2012年に韓国で製作され、動員270万人を突破したクライムサスペンス映画『私が殺人犯です』。この度、この映画を原作とし、世代を代表する俳優、藤原竜也と伊藤英明がW主演で、『22年目の告白―私が殺人犯です―』として日本映画化することが決定した。阪神大震災、地下鉄サリン事件…混沌とした1995年に起きた5件の連続殺人事件。被害者に近しい者に殺人の瞬間を見せつけること、背後から縄で首を絞めあげること、そして目撃者をあえて殺さずに犯行をメディアに証言させること。その3つをルールとした残忍な犯行は、世間の注目を浴びた。事件を担当する刑事の牧村は、あと一歩のところまで犯人を追い詰めるものの、狡猾な犯人の罠によって敬愛する上司が殺されてしまう。そして、犯人は姿をくらまし、事件は未解決のまま時効を迎えてしまうのだった。そして22年後のある日。1冊の本が日本中を震撼させる。その本のタイトルは、「私が殺人犯です」。それは、95年のあの事件の犯人と名乗る男が書き綴った殺人手記。出版記念会見に現れたのは、曾根崎と名乗る妖艶な男だった。反感の情を押さえきれない世間。過熱するマスコミ報道、SNSにより一躍曾根崎は時の人になっていく。日本中を巻き込むその告白は、新たな事件の始まりに過ぎなかった…。告白本を出版する美しき殺人犯、曾根崎雅人役は、日本が誇る演技派俳優・藤原さん。幾多の超個性的なキャラクターを怪演し、その圧倒的な演技力と存在感で『デスノート』『僕だけがいない街』を始めとする主演作を大ヒットに導いてきた。そして、事件発生直後から曾根崎を追い続けてきた刑事・牧村航役には、『海猿』シリーズなどで“熱い漢”を多く演じる一方で、『悪の経典』では猟奇殺人犯を熱演するなど、幅広い役をこなす本格派俳優・伊藤さん。“美しき殺人告白者”と“22年間事件を追い続ける刑事”、世代を代表する2人の火花散る演技に期待がかかる。そして、メガホンを取るのは日本映画界期待の新鋭・入江悠。『SR サイタマノラッパー』シリーズで一躍注目を集め、その後も『ジョーカー・ゲーム』などの話題作を手掛けてきた監督だ。以前、「ブルータスの心臓」で入江監督が演出する作品に出演したという藤原さんは「また監督とご一緒できること、こうした大作感のある映画に参加できることは、大変意味深いことですし、僕も集中して全編通して入りこまなければいけない作品だと痛感しております」と語り、一方、初めて入江監督作品に出演することとなった伊藤さんは「初めて入江監督の作品に携わる興奮と喜びを感じつつ、アクションなど細かい所にもこだわり、一つ一つのシーンに力と情熱をそそいで演じたい。また、時効を迎えてしまったという刑事の無念さを表現していきたいと思います」と意気込んだ。また、今回初共演となる2人。藤原さんは「伊藤さんとは、共演が初めてですのでとても楽しみです。対峙し合う真逆のキャラクターを演じますので、刺激を受けながら俳優として良い関係性を築きたい」と話していた。入江監督は「この映画の企画を実現するのに、約2年半をかけ脚本は37稿の改訂を重ねました」と長きにわたって構想をしてきたと明かし、「お2人がこの映画の中で生きるキャラクターをどう演じてくださるか、いまからとても楽しみです。緊張感みなぎる新しいサスペンス映画の誕生にご期待ください」とメッセージを寄せていた。なお、本作はすでにクランクインしており、クランクアップは9月上旬予定とのことだ。『22年目の告白―私が殺人犯です―』は2017年初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年07月14日アンジェリーナ・ジョリーが『オリエント急行殺人事件』リメイク版への出演を検討しているようだ。どの役かはわかっておらず、まだ話し合いは早期の段階らしい。監督はケネス・ブラナー。ブラナーはエルキュール・ポワロ役で主演も兼任する。その他の情報原作は、アガサ・クリスティによる1934年の推理小説。ベルギー人の刑事ポワロは、車内で起こった殺人事件の犯人を突き止めるため、車掌と、乗客のうち12人に事情を聴く。1974年のオリジナル版では、アルバート・フィニーがポワロを演じた。監督はシドニー・ルメット。6部門でオスカーにノミネートされ、イングリッド・バーグマンが助演女優賞を獲得している。ジョリーの最新作は、昨年秋北米公開された『白い帽子の女』。監督、脚本、主演を兼任し、ブラッド・ピットが夫役で共演した。また『カンフー・パンダ3』に声の出演もしている。文:猿渡由紀
2016年06月13日欧米各地を身軽に行き来し、独特の哲学に基づく珠玉作の数々を発表してきたウディ・アレン監督待望の最新作『教授のおかしな妄想殺人』。6月に日本でも公開することが決定しているが、この度、ヒロインのエマ・ストーンが劇中で披露するキュートなファッションを身にまとった劇中ショットが到着した。夏の日差しがきらめくアメリカ東部の大学に赴任してきた哲学科教授のエイブは、真っ暗闇の中を生きていた。人生の意味を見失った彼は、慢性的に孤独な無気力人間になってしまったのだ。ある日、迷惑な悪徳判事の噂を耳にしたエイブは、自らの手でその判事を殺すという完全犯罪に夢中になっていく。かくして“奇妙な目的”を発見した途端、あら不思議、エイブの毎日は鮮やかに彩られ、身も心も絶好調に一変する。一方、エイブに好意を抱く教え子ジルは、彼の頭の中におかしな妄想殺人が渦巻いているとはつゆ知らず、燃え上がる恋心を抑えられなくなり…。本作は、“人はなぜ生きるのか?”と、そんな究極の命題をはらむダーク・コメディ。奇抜なストーリー展開の中に人間の不条理さと滑稽さが入り混じり、ウディ・アレン流の皮肉なユーモアが炸裂する逸品だ。主演は『her/世界でひとつの彼女』に出演し、今回がウディ監督と初タッグを組んだ個性派俳優、ホアキン・フェニックス。一癖も二癖もある哲学教授・エイブを魅力的に演じている。さらに『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのエマは、教授に惹かれていくヒロインの女子大生・ジルを、ウディ監督の新たなミューズとして存在感たっぷりに演じている。このほど解禁となったのは、本作の劇中ショット。本作でエマは、なんと24パターンものコーディネートを披露しており、そんなウディ・アレン作品のキャラクターらしいキュートなファッションを身にまとった写真が一部到着した。前作の『マジック・イン・ムーンライト』では1920年代南仏のレトロなルックを披露したエマだが、今回演じるのは大学生。前作のようなロマンティックなドレスではなく、現代の若者ファッションを様々なバリエーションで着こなしている。シンプルですっきりとしたコーディネートは、プレッピー過ぎず、気取らない装いから普段の平日の着まわしの参考にもできそう。人生の不条理を独特の哲学で描いた本作。ストーリー展開だけでなく、ファッションを楽しむ映画としても注目を集めそう。今年のSSコーディネートは、エマのファッションに習ってみては?『教授のおかしな妄想殺人』は6月11日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年05月13日古谷実の人気コミックを森田剛主演で実写化した映画『ヒメアノ~ル』の予告編映像が公開になった。映像には人をターゲット=餌としか思わない連続殺人鬼・森田正一が登場。緊迫感のある内容になっている。その他の画像/予告編が公開映画は、冴えないビル清掃員の岡田、その先輩の安藤、カフェ店員のユカ、そしてかつて過酷ないじめを受け、現在は快楽殺人者になっている森田を登場人物に、日常と狂気あふれる時間を交錯させながら描くもの。このほど公開された予告編では、前半に岡田、安藤、ユカの三角関係が軽快なタッチで描かれるが、森田正一が登場すると映像のトーンやカメラワークが大きく変化。脚本も手がけた吉田恵輔監督は「現場も編集も、まるで2本の作品を撮っているような感覚」と制作過程を振り返っている。『ヒメアノ~ル』5月28日(土)、TOHOシネマズ 新宿ほか全国公開
