高知県香南市にある「高知県立のいち動物公園」は、10月2日に生まれた「ブチハイエナ」の飼育日記を、同園公式ホームページで公開している。同園では、2010年12月からアフリカに生息するハイエナの一種ブチハイエナの、「ブッチー」(オス)と、「エナ」(メス)を飼育。公開されているのは、この2頭の間に生まれた子どもの「飼育日記」で、「エナ」の陣痛が始まった10月1日から、子どもが生後56日目となる11月27日までの親子の様子が公開されている。生後56日目の日記では、子どもがエサを食べる様子を紹介。アゴの力はすでにブチハイエナの片りんを見せており、骨にかみついたら放さないという。また、馬肉や鶏肉はほとんど食べず、豚の骨にのみ執着しており、小さな歯でガリガリとかじる様子は、同ページに掲載されている動画でも見ることができる。なお、現在同園ではブチハイエナの親子を公開中。驚かせると巣穴である屋内展示場と寝室に戻ってしまうため、あまり大きな音をたてずに見てほしいとのこと。詳細は、同園公式ホームページで見ることができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月26日神奈川県横浜市の「よこはま動物園ズーラシア」(神奈川県横浜市旭区上白根町1175-1)では、12月22日~24日の期間中、動物たちにクリスマスプレゼントを贈るイベントを実施する。同イベントでは、飼育担当者が動物たちにクリスマス用のごちそうをプレゼント。インドゾウにはデコレーションケーキ(9時45分)、インドライオンには骨付き肉(11時)、ホッキョクグマにはチキン(12時)、アカカンガルーにはデコレーションケーキ(13時)、チンパンジーにはデコレーションケーキ(14時)、オカピには木の葉と果物(14時30分)がプレゼントされるという。詳細は同園公式ホームページで確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月18日東武動物公園では2013年1月14日までの土・日・祝日、2013年の干支「ヘビ」の写真コーナーを開催している。同園で毎年恒例となっている、「干支の動物との写真を撮ろう」という同イベント。2013年の干支は「ヘビ年」ということで、白地に黄金の模様が美しいビルマニシキヘビの「幸(コウ)くん」または「福(フク)ちゃん」を、膝の上にのせて写真を撮影する。また、「ヘビを触るのはちょっと怖い……」という人に向けて、ビルマニシキヘビの抜け殻を加工して作る「ヘビ皮御守り工作」や、ヘビの展示コーナーも用意。ふれあい動物の森売店「わとと」では、飼育係発案のヘビグッズも販売している。「干支(ヘビ)の写真コーナー」は、2013年1月14日までの土・日曜日、祝日のみ、11時~12時開催。場所は、同園「ふれあい動物の森内 森の教室」。参加費は、1グループ500円。カメラなどは各自で用意する。オリジナルのお守りが作れる「ヘビ皮御守り工作」は、2013年1月12日までの土曜日12時~12時30分開催。料金は1枚300円で、各日20枚限定。その他、詳細は同園Webページまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月17日北海道札幌市の円山動物園は、ホッキョクグマのララ(18歳・メス)が赤ちゃんを出産したと12月10日に発表した。ララにとっては、2010年12月25日のアイラ以来、2年ぶりの出産となる。無事に生育すれば5回目の繁殖成功となるが、これまで出産した5頭はいずれも国内の別の動物園で飼育されている。ララは、11月7日より出産準備のため産室に収容されていた。12月8日の午後6時10分、産室から寝室に出てきた直後に出産し、すぐにくわえて産室に赤ちゃんを運び込んだとのこと。監視カメラ(赤外線カメラ)には、生まれる瞬間と産室に運び込む映像、サーモカメラにも赤ちゃんをくわえる映像が残っており、翌日の午後には、「ククク」という赤ちゃんが授乳を受けている音も確認している。映像では1頭のみ確認されているが、同園によると赤ちゃんは2頭の可能性もあるという。飼育下のホッキョクグマの繁殖は大変難しいとされ、細心の注意を払うために、同園では引き続きララのいる「世界の熊館」を閉鎖。職員もしばらくは立ち入らず、監視カメラを通じて赤ちゃんの生育を見守る方針だ。赤ちゃんの生育状況にもよるが、一般公開は3月下旬から4月上旬頃を予定。なお、同園では、出産直後の映像および産室内の映像を動物園センター情報ホールにて公開するとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月12日東京都日野市にある多摩動物公園は、愛媛県立とべ動物園(愛媛県砥部町)から、繁殖を目的とした動物の貸借契約「ブリーディングローン」により、オスのアフリカゾウ「砥夢(トム)」が来園したと発表した。同園では現在、2頭のアフリカゾウ(メス)を飼育している。しかし、2006年8月にアフリカゾウ「タマオ」が急死して以来、オスは不在だった。南アフリカ共和国生まれの「アフ」(オス)と「リカ」(メス)を両親に持つ「砥夢(トム)」は、2009年3月17日にとべ動物園で誕生し、現在3歳になる。まだ子どものためすぐに繁殖はできないものの、同園では近い将来、繁殖に貢献してくれることを期待しているという。