公益財団法人品川文化振興事業団(本部:東京都品川区西大井1-4-25、理事長:中川原 史恵)は、2023年10月14日(土)から11月29日(水)まで、O美術館にて「佐藤泰生 エトランゼの美学」を開催します。メインビジュアル今年で13年目を迎える品川区民芸術祭。期間中にO美術館で行われる企画展では品川区にゆかりのあるアーティストを毎年取り上げています。今回は、洋画家として活躍している佐藤泰生氏(1945年生まれ)。氏は幼少期からフランス政府給費留学生として渡仏する青年期まで、品川の旧東海道宿場近くの北品川ですごし、油画制作を中心に多彩な創作活動を行っています。「敗戦による引揚体験の生い立ちが、異邦人(エトランゼ)的感性の原点なのかもしれない…」と語る佐藤泰生氏。パリやヴェニス、ニューヨークなど異国の情景から、お祭りや富士など日本の習俗、最近ではアトリエがある逗子の海やそこから見える富士をモチーフにした作品など、様々な手法や画材を操り独自の表現世界を展開しています。油画「旭日 海にむかって」屏風絵「ヴェニス」油画以外にも絵本や小説挿絵も手掛け、ガラス絵や屏風絵、ガラスや陶器のオブジェ制作、貝や石などの身近な素材を使った作品などにも取り組み、常にその表現世界は広がり続けています。本展は洋画家・佐藤泰生のエトランゼの目で紡がれた、初期から60余年に亘る創作の変遷をたどる回顧展です。●佐藤泰生●1945年 大連生まれ。洋画家。北品川にて青年期まで過ごす。1967年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。大橋賞を受賞。1969年 大学院修了。小磯良平教授に師事。1973~78年 フランス政府給費留学生として滞在。1977年 第12回昭和会展昭和会賞。1980年 新制作協会会員となる。2007年 佐藤泰生泰生の世界展 1963-2007(諏訪市美術館・長野)2017年 生きている時間・輝く刻 佐藤泰生の世界(池田20世紀美術館・静岡)現在 新制作協会会員。和光大学名誉教授。佐藤泰生●企画展概要●会期 : 2023(令和5)年10月14日(土)~11月29日(水) ※会期中無休開館時間 : 10:00~18:30(最終入館 18:15)会場 : O美術館〒141-0032 東京都品川区大崎1-6-2 大崎ニューシティ2号館2階入館料 : 500円※高校生以下、70歳以上、障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料。※年齢のわかるものを提示してください。提示ない場合は一般料金となります。ホームページ: アクセス : JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線大崎駅(北改札口・東口)下車徒歩2分東急バス(渋41大井町駅―渋谷駅) 大崎駅下車徒歩2分●関連企画●アーティストギャラリートーク<第1回>日時 :10月22日(日)15時~16時ゲスト :小杉小二郎(洋画家)テーマ :ガラス絵のはなし<第2回>日時 :11月11日(土)15時~16時ゲスト :土屋禮一(日本画家)テーマ :屏風のはなし<共通情報>場所 : O美術館定員 : 各回50人(抽選) ※空きがあれば当日参加可参加費 : 無料(ただし入場券は必要)参加方法: ホームページ専用フォームからお申込みください。第1回 10月22日(日) 第2回 11月11日(土) ●O美術館概要●名称 : O美術館館長 : 鳥山 玲展示室 : 約365平方メートル・最大壁面長約129m所在地 : 〒141-0032 東京都品川区大崎1-6-2 大崎ニューシティ2F設立 : 1987(昭和62)年4月事業内容: 美術館運営、企画展実施URL : ●事業団概要●名称 : 公益財団法人品川文化振興事業団理事長 : 中川原 史恵所在地 : 〒140-0015 東京都品川区西大井1-4-25設立 : 1986(昭和61)年2月事業内容: 品川区における文化芸術・生涯学習の振興に関する事業URL : ■本件に関するお問い合わせ公益財団法人品川文化振興事業団 O美術館 (副館長 井高 由美子)電話: 03-3495-4040 (10:00~18:30 木曜休館)FAX : 03-3495-4192mail: oartmus@shinagawa-culture.or.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月13日昭和女子大学(学長 金尾朗:東京都世田谷区)現代教育研究所は、電通「アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所」と連携して、高校教員や高校教員を目指す学生を対象に「先生による、先生のための、先回り研修会」(略して「先3」)を10月21日(土)から全5回開講します。「先3」は、面白くてタメになる教員研修を目指して昨年度から始まりました。後手に回ることなく、社会で求められることをいち早く察知し、面白くてタメになる先回りの教育を行っていくにはどうすればいいか?対話、論理、批判、創造の4つのチカラを切り口に、教育界以外の異業種の人たちとの先回り対話を通じて、近未来の学びを探究 ⇒ 共創していきます。今年度から三菱みらい育成財団の助成を受けて、本格的にスタートします。先生による、先生のための、先回り研修会(「先3」(さきさん))【日時】[ 第1回 ]10/21(土)14:00 ~ 16:40対話[ 第2回 ]11/25(土)14:00 ~ 16:40論理[ 第3回 ]12/16(土)14:00 ~ 16:40創造[ 第4回 ] 1/27 (土)14:00 ~ 16:40批判[ 第5回 ] 2/24 (土)14:00 ~ 17:00 先生たちのアクティビティデザイン【開催方法】対面(昭和女子大学 東京都世田谷区太子堂1-7-57)またはオンライン【対象】高校の先生(中高一貫校の先生を含む)、高校の先生を目指す学生【費用】各回1,000円【講師紹介・申込】 をご確認ください。【お問い合わせ】昭和女子大学現代教育研究所 E-mail: saki3@swu.ac.jp 本件に関する取材のお申し込み先昭和女子大学広報部03-3411-6597 / kouhou@swu.ac.jp 昭和女子大学ホームページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月12日東京都では、シニア世代の健康で心豊かな生活を応援するため、健康マージャン、囲碁、将棋、ダンススポーツ、カラオケの5種目による「2024 東京都シニア・コミュニティ交流大会“TOKYO縁(エン)ジョイ!”」を開催します。多くのシニア世代の皆様のご参加をお待ちしております。開催概要【開催日(令和6(2024)年・種目・会場】表1: 【参加要件】都内在住の60歳以上の方(令和6年4月1日時点)ただし、ダンススポーツは1組(ペア)のうち1名は都内在住【募集人数】事前申込制 種目全体で1,000名程度(※応募者多数の場合は、抽選となります。)【募集〆切】令和5年12月8日(金)<必着>【縁(エン)ジョイサポーター】種目ごとに「縁(エン)ジョイサポーター」を起用し、大会PRを行います。・井出洋介さん(健康マージャン) ・吉原由香里さん(囲碁)・田中寅彦さん(将棋)・岡田淳一さん(ダンススポーツ)・山本リンダさん(カラオケ)※縁ジョイサポーターの他、各種目にはMリーガーや棋士、ダンサー、歌手も来場予定【申込方法】(1) 大会ホームページからの申込み( )(2) 参加申込書の送付(郵便)※募集案内・参加申込書の送付をご希望の場合は、下記の大会事務局へご連絡ください。【主 催】東京都、東京都シニア・コミュニティ交流大会運営実行委員会【大会ホームページ】 ※実施内容・募集に関する詳細は、募集案内パンフレット又は下記大会のホームページでご確認ください【実施内容・申込方法等に関するお問い合わせ、参加申込書送付先】<東京都シニア・コミュニティ交流大会事務局>電話:03-6272-6099 (土日祝日・年末年始を除く<10:00~17:00>)注目ポイント●皆さんと一緒にイベントを盛り上げる「縁ジョイサポーター」健康マージャン井出洋介さん<麻雀プロ>囲碁吉原由香里さん<囲碁棋士(六段)>将棋田中寅彦さん<将棋棋士(九段)>ダンススポーツ岡田淳一さん<ダンサー・歌手>カラオケ山本リンダさん<歌手>●初心者からベテランまで、どなたにも入賞のチャンスあり!競技を楽しみながら交流できるよう、経験や強さを考慮した組合せやグループ分けなどの工夫を行うとともに、上位入賞のほか特別賞も設定します。※内容・時間等の詳細は、随時大会ホームページでお知らせいたします。【感染症対策について】●手洗い、手指消毒にご協力ください●体調がすぐれない場合は参加をご遠慮ください※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、大会が中止又は変更になる場合があります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月10日東京工芸大学(学長:吉野 弘章、所在地:東京都中野区、以下 本学)は、本学創立100年周年を記念して、創立100周年記念展「写真から100年」(以下、本記念展)を東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス内)で開催します。期間は2023年11月11日(土)から12月10日(日)まで、入場は無料です。東京工芸大学創立100周年記念展「写真から100年」チラシ表面東京工芸大学は2023年に創立100周年を迎えました。これを記念して、本学の歴史と伝統をたどりながら、東京工芸大学と日本写真界の関わりや、テクノロジーとアートが融合した写真の教育と研究を原点に、工学部と芸術学部を擁する総合大学へと発展した本学の昔・今・未来を紹介する展覧会を4部構成で開催します。4部構成の第1部は「工芸ヒストリー」として、日本における写真教育のルーツを紐解きながら、1923年に当時最先端の写真専門の高等教育機関である小西寫眞専門学校としての誕生から100周年を迎えた現在までの歩みを紹介します。たゆまぬ努力で様々な困難を乗り越え、未来を切り拓いてきた先人たちの情熱や思いを、当時の学生や教職員の証言なども含め、文字と映像で伝えます。第2部では「活躍する卒業生」として、多彩な出身写真家たちの作品を展示します。1927年に本学を卒業した第二期生で、戦前から戦後にかけて、近代化する都市の生き生きとしたスナップ写真から、日本の伝統建築を端正に捉えた建築写真まで幅広い作品群で知られる日本の写真文化の発展を支え続けた渡辺義雄。2019年度に写真界から初の文化勲章受章者となった田沼武能や、写真界の芥川賞といわれる木村伊兵衛写真賞を受賞した吉田志穂(2021年度受賞)や新田樹(2022年度受賞)など、幅広い世代の作家たち約50名の作品を展示します。第3部は、本学独自の写真のギャラリーである「写大ギャラリー」の収蔵作品を展示します。1975 年に設立された「写大ギャラリー」は国内外の優れた写真約1万4000点の作品を収蔵している国内でも随一の写真作品コレクションを展示・収集・研究する公開施設です。今回は、当ギャラリーの歴史的に優れた国内外の写真作品を展示します。当ギャラリーは、2023年2月に東京都教育委員会から「博物館相当施設」に指定されました。第4部は「次の100年に向かって」として、未来を創造する東京工芸大学の工学部と芸術学部の共同研究によるプロジェクトやメディアアート作品などを紹介します。現在の本学では、テクノロジーとアートの融合による様々な研究や取り組みを行っています。神奈川県住宅供給公社との連携による、厚木市緑ヶ丘エリアの団地活性化プロジェクト「ミドラボ」。そのほか、平成28年度に文部科学省の私立大学研究ブランディング事業に採択されたことを契機として設立された「色の国際科学芸術研究センター」が運営する、国内初の「色」をテーマとした研究をメディア芸術として紹介する常設ギャラリー「カラボギャラリー」(col.lab Gallery)の作品などを展示します。■東京工芸大学東京工芸大学のルーツは、1923年に日本で最初の写真専門の高等教育機関として創立した小西寫眞専門学校です。当時最先端のメディアであった写真は、工学的な側面と芸術的な側面を併せ持ち、本学は創立以来、その両面を教育と研究の柱とする唯一無二の教育機関です。「テクノロジーとアート、掛け合わせて、未来を変える」。東京工芸大学は、テクノロジー(工学)とアート(メディア芸術)を融合し、これからも新たな価値の創造を目指していきます。