2016年03月22日アメリカで大ヒットを記録しているサスペンスドラマ『殺人を無罪にする方法』のDVDが明日2日(水)からリリース&レンタル開始になるのを記念して、本作の未公開シーンの映像が解禁になった。本作の主人公は、どんな手段を使ってでも裁判で勝利を掴み取る辣腕弁護士で、映像でも相手を巧みにコントロールしていく主人公の姿が描かれる。解禁された未公開シーン本作で、演技派女優ヴィオラ・デイヴィスが演じる主人公アナリーズ・キーティングは、ロースクールの教授も務める弁護士で、生徒たちに、あらゆる手段を使って法廷闘争に勝ち抜く術を教えこんでいく。彼女は勝利のために盗聴、ハッキング、偽装工作などあらゆる手を尽くし、タイトル通り、殺人すら無罪にしてしまう。このほど公開になったのは、主人公アナリーズが実務経験を積む生徒に、これまでの厳しい指導を謝罪するシーン。いつもは鬼気迫る表情で生徒たちを指導しているアナリーズの表情は穏やかで、生徒を称え、生徒が依頼人と恋愛関係にあることをほのめかして、彼がそれを認めると、さりげなく彼に頼みごとをする。アナリーズは本当に生徒に謝罪したかったのか、それとも彼をコントロールして利用したいだけなのか……アナリーズの策略に観る側も巻き込まれてしまうような場面だ。本シリーズは、依頼人すら信用せずに、使えるものであれば身内すら利用するアナリーズが、生徒たちを激励しながら指揮をとっていくドラマと、そんなアナリーズに隠された繊細な一面や苦悩を描いており、主演のデイヴィスの演技に好評が寄せられている。『殺人を無罪にする方法』シーズン13月2日(水)より DVDレンタル/デジタル配信 開始
2016年03月01日第8回WOWOWシナリオ大賞を受賞した川崎クニハルの『双葉荘の友人』が市原隼人主演でドラマ化されることが17日、明らかになった。この作品は、港を望む高台にあるテラスハウス「双葉荘」を舞台に、見えないはずのものが見える主人公(市原)を中心に繰り広げられるロマンティック・ミステリー。市原は「仕事も生活も順調な妻とは裏腹に、人生において目標もなくアイデンティティも持てない夫が、自宅で起こる奇妙(ファンタジー)な体験と共に独特な感情面を包み込む中で、夫として、人として芽生えてゆく温もりを伝えていきます。現場でも、この風変わりな作品の世界観を優しく感じていきたいです」とコメント。2年ぶりとなるテレビドラマ主演に静かに意欲を燃やしている。出演はほかに臼田あさ美、中村倫也、陽月華、中島朋子、中原丈雄、吉行和子。『双葉荘の友人』はWOWOWプライムにて3月19日(土曜 21:00~)放送。
2016年01月18日市原隼人を主演に迎え、第8回WOWOWシナリオ大賞受賞作を映像化する「ドラマW 双葉荘の友人」が3月19日(土)、WOWOWプライムにて放送されることが決定。共演に臼田あさ美、中村倫也、陽月華らを迎え、見えないはずの“幻影”が見える男を演じる。2000年3月。舞台監督の川村正治(市原隼人)と雑誌編集者の妻・美江(臼田あさ美)は、横浜港を望む高台のテラスハウス・双葉荘に移り住む。この家の大家・寺田幸吉(中原丈雄)とその妻・直子(吉行和子)の高飛車な態度は気になったものの、隣の部屋に住む主婦・八井沙季(陽月華)との相性は良く、正治も美江も新生活になじんでいった。そんな中、正治は舞台監督の仕事を退職し、美江の計らいで自宅でのライター業を始めることに。ある朝、美江を送り出した正治は、家の中に不穏な気配を感じる。誰もいないはずの家に人影が…。それは26年前に双葉荘の同じ部屋に住んでいた倉田誠司(中村倫也)という画家の“幻影”だった。驚く正治に反応する倉田。似たような境遇の2人は次第に交友を結ぶようになるが、ある日、正治は幻影の中で信じがたい光景を見てしまう。それは幻か、実際に過去に起きたことなのか?驚くべき真相がやがて明らかになる――。プロ・アマ問わず優れたシナリオ作品を発掘し、脚本家の育成を通じて広く映像文化の発展に貢献することと、その映像化を目的に創設された「WOWOWシナリオ大賞」。今回、2014年の第8回で応募総数482編の中から大賞を受賞した、川崎クニハルの「双葉荘」をドラマ化したのが本作だ。主人公の“幻影”と出会う男・川村を演じるのは、『ホテルコパン』『星ガ丘ワンダーランド』と出演映画も控える市原さん。市原さんは「仕事も生活も順調な妻とは裏腹に、人生において目標もなくアイデンティティも持てない夫が、自宅で起こる奇妙(ファンタジー)な体験とともに独特な感情面を包み込む中で、夫として人として芽生えてゆく温もりを伝えて行きます。現場でも、この風変わりな作品の世界観を優しく感じていきたいです」とコメント。さらに、共演に臼田さん、中村さん、陽月さん、中嶋朋子、中原丈雄、吉行和子と若手からベテランまで多彩なキャストがそろう。監督は、長年、山田洋次監督のもとで助監督を務め、『母と暮せば』『家族はつらいよ』などの山田作品で脚本を担当、『ひまわりと子犬の7日間』では監督と脚本の務めた平松恵美子。定評ある丁寧な人物描写が、本作でも発揮されることになりそうだ。川崎さんが若いころに体験した実話をベースに執筆したという“ロマンティック・ミステリー”が、豪華キャスト&スタッフでどのように映像化されるのか、期待していて。ドラマW「双葉荘の友人」は3月19日(土)21:00よりWOWOWプライムにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年01月18日演劇界の金字塔、つかこうへい作の不朽の名作『熱海殺人事件』が、1980年代に同作品で強烈な印象を残した黄金コンビ、平田満と風間杜夫の出演、劇団☆新感線のいのうえひでのりの演出で鮮やかに復活。初日の幕が開いた12月8日、出演者たちが公演への思いを語った。舞台『熱海殺人事件』チケット情報『熱海殺人事件』の初演は1973年。平田満は熊田留吉役のオリジナル・キャストで、その後木村伝兵衛役に配された風間杜夫とは、1980年から3年間コンビを組んだ。この作品でのふたりの共演は、33年ぶりだという。風間との共演を「良かった。これがひとりだったら浮いていると思うので(笑)」と笑顔の平田。その役柄は新米刑事で30歳、風間の部長刑事は40歳との設定だが、「バレバレですけれど(笑)、シラを切ってやる」(風間)と、実年齢とのギャップを楽しんでもいる。さらに平田は、「いのうえさんが、つかさんの演出をリスペクトし、尊重すると言ってくださった。もちろん、いのうえさん流に変えたところもありますが、昔のままのところも。それがとても感慨深く、稽古の最初の頃は震えました」。風間も「つかさんが亡くなった後、『熱海』をやりたいといろんな人に声をかけていた。それがいのうえさんの演出で、つかさんのお嬢さんと一緒にできるなんて……」と感無量の様子。つかの愛娘、元宝塚歌劇団トップ娘役の愛原実花が婦人警官役を演じるとは、ふたりにとって “奇跡”のような巡り合わせだろう。初めて父の作品に取り組むという愛原。つかについて聞かれると「見守ってくれているんじゃないかなと思う。甘えは許されない、という強い思いでお稽古に入りました」と謙虚に話す。犯人の大山金太郎役を演じる若手実力派の中尾明慶も、役作りのために頭を丸刈りにし、気合い十分。「つかさんが生きてらしたら『お前はもう帰れ』と言われそうですが(笑)、この役をしっかり自分のものにしたい」と抱負を語った。東京公演は、同作のホームグラウンドともいえる紀伊國屋ホールでの上演だ。70年代、80年代の、連日満席の熱気溢れる劇場の様子が偲ばれる。「つかさんはこの作品をいろんなバージョンで上演されましたが、僕には、『熱海』は僕たちがやったものが正解だという変な自負心、ちょっとした嫉妬心もあって、その後はあまり観ていなかったんです。この劇場でやれて、感慨もひとしおです」(風間)。12月26日(木)まで東京・紀伊國屋ホールにて上演中。2016年1月から2月に全国9都市で上演予定。チケットは全公演完売、各日若干枚の当日券を発売。取材・文:加藤智子