なお、現在「砥夢(トム)」は、乳母役のアフリカゾウ「チーキ」(メス)とともに、外の運動場に出る練習を開始。同園のアフリカゾウ舎で、10時から15時45分まで公開しているが、室内との出入りが自由になっているため見られない場合や、天候や動物の健康管理の都合で、早めに収容する場合もあるとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月06日上野動物園では、2013年1月10日から2013年3月10日まで「VisitほっとZoo2013」キャンペーンを実施。また、これに先駆け、キャンペーンのキーアイテムとしてロゴにも使用している「マフラー」を用いたプレイベントを12月、1月に開催する。同キャンペーンは、都立動物園・水族園(上野動物園、多摩動物公園、葛西臨海水族園、井の頭自然文化園)で、2010年4月から実施している「Visit Zooキャンペーン」の一環。寒い冬こそ動物園・水族園に来園してもらえるように「ほっと」をテーマにし、温かい場所や、活気のある場所、話題の場所、気持ちが和んでほっとする場所などを、各園で「ほっとポイント」として紹介している。上野動物園の「ほっとポイント」は、ジャイアントパンダ。野生のジャイアントパンダは気温の低い高地にくらすため、冬はいつにも増して元気で活動的な姿が見られるという。そのほか、スキンケアをするアジアゾウや、セーターにくるまって眠るミナミコアリクイなど、冬ならではの動物たちの姿を楽しめる。なお、園内の温かい場所や施設、冬に活発に行動している動物舎、温かい商品を扱っている売店や休憩場所などには、「ほっとポイント」マークを表示しているとのこと。また、プレイベントとして12月15から12月16日、22日から24日の各日9時30分より、園内で黄色いマフラーを巻いた動物のオブジェを探すクイズラリー「黄色いマフラーを探せ!」、2013年1月2日から1月6日には、黄色いマフラーをして来園すると記念品がプレゼントされる「幸せの黄色いマフラー」を実施する。詳細は、都立動物園・水族園の公式サイト東京ズーネット、または、同園公式ページを参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月04日トムス・エンタテインメントは12月23日~24日、東京・上野動物園にて「パンダコパンダ40周年×上野動物園モノレール開業55周年記念イベント」を開催する。同イベントは、1972年のジャイアントパンダ「カンカンとランラン」ブームと同時期に製作された、宮崎駿・高畑勲のアニメーション映画「パンダコパンダ」に登場するキャラクター「パパンダ」が、上野動物園モノレールの1日駅長に就任、来場客と交流するというもの。パンダコパンダ生誕40周年と上野動物園モノレール運行開始55周年を記念しての開催となる。イベント開催日は12月23日と24日の2日間。両日とも、上野動物園モノレールに乗車した人先着2,000名に記念ステッカーがプレゼントされるほか、11時、13時、15時には「パパンダ」の着ぐるみが一日駅長として登場。握手会や撮影会が行われる(天候により中止の可能性あり)。開催場所は東京都恩賜上野動物公園内、上野動物園モノレール西園駅。時間は10時~16時。入園料は一般600円、65歳以上300円、中学生200円、小学生までは無料。上野動物園モノレール運賃は、中学生以上150円、2歳以上の小児80円。詳細は「パンダコパンダ特設サイト」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月04日動物に対する正しいケアを怠ったため、『ホビット』の撮影現場で27匹の動物が死んだという報道に対し、ピーター・ジャクソン監督と映画のプロデューサーが否定の声明を発表した。一方で別の動物愛護団体は製作側のケアの怠りを非難する声明を出している。その他の情報『ホビット』の現場で動物が死んだと非難しているのは、動物愛護団体PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)。動物が管理されていた場所に危ない要素が多数あったことが原因だったという。映画の現場における動物の扱いを監視するアメリカン・ヒューマン・アソシエーションは、この映画の撮影中に動物のケガはいっさいなかったとしているが、同団体は通常、動物が管理されている場所まではチェックしていない。この報道を受けて、アメリカン・ヒューマン・アソシエーションは「私たちには、撮影現場の外まで監視することはできません。現場の外での事故は、あまりに多すぎます。この状況を止めるべきです。製作中のどの段階にあっても、動物を守らなければいけません」と声明を発表した。一方でピーター・ジャクソンとプロデューサーは、動物のケアに怠りはなかったと主張。「我々は動物に対して最高の基準のケアをしています。事故があった場合は即座に検証し、正しい処置を取っています。27匹の動物が死んだという報道を、我々は断固として否定します。動物が出てくるショットの55%はCGで、アクションやストレスを与えるシーンに動物は使っていません」とコメントしているようだ。(C)2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.