【URL】 ■創立100周年記念展「写真から100年」概要・会期 :2023年11月11日(土)~12月10日(日)・時間 :10:00~18:00(木・金は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)・休館日:毎週月曜日・料金 :無料・会場 :東京都写真美術館 地下1階展示室(恵比寿ガーデンプレイス内)・主催 :東京工芸大学・共催 :公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館【URL】 ■主な出展作家2部: 渡辺義雄/田沼武能/細江英公/新田樹/吉田志穂など3部: ウイン・バロック/土門拳/森山大道など4部: 野口靖・大海悠太など東京工芸大学創立100周年記念展「写真から100年」チラシ裏面 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月06日全国無料放送のBS12 トゥエルビ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:須磨直樹)では、菅原文太劇場と題して映画「現代やくざ」シリーズを10月4日(水)から放送します。東映1.「菅原文太劇場」概要今年、生誕90周年を迎えた名優・菅原文太。映画「仁義なき戦い」、「トラック野郎」シリーズなど数多くのヒット作品に出演し、多くの映画ファンを魅了してきた日本映画界の看板スター。BS12では、東映に移籍後の主演映画「現代やくざ」シリーズ5作品をお届けします。番組HP: 菅原文太劇場 | 無料ドラマ・映画 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ) : ■10月4日(水)よる8時15分~映画「現代やくざ与太者の掟」(1969年制作)【出演者】菅原文太、待田京介、志村喬、藤純子、若山富三郎、山城新伍ほか【スタッフ】脚本:村尾昭監督:降旗康男東映■10月5日(木)よる8時15分~映画「現代やくざ与太者仁義」(1969年制作)【出演者】菅原文太、田村正和、池部良、水谷良重、渡辺文雄ほか【スタッフ】脚本:村尾昭・長田紀生監督:降旗康男東映■10月11日(水)よる8時~映画「現代やくざ盃返します」(1971年制作)【出演者】菅原文太、松方弘樹、伊吹吾郎、小池朝雄、野川由美子ほか【スタッフ】原案:村上和彦脚本:大和久守正監督:佐伯清東映■10月18日(水)よる8時~映画「現代やくざ血桜三兄弟」(1971年制作)【出演者】菅原文太、伊吹吾郎、渡瀬恒彦、荒木一郎、小池朝雄、河津清三郎、名和宏ほか【スタッフ】脚本:野上龍雄監督:中島貞夫東映■10月25日(水)よる8時~映画「現代やくざ人斬り与太」(1972年制作)【出演者】菅原文太、渚まゆみ、待田京介、安藤昇ほか【スタッフ】脚本:石松愛弘・深作欣二監督:深作欣二東映2.掲載時のお願い■クレジット表記: 東映■作品紹介画像のトリミングは不可。■BS12 トゥエルビについて■三井物産(株)100%出資の24時間全国無料のBS放送局です。スポーツ中継や大人の趣味教養など、上質なエンターテインメント番組を総合編成でお送りしています。視聴方法は、BS+12ボタン、または3桁番号222チャンネルです。BS12 | BS無料放送ならBS12 トゥエルビ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月02日「古代エジプト美術館展」が、東広島市立美術館にて2023年10月10日(火)から11月26日(日)まで開催される。福岡アジア美術館でも開催された巡回展だ。古代エジプト専門美術館「古代エジプト美術館 渋谷」所蔵作品を紹介「古代エジプト美術館展」は、古代エジプト専門美術館である「古代エジプト美術館 渋谷」の所蔵作品を紹介する展覧会だ。同館が所蔵する古代エジプト遺物は1,000点以上にのぼり、先王朝時代からローマ支配時代までを網羅。それらコレクションからは、古代エジプト文化の全貌をうかがい知ることができる。ミイラや木棺・ツタンカーメンの指輪など約200点を展示本展では、「古代エジプトの神々と信仰」「ファラオが率いた国家」「古代エジプト人の衣・食・住」「古代エジプトの死生観ー再生とミイラ」の4つのテーマに分けて作品を展示。ミイラやミイラマスク、人型木棺、神殿の石柱、ツタンカーメンの指輪といった当時の生活様式が分かる作品など約200点を展示する。古代エジプトの神々と信仰古代エジプト人は、この世界や宇宙は創世神によって創造されたもので、後に多くの神々が誕生したと考えていた。中でも、動物は人間にはない特別な能力を持つものと信じられていたことから、多くの動物神が信仰されていた。第1章「古代エジプトの神々と信仰」では、そんな動物神の信仰に着目し、多様な神々の護符や神像、動物のミイラを扱う。ファラオが率いた国家&古代エジプト人の衣・食・住このほか、第2章「ファラオが率いた国家」では、常に絶対的権力を行使していた国王ファラオや、人口の約10%にあたるエリート高官たちにフォーカスし、ファラオをモチーフとした像やレリーフ、神殿の柱などを展示。また第3章「古代エジプト人の衣・食・住」では、ツタンカーメン王の指輪や化粧用容器、ジュエリーなどを展示することで、当時の人々の生活様式に迫る。古代エジプトの死生観ー再生とミイラまた、古代エジプト人は、死後に再生し永遠なる生命を得ると信じており、死者の遺体をミイラとして保存していた。現在確認できている最古のエジプトのミイラは、先王朝時代に自然乾燥により作られたものだ。そして、第3中間期にミイラ作りの技術が頂点に達して以降、末期王朝時代からプトレマイオス朝、ローマ支配時代にかけても多くのミイラが作られた。第4章「古代エジプトの死生観ー再生とミイラ」では、少女のミイラや人型木棺、副葬品などを紹介する。ピラミッドの最新調査の様子も紹介さらに本展では、過去100年間学術調査がほとんど行われなかったメイドゥム(マイドゥーム)・ピラミッドの最新調査も紹介。古代エジプト人が築いた神々への信仰や国家、暮らし、死生観など多様なテーマから、3,000年にわたる巨大文明の歴史を紐解いていく。展覧会概要「古代エジプト美術館展」会期:2023年10月10日(火)~11月26日(日)会場:東広島市立美術館 2階・3階展示室住所:広島県東広島市西条栄町9-1時間:9:00~17:00(入館は閉館30分前まで、ただし10月10日(火)は10:00開館、10月28日(土)・11月25日(土)は19:00まで開館)休館日:月曜日観覧料:・前売券 一般 1,040円、大学生 720円・当日券 一般 1,300円、大学生 900円、高校生以下無料※当日券に限り20名以上の団体2割引き。※学生料金は学生証の提示が必要。※後期高齢者医療被保険者証・身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付対象者は提示により、観覧無料。※11月3日(金・祝)は無料開館日。前売券販売所:東広島市立美術館、セブンチケット(セブンコード:102-269)※販売期間:2023年8月10日(木)~10月9日(月・祝)/東広島市立美術館での販売は休館日を除く。【問い合わせ先】東広島市立美術館TEL:082‐430-7117
2023年09月28日個人版商業版合わせて10万部突破!異能師弟がゆく現代剣戟第5巻!!株式会社リイド社(所在地:東京都杉並区、代表取締役社長:齊藤哲人)は2023年9月22日(金曜日)に、『勇者のクズ』(ナカシマ723/ロケット商会)5巻を刊行いたします。『勇者のクズ』⑤書影勇者なんて、最低のクズがやる商売だ」21世紀なかば、違法なエーテル(魔力)強化手術で《魔王》と化したマフィアの頭目たちが、東京の裏社会を牛耳っていた。合法ドラッグ《E3》によりエーテル能力を強化し、この《魔王》を狩る合法の賞金稼ぎ、それが《勇者》である———仲間の仇《ハーフ・ドラゴン》を追い、北海道に乗り込んだ《勇者》ヤシロは、大魔王も絡む大規模強襲作戦に参加。友の仇と亡き師匠の謎に迫るヤシロと押しかけ弟子三人娘が繰り広げる現代異能剣戟は熱を帯びてゆく…!"勇者刑に処す""魔王都市"の俊英・ロケット商会と個人で5万部を売った鬼才・ナカシマ723の原点。超弩級異能アクション、絶好調の第5巻!試し読み第1話 勇者の出会い(ネーム版) : 連載:コミックボーダーコミックボーダー : 著者漫画:ナカシマ723(ナカシマナツミ)漫画家。コミカライズを手がける『勇者のクズ』は完全個人制作・流通にも関わらず1巻だけで5000部以上を売り上げ、【次にくるマンガ大賞】2年連続ノミネート。原作:ロケット商会(ロケットショウカイ)「第1回カクヨムweb小説コンテスト」現代アクション部門で大賞を受賞した小説、『勇者のクズ』でデビュー。近作に『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』(KADOKAWA)など。概要書籍名:勇者のクズ5出版社:リイド社ページ数:216ページ判型:B6判発行日:2023年9月22日(金曜日)定価:893円(税込)ISBN978-4-8458-6166-8社名: 株式会社リイド社所在地: 〒166-8560 東京都杉並区高円寺北2-3-2代表: 代表取締役社長齊藤哲人創業: 1960年4月設立: 1974年11月事業内容: 出版事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月22日特別展「チョコレート 至高の名を与えられしもの」が、金沢21世紀美術館にて、2023年10月28日(土)から11月3日(金・祝)まで開催される。「ショコラの街・金沢」にてチョコレートの魅力を探るひがし茶屋街など、多くの町屋カフェや老舗和菓子屋が点在する金沢。茶の湯や和菓子を好むイメージが強いが、チョコレートの消費においては全国トップクラスを誇る街でもある。近年は、特色のあるチョコレート作りに取り組む若手のショコラティエが活躍するなど、金沢の食文化にさらなる厚みを加えている。チョコにまつわる現代美術作品や工芸作品を展示「チョコレート 至高の名を与えられしもの」は、「ショコラの街・金沢」にてチョコレートの魅力を余すことなく伝える展覧会。会場では、チョコレートにまつわる現代美術作品や、“チョコレート的な”要素を掛け合わせ、チョコレートに見立てることができる工芸作品など、杉本博司や中村卓夫、原嶋亮輔らの作品を展示する。また、チョコレートを素材に独自の技術で造形に取り組むショコラティエ、ステファン・ルルーの作品も初公開されるなど、創造性溢れるチョコレート作品を見ることができる。中南米の高地からヨーロッパへ、カカオの通った道チョコレートの素となるカカオの原産地は、中南米の高地つまり紀元前グァテマラに栄えていたマヤ、さらには現在のメキシコにあたるアステカに遡り、その土地でのチョコレートは、貨幣としての価値も持つまでになった。その後、大航海時代の17世紀頃、スペインを介してヨーロッパにもたらされたカカオは、宮廷から上流階級を中心に、嗜好品あるいは滋養飲料として徐々に広まっていく。カカオに砂糖、ニッキ、バニラなどを混ぜ「この上なきもの(nec plus ultra)」となった「チョコレート」は、上流階級だけでなく市民階級にまで普及、また近代化に伴い大衆化し、世界中の人々から愛されるものとなった。本展では、そんなカカオの通った道のりを国内に残る稀覯本や資料によって紹介。人々がカカオを受容した歴史と文化を紐解いていく。稀覯本など資料は、主に国内有数の菓子・チョコレートの資料を持つ前田重兵衛のコレクションから展示される。展覧会概要金沢21世紀美術館特別展「チョコレート 至高の名を与えられしもの」会期:2023年10月28日(土)~11月3日(金・祝)会場:金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA住所:石川県金沢市広坂1-2-1開場時間:10:00~18:00観覧料:無料<参加アーティスト / デザイナー>杉本博司、ヴィック・ムニーズ、中村卓夫、ステファン・ルルー、オットー・キュンツリ、ミリー・スティーヴンス、原嶋亮輔、八木夕菜、五月女晴佳、大村大悟、狩野佑真、御菓子丸、東京香堂【問い合わせ先】金沢21世紀美術館TEL:076-220-2800