2015年12月10日ケネス・ブラナーが、『オリエント急行殺人事件』リメイク版を監督することになった。エルキュール・ポアロ役で出演もする。製作・配給は20世紀フォックス。その他の情報原作は、1934年にアガサ・クリスティーが出版した同名の推理小説。1974年にシドニー・ルメット監督で映画化された。この時は、アルバート・フィニーがポアロを演じている。ほかにショーン・コネリー、ヴァネッサ・レッドグローブ、イングリッド・バーグマン、ローレン・バコール、ジャクリーン・ビセットらが出演した。バーグマンはオスカー助演女優賞を受賞している。ブラナーは今年、映画『シンデレラ』を大ヒットさせた。現在はロンドンの舞台でシェイクスピア劇を演出している。文:猿渡由紀
2015年11月24日ノイタミナムービー第2弾【Project Itoh】の劇場公開一作目として2015年10月2日に公開された『屍者の帝国』が、Blu-ray&DVDとなって2016年2月3日にリリースされる。『屍者の帝国』のBlu-ray&DVDは、「Blu-ray完全生産限定版」「Blu-ray通常版」「DVD通常版」の3ラインナップで、「Blu-ray完全生産限定版」は、キャラクター原案・redjuice描き下ろしBOX仕様。さらに、アニメ設定資料、メインスタッフインタビューなど情報が盛りだくさんの豪華ブックレットに加え、音楽・池頼広が手掛ける劇伴を収録したオリジナルのサウンドトラックCDの封入が予定されている。価格は「Blu-ray完全生産限定版」が9,500円(税別)、「Blu-ray通常版」が5,800円(税別)、「DVD通常版」が4,800円(税別)となる。(C)Project Itoh & Toh EnJoe / THE EMPIRE OF CORPSES
2015年11月13日真梨幸子の50万部を超える大ベストセラー小説を映像化したHuluオリジナルドラマ「フジコ」。この度、本作の主演で狂気の殺人鬼役に演技派女優・尾野真千子が演じることが明らかになった。一家惨殺事件の生き残りの少女フジコ。お母さんみたいにはならない。いつしか幸せだけを追い求め殺人鬼となっていく。一家惨殺事件の生き残りとしてトラウマを負った11歳の少女・フジコ。だが彼女の人生はいつしか狂い始めた。「あたしは人生をリセットできる女」、呟きながら殺害を繰り返していく。なぜ彼女は殺すのか?誰が彼女の家族を殺したのか?愛への渇望か、幸せへの執着か、真実が明かされるとき、最高の後味の悪さと驚愕のラストが、観る者を戦慄と慟哭へと突き落とす。原作は、“映像化不可能”と言われた後味が悪い、イヤな気分になる、そんな不快な読後感から生まれたミステリーの新たなジャンルである「イヤミス」から昨今ベストセラーが多数生まれ、中でも「イヤミス」の名手・真梨幸子の50万部を超える大ベストセラー小説「殺人鬼フジコの衝動」(徳間文庫)をドラマ化したもの。主演の殺人鬼・フジコを演じるのは『そして父になる』『ソロモンの偽証』、来年公開の『起終点駅 ターミナル』に出演する女優・尾野真千子。本作の台本を読んだ尾野さんは、「殺人はあってはならない悪いもの、という思いから断りたいと思いました。でもそんなとき、『凶悪』を観て、『できるかもしれない』と思いました」と明かした。フジコを演じてみて、「最後まで共感は一切できませんでした。フジコよりほかの人が可哀そうでした。私なりの解釈でこの破滅的な女性を演じきりましたが、演じていてとてもつらかったです。疲労感が凄まじかったです。私にとってはそれだけ全身全霊で入り込めた役ということです。どうなるんだろう、狂気しかないんじゃないかと不安が90%でしたが、完成したものを観てみると、人の痛みも分かりますし、響くものがいっぱいあり、実は泣けました」と本作への思いを語った。今回キャストには主演の尾野さんをはじめ、谷村美月、丸山智己、リリー・フランキー、浅田美代子、真野響子といった魅力的な俳優陣も出演することが決定。そして主題歌には、斉藤和義の新曲「シンデレラ」が抜擢されている。そして恐怖だけでない、涙もりの本作。公開されていない各俳優陣の配役も気になるところ。この至高の映像作品をぜひ覗いてみて。「フジコ」は11月13日(金)よりHulu/J:COMにて全6話一挙独占配信。(cinemacafe.net)
2015年10月08日尾野真千子が主演を務め、狂気に満ちた殺人鬼を演じるドラマ『フジコ』が11月13日(金)から動画配信サービスHuluとJ:COMで全6話が一斉に配信されることが決定した。真梨幸子のベストセラー小説を映像化した作品だ。その他の画像本作は、50万部を超えるベストセラー『殺人鬼フジコの衝動』をドラマ化したもの。一家惨殺事件を生き残り、自分の母親みたいになりたくないという想いから殺人鬼になった主人公フジコは、愛と幸福を求めて、殺人を繰り返していく。「最初、台本を読んだ時、“殺人はあってはならない悪いもの”という思いから断りたいと思いました。台本の読後感が“むごい、ひどい、つらい”の三拍子で、とてもひどかったからです。正直、こんな衝撃的な役どころから自分を守りたいと思いました」という尾野は、映画『凶悪』を鑑賞し、不安を抱えながらも撮影に参加。「最後まで共感は一切できませんでした。フジコより他の人が可哀そうでした。私なりの解釈でこの破滅的な女性を演じきりましたが、演じていてとても辛かったです」と語るも「完成したものを観てみると、人の痛みもわかりますし、響くものがいっぱいあり、実は泣けました。やってよかったなとやっと思えた作品ですので、ぜひ、楽しみにしていてください」とメッセージをおくっている。映像ユニット“群青いろ”のメンバーで、『凶悪』などの脚本も手がける高橋泉が脚色を、ドラマ『電車男』や『1リットルの涙』の村上正典が演出を担当。谷村美月、丸山智己、リリー・フランキーらが出演し、斉藤和義が主題歌を手がける。衝撃的な題材を扱ったドラマだけに、配信後は話題を集めそうだ。『フジコ』11月13日(金)よりHulu/J:COMにて全6話一挙独占配信