2012年11月20日札幌市が運営する札幌市円山動物園は、12月12日、13種類の動物を展示する「アジアゾーン」(愛称「わくわくアジアゾーン」)を新施設としてオープンする。同施設は、希少種の保存や生息地域保全の大切さを伝えることを目的とした施設であり、「寒帯館」、「高山館」、「熱帯雨林館」の3棟で構成される。展示方法は、動物が生息している自然環境を再現し、動物本来の行動を引き出すとともに、動物と観客のいる場所が一体となって感じられる「生息環境展示」を採用。シベリアのタイガの森に生息するアムールトラが木々の間を歩いたり、イランやネパールなどに生息するヒマラヤグマが、高い丘や木に登ったりする様子を見ることができるという。また、屋内の観覧スペースを広く設けたので、季節や天候に関わらずゆっくりと観覧を楽しめるとのこと。なお、同園ではアジアゾーンの他にも、「北海道・北方圏ゾーン」(エゾシカ・オオカミ舎、エゾヒグマ館)、「野生復帰・自然体験ゾーン」(猛禽(もうきん)類野生復帰施設、動物園の森)、「爬虫(はちゅう)類・両生類館」などを設けており、今後はアフリカゾーンの新設に着手する予定とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月20日石川県能美市にある「いしかわ動物園」で、10月15日「ワタボウシタマリン」の双子の赤ちゃんが誕生。また、11月12日には、「アミメキリン」の「ジェブ」(オス)と「イザベル」(メス)の間に、5頭目の赤ちゃんが生まれた。「ワタボウシタマリン」はコロンビア北西部などの熱帯雨林に分布している小型のサル。名前のとおり、綿ぼうしのような白い毛が頭頂部にあり、首筋から背中にかけて伸びている。1産1子が普通だが、双子が産まれることもあるという。双子の母親は「ペロナ」で、父親は9月27日に死亡した「ジャンボ」。出産・子育て経験があるペロナでも、1頭だけで2頭の面倒をみるのは大変だと思われたが、子育てを放棄することもなく、双子は順調に育っているとのこと。双子は最近、ひんぱんにペロナから離れるようになり、枝や落下防止用ネットの上を動き回っているという。また、「アミメキリン」の赤ちゃんは、若干小柄で細身の体形。子どもが起立するのを手伝う際にメジャーで測ってみたところ、身長は170cmだったという。なお、一般公開はもう少し先になるとのこと。写真提供:いしかわ動物園【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月19日JR西日本はこのほど、JR姫路駅で建設中の新駅ビルを、2013年のゴールデンウィークをめどに開業させると発表した。新駅ビルの名称は「piole姫路(ピオレ ヒメジ)」。地下1階、地上6階で延べ面積約3万1,000平方メートル、店舗面積約1万3,000平方メートル。約120店舗が入居する。東急ハンズを核テナントとし、レディスウエア、セレクトショップ、アクセサリー、シューズ、インナー、コスメ、雑貨、飲食、クリニック、美容、サービスなど、姫路初出店のブランドを中心に幅広い業種が入居する予定。JR西日本が土地を所有し、ジェイアール西日本不動産開発が建物を設置。神戸SC開発が運営に当たる。新駅ビルの開業に合わせ、駅中央改札口前の「プリエ」、駅東改札口前の「プリエごちそう館」、駅中央改札口付近の「プリエおみやげ館」も新駅ビルの名称で統一する。既存の「プリエ」各施設を合わせると、全体では店舗数約210店舗、総店舗面積約2万3,000平方メートルの大型施設となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月16日東急ハンズは2013年ゴールデンウィークに開業する、兵庫県姫路市JR姫路駅直結の新商業施設「ピオレ姫路」内5階に、「東急ハンズ姫路店(仮称)」を出店する。東急ハンズは「ヒント・マーケット」をブランドスローガンに、27店舗(海外1店舗、フランチャイズ4店舗含む)、専門店20店舗を展開する総合専門小売業。キッチン、ヘルス&ビューティー、ステーショナリー、バッグ&トラベル、バラエティー、ホビー・クラフトなど幅広い分野で様々な商品を販売している。「東急ハンズ姫路店(仮称)」は、関西エリアでは2011年4月開業の梅田店、あべのキューズモール店に次いで6店舗目。兵庫県では、1988年開業の三宮店に次ぐ2店舗目の出店となる。同社は今回の出店により、関西エリアでの「ヒント・マーケット」のさらなる浸透と、姫路市を中心とした播州地域での顧客の利便性向上を図っていくという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月14日都市緑化事業の推進を支援している「横浜市緑の協会」は、同協会が横浜市から管理運営を任されている「よこはま動物園ズーラシア」(横浜市立よこはま動物園)で、12月23日と24日、同園が雪あそび場に変わるイベント「ズーラシアに雪がふる」を開催。また24日は、カップル限定企画「恋人たちのクリスマス 2012」を実施する。「ズーラシアに雪がふる」イベントでは、子ども向けにそり遊びや雪玉づくりのほか、サンタクロースによる降雪ショーを開催。