2023年09月11日ザ・リッツ・カールトン東京は、現代アート作家・野原邦彦とのコラボレーションによる「アートアフタヌーンティー」を2023年9月1日(木)から10月31日(火)まで提供する。“アートを楽しむ”野原邦彦とのコラボアフタヌーンティー野原邦彦は、1本の木材から彫り出される木彫り作品を中心に、日本の伝統技術も取り入れた作品を制作する現代アーティスト。カプチーノを口に含んだ瞬間の幸福感を、空中に浮くようなふわふわとしたイメージで表現した代表作「カプチーノ」など、その作品は日常の“ある心地よい瞬間”を具現化したような独創的な世界観で知られる。作品の世界観を落とし込んだ本格スイーツ&セイボリー「アートアフタヌーンティー」では、代表作「カプチーノ」をはじめ、動物や人間などをモチーフに野原の世界観を鮮やかに表現。アートを愉しむことをテーマに、イチジクや林檎、さつま芋など旬の食材を用いた味わい豊かなメニューを提供する。スイーツには、無花果と赤ワインを合わせたガナッシュや、レモンの風味が香るチーズケーキ、甘酸っぱいザクロのムースを用いたコンフィチュールなどが揃う。また伊勢海老やフォアグラ、ズワイガニなどの贅沢な食材を使用した華やかなセイボリーにも注目だ。代表作「カプチーノ」を会場に展示、初公開作品もまた期間中は、野原の作品をテーマにしたチョコレート「バニー オデッセイ」を限定販売するほか、グランドフロアでは伝統的な“七宝繋ぎ文様”が特徴的な作品「善哉Ⅱ」がお出迎え。さらに「アートアフタヌーンティー」の会場となるザ・ロビーラウンジでは、代表作「カプチーノ」のオリジナルサイズ全色が各所に展示され、初公開となる大型作品もお披露目される。詳細「アートアフタヌーンティー」提供期間:2023年9月1日(木)~10月31日(火)時間:12:00~17:00場所:ザ・リッツ・カールトン東京 45階「ザ・ロビーラウンジ」住所:東京都港区赤坂9-7-1 東京ミッドタウン料金:9,400円(セイボリー5種/サンドイッチ2種/スイーツ6種/スコーン/コーヒー または 紅茶)※サービス料込。■メニュー<セイボリー>フロマージュブランのムース 洋梨のジュレと木の実のロースト、緑茶豚の煮込み 紅心大根のピクルスと彩り野菜のコンフィ オリーブオイルカプセル、ズワイガニとしらすのファルス 大葉とドライトマト タピオカクラッカーのカナッペ、伊勢海老のタルタル 里芋のフリットと蓮根のレリッシュ キャビア添え、フォワグラときのこ 牛蒡のコンソメゼリー 柚子香る蕪のピュレ<フィンガーサンドウィッチ>スペイン産生ハムとゴーダチーズ 黒胡椒風味の柿のジャム ルッコラピストゥー、コンキリエで包んだ鰹のリエット クリームチーズとイクラのオープンサンド<スイーツ>イボワールムース 林檎ジュレ、無花果と赤ワインのガナッシュモンテ、シューアラクレーム プラリネヌガー、檸檬のチーズケーキ フィンヤンティーヌ、ザクロムース フュリュイルージュコンフィチュール、“クラウドカプチーノスタイル“ ホワイトコーヒークリーム、プレーンスコーン 薩摩芋のスコーン クロッテッドクリーム※予告なくメニュー内容が変更になる場合あり。※この他、7,500円(セイボリー3種/サンドイッチ2種/スイーツ5種/スコーン/コーヒー または 紅茶)のアフタヌーンティーも提供。■「バニー オデッセイ(全4色)」会場:ザ・リッツ・カールトン東京 45階「ザ・ロビーラウンジ」時間:12:00~20:30価格:1個 2,700円【予約・問い合わせ先】レストラン予約直通TEL:03-6434-8711(受付時間 10:00~20:00)
2023年09月03日特別展「20世紀美術の冒険者たち─名作でたどる日本と西洋のアート」が、香川の高松市美術館にて、2023年9月30日(土)から11月19日(日)まで開催される。20世紀日本、未知の表現の追求明治時代以降の日本では、西洋化と近代化による社会の変化とともに、新しい美術表現が切り拓かれてきた。特別展「20世紀美術の冒険者たち─名作でたどる日本と西洋のアート」は、20世紀の日本美術の展開を、西洋の近代美術にもふれつつ紹介する展覧会だ。東京国立近代美術館のコレクションを中心に本展では、東京国立近代美術館のコレクションに、高松市美術館、熊本県立美術館の所蔵品を交えた78点の作品を展示。岸田劉生の《麗子肖像(麗子五歳之像)》、モダンガールや潜水艦といった近代文明を象徴するモチーフを散りばめた古賀春江の《海》など、東京国立近代美術館が誇る名品の数々を目にすることができる。日本における近代美術から現代美術への展開本展では、日本における近代美術から現代美術への展開を紹介。西洋から「美術」という概念がもたらされ、展覧会や美術学校といった制度が整備された明治時代、個に根差した表現が重視された大正時代、抑圧のもとで前衛芸術が追求された昭和時代の戦前期、そして新たな発想や従来にない素材を用いて多様な表現が展開された戦後期まで、未知の表現を開拓することを試みてきた軌跡をたどってゆく。西洋の近代美術もさらに、会場では、日本の近代美術の展開を語るうえで欠くことのできない、西洋の近代美術も紹介。ピエール=オーギュスト・ルノワールの《胸に花を飾る少女》や、アンリ・ルソー《第22回アンデパンダン展に参加するよう芸術家達を導く自由の女神》、パウル・クレー《花ひらく木をめぐる抽象》、ワシリー・カンディンスキー《全体》などを展示する。展覧会概要高松市美術館開館35周年記念令和5年度国立美術館巡回展「20世紀美術の冒険者たち─名作でたどる日本と西洋のアート」会期:2023年9月30日(土)~11月19日(日)会場:高松市美術館 2階展示室住所:香川県高松市紺屋町10番地4開館時間:9:30〜17:00(金・土曜日は19:00まで)※入室はいずれも閉館30分前まで休館日:月曜日(10月9日(月・祝)は開館)、10月10日(火)観覧料:一般 1,200円(960円)、大学生 600円(480円)、高校生以下 無料※( )内は前売および20名以上の団体料金※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者は入場無料※前売券は、9月29日(金)まで、高松市美術館ほかにて販売■巡回情報・熊本県立美術館会期:2023年7月22日(土)~9月18日(月・祝)住所:熊本県熊本市中央区二の丸2番【問い合わせ先】高松市美術館TEL:087-823-1711
2023年09月02日東京都現代美術館で、5人の作家による展覧会「あ、共感とかじゃなくて。」が開かれています。ユニークなタイトルですが、いったいどんな展覧会なのでしょう?作家さんたちのお話を聴いてきましたので、レポートします!共感しなくてもいい展覧会「あ、共感とかじゃなくて。」展示室入り口※本記事の写真はプレス内覧会で許可を得て撮影しています。【女子的アートナビ】vol. 310東京都現代美術館では、例年夏休みの子どもたちに向けてさまざまな展覧会を開催しています。現在開かれている「あ、共感とかじゃなくて。」は、少し大きくなった子どもたちを対象にした企画。東京都現代美術館学芸員の八巻香澄さんは、本展の趣旨について次のように教えてくれました。八巻さん友だちや家族との関係に息苦しさを感じはじめている子どもたちに向けて、共感しなくてもいいんだよ、あなたの気持ちを大事にしていいんだよ、という想いをこめて作った展覧会です。大人のみなさんも、ご覧になって元気になっていただけたらと思います。答えが見つからない作品有川滋男さん本展は、5人の作家による展覧会です。お一人ずつ、ご自分の作品について解説してくれましたので、ご紹介していきます。まずは、映像作家の有川滋男さん。有川さんの展示コーナーでは、おもに映像作品を見ることができます。例えば、《ディープリバー》という作品では、何かの仕事をする女性たちの様子が流れていますが、何をしているのか、映像を見続けていてもよく理解できません。今回の作品について、有川さんは次のように説明されています。有川さん今回の展示は、「架空の仕事シリーズ」から出しています。この名前のとおり、実際にはありえない、非現実的、非合理的な職業や仕事、そこで働く人に関する作品で、映像を最初から最後まで見ても、どんな仕事なのか、なんの目的なのか、どんな人が働いているのか、わからないようになっています。私は、目の前にある作品を人々がどう見るか、どう解釈して、どう捉えるかに興味関心があります。見る人によって捉えかたは千差万別。見る人の社会的背景、年収、言葉、性別、宗教、見るときの気分によっても見方は変わります。自分がもつ固定観念により判断し、答えを出そうとするはずです。私の作品では、「答えが見つからない・判断できない・解釈しづらい」という状態で見続けてもらうことを促しています。想像力を働かせてもらえるような作品を目指して制作しています。コロナ禍で情報が加速度的に錯綜し、ステレオタイプで判断し、偏見をもって物事をとらえることも増えてきました。それを回避するためには想像力が必要不可欠です。この展示で、想像力を喚起できればうれしいです。巨人伝説に魅了され…山本麻紀子さん次にご紹介するのは、アーティストの山本麻紀子さん。落とし物をひろうのが得意という山本さんは、巨人の落とし物の大きな歯をつくったり、植物を染料として絵を描いたりされています。靴を脱いで入ることができる展示室で、山本さんが作品について語ってくれました。山本さんこの展示室の空間は、アトリエのある滋賀県の家を再現しています。私のなかには、「巨人・落とし物・植物」という3つのテーマがあります。巨人というのは、2012年から巨人伝説に魅了され、それから私は巨人を追いかけています。また、ふだん活動しているのは、京都駅のすぐ近くにある被差別の歴史をもつ地域です。そこのコミュニティに入り、外国籍の方なども含めた地域の方々と関わり、そのなかで感じたり思ったりしていることなどを作品にしています。そこでは植物にも出合えて、観察したり描いたりしています。展示室の空気感、モノとモノの関係性など、何かしら感じていただけたらうれしいです。美術館に来られる人は特権性がある渡辺篤さん(アイムヒア プロジェクト)の作品《Your moon》2021年続いての展示室では、かなり暗い空間に作品が展示されています。現代美術家で「アイムヒア プロジェクト」を主宰している渡辺篤さんが、作品について解説してくれました。渡辺さん私のキャリアは特徴的で、足掛け3年引きこもりして、そこから社会復帰しました。今回の展示室では、実際に引きこもりをしている人たちが自身の部屋を撮影した作品や、コロナ禍のときに開始した、同じ月を見て写真を撮るプロジェクトの作品などを紹介しています。月の写真は、引きこもりに限らず、「孤立を感じている人々」という条件で参加者を募集して、国内外さまざまな方にスマホにつける望遠鏡を送り、写真を撮ってもらいました。約50名のメンバーたちが日々送ってくれた写真をライトボックスにして展示しています。私がいくつかのプロジェクトをとおして大事にしているのは、美術館に来られる人と作品を共有し、喜びを分かち合い、楽しむということ。そして、ここにいない人のことを常に忘れないこと。ここに来られる人は、特権性があります。コロナを通じて私たちが知ったのは、ここに来られない人、出られない人がいるということ。コロナが終わっても、引きこもりや障害をもっていて、ずっと出られない人もいます。その人たちがいる同じ社会で我々は生きているということを、この場所で、作品を通して一緒に考えてもらえたらと思っています。教科書カフェ武田力さん次の展示室では、演出家で民俗芸能アーカイバーの武田力さんの作品を見ることができます。武田さんの作品は、《朽木古屋六斎念仏踊り継承プロジェクト》と、《教科書カフェ》の二つ。武田さん日本の集落には、何百年も前から伝わる芸能があります。お盆の時期、集落に帰ってくる祖霊たちに向けた儀式として行われている民俗芸能などですが、地域の人口が年々減少して継承が難しくなり、どうやって継いでいくことができるのか、というのが問題になっています。なんとか、この芸能を継承してほしいということで、ぼくらアーティストに声がかかりました。会場では、2016年に継承が復活したときの映像を流しています。また、《教科書カフェ》という移動図書館のような車には、戦後から平成までの小学校のときの教科書が置いてあります。寄贈いただいたもので、名前が書いてあったりもします。実際に教科書を手にとって、ここに座って読んでみてください。ぼくも、毎日ではないですが、ときどきここに来ていますので、みなさんと交流できたらと思っています。壁を鑑賞!?中島伽耶子さんの作品《we are talking through the yellow wall》展示風景最後は、アーティストの中島伽耶子(なかしまかやこ)さんの作品《we are talking through the yellow wall》。黄色い大きな壁が、明るい部屋と暗い部屋を隔てています。中島さんこの壁は石の壁を突き抜けて、隣の小さな展示室を明るい部屋と暗い部屋に分断しています。この壁を鑑賞してみてください。壁や境界、こちら側と向こう側の違いというのは、目には見えなくても人と人がコミュニケーションする時には必ず存在しています。また、すれ違いや意識のずれなどもあります。それを実際に壁を立てることで表そうとしています。展示室にあるリアルな壁にはスイッチや穴があり、壁の向こう側を想像できます。誰かいそうな感じがして、こちらのリアクションが相手に伝わるような、クリアではないけど向こう側を意識できる状態を作品にしてみました。でも、壁のこちら側と向こう側で受けとれる情報が違うことを体感できると思います。11月5日まで開催不思議な映像を見たり、巨人の落とし物を触ったり、月の写真や昔の教科書、壁を眺めたりと、ひとつの展覧会でさまざまな体験ができます。共感も理解も求められていないので、気楽に楽しめると思いますが、私の場合、全体を見終わったあと、何かいつもと違う部分の感覚が刺激を受け、フシギな感覚に陥りました。何回か足を運んでみたくなる、そんな展覧会です。本展は11月5日まで開催。Information会 期:~11月5日(日)会 場:東京都現代美術館 企画展示室 B2F開館時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)休 館 日:月曜日(7/17、9/18、10/9は開館)、7/18、9/19、10/10観覧料:一般¥1,300大学・専門学生・65歳以上¥900中高生¥500小学生以下無料