2015年10月08日早逝した作家・伊藤計劃(いとうけいかく)の小説をアニメーション映画化する“Project Itoh”第1弾となる『屍者の帝国』の完成披露試写会が9月26日(土)に開催され、声優を務めた細谷佳正、村瀬歩、花澤香菜、牧原亮太郎監督が舞台挨拶に登壇した。伊藤計劃が遺した未完の小説の原稿とプロットを、盟友である芥川賞作家・円城塔が引き継いで完成させた小説を映画化。死者を“屍者”として蘇生させて労働力とすることが進められている19世紀末のロンドンで医学生のジョン・H・ワトソンはかねてからの約束通り、死んだ友人のフライデーを違法に屍者として蘇らせるが…。完成した映画を見ての感想を問うと細谷さんは「亡くなった伊藤先生のプロットを円城先生が受け継いだところから始まった作品なので、ワトソンとフライデーは伊藤先生と円城先生の関係なのかな?とか、円城先生の個人的な思いが反映されているのかな?と感じて『どうして先にいったんだ?』とか『戻ってこない』といったセリフが刺さりました。1回見てわかるというよりも何度も見て違った感想、感動が生まれる作品だと思います」と語った。村瀬さんは「収録中も思ったんですが、音の技術がすごい」と語り、あるシーンで収録したというかすかな息の音について言及。「かすか過ぎて入んないだろうと思ってたんですが聞かせていただいたらきちんと入っていて、信頼できるスタッフに方にきちんと録っていただけるので、後は自分がどれだけできるかだと思いました」と述懐。試写で見ていた時は「最後にEGOISTさんの曲で泣いてしまいました。いま、これだけアニメにみなさんの目が行ってる時代ですが、これだけ挑戦してる、すごいところに足を突っ込んでる作品はないと思います」と自信をのぞかせた。花澤さんは自身が演じたハダリー・リリスについて「こんなセクシーなお姉さん、私にできるだろうかと思った」と振り返る。原作を読んで「普段、SFを読まないので、突っかかって、また戻っては読み進めていったんですが、その作品をこの時間にまとめる力がすごいと思いました」と称賛。牧原監督は映画化にあたり、まさに花澤さんの指摘通り、映画の中に原作の何を取り入れ、何を描かないかという点で深く悩んだという。あえて、伊藤さんが遺した言葉を削った部分もあったが「伊藤さんから円城さんに受け継がれた言葉があり、円城さんもすごく言葉大切にされる方。伊藤さんが遺された言葉に円城さんが縛られて、一方でそれに救われていくようなところもあり、その結果、この原作になったんだと思います。言葉という目に見えないもの――存在しないものが自分を変えていくというのをすごく不思議に感じていました」と語った。特に制作が佳境を迎えた時期に監督は伊藤さんが亡くなったのと同じ34歳だったそうで「伊藤さんに問いを突き付けられながら作っていた気がします。『お前におれが超えられるのか?』と伊藤さんの言葉や問いを突き付けられて、そこになんとか自分で答えを出して映画にしました」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。『屍者の帝国』は10月2日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月26日夭折の作家・伊藤計劃の小説「虐殺器官」「ハーモニー」「屍者の帝国」をアニメ映画化する「Project Itoh」。このほど、第一弾公開となる『屍者の帝国』の予告編がオフィシャルサイトにて解禁となった。“死者蘇生技術”が発達し、屍者を労働力として活用している19世紀末。ロンドンの医学生ジョン・H・ワトソンは、親友フライデーとの生前の約束どおり、自らの手で彼を違法に屍者化を試みる。その行為は、諜報機関「ウォルシンガム機関」の知るところとなるが、ワトソンはその技術と魂の再生への野心を見込まれてある任務を命じられる。それは、100年前にヴィクター・フランケンシュタイン博士が遺し、まるで生者のように意思を持ち言葉を話す最初の屍者ザ・ワンを生み出す究極の技術が記されているという「ヴィクターの手記」の捜索。フライデーと共に海を渡るワトソン。しかしそれは、壮大な旅のはじまりにすぎなかった。イギリス、アフガニスタン、日本、アメリカ、そして最後に彼を待ちうける舞台は…?魂の再生は可能なのか。死してなお、生き続ける技術とは。「ヴィクターの手記」をめぐるグレートゲームが始まる――。伊藤計劃が遺した30ページの序文を、盟友として知られる芥川賞作家・円城塔が書き継いで完成した「屍者の帝国」が、「Project Itoh」第一弾として10月2日(金)の公開を控え、8月1日(土)より各劇場にて予告編が上映されている。WEB初解禁となった今回の予告編。映像冒頭から映し出されるのは、ワトソンがフライデーを屍者として蘇らせる物語の重要なシーン。魂を持った屍者“ザ・ワン”を生み出した物語のカギとなる「ヴィクターの手記」を求め、世界中を旅するワトソンたちの姿が描かれている。「ヴィクターの手記」とは一体何なのか?フライデーに21グラムの魂は宿るのか?映像とともに流れる「EGOIST」による主題歌「Door」とともに、まずはこちらの映像から『屍者の帝国』の壮大な冒険を覗いてみて。『屍者の帝国』は10月12日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月13日夭折の作家・伊藤計劃のオリジナル長編小説3作品を劇場アニメ化する「Project Itoh」。先日、本プロジェクトのトップバッターを飾る『屍者の帝国』に細谷佳正、村瀬歩、花澤香菜ら豪華声優陣の出演が決定し大きな反響を呼んだが、この度、本作のメインビジュアルが解禁。さらに、8月1日(土)より各劇場にて本予告が放映されることが分かった。“死者蘇生技術”が発達し、屍者を労働力として活用している19世紀末。ロンドンの医学生ジョン・H・ワトソンは、親友フライデーとの生前の約束どおり、自らの手で彼を違法に屍者化を試みる。その行為は、諜報機関「ウォルシンガム機関」の知るところとなるが、ワトソンはその技術と魂の再生への野心を見込まれてある任務を命じられる。それは、100年前にヴィクター・フランケンシュタイン博士が遺し、まるで生者のように意思を持ち言葉を話す最初の屍者ザ・ワンを生み出す究極の技術が記されているという「ヴィクターの手記」の捜索。フライデーと共に海を渡るワトソン。しかしそれは、壮大な旅のはじまりにすぎなかった。イギリス、アフガニスタン、日本、アメリカ、そして最後に彼を待ちうける舞台は…?魂の再生は可能なのか。死してなお、生き続ける技術とは。「ヴィクターの手記」をめぐるグレートゲームが始まる――。今回公開された本作のメインビジュアルは、キャラクター原案を担当したredjuiceによる描き下ろし。主人公のジョン・H・ワトソンほか、生前ワトソンの友人であり屍者となって旅に付き添うフライデーや、ワトソンのお目付け役大英帝国陸軍大尉のフレデリック・バーナビー、旅の途中折に触れて遭遇する謎の美女・ハダリー・リリスが、戦場をバックに立ち並ぶ姿が描かれる。よく見ると、彼らの背後には無数の屍者たちが群れをなしている様も。これから彼らを待ち受ける運命、巻き起こる壮大な冒険譚をイメージさせる仕上がりだ。そして、8月1日(土)より各劇場にて本予告が公開。こちらの映像では、「EGOIST」による主題歌「Door」をBGMに、ワトソンがフライデーを屍者として蘇らせる物語の重要なシーンが映し出されているとか。「ヴィクターの手記」とは一体何なのか?フライデーに21グラムの魂は宿るのか?本プロジェクトの幕開けを華々しく飾る大なる冒険を、本予告から感じてみて。さらに、本作のコミカライズが決定。作家・樋野友行の手によって、9月9日(水)より発売の「ドラゴンエイジ 10月号」にてスタートする。本プロジェクトからは既に『虐殺器官』『ハーモニー』がコミカライズされており、現在「月刊ニュータイプ」にて連載中。また、8月1日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国劇場にて本作の特別鑑賞券の販売が開始。あわせて、購入者から先着で文庫本サイズの特製ブックカバーをプレゼントする企画も実施されるとのことだ。