また、フンボルトペンギンが飼育担当者とともに園路に登場するという。開催時間は14時から。また、「恋人たちのクリスマス 2012」は、動物たちの部屋に遊びに行ける特別バックヤードツアーと、レストランでのクリスマスメニューがセットになった、10組20名限定のクリスマスイベント。内容は、ゾウ舎バックヤード見学、ペンギンの餌やり、記念撮影、カップル向けレストランメニューの提供、同園からのプレゼントなどを予定。事前応募制となっており、応募期間は11月12日から12月3日まで。料金は2名1組10,000円となっている。なお、12月の毎週土曜日と、21日から24日は、レストランで生演奏会を実施。演奏時間は15時30分から、16時30分から、17時30分から(各回20分程度)とのこと。詳細は、同園公式ホームページで確認することができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月13日ホームページの企画制作を行うアイディアルは、飼い主と動物病院を情報でつなぐペット情報総合サイト「アニマルドクター」をオープンした。同サイトは、全国の動物病院情報やペット情報、獣医療やペット業界に携わる人々の取り組みをインターネットで発信することにより、飼い主の意識・知識向上をはかり、動物病院と飼い主がより良い信頼関係を築くことを目的としている。サイトの特徴として、全国の動物病院をエリアから検索することが可能。今後、動物種別・病院条件・目的などの検索機能に対応していく。また、ペットに関する悩みを、専門の獣医師や先輩飼い主に質問できる「ペット質問箱」、ペットの飼い方や注意点など、ペットの知識を深める「ペットマガジン」、動物医療に関わるドクターやスタッフのインタビュー「ドクターインタビュー」も配信。ペット関連のイベント、新商品情報も閲覧できる。なお、同サイトでは、病院の情報、イベント、商品情報など、ペットに関する情報を募集中(掲載は無料)。さらに、11月にはスマートフォンサイトもリリース予定とのこと。詳細は同サイトで確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月12日神奈川県横浜市旭区の「よこはま動物園ズーラシア」は12月1日、動物たちが巻き起こす騒動を描いたアニメーション映画「マダガスカル3」のDVDが、パラマウント・ジャパンから12月7日にリリースされることを記念して、約6.5メートルのオリジナルクリスマスツリーの点灯式を開催。都市緑化事業の推進を支援している「横浜市緑の協会」理事長吉田哲夫氏と、「マダガスカル3」に登場するライオンの”アレックス”が点灯式に参加する。点灯式は、12月1日から12月24日に開催される”ハッピークリスマスinズーラシア”の「クリスマスキャンドルナイトズーラシア」を盛り上げるイベントとして、初日の12月1日に実施される。当日は、アレックスとともに、同映画のキャラクター”ペンギンズ”のメンバーも応援に駆けつけるという。また、点灯式にあわせて同映画に登場した「レインボーアフロ」を先着20名に貸し出すほか、点灯式の後にアレックスとペンギンズとの記念撮影会(先着15組)も実施する。さらに、「クリスマスキャンドルナイト」でイルミネーションが点灯される、亜寒帯の森エリア「サンタクロースの森」では、同映画のグッズが当たるスタンプラリーも開催するとのこと。なお、映画「マダガスカル3」のブルーレイ&DVD価格は「3Dスーパーセット(3枚組)」5,985円、「ブルーレイ+DVDセット(2枚組)」4,935円。(C)2012 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved. Madagascar 3: Europe’s Most Wanted (C) 2012 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月08日都立動物園である多摩動物公園は、10月10日にチーター3頭が誕生したと発表。そのうち2頭が、世界的に見ても珍しい「キングチーター」だと判明した。今回「キングチーター」だと判明したのは、9歳のキキョウを母親、3歳のカンガを父親に生まれた3頭(オス2頭とメス1頭)のうち、オス1頭とメス1頭。そのうち、メス1頭は10月11日に死亡。同園によると、死因は腎挫傷で、母親の下敷きになったものと思われるという。現在、母親は落ち着いて赤ちゃんの世話をしており、残りの2頭は順調に育っている。通常のチーターの体には独特の斑点模様があるが、「キングチーター」はその斑点がつながり、帯状となるのが特徴。発見当初は別種とされていたが、遺伝的な研究によって両者は同種であると判明し、チーターの変異個体であることが明らかになった。世界では、野生個体と飼育個体を合わせて数十頭ほどしかいないという報告もあるという。なお、同園では昨年も、別の両親からキングチーターが誕生。現在日本国内でキングチーターを飼育しているの同園だけとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月08日草食動物を中心に飼育している横浜市立金沢動物園は、アミメキリンのオスの赤ちゃんが、10月16日午前10時50分に誕生したと発表した。