2023年09月01日日本工芸週間実行委員会は、「日本工芸週間」2023年の最終日9月24日(日)、東京国立近代美術館にて、墨と硯と水をテーマにした講義と実演のイベントを開催します。【趣旨】墨を使う、書画のプロは必聴!いま、忘れ去られてしまった、使う側の常識「硯の目を立てる」あなたはできますか?硯を扱う際の必須知識を実演します。秋のお彼岸に合わせて開催される「日本工芸週間」。今年のテーマは「自然素材」です。一つの素材を有効に使い、古くなれば形を変えて再利用するという昔ながらの日本の文化を、次世代へと繋ぐためのイベントです。墨と硯と水に焦点を当て、実物の観賞・レクチャー・実演により、素材への多角的なアプローチを行います。・墨・硯・水・紙・筆“きほんのき”・水墨画を、構成要素である墨と水から解き明かす・本来必要なお手入れ“硯の目立て”手順を解説雪舟、牧谿、狩野探幽、そして伊藤若冲、横山大観に至る、水墨画の名品を見ると、あるときは青く、あるときは赤みを帯び、見事なグラデーションとなっています。豊かな表情は、筆力は当然ですが、墨と硯、そして墨を磨るための水、紙、筆の素材の質の高さにも支えられています。京の軟水を使った墨と江戸の硬水を使った墨では、色も表情も異なります。紙との相性によっても変わっていきます。そして、墨を磨るための硯は、卸し金と同様に、よく目の立った道具でなければなりません。墨と硯と水について、当たり前のようで、これまで語られてこなかった大切な話が実物をみながら披露されます。墨と硯と水青木芳昭(あおき・よしあき)【開催概要】「墨・硯・水のはなし」日時 :9月24日(日)14:30~16:30会場 :東京国立近代美術館 講堂参加費:5,000円定員 :100名(要事前申込・先着順)講師 :青木芳昭(あおき・よしあき)1953年生まれ。1999年アカデミア・プラトニカ設立・代表。2011年京都造形芸術大学教授、『よくわかる今の絵画材料』(生活の友社)出版。2015年寺田倉庫PIGMENT(ピグモン)顧問、21世紀鷹峰フォーラム研究協力「絶滅危惧の素材と道具」で害獣の鹿の皮から和膠の復刻、毛から筆・刷毛の道筋を築く。2016年日本文化藝術財団より「第8回創造する伝統賞」受賞。【詳細】東京国立近代美術館常設展示11室を鑑賞後に集合13:45 開場14:00~14:30 青木氏所蔵の文房四宝(墨・硯・紙・筆)を実見14:30~15:30 レクチャー15:30~15:50 11室の水墨画(富岡鉄斎ほか)を解説15:50~16:20 実演 硯の目立て16:20~16:30 質疑応答イメージ1イメージ2主催: 日本工芸週間実行委員会共催: 公益社団法人日本工芸会一般社団法人 TAKUMI - Art du Japon北陸工芸プラットフォーム実行委員会 /JapanCraft21日本漆アカデミー一般社団法人ザ・クリエイション・オブ・ジャパン運営: 日本工芸週間運営事務局(一般社団法人ザ・クリエイション・オブ・ジャパン内)【申込みフォーム】 二次元コード 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月25日日本を代表する写真家のひとり、石内都の個展『石内都初めての東京は銀座だった』が、8月29日(火)〜10月15日(日)、銀座・資生堂ギャラリーで開催される。『ウェブ花椿』(資生堂の企業文化誌『花椿』ウェブ版)における森岡書店代表・森岡督行の連載「銀座バラード」(2022 年 6 月から 2023 年 5 月まで)で石内が撮り下ろした写真をはじめ、未発表作品を加えて約30点のオリジナルプリントを紹介するものだ。石内が最初に銀座を訪れたのは1962年15歳の春。東京でバスガール(女子車掌)をしていた叔母に、当時流行っていたジャズ喫茶に連れて行ってもらうためだった。その後も映画館や画材屋に足を運び、写真家になってからは、『絶唱、横須賀ストーリー』(1977年)、『APARTMENT』(1978年)、『連夜の街』(1980年)という初期三部の個展を銀座で開催した。同展には、石内が銀座を訪れるきっかけになった、今でも大切に保管しているレコードや、画材店「月光荘」で戦時中に製造販売されていた絵具など、石内の記憶に結びつくものを捉えた写真を展示。また、資生堂初の本格的な香水「香水 花椿」、銀座や新橋の芸者の方々から譲り受けた着物に明治時代に芸者筋から愛された新橋ブルー色を用いたスカジャン、銀座もとじの草履など、銀座文化を象徴する店の品々を撮影した写真も展示される。初期の頃には、記録や伝達という写真の役割について抵抗があったが、今は受け入れられるようになったという心境の変化もあったようだ。伝統を受け継ぎながらも新しい文化を取り入れるモダンな街として発展してきた銀座。関東大震災から100年を迎えた今年、記憶していたいもの、初めて知ったけれど忘れたくないものなど、様々な世代が語り合うにも最適な展覧会だ。<開催情報>『石内都 初めての東京は銀座だった』会期:2023年8月29日(火)~10月15日(日)会場:資生堂ギャラリー時間:11:00~19:00、日祝は18:00まで休館日:月曜(祝日の場合も休館)公式サイト:
2023年08月15日東京・京橋のアーティゾン美術館が、館のコレクションと現代美術作家の共演シリーズとして開催している毎年恒例の『ジャム・セッション』。画家の山口晃を迎えたその第4弾が、9月9日(土)から11月19日(日)まで開催される。山口晃(1969-)は、東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程を修了。日本の伝統的絵画の様式に立脚しつつ、油絵の技法を用いた独特の作風で知られる。絵画や立体、漫画、インスタレーションなど、多岐にわたる作品を国内外で精力的に発表する一方、2013 年には著作『ヘンな日本美術史』で第12 回小林秀雄賞を受賞するなど、文筆家としても活躍している。美術史にも造詣の深い山口が、西洋の近代絵画と日本の近代洋画の優れたコレクションで知られる館で開かれる同展で問いかけるのは、「近代」とは、「日本的コード」とは、そして「日本の本来性」とは何か、ということだという。その問いの答えを考えるべく山口が選んだ館蔵品は、日本の室町時代に活躍した水墨画家・雪舟の《四季山水図》と、しばしば「近代絵画の父」とも呼ばれるポスト印象派の画家セザンヌの《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》。同展の大きな見どころは、その雪舟に基づく新作インスタレーションと、セザンヌ理解に向けて山口が行なった「自由研究」の成果の展示となる。同展ではまた、別のインスタレーション群も出品される。山口の作品を見るときも、また雪舟やセザンヌ、さらには日本の近代絵画を見るときにも、重要な役割を果たすのは鑑賞者それぞれの視覚認知機能だという認識から、その視覚認知機能を改めて意識できるようなインスタレーションが、山口の思考を追体験できるように展開されるのだ。同展のもうひとつの見どころは、山口が手がけた話題作の原画が初公開されること。2019 年に放映された NHKの大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」のオープニングタイトルバック画となった《東京圖》や、2021 年に完成した東京メトロ日本橋駅のパブリックアート《日本橋南詰盛況乃圖》など、緻密に描き込まれた原画のその精緻さはまさに圧巻である。ぜひこの機会に訪れて、山口が掲げた問いかけについて、山口とともに考えてみたい。<開催情報>『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン』会期:2023年9月9日(土)〜11月19日(日)会場:アーティゾン美術館 6階展示室休館日:月曜(9 月18 日、10 月9 日は開館)、9 月19 日(火)、10 月10 日(火)料金:ウェブ予約チケット 1,200 円/窓口販売チケット1,500 円(同時開催展も観覧可)※学生無料(高校生以上要ウェブ予約)※予約枠に空きがある場合、窓口販売あり※『創造の現場 —映画と写真による芸術家の記録』、『石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 読書する女性たち』も同時開催スペシャルサイト::
2023年08月09日あべのハルカス美術館では、日本美術や西洋美術、現代アートなど多彩な展覧会を開催しています。2023年度後半は9月16日(土)から11月12日(日)まで「安野光雅展」、11月23日(木・祝)から2024年1月21日(日)まで「コシノジュンコ 原点から現点」、2月2日(金)から4月7日(日)まで「あべのハルカス美術館開館10周年記念 円空―旅して、彫って、祈って― 」 を開催予定です。(既報のとおり。詳細は別紙参照)上記の展覧会に続き、2024年度に「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」「あべのハルカス美術館開館10周年記念 広重 ー摺の極ー」 の開催が新たに決定しましたのでお知らせいたします。「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」会 期 :2024年4月27日(土)~6月23日(日)共 催 :徳川美術館、読売新聞社開 催 趣 旨 :徳川家康の九男・義直(1600~50)によって創始された尾張徳川家は、名古屋城を居城とした大大名で、紀伊徳川家・水戸徳川家とともに御三家の一つに数えられていました。徳川美術館は、その尾張徳川家に伝えられた大名道具を有しており、その所蔵品は家康の遺品「駿府御分物」をはじめ、歴代当主や夫人たちの遺愛品など一万件余りにのぼります。本展では、数ある名品の中から、甲冑や刀剣など武具のほか、茶道具や香道具、能道具、婚礼調度、書画などを通して、尾張徳川家の歴史と華やかな大名文化をご紹介します。現存最古の源氏絵である国宝「源氏物語絵巻」と、三代将軍家光の長女千代姫が尾張徳川家に嫁ぐ際に持参した国宝「初音の調度」という、同館コレクションの精華というべき存在であり、日本を代表する名品も特別出品されます。「あべのハルカス美術館開館10周年記念 広重 ー摺の極ー」会 期 :2024年7月6日(土)~9月1日(日)共 催 :NHK大阪放送局、NHKエンタープライズ近畿、朝日新聞社開 催 趣 旨 :広重は、北斎とともに浮世絵版画の世界に風景画と花鳥画のジャンルを確立したことで高い評価を得ています。国民的な浮世絵師ともいえる知名度と人気を誇る広重ですが、大規模かつ総合的な展覧会は近年開催されていません。そこで、初期から晩年までの画業を総覧し、広重作品のすばらしさを再確認していただくとともに、あまり知られていない魅力的な作品を紹介し、広重のトータルなイメージを再構築いたします。※上記1~5の画像データは貸出が可能です。ご希望の方はお問合せください。また、事前に原稿の確認が必要になります。(画像の使用は、本展覧会をご紹介いただく媒体に限ります。ご使用後は破棄をお願いします。)※開催1ヶ月前を目処に詳細なプレスリリースを皆様のもとへお送りします。別紙: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月03日展覧会「風景論以後」が、東京都写真美術館にて、2023年8月11日(金・祝)から11月5日(日)まで開催される。1970年代前後の日本における風景論とその後風景は、芸術や美と結びつけて語られ、西洋の近代美術の主題となってきた。また、写真や映像においても、カメラのレンズを通して撮影者の視点をうつしだすという意味で、風景は重要な主題であり続けてきた。そして、「風景とは何か」を問う風景論は、社会的な構造や美の捉え方をも語るものであり、不安定な社会状況を背景に登場してきたのだった。実際、1970年前後の日本に現れた風景論は、どこにでもある風景を現実の側から捉えなおそうと試みるものであった。70年代に入り、学生運動の潮流が下火になる一方、全国的に都市化と均質化が進むなか、ありふれた、日常的な風景を国家と資本による権力そのものだとする風景論が、写真や映像メディアと連動して展開されたのだった。このように、写真や映像にうつしだされる風景の背後には、表面的には目に見えない権力の網の目が存在していると捉えられるのだ。展覧会「風景論以後」は、このように1970年前後の日本に登場した風景論を起点として、風景のなかに反映された社会制度や事象にまで光をあてるもの。当時の議論を牽引した映画批評家・松田政男による風景論や、その理論と連動した写真・映像表現を紹介するとともに、現在に至るまでの作品をたどることで、風景論以後の写真と映像の可能性を探ってゆく。現代における風景第1章では、現代における風景に着目。現代では、スマートフォンなどによって誰もが美しい風景を写真や映像に残すことできる一方、ソーシャル・メディアを通して、人びとはあらゆる種類の写真や映像を大量に消費している。このようにイメージが氾濫するなか、風景の背後に存在するものに目を向けることは難しい。会場では、広島平和記念公園とその周辺を継続して撮影し、公園都市としての広島を捉えてきた笹岡啓子などを紹介する。個人に向かう表現1970年代後半を経て、バブル経済の膨張と崩壊が起こる80〜90年代にかけて、写真や映画においては、非商業的で、個人に向かう表現が多数手がけられている。第2章では、70年代頃から写真や映像を用いて、大阪の居住地周辺の日常的な風景を記録するようになった今井祝雄や、ファッション誌の編集者から写真家に転向し、人の気配を残した匿名的な風景を撮影した清野賀子などに光をあてる。