いて予備構成を再構成し、データ通信を安定的に継続する機能の動作確認を行った。NECは、NFVに取り組む企業や団体と共同研究や実験などに積極的に協力し、2013年にはvEPCソリューションの商用出荷を開始。今後も引き続き柔軟、迅速かつサービスに最適なネットワークを実現するグローバルソリューションを展開していく。
2014年05月28日