同園によると、赤ちゃんの父親は14歳のワンダー(愛称)、母親は7歳のミルク(愛称)で、妊娠期間は449日だった。何度か転びながらも約45分後には立ち上がり、その後授乳を確認。2度目の出産になる母親は、落ち着いて面倒をみているという。アミメキリンは、赤褐色の地に白っぽい多角形の模様が網目のように入っているのが特徴のキリン。サハラ砂漠以南のアフリカ中東部にあるサバンナに生息しており、頭高は成体で3.8から4.8メートル、体重は雄で900キログラム前後になる。赤ちゃんの誕生を受け同園は、「これからの成長を見守ってほしい」とコメントしている。なお、赤ちゃんの一般公開は11月21から。愛称募集も行う予定とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月07日茨城県日立市かみね公園内の「かみね動物園」は、今年8月18日に誕生したライオンの4姉妹の公開を開始。名前はジュン、ショウコ、ニノ、オーちゃん。4姉妹は母親バルミと父親ウィルの間に生まれたが、5月、ウィルは原因不明で死亡。しかし、7月にバルミの妊娠が確認され、8月、4頭の元気な姉妹が生まれた。展示場での4姉妹は母親ライオンの近くにおり、しっぽで遊ぶなど元気な様子を見せている。今後、昨年生まれた雄ライオンの「きぼう」と同居する予定だが、当面は母子のみの展示となるとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月05日神奈川県横浜市の「よこはま動物園ズーラシア」(横浜市旭区上白根町1175-1)で10月26日、国内32年ぶりとなるテングザルの赤ちゃんが誕生した。現在、テングザルの親子は健康管理のため、展示を中止している。よこはま動物園ズーラシアは、2009年よりインドネシア共和国のスラバヤ動植物園協会との「テングザルの飼育技術交流事業」でテングザルの飼育を開始した。ズーラシアのテングザルは、今回生まれた赤ちゃんを含め5頭となる。なお、国内でテングザルを飼育している施設はズーラシアのみ。テングザルとはボルネオ島のマングローブ林を含む海岸の湿地帯、川辺の林に生息するオナガザル科の霊長類。成獣の雄の鼻は肉づきが良く「天狗」のような風貌であることからこの名がある。野生の生息数はボルネオ島のインドネシア領では1万頭未満と推定されており、絶滅危惧種に指定されている。詳細はホームページで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月02日パナソニックグループのパナソニック システムネットワークスは10月28日11時より、東京・恩賜上野動物園と共同で、最新の防犯・監視カメラ(ネットワークカメラ)による映像配信機能を活用した、ジャイアントパンダのライブ映像配信を実施する。上野動物園では、監視カメラを利用したジャイアントパンダの行動観察を行っているが、今回より多くの人にジャイアントパンダを見てもらうため、観察用に使用されている「パナソニック製ネットワークカメラ」を活用した映像配信システムを導入したとのこと。これにより、手持ちのパソコンなどを使い、ジャイアントパンダのライブ映像を楽しむことができるようになった。ライブ配信は上野動物園の開園日・開園時間に合わせて実施。配信時間は9:30から17:00で、休園日は配信休止となる。ライブ映像の配信は同社サイト内専用ページから。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月30日ダーウィン先生が『進化論』を書いた際には動物が現在知られているほど多用だとはご存じなかったはずです。長い間の進化の結果とはいえ、世界にはヘンな動物がいます。ヘンな動物の「へー」な話をご紹介しましょう。■鳥類は紫外線を見る最近では恐竜の子孫であるという説が定着してきた「鳥」。よく考えてみるとこの鳥類も不思議な動物です。飛ぶために極端に軽量化された骨、軽量化するために省略化されたアゴなど、鳥の体は軽くすための機能に満ちています。また、鳥類は人とは全然違う世界を見ています。鳥類の目は近紫外線領域の光を見ることができます。例えば、果物や木の実といった彼らの食物は表面がつるつるで光沢があるため、近紫外線を反射しやすく見つけやすいのです。そのためにこのような目を持つように進化したのでしょうが。しかし、その素晴らしい目が足を引っ張ることもあります。カラスよけのために開発された黄色のゴミ袋はその良い例です。このゴミ袋は紫外線を遮断するためカラスはその中身を見ることができないのです。※……このゴミ袋は「カラス博士」と異名をとる宇都宮大学農学部の杉田昭栄教授によって開発されました。■キリンはなぜ「立ちくらみ」しないか!?首が冗談のように長いキリンもヘンな動物です。人間は、急に立ち上がると脳から血が引いて「立ちくらみ」をしたりしますね。キリンはあれだけ長い首を持ちながら、地面でモソモソ草を食んでいる次の瞬間に樹上の葉を食べに頭を上げても立ちくらみしません。不思議だとは思いませんか? 立ちくらみがしてフラフラしてたら肉食獣にやられてしまいます(笑)。なぜキリンは立ちくらみしないのでしょうか。