風景論誕生の契機本展で着目する風景論が生まれる具体的な契機となったのが、足立正生、佐々木守、松田政男らによる映画『略称・連続射殺魔』だ。同作では、1968年に起こった無差別連続射殺事件の犯人が、生まれてから逮捕されるまでに目にしたであろう風景のみ構成されている。第3章では、この『略称・連続射殺魔』や、風景論を経て独自の実作と理論へと向かった中平卓馬を紹介する。1970年代前後の風景論を再考第4章では、風景論の起源に着目。風景とは、馴染みのある言葉であり、さまざまな文脈や歴史的背景のもとに語られてきたため、風景論として定義することが難しい。1970年前後の日本における風景論は、そのなかでも特異な位置を占めるものの、当事者間の理論的な差異などから、その内容には大きく光があてられてこなかった。会場では、『略称・連続射殺魔』ばかりでなく、大島渚の『東京战争戦後秘話』などの映像作品、アーカイブ写真や印刷物の数々から、風景論の登場当時の議論を再考する。展覧会概要展覧会「風景論以後」会期:2023年8月11日(金・祝)〜11月5日(日)会場:東京都写真美術館 B1F 展示室住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内開館時間:10:00~18:00(木・金曜日は20:00まで)※入館はいずれも閉館30分前まで休館日:月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)観覧料:一般 700円(560円)、学生 560円(440円)、中学生・高校生・65歳以上 350円(280円)※( )は有料入場者20名以上の団体、同館の映画鑑賞券提示者、各種カード会員割引料金※小学生以下、都内在住・在学の中学生、障害者手帳の所持者および介護者(2名まで)などは無料※第3水曜日、9月18日(月・祝)は65歳以上無料※8月11日(金)〜31日(木)の木・金曜日17:00〜21:00 は、サマーナイトミュージアム割引(学生および中学・高校生は無料、一般および65歳以上は団体料金)■上映企画・出品作家による上映:崟利子日時:8月26日(土) 10:00 / 13:00 / 15:30 / 18:00・出品作家による上映:遠藤麻衣子日時:8月27日(日) 13:00 / 15:00 / 17:00・風景論をめぐる映画特集:平沢剛(キュレーター、本展企画協力)日時:8月24日(木) 18:00、10月6日(金) 18:00、10月7日(土) 10:00 / 13:00 / 15:00 / 18:00、10月8日(日) 13:00 / 15:00 / 18:00、10月9日(月・祝) 15:00 / 18:00、10月12日(木) 18:00、10月13日(金) 18:00料金:いずれも 当日券(1プログラムにつき) 500円※全席指定、各回定員(190名)入替制※鑑賞当日10:00より当日上映回すべての受付を開始※上映作品については美術館ホームページを参照【問い合わせ先】東京都写真美術館TEL:03-3280-0099(代表)
2023年07月29日現代を代表する画家のひとり、デイヴィッド・ホックニーの日本では27年ぶりとなる大規模個展『デイヴィッド・ホックニー展』が7月15日(土) より東京都現代美術館でスタートした。11月5日(日) まで開催されている。1937年にイギリスで生まれたデイヴィッド・ホックニーは、ロンドンの王立芸術院在学中からその才能が注目されていたアーティスト。86歳の現在に至るまで60年以上、現代美術の第一線で活動を続けている。同展は彼の道のりを120点以上の作品で辿っていく、日本では実に27年ぶりとなる大規模個展だ。展覧会はラッパスイセンを描いた2点の作品から始まる。エッチングで制作された作品は1969年、iPadで描かれた作品は2020年、2点には約60年の時間差がある、この展覧会の象徴的な作品だ。左:《花瓶と花》1969年東京都現代美術館蔵右:《No.118、2020年3月16日 「春の到来 ノルマンディー 2020年」より》2020年作家蔵「デイヴィッド・ホックニー展」展示風景、東京都現代美術館、2023年(C)David Hockneyロンドンで活動していたホックニーは、20代でロサンゼルスへ移住。当時普及し始めたアクリル絵の具を用いた明るい画風で一躍トップアーティストへの座へと駆け上がった。ふたりの人物で画面を構成した「ダブル・ポートレート」は彼の代表的シリーズのひとつ。単なる肖像画の枠を超え、静謐な画面のなかに恋人や家族、親子などの二人が構築した関係性や信頼関係なども描き出すことを試みている。ほかにも、自画像を含めバラエティ豊かな人物の肖像画が展示されている。左:《両親》1977年テート蔵、右:《ジョージ・ローソンとウェイン・スリープ》1972〜75年テート蔵「デイヴィッド・ホックニー展」展示風景、東京都現代美術館、2023年(C)David Hockney左:《クラーク夫妻とパーシー》1970〜71年テート蔵、右:《2022年6月25日、(額に入った)花を見る》2022年作家蔵「デイヴィッド・ホックニー展」展示風景、東京都現代美術館、2023年(C)David Hockney手前:《自画像、2021年12月10日》2021年作家蔵「デイヴィッド・ホックニー展」展示風景、東京都現代美術館、2023年(C)David Hockney1980年代に入ると、ホックニーはピカソとキュビスムに強い関心を寄せ、複数の視点で画面を構成する手法を試み始める。「デイヴィッド・ホックニー展」展示風景、東京都現代美術館、2023年(C)David Hockneyまた、ホックニーは、同じ場所の写真を少しずつピントを合わせる位置を変えて何百枚も撮影し、大量の写真を用いたコラージュを制作することもあった。《スタジオにて、2017年12月》は、その延長線上とも考えられる作品で、室内を細かく撮影し、その画像を統合して制作したものだ。手前:《スタジオにて、2017年12月》2017年テート蔵 「デイヴィッド・ホックニー展」展示風景、東京都現代美術館、2023年(C)David Hockneyホックニーは、近年になると戸外の風景も描くようになる。《ウォーター近郊の大きな木々またはポスト写真時代の戸外制作》はイギリスのヨークシャー地方の風景を描いたもの。また、《春の到来、イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年》は同じくヨークシャー地方を描いたもので、1枚の大型の油彩画と、iPad作品12点からなる大作。油彩であっても、iPadであってもその表現は揺らぐことのないことが見て取れる。《ウォーター近郊の大きな木々またはポスト写真時代の戸外制作》2007年 テート蔵「デイヴィッド・ホックニー展」展示風景、東京都現代美術館、2023年(C)David Hockney《春の到来、イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年》2011年ポンピドゥー・センター蔵「デイヴィッド・ホックニー展」展示風景、東京都現代美術館、2023年(C)David Hockney《春の到来、イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年》2011年ポンピドゥー・センター蔵「デイヴィッド・ホックニー展」展示風景、東京都現代美術館、2023年(C)David Hockney展覧会は、全長90メートルにおよぶ超大作《ノルマンディーの12か月》でフィナーレを迎える。本作は、ホックニーが2019年に移住したフランス北西部、ノルマンディー地方の四季を、新型コロナウィルスによるロックダウンのなかで、iPadを駆使して描いた作品だ。観客は、その長い長い作品のまわりをぐるりと1周歩きながら、移ろいゆくノルマンディーの四季の風景に入り込むように鑑賞することができる。フランス最古にして全長70mに及ぶタペストリー《バイユーのタペストリー》にもインスパイアされているという。《ノルマンディーの12か月》(部分) 2020〜21年作家蔵 「デイヴィッド・ホックニー展」展示風景、東京都現代美術館、2023年(C)David Hockney《ノルマンディーの12か月》(部分) 2020〜21年作家蔵 「デイヴィッド・ホックニー展」展示風景、東京都現代美術館、2023年(C)David Hockney油絵や写真、版画、そしてiPadと手法を変えながらも、精力的に制作を続けているホックニー。彼の作品をまとめて見ることができる貴重な機会を見逃さないようにしよう。取材・文=浦島茂世<開催情報>『デイヴィッド・ホックニー展』2023年7月15日(土)~11月5日(日)、東京都現代美術館にて開催
2023年07月28日イギリスを代表する美術館、テート美術館のコレクションから「光」をテーマにした作品を紹介する展覧会『テート美術館展光― ターナー、印象派から現代へ』が、7月12日(水)に国立新美術館にて開幕、好評を博している。18世紀末から現代までの約120点の作品がならぶ展覧会は10月2日(月) まで開催される。テートは、英国政府が所有する美術コレクションを収蔵、管理する組織で、ロンドンのテート・ブリテンとテート・モダン、テート・リバプール、テート・セント・アイブスの4つの国立美術館で構成されている。この展覧会はそのテートが誇る約7万7000点のコレクションのなかから「光」をテーマに約120点をセレクトし紹介する国際巡回展。2021年、上海の美術館を皮切りにソウル、メルボルン、オークランドを巡回し、日本が最終会場となる。展覧会は7章で構成され、それぞれテーマに沿った作品が展示される。第1章「精神的で崇高な光」は、光と闇をもって宗教的主題や精神世界の表現を追求した作品が並ぶ。詩人であり画家であったウィリアム・ブレイクの《アダムを裁く神》では、神の背後に後光が描きこまれているが、これは威厳や権威を表現したもの。ジョン・マーティンの《ポンペイとヘルクラネウムの崩壊》では、イタリアのヴェスヴィオ火山の噴火と逃げまとう人々を光と闇を用いてドラマティックに描き出した。また、バーン=ジョーンズの《愛と巡礼者》では、天使のような人物が黒い服をまとった巡礼者を誘導する場面で光と闇を対比的に用いている。ウィリアム・ブレイク《アダムを裁く神》1795年ジョン・マーティン《ポンペイとヘルクラネウムの崩壊》1822年~2011年修復エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ《愛と巡礼者》1896~97年第2章「自然の光」は、自然のなかにある光をありのままに捉えようとした画家たちの動きを追う。ジョン・ブレット《ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡》は、雲の間を抜け、海に光を落とすやわらかい光を描いている。ターナーやコンスタブルなどイギリスを代表する画家や、モネやシスレーなど印象派の画家たちの作品もならぶ展示室中央には草間彌生による鏡の作品《去ってゆく冬》が据えられており、周囲の作品や人物、そして光を映し出す印象的な空間になっている。ジョン・ブレット《ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡》1871年中央:草間彌生《去ってゆく冬》2005年第3章「室内の光」は、室内の光を捉えようとした画家の作品に焦点を当てる。デンマークの画家、ヴィルヘルム・ハマスホイは、自宅の一室を何度となく描き続けた。第4章「光の効果」では、科学的なアプローチなどを用いて光と対峙した絵画、インスタレーション、写真などを取り上げている。左:ヴィルヘルム・ハマスホイ《室内》1899年、右:ヴィルヘルム・ハマスホイ《室内、床に映る陽光》1906年第5章の「色と光」は、色と光の関係を探求した作品を紹介する。光を探求し、さまざまな切り口の作品を制作するゲルハルト・リヒターの《アブストラクト・ペインティング(726)》は、なにかが描かれていた画面から絵具がスキージ(へら)で削り取られ、その結果抽象的な作品へと変化した作品。先に描かれていたと思われる絵はぼんやりとした形で残されていて、光に包まれているようにも見える。ゲルハルト・リヒター《アブストラクト・ペインティング(726)》1990年アメリカ人作家、ベー・ホワイトによる《ぶら下がったかけら》は、482本の糸と色とりどりの紙片で構成された作品だ。ペー・ホワイト《ぶら下がったかけら》2004年第6章「光の再構成」は、人工の光を素材とするアーティストに着目する。デイヴィッド・バチェラーの《ブリック・レーンのスペクトル 2》は夜の都市のような光を作り出し、オラファー・エリアソンは《黄色vs紫》で、特殊なフィルターが貼られた黄色いディスクに光を当てるインスタレーションを展開している。プロジェクターから投射された光は、ディスクを通して、2種類の色を壁に映し出されている。左:デイヴィッド・バチェラー《ブリック・レーンのスペクトル 2》2007年、右:デイヴィッド・バチェラー《私が愛するキングス・クロス駅、私を愛するキングス・クロス駅 8》2002〜07年オラファー・エリアソン《黄色vs紫》2003年そして最終章となる第7章「広大な光」では、光をよりダイナミックに扱う作家の作品を紹介する。ジェームズ・タレルの巨大なインスタレーションや、四方に光を投げかけながら回転するオラファー・エリアソンの《星くずの素粒子》などは、時間を忘れて見つめてしまうはずだ。オラファー・エリアソン《星くずの素粒子》2014年単なる名品展にとどまらず、18世紀の絵画作品から現代アートまで幅広い作品を通して「光」について考えることができる非常に刺激的で新しい発見に富んだ展覧会。夏休みにぜひ訪れたい展覧会だ。取材・文:浦島茂世<開催情報>『テート美術館展光— ターナー、印象派から現代へ』2023年7月12日(水)〜10月2日(月)、国立新美術館にて開催