『屍者の帝国』は10月12日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月31日東京・表参道ヒルズ内の「パスザバトンギャラリー(PASS THE BATON GALLERY)」で7月23日から8月16日まで、月光荘画材店による「イロイロお絵かき 夏祭り」が開催される。創業100周年を迎える月光荘画材店は、取り扱うすべての商品をオリジナルで製造販売する画材店。1940年にコバルトブルーの製造技法を発見して純国産第一号の絵の具を誕生させた他、1971年には新色コバルト・バイオレット・ピンクを発明し、世界油絵具コンクールで1位を獲得している。今回、開催されるお絵かきイベントは、絵の具やクレヨンを思う存分使って遊べる「イロイロお絵かき 夏祭り」は、来場者が描いたばかりの絵をその場で日常使いのアイテムにプリントしてくれるというもの。来場者は月光荘では販売出来なくなってしまった画用紙や絵の具、筆、クレヨンなどを使って、自由に1枚の絵を描き、出来上がった絵はデザインとしてその場でTシャツやトートバッグにプリントしてもらうことで、世界にひとつだけのオリジナルアイテムを作ることが出来る。また、期間中はB品やデッドストック画材、月光荘おすすめのお絵かきピクニックセットなどを販売。木材をリユースして制作された月光荘オリジナルのスクラップウッドフレームも用意しており、ギャラリースペース内で描いた絵をその場で額装するサービスも行われる。なお、7月25日の15時から16時30分までは、2児の母でもある歌い手のcanaが、色の名前が付いた曲を集めたライブ&トークセッションを開催。来場者はcanaのライブを見ながらライブシーンを描くことも出来る。8月15日にはクロージングイベントも開催する予定だ。【イベント情報】「イロイロお絵かき 夏祭り」会場:パスザバトンギャラリー住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ西館地下2階会期;7月23日~8月16日時間:11:00~21:00(日祝は11:00~20:00)※入場無料
2015年07月22日8月よりスタートするWOWOW日曜オリジナルドラマにて、麻見和史原作「警視庁殺人分析班シリーズ」のシリーズ第1弾「石の繭警視庁殺人分析班」のドラマ化作品が放送されることが決定した。廃ビルの地下室で、コンクリートのようなモルタルで固められた変死体が発見された。いったいなぜこんな頃仕方をしたのか?翌日、捜査会議の最中にトレミーと名乗る犯人から捜査本部に電話が入る。そして、捜査一課に異動して間もない如月塔子が交渉相手となる。殺人に関するヒントを提示しながら警察を愚弄・挑発するトレミー。やがて、トレミーの予告通り第2の殺人が発生。被害者の頭部はやはりコンクリートで塗り固められていた…。「石の繭」「蟻の会談」「水晶の鼓動」「虚空の糸」「聖者の凶数」「女神の骨格」と、本格警察小説としてシリーズ化されている麻見和史の「警視庁殺人分析班」。推理小説の要素にサスペンスとアクションを持ち込み、リアリティのある警察小説として新機軸を提示している本シリーズだが、今回のWOWOWでのドラマ化では、の第1弾の「石の繭警視庁殺人分析班」を映像化する。今回のドラマ化決定に対して、原作者の麻見氏は「執筆時はサスペンスと謎解きを大事にしながら、映像的にも面白くなるよう工夫しました。ですから、今回ドラマ化していただくことで、この物語の“完成形”が見られるのではないかという期待があります。小説では顔が見えなかった刑事たちも、俳優の方々の演技で命が吹き込まれることと思います。どんな仕上がりになるのか、いまからとても楽しみです」とコメントしている。張り巡らされた伏線、散りばめられたミステリー、最後の最後まで仕掛けに満ちたノンストップ・クライムサスペンスの本作。今後発表予定のキャストも含めて、これからの情報解禁に目が離せない。連続ドラマW「石の繭」は、8月より毎週日曜夜10:00~WOWOWにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年05月22日カモミールにこだわったスキンケアブランド「華密恋」が手がける長野県にある宿、「八寿恵荘」が5月にリニューアルオープン。「八寿恵荘」は、日本で初めて“BIO HOTEL”に認証されたホテルだ。“BIO HOTEL”とは、ドイツ・オーストリアにあるビオホテル協会の「ビオホテル基準」による認定を受けた、滞在するゲストの健康や自然環境に配慮したホテルのこと。食事や飲みものはすべて有機農法、石鹸やタオル、ベッドリネン類などは可能な限りに自然素材を使用。これまで認定を受けたホテルはヨーロッパを中心に約90軒。日本ではビオホテル協会の公認を受けて13年に発足した、BIO HOTELS JAPANがヨーロッパのオーガニック規格をベースに、日本とアジアにおけるBIO HOTELの認証と、格付けを行っている。「八寿恵荘」では、地域に根ざすビジネスを展開するため、建物の外壁や内装、家具などに池田町産のアカマツや長野県産のスギを始めとした地元の自然素材を使用。また、風呂や床暖房などには地元である池田町の不要木材を利用した、二酸化炭素の排出量を増やさない木質チップボイラーが導入された。その他、寝具やタオルなどには、全てオーガニックコットンを採用。食事や飲みものには、自社農園や近隣地域で栽培された有機野菜を用いるなど、すみずみまで自然への配慮と地域との関連性、サステナビリティにこだわっている。また、食堂は年配の人の使用を考え、畳の部屋からテーブル席にリフォーム。共用のミニキッチンも併設され、セルフで料理を楽しめる他、料理教室などのワークショップも開催出来るスペースとなった。他にも、乳がん治療を受けている女性に向けた癒しツアーや、アトピーで悩む子供に向けた宿泊イベントを開催するなど、人にも社会にも環境にも優しい宿となっている。また、リニューアルを記念して、有機JAS認定された自社農園で栽培されたカモミールを使用した入浴剤を数量限定で発売。ボトルには、「八寿恵荘」の周辺を描いたイラストがデザインされた。
2015年05月21日『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』に続く「ノイタミナムービー」第2弾として、夭折の作家・伊藤計劃の長編小説3作品(「虐殺器官」「ハーモニー」「屍者の帝国」)を劇場アニメ映画化する「Project Itoh」。いままで多くが謎に包まれていた3作品目『屍者の帝国』から、新ビジュアルが解禁された。先日より、『虐殺器官』&『ハーモニー』のポスタービジュアル解禁や、全3作品の公開月発表など、徐々に“プロジェクト”の全貌が明らかになりつつある「Project Itoh」。本企画の中でも、劇場アニメ化が最期に決まり、また公開月も2015年12月と3作品のラストを飾ることが明らかとなった『屍者の帝国』。前2作品に続き、ファン待望の本作新ビジュアルが解禁。これで全3作品メインキャストを描いたイメージビジュアルが揃った形となる。物語は、“死体蘇生技術”が発達し「屍者」を労働力として活用している19世紀末のロンドン。有能な医学生ジョン・ワトソンは、英国政府の秘密組織「ウォルシンガム機関」に伝説の書物「ヴィクターの手記」の捜索を命じられる。それには、まるで生者のように意思を持ち言葉を話すオリジナルの屍者「ザ・ワン」を生み出す究極の技術が記されているという。第一の手掛かりはアフガニスタン奥地。