それは後頭部に海綿体(正確には奇驚網と呼ばれる毛細血管の塊)があって、これが血をためるバッファーゾーンになっているからです。ここで血をためてから脳に送る仕組みになっているので決して立ちくらみしないのです。■ラッコのカワイイ話貝を割って食べるしぐさがなんとも愛くるしいラッコですが、寝る時もかわいいのです。ラッコは元来、海流の激しいところに生育しています。そのため、寝る時にはコンブなどの海藻を体に巻きつけて寝ます。また、ラッコは非常に代謝率の高い動物で、そのためのべつまくなしに餌を食べています。その量は体重の20~25%になると言われています。ラッコの体重が約40kgとすると1日に約10kgも餌を食べるわけです。■半年食べないでも平気!シロナガスクジラというと地球上で最大の哺乳(ほにゅう)類です。体長は20~30m、体重は90~190tに達します。このシロナガスクジラは半年もの間、何も食べなくても生きることができます。皮下脂肪がとても厚く、その脂肪にエネルギーを蓄積しているからです。ちなみにクジラは眼球を動かすことができません。横を見るなど、視界を変えるためにはいちいち体を動かさないといけません。シロナガスクジラが何かを見るために巨体を巡らすことを想像すると驚きです。■空中で静止できる唯一の脊椎(せきつい)動物飛行しながら空中で静止することをホバリングと言いますが、このホバリングを脊椎(せきつい)動物で唯一できるのがハチドリです。ハチドリはなんと秒間55~80回も羽ばたいて、ホバリングを行い花のみつを吸って生きています。しかし、これを実現するため、体重は20g前後と非常に軽く、小さな鳥ながらとても頑丈な翼と大きな心臓を持っています。体の割に大きな心臓は体に多くの酸素を供給し、脊椎(せきつい)動物の中で単位質量当たり最大の強さを持つ筋肉を用いてホバリングを可能にしているのです。■白い血液の魚!南極海とその周辺に生息する「コオリウオ」という魚がいます。この魚の血液はなんと白いのです! というのは、血液に色を付けている赤血球がありません。赤血球は、生物に必要な酸素を運搬するためにヘモグロビンを含んでいます。ヘモグロビンの色が赤いので血液は赤いわけですが、この魚にはそもそも赤血球がないので血液が白いのです。では、どうやって酸素を運搬しているかというと血漿(けっしょう)を使っているのだと言われています。ちなみに、イカはヘモグロビンではなくヘモシアニンを使って酸素を運搬しています。このヘモシアニンは青いので、イカの血液は青い色をしています。(高橋モータース@dcp)
2012年10月29日上野動物園は28日、パンダ来日40周年記念イベント「パンダの日 トーク&クイズ」を開催する。1972年に日本で最初のジャイアントパンダ「ランラン・カンカン」が上野動物園に来園してから、28日で40年。同園では、2012年2月19日に行ったリーリーとシンシン来園1周年の記念講演会の際に、この日を「パンダの日」とした。イベントでは「私とパンダの想い出」と題して、これまで同園で飼育してきたジャイアントパンダについて関わった職員が思い出を語る。併せて同園の歴代パンダについてクイズを出題、楽しみながらパンダについての理解を深められる機会となる。正解者には記念品がプレゼントされる。開催時間は13時30分~15時30分。場所は同園西園「動物園ホール」。定員は、申し込み不要の先着130名。詳細は、同園のパンダ情報サイト「UENO-PANDA.JP」まで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月25日日本各地にいろいろなテーマパークがあるが、姫路には“知る人ぞ知る”というにふさわしい、ミニチュア世界遺産がズラリとそろったテーマパーク「太陽公園」がある。この公園は、姫路市北西部に位置する峰相(みねあい)山の麓にある。公園の隣は、甲子園の常連校でもある東洋大姫路高校野球部の練習グラウンドという立地。広大な敷地は、石を使って作られた世界の遺跡や石像などが多数設置された「石のエリア」と、山上に建設された山城「白鳥城」がある「城のエリア」の2つで構成されている。園内には世界遺産を中心に、約70にも及ぶ世界の有名建築物のミニチュア版レプリカが点在している。元の建築物の大きさはもちろん違うが、縮尺度合いもそれぞれによって異なるのが面白いところ。“ワンダーランド”とでもいいたくなるような雰囲気が漂っている。太陽公園管理事務所の森下真樹子さんは、「2009年4月に『城のエリア』がオープンしたのをきっかけに、それまでのエリアを『石のエリア』としました」と説明。2つのエリアの入り口は分かれていて、それぞれ別の場所から入場するようになっている。共通入場券で両エリアを全て見て回るとしたら、約半日はかかるのだとか。「石のエリア」では入り口のゲートをくぐるとすぐに凱旋(がいせん)門があり、その奥に通じる道には中南米の石像が立っている。また、石のコインが無造作に置かれているなど、整然としたテーマパークとは一線を画す “カオス的”な展示が楽しめる。そうした「石のエリア」の中でも特に目を引くのは、全長2キロもある万里の長城と、1,000体の兵馬俑(へいばよう)がズラリと並んでいる兵馬俑博物館。実際に目の前に立つと、そのサイズ感に圧倒されること間違いなし!他にも、天安門広場やモアイ像、ピラミッドなどといった誰もが知る有名建築物のレプリカもある。