2023年07月26日小企画展「美術館の悪ものたち」が、東京・上野の国立西洋美術館にて、2023年9月3日(日)まで開催される。国立西洋美術館に潜む「悪ものたち」に着目国立西洋美術館が所蔵する作品には、多くの「悪ものたち」が登場する。お金に目がくらむ若者、若い女性にうつつを抜かし、あるいは嫉妬する老人、盗人たち。ひいては悪魔や魔女といった悪を象徴する存在やその手下たち、死の象徴でもある憎々しい骸骨などがその例である。小企画展「美術館の悪ものたち」は、国立西洋美術館が所蔵する作品に見られる「悪ものたち」に着目した展覧会。15世紀から20世紀初頭にかけての所蔵版画作品を中心に紹介する。画面の中に描かれた個性的で、時にコミカルな姿で表される悪ものたちの姿を通じて、芸術家の豊かな空想力を感じることができる。会場では、「罪深い人々」「悪魔と魔女」「魔物」「死」「近代都市の悪ものたち」に分けて版画数十点、絵画数点を展示。特にマルカントニオ・ライモンディやアルブレヒト・デューラーが描いた各ジャンルの「悪ものたち」の作品を鑑賞できる。悪に対するかつての西洋の価値観を垣間見るはるか昔に描かれた「悪」や「正しくないこと」は、現代の価値観とマッチするものもあれば、理解に苦しむものもある。たとえば殺人や嫉妬は「悪」であり「正しくないこと」であるのに対し、大食いが罪とされるのには違和感を覚えるように、善悪の線引きは、古来より変わらないものもあれば、時代や地域、社会によって異なるのである。18世紀末期以降に脱宗教化・世俗化が進むと、「悪」を客観的に捉え社会批判を含んだ絵画なども多く描かれるようになる。「近代都市の悪ものたち」の章では、フランシスコ・ホセ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテスやオノレ・ドーミエらによる作品も展示される。本展は、「悪」に対する西洋の価値観の一端にも触れることができる展覧会となっている。展覧会概要小企画展「美術館の悪ものたち」会期:2023年6月27日(火)~9月3日(日)会場:国立西洋美術館 新館2階 版画素描展示室住所:東京都台東区上野公園7-7開館時間:9:30~17:30(金・土曜日は9:30~20:00)※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日※ただし8月14日(月)は開館観覧料:一般 500円(400円)、大学生 250円(200円)※( )内は20名以上の団体料金(オンラインにて要事前予約)※高校生以下および18歳未満、65歳以上は無料(入館時に学生証または年齢の確認できるものを提示)※心身障害者および付添者1名は無料(入館時に障害者手帳を提示)※7月9日(日)、8月13日(日)、9月3日(日)(Kawasaki Free Sunday)は本展および常設展は観覧無料※8月26日(土)(にぎやかサタデー)は本展、常設展および企画展は観覧無料※本展は常設展の観覧券または企画展「スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた」(7月4日(火)~9月3日(日))観覧当日に限り、同展観覧券で観覧可【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2023年07月24日株式会社OSGコーポレーション(本社:大阪市北区、代表取締役社長:山田 啓輔、以下「OSGコーポレーション」)は、東京都が企業・団体と共に多様な取組みを展開し「エシカル消費」をより多くの人に広めていくためのプロジェクト「TOKYOエシカル」のパートナー企業になりましたことをお知らせいたします。OSGコーポレーション TOKYOエシカルOSGコーポレーションは、“使い捨ては恥ずかしい”という考え方を基にスタートした「ステハジ」プロジェクトを通して「誰でも(Everyone)、毎日(Everyday)、どこでも(Everywhere)」をキーワードに、海洋プラスチック問題や使い捨てから生まれる様々な社会課題を、個人・企業・自治体・団体と一体となって、行動変容に取組んでいます。今後、本プロジェクトのパートナー企業として、東京都やプロジェクトに加盟されているパートナー企業・団体の皆様と共に「エシカル消費」の認知拡大に取組みます。◆TOKYOエシカルについて本プロジェクトは、人や社会、環境に配慮して商品やサービスを選択する「エシカル消費」を日常にするための社会的ムーブメントを創出し、実践しやすい環境の整備をめざしていくプロジェクトです。【会社概要】会社名 : 株式会社OSGコーポレーション代表者名 : 代表取締役社長 山田 啓輔資本金 : 6億100万円上場市場 : 東証スタンダード市場(6757)本社所在地: 〒530-0043 大阪府大阪市北区天満1-26-3 OSG 本社ビル事業内容 : “健康と環境”をキーとした生活密着型商品の開発・製造・販売URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月21日このたび、第 58 回東京都公園協会賞について、次のとおり入賞作品 12 点が決定したのでお知らせします。今回は 28 点の応募があり、このうち、野鳥の生息場所としての公園の重要性や樹林地環境との関係を提言した作品が最優秀賞を受賞しました。東京都公園協会賞とは東京都公園協会賞は、東京市の公園課長であり当協会の2代目理事長である(故)井下清氏 の寄付を基金として、 1964 年(昭和39年)に制定されました。1965 年4月に第1回贈呈式が行われて以来、毎年実施してきました。東京を緑豊かな都市にするため、「緑と水」の普及啓発等に参加・貢献した個人または団体を対象に、「技術」「論文」「実施記録及び報告」「ボランティア・社会貢献活動」の4部門に分けて作品を公募し、優れた作品を表彰しています。最優秀賞受賞作品(写真:片倉城跡公園、画像提供:八王子・日野カワセミ会)入賞者および入賞作品※情報は2023年3月31日現在最優秀賞1点【論文部門】八王子・日野カワセミ会(都市公園研究委員会)「八王子市内の都市公園が野鳥の生息環境として果たしてきた役割と保全に関する提言 ~市民団体による30 年間の調査結果から~」30 年という長期にわたり八王子市内の3 公園において野鳥の生息状況を継続的に記録。鳥類の生息場所としての公園の重要性や樹林地環境との関係を明らかにしたことは高く評価できる。市民が参加しやすいマニュアルやルートの統一などの工夫も随所に見られ活用できるデータとなっている。優秀賞3点【論文部門】(1)島津 匠吾 (千葉大学 園芸学部 緑地環境学科)「都立公園における直翅目に配慮した草地の現状と適切な管理に関する研究~都立光が丘公園を例に~」直翅目(ちょくしもく)の昆虫に配慮した草地の管理方法を研究。現地でバッタ類の生息調査を実施し、生息地としての公園の効果を明らかにするだけでなく、バッタ類の生息に資する草地管理の方法を整理したことは高く評価できる。【ボランティア・社会貢献部門】(1)小金井公園桜守の会(会長:小林 満)「小金井公園でサクラを育てる!!~育成から植樹まで~」開園後70 年近くが経過し、サクラの高齢木が増加する中で、枯死したサクラの植替のため、接ぎ木の苗を育成し、公園に移植する活動を続けている。本格的に移植を初めて10 年以上350 本の移植を行っており、約60 種あるサクラのうち、38 種類以上の保存が進んでいることは高く評価される。(2)すぎなみ 炭焼き塾 くろすけ(代表:長尾 晴人)「都市公園での炭焼き体験会と公園竹林の循環再生」杉並区という都心の公園で竹林の炭焼き活動を基軸としながら、コロナ禍を機に活動5 年で培った竹垣などの技術を公園の整備に活用するなど、公園の魅力を高めている活動は高く評価される。市民参加のイベント、リーフレット作成など竹林の循環再生の普及啓発にも貢献している。奨励賞8点【論文部門】(1)板谷 俊太郎(千葉大学 園芸学部 緑地環境学科)「市街化による緑地の雨水浸透機能の変化に関する研究~石神井川中流域を対象として~」(2)高野 盛信(千葉大学 園芸学部 緑地環境学科)「オフィス街における街区公園と公開空地の利用者行動に関する研究 ~港区虎ノ門ヒルズ駅周辺を例に~」≪実施記録及び報告部門≫(1)高野 季樹(筑波大学大学院 生物学学位プログラム)「東京都立葛西臨海公園鳥類園における水生甲虫目・半翅目とその生息環境」≪ボランティア・社会貢献活動部門≫(1)金山調節池ワークショップ (代表世話人:今泉 安広)「洪水調節池における平常時の管理として、ビオトープを保全する取り組み」(2)空堀川を考える会(代表:小倉 安洋)「空堀川清掃活動を中心にした“いい川づくり”、“いいまちづくり”による持続可能社会の実現」(3)小金井公園 花の会(代表:海野 清澄)「小金井公園「花の会」(ボランティア)」(4)つくし野ビオトーププロジェクト(代表:小池 常雄)「身近な環境で子供と親が学ぶ、市民主体の体験的環境学習17 年の継続」(5)特定非営利活動法人トッピングイースト(代表:清宮 陵一)「シニアと子ども、地域をつなぐトッピングイースト花守活動「はなもりん」」ご案内東京都公園協会 緑と水の市民カレッジ事務局にて発行の「都市公園 239号」にて受賞者紹介を「都市公園240号」以降にて順次作品の詳細を掲載いたします。また、本年は上野グリーンサロン内「東京パークスギャラリー上野」にて8月2日から8月24日まで受賞作品のパネル展示をいたします。本件に関する問い合わせ先公益財団法人 東京都公園協会緑と水の市民カレッジ事務局TEL:03-5532-1346緑と水の市民カレッジについて緑と水の市民カレッジ講座緑と水に関する知識が学べる講座を実施し、多くの方々にご参加いただいています。講座はカレッジ講座教室のほか東京都内の公園や緑地、河川などのフィールドでも行っています。 みどりの図書館東京グリーンアーカイブス動植物や環境、公園、庭園、都市計画等に関する図書、雑誌だけでなく、東京を中心とした公園に関する貴重な古写真、図面などを所蔵している緑の専門図書館です。 窓口では、図書、資料探しのお手伝いをするレファレンスサービスや資料複写(有料)、図面資料等のデータ貸出を行っています。その他所蔵している貴重な資料の一部を特別公開する所蔵資料紹介コーナーを設置しています。またインターネット上から資料を検索することができます。 E-mail : green-archives@tokyo-park.or.jp HIBIYA PARK BIZ公園の中のマイルームとして、ワーク&スタディにご利用ください。緑と水の市民カレッジ開館時間内にご利用いただけます。・カウンターテーブル席(電源あり)18席・ソファ席7席・丸テーブル席6席 【開館時間】 9時~ 17時【休館日】日曜・祝日・年末年始(12月29日~ 1月3日)【住所】千代田区日比谷公園 1-5【交通】・東京メトロ丸ノ内線・千代田線・日比谷線霞ケ関駅下車B2 C1出口徒歩3分・都営地下鉄三田線内幸町駅下車徒歩 5 分・JR山手線有楽町駅下車徒歩 15分【入館料】無料【問い合わせ先】緑と水の市民カレッジ事務局TEL:03-5532-1306地図 : 緑と水の市民カレッジHP : 緑と水の市民カレッジTwitter : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月18日2023年7月15日(土)より、東京都現代美術館では、『デイヴィッド・ホックニー展』が開催される。1930年代にはポップアート運動にも参加し、60年以上にわたって美術表現の可能性を追求してきた生ける伝説ホックニーの、日本では27年ぶりとなる大規模な個展だ。2010年代には、ロンドンやパリで個展を開催し、それぞれ約60万人以上の来場者を記録するなど、未だ世界的な人気を誇るデイヴィッド・ホックニー。1937年、イングランド北部のブラッドフォードに生まれた彼は、ロンドン王立美術学校に在学中に、イギリスのポップ・アートムーヴメントを牽引し、64年、ロサンゼルスに移住すると、南カリフォルニアの陽光ふれる情景を描いた絵画で人気を博した。その後もピカソのキュビスムや中国の画巻から生み出した「フォト・コラージュ」などを考案。2019年からはフランス北西部、ノルマンディーに住み、今もなお、日々に制作に励んでいる。そんな彼の初期から新作まで約120点を紹介する同展でとくに注目したいのは、今回が日本初公開となる幅10m、高さ3.5mもの油彩画《春の到来、イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート2011》(2011年)。ホックニーの故郷、イギリスのヨークシャー東部の自然を、2010年、発売と同時に購入したタブレット型端末iPadを使って描いた「春の到来」シリーズの中の1点で、豊かな色彩感覚により、芽吹きの季節をダイナミックにとらえた会心作だ。またコロナ禍、世界中が一時停止するなか、ノルマンディー地方の自然や季節のうつろいを真摯に見つめ続けた、全長90mの大作《ノルマンディーの12か月2020-2021年》や、世界初公開となる自画像なども見逃せない。現在86歳となった巨匠の作品から、測り知れない豊かなメッセージを受け取ることができるだろう。<開催情報>『デイヴィッド・ホックニー展』会期:2023年7月15日(土)~11月5日(日)会場:東京都現代美術館企画展示室 1F/3F時間:10:00~18:00、7・8月の金曜は21:00まで(入室は閉館の30分前まで)休館:月曜(7月17日、9月18日、10月9日は開館)、7月18日(火)、9月19日(火)、10月10日(火)料金:一般2,300円、大学・65歳以上1,600円、高中1,000円展覧会公式サイト:
2023年07月13日東京・恵比寿にあるMA2 ギャラリー(MA2 Gallery)では、企画展「キオクハトキカ」を2023年7月7日(金)から7月29日(土)まで開催する。“現代アート作品×家具”の作品空間MA2 ギャラリーは、ディレクターの松原昌美がカテゴリーに関係なく良質な現代アートを選び抜き紹介しているギャラリー。企画展「キオクハトキカ」では、3人の現代アーティスト、榮水亜樹、藤堂、松原健による作品と、香川県発の家具メーカー「桜製作所」の家具を使い、“現代アート作品”と“家具”を組み合わせた作品空間を展開する。家具を提供する桜製作所は、東京都現代美術館の展示室に設置されているスツールを製作したことでも知られるメーカーだ。今回の企画展では、そんな東京都現代美術館のスツールも登場。そのほか、アメリカの家具デザイナーであるジョージ・ナカシマと桜製作所との出会いから生まれた“ナカシマデザイン”の家具が展示室に並ぶ。一方、現代アートを出品するのは、“無数の点を描く”絵画などの作品で知られる榮水亜樹、“切断した石の断面にガラスを埋め込む”といった作品を制作する藤堂、“記憶”をテーマにしたオブジェや映像作品などを展開している松原健の3名。世代の異なる3人のアーティストの作品と桜製作所の精緻な家具が織りなす独特な空間に注目だ。【詳細】企画展「キオクハトキカ」会期:2023年7月7日(金)~7月29日(土)時間:13:00~18:00会場:MA2 ギャラリー住所:東京都渋谷区恵比寿3-3-8休館日:日・月曜日、祝日 ※火曜日は事前メールアポイント制■出品作家榮水亜樹、藤堂、松原健【問い合わせ先】TEL:03-3444-1133
2023年07月09日ホテルオペレーションを行う株式会社グランクール(所在地:東京都渋谷区 代表取締役:吉田 健)は、東京都東大和市で長きに渡って営業されてきたホテルを、環境にマッチした全サイトウッドデッキ貼りのキャンプ場「CalmbaseTOKYO(カームベーストウキョウ)」としてリニューアルし、2023年7月7日(金)にオープンします。「CalmbaseTOKYO(カームベーストウキョウ)」詳細URL: エントランスゲート■店舗の特徴*都内からのアクセスが抜群新宿駅からわずか30kmという好立地で本格的なキャンプが楽しめます。都内でありながら緑豊かな環境のなかでの本格キャンプは、まるで時間を掛けて遠方へ来たかのようなリフレッシュ感を体験させてくれます。忙しい人や、女性だけのキャンプなど、移動距離を気にせずキャンプを楽しむことができます。*森の中でのサウナで整うキャンプ場にはテントサウナを設置。また、貸切の森を眺める半露天風呂もあるので、森の中での整いタイムが堪能できます。*全サイトウッドデッキで天候に左右されにくいすべてのサイトがウッドデッキ貼りのため、テントが汚れにくく雨でも快適にキャンプを楽しめます。マンション住まいの方など、テントを干すことが難しいキャンパーには嬉しい仕様です。*サービスが充実宿泊料金の他にかかるものは基本的にはありません。シャワーもお風呂もサウナも、すべて宿泊料金に含まれています。シャンプー・コンディショナー・ボディソープ・歯ブラシなどのアメニティもすべてお使いいただけます。テントをお持ちでない方、電車でお越しの方などはレンタルテントがございます(こちらは有料)。レンタルテントはNordisk Reisaシリーズやogawaオーナーロッジなどをラインナップ。憧れのギアを試すことも可能です。■店舗概要店舗名 : CalmbaseTOKYO(カームベーストウキョウ)開店日 : 2023年7月7日(金)所在地 : 〒270-0032 東京都東大和市蔵敷1-296-2アクセス: 多摩モノレール線「上北台」駅 徒歩20分営業時間: 受付業務などは9:00~21:00定休日 : 年中無休サイト数: 8サイトURL : ■会社概要商号 : 株式会社グランクール代表者 : 代表取締役 吉田 健所在地 : 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-24-6 マトリクスツービル5F事業内容: ホテル及び民泊管理受託・ホテル改装コンサルティング・ホテル売買仲介業務URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】CalmbaseTOKYOMail: cbtinfo@calmbase.net URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月07日英国のテート美術館のコレクションから「光」をテーマに作品を厳選し、18 世紀末から現代へと至るアーティストたちの約200年間に及ぶ創作の軌跡をたどる大規模な企画展が、7月12日(水)から10月2日(月)まで、東京・六本木の国立新美術館で開催される。中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランドで話題を呼んだ世界巡回展の最後を飾るのが、東京・大阪で開催される日本展だ。数えきれないほど多彩な表情を見せる「光」をどう作品に描くのか。新たな芸術表現を追求するアーティストたちは、この難解なテーマにずっと向き合ってきた。同展は、英国のテート美術館の約7万7千点以上のコレクションの中から厳選した約120点の作品によって、18世紀末から現代までの光をめぐる表現や技法の移り変わりを明らかする企画展だ。今回は、英国を代表するウィリアム・ブレイクやターナー、コンスタブルから、モネなどの印象派、そして、ブリジッド・ライリーや草間彌生ら現代アーティストまで、多彩な作品が来日。また、出品作も、絵画のみならず写真、彫刻、素描、キネティック・アート、インスタレーション、映像など多岐にわたる。同展の大きな特徴は、展示の構成を「精神的で崇高な光」や「自然の光」といった光のタイプや、「色と光」「広大な光」といった切り口で章立てすることによって、時代や地域、ジャンルを超えて「光の作品」を俯瞰する会場構成が行われることだ。テーマごとの多様な光の作品群が空間の中で相互に呼応するような、これまでにない鑑賞体験ができるという。同展のもうひとつの見どころは、約120点のうち、ターナーの傑作を含むおよそ100点が日本初出品だということ。また、国際巡回展の最終会場となる日本では、エドワード・バーン=ジョーンズ、マーク・ロスコなど、人気作家による12点が特別出品される。ゲルハルト・リヒター《アプストラクト・ペインティング(726)》は日本初出品かつ日本特別出品作だ。光に包まれる体験ができる大型のインスタレーション作品にも注目したい。ジェームズ・タレルやオラファー・エリアソンの作品は、いずれも日本初公開。18世紀末から19世前半のロマン派の画家たちから新たな視覚体験をもたらす現代美術家まで、様々なアーティストたちがどのように光の特性とその輝きに魅了されてきたのか、その多彩な表現を目のあたりにする貴重な機会となるだろう。<開催情報>『テート美術館展光— ターナー、印象派から現代へ』会期:2023年7月12日(水)〜10月2日(月)会場:国立新美術館 企画展示室2E時間:10:00〜18:00、金土は20:00(入場は閉館30分前まで)休館日:火曜料金:一般2,200円、大学1,400円、高校1,000円※2023年7月15日(土)~17日(月・祝)は高校無料 (要学生証提示)※2023年10月26日(木)~2024年1月14日(日)まで大阪中之島美術館へ巡回公式サイト:
2023年07月05日ふくやま書道美術館で、夏の所蔵品展2「日本の書画 ー幕末から現代」を開催しますふくやま書道美術館(広島県福山市)では、個性豊かな近現代の日本書画をテーマにした”夏の所蔵品展2「日本の書画 ー幕末から現代」”を7月7日から開催します。展覧会名夏の所蔵品展2「日本の書画 ―幕末から現代」会期2023年7月7日(金曜日)~8月20日(日曜日)開館時間午前9時30分~午後5時休館日月曜日※ただし、7月17日(月曜日・祝日)と8月14日(月曜日)は開館、7月18日(火曜日)は休館。会場ふくやま書道美術館 常設展示室・展示室観覧料一般150円(120円)、高校生以下無料※( )内は有料20名以上の団体料金概要幕末から明治初期の書道は西洋文化の流入により沈滞していましたが、1880年(明治13)に来日した楊守敬(ようしゅけい)がもたらした未知の文字資料によって活気づきます。大正期には一変して仮名書道が発展し、昭和へと受け継がれました。以降現代まで書を専門に研究する書家たちによって漢字・仮名書道ともに大いに発展してきました。本展では、幕末の歌人 大田垣蓮月尼、勝海舟など幕末の三舟、異色の文人画家 富岡鉄斎、明治を代表する書家 中林梧竹・巌谷一六・日下部鳴鶴、日本画家 橋本関雪などの書に、現代書道界において指導的な立場であった書家たちの書や文房具等を加えた約87点を展観し、個性豊かな近現代の日本の書画を紹介します。詳細は、以下のリンク先をご確認ください。夏の所蔵品展2「日本の書画 -幕末から現代」 - 福山市ホームページ : 福山市について福山市(市長:枝広 直幹)は、瀬戸内海沿岸のほぼ中央、広島県の東南部に位置し、高速道路網のアクセスが良く新幹線「のぞみ」も停まる、人口約46万人の拠点都市です。福山市には四季折々の美しさを見せる自然、温暖な気候、海・山・川から得られる恵みがあります。100万本のばらが咲き誇る「ばらのまち」としても知られ、潮待ちの港として栄え日本遺産に認定された景勝地「鞆の浦」や、JR福山駅の新幹線ホームから見え、2022年に築城400年を迎えた「福山城」、2つの国宝をもつ寺院「明王院」などの名所があります。産業としては、鉄鋼業や繊維産業など多様な製造業が集積し、ものづくりのまちとして発展してきました。デニム生地は、世界のハイブランドにも活用されるなど高い品質が評価されています。福山市ホームページ トップページ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月04日派手なメイクとキラキラのドレスで女装して踊ったり口パクなどのパフォーマンスを行うドラァグクイーン。東京都現代美術館で行われる子どもへ絵本の読み聞かせに賛否の声、多様性とは何だろうか?SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするICTスタートアップのPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は2023年7月1日、新イシュー「多様性は社会の豊かさか?ドラァグクイーンによる絵本の読み聞かせをどう思う?」についてSurfvoteで意見投票を開始しました。 ■多様性とは何だろう?7月23日(日)東京都現代美術館で、3歳から8歳の子どもに向けたドラァグクイーンによる絵本の読み聞かせが開催されますが、ネット上ではこの取り組みについて賛否両論です。反対意見には、昨今特に議論されている性自認やジェンダーの問題について誤解や混乱を招く恐れがあることや、子どもたちに対する影響など様々な観点から懸念する意見があります。一方で賛成意見には、多様なテーマを取り扱う現代美術館でこのような取り組みを行うことの意義や価値について評価する意見があります。また反対意見には、ドラァグクイーンに対する誤解に起因したものもあり、私たちは正しい情報に基づいて判断する必要があります。いずれにしても、社会は子どもたちが公正に自己理解と他者理解を行うことのできる環境を整える必要があるのではないでしょうか。海外でのイメージSurfvoteとは?当社が提供するSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家にも執筆のご協力をいただき発行しています。投票結果はイシューの内容に応じて、適宜関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。各イシューで投票・コメントしていただいた1人1人の意見を大切に扱い、社会を前進させるために寄与したいと考えています。 