ロシア帝国軍の従軍司祭であり天才屍者技術者と謳われたアレクセイ・カラマーゾフが、突如武装した新型の屍者を率いて叛乱を起こし、その地に姿を消したという。彼が「手記」を既に入手し、新型の屍者製造にその手法を用いているのだとしたら…。すべての行動を記録する屍者フライデーを伴い、ワトソンの「ヴィクターの手記」をめぐる壮大な旅が始まる――。今回解禁となっビジュアルに描かれているのは、主人公ジョン・ワトソンと「ヴィクターの手記」を求めて旅をするメンバーたち。公開されている本編映像には登場しなかったキャラクターも描かれており、それぞれが物語にどう関わってくるのか気になる仕上がりに。またビジュアル解禁にあわせ、公式サイトでは『虐殺器官』『ハーモニー』『屍者の帝国』3作品のイメージビジュアルが壁紙としてダウンロードできるとのこと。『虐殺器官』は10月公開、『ハーモニー』は11月公開、『屍者の帝国』は12月公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月07日「第8回WOWOWシナリオ大賞授賞式」が5日、東京・赤坂の同局で行われ、川崎クニハル氏の『双葉荘』が大賞に選ばれた。2007年に創設された同アワードは、プロ・アマ問わず優れたシナリオ作品を発掘し、脚本家の育成を通じて広く映像文化の発展に寄与するというもの。第8回目を数える今年は、応募総数482編の中から大賞に川崎クニハル氏の『双葉荘』、優秀賞に大谷洋介氏の『タクハイ・ドライバー』、ネオ・ポフスキー氏の『駱駝色の女』、堀脇れいく氏の『姐さん』がそれぞれ選ばれた。『双葉荘』で見事大賞を射止めた川崎氏は「30年以上商業映像の演出の仕事をやっておりますが、実は50歳を過ぎた頃から自分でもストーリーを作りたいという欲が出てきて、今回の『双葉荘』は8作目ぐらいです。この話は私が若いころに体験した実話をベースにしており、そこから自分なりに脚色を加えていきました」と受賞作について説明し、「60歳を越えてますので、これから私はどうなるんだろうかと大変興奮しております。こういう機会を与えていただいて本当にありがたいです」と感謝の言葉。川崎氏の作品は年内にWOWOWで映像化されるが「非常にエキサイティングですね。ただ、私は普段自分でも演出するので、生まれて初めて他の方に演出されるということで、どう受け止めていいのか分かりません。これもまた面白い次の人生の第一歩かなと皆さんに感謝しております」と話していた。また、選考委員長を務めた映画監督の崔洋一は「WOWOWシナリオ大賞はオールジャンルでオリジナルが大前提。応募した方たちの野心といいますか希望というものが映像化されることで結実されます。非常に高い評価をいただけるようになりましたが、それと同時に権威にはしたくありません。いずれは世界性を持って受賞作品が国境を越え、受け入れてもらえるように今後とも選考にあたってきたいと思います」と講評した。なお、昨年大賞に選ばれた栄弥生氏の『十月十日の進化論』(尾野真千子主演)が、3月26日(22:00~)にWOWOWでドラマWとして放送される。
2015年03月06日ベルリン映画祭で金熊賞(グランプリ)と銀熊賞(主演男優賞)をダブル受賞した『薄氷の殺人』が間もなく日本で公開になる。郊外で起こる連続殺人と事件を追う刑事、被害者につながる謎の女の駆け引きを巧みに描いたサスペンス作品だが、監督を務めたティアオ・イーナンは「観客が参加してもらえる“生きた映画”」を目指したという。来日時に話を聞いた。その他の画像本作の物語は、1999年に中国の郊外で男の死体がバラバラに切り刻まれて複数の石炭工場で発見されたことから始まる。刑事のジャンは事件を追うが真相は解明されず、5年後に再び同様の手口の事件が起こる。すべての被害者は謎の女ウーと親密な関係にあり、ジャンは彼女に近づいて手がかりを得ようとするが、彼もまたウーに魅了されていく。本作では事件の“真相”を追うドラマと、ジャンとウーの危険な愛の行方、そして郊外都市で暮す人々の人間ドラマが絶妙なバランスで描かれる。「脚本を書く際には事件を主軸に様々な要素を加えていきました。しかし、ドラマを描きこみ過ぎるとミステリーの要素が薄まってしまう可能性もあります。ですからバランスをとりながら描いていくことが難しかったのです。殺人事件を中心に据えていますが、本当に描きたいのは愛のドラマ、人間ドラマ、社会問題でした」。そのため、監督は事件のカギを握る女ウーも単なる“魔性の女”には描いていない。「確かに彼女は邪悪な力を持っていて、人をコントロールする力があると思います。しかし、彼女にはある種の温かみを残しています。なぜ、彼女はそんなことをしたのか? そうせざるをえなかったのかを描きたかったのです。ジャンとウーの関係はミステリアスな色彩に彩られています。ふたりはミステリアスで危険だからこそ惹かれていくわけです」。本当の想いを隠したままウーに近づき、いつしか心を奪われてしまう刑事ジャンと、本心を明かすことがないウー。観客は本作の原題“真昼の花火(白日焔火)”を観るときのように、想像力をかきたてられるだろう。「完璧に料理を作って口の中に入れてあげないと満足しない観客は存在します(笑)。でも私はこの映画は脚本を書いている時も、撮影している時も、完成した今でも成長を続けていると考えていますから、観客の方にも参加してもらいたいんですね。ベルリン映画祭でも様々な場所から審査員の方が集まり、この映画に賞を与えてくれましたし、私自身も幅広い人たちに映画を観てもらいたいという気持ちがあります。私がめざしたのはそんな“生きた映画”でした」。観客は映画を鑑賞し、事件の真相を知った後も、そこで描かれたドラマや過去に想いをはせることになるだろう。『薄氷の殺人』1月10日(土) 新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
2015年01月08日ベルリン映画祭で金熊賞(グランプリ)と銀熊賞(主演男優賞)をダブル受賞した『薄氷の殺人』の本編映像の一部が公開になった。連続殺人事件の謎を追う男と、事件のすべての被害者につながる謎の女の姿を捉えた美しい映像だ。『薄氷の殺人』本編映像本作の物語の始まりは、1999年に中国の郊外で男の死体がバラバラに切り刻まれて複数の石炭工場で発見されたことから始まる。刑事のジャンは事件を追うが真相は解明されず、5年後に再び同様の手口の事件が起こる。すべての被害者は謎の女ウーと親密な関係にあり、ジャンは彼女に近づいて手がかりを得ようとするが、彼もまたウーに魅了されていく。このほど公開されたのは、ジャンとウーがスケート場にいる場面。ふたりは共に行動しているがなぜか両者の間に会話はなく、ふたりは離れた常態でリンクを滑り続ける。やがてウーがコースを離れ、ジャンは後を追うが、次第に人はいなくなり、誰もいない道でジャンとウーはふたりきりになる。なぜウーはジャンを人のいない場所に誘いこんだのか? 黄色い照明と降り続ける雪、そしてスケート場を離れていくにしたがって周囲の闇が増していく美しい映像だ。ウーは事件の被害者なのか? それとも“魔性の女”なのか? 本作はミステリー劇を主軸にしながら、郊外で生きる人々の人間模様、苦いロマンスをじっくりと描いている。『薄氷の殺人』1月10日(土) 新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開(C)2014 Jiangsu Omnijoi Movie Co., Ltd. / Boneyard Entertainment China (BEC) Ltd. (Hong Kong). All rights reserved.