さすがにそれらは実物よりもかなり小さく作られているが、中には実物大で作られているものもある。縮尺度合いを想像しながら見るのも楽しいかもしれない。園内の一番奥まった場所にある山の肌には、磨崖仏が掘られている。かと思いきや、そこに向かう道中には自由の女神がポツンと立っているなど、どういった意図でどういう並びになっているのか(少なくとも私には)まったく分からない。来園の際は、敷地の隅々まで見落とさないようにしていただきたい。一方、「城のエリア」の中心には、小高い丘の上に立てられている「白鳥城」がある。城までは歩いて登ることもできるが、専用にモノレールに乗れば5分で到着できる。「白鳥城はドイツにあるノイシュヴァンシュタイン城を再現したものです。このお城は世界でも最も美しいと言われているお城です」(森下さん)。城内では西日本最大級のトリックアート展である、「服部正志トリックアート展in白鳥城」を見ることができる。どことなく太陽公園そのものもトリックアートのような雰囲気なので、まさにピッタリの展示ではないだろうか。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月24日札幌市円山動物園(札幌市中央区宮ヶ丘3番地1)では、19日より双子のレッサーパンダの赤ちゃんを一般公開する。同園の人気者レッサーパンダの「ココ」(メス、6歳)が、7月20日に待望の双子の赤ちゃん「キン」「ギン」(共にメス)を出産してから約3カ月が経過した。赤ちゃんたちは元気にすくすく育ち、生まれた時には150gほどしかなかった体重も、今では1,700gにまで成長。最近はようやく産箱から出てくるようになったため、19日より一般公開することを決定した。現在、レッサーパンダを飼育している「カンガルー館」が工事中のため館内での観覧はできず、屋外で公開される。また、赤ちゃんたちがまだ外の環境に慣れていないこともあり、毎日午前10時から12時までの時間限定となる。天候・気温などにより、日によって公開を中止することや、公開時間が短くなる場合もある。11月中旬から12月11日までの間は、新施設「アジアゾーン」への移動のため、レッサーパンダは観覧できなくなる予定。同園では、「お早めにご来園ください」と呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月19日札幌市円山動物園(札幌市中央区宮ヶ丘3番地1)で12月12日、新施設「アジアゾーン」がオープンする。「アジアゾーン」は、地理や気候の違いなどアジアの環境の多様性とともに、希少種の保存や生息域保全の大切さを伝えることを目的とした施設。「寒帯館」「高山館」「熱帯雨林館」の3棟で構成される。展示方法は、動物が生息している自然環境をできるだけ再現し、動物本来の行動を引き出すとともに、動物と観客のいる場所が一体となって感じられる「生息環境展示」を採用した。屋内の観覧スペースを広く設け、屋内からも外放飼場にいる動物を観覧できるようにし、季節や天候に関わらずゆっくりと観覧を楽しめるという。同園では、展示エリアごとに伝えるべきメッセージを設けるゾーニング化を進めることとし、これまでも北海道・北方圏ゾーン(エゾシカ・オオカミ舎、エゾヒグマ館)、野生復帰・自然体験ゾーン(猛禽類野生復帰施設、動物園の森)、は虫類・両生類館などの充実を推進してきた。「アジアゾーン」はこれらに続く展示充実であり、今後はアフリカゾーンに着手する予定となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月15日上野動物園は10月11日~11月11日、ジャイアントパンダ来園40周年を記念して、企画展「ジャイアントパンダ来園40周年展~はじまりはいつも上野から~」を開催する。同企画展では、1972年の初来園からこれまでの歴史をエピソードや写真で紹介。また、普段は多摩動物公園で展示している最初のパンダ「ランラン・カンカン」の剝製を、期間中は同園にて展示する。場所は、同園の西園「ズーポケット」。開催時間は、ズーポケットの開館時間である10時~15時となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月01日上野動物園では10月20日、「上野の山のナイトミュージアム」のプレミアム企画として「夜の動物見学ツアー&動物園ナイトシアター」を開催する。「夜の動物見学ツアー&動物園ナイトシアター」は、動物園職員の引率で、夜の動物たちの姿を観察しながら園内を巡り、その後、動物園ホールで上野動物園園長の話を聞いたり、同園の歴史記録映画を鑑賞するもの。開催は、10月20日18時~20時50分。対象は、小学校4年生以上の100名で、参加費は無料。応募は、往復はがきに必要事項を記入し、同園「夜の動物見学ツアー&動物園ナイトシアター」係まで送付する。申し込み締め切りは10月4日必着。詳細は同園ホームページにて確認のこと。「上野の山のナイトミュージアム」は、今年「上野の山文化ゾーンフェスティバル」が20周年を迎えたことを記念し、10月20日に開催されるイベント。