Polimill株式会社Polimill株式会社は目的特化型SNS【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題に特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月03日展覧会「日本近現代ガラスの源流」が、富山市ガラス美術館にて、2023年7月8日(土)から10月9日(月・祝)まで開催される。日本の近現代ガラス芸術の源流を探る明治以降、国内では洋式ガラスの普及に伴い、幅広いガラス製品が生産されるようになる中、芸術としてのガラス地位向上に努め、独自の表現を追求する作家は次第に増えていった。1950年代から1970年代にかけてはガラス会社に所属する多くのデザイナーが、プロダクト・デザインと美術工芸作品の両方を手掛けて活躍するようになる。一方、会社には所属せずに、工場と職人を借りる「壺借り」という方法で制作を行う作家や、ガラス会社を経て個人の窯を築く作家も現れる。展覧会「日本近現代ガラスの源流」では、1870年代から1970年代前半までのおよそ100年の動きを追いつつ、各時代、各作家の重要作品と関連資料を展示。作品を通して、日本のガラス芸術がどのように切り拓かれてきたのか、日本の近現代ガラス芸術の源流を探る。本展では、それぞれの作家による想像性豊かな作品の数々が見どころのひとつ。たとえば、日本の近現代ガラス芸術の先駆者とも言える岩田藤七は、溶けたガラスに息を吹き込む「吹きガラス」による表現を、またもうひとりの先駆者である各務鑛三は、ガラス表面を削って加飾する「グラヴィール」や「カット」によって、自身の創造性を作品に落とし込んだ。展覧会概要企画展「日本近現代ガラスの源流」会期:2023年7月8日(土)~10月9日(月・祝)会場:富山市ガラス美術館2・3階 展示室1~3住所:富山県富山市西町5-1開場時間:9:30~18:00(金・土曜日は20:00まで、入場は閉場の30分前まで)休館日:第1・3水曜日(ただし8月16日(水)は開場、8月23日(水)は閉場)観覧料:一般 1,200円(1,000円)、大学生 1,000円(800円)※( )内は20名以上の団体※本展観覧券で常設展も観覧可※前売券取り扱いは一般 1,000円のみ※無料観覧の対象は、高校生以下、富山市に住所登録がある70歳以上、お出かけ定期券またはシルバーパスカ提示の65歳以上、身体障がい者手帳、療育手帳、または精神障がい者保健福祉手帳提示者及びその介助者(1名)、団体引率者■出展作品・作家岩城滝次郎、小林菊一郎、岡本一太郎、明治~昭和初期の氷コップ・醤油差し等、松浦玉圃、岩田藤七、各務鑛三、明道長次郎、高木茂、降旗正男、淡島(小畑)雅吉、佐藤潤四郎、青野武市、各務満、各務クリスタル製作所、岩城硝子工藝部、小川雄平、小柴外一、吉田丈夫、佐々文夫、竹内傳治、佐々木硝子株式会社、株式会社保谷硝子、船越三郎、菅澤利雄、岩田久利、岩田糸子、岩田工芸ガラス株式会社、藤田喬平、益田芳徳、小谷眞三、舩木倭帆、他(展示導線順、会社名は展示作品・資料の制作当時)【問い合わせ先】富山市ガラス美術館TEL:076-461-3100
2023年06月29日認定NPO法人 芸術と遊び創造協会運営 東京おもちゃ美術館(本部所在地:東京新宿区、館長:多田 千尋)と、株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツ(本社:東京都港区、代表取締役:大竹 健)は、日本におけるマスターライセンス権を持つ「The World of Beatrix Potter(TM)/Peter Rabbit(TM)」と、木育の普及を推進し、郷土の自然や文化と遊びが融合する全国12か所の「おもちゃ美術館」とのコラボレーションを発表します。このコラボレーションは、ピーターラビット(TM)の“Friend to Nature~ピーターラビットの暮らす自然がいつまでも守られますように~”というメッセージと、おもちゃ美術館の“木の文化を継承し、自然を大切にする心を育て次世代につなげていく”という木育への理念が共感しあい、東京おもちゃ美術館はじめ、全国の「姉妹おもちゃ美術館」12館において、実現するものです。地域の子供たちやファミリーに向け、ピーターラビットのふれあいグリーティングや、絵本『ピーターラビットのおはなし』シリーズの紙芝居、木の素材を用いたワークショップなどを通じて“Friend to Nature”の想いを伝えます。イベントキービジュアル東京おもちゃ美術館内イメージ■コラボレーションイベント「自然となかよし ピーターラビット(TM)」の概要ピーターラビット(TM)が登場するふれあいイベントの他、絵本『ピーターラビットのおはなし』シリーズの紙芝居や、木の魅力を体感する木育イベントとして、さまざまな樹種の形の違う端材を使った「木のペンダントづくり」のワークショップを各館リレー形式で開催。木のペンダントは、ピーターラビットのスタンプをあしらった自分だけのオリジナル。小さなお子様が、木の香りに包まれながら、自然や森に興味を抱くきっかけとなるような、楽しい体験の場をピーターラビット(TM)がお手伝いします。●全国おもちゃ美術館での「自然となかよし ピーターラビット(TM)」日程・福岡おもちゃ美術館(福岡県) :2023年7月8日(土)~14日(金)・東京おもちゃ美術館(東京都) :2023年7月22日(土)~28日(金)・檜原森のおもちゃ美術館(東京都) :2023年9月20日(水)~26日(火)・やんばる森のおもちゃ美術館(沖縄県):2023年10月28日(土)~11月3日(金)・木曽おもちゃ美術館(長野県) :2023年11月11日(土)~19日(日)・讃岐おもちゃ美術館(香川県) :2023年11月23日(木)~29日(水)・徳島木のおもちゃ美術館(徳島県) :2023年12月4日(月)~12月10日(日)・焼津おもちゃ美術館(静岡県) :2023年12月21日(木)~25日(月)・那賀町山のおもちゃ美術館(徳島県) :2024年1月30日(火)~2月4日(日)・佐川おもちゃ美術館(高知県) :2024年2月10日(土)~16日(金)・長門おもちゃ美術館(山口県) :2024年2月23日(金)~27日(火)・花巻おもちゃ美術館(岩手県) :2024年3月14日(木)~19日(火)※夏休み以降も、順次全国のおもちゃ美術館でイベントを開催いたします※スケジュールは、予告なく、変更になる場合がございます。※各美術館の休館日やイベント詳細など、最新情報は、各館のHPにてご確認ください。全国おもちゃ美術館に関する情報サイトは、 をご覧ください。■おもちゃ美術館とは日本初のおもちゃ美術館は、1984年に中野から始まり、2008年には閉校となった旧四谷第四小学校校舎へ移転「東京おもちゃ美術館」として開館しました。運営は、認定NPO法人芸術と遊び創造協会。「人間が初めて出会うアートはおもちゃである」という理念の基、「芸術」と「遊び」、「おもちゃ」によって親子などの多世代交流を促す活動を推進しています。館内には、国産材を活用した良質な木製玩具や海外100カ国、約15万点におよぶ玩具が所蔵展示され、木育空間「おもちゃのもり」や0歳児のはじめてのお出かけ場所「赤ちゃん木育ひろば」など、実際に手に取り遊ぶことで自然と仲良くなれる体験型美術館です。2023年7月に、佐川おもちゃ美術館(高知県)が新たに開館し、全国のおもちゃ美術館は、南は沖縄から北は岩手県まで全12館となります。各館は地域性を活かした唯一無二の美術館として親しまれています。全国おもちゃ美術館特設サイト: (東京)赤ちゃん木育ひろば(讃岐)ごっこ遊び■「Friend to Nature」とはピーターラビット(TM)の作者ビアトリクス・ポターは、“サステナブル”の言葉が広まる、100年以上も前から自然保護への関心が強く、絵本の印税でピーターラビットの舞台、イギリス・湖水地方の土地を購入し、自然保護団体に4,300エーカーをこえる土地を寄贈するなど、絵本のままの風景も守りました。彼女の愛した美しい風景は、今も変わらぬ姿で残されています。そんな作者の自然を愛する想いを「Friend to Nature」という言葉に込めて、ピーターたちの暮らす絵本のような自然が、いつまでも守られるよう取り組んでいます。“Friend to Nature”特設サイト ■ビアトリクス・ポター(TM)/ピーターラビット(TM)について作者ビアトリクス・ポターは1866年7月、ロンドンで生まれました。『ピーターラビットのおはなし』は、1893年に知人の病気の息子、ノエル少年に送った「絵手紙」から誕生した物語です。1901年、自身で『ピーターラビットのおはなし』の私家版を出版。1902年には絵に色を付けてフレデリック・ウォーン社から出版され、最終的には23冊の絵本を世に送り出します。ロンドンから自然豊かな湖水地方に拠点を移し、晩年は牧羊と自然保護活動に力を注ぎました。彼女が実際に暮らし、絵本にも描かれたヒルトップ農場はナショナル・トラストにより今も当時のままの姿で保存されており、世界中からピーターラビット(TM)を愛する多くのファンが訪れています。この絵本シリーズは世界110ヶ国48ヶ国語にて発行され、累計発行部数2億5000万部以上の世界的ベストセラーとなっています。2022年には『ピーターラビットのおはなし』出版120周年を迎え、さまざまなアニバーサリーイベントが全国で開催されています。ピーターラビット(TM)日本公式サイト ピーターラビット(TM)日本公式サイト“Friend to Nature”特設サイト ピーターラビット(TM)日本公式Instagram「ピーターラビット(TM)のいる暮らし」 ●ご掲載に関してのお願い下記のクレジットを表記ください。BEATRIX POTTER(TM) (C) Frederick Warne & Co.,2023(TM)が表示されない場合BEATRIX POTTER(TM) (C) Frederick Warne & Co.,2023 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月26日東京都写真美術館では、展覧会「TOPコレクション何が見える?『覗き見る』まなざしの系譜」を、2023年7月19日(水)から10月15日(日)まで開催する。「覗き見る」ことに着目した作品を紹介「TOPコレクション」展は、東京都写真美術館の収蔵作品を多様な視点から紹介する展覧会。今回は、「覗き見る」ことをテーマに、「覗き見る」ことを可能にした装置と、それによって生み出されたイメージ、さらには「覗き見る」ことからイマジネーションを広げた作家たちの多様な表現を紹介する。ファインダーを覗き込み、写真や映像を撮影するカメラは、まさに「覗き見る」装置だ。18~19世紀のヨーロッパでは、カメラの原型となったカメラ・オブスクラの構造を利用し、箱の中の景色を楽しむピープショーが流行した。また日本においても、江戸時代に「のぞきからくり」や「覗き眼鏡」が流行する。このほか、顕微鏡や望遠鏡などの科学的な装置、ステレオスコープのような立体視のための装置、動く絵を生み出す装置など、覗き見る装置のバリエーションは多岐にわたる。第1章から第4章では、それら歴史的収集品を展覧する。会場では、当時の貴重な装置を実際に体験できるレプリカを交えながら展示するほか、それらの装置で使用されていた絵や写真も多数紹介することで、各時代の社会や文化、歴史にも触れることのできる展覧会となっている。受け継がれる「覗き見る」まなざし電子機器の発展により液晶モニターやディスプレイを見ながら撮影をすることが増え、「覗き見る」行為は減ったかのように思える現代においても、「覗き見る」まなざしの系譜は受け継がれている。現代では、ひとり1台カメラ付きのスマートフォンを持ち、気軽にカメラをお互いに向けあうことでき、「覗き見る」ことで受ける恩恵と、意図せず覗き見られる対象となる危うさが共存する。第5章では、「覗き見る」行為のあり方を奈良原一高、オノデラユキ、出光真子、伊藤隆介の4名の現代作家たちの作品を通して考えることができる。展覧会概要「TOPコレクション 何が見える?『覗き見る』まなざしの系譜」会期:2023年7月19日(水)~10月15日(日)会場:東京都写真美術館 3F 展示室住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内開館時間:10:00〜18:00(木・金曜日は20:00まで)※入館は閉館30分前まで休館日:月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌平日)観覧料:一般 700円、大学・専門学校生 560円、中学生・高校生・65歳以上 350円※小学生以下、都内在住・在学の中学生、障がい者手帳の所持者および介護者(2名まで)は無料■出品点数267点(予定)※会期中に1回展示替えあり■出品予定作家ウィリアム・ベンジャミン・カーペンター、ロール・アルバン=ギヨー、エドワード・マイブリッジ、エティエンヌ=ジュール・マレー、ハロルド・ユージン・エジャートン、奈良原一高、オノデラユキ、出光真子、伊藤隆介【問い合わせ先】東京都写真美術館TEL:03-3280-0099
2023年06月22日