2015年01月05日今年のベルリン映画祭で金熊賞(グランプリ)と銀熊賞(主演男優賞)をダブル受賞した『薄氷の殺人』の予告編映像が公開になった。連続して発生したバラバラ殺人の真相に迫ろうとする元刑事の男と、すべての犠牲者につながる謎の美女のドラマを主軸にしたサスペンス作品だ。予告編映像今年のベルリン映画祭は、ウェス・アンダーソン監督の『グランド・ブダペスト・ホテル』やリチャード・リンクレイター監督の『6才のボクが、大人になるまで。』など傑作が数多く出品されたが、最高賞に輝いたのは『薄氷の殺人』だった。このほど公開された予告編に登場するのは、石炭工場のある町の風景だ。1999年、このエリアでバラバラ殺人事件が発生し、主人公のジャンは美女ウーに出会う。それから5年後に再び、連続殺人事件が発生するが、そこでもまた、ウーの存在が捜査線上に浮かび上がる。彼女は事件にどんな関係があるのか? ジャンは彼女に近づき、未解決事件の闇と彼女の魅力に囚われていく。サスペンスを基本としながら、危険なラブストーリーや、変化していく町の風景、繊細な人間ドラマを巧みに描いた本作を手がけたのは、新鋭ディアオ・イーナン監督。一面の雪景色に光が反射する美しいショットや、ノワール映画を連想させる漆黒の闇を描き出す映像センスと、巧みな語り口がすでに高い評価を集めているという。『戦場のレクイエム』のリャオ・ファンと、『藍色夏恋』のグイ・ルンメイが主演を務めており、ふたりの演技も絶賛を集めている。『薄氷の殺人』2015年1月10日(土) 新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開(C)2014 Jiangsu Omnijoi Movie Co., Ltd. / Boneyard Entertainment China (BEC) Ltd. (Hong Kong). All rights reserved.
2014年10月14日13日(土)より全国公開される『飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』に登場する伝説の殺人鬼レザーフェイスが極秘来日し、東京・渋谷にある弊社オフィスを襲撃。不気味なうなり声をあげながらチェーンソーを振り回し、オフィスは大パニックになった。その他の写真テキサスの田舎に住んでいるレザーフェイスは、若者たちをチェーンソーで殺し、食料とする恐ろしい殺人鬼だ。彼は弊社の受付に突然現れ、その一角を占拠するも不気味なうなり声をあげることしかできず、外線電話をかけてきた取引先にも「ウーウー」だけで対応。続いてオフィスになだれ込んだレザーフェイスは働いている社員の私物をチェックし、チェーンソーを振り上げ、脈略なく襲いかかって社員を恐怖に陥れたかと思えば、記念撮影には快く応じるなどやりたい放題で、穏やかだったオフィスはパニック状態になった。その後、レザーフェイスは弊社内から放送している“ニコ生 ぴあ映画生活チャンネル”に乱入し、ビールをガブ飲みした後にやはり大暴れ。視聴者からは「とびだせ!!テキサスチェーンソー!!」「ちょっとかわいい」「ガキの頃見たときは怖かった」などのコメントが多数書き込まれ、レザーフェイスは番組を盛り上げるだけ盛り上げ、その後はなぜか行儀よく社員が使用するエレベーターに乗って去って行った。ちなみに本日夜に東京の新宿ミラノで『いけにえイッキ見!野蛮なテキサスオールナイト!!!』と題したオールナイト上映会が開催されるが、レザーフェイスが会場を襲撃することが予告されている。『飛びだす 悪魔のいけにえ…』は、オリジナル版『悪魔のいけにえ』の正統な続編として、衝撃のラストから1時間後に発生した惨劇とその20年後に起こる新たな物語を立体映像を駆使して鮮烈に描きだした作品。『飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』7月13日(土)TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー『いけにえイッキ見!野蛮なテキサスオールナイト!!!』7月12日(金・仏滅)会場:新宿ミラノ2 (東京都)開場時間22:00/開演時間22:30(5:00終映予定)上映作品:『悪魔のいけにえ』(1974年)、『悪魔のいけにえ2』(1986年)、『飛び出す 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』(2013年)登壇者:レザーフェイス、金子修介監督、古澤健監督、西村喜廣監督、井口昇監督、加弥乃(AKB48第一期卒業生/『生贄のジレンマ』出演)、他
2013年07月12日熊本県八代市泉町の五家荘の「せんだん轟の滝」など紅葉スポット周辺で「五家荘紅葉祭」が開催される。開催日時は10月25日(木)~11月20日(火)まで。イベントでは、10月28日(日)に平家の里能舞台で行われる琵琶の弾き語りと地元の「樅木神楽」等が披露される。また、11月4日(日)には、緒方家庭園で久連子古代踊り保存会による国選択重要無形文化財の「久連子古代踊り」や、秀岳館高等学校雅太鼓部による「和太鼓」が演奏される。平家の落人伝説が残る五家荘ならではの催しだ。さらに11月11日(日)には菅原道真ゆかりの左座家で東阿部流の煎茶が味わえる「左座家茶会」が行われる。左座家の庭園では地元の農産品等の販売も予定している。周辺の紅葉スポットには、落差70mの「せんだん轟の滝」や、現在は地元の杉や栗の木を利用した「樅木の吊橋」、高さ55mの「梅の木轟公園吊橋」などがある。「ふれあいセンターいずみ」では特産品ショップや野菜の採りたて市、レストランがあり、地元の新鮮な食材を使ったメニューを味わう事ができる。イベント詳細は五家荘ねっとで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月29日「アイスの実」新CM「AKB48殺人事件」江崎グリコ「アイスの実」では、AKB48前田敦子さんが、ミニスカ探偵となって謎を解く新CM「AKB48殺人事件・FILE1」を公開中。「AKB48をやめて、何になるの?」という板野友美さんの問いかけに、前田さんがなったのが“名探偵”。Team4の加藤玲奈さん殺害事件に謎の真相に鋭く迫るという。原案:秋元康、原作:青山剛昌。25日から「FILE1」が放送開始で、9月放送の第5弾で真犯人が明かされる予定。先ずは第1発見者を疑え?容疑者はAKB全メンバー 89人で、手がかりは加藤玲奈さんが残した「N」の文字と、謎の暗号「23K.24AB」。これからの展開が大いに楽しみ。真っ先に疑われる、殺人事件の第1発見者が、HKT移籍の指原莉乃さんで、なんとも「とほほ」な感じになってしまったが、撮影は騒動前だからいたしかたない。これで、指原莉乃さんが犯人で、前田名探偵が「HKT移籍にはもう一つの理由があったのよ」とやれば、出来すぎ?元の記事を読む