上野の山の博物館・美術館が一斉に21時までの夜間開園を行い、さまざまなプレミアム企画が予定されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月21日年収1,000万円以上の転職サイト「ビズリーチ」を運営するビズリーチは、大阪市立小・中学校長50人公募(9/10募集終了)に協力。ビズリーチ経由で応募したビジネスパーソン(平均年収1,017万円)769人を対象に、アンケートを行った。アンケート期間は8月30日から9月3日。応募者の属性を見ると、平均年齢は50歳で、約6割が21人以上の人をマネジメントした経験を持っている。男女比については男性が94%、女性が6%と男性が圧倒的多数となった。経験業種のベスト5を挙げると、1位「メーカー(29%)」、2位「IT・インターネット(20%)」、3位「流通・小売り・サービス(14%)」、4位「金融(12%)」、5位「教育・官公庁(6%)」となっている。同様に、経験職種ベスト5では、1位「経営(48%)」、2位「営業(16%)」、3位「管理(10%)」、4位「マーケティング(9%)」、5位「金融(4%)」となった。アンケート調査において、「校長になったら、あなたのスキルの何が活かせると思いますか?」と尋ねたところ、1位「マネジメント力(80%)」、2位「発想力(68%)」、3位「実行力(68%)」という結果になっている。また、「あなたが校長になったら何科をつくりたいですか?」と尋ねたところ、「働く科」、「社会貢献科」、「まず動く科」、「現実を知る科」、「SAMURAI科」、「親と子どもが向き合う科」など、さまざまなアイデアが寄せられた。「もともと教育分野で仕事をすることに興味はありましたか?」という質問では、72%の人が「もともと興味があった」と回答している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月18日上野動物園は13日より、携帯情報端末「ユビキタスコミュニケータ」を搭載した電動カートの試験運用を開始した。同園では、「ユビキタスコミュニケータ」の貸し出しサービスを2006年10月1日から行っている。同サービスは、この端末を動物の展示施設のそばなどで利用すると、動物に関する詳しい解説や写真、動画や音声などが再生されるというもの。同端末を搭載した電動カートの試験運用は過去2回実施されているが、今回は同園の西園にて、13日より12月19日までの予定で実施する。同サービスでは、「ユビキタスコミュニケータ」を搭載した電動カートに乗って移動しながら、同園西園の動物を観察することができる。一部の動物展示施設では、電動カートで近づくと、動物の特徴や観察のポイントを説明する音声や映像が自動的に再生されるという。対象は20歳以上で、アンケートに答えることが参加条件。利用当日、西園「池之端門」前の受付所で、先着順に受け付けを行う。実施は開園日の平日のみで、時間は9時30分~16時30分(受付は15時30分まで)。台数は4台で、機器保守のため雨天時は利用できない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月16日兵庫県姫路市の夢前町玉田の水田をキャンパスに、色とりどりの稲で「姫路城」を描き出す「ひめじ田宴アート(ひめじでんえんあーと)」。刈り取りの10月20日(土)まで、書写山から展望可能だ。大修理中の姫路城と合わせて楽しむ観光拠点として、また広く農業の理解を得る都市農村交流活動として2006年にスタートした「ひめじ田宴アート」。5回目となる今年も巨大な「姫路城」がすくすくと成長した稲により、完成した。今年は、公募で最優秀賞品に選ばれた神戸芸術工科大学の山中愛(めぐみ)さんの作品をデザインに採用。6月16日~17日の2日間、姫路市夢前町玉田地区の約1.6ヘクタールの水田に田植えを行った。古代米を含む数種類の異なる品種の稲苗を植えた姫路城の絵は、7月中旬に図柄が浮かび上がった。その後、季節によって色が変化し、市民や観光客を楽しませてきた。現在は稲穂が色づき始め、緑から赤と図柄に変化が出ており、9月いっぱいまでが見ごろとなる。「ひめじ田宴アート」の一番の展望ポイントは、西国三十三観音霊場第27番札所の圓教寺がある書写山だ。「書写山ロープウエイ」から全景が見渡せる。書写山は西播丘陵県立自然公園に含まれており、兵庫県の鳥獣保護区(特別保護地区)に指定されているほか、「ひょうごの森百選」、「ふるさと兵庫50山」に選定されている風光明媚(めいび)なスポットでもある。10月20日(土)に予定されている収穫祭には、一般参加者を交えて、稲刈りや種取り作業を行うほか、ひめじ田宴アート実行委員会によるもちつきや、枝豆の振る舞いなどが計画されている。また、姫路の新しい名物「やっさバーガー」や、美味しいと評判の姫路駅名物「えきそば」の販売も予定している。収穫したお米は、このイベントに協力している夢前夢工房が「夢の舞姫」(6種類の古代米の玄米)という名で販売予定だ。現地までのアクセスは、JR神戸線・山陽電鉄「姫路駅」から「書写ロープウェイ行」の神姫バス約25分「終点」下車、徒歩10分。書写山ロープウェイ料金(往復)は、大人900円、小人450円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月06日