2012年06月20日『オリエント急行殺人事件』は、イギリスの人気作家、アガサ・クリスティーの代表作。トルコのイスタンブールを出発し、フランスのカレーへ向かう列車の中で起きた密室殺人事件に、たまたま乗り合わせた名探偵、エルキュール・ポワロが挑む。トルコ・イスタンブール発、フランス・カレー行きの国際列車「オリエント急行」の1等車個室寝台で、アメリカ人の富豪ラチェット・ロバーツが殺された。薬を飲まされ昏睡したところに、12カ所も刺されていた。部屋には鍵がかかっており、内側からチェーンロックまで使われていた。別の事件を解決してイギリスへ帰る途中の名探偵、エルキュール・ポワロは、列車を運行するワゴン・リ社の重役に事件解決を依頼される。「運行会社にとっては不祥事だ。次の駅で警察が介入する前に解決して欲しい」。じつはポワロは、生前の被害者に食堂車で会っていた。何者かに脅迫されていたラチェットはポワロにボディガードを依頼する。しかしポワロは気乗りせず断ってしまった。ポワロは自責の念に駆られて捜査を開始する。雪で立ち往生している列車で起きた事件。しかも現場はポワロの隣の個室である。列車は大雪で立ち往生しており、人の出入りはなさそうであった。犯人はきっと列車内にいる誰かだ……。ポワロ役を演じたアルバート・フィニーは当時30代だったが、特殊メイクで中年の探偵を好演した。現在は75歳で、今年12月に公開される『007』シリーズ最新作にも出演する予定だ。『007』といえば、初代ジェームズ・ボンド役で知られるショーン・コネリーも、この作品に元英国軍大佐役で出演している。1963年に公開された『007』シリーズ第2作『ロシアより愛をこめて』にもオリエント急行が登場し、ショーン・コネリーは10年ぶり2回目の”乗車”となった。『オリエント急行殺人事件』には名女優、イングリット・バーグマンも出演。アカデミー賞助演女優賞を獲得している。本作品の舞台となった列車・オリエント急行は、1983年にパリとイスタンブールを結ぶ列車として誕生した。1900年代に入ると、西ヨーロッパとバルカン半島方面を結ぶ列車として増発されている。映画で描かれた1930年代は、オリエント急行の列車群の全盛期である。運行会社はワゴン・リ社。各国の国鉄など鉄道会社に線路使用料などを支払って、独自に集客していた。「定期的に運行する旅行会社主催の団体列車」というスタイルだ。映画に登場するポワロの友人ビアンキは、ワゴン・リの重役という設定である。運行ルートはイスタンブール駅出発の場面で、駅の構内放送として紹介される。ソフィア、ベオグラード、ザグレブ、プロント、トリエスト、ベニス、ミラノ、ローザンヌ、パリ、カレー。これは主要駅のみの案内で、他にも停車駅がある。事件が起きた場所はヴィンコヴチとブロッドの間で、旧ユーゴスラビア国内。2泊目の夜だった。編成は機関車寄りから荷物車、食堂車、個室寝台車、特別車。各1両でたった4両編成。乗客は15名。約1週間の長距離運行で食堂車も連結する。運行コストを考えるとかなりの料金になりそうだ。映画だから4両かと思ったけれど、じつは当時も寝台車2両、食堂車1両、荷物車2両で、意外と短い列車だった。もっとも、これはイスタンブール側の末端区間のようで、実際にはヨーロッパに近づくほど客車が増結、分離されていた。本作の中でもビアンキがポワロに部屋を譲り、「あなたはカレーまで行く寝台車に乗りなさい」と言う。特別車は途中で切り離されるようだ。定期運行としてのオリエント急行は2008年に廃止となっている。しかし、全盛期を再現する観光列車『ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス』は現在も運行中。3月から11月まで、ほぼ週に1便がパリとベニスを1泊2日で往復している。ほかにロンドン~パリ間の昼行便や不定期運行も。全盛期の「パリ~ブダペスト~ブカレスト~イスタンブール」の列車も年1回ほど特別運行されている。映画と同じイスタンブール発の列車はベニス行で、こちらも年1回程度の運行だ。ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレスの日本語サイトでは、客室をイラストで紹介している。映画に登場する客室の再現度の高さがよくわかる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月28日全国一早く開花が見られるという伊豆・伊東の寒桜。伊東温泉に静かに佇む「星野リゾート・いずみ荘」ではひと足先にお花見が堪能できる。都会の喧騒を離れた老舗の宿では2月から4月開花の染井吉野まで、約3か月という期間、花見の演出にさまざまな趣向を凝らす。それは宿に一歩足を踏み入れた瞬間から始まっている。可愛らしい桜の装飾とつるし雛。館内はもう春の香りだ。約900坪の規模を誇る日本庭園では野点を開催。大寒桜から枝垂れ桜、染井吉野、花桃とあらゆる桜を愛でながら、季節の和菓子とお抹茶がいただける。心はいつしか平安の時の彼方へと移っていることだろう。花見を堪能した後は温泉へ。いずみ荘は関東屈指の湯量と泉質を誇る。この期間は湯浴みも春の暦湯。如月は甘夏湯、睦月はアロエ、卯月は山葵湯と月替わりで楽しめるという贅沢さだ。夕食は桜の季節に欠かせない「お花見会席」。桜のリキュールを使った食前酒でまずは乾杯。続くメニューは木の芽や菜の花と山菜を豊富に使った八寸、春鮮魚の御作りと伊豆の春を存分に味わえる内容となっている。夜は日本庭園を見渡すロビーに、期間限定で「夜桜Bar」が登場。幻想的な世界が広がるひととき。いずみ荘オリジナル・桜のカクテルを嗜みつつ、ライトアップされた夜桜を眺める気分はもう格別だ。夢心地で目覚めた朝は、庭園を見渡す足湯で花見の続きを。昨夜とはまた違った桜が堪能できるかも。お昼近くまでゆっくり滞在を楽しんだ後は、近くの自然公園などに足を延ばしてみるのもお勧めだ。お問い合わせ:伊東温泉 星野リゾート・いづみ荘 公式サイト お花見会期間:2012年2月~3月31日料金:一名様¥23,000~(1泊2食付き)取材/栗丘とまこ
2012年01月24日6月4日(金)よりDVDレンタルが開始される海外ドラマで、孤島で起こる連続殺人事件を描いた「ハーパーズ・アイランド」のダイジェスト映像がこのほど到着した。本作は、今年2月にWOWOWで放送され注目を浴びたミニTVシリーズ。7年前に連続殺人が起こった孤島で行われる一組のカップルの結婚式のために、島の内外から人々が駆けつけるが、再び7年前と同じような惨劇が…。エピソードが進むごとに一人、また一人と殺され、残された全員が“容疑者”かつ、次の犠牲者の候補であるという展開に加速度的にのめりこんでいくこと必至。おまけにキャストは美男美女揃い!誰が、何のために殺人を犯しているのか?7年前の事件との関わりは――?今回のダイジェスト映像では、7年前の事件で母を惨殺され、以来、島を出ていたアビーのナレーションに沿って、かつての事件やひとりひとりの登場人物についてご紹介。意外な人間関係や秘密がそこかしこに…。まずはダイジェスト映像をチェック!「ハーパーズ・アイランド」は6月4日(金)よりTSUTAYAにてレンタル先行スタート。「ハーパーズ・アイランド」6月4日(金)よりTSUTAYAにてレンタル先行開始発売・販売元:パラマウント ジャパン公式サイト:※こちらのダイジェスト映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY & © 2010 CBS Studios Inc. CBS and related marks are trademarks of CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved. TM, ® & © by Paramount Pictures. AllRights Reserved.■関連作品:ハーパーズ・アイランド [海外TVドラマ]TM & © 2010 CBS Studios Inc. CBS and related marks are trademarks of CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved. TM, © & © by Paramount Pictures. All Rights Reserved.■関連記事:島に再び恐怖が…海外ドラマ「ハーパーズ・アイランド」試写会に10組20名様ご招待
2010年05月17日